JP2538299Y2 - 陳列什器の支柱への側板取付構造 - Google Patents

陳列什器の支柱への側板取付構造

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JP2538299Y2 JP8710090U JP8710090U JP2538299Y2 JP 2538299 Y2 JP2538299 Y2 JP 2538299Y2 JP 8710090 U JP8710090 U JP 8710090U JP 8710090 U JP8710090 U JP 8710090U JP 2538299 Y2 JP2538299 Y2 JP 2538299Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、商品を陳列する陳列什器において、支柱
下部に配置される側板の支柱への取付構造に関する。
〈従来の技術〉 従来、陳列什器の側板を支柱に取り付ける構造として
は、第11図に示すものがあつた(実開昭48−46596号公
報参照)。
この陳列什器では、支柱1を四角筒状として、その下
部において、上下に二つの組付孔2・3が形成されてい
る。また、支柱1の組付孔2・3間には、挿入孔4が形
成されている。
一方、側板5には、支柱1側に溶着される固着板8が
配設されている。
固着板8には、その上下に、水平方向に突出する元部
6a・7aと、元部6a・7a先端から下方へ延びる鉤部6b・7b
と、を備えて、それぞれ支柱1の組付孔2・3に係止さ
れる係止突起6・7が形成されている。また、固着板8
には、貫通孔8cをそれぞれ備えた二つの舌片8a・8bが形
成され、二つの舌片8a・8b間には、ストツパピン9が配
設されている。
このストツパピン9は、一方の舌片8aとストツパピン
9に固定された鍔部9aとの間に圧縮コイルばね10が配設
されて、支柱1側に付勢されて突出している。なお、こ
のストツパピン9の支柱1側への突出は、他方の舌片8b
に鍔部9aが当接することにより規制される。また、この
ストツパ9は、係止突起6・7を組付孔2・3周縁に係
止させた後に、係止突起6・7が外れることを防止する
ために使用されるものである。
そして、支柱1への側板5の取り付けは、上下の係止
突起6・7を上下の組付孔2・3の上部側から挿入して
下方へ移動させ、各鉤部6b・7bを各組付孔2・3におけ
る支柱1の内周面側の周縁に係止させるとともに、スト
ツパピン9を挿入孔4へ挿入させて行なつていた。
また、側板5の支柱1からの取り外しは、支柱1の背
面側からドライバー等を差し込んで、ストツパピン9を
コイルばね10の付勢力に抗して押し下げ、側板5を上方
へずらした後、上下の係止突起6・7を各組付孔2・3
から引き抜くように、側板5を引いて、行なつていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、従来の取付構造では、固着板8に舌片8a・8b
を設けるとともに、それらの舌片8a・8b間にストツパピ
ン9やコイルばね10を設け、固着板8を側板5に固着さ
せる必要があり、構成部品点数が多くなることとあいま
つて、製造工数・製造コストを増大させていた。
また、側板5を取り付けて陳列什器を組み立てた後、
支柱1前部に組み付けた棚受に重量物を陳列した場合に
は、支柱1が前方へ倒れる力を受け、側板5が陳列什器
の設置面から上方へ向かう反力を受けることとなる。そ
して、その反力は、側板5を支柱1から外そうとして、
ストツパピン9に作用することとなるため、そのストツ
パピン9が破損し易くなり、側板5の支柱1への取付強
度が弱かつた。
さらに、支柱1から側板5を取り外す際には、支柱1
内に隠れたストツパピン9をドライバー等で押し下げる
必要があり、取り外し作業に手間取つていた。
この考案は、上述の課題を解決するものであり、構成
部品点数を低減でき、製造工数・製造コストを抑えるこ
