JP2537877Y2 - モータの軸受機構 - Google Patents

モータの軸受機構

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JP2537877Y2
JP2537877Y2 JP1989049784U JP4978489U JP2537877Y2 JP 2537877 Y2 JP2537877 Y2 JP 2537877Y2 JP 1989049784 U JP1989049784 U JP 1989049784U JP 4978489 U JP4978489 U JP 4978489U JP 2537877 Y2 JP2537877 Y2 JP 2537877Y2
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bearing
rolling bearing
rolling
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oil
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義雄 藤居
正文 岩名
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日本電産 株式会社
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディス
ク等の駆動に用いるモータの軸受機構に関する。
[従来の技術] 従来、光ディスク、磁気ディスク或いは光磁気ディス
ク等のメモリ手段を駆動するためのモータにおいては、
低摩擦性、耐久性及びメインテナンス等の点から、シャ
フトの2箇所をボールベアリングにより軸支する手段が
採られていた。
また、モータにより回転駆動されるディスクは、主材
料が合成樹脂であって空気等との摩擦により帯電し易
く、帯電により表面に塵埃が付着すると、読み出し或い
は書き込みエラーの原因ともなるので、ディスクに接触
するハブ及びそのハブを連結するシャフトから、ボール
ベアリング及び軸受ハウジングを通じて放電するか、又
は、ほかに特別な手段を講じて、シャフトから直接放電
していた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、ボールベアリングの転動体である各ボール
は、サイズや形状の点で厳密に揃っているとは言えず、
内輪及び外輪における転動体の軌道面についても、厳密
に円形であるとは言えないので、シャフトの回転により
ボールが転動すると、振動を発生し、駆動するディスク
との共振も相まって、騒音の原因、及び読み出し或いは
書き込みの際の瞬間的な変位によるオフトラック、すな
わちエラーの原因ともなっていた。
また、ディスク表面への塵埃の付着によるエラー発生
を防止するために特別な除電手段を講ずることは、コス
トアップの要因となっていた。
本考案は、従来存した如上の問題点に鑑みなされたも
のであって、ディスク駆動による振動及び帯電によるデ
ィスク表面への塵埃の付着に起因する読み/書きエラー
発生の可能性を低減することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係わるモータの
軸受機構は、ころがり軸受(1)と含油スリーブ軸受
(2)により一端部にロータ(4)を連結したシャフト
(3)を軸支するものであって、ロータ(4)側の軸受
をころがり軸受(1)とし、そのころがり軸受(1)の
外輪を、弾性及び導電性を備えたOリング形の支持体
(5)を介して軸受ハウジング(6)内に全周に渡り弾
性的に保持することにより、含油スリーブ軸受(2)の
軸心線に沿って定まるシャフト(3)の軸心線に、ころ
がり軸受(1)の軸心線が沿うよう、ころがり軸受
(1)の位置及び姿勢が調整されるものとしている。
[作用] 含油スリーブ軸受(2)は振動の発生が少なく、ころ
がり軸受(1)において転動体の転動などにより発生す
る振動については、支持体(5)により、効果的に吸収
され得る。
含油スリーブ軸受(2)の軸心線ところがり軸受
(1)の軸心線が若干一致しない状態で製造された場
合、含油スリーブ軸受(2)の軸心線に沿ってシャフト
(3)がころがり軸受(1)に対し偏心し、ころがり軸
受(1)の振動および摩耗を却って助長する原因ともな
り得るが、そのような場合でも、含油スリーブ軸受
(2)の軸心線に沿って定まるシャフト(3)の軸心線
に、ころがり軸受(1)の軸心線が沿うよう、支持体
(5)の弾性により、ころがり軸受(1)全体の軸心線
が、すなわちころがり軸受(1)の位置及び姿勢が、自
動的に調整され、シャフト(3)の偏心によるころがり
軸受(1)の振動の増大が抑制される。
また、ころがり軸受(1)が、駆動力を発生するロー
タ(4)部に設けられることにより、シャフト(3)の
回転摩擦を低く保つ上で有効に作用する。
加えて、含油スリーブ軸受(2)においては、シャフ
ト(3)と軸受とは電気的にほとんど絶縁状態となり、
