JP3189751B2 - 周波数調整装置 - Google Patents

周波数調整装置

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JP3189751B2
JP3189751B2 JP23208097A JP23208097A JP3189751B2 JP 3189751 B2 JP3189751 B2 JP 3189751B2 JP 23208097 A JP23208097 A JP 23208097A JP 23208097 A JP23208097 A JP 23208097A JP 3189751 B2 JP3189751 B2 JP 3189751B2
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年啓 正垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数依存抵抗回
路と抵抗とを組み合わせて例えば複合映像信号から色信
号を取り出すバンドパスフィルタ、色信号復調後に高調
波を除外するローパスフィルタ、オーディオ用イコライ
ザアンプまたはBSチューナー信号のI・Q出力を取り
出すローパスフィルタ等のカットオフ周波数を安定化さ
せる周波数調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、抵抗、コンデンサ、コイルまたは
演算増幅器を組み合わせることによりパッシブフィルタ
またはアクティブフィルタが構成されており、ここで取
り出される信号については周波数の変化とともに位相が
大きく変化していた。これに対して、特願平8−044
497号の明細書において通過帯域における出力信号の
位相を変化させずに周波数選択することのできる周波数
依存抵抗回路及びこれを用いたフィルタ装置が出願され
た。
【0003】図5は従来の周波数依存抵抗回路を用いた
フィルタ装置の図である。図5において、1〜5はマイ
ナス入力の基準電圧を元にプラス入力に与えられる電圧
を電流に変換して出力する電圧−電流変換器である。入
力電圧に対する出力電流の比をgmで表現して、電圧−
電流変換器1〜4の電流変換率gmの値をgm1、gm
2、gm3、gm4、電圧−電流変換器5のgmをgm
11と定義される。尚、電流変換率gmは電圧−電流変
換器を構成する差動増幅回路のエミッタ抵抗の総和の逆
数として与えられる。7〜10はコンデンサであり、7
〜10の容量値をそれぞれC1、C2、C3、C4と定
義する。コンデンサを用いたリアクタンス性負荷のイン
ピーダンスjXは、 jX=−j(1/wC) である。尚、wは扱う信号の角周波数である。以上の定
数を基に、端子11から周波数依存抵抗回路を見たイン
ピーダンスZin4は、 Zin4=w4・C1・C2・C3・C4/(gm1・
gm2・gm3・gm4・gm11) と表現される。
【0004】次に、18は、抵抗値R18を有する抵抗
であり、この抵抗18と周波数依存抵抗回路の一端とを
直列に接続して周波数依存抵抗回路の他端に接続された
端子11から信号vinを入力する。こうすることによ
って周波数依存抵抗回路と抵抗との接続部に備えられた
端子12に得られる信号voutは、 vout={1/(1+Zin4/R18)}・vin と表現される。信号voutは入力信号と同相であり、
かつローパスフィルタ特性を有する。
【0005】図6は、特願昭63−42724号公報に
記載の従来の濾波周波数制御装置を示す図である。
【0006】第1共振回路の入力と出力の位相を比較
し、制御回路の出力によって第1共振回路の定数を制御
するとともに第2共振回路の中心周波数を決定するもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、周波数依存抵抗
回路を構成するコンデンサ及び抵抗の各素子について
は、その設計値に対して実際には製造時の条件等によっ
て値にばらつきが生じ、また、使用時の周囲温度によっ
て値に変動が起きていた。このため、周波数依存抵抗回
路のインピーダンスが製造ばらつき及び温度変動によっ
てばらついたり変動したりしていた。
【0008】また、周波数依存抵抗回路と抵抗とを接続
