JP3584373B2 - フィルタ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は位相器、遅延器、タイミング補正回路等に使用するオールパスフィルタのフィルタ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
位相器、遅延器、タイミング補正回路等に使用するオールパスフィルタについては、例えば、特開平05−304439号公報に開示されており、以下、図面を参照しながらこれら従来のオールパスフィルタについて説明する。
【0003】
図7は従来のオールパスフィルタの第1例を示す等価回路図、図8は従来のオールパスフィルタの第2例を示す等価回路図、図9は従来のオールパスフィルタの第3例を示す等価回路図である。図7において、1は信号入力電圧(Vin)の入力端子、20はトラップフィルタ、21は演算増幅器、22は抵抗値R1の抵抗、23は抵抗値R2の抵抗、9は信号出力電圧(Vout)を出力する出力端子である。
【0004】
この構成は、演算増幅器21の正相入力端子に、トラップフィルタ20を介して信号入力電圧(Vin)を供給し、演算増幅器21の逆相入力端子には、抵抗22を介して入力信号電圧(Vin)を供給するようにし、それと共に演算増幅器21の出力に出力端子9を接続して、その出力端子9の信号出力電圧(Vout)を演算増幅器21の逆相入力端子に抵抗26を介して帰還するようにしたものである。この構成により、式(数1)に示すように、オールパスフィルタの伝達関数である信号入力電圧(Vin)と信号出力電圧(Vout)との比は抵抗値R1と抵抗値R2の比で構成され、これらの相対精度によって決定される。
【0005】
【数1】
Figure 0003584373
【0006】
図8に示す従来のオールパスフィルタの第2例は、前記第1例に示したトラップフィルタ20をバンドパスフィルタ24に置き換えたものであり、その他の構成はこれと同一であるので、詳細な説明は省略する。
【0007】
この構成は、演算増幅器21の正相入力端子に、バンドパスフィルタ24を介して信号入力電圧(Vin)を供給し、演算増幅器21の逆相入力端子には、抵抗22を介して入力信号電圧(Vin)を供給するようにし、それと共に演算増幅器21の出力に出力端子9を接続し、その信号出力電圧(Vout)を演算増幅器21の逆相入力端子に抵抗23を介して帰還するようにしたものであり、図7に示した第1例に対して、逆相の出力を得ることができる。
【0008】
図9に示す従来のオールパスフィルタの第3例は、前記第1例に示したオールパスフィルタの周波数特性をよりフラットにするために補正をかけたものである。図9において、1は信号入力電圧(Vin)の入力端子、25はトラップフィルタ、21は演算増幅器、22は抵抗値R1の抵抗、23は抵抗値R2の抵抗、9は信号出力電圧(Vout)の出力端子、26は抵抗値R3の補正抵抗、GNDは接地である。
【0009】
この構成は、演算増幅器21の正相入力端子に、トラップフィルタ25を介して信号入力電圧(Vin)を供給し、演算増幅器21の逆相入力端子には、抵抗22を介して入力信号電圧(Vin)を供給するようにし、それと共に演算増幅器21の出力に出力端子9を接続して、その信号出力電圧(Vout)を演算増幅器21の逆相入力端子に抵抗23を介して帰還するように構成し、演算増幅器21の逆相入力端子は補正抵抗26を介してGNDに接続したものであり、図7に示した第1例に対して、オールパスフィルタの周波数特性をよりフラットにすることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成では、抵抗の相対精度が十分でないため、高精度化、簡素化が必要となってきている近年の要望には対応することができないという問題点があった。図9に示した第3例は図7に示す等価回路を改善し、周波数特性を補正するように抵抗を追加したものであるが、それでもオールパスフィルタの周波数特性を十分フラットにすることは困難であった。
【0011】