また、ころがり軸受(1)は軸受ハウジング(6)と直
接には接触しないが、ころがり軸受(1)と軸受ハウジ
ング(6)の間に介在する支持体(5)が導電性を備え
ているので、モータにより駆動するディスクの回転等に
より発生する摩擦電荷が、シャフト(3)から、ころが
り軸受(1)の内輪、転動体及び外輪、支持体(5)並
びに軸受ハウジング(6)を通じて逃がされる。
[実施例] 本考案の実施例について、図面を参照しながら説明す
る。
第1図において、(A)は直流ブラシレスモータであ
って、ロータ(4)中央部をシャフト(3)の下端に連
結し、ステータ(7)は、ロータ(4)に囲繞されてい
る。
ロータ(4)及びステータ(7)の上方には、ブラケ
ット(8)の下面に設けられた制御回路用の基板(9)
が位置している。
シャフト(3)は、ロータ(4)部分、すなわちシャ
フト(3)の下端部が、ボールベアリングからなるころ
がり軸受(1)(封入軸受)により軸支され、シャフト
(3)の上部が含油スリーブ軸受(2)により軸支され
ている。
含油スリーブ軸受(2)はモータ(A)上部の軸受ハ
ウジング(10)内に固定され、ころがり軸受(1)につ
いては、その外輪が、導電性ゴム製のOリング形の支持
体(5)を介してモータ(A)下部の軸受ハウジング
(6)内に弾性的に保持されている。(11)は支持体嵌
合用の溝である。
シャフト(3)の上端部には、ハブ(12)が取り付け
られている。(13)は、ハブ(12)上で回転駆動される
光ディスクである。
比較試験 上記実施例のモータにおけるブラケット(8)の周縁
部において、モータ回転時における半径方向の加速度を
測定した。その結果を第2図に示す。
また、上下ともボールベアリングを用い、それらを支
持体を用いずに直接軸受ハウジング内に固定したほかは
上記実施例と同様に構成した従来モータについて、同様
に加速度を測定した結果を第3図に示す。
[考案の効果] 本考案に係わるモータの軸受機構によれば、含油スリ
ーブ軸受の低振動性ところがり軸受の低摩擦性を有効に
利用し、ころがり軸受の転動体の転動などにより発生す
る振動を有効に吸収し、且つ含油スリーブ軸受の軸心線
ところがり軸受の軸心線の不一致による振動の増大を抑
制し得ると共に、駆動するディスクの帯電を有効に防ぐ
ことができる。
すなわち、含油スリーブ軸受ところがり軸受の軸心線
を極めて厳密に一致されたり、煩わしい除電手段を施す
ことなく、従来に比し、ディスク駆動による振動や騒音
を抑制すると共に、ディスクの振動及び帯電によるディ
スク表面への塵埃の付着に起因する読み/書きエラー発
生の可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の1実施例を示す縦断面図である。第
2図及び第3図は、それぞれ実施例及び従来例について
の比較試験結果を示すグラフである。 A:モータ 1:ころがり軸受 2:含油スリーブ軸受 3:シャフト 4:ロータ 5:支持体 6:軸受ハウジング 7:ステータ 8:ブラケット 9:基板 10:軸受ハウジング 11:溝 12:ハブ 13:光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−93855(JP,U) 実開 昭63−122944(JP,U) 実開 昭62−54576(JP,U) 実開 昭58−116822(JP,U) 実公 昭59−30611(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ころがり軸受と含油スリーブ軸受により一
    端部にロータを連結したシャフトを軸支するものであっ
    て、ロータ側の軸受をころがり軸受とし、そのころがり
    軸受の外輪を、弾性及び導電性を備えたOリング形の支
    持体を介して軸受ハウジング内に全周に渡り弾性的に保
    持することにより、含油スリーブ軸受の軸心線に沿って
    定まるシャフトの軸心線に、ころがり軸受の軸心線が沿
    うよう、ころがり軸受の位置及び姿勢が調整されること
    を特徴とする、モータの軸受機構。
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JPS58116822U (ja) * 1982-02-03 1983-08-09 日本電気株式会社 磁気デイスク装置
JPS5930611U (ja) * 1982-08-18 1984-02-25 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置
JPS6193855U (ja) * 1984-11-26 1986-06-17
JPS6254576U (ja) * 1985-09-24 1987-04-04
JPS63122944U (ja) * 1987-02-04 1988-08-10

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