したフィルタ回路の出力には殆ど位相変化が生じないの
で、フィルタ回路に入力された信号に対する周波数依存
抵抗回路からの信号によってフィルタ回路設計の要素で
あるカットオフ周波数を一定にすることができていなか
った。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、周波数依存抵抗回路を用いたフィルタ回路のカッ
トオフ周波数を安定化された所定の値とすることのでき
る周波数制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に係る周波数調整装置は、第1及び
第2の回路がコンデンサ及び抵抗を備えた周波数調整装
置であって、第1の回路に所定の周波数の基準信号が入
力され、コンデンサ及び抵抗の値の積に応じて値の異な
る位相の信号を出力し、この信号と前記基準信号との位
相差から位相誤差電圧を発生し、この位相誤差電圧の値
及びコンデンサと抵抗の値の積に応じて前記位相差を所
定の値にする。この位相誤差電圧が周波数依存抵抗回路
に入力され、この位相誤差電圧の値及び周波数依存抵抗
回路のコンデンサと抵抗の値の積に応じて周波数依存抵
抗回路のインピーダンスが異なる。周波数依存抵抗回路
の一端に抵抗を接続した第2の回路でフィルタ回路が構
成される。ここで、同一の製造工程で形成されたコンデ
ンサと同一の製造工程で形成された抵抗を用いて第1及
び第2の回路を構成することによって、第1の回路での
コンデンサと抵抗の値の積と第2の回路でのコンデンサ
と抵抗の値の積とを対応させることができる。次に、第
1の回路に入力される基準信号の周波数と第1の回路で
のコンデンサと抵抗の値の積とを位相誤差電圧を介して
対応させることによって、第2の回路のカットオフ周波
数を第1の回路に入力される基準信号の周波数に対応さ
せることができる。ここで、基準信号に例えば水晶発振
回路の出力信号を用いることで第2の回路のカットオフ
周波数を水晶発振回路の安定度と同一とすることができ
る。また、集積回路を形成するための拡散工程を第1の
回路と第2の回路に採用することで同一の集積回路製造
工程を実現することができる。
【0011】本発明の請求項2に係る周波数制御装置に
おいては、半導体集積回路を形成するための拡散工程を
用いてコンデンサ及び抵抗を形成し、コンデンサ及び抵
抗の値の積が一定となるように、これらの素子を用いて
第1、第2の回路を構成する。
【0012】第1の回路では、第1の電圧−電流変換器
の入力端子対に与えられる電圧に応じた電流が出力端子
から出力され、第1の電圧−電流変換器の出力端子にリ
アクタンス性負荷を接続する。この負荷に発生した電圧
が第2の電圧−電流変換器に入力され出力部から電流を
出力する。この第2の電圧−電流変換器の出力部の電流
が第1の電流増幅器に入力されると共に、第1の電流増
幅器には外部から第1の信号端子に信号が与えられ、こ
の信号に応じて出力端子対に双方向の電流が出力され、
第1の電圧−電流変換器の入力端子対に個々に与えられ
る。このようにしてインダクタンス値が第1の信号端子
の信号に応じて可変となるジャイレータ回路が形成され
る。ここで、ジャイレータ回路とコンデンサ及び抵抗を
直列に接続して同調回路を形成し、この同調回路に一定
周波数の第1の信号が与えられる。この第1の信号とコ
ンデンサ若しくはジャイレータ回路に発生した電圧信号
が位相比較器に入力され、第1の信号と電圧信号の位相
差が検出される。検出された位相差が誤差信号として出
力され、さらにコンデンサで平滑化される。平滑化され
た電圧は制御回路を介して第1の信号端子に入力され
る。
【0013】同調回路のカットオフ周波数が第1の信号
の周波数に一致するとき、第1の信号とコンデンサ又は
コイルに発生する電圧信号の位相は直交するので位相誤
差信号は零となるが、カットオフ周波数と第1の信号の
周波数が異なると周波数差に応じて位相誤差信号が発生
する。同調回路のカットオフ周波数はジャイレータ回路
固有のインダクタンス値とコンデンサの値との積によっ
て決定されており、誤差信号が零となるように負帰還ル
ープを形成することで、第1の信号の周波数に一致する
ようにコンデンサとインダクタンスの値の積を所定の値
とすることができる。
