JP2538037B2 - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

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JP2538037B2
JP2538037B2 JP1067022A JP6702289A JP2538037B2 JP 2538037 B2 JP2538037 B2 JP 2538037B2 JP 1067022 A JP1067022 A JP 1067022A JP 6702289 A JP6702289 A JP 6702289A JP 2538037 B2 JP2538037 B2 JP 2538037B2
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resistor
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幸一 中野
明夫 横山
真司 岡田
智久 真鍋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、帯域除去の特性をもつフィルタ回路に関す
るものである。
従来の技術 従来、この種のフィルタ回路の構成は、第5図に示す
ような構成をとっていた。
第5図において、1は一定のコンダクタンスをもつ差
動アンプであり、3はバッファ、4,6はコンデンサであ
り、5は抵抗である。
第5図において、差動アンプ1のコンダクタンスを逆
数をr1,コンデンサ4の容量値をC1,コンデンサ6の容量
値をC2,抵抗5の抵抗値をr2とすると、入力端子9,出力
端子8間の伝達関数T1は、次式で表される。
(1)式の振幅特性G1は次式で表される。
(2)式は、振幅特性G1が、角周波数ωを中心とす
る単調な、帯域除去特性であることを示している。
ただし、ωは、 で、表される。
また(2)式は、角周波数ωにおいて、減衰量が無
限大となることを示している。
発明が解決しようとする課題 従来の構成を、半導体集積回路として、実現した場
合、抵抗の寄生容量効果により、設定された特性が得ら
れない、特に、角周波数ωにおける減衰量が小さくな
るという問題点があった。
また、従来の構成を、低域通過フィルタと合わせて使
用する場合、振幅特性が、単調であるために、急峻なし
ゃ断特性が得られないという問題点があった。
課題を解決するための手段 本発明は、抵抗の寄生容量効果を打ち消すために、第
1コンデンサと差動アンプの出力端子との間に、補正抵
抗を接続したものである。
また本発明は、帯域除去フィルタの振幅特性の単調さ
をなくし、低域通過フィルタと合わせて使用した時の、
急峻な、しゃ断特性を得るために、出力端子と接地との
間に、第3のコンデンサを接続したものである。
作用 本発明によると、補正抵抗を付加することにより、抵
抗の寄生容量効果を打消し、中心角周波数における減衰
量を大きくすることができ、また、低域通過フィルタと
合わせて付加することにより、急峻なしゃ断特性を実現
することができる。
実施例 第1図に、本発明の実施例を示す。
第1図において、一定のコンダクタンスをもつ、第1
差動アンプ1のプラス側入力端子は、信号が入力される
入力端子9に接続されており、第1差動アンプ1の出力
端子は、補正抵抗2の一端、及びバッファ3の入力端子
に接続され、補正抵抗2の他端は、第1コンデンサ4の
一端に接続され、第1コンデンサ4の他端は接地され、
バッファ3の出力端子は、抵抗5の一端に接続されてお
り、抵抗5の他端は第2コンデンサ6の一端、第3コン
デンサ7の一端、第1差動アンプ1のマイナス側入力端
子、及び出力端子8に接続されており、第2コンデンサ
6の他端は、入力端子9に接続されており、第3コンデ
ンサ7の他端は接地されている。
さて、ここで第3コンデンサ7の容量値を無視すれ
ば、第1図は、帯域除去特性をもつフィルタ回路を示し
ており、補正抵抗2の効果によって、抵抗5の寄生容量
の影響を防ぐことができる。
また、補正抵抗2を短絡すれば、第1図は、振幅特性
の単調でない帯域除去特性をもつフィルタ回路を示すこ
とになる。
さらに、第3コンデンサ7も、補正抵抗2も無視しな
いとすれば、抵抗5の寄生容量の影響を防ぐことがで
き、その上に、振幅特性の単調でない、帯域除去特性を
もつフィルタ回路を示すことになる。
また、第2図に本発明の他の実施例を示す。
第2図は第1図における抵抗5とバッファ3のかわり
に、一定のコンダクタンスをもつ、第2差動アンプ10を
接続したものであり、第2差動アンプ10のコンダクタン
スの逆数を、第1図における抵抗5に一致させると、第
1図と全く同様のフィルタ特性をもつ。
つぎに、補正抵抗2および第3コンデンサ7を付加し
たものの作用をのべる。
第3図は、抵抗値r2の抵抗5に寄生する全容量値をCa
とし、Caは抵抗5を2等分割したところに集中するとし
たモデルを用いたものであり、また、抵抗値raの補正抵
抗2を、差動アンプ1の出力端子と、容量値C1の第1コ
ンデンサ4との間に接続したものである。
第3図における、入出力間の伝達関数T2は、次式で表
される。
(4)式の振幅特性G2は、次式で表される。
(5)式から、 となる様に、補正抵抗2の抵抗値raを設定すれば、角周
波数ωにおいて、減衰量は、無限大となる。
さて、次に第4図は、出力端子と接地との間に第3コ
ンデンサ7が接続されたものである。