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、高精度の周波数特性を実現できるオールパスフィルタのフィルタ回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のオールパスフィルタのフィルタ回路は、外部から与えられる電圧信号を電流信号に変換して出力するトランスコンダクタンスと、前記トランスコンダクタンスに縦続する抵抗、前記トランスコンダクタンスの入力側から前記抵抗の出力側間に接続される第1コンデンサと、前記トランスコンダクタンスの出力に接続された第2コンデンサと、前記トランスコンダクタンスの入出力回路間に挿入接続した微分器と、を備えたものである。
【0013】
この発明によれば、フィルタとしての伝達関数が容量比で構成されるので、高精度の周波数特性を備えたオールパスフィルタのフィルタ回路が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、前記従来のものと同一の部分および各実施の形態間において共通の部分については同一符号を用いるものとする。
【0015】
(実施の形態1)
図1は本発明のオールパスフィルタの実施の形態1における第1の構成例を示す等価回路図、図2は図1に示す回路の説明グラフ、図3は本発明のオールパスフィルタの実施の形態1における第2の構成例を示す等価回路図である。
【0016】
図1において、1は信号入力電圧(Vin)の入力端子、2は容量値(C0)のコンデンサによる微分器(微分電流I=−SC0Vin:S=jω)、3は容量値(C2)のコンデンサ、4は係数値(gm1)のトランスコンダクタンス、5は容量値(C1)のコンデンサ、7は抵抗値(r2)の抵抗、9は信号出力電圧(Vout)を出力する出力端子、GNDは接地、6はトランスコンダクタンス4と抵抗7を接続するバッファ、8は抵抗7と出力端子9を接続するバッファである。
【0017】
この構成では、トランスコンダクタンス4の正相入力端子に信号入力電圧(Vin)を供給すると共に、この信号をバッファ8の入力端子にコンデンサ3を通して供給する。この信号はさらに、微分器2を介してバッファ6の入力端子に微分電流として供給される。
【0018】
一方、トランスコンダクタンス4の出力端子はバッファ6の入力端子に接続されると共に、コンデンサ5を介してGNDに接続され、また、バッファ6の出力端子とバッファ8の入力端子は抵抗7を介して接続される。さらに、バッファ8の出力端子と出力端子9が接続されると共に、このバッファ8の出力端子とトランスコンダクタンス4の差動入力端子が接続されて、帰還ループが構成されている。
【0019】
以上のように構成された第1の構成例について以下、図1及び図2を用いてその動作を説明する。図1より明らかなように、トランスコンダクタンス4の出力電流(I1)は、トランスコンダクタンス4の正相入力端子に印加される信号入力電圧(Vin)と同じく逆相入力端子に出力端子9から帰還するように接続された信号出力電圧(Vout)の差電圧と、トランスコンダクタンス4の乗算によって決定され、そのトランスコンダクタンス4の出力電流と信号入力電圧(Vin)により微分器2から供給された微分電流(I)の加算電流は、GND接続されているコンデンサ5に流れる。それによって発生した電圧は、バッファ6を通って、抵抗7と入力信号電圧(Vin)から接続されているコンデンサ3の構成から、抵抗7とコンデンサ3とバッファ8の入力端子で接続された点において、電圧が決定される。この電圧は、バッファ8を通って、出力端子9に出力される。
【0020】
このようにして決定される信号出力電圧(Vout)と信号入力電圧(Vin)の伝達関数は、次式(数2)で表される。
【0021】
【数2】
Figure 0003584373
【0022】
よって、式(数2)より容量値(C0)と容量値(C1)の値が、図2の説明グラフに表されるように、C0>C1の時は図1のフィルタの周波数特性はベルフィルタとなり、C0<C1の時はディップフィルタとなり、C0=C1の時はオールパスフィルタとなる。
【0023】
図3に示す本発明のオールパスフィルタの実施の形態1における第2の構成例は、前記第1の構成例において用いたバッファ6とバッファ8を接続する抵抗7の代わりに係数値(gm2)のトランスコンダクタンス10を用いたものであり、このように構成しても前記第1の構成例と同様の効果が得られる。
【0024】
回路動作その他は前記第1の構成例と実質的にほとんど同様であるのでその説明は省略するが、最終的に信号出力電圧(Vout)と信号入力電圧(Vin)の伝達関数は、次式(数3)で表される。