【0014】さらに、ジャイレータ回路のインダクタン
ス値は、ジャイレータ回路を構成する抵抗とコンデンサ
の値の積に比例するので、負帰還ループが安定状態であ
るとき、コンデンサと抵抗の値の積を一定値とすること
ができる。
【0015】第2の回路では、入力端子に与えられる電
圧に応じた電流が出力端子から出力される第3の電圧−
電流変換器の出力端子にリアクタンス性負荷が接続され
た回路を1単位として複数個の回路単位を有する。ここ
で、複数個の回路単位を縦続接続し、初段から偶数番に
位置する回路単位の出力電圧を電流に変換し、この電流
を前記初段の回路単位の入力端子に与えて周波数依存抵
抗回路を形成する。この周波数依存抵抗回路の電流経路
の少なくとも1つには、さらに、第2の信号端子に外部
から与えられる信号に応じて電流を増幅する第2の電流
増幅器を備える。
【0016】このように第1の回路で得られる制御回路
の出力電圧は、コンデンサと抵抗の値の積を一定とする
働きを有するので、この制御回路の出力電圧を第2の回
路の第2の信号端子に与えることで、第2の回路のコン
デンサと抵抗の値の積を一定にすることができ、周波数
依存抵抗回路の値が1次数の抵抗の値で与えられ、この
周波数依存抵抗回路と抵抗とを組み合わせたフィルタ回
路のカットオフ周波数を第1の信号の周波数に応じて一
定にすることができる。
【0017】この目的を達成するために本発明の請求項
3に係る周波数制御装置においては、半導体集積回路を
形成するための拡散工程を用いてコンデンサ及び抵抗を
形成し、コンデンサ及び抵抗の値の積が一定となるよう
にこれらの素子を用いて第1、第2の回路を構成する。
【0018】第1の回路では、第1の電圧−電流変換器
の入力端子対に与えられる電圧に応じて出力端子から電
流が出力される。第1の電圧−電流変換器の出力端子に
リアクタンス性負荷を接続し、この負荷に発生した電圧
が第2の電圧−電流変換器に入力され、第2の電圧−電
流変換器の出力部から電流を出力する。この第2の電圧
−電流変換器の出力部の電流が第1の電流増幅器に入力
され、また、第1の電流増幅器には外部から第1の信号
端子に信号が与えられ、この信号に応じて双方向の電流
が出力される。双方向の電流は第1の電圧−電流変換器
の入力端子対に個々に与えられる。このようにしてイン
ダクタンス値が第1の信号端子の信号に応じて可変とな
るジャイレータ回路が形成される。ここで、ジャイレー
タ回路の一端と第1の抵抗を直列に接続し、ジャイレー
タ回路に所定の周波数の第1の信号を入力し第1の抵抗
の他端を交流接地して移相回路を形成して接続部から位
相シフトした信号を取り出す。一方、値の等しい第2、
第3の抵抗を直列接続し、第2の抵抗の一端に第1の信
号を入力し、第3の抵抗の一端を交流接地して振幅減衰
回路を形成して第2、第3の抵抗の接続部から振幅が1
/2に減衰された信号を取り出す。位相シフトした信号
と1/2に減衰された信号が減算回路に入力されてベク
トル減算された差信号が出力される。この差信号と第1
の信号が位相比較器に入力され、両信号の位相差が検出
される。検出された位相差が誤差信号として出力され、
さらにコンデンサで平滑化される。平滑化された電圧は
制御回路を介して第1の信号端子に入力される。
【0019】第2の回路では、入力端子に与えられる電
圧に応じた電流が出力端子から出力される第3の電圧−
電流変換器の出力端子にリアクタンス性負荷が接続さ
れ、この回路を1単位として複数個の回路単位を有す
る。ここで、複数個の回路単位を縦続接続し、初段から
偶数番に位置する回路単位の出力電圧を電流に変換し、
この電流を前記初段の回路単位の入力端子に与えて周波
数依存抵抗回路を形成する。この周波数依存抵抗回路の
電流経路の少なくとも1つには、さらに、第2の信号端
子に外部から与えられる信号に応じて増幅された電流を
出力する第2の電流増幅器を備える。移相回路のカット
オフ周波数が第1の信号の周波数に一致するとき、第1
の信号と位相シフトした信号の位相は45度であるの
で、差信号と第1の信号の位相が直交する。位相が直交
するとき位相誤差信号は零となるが、カットオフ周波数
と第1の信号の周波数が異なると周波数差に応じて位相
誤差信号が発生する。移相回路のカットオフ周波数はジ