第4図における、入出力間の伝達関数T3は、次式で表
される。なお第3コンデンサ7の容量値をC3とする。
(7)式の振幅特性G3は、次式で表される。
(8)式もまた、角周波数ωにおいて、減衰量は無
限大となることを示している。
(2)式と(8)式から、 (9)式から、 ω≫ωのときは ω≪ωのときは ωωのときは となる。
ただし、 である。
(8),(10),(11),(12)式より、G3の特性
は、単調ではなく第3コンデンサ7の容量値C3の値によ
っては角周波数ω付近でピークをもち、角周波数ω
で減衰量無限大となり、角周波数がωより大きくなる
と、C2/(C2+C3)に漸近する特性をもつことがわか
る。
さらに、第3図に示されるフィルタ回路の出力端子8
と接地との間に、容量値C3に相当するコンデンサを接地
すると、以上記載したように、(4)式及び(7)式の
両方の特性が得られることになり、抵抗5の寄生容量効
果を打消し、減衰量が大きくなり、また、容量値C3の値
によっては、角周波数ω付近でピークをもつ、単調で
ない特性をもつことになる。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、半導体集積回路とし
て実現した場合、従来の構成においては、抵抗の寄生容
量効果のために、中心角周波数ωにおける減衰量が小
さくなってしまうのに対し、補正抵抗を導入することに
より、抵抗の寄生容量効果を打消し、中心角周波数ω
における減衰量を大きくすることができる。
また、低域通過フィルタと合わせて使用する場合に
は、本発明によれば、急峻なしゃ断特性を得られること
になり、半導体集積回路として構成する上できわめて有
効なものである。
さらに、補正抵抗と第3のコンデンサの両方を導入す
れば、本発明によれば、抵抗の寄生容量効果を打消し、
減衰量を大きくでき、低域通過フィルタと合わせて使用
する場合には、急峻なしゃ断特性を得られ、きわめて有
用なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるフィルタ回路の回路
図、第2図は本発明の他の実施例によるフィルタ回路の
回路図、第3図は抵抗の寄生容量効果まで考えた本発明
の一実施例によるフィルタ回路の回路図、第4図は振幅
特性を変える本発明の別の実施例によるフィルタ回路の
回路図、第5図は従来の技術のフィルタ回路の回路図で
ある。 1……コンダクタンス1/r1をもつ差動アンプ、2……補
正抵抗、3……バッファ、4……コンデンサ、5……抵
抗、6……コンデンサ、7……コンデンサ、8……出力
端子、9……入力端子。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定のコンダクタンスをもつ第1差動アン
    プのプラス側入力端子を信号が入力される入力端子に接
    続し、同第1差動アンプの出力端子を、第1抵抗および
    第1コンデンサの直列接続体を介して接地すると共に、
    バッファの入力端子に接続し、前記バッファの出力端子
    を、第2抵抗を介して出力端子に接続し、同出力端子
    を、直接前記第1差動アンプのマイナス側入力端子に、
    及び第2コンデンサを介して前記入力端子に、それぞれ
    接続したことを特徴とするフィルタ回路。
  2. 【請求項2】バッファ及び第2抵抗が一定のコンダクタ
    ンスをもつ、第2差動アンプで構成されたことを特徴と
    する請求項(1)記載のフィルタ回路。
  3. 【請求項3】一定のコンダクタンスをもつ第1差動アン
    プのプラス側入力端子は、信号が入力される入力端子に
    接続されており、前記第1差動アンプの出力端子は、第
    1コンデンサの一端、及びバッファの入力端子に接続さ
    れており、前記第1コンデンサの他端は接地されてお
    り、前記バッファの出力端子は第2抵抗の一端に接続さ
    れており、同第2抵抗の他端は、第2コンデンサの一
    端、第3コンデンサの一端、前記第1差動アンプのマイ
    ナス側入力端子、及び出力端子に接続され、前記第2コ
    ンデンサの他端は、前記入力端子に接続され、前記第3
    コンデンサの他端は、接地されていることを特徴とする
    フィルタ回路。
  4. 【請求項4】一定のコンダクタンスをもつ第1差動アン
    プのプラス側入力端子は信号が入力される入力端子に接
    続されており、前記第1差動アンプの出力端子は第1抵
    抗の一端、及びバッファの入力端子に接続され、前記第
    1抵抗の他端は、第1コンデンサの一端に接続され、同
    第1コンデンサの他端は接地されており、前記バッファ
    の出力端子は、第2抵抗の一端に接続されており、同第
    2抵抗の他端は、第2コンデンサの一端、第3コンデン
    サの一端、前記第1差動アンプのマイナス側入力端子、
    及び出力端子に接続され、前記第2コンデンサの他端
    は、前記入力端子に接続され、前記第3コンデンサの他
    端は、接地されていることを特徴とするフィルタ回路。
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JP3005413B2 (ja) * 1994-01-26 2000-01-31 三洋電機株式会社 フィルタ回路

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