JP2538286Y2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

車両の前部車体構造

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JP2538286Y2
JP2538286Y2 JP1990032681U JP3268190U JP2538286Y2 JP 2538286 Y2 JP2538286 Y2 JP 2538286Y2 JP 1990032681 U JP1990032681 U JP 1990032681U JP 3268190 U JP3268190 U JP 3268190U JP 2538286 Y2 JP2538286 Y2 JP 2538286Y2
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JP
Japan
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radiator
vehicle
shroud
frame
impact load
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JP1990032681U
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JPH03123723U (ja
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信広 小松
誠一 辻
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラジエータを取付支持する車両の前部車体
構造に関するものである。
〔従来技術〕
従来、車両の前部においてラジエータを取付支持する
構造として、例えば実開平1−58321号公報に記載され
たものは、第3図において、ラジエータ100の支持構造
であって、車両の上方に配設され、車幅方向に延びるア
ッパレール110と、同じく車幅方向に延設されるラジエ
ータコアサポート130の上面に固定されたアッパレール1
40の間にラジエータ100を直立させて取付支持してお
り、ラジエータ100の上部ヘッダ101とアッパレール110
との間に2個の上マウントラバー120を介在させ、下部
ヘッダ102とアッパレール140との間に1個または2個の
下マウントラバー150を介在させている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のラジエータの取付支持構造
においては、ラジエータ100が強度の高いラジエータコ
アサポート130の上面に固定されたアッパレール140と、
アッパレール110とによって強固に固定支持されている
から、前方から衝突による衝撃荷重を受けた場合に、ラ
ジエータ100が移動後退することが困難であり、衝撃荷
重のエネルギーを吸収しきれないという問題があった。
さらに、ラジエータ100がアッパレール110とラジエー
タコアサポート130の上面のアッパレール140との間に挟
まれて立設されているから、上下方向の寸法が大にな
り、近来の車体デザインの傾向である低ボンネット化を
達成することが困難であるという問題があった。
本考案の目的は、上記問題点を解決し、前方からの衝
撃エネルギーの吸収能力を向上させるとともに、低ボン
ネット化を達成させることのできる車両の前部車体構造
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案の車両の前部車体構
造は、車両の前部構造であって、ラジエータの上端を、
車体両側部に前後方向に配設されたフロントフレームの
前端に固定され、エンジンルームの開口前縁に延びるシ
ュラウドアッパフレームの後端に取り付けて前方から衝
撃荷重を受けた時に後方への移動を可能とし、車両前部
に設けられ、エンジンルーム下側部を前後方向に延びる
一対のフロントフレームの前端に両端が連結されて車幅
方向に延びるクロスメンバの前部にラジエータの下端を
取り付けたものである。
〔作用〕
上記のように構成された本考案の車両の前部車体構造
は、ラジエータの上端をシュラウドアッパフレームの後
部に配設し、フロントフレームの前端に両端が連結され
たクロスメンバの前部にラジエータの下端を配設してい
るから、ラジエータの上端がシュラウドアッパフレーム
の下縁よりも高く、ラジエータの下端がクロスメンバの
上面よりも低くなり、ラジエータを設置するために必要
な高さが低くて済むことから、全体として低ボンネット
化を達成することができるものである。
また、前方から衝撃荷重を受けると、ラジエータの上
端が後方に移動し、ラジエータの下端を中心に後方に回
転するように変形し、衝撃荷重のエネルギーを吸収して
車室内への影響を少なくすることができるものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図において、車体両側に前後方向に延
設された一対の閉断面のフロントフレーム1の先端に両
端が連結されて、クロスメンバ2が車幅方向に配設さ
れ、クロスメンバ2は閉断面に形成され、前後方向から
みて浅く幅広のU字形に形成されている。
フロントフレーム1の先端に、ブラケット10を固定