ャイレータ回路のインダクタンス値と第1の抵抗の値と
の積によって決定されており、誤差信号が零となるよう
に負帰還ループを形成することで、第1の信号の周波数
に一致するように第1の抵抗とインダクタンスの積を所
定の値とすることができる。さらに、ジャイレータ回路
のインダクタンス値は、ジャイレータ回路を構成する抵
抗とコンデンサの値の積に比例するので、負帰還ループ
が安定状態であるとき、コンデンサと抵抗の値の積を一
定値とすることができる。
【0020】このように第1の回路で得られる制御回路
の出力電圧は、コンデンサと抵抗の値の積を一定とする
働きを有するので、この制御回路の出力電圧を第2の回
路の第2の信号端子に与えることで、第2の回路のコン
デンサと抵抗の値の積を一定にすることができ、周波数
依存抵抗回路の値が1次数の抵抗で与えられ、この周波
数依存抵抗回路と抵抗とを組み合わせたフィルタ回路の
カットオフ周波数の値を第1の信号の周波数に応じて一
定にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0022】図1は、本発明の請求項1又は2の周波数
制御装置の一実施の形態を示す図である。図1におい
て、23、25、41〜45はマイナス入力の電圧を基
準にプラス入力に与えられる電圧を電流に変換して出力
する電圧−電流変換器である。入力電圧に対する出力電
流の比をgmで表現すると、電圧−電流変換器23、2
5の電流変換率gmの値をgm1、gm2、電圧−電流
変換41〜45の電流変換率gmをgm11〜gm15
と定義する。電流変換率gmは電圧−電流変換器を構成
する差動増幅回路のエミッタ抵抗の総和の逆数として与
えられる。gm1、gm2、gm11〜gm15の逆数
をそれぞれR1、R2、R11〜R15と定義する。2
4、32、47〜50はコンデンサである。24の容量
値をC1、32の容量値をC2、47〜50の容量値を
C11、C12、C13、C14と定義する。35は、
平滑用のコンデンサである。26及び46は電流増幅器
である。電流増幅器26、46の増幅率をk1、k2と
定義する。36は抵抗値R36を有し、52は抵抗値R
52を有する抵抗である。wは扱う信号の角周波数であ
る。
【0023】以上の定義を用いて端子11から周波数依
存抵抗回路を見たインピーダンスZin11は、 Zin11=k2・w4・C11・C12・C13・C14・R11・R12 ・R13・R14・R15 ・・・(1) と表現される。
【0024】次に、抵抗52と周波数依存抵抗回路を直
列に接続し、端子11から信号vinを入力することに
よって端子12に得られる信号voutは、 vout={1/(1+Zin11/R52)}・vin ・・・(2) と表現される。ここで、出力voutは、周波数依存抵
抗器のインピーダンスZin11と抵抗R52の比によ
って決定される。
【0025】次に、端子14、15からジャイレータ回
路を見たインピーダンスZgは、 Zg=j・k1・w・C1・R1・R2 =j・w・L ・・・(3) であり、ここで、 L=k1・C1・R1・R2 ・・・(4) とする。これから、端子13から接地の間のインピーダ
ンスZは、 Z=R36+j・w・L+1/jwC2 ・・・(5) であり、端子15に得られる電圧v15は、 v15=vin/{(1−w2・L・C2)+jwC2・R36} ・・・(6) と与えられる。
【0026】ここで、端子15と端子13の電圧が90
度の位相差を有するように閉ループが形成されると、
(6)式において、 1−w2・L・C2=0 ・・・(7) が成立する。このときの周波数wをw0として定義す
る。(4)、(7)式から、 w0=(k1・C1・C2・R1・R2)-1/2 ・・・(8) となり、端子13に与えられる信号の周波数と抵抗及び
コンデンサの値が増幅度k1を介して与えられる。
【0027】周波数依存抵抗回路のインピーダンスにつ
いては、任意の周波数wに対して(1)式で決定されて
おり、端子13に入力される信号の周波数がw0である
とき、(1)式は、(8)式を介して表現される。ここ
で、任意の周波数wと周波数w0との間に比例係数ψを
与えると、 w=ψ・w0 ・・・(9) と表現することができ、(1)、(8)、(9)式か