とができるとともに、側板の支柱への取付強度を向上さ
せることができ、また、側板を支柱から容易に取り外す
ことができる陳列什器の支柱への側板取付構造を提供す
ることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この考案に係る取付構造は、筒状の支柱における下部
の上下に二つの組付孔が形成され、 側板端面の上下に、それぞれ、水平方向に突出する元
部と、該元部先端から上下方向に屈曲して延びる鉤部
と、を備える係止突起が形成され、 該上下の係止突起をそれぞれ前記上下の組付孔における
支柱内周面側の周縁に係止させて前記側板を前記支柱へ
取り付ける陳列什器の支柱への側板取付構造において、 前記側板の下係止突起が、鉤部を元部先端から下方へ
屈曲させるとともに、鉤部の上下方向の幅寸法を前記支
柱における下組付孔の上下方向の幅寸法より小さくし
て、前記下係止突起を回転させつつ前記下組付孔に挿入
させて鉤部を前記下組付孔の支柱内周面側の下部周縁に
係止させるように形成され、 前記支柱の上組付孔が、前記上係止突起の鉤部の上下
方向の略幅寸法分開口して、前記下係止突起の鉤部にお
ける前記下組付孔の支柱内周面側の下部周縁への係止時
に前記上係止突起の鉤部を挿入可能な鉤部挿入孔と、該
鉤部挿入孔の側方で前記上係止突起の元部の上下方向の
略幅寸法分開口して、前記下係止突起の鉤部における前
記下組付孔の下部周縁への係止を維持した状態で前記側
板を側方へ移動させた際に、周縁を前記上係止突起の鉤
部に係止させる元部挿入孔と、から形成され、 前記支柱の下組付孔が、前記側板の側方への移動時
に、前記下係止突起の鉤部における前記下組付孔の下部
周縁への係止を維持した状態で、前記下係止突起の元部
を移動可能とする大きさに形成され、 前記支柱の内周面側において、前記上組付孔の元部挿
入孔を開口させた状態で前記鉤部挿入孔を塞ぐように付
勢する板ばねが配設されていることを特徴とする。
〈考案の作用・効果〉 この考案に係る取付構造では、側板を支柱へ取り付け
る際、側板の下係止突起を回転させつつ下組付孔へ挿入
させ、その下係止突起の鉤部を下組付孔の支柱内周面側
の下部周縁に係止させるとともに、上係止突起の鉤部
を、板ばねを撓ませつつ、支柱の上組付孔の鉤部挿入孔
内へ挿入させる。その後、側板を側方へ移動させ、上係
止突起の元部を支柱の上組付孔の元部挿入孔へ移動させ
て、上係止突起の鉤部を上組付孔における元部挿入孔の
支柱内周面側の周縁に係止させる。すると、板ばねから
上係止突起の鉤部がずれて、板ばねが上組付孔の鉤部挿
入孔を塞ぐため、その板ばねの側面に上係止突起の鉤部
が規制され、上係止突起が元部挿入孔側から鉤部挿入孔
側へ移動することを板ばねによつて防止され、側板を支
柱から外れることなく取り付けることができる。
なお、下組付孔は、上係止突起の鉤部を鉤部挿入孔か
ら元部挿入孔側へ移行させるように、側板を側方に移動
させても、下係止突起の鉤部における下組付孔の下部周
縁への係止を維持した状態で下係止突起の元部を移動可
能とする大きさに形成されている。そのため、下係止突
起の鉤部が、側板を移動させても、下組付孔の周縁を係
止することとなる。
そして、側板を取り付けて陳列什器を組み立てた後、
支柱前部に組み付けた棚受に重量物を陳列し、側板が陳
列什器の設置面から上方へ向かう反力を受けても、その
反力は、板ばねでなく、上下係止突起に作用するため、
従来のストツパピンを設けた場合に比べて、側板の取付
強度を向上させることができる。
また、側板取付後、側板を支柱から取り外す場合に
は、上組付孔の鉤部挿入孔からドライバー等を挿入して
板ばねを撓ませ、上係止突起の鉤部を、元部挿入孔から
鉤部挿入孔へ移動させ、その鉤部挿入孔から引き抜き、
下係止突起を回転させつつ下組付孔から引き抜けば、側
板を支柱から取り外すことができる。
したがつて、この考案に係る取付構造では、従来のよ
