JP2538404Y2 - 自動車用電動アクチュエータのブリーザ構造 - Google Patents

自動車用電動アクチュエータのブリーザ構造

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JP2538404Y2
JP2538404Y2 JP8893391U JP8893391U JP2538404Y2 JP 2538404 Y2 JP2538404 Y2 JP 2538404Y2 JP 8893391 U JP8893391 U JP 8893391U JP 8893391 U JP8893391 U JP 8893391U JP 2538404 Y2 JP2538404 Y2 JP 2538404Y2
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JP
Japan
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breather
casing
cap
cover
fitting portion
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Application number
JP8893391U
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JPH0532745U (ja
Inventor
正彦 朝倉
秀彦 安斉
英 竹本
康則 野呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Mitsuba Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Mitsuba Corp
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用電動アクチュ
エータの通気通路を形成するためのブリーザ構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電動モータは、湿気によってリークし易
くなるなど極度に水分を嫌うため、これを内蔵するケー
シングは可及的に浸水し難い構造をとることが望まし
い。ところが、例えばオートクルーズコントロール装置
に用いられるような電動モータが組込まれたアクチュエ
ータは、作動中に自己発熱することから、呼吸作用を行
わせるために何らかの通気手段が不可欠であり、そのケ
ーシングを完全密封することは実質的に不可能である。
【0003】このような事情を勘案し、電動モータが組
込まれたアクチュエータに於いては、ケーシングの最下
底に通気口を設け、さらにその通気口に長いチューブを
取付け、そのチューブを浸水の虞れのない部位にまで引
回す構造が一般的に採用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構造は、ある程度長いチューブが必要なために材料費
が嵩みがちとなる上、アクチュエータの位置によっては
チューブの引回しが困難となる場合もあり、製造工程の
繁雑化を招く不都合があった。
【0005】本考案は、このような従来技術の不都合を
改善するべく案出されたものであり、その主な目的は、
長いチューブを引回す必要がなく、コンパクトに構成す
ることができるように改良された自動車用電動アクチュ
エータのブリーザ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、電動駆動装置を含むアクチュエータを収容
するケーシング内部の通気を行うためのブリーザ構造と
して、ケーシング内に連通するブリーザ開口に嵌着され
る嵌合部と、ケーシングの外面に対向して開口しかつ嵌
合部に隣接して形成されたブリーザ導入部と、該ブリー
ザ導入部と嵌合部との間を互いに連通する連通孔とを有
するブリーザキャップをケーシングに取付けると共にケ
ーシングの全体をカバーにて覆うことにより、カバーの
内面とブリーザキャップの外面との間、ブリーザ導入部
の開口端とケーシングの外面との間、及びブリーザキャ
ップ内に、これらが互いに協働する迷路状の通気経路が
郭成される構成とすることによって達成される。
【0007】
【作用】このような構成によれば、ケーシングと、カバ
ーと、ブリーザキャップとが互いに協働し、紆余曲折し
た迷路状の通路がコンパクトに形成される。
【0008】
【実施例】以下に本考案の構成を添付の図面に示された
具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1及び図2は、本考案が適用された電動
式クルーズコントロール用アクチュエータの全体を示し
ている。このアクチュエータ1は、駆動用半円シーブ2
に巻かれたコントロールケーブル3を牽引することによ
ってスロットル弁(図示せず)を遠隔操作するためのも
のであり、電動モータ・減速機・電磁クラッチなど(図
示せず)を共通のケーシング4内に収容してなり、合成
樹脂材からなる箱状のカバー5と、車体に対する取付け
ステーを兼ね、かつカバー5の底部開口面を塞ぐように
設けられた金属板の底板6とによってその全体が覆われ
ている。
【0010】ケーシング4の側面の図1に於ける左下の
隅部には、ブリーザニップル7が側方へ突設されてい
る。このブリーザニップル7には、本考案のブリーザキ
ャップ8が取付けられる。
【0011】ブリーザキャップ8は、図3に示すよう
に、エラストマ材を金型成形してなり、ブリーザニップ
ル7に嵌着される有底の筒状部9と、この筒状部9と同
一方向を向く面が開放された箱状部10とを接続してな
っている。これら筒状部9と箱状部10との接続部に
は、連通孔11が設けられている。
【0012】箱状部10は、その内部が上下2段に仕切
り板12で分割されている。そしてこの仕切り板12の
開口側端縁の箱状部10の側壁内面に接続する部分は一
部切除され、切欠部13が形成されている。
