JP2525854Y2 - 折り畳み式コンクリート型枠 - Google Patents

折り畳み式コンクリート型枠

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JP2525854Y2
JP2525854Y2 JP6683090U JP6683090U JP2525854Y2 JP 2525854 Y2 JP2525854 Y2 JP 2525854Y2 JP 6683090 U JP6683090 U JP 6683090U JP 6683090 U JP6683090 U JP 6683090U JP 2525854 Y2 JP2525854 Y2 JP 2525854Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の使用分野 本考案は、コンクリート構造物の構築の際に使用され
る折り畳み式のコンクリート型枠に関する。
従来技術及びその課題 コンクリート構造物の構築に際しては、通常、先ず、
型枠を組み、その中にコンクリートを流し込む作業が行
われる。
近年、作業員の高齢化、足場の悪い傾斜面で作業しな
ければならないことから、重量のある型枠や鉄筋を扱う
ことが困難になってきている。また、労働力不足、特
に、技能を具えた作業員を確保することが困難であるこ
とから、コンクリート構造物を一定の品質で構築するこ
とができなくなりつつある。従って、これらの作業の合
理化が望まれている。
本考案の目的は、以上の問題点に鑑み、組立が容易で
あり、かつ一定の精度を確保することのできる軽量の折
り畳み式コンクリート型枠を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、縦方向メッシュ筋と横方向メッシュ筋とが
格子状に一体成形された離間対向した一対の樹脂製のメ
ッシュ型枠と、前記縦方向メッシュ筋に枢着された嵌合
部を両端に形成した少なくとも一対の等長の把持腕と該
把持腕を上下方向で平行に連結する連結腕とを具えた樹
脂製のセパレータとを有してなるコクリート型枠であっ
て、前記一対のメッシュ型枠を広げたときに前記横方向
メッシュ筋に当接するストッパピンを前記嵌合部に設け
たコンクリート型枠により前記課題を解決した。
作用 本考案によるコンクリート型枠は、上記のようにメッ
シュ型枠とセパレータとを有してなる。上下一対の等長
の把持腕の両端に形成された嵌合部は縦方向メッシュ筋
に枢着されており、この構造によって、離間対向する一
対のメッシュ型枠は互いに平行姿勢を維持して広がった
り閉じたりすることができる。
一対のメッシュ型枠が完全に広がると、嵌合部に設け
られたストッパピンが横方向メッシュ筋に当接する。メ
ッシュ型枠に主筋が設けられている場合、ストッパピン
を主筋に当接させることが望ましい。
ストッパピンが横方向メッシュ筋又は主筋に当接する
と、メッシュ型枠とセパレータとはそれ以上の回動が阻
止される。従って、一対のメッシュ型枠は完全に広がっ
た状態でその姿勢を保持する。
その後、コンクリート型枠内にコンクリーントが打設
され、コンクリート構造物が完成する。
実施例 第1図乃至第7図は本考案の第1実施例、第8図乃至
第10図は本考案の第2実施例をそれぞれ示している。
第1図及び第2図に示されるように、コンクリート型
枠10は、メッシュ型枠12とセパレータ13とを有してな
る。
メッシュ型枠12は、メッシュ筋20、主筋21及び縦方向
補助筋22とを有してなる。メッシュ筋20は、縦方向メッ
シュ筋23と横方向メッシュ筋24を有する格子状であり、
上縁に水平筋25が形成されている。主筋21は、メッシュ
筋20の一方の側に2本形成されており、メッシュ筋20よ
り断面積が大きい。縦方向補助筋22は、長手方向一定間
隔おきに形成されており、メッシュ筋20より断面積が大
きい。以上のように、メッシュ型枠12は、メッシュ筋2
0、主筋21及び縦方向補助筋22からなり、樹脂で一体成
形されている。メッシュ型枠12は、連続繊維材(炭素繊
維やガラス繊維等の連続繊維をエポキシ樹脂等で固めて
一体成形したもの)であることが好ましい。
主筋21は主として引張応力、剪断応力に抗してコンク
リート構造物の強度を補強するため、メッシュ筋20は主
として打設されるコンクリートの流出を防止するため、
そして、水平筋25はコンクリート型枠10の上辺におい
て、いわゆる定規として機能させるために設けられてい