うに側板に固着させる固着板に舌片を設けてストツパピ
ンやコイルばねを設けなくとも、側板に上・下係止突起
を設け、支柱に上・下組付孔を設ける他、単に支柱内周
面側の所定位置に板ばねを設ける構成だけで、側板を支
柱に取り付けることができるため、構成部品点数を低減
させることができるとともに、製造工数・製造コストを
抑えることができる。
また、この考案に係る取付構造では、取付後の側板の
取付強度を向上させることができるとともに、支柱から
側板を取り外す際に、支柱の正面側から板ばねを撓ませ
て側板を取り外すことができ、側板の取り外し作業を容
易に行なうことができる。
〈実施例〉 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
実施例の陳列什器では、第9・10図に示すように、3
枚の側板15(15A・15B・15C)が、上下方向に配設され
る3本の支柱11(11A・11B・11C)の下部における正面
側にそれぞれ取り付けられている。
各支柱11A・11B・11Cは、第1〜3図に示すように、
四角筒状の板金から形成され、その下部の正面側には、
略縦長長方形状に開口する組付孔12・13が上下に形成さ
れている。
なお、陳列什器の左右両側の外側に配置される支柱11
A・11Cは、その外側面に位置する部位にフランジ部11a
が形成され、そして、両者は同一部材であり、第1図に
示す支柱11Aの背面側にも上下組付孔12C・13Cが形成さ
れており(第6図参照)、それらの組付孔12C・13Cが、
第3図に示す支柱11Cの正面側に表れている。
各側板15A・15B・15Cは、第1〜3図に示すように、
前後方向に延びる板状の板金から形成され、それぞれの
後部には、水平方向に後方へ突出する元部16a・17aと、
元部16a・17aから上下方向に屈曲して延びる鉤部16b・1
7bと、を備える上下の係止突起16(16A・16B・16C)・1
7(17A・17B・17C)が形成されている。
なお、各上係止突起16の鉤部16bは、元部16aから上方
へ屈曲して延び、各下係止突起17の鉤部17bは、元部17a
から下方へ屈曲して延びている。
そして、各支柱11A・11B・11Cの上組付孔12A・12B・1
2Cは、各側板を斜めの状態にして、各側板15A・15B・15
Cの上係止突起16の鉤部16bを挿入できるように、それぞ
れ斜めに形成された鉤部挿入孔12aを備えており、それ
ぞれの鉤部挿入孔12aの上下方向の幅寸法X1を各鉤部16b
の上下方向の幅寸法Y1と略等しくしている。
さらに、各上組付孔12A・12B・12Cには、鉤部挿入孔1
2aの側方に、元部挿入孔12bが形成されている。そし
て、鉤部16bを挿入した後に各側板を鉛直方向に立てた
際、各側板15A・15B・15Cの上係止突起16の元部16aを挿
入させて各係止突起16の鉤部16bを支柱内周面側の上部
周縁に係止できるように、それぞれの元部挿入孔12bの
上下方向の幅寸法X2は、各元部16aの上下方向の幅寸法Y
2と略等しくしている。なお、この元部挿入孔12bは、支
柱11Aは、鉤部挿入孔12aの左側に形成され、支柱11B・1
1Cでは、鉤部挿入孔12aの右側に形成されている。
また、支柱11Aの下組付孔13Aは、側板15Aの下係止突
起17Aを斜めの状態で挿入できるように、右側内周面を
傾斜させており、支柱11B・11Cの下組付孔13B・13Cも同
様に、各側板15B・15Cの下係止突起17B・17Cを斜めに挿
入できるように、左側内周面を傾斜させている。
そして、各側板の下係止突起17A・17B・17Cは、鉤部1
7bの上下方向の幅寸法Y3を各支柱における下組付孔13A
・13B・13Cの上下方向の幅寸法X3より小さくして、下係
止突起17A・17B・17Cを回転させつつ下組付孔13A・13B
・13Cに挿入させて鉤部17bを下組付孔13A・13B・13Cの