ら、周波数依存抵抗回路のインピーダンスZin11
は、 Zin11=(k2/k12)・ψ4・C11・C12・C13・C14・R1 1・R12・R13・R14・R15/(C1・C2・R1・R2)2 ・・・(10) として与えられる。ここで、分子と分母のコンデンサの
次数が等しく、また、コンデンサが同一の工程で製造さ
れるのでコンデンサの値の変動はインピーダンスZin
11に影響を与えない。一方、抵抗もまた同一の工程で
製造され、かつ分子の次数が分母の次数よりも1次数多
いので、インピーダンスZin11は抵抗のバラツキ又
は温度変動に応じて変動する。ここで、増幅度k1、k
2の比を等しくすることで拡散条件の変動又は温度の変
動によって周波数依存抵抗回路を構成するコンデンサC
11及びC12、C13、C14の値が変動した場合で
も、端子13に入力される信号の周波数に対応した抵抗
を得ることができる。
【0028】端子12には、端子11の信号が周波数依
存抵抗回路と抵抗52とで分割された信号が出力される
が、式(2)と(10)とから周波数の変動に応じて値
の異なる信号が取り出され、フィルタ回路が構成され
る。
【0029】ここで、Zin11の値と抵抗52の値が
等しいときの周波数をカットオフ周波数と定義する。こ
のカットオフ周波数において端子12に取り出される信
号は、端子11の信号の振幅に対して1/2に減衰され
た値を有する。
【0030】図2は本発明の請求項1又は3に係る周波
数制御装置の一実施の形態を示す図である。図2におい
て、23、25、41〜45はマイナス入力の電圧を基
準にプラス入力に与えられる電圧を電流に変換して出力
する電圧−電流変換器である。入力電圧に対する出力電
流の比をgmで表現すると、電圧−電流変換器23,2
5の電流変換率gmの値をgm1、gm2、電圧−電流
変換41〜45の電流変換率gmをgm11〜gm15
と定義する。電流変換率gmは電圧−電流変換器を構成
する差動増幅回路のエミッタ抵抗の総和の逆数として与
えられる。gm1、gm2、gm11〜gm15の逆数
をそれぞれR1、R2、R11〜R15と定義する。2
4、32、47〜50はコンデンサである。24の容量
値をC1、47〜50の容量値をC11、C12、C1
3、C14と定義する。35は、平滑用のコンデンサで
ある。26及び46は電流増幅器であり、電流増幅器2
6、46の増幅率をk1、k2と定義する。52は抵抗
値R52、61〜63はそれぞれ抵抗値R61〜R63
の値を有する抵抗である。wは扱う信号の角周波数であ
る。64は、2つの入力信号の差を求めて出力する減算
回路である。
【0031】端子11から周波数依存抵抗回路を見たイ
ンピーダンスZin11は、 Zin11=k2・w4・C11・C12・C13・C14・R11・R12 ・R13・R14・R15 ・・・(11) と表現される。
【0032】次に、抵抗52と周波数依存抵抗回路を直
列に接続し、端子11から信号vinを入力することに
よって端子12に得られる信号voutは、 vout={1/(1+Zin11/R52)}・vin ・・・(12) と表現される。出力voutは、周波数依存抵抗器のイ
ンピーダンスZin11と抵抗R52の比によって決定
される。
【0033】次に、端子14、15からジャイレータ回
路を見たインピーダンスZgは、 Zg=j・k1・w・C1・R1・R2 =j・w・L ・・・(13) ここで、 L=k1・C1・R1・R2 ・・・(14) とする。
【0034】これから、端子13から接地の間のインピ
ーダンスZは、 Z=R61+j・w・L ・・・(15) であり、端子65に得られる電圧v65は、 v65=vin・R61/(jwL+R61) ・・・(16) と与えられる。
【0035】一方、抵抗62と63との値が等しいとき
に接続部の端子66に得られる電圧v66は、 v66=vin/2 ・・・(17) である。
【0036】端子65と端子66の電圧の差をv3とす
ると、 v3={R61/(jwL+R61)−1/2}vin =(R61−jwL)/{2(jwL+R61)} ・・・(18) が得られ、位相比較器33にて端子13の信号vinと
位相比較される。
【0037】(18)式の信号と端子13の電圧が90