【0025】
【数3】
Figure 0003584373
【0026】
以上のように、本実施の形態によれば、少なくとも1つのトランスコンダクタンスおよびこれと接続された少なくとも2つのコンデンサを含むフィルタと、前記トランスコンダクタンスの入出力回路に接続され、少なくとも1つのコンデンサを含む微分器を備えたことにより、フィルタ等価回路としての伝達関数が容量比で構成され、集積回路でフィルタが構成される場合、容量の方が抵抗より相対精度が良いため、抵抗の相対精度に依存する従来のものに比し、より高精度な周波数特性を有するオールパスフィルタを実現することができる。
【0027】
(実施の形態2)
図4は本発明のオールパスフィルタの実施の形態2における構成を示す等価回路図である。図4において、1は信号入力電圧(Vin)の入力端子、2は容量値(C0)のコンデンサ11を含む微分器(微分電流I=−SC0Vin:S=jω)、3は容量値(C2)のコンデンサ、4は係数値(gm1)のトランスコンダクタンス、5は容量値(C1)のコンデンサ、6はトランスコンダクタンス4と抵抗7をつなぐバッファ、7は抵抗値(r2)の抵抗、9は信号出力電圧(Vout)の出力端子、8は抵抗7と出力端子9をつなぐバッファ、VCCは定電圧源、GNDは接地、12は抵抗値(r1)の抵抗、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6はそれぞれNPNトランジスタ、VBはベース電圧源である。
【0028】
この構成において、微分器2は、NPNトランジスタQ3のエミッタとNPNトランジスタQ4のエミッタをコンデンサ11を介して接続したものであり、各NPNトランジスタQ3,Q4のエミッタとGNDの間に定電流源を構成している。また、NPNトランジスタQ4のベースにはベース電圧源VBが接続され、NPNトランジスタQ3のベースは入力端子1とNPNトランジスタQ1のベースが接続される。トランスコンダクタンス4は、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトランジスタQ2のエミッタを抵抗12を介して接続したものであり、NPNトランジスタQ1,Q2のエミッタとGNDの間に定電流源を構成している。なお、NPNトランジスタQ1のコレクタとNPNトランジスタQ4のコレクタは、定電圧源VCCに接続されている。さらに、NPNトランジスタQ2とNPNトランジスタQ3のコレクタは、コンデンサ5を介して定電圧源VCCに接続されると共に、定電流源をとおして定電圧源VCCに接続されている。さらにまた、NPNトランジスタQ2とNPNトランジスタQ3のコレクタは、NPNトランジスタQ5のベースに接続されている。
【0029】
バッファ6は、NPNトランジスタQ5のコレクタを定電圧源VCCに接続してあり、NPNトランジスタQ5のエミッタとGNDの間に定電流源を構成している。このNPNトランジスタQ5のエミッタは、抵抗7を通してNPNトランジスタQ6のベースに接続され、かつ、コンデンサ3を介して、定電圧源VCCに接続される。また、バッファ8は、NPNトランジスタQ6のコレクタを定電圧源VCCに接続してあり、NPNトランジスタQ6のエミッタとGNDの間に定電流源を構成している。このNPNトランジスタQ6のエミッタは出力端子9に接続され、この出力端子9とNPNトランジスタQ2のベースが接続されて帰還ループを構成している。
【0030】
以上のように構成されたオールパスフィルタについて以下、その動作を説明する。トランスコンダクタンス4で構成される電流(I1)は、NPNトランジスタQ1のベースに供給されている信号入力電圧(Vin)とNPNトランジスタQ2のベースに供給されている信号出力電圧(Vout)の電圧差を抵抗値(r1)で除算したものであり、コンデンサ11による微分電流(I)は、NPNトランジスタQ3のベースに供給されている信号入力電圧(Vin)をコンデンサ11の容量値(C0)で乗算した信号入力電圧(Vin)とは90度遅れの微分電流(I=−SC0Vin)として表される。
【0031】