る。
第3図及び第4図は、各々、セパレータ13の上面図及
び正面図である。セパレータ13は、離間対向する一対の
メッシュ型枠12,12を一定間隔に保持する機能と、組立
後のメッシュ型枠12,12同士の変形を防止する機能を具
備している。このセパレータ13は、上下一対の把持腕3
0,30と、この把持腕30,30を平行に保持するための連結
腕31と、止めピン32とを有してなる。セパレータ13は、
ガラス繊維と特殊ポリアミド樹脂系の複合繊維材からな
る。
把持腕30,30は等長であり、その両端に嵌合部33,33を
具えている。各々の嵌合部33は、縦方向補助筋22に枢着
可能であり、開口部34を具えたC字状をしている。開口
部34の両端には孔35,35が設けられている。
孔35,35には、止めピン32が挿通される。止めピン32
は、一端に頭部37を有し、多端に拡径部38を有する。拡
径部38側にはスリット39が形成され、孔35,35への挿通
を容易にしている。頭部37と拡径部38との間隔は、開口
部34の幅よりわずかに狭く、止めピン32が孔35,35に挿
通されると、嵌合部33が縮径する。この構成により、コ
ンクリート型枠10の組立後において、メッシュ型枠12か
らセパレータ13が外れることを防止できるとともに、メ
ッシュ型枠12とセパレータ13の相対回転にある程度の抵
抗を与えてコンクリート型枠10が容易に変形しないよう
になっている。
連結腕31の長さは、第1図及び第2図に示されるよう
に、主筋21,21の間隔よりわずかに狭い。嵌合部33が主
筋21,21に接するように連結腕31の長さを定めておくと
さらに好ましい。この構成によれば、メッシュ型枠12と
セパレータ13との間で上下方向の相対移動が阻止される
から、常に一定の姿勢でコンクリート型枠10を構築する
ことができる。
嵌合部33には、ストッパピン36が立設されている。ス
トッパピン36は、一対のメッシュ型枠12,12が広がった
ときに、主筋21に当接して、メッシュ型枠12とセパレー
タ13との相対回転を阻止する機能を有する。ストッパピ
ン36の位置は、メッシュ型枠12,12を最大幅で保持する
ような位置に設けられている。
第6図及び第7図は、以上の構成のコンクリート型枠
10において、ストッパピン36が主筋21に当接したときの
嵌合部33周辺を拡大して表した図である。同図に示すよ
うに、嵌合部33が主筋21に接し、ストッパピン36が主筋
21に当接することにより、作業を行う者の技量・技能に
差があっても、コンクリート型枠10は、常に一定の姿勢
で構築される。また、折り畳み姿勢で輸送を行うことが
できる。
次に、第8図乃至第10図は、本考案の第2実施例を示
す図である。第1実施例と異なる点は、セパレータ53の
嵌合部73の形状が異なる点、嵌合部73の形状に合わせて
適用されるメッシュ型枠52の形状が異なる点である。
本実施例のセパレータ53では、ストッパピン76が把持
腕70の外側へ突出している。このようなセパレータ53
は、次のようなメッシュ型枠52に適用される。
メッシュ型枠52は、縦方向メッシュ筋63と横方向メッ
シュ筋64とが格子状に形成されたメッシュ筋60と、この
メッシュ筋60の一方の側に形成された主筋61と、メッシ
ュ筋60に対して間隔をおいて形成された縦方向補助筋62
とを有してなる。縦方向補助筋62は、主筋61,61に連結
されており、縦方向メッシュ筋63と略々整列する位置に
設けられている。
セパレータ53の嵌合部73は、縦方向補助筋62に枢着可
能であり、開口部74を具えたC字状をしており、開口部
74の両端に設けられた孔75,75に止めピン72が挿通され
ることは第1実施例と同様である。しかし、ストッパピ
ン76は、嵌合部73の外側に突出して設けられている。
本実施例のセパレータ53は、上記のメッシュ型枠52
に、第10図のように取付けられる。そして、メッシュ型
枠52,52を広げたときに、ストッパピン76が縦方向メッ
シュ筋63に当接して、メッシュ型枠52とセパレータ53と
の相対回転を阻止するようになっている。
第11図は第1実施例のコンクリート型枠10を使用して
傾斜面にコンクリート構造物を構築した図である。格子
状に配置されたものは、本考案によるコンクリート型枠
10である。各コンクリート型枠10は、第12図に示される
アンカーボルト14により傾斜面等に固定される。アンカ