支柱内周面側の下部周縁に係止させることができるよう
に形成されている(第6図参照)。
さらに、各側板15には、前部下部に溶着されたナツト
15aに螺合されて陳列什器の高さ調整を行なう脚18が配
設されている。また、各側板15の上部には、ベース板20
を載せるフランジ部15bが形成されている。
そして、各支柱11A・11B・11Cの下部内周面には、第
6〜8図に示すように、板ばね14が下部から嵌挿されて
固着されている。
この板ばね14は、第4・5図に示すように、底壁40と
2つの側壁41・42を備えるコ字形としている。
底壁40は、その前後の幅寸法h1を各支柱の内周面側の
前後の幅寸法H1と略等しく、中央に水抜き孔40bを備え
るとともに、側方に側壁41・42より突出する凸部40aを
備えている。なお、この凸部40aは、支柱11A・11Cに嵌
挿される板ばね14には、第4図に示す右側の一方側だけ
に形成され、支柱11Bに嵌挿される板ばね14には、左右
両側に形成されている。この凸部40aは、各支柱11A・11
B・11Cに嵌挿させた後に、各支柱11A・11B・11Cの下部
周縁に当接して、板ばね14の嵌挿位置を規制することと
なる。
側壁41・42は、対称に形成され、下方から上方へ向か
うにつれて、各支柱の下組付孔13A・13B・13Cを塞がな
いように傾斜して形成され、その後、板ばね14の嵌挿状
態を安定させるために、側壁41・42の水平方向の幅寸法
h2を各支柱の内周面側の左右両側面の幅寸法H2と略等し
くする突起部41b・42bが形成されている。そして、突起
部41b・42bの上部には、各支柱の上組付孔12A・12B・12
Cにおける元部挿入孔12bを開口させた状態で鉤部挿入孔
12aを塞ぐ閉塞部41a・42aが形成されている。
なお、各板ばね14は、各支柱11に対して、側壁41・42
の下部41c・42cを溶接させて固着されている。
また、各支柱11には、後述するベースキヤツプ21、ボ
ードレール22、トツプキヤツプ24、棚受25等を組み付け
る組付孔(図符号省略)が形成されるとともに、各側板
15の正面側に、後述する前板27を組み付ける組付孔(図
符号省略)が形成されている。
さらに、各支柱11には、上組付孔12の鉤部挿入孔12a
の下方に、板ばね14の閉塞部41a・42aを、鉤部挿入孔12
aから遠ざかるように撓ませるため、ドライバー等を挿
入させるための挿入孔11bが形成されている。
つぎに、これらの各側壁15の各支柱11への取り付けに
ついて説明すると、まず、側板15Aの支柱11Aの取り付け
では、第6図に示すように、下係止突起17Aを回転させ
つつ下組付孔13Aへ挿入させ、下係止突起17Aの鉤部17b
を下組付孔13Aの支柱内周面側の下部周縁に係止させる
とともに、上係止突起16Aの鉤部16bを、板ばね14の閉塞
部41aを撓ませつつ、支柱11の上組付孔12Aの鉤部挿入孔
12a内へ挿入させる。その後、第7・8図に示すよう
に、側板15Aを鉛直に立てるように側方へ移動させ、上
係止突起16Aの元部16aを支柱11Aの上組付孔12Aの元部挿
入孔12bへ移動させて、上係止突起16Aの鉤部16bを上組
付孔12Aにおける元部挿入孔12bの支柱内周面側の上部周
縁に係止させる。すると、板ばね14の閉塞部41aから上
係止突起16Aの鉤部16bがずれて、閉塞部41aが上組付孔1
2Aの鉤部挿入孔12aを塞ぐため、その閉塞部41aの側面に
上係止突起16Aの鉤部16bが規制され、上係止突起16Aが
元部挿入孔12b側から鉤部挿入孔12a側へ移動することを
閉塞部41aによつて防止され、側板15Aを支柱11Aから外
れることなく取り付けることができる。
そしてその後、他の支柱11B・11Cにも同様に側板15B
・15Cを取り付ければ良い。
このように、実施例の取付構造では、従来のように、
側板5に固着させる固着板8に、舌片8a・8bを設けてス