一方、トランスコンダクタンス4で構成される電流(I1)と微分電流(I)の加算電流は、コンデンサ5に流れこむことによって、NPNトランジスタQ5のベースに電圧が生じ、これによりNPNトランジスタQ5のエミッタに電圧が生じる。この電圧は、定電圧源VCCとコンデンサ3と抵抗7の構成によって、コンデンサ3と抵抗7とNPNトランジスタQ6のベースの接続点に電圧が生じ、NPNトランジスタQ6のエミッタに電圧が生じる。NPNトランジスタQ6のエミッタには出力端子9が接続されているので、出力端子9における信号出力電圧(Vout)が決定される。
【0032】
以上によって、決定される信号出力電圧(Vout)と信号入力電圧(Vin)の比は、前述の式(数2)で表される。よって、容量値(C0)と(C1)の値が、図2に表されるように、C0>C1の時は図4のフィルタの周波数特性は、ベルフィルタとなり、C0<C1の時はディップフィルタとなり、C0=C1の時はオールパスフィルタとなる。
【0033】
以上のように本実施の形態によれば、少なくとも1つのトランスコンダクタンスおよびこれと接続された少なくとも2つのコンデンサを含むフィルタと、前記トランスコンダクタンスの入出力回路に接続され、少なくとも2つのトランジスタとそのエミッタ間に接続されたコンデンサで構成され、入出力間において90度の位相遅延を有する微分器を備えることにより、フィルタとしての伝達関数が容量比で構成されることになり、従来の抵抗比で構成されるものより相対精度が良く十分な周波数特性を有するオールパスフィルタが得られる。
【0034】
(実施の形態3)
図5は本発明のオールパスフィルタの実施の形態3における第1の構成例を示す等価回路図、図6は本発明のオールパスフィルタの実施の形態3における第2の構成例を示す等価回路図である。
【0035】
図5において、1は信号入力電圧(Vin)の入力端子、3は容量値(C2)のコンデンサ、4は係数値(gm1)のトランスコンダクタンス、5は容量値(C1)のコンデンサ、6はトランスコンダクタンス4と後述の抵抗7をつなぐバッファ、7は抵抗値(r2)の抵抗、9は信号出力電圧(Vout)の出力端子、8は抵抗7と出力端子9をつなぐバッファ、13は入力端子1の逆相入力端子である。
【0036】
この構成では、トランスコンダクタンス4の正相入力端子に接続された入力端子1に信号入力電圧(Vin)を供給すると共に、その信号をバッファ8の入力にコンデンサ3を介して供給する。また、トランスコンダクタンス4の出力とバッファ6の入力を接続し、かつ、トランスコンダクタンス4の出力に信号入力電圧(Vin)の逆相信号入力電圧(−Vin)を逆相入力端子13からコンデンサ5を介して供給する。さらに、バッファ6の出力とバッファ8の入力を抵抗7を介して接続すると共に、バッファ8の出力と出力端子9を接続し、かつ、バッファ8の出力端子とトランスコンダクタンス4の逆相入力端子を接続して帰還ループを構成するようにしたものである。
【0037】
以上のように構成された第1の構成例におけるオールパスフィルタについて以下、その動作を説明する。トランスコンダクタンス4の出力電流(I1)は、トランスコンダクタンス4の正相入力端子に印加される信号入力電圧(Vin)と同じく逆相入力端子に出力端子9から帰還するように印加された信号出力電圧(Vout)の差電圧とトランスコンダクタンス4の乗算によって決定され、逆相入力端子13に接続されているコンデンサ5に流れる。それによって発生した電圧は、バッファ6を通って、抵抗7と入力端子1に接続されているコンデンサ3の構成から抵抗7とコンデンサ3とがバッファ8の入力で接続された点において、その電圧値が決定され、バッファ8を通って、出力端子9に出力される。
【0038】
以上によって、決定される信号出力電圧(Vout)と信号入力電圧(Vin)の伝達関数は、次式(数4)で表される。
【0039】
【数4】
Figure 0003584373
【0040】
よって、等価回路として簡素化されたオールパスフィルタとなる。
【0041】
図6に示す本発明のオールパスフィルタの実施の形態3における第2の構成例は、前記第1の構成例において用いたバッファ6とバッファ8を接続する抵抗7の代わりに係数値(gm2)のトランスコンダクタンス10を用いたものであり、このように構成しても前記第1の構成例と同様の効果が得られ、決定される信号出力電圧(Vout)と信号入力電圧(Vin)の伝達関数は、次式(数5)で表される。
【0042】
【数5】
Figure 0003584373
【0043】