ーボルト14も、コンクリート型枠と同様、ガラス繊維入
りの樹脂製である。
考案の効果 本考案は以上の構成であるから、次のような顕著な効
果を奏するものである。
(1)コンクリート型枠全体を軽量材料で構成したこと
により、作業員が高齢の者であっても容易に組立てるこ
とができる。特に、本考案のコンクリート型枠は傾斜面
において構築されるものであるから、その効果は顕著で
ある。
(2)また、錆に対する心配がなく、コンクリートの線
膨張係数と略々同等の材料を使用したことからも、コン
クリートとの付着性に優れているという効果を有する。
(3)そして、セパレータの嵌合部に設けられたストッ
パピンが、メッ型枠等に当接することにより、作業員の
技量・技能に拘らず、常に一定の精度をもってコンクリ
ート型枠を構築することができる。
(4)また、コンクリート型枠を折り畳み式としたこと
により輸送にも便利である等、その効果は著大である。
(5)請求項2及び4記載のコンクリート型枠では、メ
ッシュ型枠に主筋を設けたことにより、強度向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の第1実施例、第8図乃至第
10図は本考案の第2実施例である。 第1図は折りたたまれたコンクリート型枠の斜視図、第
2図は第1図のコンクリート型枠を広げて状態の斜視
図、第3図はセパレータの上面図、第4図はセパレータ
の正面図、第5図は止めピンの正面図、第6図はメッシ
ュ型枠とセパレータとが取付けられたときの嵌合部の拡
大断面図、第7図は第6図の斜視図である。 第8図はセパレータの上面図、第9図はセパレータの正
面図、第10図はメッシュ型枠とセパレータとが取付けら
れたときの嵌合部の拡大断面図である。 第11図はコンクリート構造物の平面図、第12図はアンカ
ーボルトの平面図である。 10……コンクリート型枠 12,52……メッシュ型枠、13,53……セパレータ 20,60……メッシュ筋、21,61……主筋 22,62……縦方向保持筋 23,63……縦方向メッシュ筋(メッシュ筋) 24,64……横方向メッシュ筋(メッシュ筋) 30,70……把持腕、32,72……止めピン 33,73……嵌合部、34,74……開口部 36,76……ストッパピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−54836(JP,U) 特公 昭53−46014(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向にメッシュ筋と横方向メッシュ筋と
    が格子状に一体成形された離間対向した一対の樹脂製の
    メッシュ型枠と、前記縦方向メッシュ筋に枢着された嵌
    合部を両端に形成した少なくとも一対の等長の把持腕と
    該把持腕を上下方向で平行に連結する連結腕とを具えた
    樹脂製のセパレータとを有してなるコクリート型枠であ
    って、 前記嵌合部に前記一対のメッシュ型枠を広げたときに前
    記横方向メッシュ筋に当接するストッパピンを設けたこ
    とを特徴とする、 コンクリート型枠。
  2. 【請求項2】前記メッシュ型枠は、さらに、長手方向に
    延びる主筋と、一定間隔おきに設けられた縦方向補助筋
    とを有し、前記嵌合部が前記縦方向補助筋に枢着され、
    前記ストッパピンが前記主筋に当接するようになってい
    る、請求項1記載のコンクリート型枠。
  3. 【請求項3】縦方向メッシュ筋と横方向メッシュ筋とが
    格子状に一体成形されたメッシュ筋と該メッシュ筋の一
    方の側で間隔をおいて形成された縦方向補助筋とを有す
    る離間対向した一対の樹脂製のメッシュ型枠と、前記縦
    方向補助筋に枢着された嵌合部を両端に形成した少なく
    とも一対の等長の把持腕と該把持腕を上下方向で平行に
    連結する連結腕とを具えた樹脂製のセパレータとを有し
    てなるコンクリート型枠であって、 前記嵌合部に前記一対のメッシュ型枠を広げたときに前
    記縦方向メッシュ筋に当接するストッパピンを設けたこ
    とを特徴とする、 コンクリート型枠。
  4. 【請求項4】前記メッシュ型枠は、さらに、長手方向に
    延びる主筋を有する、請求項3記載のコンクリート型
    枠。
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