JP2538225Y2 - 配筋用スペーサ - Google Patents
配筋用スペーサInfo
- Publication number
- JP2538225Y2 JP2538225Y2 JP1992059229U JP5922992U JP2538225Y2 JP 2538225 Y2 JP2538225 Y2 JP 2538225Y2 JP 1992059229 U JP1992059229 U JP 1992059229U JP 5922992 U JP5922992 U JP 5922992U JP 2538225 Y2 JP2538225 Y2 JP 2538225Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic
- gate
- deck plate
- spacer
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は合成スラブ構築用デッキ
プレートに適用される配筋用スペーサに関する。
プレートに適用される配筋用スペーサに関する。
【０００２】
【従来技術とその問題点】従来、合成スラブ構築用デッ
キプレートに適用される配筋用スペーサとして、図３に
示されるような構造のものが提案されている。この従来
構造の配筋スペーサによれば、脚部ａの両外側部の弾性
係止部ｂ，ｂがデッキプレートｃの山部ｃ1 の両側部の
凹所ｄ，ｄにバネが仂いた状態で係止するので、スペー
サを設置位置で固定でき、位置ずれを防止できるという
利点が得られる。ところが従来構造のものでは、押圧力
を受けると門型部ｅの部分が比較的容易に開くため、弾
性係止部ｂ，ｂの凹所ｄ，ｄへの係止が甘くなるという
問題点があった。また通常配筋作業時には、スペーサ上
に配筋された鉄筋（図示せず）上を、配筋作業に従事す
る作業員が歩行するが、この歩行時に作業員が運ぶ資材
や体重が高荷重となって脚部中央部の門型部ｅに負荷さ
れ、門型部ｅが負荷荷重に負けて矢符ｆの方向に開くこ
とがある。門型部ｅが開くと、これに従追して弾性係止
部ｂ，ｂ間も開き、該係止部ｂ，ｂがデッキプレートｃ
の凹所ｄ，ｄから外れるため、スペーサは設置位置を保
持できず、位置ずれを生じたり、傾いたりあるいは極端
な場合には、山部より脱落するなどの問題点があった。
キプレートに適用される配筋用スペーサとして、図３に
示されるような構造のものが提案されている。この従来
構造の配筋スペーサによれば、脚部ａの両外側部の弾性
係止部ｂ，ｂがデッキプレートｃの山部ｃ1 の両側部の
凹所ｄ，ｄにバネが仂いた状態で係止するので、スペー
サを設置位置で固定でき、位置ずれを防止できるという
利点が得られる。ところが従来構造のものでは、押圧力
を受けると門型部ｅの部分が比較的容易に開くため、弾
性係止部ｂ，ｂの凹所ｄ，ｄへの係止が甘くなるという
問題点があった。また通常配筋作業時には、スペーサ上
に配筋された鉄筋（図示せず）上を、配筋作業に従事す
る作業員が歩行するが、この歩行時に作業員が運ぶ資材
や体重が高荷重となって脚部中央部の門型部ｅに負荷さ
れ、門型部ｅが負荷荷重に負けて矢符ｆの方向に開くこ
とがある。門型部ｅが開くと、これに従追して弾性係止
部ｂ，ｂ間も開き、該係止部ｂ，ｂがデッキプレートｃ
の凹所ｄ，ｄから外れるため、スペーサは設置位置を保
持できず、位置ずれを生じたり、傾いたりあるいは極端
な場合には、山部より脱落するなどの問題点があった。
【０００３】本考案はこのような従来の問題点を一掃す
ることを目的としてなされたものである。
ることを目的としてなされたものである。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】本考案は 、中央の門
型部と、該門型部の両側杆の下端から両外側方へ張出さ
れた水平部と、該水平部の両外端部に屈曲形成された弾
性係止部とから構成された少なくとも一つの脚部を具備
していて、上記弾性係止部をデッキプレートの山部の両
側部の凹所に保有バネに抗し係止する線材製配筋用スペ
ーサに於いて、上記門型部が弾性変形により開くことの
ないように該門型部の両側杆の下部を補強横杆部により
連結し、弾性係止部の弾性変形により該係止部をデッキ
プレート側の凹所に係止させる構成としたことを特徴と
する配筋用スペーサに係る。
型部と、該門型部の両側杆の下端から両外側方へ張出さ
れた水平部と、該水平部の両外端部に屈曲形成された弾
性係止部とから構成された少なくとも一つの脚部を具備
していて、上記弾性係止部をデッキプレートの山部の両
側部の凹所に保有バネに抗し係止する線材製配筋用スペ
ーサに於いて、上記門型部が弾性変形により開くことの
ないように該門型部の両側杆の下部を補強横杆部により
連結し、弾性係止部の弾性変形により該係止部をデッキ
プレート側の凹所に係止させる構成としたことを特徴と
する配筋用スペーサに係る。
【０００５】
【実施例】以下に本考案の１実施例を添附図面にもとづ
き説明すると次の通りである。
き説明すると次の通りである。
【０００６】図１に本考案配筋用スペーサの全体図が示
されている。弾性係止部１１，１１を備えた脚部１は、
鉄筋受架用縦杆２の両端部の２個所に、中央部の門型部
１２の頂部に於て溶接手段の適用により固着されてい
る。縦杆２には、上記脚部１，１の間に、弾性係止部を
有しない通常の構成の補助脚部３の適宜数、例えば３個
を好ましくは等間隔に備えてもよい。
されている。弾性係止部１１，１１を備えた脚部１は、
鉄筋受架用縦杆２の両端部の２個所に、中央部の門型部
１２の頂部に於て溶接手段の適用により固着されてい
る。縦杆２には、上記脚部１，１の間に、弾性係止部を
有しない通常の構成の補助脚部３の適宜数、例えば３個
を好ましくは等間隔に備えてもよい。
【０００７】本考案に於て、脚部１は、中央の門型部１
２，該門型部１２の両側杆１２１，１２１の下端から両
外側方へ張出された水平部１３，１３、及び水平部１３
の外端部に屈曲形成された弾性係止部１１，１１を具備
し、門型部１２の両側杆１２１，１２１の下部は、補強
横杆部１４により連結されている。上記弾性係止部１１
は、水平部１３との連成部１１１を支点として回動す
る。
２，該門型部１２の両側杆１２１，１２１の下端から両
外側方へ張出された水平部１３，１３、及び水平部１３
の外端部に屈曲形成された弾性係止部１１，１１を具備
し、門型部１２の両側杆１２１，１２１の下部は、補強
横杆部１４により連結されている。上記弾性係止部１１