【0013】筒状部9の開口端側の外周面の上側には、
ケーシング4の側面に於けるブリーザニップル7の付け
根に隣接する位置に設けられた突起14を把持するよう
に一対の把持片15が形成されており、ブリーザニップ
ル7に対するブリーザキャップ8の取付け時の周方向位
置決めが為されるようになっている。尚、突起14は、
ブリーザニップル7の外周面に対向して庇状に設けられ
た水滴防護壁16の内面に突設されている。
【0014】箱状部10の下面には、3本のリブ17が
形成されている。また底板6の内面には、このリブ17
の端部に当接してブリーザキャップ8の抜け止めを行う
ためのビード18が突設されている。
【0015】さて、カバー5の開口は底板6で塞がれる
が、特にシールは為されていないため、カバー5の内外
を空気が実質的に自由に流通し得る状態にある。
【0016】他方、ケーシング4自体は略密封されてお
り、基本的にはブリーザニップル7の開口を介してのみ
内外気が流通し得るようになっている。そして通気は、
互いに対向するブリーザキャップ8の箱状部10の開口
端とケーシング4の側壁面との間を経て、仕切り板12
で仕切られた箱状部10の下段〜切欠部13〜連通孔1
1〜筒状部9〜ブリーザニップル7の中心孔、とこの順
に流れることとなる。
【0017】ここで水飛沫などはカバー5及び底板6に
よって概ね遮られるが、よしんばカバー5内に水滴が侵
入したとしても、ブリーザニップル7の中心孔に至るま
でには上記した紆余曲折した経路を経ねばならないた
め、ケーシング4の内部にまで水滴が侵入する虞れはほ
ぼ皆無にすることができる。
【0018】
【考案の効果】このように本考案によれば、比較的小さ
いブリーザキャップを用いて容易にブリーザ通路に紆余
曲折した迷路状の経路を与えることが可能となることか
ら、ブリーザチューブなどの比較的大きな長さを必要と
する部品を用いることなくケーシングを極めて浸水し難
い構造とすることができる。従って、材料費を削減し、
かつ製造工程を簡略化するうえに多大な効果を奏するこ
とができる。しかも、カバー外面への突出物を皆無にす
ることができるため、車体に搭載する際のレイアウト上
の制約をも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたオートクルーズコントロー
ルユニットのカバーを一部切除して示す側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】ブリーザキャップの単体斜視図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2 駆動用半円シーブ 3 コントロールケーブル 4 ケーシング 5 カバー 6 底板 7 ブリーザニップル 8 ブリーザキャップ 9 筒状部 10 箱状部 11 連通孔 12 仕切り板 13 切欠部 14 突起 15 把持片 16 水滴防護壁 17 リブ 18 ビード
フロントページの続き (72)考案者 竹本 英 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社 本田技術研究所内 (72)考案者 野呂 康則 群馬県桐生市広沢町一丁目2681番地 株 式会社三ツ葉電機製作所内 (56)参考文献 実開 昭62−147761(JP,U) 実開 平2−48644(JP,U) 実開 昭53−72053(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動駆動装置を含むアクチュエータを収容
    するケーシング内部の通気を行うためのブリーザ構造で
    あって、 前記ケーシング内に連通するブリーザ開口に嵌着される
    嵌合部と、前記ケーシングの外面に対向して開口しかつ
    前記嵌合部に隣接して形成されたブリーザ導入部と、該
    ブリーザ導入部と前記嵌合部との間を互いに連通する連
    通孔とを有するブリーザキャップを前記ケーシングに取
    付けると共に、前記ケーシングの全体をカバーにて覆う
    ことにより、 前記カバーの内面と前記ブリーザキャップの外面との
    間、前記ブリーザ導入部の開口端と前記ケーシングの外
    面との間、及び前記ブリーザキャップの内部に、これら
    が互いに協働する迷路状の通気経路が郭成されることを
    特徴とする自動車用電動アクチュエータのブリーザ構
    造。
JP8893391U 1991-10-03 1991-10-03 自動車用電動アクチュエータのブリーザ構造 Expired - Lifetime JP2538404Y2 (ja)

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JP8893391U JP2538404Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 自動車用電動アクチュエータのブリーザ構造

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0532745U JPH0532745U (ja) 1993-04-30
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ID=13956698

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5724337B2 (ja) * 2010-12-03 2015-05-27 日本精工株式会社 エンジンルーム用直動アクチュエータ、並びにこれを備えた無段変速機および自動車

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JPH0532745U (ja) 1993-04-30

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