JPH0614506Y2 - アクティブフィルタ回路 - Google Patents
アクティブフィルタ回路Info
- Publication number
- JPH0614506Y2 JPH0614506Y2 JP13367987U JP13367987U JPH0614506Y2 JP H0614506 Y2 JPH0614506 Y2 JP H0614506Y2 JP 13367987 U JP13367987 U JP 13367987U JP 13367987 U JP13367987 U JP 13367987U JP H0614506 Y2 JPH0614506 Y2 JP H0614506Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- operational amplifier
- capacitor
- pass filter
- input
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、1次ローパスフィルタ特性と2次オールパ
スフィルタ特性の合成特性を得ることができるアクティ
ブフィルタ回路に関する。
スフィルタ特性の合成特性を得ることができるアクティ
ブフィルタ回路に関する。
従来この種のアクティブフィルタ回路は、例えば第2図
に示すように、演算増幅器30を有する2次オールパス
フィルタ3の前段に、バッファ用の演算増幅器2を介し
て、1次ローパスフィルタ1を接続して構成していた。
に示すように、演算増幅器30を有する2次オールパス
フィルタ3の前段に、バッファ用の演算増幅器2を介し
て、1次ローパスフィルタ1を接続して構成していた。
ところが上記アクティブフィルタ回路においては、上記
のような所望の合成特性を得るためには、演算増幅器3
0に加えて、両フィルタ1、3の独立性を確保するため
にバッファ用の演算増幅器2が必ず必要であり、そのた
め回路の小型化、低コスト化および低電力化が阻害され
ていた。
のような所望の合成特性を得るためには、演算増幅器3
0に加えて、両フィルタ1、3の独立性を確保するため
にバッファ用の演算増幅器2が必ず必要であり、そのた
め回路の小型化、低コスト化および低電力化が阻害され
ていた。
そこでこの考案は、一つの演算増幅器を用いたもので上
記のような1次ローパスフィルタ特性と2次オールパス
フィルタ特性の合成特性を実現することができるアクテ
ィブフィルタ回路を提供することを目的とする。
記のような1次ローパスフィルタ特性と2次オールパス
フィルタ特性の合成特性を実現することができるアクテ
ィブフィルタ回路を提供することを目的とする。
第1図は、この考案の一実施例に係るアクティブフィル
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
このアクティブフィルタ回路4は、第1入力部(即ち正
側入力部)51、第2入力部(即ち負側入力部)52お
よび出力部53を有する演算増幅器50を用い、入力端
41と演算増幅器50の第1入力部51間に、第1の抵
抗器71、第2のコンデンサ62および第3のコンデン
サ63をこの順で直列接続したものを接続し、第1の抵
抗器71と第2のコンデンサ62との接続部とアース
間、演算増幅器50の第1入力部51間および第2入力
部52間に第1のコンデンサ61、第4の抵抗器74お
よび第6の抵抗器76をそれぞれ接続し、第2のコンデ
ンサ62と第3のコンデンサ63との接続部とアース間
および演算増幅器50の出力部53間に第3の抵抗器7
3および第2の抵抗器72をそれぞれ接続し、演算増幅
器50の第2入力部52と出力部53間に第5の抵抗器
75を接続し、そして演算増幅器50の出力部53を出
力端42に接続して成る。
側入力部)51、第2入力部(即ち負側入力部)52お
よび出力部53を有する演算増幅器50を用い、入力端
41と演算増幅器50の第1入力部51間に、第1の抵
抗器71、第2のコンデンサ62および第3のコンデン
サ63をこの順で直列接続したものを接続し、第1の抵
抗器71と第2のコンデンサ62との接続部とアース
間、演算増幅器50の第1入力部51間および第2入力
部52間に第1のコンデンサ61、第4の抵抗器74お
よび第6の抵抗器76をそれぞれ接続し、第2のコンデ
ンサ62と第3のコンデンサ63との接続部とアース間
および演算増幅器50の出力部53間に第3の抵抗器7
3および第2の抵抗器72をそれぞれ接続し、演算増幅
器50の第2入力部52と出力部53間に第5の抵抗器
75を接続し、そして演算増幅器50の出力部53を出
力端42に接続して成る。
そして入力電圧をVi、出力電圧をV0とし、前記第1
ないし第3のコンデンサ61〜63の容量をそれぞれC
1〜C3とし、第1ないし第6の抵抗器71〜76のコ
ンダクタンス(抵抗の逆数)をそれぞれg1〜g6とし
た場合、当該アクティブフィルタ回路4の伝達関数V0
/Viは次式で表される。ここでSはjωで表される角
周波数である。
ないし第3のコンデンサ61〜63の容量をそれぞれC
1〜C3とし、第1ないし第6の抵抗器71〜76のコ
ンダクタンス(抵抗の逆数)をそれぞれg1〜g6とし
た場合、当該アクティブフィルタ回路4の伝達関数V0
/Viは次式で表される。ここでSはjωで表される角
