JPH0246107Y2 - - Google Patents

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JPH0246107Y2
JPH0246107Y2 JP16267778U JP16267778U JPH0246107Y2 JP H0246107 Y2 JPH0246107 Y2 JP H0246107Y2 JP 16267778 U JP16267778 U JP 16267778U JP 16267778 U JP16267778 U JP 16267778U JP H0246107 Y2 JPH0246107 Y2 JP H0246107Y2
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circuit
equalizer
resistor
series
operational amplifier
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、遅延等化器または振巾等化器として
動作し、伝送信号に関して特定の遅延もしくは振
巾等化処理を施す必要のある電子機器や通信機器
に使用される等化器の改良に関する。
上記等化器としては、従来インダクタとコンデ
ンサを用いたLC受動型回路が使用されて来たが、
かかる受動型のものは低周波域におけるインダク
タンスのQの劣化や素子偏差によるインピーダン
ス不整合等によつて振巾・遅延特性が劣化し、更
にIC化を考慮した場合LC受動型の等化器は不利
であるという欠点があつた。このためIC技術の
発展とともに近年は、演算増巾器を用いた能動型
等化器が盛んに賞用されるようになつて来た。し
かるに能動素子としての演算増巾器は量産化によ
つて低価格化されてきたが、等化器に使用される
受動素子中のコンデンサが価格的に特に高価であ
るため、使用コンデンサ数を極力減少させること
が能動型等化器の経済化への大きな課題となつて
いる。ここでツインT回路を用いないで使用コン
デンサ数を少なくした能動型等化器も提案されて
いるが、かかる能動型等化器は、零又は無限大周
波数における減衰量が実現する伝送函数によつて
異なる事や、Qの高い伝送函数を実現する場合に
は理論値と実現値に誤差が生じることつまり素子
感度が大きい等の欠点があつた。
従つてツインT回路を用いて構成され且つ使用
コンデンサ数を極力減少させた等化器が最も望ま
しいことは当業者にとつて周知の通りである。
而して第1図は、遅延等化器または振巾等化器
として動作し、1個の演算増巾器Q1と抵抗・コ
ンデンサを用いて構成される等化器の原理的構成
図で、回路入力端1と演算増巾器Q1の反転入力
との間に抵抗R1が接続され且つ該演算増巾器Q
1の反転入力とこの演算増巾器Q1の出力に接続
された回路出力端2との間に帰還抵抗R2が接続
される。また回路入力端1と演算増巾器Q1の非
反転入力との間には、後述するような抵抗・コン
デンサを用いて構成される3ポートRC回路3の
入、出力ポートが接続され、該RC回路3はこれ
らの入、出力ポートのほかに回路出力端2に接続
される帰還接続用ポートを有している。
このような構成の等化器において、今図示の如
く回路入力端1の電圧をV1、回路出力端2の電
圧をV2、RC回路3から回路入、出力端1,2に
流れる電流を夫々I1およびI2、該RC回路3から演
算増巾器Q1の非反転入力に流れる電流をI3、該
演算増巾器Q1の非反転入力および反転入力の端
子電圧を夫々V3およびV3′とすれば、RC回路3
のYマトリツクスは一般的に次式のように表され
る。
I1 I2 I3=Y11 Y12 Y13 Y21 Y22 Y23 Y31 Y32 Y33V1 V2 V3 …(1) ここで抵抗R1の抵抗値を1.0Ω、抵抗R2の
抵抗値を(β−1.0)Ωとし且つ演算増巾器Q1
が理想的なものであるとすれば、I3=0、V3
V3′となり、上記(1)式は次の(2)式のように書ける。
この(2)式より回路入、出力端1および2の電圧
V1とV2の関係は、下式のように表される。
V1/V2=−Y32+1/βY33/Y31+(1−1/β)Y33
…(3) 従つて第1図において、RC回路3を適当に設
計すれば遅延等化器または振巾等化器として動作
する等化器を構成し得ることは当業者にとつて明
らかである。
なお、第1図において、抵抗R1の抵抗値が
1.0Ωと記述されているが、抵抗R2と抵抗R1
の抵抗値の比が演算増巾器Q1の利得βを決める
項であり、抵抗R1,R2の両方の抵抗値を定数
倍しても第(2)式に変化はない。
かくして第2図は、第1図中のRC回路3とし
て上述の如く特性的に最もすぐれた次のような構
成のツインT回路を用いた従来の等化器の回路構
成図である。
即ち回路入力端1と演算増巾器Q1の非反転入
力との間に夫々容量値Coの2個の直列コンデン
サC1,C2と夫々抵抗値Roの2個の直列抵抗
R3,R4との並列回路を接続すると共に、演算
増巾器Q1の非反転入力と大地との間の抵抗値
2/γRoの抵抗R5と容量値γ/2CoのコンデンサC 3との直列回路を接続する。また上記直列コンデ
ンサC1,C2の接続点と回路出力端2との間に
抵抗値Ro/2の帰還抵抗R6を接続し、且つ上記直 列抵抗R3,R4の接続点と回路出力端2との間
に容量値2Coの帰還コンデンサC4を接続するよ
うに構成している。尚第2図中、第1図と同部分
には夫々同一符号を付してその詳細な説明は割愛
する。
第2図のような構成の等化器における入、出力
電圧V1とV2の関係は、下式のように表される。
V1/V2=P2+(β−1)(γ+4)ωoP+ωo2/P2−{