トツパピン9やコイルばね10を設けなくとも、側板15に
上・下係止突起16・17を設け、支柱11に上・下組付孔12
・13を設ける他、単に支柱内周面側の所定位置に板ばね
14を設ける構成だけで、側板15を支柱11に取り付けるこ
とができるため、構成部品点数を低減させることができ
るとともに、製造工数・製造コストを抑えることができ
る。
そしてその後、各側板15を取り付けた各支柱11を所定
の配置場所へ配置させ、各支柱11A・11B・11Cの所定の
組付孔(図符号省略)を利用して、ベースキヤツプ21、
前板27、ガードレール22、ボード23、トツプキヤツプ2
4、ベース板20、棚受25、棚板26を順次組み付ければ、
陳列什器を組み立てることができる。
そして、支柱11の前部に組み付けた棚受25に重量物を
陳列し、側板15が陳列什器の設置面から上方へ向かう反
力を受けても、その反力は、板ばね14でなく、上下係止
突起16・17に作用するため、実施例の取付構造では、従
来のストツパピン9を設けた場合に比べて、側板15の取
付強度を向上させることができる。
その後、各側壁15を各支柱11から取り外す際には、順
次、棚板26、棚受25、前板27、ベースキヤツプ21等を取
り外した後、各支柱11の挿入孔11bからドライバー等を
挿入して板ばね14の所定の閉塞部41a・42aを撓ませ、各
上係止突起16の鉤部16bを、元部挿入孔12bから鉤部挿入
孔12aへ移動させ、その鉤部挿入孔12aから引き抜き、各
下係止突起17を回転させつつ下組付孔13から引き抜け
ば、各側板15を各支柱11から容易に取り外すことができ
る。
このように、実施例の取付構造では、各支柱11から側
板15を取り外す際に、各支柱11の挿入孔11bから板ばね1
4の閉塞部41a・42aを撓ませて側板15を取り外すことが
でき、従来の支柱で隠れたストツパピンを押し下げる場
合に比べて、各側板15の取り外し作業を容易に行なうこ
とができる。
なお、実施例では、支柱11から側板15を取り外す際、
板ばね14を撓ますためのドライバー等の挿入孔11bを支
柱11に設けたものを示したが、上組付孔12の鉤部挿入孔
12aを利用して板ばね14を撓ませるようにすれば、挿入
孔11bを設けなくとも良い。
また、実施例では、金属製の板ばね14として、支柱11
の下部に下方から嵌挿・溶接して配設するものを示した
が、上組付孔12の鉤部挿入孔12a周縁に別途溶接・接着
・かしめ等で固着して、金属製・合成樹脂性等の弾性を
有する素材からなる板ばねを設けるように構成しても良
い。なお、実施例のように、板ばね14を下部から嵌挿し
て溶接する場合には、各支柱11の下部内周面を板ばね14
により補強する構成となるため、各支柱11の強度を向上
させることができる。
さらに、実施例では、上・下係止突起16・17を側板15
と一体ものを示したが、従来の固着板8のように、上・
下係止突起を形成した固着板を側板15に固着して形成す
るようにしても良い。
さらにまた、実施例では、支柱11の上下の組付孔12・
13における一方側の内周面を傾斜させ、側板15の上下の
係止突起16・17を斜めの状態で挿入させるものを示した
が、勿論、各組付孔12・13の一方側の内周面を傾斜させ
なくとも、側板15を水平方向に平行移動させて上係止突
起16の元部16aを上組付孔12の元部挿入孔12bに移動でき
るように構成しても良い。
すなわち、例えば、上組付孔12の鉤部挿入孔12aを、
傾斜した内周面を有しないように上係止突起16の鉤部16
bの断面形状に対応した長方形形状に開口させ、下組付
孔13の開口形状を、下係止突起17の元部17aの断面形状
を側方に2倍に延ばした大きさとすれば、側板15を支柱
11に取り付ける際、側板15の下係止突起17を回転させつ
つ下組付孔13に挿入させ、その下係止突起17の鉤部17b
を下組付孔13の支柱内周面側の下部周縁に係止させると
ともに、上係止突起16の鉤部16bを、板ばね14を撓ませ