度の位相差を有するように閉ループが形成されるとき、
(18)式において、 R61=|jwL| ・・・(19) が成立するので、このときの周波数wをw0として定義
する。(14)、(19)式から、 w0=R61/(k1・C1・R1・R2) ・・・(20) となり、端子13に与えられる信号の周波数が、抵抗及
びコンデンサの値、増幅度k1を介して与えられる。
【0038】周波数依存抵抗回路のインピーダンスは、
任意の周波数wに対して(11)式で決定されており、
端子13に入力される信号の周波数がw0であるとき、
(11)式は、(20)式を介して表現される。ここ
で、任意の周波数wとw0との間に比例係数ψを与える
と、 w=ψ・w0 ・・・(21) と表現することができ、(11)、(20)、(21)
式から、周波数依存抵抗回路のインピーダンスZin1
1は、 Zin11=(k2/k14)・ψ4・C11・C12・C13・C14・R1 1・R12・R13・R14・R15・R614/(C1・C2・R1・R2)4 ・・・(22) として与えられる。ここで、コンデンサの分子と分母の
次数が等しく、また、コンデンサが同一の工程で製造さ
れるので、コンデンサの値の変動はインピーダンスZi
n11に影響を与えない。一方、抵抗もまた同一の工程
で製造されるが分子の次数が分母の次数よりも1次数多
いので、インピーダンスZin11は抵抗のバラツキ又
は温度変動に応じて変動する。ここで、増幅度k1、k
2の比を等しくすることで拡散条件の変動又は温度の変
動によって周波数依存抵抗回路を構成するコンデンサC
11及びC12、C13、C14の値が変動した場合で
も、端子13に入力される信号の周波数に対応した値の
抵抗を得ることができる。
【0039】式(12)、(22)から、端子12の出
力には、抵抗及びコンデンサの値の変動に対して一定で
あり、周波数の変動に応じて値の異なる信号が取り出さ
れ、端子11に入力される信号に対してフィルタ回路を
構成することができる。
【0040】ここで、Zin11の値と抵抗52の値が
等しいときの周波数をカットオフ周波数と定義する。こ
のカットオフ周波数において端子12に取り出される信
号は、端子11の信号の振幅に対して1/2に減衰され
た値を有する。
【0041】図3は、図2の各信号をベクトルで示した
図である。実軸をReで示し、虚軸をImで示す。端子
13に入力された信号を実軸上のvinで与えると、端
子66の信号が1/2・vinで与えられ、端子65の
信号がv2で与えられる。さらに、v2に対して1/2
・vinから向かうベクトルv3は、減算器64の出力
信号であり、1・2・vinとv2との角度が45度の
ときにはvinとv3は直交する。
【0042】図4は、図1及び2における電流増幅器の
一実施の形態を示した図である。図4において、70〜
79はトランジスタであり、80、81は等しい値を有
する定電流源、84、85は等しい値を有する抵抗、8
6、87は定電圧源、100〜104は端子である。な
お、トランジスタ70〜79については、各ベース電流
は無視できる程微少な値であるとする。
【0043】トランジスタ70及び71のベースには電
圧源86によって固定電圧が与えられており、各トラン
ジスタのエミッタ及びコレクタには電流源80、81が
接続される。トランジスタ72と73で差動トランジス
タ対が形成され、トランジスタ72のベースにはトラン
ジスタ70のエミッタが接続され、一方、トランジスタ
73のベースにはトランジスタ71のエミッタが接続さ
れる。トランジスタ72、73のエミッタにはトランジ
スタ74、75のコレクタが接続され、トランジスタ7
4、75のベースには端子104から電圧が与えられ、
トランジスタ74、75と接地間に接続された抵抗84
によって端子104の電圧が電流に変換されてトランジ
スタ72、73のエミッタ電流を形成する。さらに、ト
ランジスタ72のコレクタにはトランジスタ77のコレ
クタが接続され、トランジスタ73のコレクタにはトラ
ンジスタ78のコレクタが接続される。また、端子10
4からトランジスタ76のベースに電圧が与えられ、こ
のトランジスタのエミッタと接地間に接続された抵抗8
5によって電流に変換される。トランジスタ76のコレ