は、水平部１３との連成部１１１を支点として回動す
る。
【０００８】尚図では水平部１３，１３を補強横杆部１
４に一体に連成した場合が示されているが、水平部１
３，１３は門型部１２の両側杆１２１，１２１の下端に
連成されていてもよい。
４に一体に連成した場合が示されているが、水平部１
３，１３は門型部１２の両側杆１２１，１２１の下端に
連成されていてもよい。
【０００９】本考案配筋スペーサは上述の如き構造を有
し、弾性係止部１１，１１を、水平部１３，１３との連
成部１１１を回動支点として保有バネに拡し押し開きな
がらスペーサをデッキプレートｃの山部ｃ1 に押し付け
るとにより、図２に仮想線で示すように弾性係止部１
１，１１を上記山部ｃ1 の両側部の凹所ｄ，ｄに係止す
ることかできる。この係止操作時には、門型部１２の両
側杆１２１，１２１の間が横杆部１４の連結により開く
ことがないので、弾性係止部１１，１１を凹所ｄ，ｄに
緊く係止することができる。
し、弾性係止部１１，１１を、水平部１３，１３との連
成部１１１を回動支点として保有バネに拡し押し開きな
がらスペーサをデッキプレートｃの山部ｃ1 に押し付け
るとにより、図２に仮想線で示すように弾性係止部１
１，１１を上記山部ｃ1 の両側部の凹所ｄ，ｄに係止す
ることかできる。この係止操作時には、門型部１２の両
側杆１２１，１２１の間が横杆部１４の連結により開く
ことがないので、弾性係止部１１，１１を凹所ｄ，ｄに
緊く係止することができる。
【００１０】この図２に示す状態で矢符４の方向から大
きな荷重が負荷されたとしても、門型部１２の両側杆１
２１，１２１は、補強横杆部１４により連結されている
ので開くことがなくなり、係止状態を安定確実に保持す
ることができる。
きな荷重が負荷されたとしても、門型部１２の両側杆１
２１，１２１は、補強横杆部１４により連結されている
ので開くことがなくなり、係止状態を安定確実に保持す
ることができる。
【００１１】
【考案の効果】本考案によれば、配筋用スペーサの脚部
の門型部の両側杆を補強横杆部により連結し押圧力を受
けても門型部が開くことのないような構成にしたので、
弾性係止部をデッキプレート側の凹所に緊く係止するこ
とが可能になり、しかも仮に上方側から大きな荷重を受
けても、弾性係止部がデッキプレート山部の両側部の凹
所から外れるという危険性がなくなり、デッキプレート
への設置位置を安定確実に保持でき、鉄筋を所定位置に
安定確実に配筋することが可能になる。
の門型部の両側杆を補強横杆部により連結し押圧力を受
けても門型部が開くことのないような構成にしたので、
弾性係止部をデッキプレート側の凹所に緊く係止するこ
とが可能になり、しかも仮に上方側から大きな荷重を受
けても、弾性係止部がデッキプレート山部の両側部の凹
所から外れるという危険性がなくなり、デッキプレート
への設置位置を安定確実に保持でき、鉄筋を所定位置に
安定確実に配筋することが可能になる。
【図１】本考案の１実施例を示す斜視図である。
【図２】本考案品のデッキプレートへの取付け状況を示
す正面図である。
す正面図である。
【図３】従来品の説明図である。
１ 脚部 ２ 縦杆 ３ 補助脚部 ４ 矢符
Claims (1)
- 【請求項１】 中央の門型部と、該門型部の両側杆の下
端から両外側方へ張出された水平部と、該水平部の両外
端部に屈曲形成された弾性係止部とから構成された少な
くとも一つの脚部を具備していて、上記弾性係止部をデ
ッキプレートの山部の両側部の凹所に保有バネに抗し係
止する線材製配筋スペーサに於いて、上記門型部が弾性
変形により開くことのないように該門型部の両側杆の下
部を補強横杆部により連結し、弾性係止部の弾性変形に
より該係止部をデッキプレート側の凹所に係止させる構
成としたことを特徴とする配筋用スペーサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992059229U JP2538225Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 配筋用スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992059229U JP2538225Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 配筋用スペーサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0649621U JPH0649621U (ja) | 1994-07-08 |
| JP2538225Y2 true JP2538225Y2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=13107344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992059229U Expired - Lifetime JP2538225Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 配筋用スペーサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2538225Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5913513U (ja) * | 1982-07-03 | 1984-01-27 | 丸井産業株式会社 | 横ぶれ防止脚つきワイヤ−メツシユ支持具 |
| JPH0668196B2 (ja) * | 1987-05-12 | 1994-08-31 | 日鐵建材工業株式会社 | 配筋用スペ−サ |
| JPH01150822U (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-18 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP1992059229U patent/JP2538225Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0649621U (ja) | 1994-07-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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