し、上下に離間したボルト孔1a,1bを設け、車幅方向に
延びるシュラウドパネル3の中央部両側に設けたボルト
孔3a,3bをフロントフレーム1のボルト孔1a,1bに合致さ
せ、これらのボルト孔1a,1b及び3a,3bにボルト51,52を
挿入してバンパーレインフォースメント5の両端を、シ
ュラウドパネル3を挟持して、フロントフレーム1の先
端に固定する。
シュラウドパネル3は、中央部上方にシュラウドアッ
パフレーム31が設けられ、下方にシュラウドロアフレー
ムが設けられており、シュラウドロアフレームは、下部
ロアレール32と上部ロアレール33との2段に形成されて
いる。シュラウドアッパフレーム31とシュラウドロアフ
レームの間に通風用開口34が形成され、シュラウドパネ
ル3の両側端35にはヘッドランプ7を設置するための開
口36とボルト孔3cが設けられており、フロントフレーム
1の両側から外に延設されたホイールエプロン11の前縁
に穿設されたボルト孔11aと合致してボルトが挿通さ
れ、シュラウドロアフレームの後方フランジ部にボルト
孔3dが穿設されてクロスメンバ2の前面に穿設されたボ
ルト孔2aに合致し、ボルトが挿通されてシュラウドパネ
ル3が固定される。
ラジエータ4は、上端の上部ヘッダ41がシュラウドア
ッパフレーム31の後部に配設され、下端の下部ヘッダ42
が、クロスメンバ2中央部の前に位置するシュラウドロ
アフレームの下部ロアレール32に穿設された取付孔3eに
ボルトを用いて固定されている。
ラジエータ4の下端側方から冷却水用導管が導出され
ており、ラジエータ4の後方にはカウリング12が設置さ
れ、前方にはエアコン用コンデンサ6が設置されてお
り、エアコン用コンデンサ6の下端はシュラウドロアフ
レームの上部ロアレール33にボルト孔3fを介して固定支
持される。
ここで8はボンネット、9はバンパーである。
この構成によると、ラジエータ4は直立させることが
できるから、冷却効率は低下することがなく、充分な冷
却能力を確保することができるものである。
また、ラジエータ4の上端がシュラウドアッパフレー
ム31の下縁よりも高く、ラジエータ4の下端がクロスメ
ンバ2の上面よりも低くなり、ラジエータ4を設置する
ために必要な高さが低くて済むことになって、全体とし
て低ボンネット化を達成することができるものである。
また、前方から衝撃荷重を受けると、ラジエータ4の
上端が後方に移動し、ラジエータ4の下端を中心に後方
に回転するように変形し、衝撃荷重のエネルギーを吸収
して車室内への影響を少なくすることができるものであ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、以下に
記載する効果を奏する。
ラジエータの上端をシュラウドアッパフレームの後端
に取り付けて前方から衝撃荷重を受けた時に後方への移
動を可能とし、クロスメンバの前部にラジエータの下端
を取り付けているから、ラジエータの上端がシュラウド
アッパフレームの下縁よりも高く、ラジエータの下端が
クロスメンバの上面よりも低くなり、ラジエータを設置
するために必要な高さが低くて済むことになって、全体
として低ボンネット化を達成することができるものであ
る。
また、前方から衝撃荷重を受けると、ラジエータの上
端が後方に移動し、ラジエータの下端を中心に後方に回
転するように変形し、衝撃荷重のエネルギーを吸収して
車室内への影響を少なくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2図は要部
拡大斜視図、第3図は従来のラジエータ支持構造を示す
断面図である。 1……フロントフレーム、2……クロスメンバ、3……
シュラウドパネル、4……ラジエータ、5……バンパー
レインフォースメント、6……エアコン用コンデンサ、
8……ボンネット、9……バンパー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の前部構造であって、ラジエータの上
    端をエンジンルームの開口前縁に延びるシュラウドアッ
    パフレームの後端に取り付けて前方から衝撃荷重を受け
    た時に後方への移動を可能とし、下端をエンジンルーム
    下側部を前後方向に延びる一対のフロントフレームの前
    端をつなぐクロスメンバの前部に取り付けたことを特徴
    とする車両の前部車体構造。
JP1990032681U 1990-03-30 1990-03-30 車両の前部車体構造 Expired - Lifetime JP2538286Y2 (ja)

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JPH03123723U JPH03123723U (ja) 1991-12-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0523382Y2 (ja) * 1985-10-29 1993-06-15
JPH0540266Y2 (ja) * 1987-07-17 1993-10-13

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JPH03123723U (ja) 1991-12-16

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