クタは、トランジスタ79のコレクタ、ベース及びトラ
ンジスタ77、78のベースに接続されてミラー回路が
形成される。このミラー回路を介して抵抗85の電流
が、トランジスタ77及び78のコレクタからトランジ
スタ72、73のコレクタにそれぞれ供給される。尚、
トランジスタ77〜79のエミッタには電圧源87の電
圧が与えられる。ここで、トランジスタ77、78のコ
レクタ電流の総和は、トランジスタ74、75のコレク
タ電流の総和と等しい。
【0044】次に、トランジスタ70のエミッタと端子
100、トランジスタ71のエミッタと端子101がそ
れぞれ接続され、端子100と端子101との間に交流
電流が印加される。また、トランジスタ72と77のコ
レクタには端子102が接続され、トランジスタ73と
78のコレクタには端子103が接続されて両端子間か
ら交流電流が取り出される。この交流電流の増幅度は、
電流源80、81の直流電流値とトランジスタ74、7
5及び抵抗84で形成された直流電流の電流比で決定さ
れる。端子104に与える電圧に応じてこの比は異な
る。
【0045】図1、2の電流増幅器に図4の電流増幅器
を用いた場合、端子104に制御回路34の出力電圧を
与えることで、端子100、101に印加された双方向
の交流電流を増幅して端子102、103から取り出す
ことができる。
【0046】
【発明の効果】コンデンサ及び抵抗を備えた周波数調整
装置であって、所定の周波数の基準信号が入力され、コ
ンデンサ及び抵抗の値の積に応じた位相の信号を出力し
て前記基準信号との位相差から制御電圧を発生する第1
の回路と、この制御電圧が入力され、この制御電圧の値
及びコンデンサと抵抗の値の積に応じて周波数特性が異
なる周波数依存抵抗回路に抵抗を接続した第2の回路と
を備え、第1の回路及び第2の回路のコンデンサ及び抵
抗を各々同一の集積回路製造工程で形成することによっ
て、周波数依存抵抗回路のインピーダンスを抵抗の次元
の所定の値にすることができ、また、周波数依存抵抗回
路と抵抗とを構成要素としたフィルタ回路のカットオフ
周波数を基準信号に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1又は2の周波数制御装置の一
実施の形態を示す図
【図2】本発明の請求項1又は3の発明に係る周波数制
御装置の一実施の形態を示す図
【図3】図2の各信号を示した図
【図4】図1又は2における電流増幅器の一実施の形態
を示した回路図
【図5】従来の周波数依存抵抗回路を用いたフィルタ装
置を示す図
【図6】従来の濾波周波数制御装置を示す図
【符号の説明】
1〜5 電圧−電流変換器 7〜10 コンデンサ 11〜15 端子 18 抵抗 20 第1の回路 21 第2の回路 23 電圧−電流変換器 24 コンデンサ 25 電圧−電流変換器 26 電流増幅器 32 コンデンサ 33 位相比較器 34 制御回路 35 コンデンサ 41〜45 電圧−電流変換器 46 電流増幅器 47〜50 コンデンサ 52 抵抗 61〜63 抵抗 64 減算器 65、66 端子 70〜79 トランジスタ 80、81 電流源 84、85 抵抗 86、87 電圧源 100〜104 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−43860(JP,A) 特開 平9−69754(JP,A) 特開 平1−216611(JP,A) 国際公開97/32396(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ及び抵抗を備えた周波数調整
    装置であって、所定の周波数の基準信号が入力され、コ
    ンデンサ及び抵抗の値の積に応じた位相の信号を出力し
    て前記基準信号との位相差から位相誤差電圧を発生し、
    この位相誤差電圧の値及びコンデンサと抵抗の値の積に
    応じて前記位相差を所定の値にする第1の回路と、この
    位相誤差電圧が入力され、この位相誤差電圧の値及びコ
    ンデンサと抵抗の値の積に応じてインピーダンスが異な
    る周波数依存抵抗回路の一端に抵抗を接続した第2の回
    路とを備え、第1の回路及び第2の回路のコンデンサ及