γ−4(β−1)}ωoP+ωo2…(4) 但し上記(4)式中P=jω,ωo=1/CoRoであり
且つ β=2γ+8/γ+8 …(5) 従つて(4)式において(5)式が成立するようにβを
選択すれば、第2図の回路は全域通過型回路即ち
遅延等化器となり、(5)式が成立しない場合には振
巾等化器となる。
しかし第2図のような構成の等化器は、その使
用回路素子数特に上述したように高価なコンデン
サを4個も必要としコスト高となる上に、その回
路構成も比較的複雑多岐であるという欠点があつ
た。
本考案はかかる実情に鑑みなされたもので、使
用回路素子数特にコンデンサの数を従来より減少
し得る上に回路構成の簡易化をも計り得るように
したRCツインT回路を用いた等化器を提供する
ことを目的とする。
以下第3図および第4図を参照しながら本考案
に係る等化器の実施例を詳細に説明する。
第3図はその実施例の回路構成図であり、この
第3図から明らかなように本考案の等化器は、第
2図のような従来の等化器において演算増巾器Q
1の非反転入力と大地との間に接続されていた抵
抗R5とコンデンサC3の直列回路を除去すると
共に、直列コンデンサC1,C2の接続点と大地
との間に抵抗R12を追加するように構成した点
で第2図と異なるのみで他は第2図と実質的に同
一構成を有している。従つて第3図において、第
2図と同等部分には夫々同一符号を付してその詳
細な説明は割愛する。但し抵抗R11(コンデン
サC1,C2の接続点と回路出力端2間に接続さ
れる)と抵抗R12の各抵抗値Ra,Rbは、Ra・
Rb/Ra+Rb=Ro/2なる関係を満足するよう
に選定される。ここで、Roは従来と同様に抵抗
R3,R4の抵抗値である。また、コンデンサC
1,C2の値は従来と同様にCoであり、コンデ
ンサC3(抵抗R3,R4の接続点と回路出力端
2間に接続される)の値は2Coに設定される。
抵抗R3,R4,R11,R12およびコンデ
ンサC1,C2,C3の値を上述のように設定
し、演算増巾器Q1が理想的なものであるとする
と、抵抗R3,R4,R11およびR12とコン
デンサC1,C2およびC3とで構成されたRC
ツインT回路部分のYマトリツクスは、次式のよ
うに書ける。
従つて、(3)式に(6)式を代入して、第3図の回路
における入、出力電圧V1とV2の関係を求めると
次式のようになる。
V1/V2=P2+{4−(2+RO/Ra)β}
1/CORO0P+1/CO2RO2/P2−4(β−1)1/CORO0
P+1/CO2RO2…(7) そして、第3図の回路が、全域通過回路即ち遅
延等化器となる条件は、(7)式の分母、分子のPの
係数の絶対値が等しく、符号が異なる場合であ
る。従つて、(8)式で表わされる条件で遅延等化器
となる(但し、物理的実現条件よりβ≧1)。
一方、この(8)式を満足しないβの場合には、第
3図の回路はβを変化させることによつて第4図
のような可変減衰特性を示す振巾等化器となる。
βが(8)式を満足するか、しないかは、抵抗R
1,R2の値によりβを変えることにより選択で
きる。この選択により、第3図の回路は、遅延等
化器または振巾等化器として使用できる。
なお、抵抗R3,R4,R11,R12および
コンデンサC1,C2,C3の値を上述の値に設
定しないと、(7)式において、1/Co2Ro2の定数項が 分母と分子で異なる値となり、零周波数と無限大
周波数における減衰量が異なることになるので、
等化器として動作しなくなる。抵抗R3,R4,
R11,R12およびコンデンサC1,C2,C
3は上述の値に設定することが必要である。
以上詳述した所より明らかなように本考案に係
る等化器によれば、第2図のような構成の従来の
等化器に比して特に高価なコンデンサ数を4個か
ら3個へ1個減少し得て経済的な上に、その回路
構成をより一層簡略化し得る利点があり、通信機
器や電子機器に広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は能動等化器の原理的構成図、第2図は
RCツインT回路を用いた従来の等化器の回路構
成図、第3図は本考案に係る等化器の回路構成
図、第4図は第3図の等化器が振巾等化器として
使用された場合の振巾特性曲線図である。 1……回路入力、2……回路出力、Q1……演
算増巾器、R1〜R4,R11,R12……抵
抗、C1〜C3……コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個の演算増巾器と抵抗・コンデンサのツイン
    T回路を用いて構成される等化器において、該等
    化器の入力および出力と前記演算増巾器の反転入
    力との間に夫々抵抗が接続され、該等化器の入力
    と前記演算増巾器の非反転入力との間に前記ツイ
    ンT回路を構成する同一の容量値を持つ2個の直
    列コンデンサと、同一抵抗値を持つ2個の直列抵
    抗との並列回路部分が接続され、該等化器の出力
    と、前記2個の直列抵抗の接続点との間に前記ツ
    インT回路を構成する前記直列コンデンサの2倍
    の容量値を持つ帰還コンデンサが接続され、且つ
    前記2個の直列コンデンサの接続点より、該等化
    器の出力と大地間にそれぞれRa,Rbの抵抗値を
    持つ抵抗が接続され、RaとRbの積と和の比が前
    記直列抵抗の抵抗値の1/2になるように設定され
    た等化器。
JP16267778U 1978-11-28 1978-11-28 Expired JPH0246107Y2 (ja)

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