周波数である。
但し、 一方、目標とする1次ローパスフィルタ特性と2次オー
ルパスフィルタ特性の合成特性は次式で表される。
ルパスフィルタ特性の合成特性は次式で表される。
但し、ωaは1次ローパスフィルタのカットオフ角周波
数、ω0は2次オールパスフィルタの共振点、Qは2次
オールパスフィルタの尖鋭度、Sはjωで表される角周
波数。
数、ω0は2次オールパスフィルタの共振点、Qは2次
オールパスフィルタの尖鋭度、Sはjωで表される角周
波数。
従って、上記(1)式と(2)式の分母分子における周
波数Sの係数および定数がそれぞれ等しくなるように、
即ちK1=ωa、K2=−ωaω0/Q、K3=ωaω
0 0、K4=(ω0/Q)+ωa、K5=ω0 0+(ω
aω0/Q)およびK6=ωaω0 2を満足するように
上記容量C1〜C3およびコンダクタンスg1〜g6を
選定することによって、上記アクティブフィルタ回路4
で上述したような所望の合成特性を得ることができ、当
該アクティブフィルタ回路4はそのように選定してい
る。
波数Sの係数および定数がそれぞれ等しくなるように、
即ちK1=ωa、K2=−ωaω0/Q、K3=ωaω
0 0、K4=(ω0/Q)+ωa、K5=ω0 0+(ω
aω0/Q)およびK6=ωaω0 2を満足するように
上記容量C1〜C3およびコンダクタンスg1〜g6を
選定することによって、上記アクティブフィルタ回路4
で上述したような所望の合成特性を得ることができ、当
該アクティブフィルタ回路4はそのように選定してい
る。
上記のことを補足説明すると、第1図のアクティブフィ
ルタ回路4は、1次ローパスフィルタ回路と2次オール
パスフィルタ回路とを直列接続したような形をしている
ため、両フィルタ回路の独立性はくずれ、その特性は元
の両フィルタ回路の特性を単純に合成したものとはなら
ない。しかしながら、第1図のアクティブフィルタ回路
4の伝達関数は前記(1)式のようになるので、このア
クティブフィルタ回路4を全体で一つの回路とみなし
て、第7頁の下から7行目以降に記載しているように、
(1)式の伝達関数における周波数Sの各係数および定
数が、目標の合成特性を表している(2)式の伝達関数
における周波数Sの係数および定数にそれぞれ等しくな
るように、容量C1〜C3およびコンダクタンスg1〜
g6を選定すれば、結果として、バッファ用の演算増幅
器を用いなくても、第1図のアクティブフィルタ回路4
で、目標とする合成特性、即ち1次ローパスフィルタ特
性と2次オールパスフィルタ特性の合成特性を実現する
ことができる。
ルタ回路4は、1次ローパスフィルタ回路と2次オール
パスフィルタ回路とを直列接続したような形をしている
ため、両フィルタ回路の独立性はくずれ、その特性は元
の両フィルタ回路の特性を単純に合成したものとはなら
ない。しかしながら、第1図のアクティブフィルタ回路
4の伝達関数は前記(1)式のようになるので、このア
クティブフィルタ回路4を全体で一つの回路とみなし
て、第7頁の下から7行目以降に記載しているように、
(1)式の伝達関数における周波数Sの各係数および定
数が、目標の合成特性を表している(2)式の伝達関数
における周波数Sの係数および定数にそれぞれ等しくな
るように、容量C1〜C3およびコンダクタンスg1〜
g6を選定すれば、結果として、バッファ用の演算増幅
器を用いなくても、第1図のアクティブフィルタ回路4
で、目標とする合成特性、即ち1次ローパスフィルタ特
性と2次オールパスフィルタ特性の合成特性を実現する
ことができる。
上記係数等値の計算の仕方を簡単に説明すると、目標と
する特性は、上記ωa、ω0およびQで与えられ、これ
らは既知となっている。従って、このωa、ω0および
Qの値から、第7頁の下から5行目以降に記載している
ように、K1〜K6の値が全て求まる。そのK1〜K6
の値を満足するように、C1〜C3およびg1〜g6の
全部で9個の変数を、(1)式の但し書きにある6個の
式を用いて計算する。ここで、未知数は9個であるのに
対して方程式は6個であるので、このままでは解は求ま
らない。しかし、例えばg1〜g3の三つをある値で与
えることで、未知数は6個となり、方程式は6個なの
で、残りのC1〜C3およびg4〜g6を全て計算して
求めることができる。与えるのは、g1〜g3に限ら
ず、C1〜C3等でも良く、要は三つの定数を与えてや
れば解ける。
する特性は、上記ωa、ω0およびQで与えられ、これ
らは既知となっている。従って、このωa、ω0および
Qの値から、第7頁の下から5行目以降に記載している
ように、K1〜K6の値が全て求まる。そのK1〜K6
の値を満足するように、C1〜C3およびg1〜g6の
全部で9個の変数を、(1)式の但し書きにある6個の
式を用いて計算する。ここで、未知数は9個であるのに
対して方程式は6個であるので、このままでは解は求ま
らない。しかし、例えばg1〜g3の三つをある値で与
えることで、未知数は6個となり、方程式は6個なの
で、残りのC1〜C3およびg4〜g6を全て計算して
求めることができる。与えるのは、g1〜g3に限ら
ず、C1〜C3等でも良く、要は三つの定数を与えてや
れば解ける。
尚、上記係数等値の計算は、良く知られた数値計算の手
法により実行することが出来る。
法により実行することが出来る。