    び抵抗を各々同一の工程で形成したことを特徴とする周
    波数調整装置。
  2. 【請求項2】 複数のコンデンサ及び抵抗が各々同一の
    集積回路製造工程で形成された周波数調整装置であっ
    て、 入力端子対に与えられる電圧に応じた電流が出力端子か
    ら出力される第1の電圧−電流変換器、第1の電圧−電
    流変換器の出力端子に接続されたリアクタンス性負荷、
    前記リアクタンス性負荷に発生した電圧が入力され出力
    部から電流を出力する第2の電圧−電流変換器、外部か
    ら信号が与えられる第1の信号端子を有し第2の電圧−
    電流変換器の出力電流を入力して第1の信号端子の信号
    に応じて双方向の値の異なる電流を出力端子対に出力す
    る第1の電流増幅器及び第1の電流増幅器の出力端子対
    と第1の電圧−電流変換器の入力端子対とを個々に接続
    する手段とを備えたジャイレータ回路の一端にコンデン
    サ及び抵抗が直列接続された同調回路と、 前記同調回路に第1の信号が与えられて前記コンデンサ
    若しくはコイルに発生した電圧及び第1の信号が入力端
    子対に個々に入力され位相差が検出され出力端子に位相
    誤差信号を出力する位相比較器と、 前記位相誤差信号を入力して平滑した電圧信号を出力す
    る制御回路と、 入力端子に与えられる電圧に応じた電流が出力端子から
    出力される第3の電圧−電流変換器の出力端子にリアク
    タンス性負荷が接続された回路単位を複数個縦続接続
    し、初段から偶数番に位置する回路単位の出力電圧を電
    流に変換し、この電流を前記初段の回路単位の入力端子
    に与える周波数依存抵抗回路と、 外部から信号が与えられる第2の信号端子を備え前記周
    波数依存抵抗回路の電流経路の少なくとも1つにあって
    第2の信号端子の信号に応じて電流を増幅する第2の電
    流増幅器とを備え、 前記制御回路の電圧信号を第1及び第2の信号端子に入
    力することを特徴とする周波数調整装置。
  3. 【請求項3】 複数のコンデンサ及び抵抗が各々同一の
    集積回路製造工程で形成された周波数調整装置であっ
    て、 入力端子対に与えられる電圧に応じた電流が出力端子か
    ら出力される第1の電圧−電流変換器、第1の電圧−電
    流変換器の出力端子に接続されたリアクタンス性負荷、
    前記リアクタンス性負荷に発生した電圧が入力され出力
    部から電流を出力する第2の電圧−電流変換器、外部か
    ら信号が与えられる第1の信号端子を有し第2の電圧−
    電流変換器の出力電流を入力して第1の信号端子の信号
    に応じて双方向の値の異なる電流を出力端子対に出力す
    る第1の電流増幅器及び第1の電流増幅器の出力端子対
    と第1の電圧−電流変換器の入力端子対とを個々に接続
    する手段とを備えたジャイレータ回路の一端に抵抗を直
    列に接続し、この接続部から信号を取り出す移相回路
    と、 第2、第3の抵抗を直列に接続し、この接続部から信号
    を取り出す減衰回路と、 前記移相回路及び減衰回路の接続部の信号が個々に入力
    され両信号の位相差を比較して位相誤差信号を出力する
    位相比較器と、 前記位相誤差信号を平滑して電圧信号を出力する制御回
    路と、 入力端子に与えられる電圧に応じた電流が出力端子から
    出力される第3の電圧−電流変換器の出力端子にリアク
    タンス性負荷が接続された回路単位を複数個縦続接続
    し、初段から偶数番に位置する回路単位の出力電圧を電
    流に変換し、この電流を前記初段の回路単位の入力端子
    に与える周波数依存抵抗回路と、 外部から信号が与えられる第2の信号端子を備え前記周
    波数依存抵抗回路の電流経路の少なくとも1つにあって
    第2の信号端子の信号に応じて電流を増幅する第2の電
    流増幅器とを備え、 前記制御回路の電圧信号を第1及び第2の信号端子に入
    力することを特徴とする周波数調整装置。
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