つつ、支柱11の上組付孔12の鉤部挿入孔12a内へ挿入さ
せ、その後、係止突起16・17の鉤部16b・17bの厚さ分の
長さ、側板15全体を水平方向の元部挿入孔12b側へ移動
させれば、下係止突起17の鉤部17bが下組付孔13の下部
周縁を係止した状態で、上係止突起16の鉤部16bが、板
ばね14からずれて、上係止孔12の元部挿入孔12bの周縁
を係止できることとなって、実施例と同様な作用・効果
を得ることができる。
また、実施例では、上係止突起16の鉤部16bを元部16a
から上方へ屈曲させたものを示したが、上組付孔12の鉤
部挿入孔12aを対応させれば、鉤部16bを元部16aから下
方へ屈曲させても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す支柱と側板との部分
分解斜視図、 第2図は同実施例の他の支柱と側板との部分分解斜視
図、 第3図は同実施例のさらに他の支柱と側板との部分分解
斜視図、 第4図は同実施例に使用する板ばねの正面図、 第5図は同実施例に使用する板ばねの側面図、 第6図は同実施例の取付状態を示す縦断面図、 第7図は同実施例の取付状態を示す縦断面図であり、第
6図のVII方向から見た断面図、 第8図は同実施例の取付状態を示す横断面図であり、第
6図のVIII−VIII部位を示す断面図、 第9図は同実施例の陳列什器を示す斜視図、 第10図は同実施例の陳列什器を示す分解斜視図、 第11図は従来の取付状態を示す断面図である。 11……支柱、2……上組付孔、12a……鉤部挿入孔、12b
……元部挿入孔、13……下組付孔、14……板ばね、15…
…側板、16……上係止突起、16a……元部、16b……鉤
部、17……下係止突起、17a……元部、17b……鉤部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の支柱における下部の上下に二つの組
    付孔が形成され、 側板端面の上下に、それぞれ、水平方向に突出する元部
    と、該元部先端から上下方向に屈曲して延びる鉤部と、
    を備える係止突起が形成され、 該上下の係止突起をそれぞれ前記上下の組付孔における
    支柱内周面側の周縁に係止させて前記側板を前記支柱へ
    取り付ける陳列什器の支柱への側板取付構造において、 前記側板の下係止突起が、鉤部を元部先端から下方へ屈
    曲させるとともに、鉤部の上下方向の幅寸法を前記支柱
    における下組付孔の上下方向の幅寸法より小さくして、
    前記下係止突起を回転させつつ前記下組付孔に挿入させ
    て鉤部を前記下組付孔の支柱内周面側の下部周縁に係止
    させるように形成され、 前記支柱の上組付孔が、前記上係止突起の鉤部の上下方
    向の略幅寸法分開口して、前記下係止突起の鉤部におけ
    る前記下組付孔の支柱内周面側の下部周縁への係止時に
    前記上係止突起の鉤部を挿入可能な鉤部挿入孔と、該鉤
    部挿入孔の側方で前記上係止突起の元部の上下方向の略
    幅寸法分開口して、前記下係止突起の鉤部における前記
    下組付孔の下部周縁への係止を維持した状態で前記側板
    を側方へ移動させた際に、周縁を前記上係止突起の鉤部
    に係止させる元部挿入孔と、から形成され、 前記支柱の下組付孔が、前記側板の側方への移動時に、
    前記下係止突起の鉤部における前記下組付孔の下部周縁
    への係止を維持した状態で、前記下係止突起の元部を移
    動可能とする大きさに形成され、 前記支柱の内周面側において、前記上組付孔の元部挿入
    孔を開口させた状態で前記鉤部挿入孔を塞ぐように付勢
    する板ばねが配設されていることを特徴とする陳列什器
    の支柱への側板取付構造。
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