〔考案の効果〕 以上のようにこの考案によれば、一つの演算増幅器を用
いて、1次ローパスフィルタ特性と2次オールパスフィ
ルタ特性の合成特性を実現することができ、その結果、
回路の小型化、低コスト化および省電力化を図ることが
できる。
いて、1次ローパスフィルタ特性と2次オールパスフィ
ルタ特性の合成特性を実現することができ、その結果、
回路の小型化、低コスト化および省電力化を図ることが
できる。
第1図は、この考案の一実施例に係るアクティブフィル
タ回路を示す回路図である。第2図は、1次ローパスフ
ィルタ特性と2次オールパスフィルタ特性の合成特性を
持つ従来のアクティブフィルタ回路を示す回路図であ
る。 4……実施例に係るアクティブフィルタ回路、41……
入力端、42……出力端、50……演算増幅器、51…
…第1入力部、52……第2入力部、53……出力部、
61〜63……コンデンサ、71〜76……抵抗器。
タ回路を示す回路図である。第2図は、1次ローパスフ
ィルタ特性と2次オールパスフィルタ特性の合成特性を
持つ従来のアクティブフィルタ回路を示す回路図であ
る。 4……実施例に係るアクティブフィルタ回路、41……
入力端、42……出力端、50……演算増幅器、51…
…第1入力部、52……第2入力部、53……出力部、
61〜63……コンデンサ、71〜76……抵抗器。
Claims (1)
- 【請求項1】入力電圧をVi、出力電圧をV0とした場
合、伝達関数V0/Viが、 但し、ωaは1次ローパスフィルタのカットオフ角周波
数、ω0は2次オールパスフィルタの共振点、Qは2次
オールパスフィルタの尖鋭度、Sはjωで表される角周
波数、 で表される特性を実現するアクティブフィルタ回路であ
って、 第1入力部(51)、第2入力部(52)および出力部
(53)を有する演算増幅器(50)を用い、入力端
(41)と演算増幅器(50)の第1入力部(51)間
に、第1の抵抗器(71)、第2のコンデンサ(62)
および第3のコンデンサ(63)をこの順で直列接続し
たものを接続し、第1の抵抗器(71)と第2のコンデ
ンサ(62)との接続部とアース間、演算増幅器(5
0)の第1入力部(51)間および第2入力部(52)
間に第1のコンデンサ(61)、第4の抵抗器(74)
および第6の抵抗器(76)をそれぞれ接続し、第2の
コンデンサ(62)と第3のコンデンサ(63)との接
続部とアース間および演算増幅器(50)の出力部(5
3)間に第3の抵抗器(73)および第2の抵抗器(7
2)をそれぞれ接続し、演算増幅器(50)の第2入力
部(52)と出力部(53)間に第5の抵抗器(75)
を接続し、そして演算増幅器(50)の出力部(53)
を出力端(42)に接続して成り、 前記第1ないし第3のコンデンサ(61〜63)の容量
をそれぞれC1〜C3とし、第1ないし第6の抵抗器
(71〜76)のコンダクタンスをそれぞれg1〜g6
とした場合、当該アクティブフィルタ回路の伝達関数V
0/Viは次式で表され、 但し、 そして、K1=ωa、K2=−ωaω0/Q、K3=ω
aω0 2、 K4=(ω0/Q)+ωa、K5=ω0 2+(ωaω0
/Q) およびK6=ωaω0 2を満足するように上記容量C1
〜C3およびコンダクタンスg1〜g6を選定している
ことを特徴とするアクティブフィルタ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13367987U JPH0614506Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | アクティブフィルタ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13367987U JPH0614506Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | アクティブフィルタ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6438827U JPS6438827U (ja) | 1989-03-08 |
JPH0614506Y2 true JPH0614506Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31391765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13367987U Expired - Lifetime JPH0614506Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | アクティブフィルタ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614506Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP13367987U patent/JPH0614506Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6438827U (ja) | 1989-03-08 |
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