以上のように本実施の形態によれば、互いに位相が逆相となる2つの入力端子の一方の入力端子に少なくとも1つのトランスコンダクタンスを接続すると共に、前記入力端子の両方の入力端子に少なくとも2つのコンデンサを接続し、前記入力端子と前記トランスコンダクタンスの出力側及び2つのコンデンサの出力側間にフィルタ特性を形成したことにより、2入力で2つの入力位相が逆相で入力されるため、フィルタ等価回路として、簡素化されフィルタとしての相対精度が良く、さらにフィルタとしての伝達関数が容量比で構成されることと相俟って相対精度が良く十分な周波数特性を実現することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、フィルタとしての伝達関数が容量比で構成されるため、相対精度が良く十分な周波数特性を有する優れたオールパスフィルタのフィルタ回路を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオールパスフィルタの実施の形態1における第1の構成例を示す等価回路図
【図2】図1に示す回路の説明グラフ
【図3】本発明のオールパスフィルタの実施の形態1における第2の構成例を示す等価回路図
【図4】本発明のオールパスフィルタの実施の形態2における構成を示す等価回路図
【図5】本発明のオールパスフィルタの実施の形態3における第1の構成例を示す等価回路図
【図6】本発明のオールパスフィルタの実施の形態3における第2の構成例を示す等価回路図
【図7】従来のオールパスフィルタの第1例を示す等価回路図
【図8】従来のオールパスフィルタの第2例を示す等価回路図
【図9】従来のオールパスフィルタの第3例を示す等価回路図
【符号の説明】
1 入力端子
2 微分器
3 コンデンサ
4 トランスコンダクタンス
5 コンデンサ
6,8 バッファ
7 抵抗
9 出力端子
10 トランスコンダクタンス
11 コンデンサ
12 抵抗
20 トラップフィルタ
21 演算増幅器
22 抵抗
23 抵抗
24 バンドパスフィルタ
25 抵抗

Claims (4)

  1. 外部から与えられる電圧信号を電流信号に変換して出力するトランスコンダクタンスと、前記トランスコンダクタンスに縦続する抵抗、前記トランスコンダクタンスの入力側から前記抵抗の出力側間に接続される第1コンデンサと、前記トランスコンダクタンスの出力に接続された第2コンデンサと、前記トランスコンダクタンスの入出力回路間に挿入接続した微分器と、を備えたことを特徴とするフィルタ回路
  2. 外部から与えられる電圧信号を電流信号に変換して出力する第1のトランスコンダクタンスおよびこれと縦続し、外部から与えられる電圧信号を電流信号に変換して出力する第2のトランスコンダクタンスを備えると共に、前記第1のトランスコンダクタンスの入力側から前記第2のトランスコンダクタンスの出力側間に接続される第1コンデンサおよび前記第1のトランスコンダクタンスの出力に接続される第2コンデンサを備えて形成されたフィルタと、前記第1のトランスコンダクタンスの入出力回路間に挿入接続した微分器と、を備えたことを特徴とするフィルタ回路
  3. 微分器は、少なくとも2つのトランジスタとそのエミッタ間に接続されたコンデンサで構成され、その微分電流は入出力間において90度の位相遅延を有するものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のフィルタ回路
  4. 外部から与えられる第1電圧信号を電流信号に変換して出力端子に出力するトランスコンダクタンスと、前記トランスコンダクタンスの正相入力端子に接続された第1入力端子と、前記第1入力端子に一端が接続された第1コンデンサと、前記トランスコンダクタンスの前記出力端子に一端が接続された第2コンデンサと、前記第2コンデンサの他端に接続され前記第1電圧信号と逆相の信号が与えられる第2入力端子と、前記トランスコンダクタンスの前記出力端子に入力端子が接続された第1バッファ回路と、前記第1バッファ回路の出力端子に一端が接続され、かつ他端が前記第1コンデンサの他端に接続されると共に第2バッファ回路の入力端子に接続された抵抗と、前記第2バッファ回路の出力端子に接続された信号出力端子とを備え、前記第2バッファ回路の出力端子信号を前記トランスコンダクタンスの逆相入力端子に与えたことを特徴とするフィルタ回路
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