JP2537685Y2 - ロールバーのヒンジ装置 - Google Patents

ロールバーのヒンジ装置

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JP2537685Y2
JP2537685Y2 JP299191U JP299191U JP2537685Y2 JP 2537685 Y2 JP2537685 Y2 JP 2537685Y2 JP 299191 U JP299191 U JP 299191U JP 299191 U JP299191 U JP 299191U JP 2537685 Y2 JP2537685 Y2 JP 2537685Y2
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JP
Japan
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roll bar
state
tooth
operating member
lock mechanism
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JP299191U
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English (en)
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JPH0625020U (ja
Inventor
初雄 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kiko Co Ltd
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はオープンカーに設けら
れたロールバーのヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オープンカーではロールバーが車
体に固定されており、ルーフ部材を使用しない場合、そ
のまま車体に起立状態で取り残されているので見栄えが
よくなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、上記従来
技術の課題を解決すべくなされたもので、その目的とす
るところは、ロールバーを起立状態及び倒伏状態の各状
態に保持できるようにすると共に、その各状態を確実に
検知できるようにしたロールバーのヒンジ装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案は、車体に配置されたロールバーのヒンジ
装置であって、前記ロールバーの基部側に設けられたア
ームと、このアームに設けると共に車体に軸着されたア
ッパーツースと、このアッパーツースに係脱可能なロア
ーツースと、このロアーツースに係合する作動部材とか
らなるロック機構を設けると共に、前記作動部材に当接
可能な接触子を有するアクチュエータを配置したワーニ
ング機構を設け、前記作動部材を作動させて前記アッパ
ーツースに対するロアーツースのロック状態及びロック
解除状態を得ることにより、前記ロールバーの起立状態
及び倒伏状態の各状態を保持するようにすると共に、前
記ロック機構がロック解除状態にある時、前記作動部材
がアクチュエータの接触子に当接し、前記ワーニング機
構を作動させるようにしたことを特徴としている。
【0005】
【作用】上記の構成によると、ロック機構の作動部材を
作動させることにより、ロック機構をロックし、ロール
バーを起立状態及び倒伏状態の各状態に保持することが
できる。これにより、ルーフ部材を取り外したときは、
ロールバーを倒伏状態にして車体内に収納することがで
き、見栄えを良好にすることができる。また、ロック機
構をロックしていないときはワーニング機構が作動する
から、ロールバーの起立状態及び倒伏状態の各状態を確
実に検知することができる。
【0006】
【実施例】以下、この考案を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
【0007】図1はロールバーのヒンジ装置の構成を示
す正面説明図、図2は同じく図1のIIーII矢視側面説明
図、図3はロールバーを設けたオープンカーの概略説明
図、図4はロールバー起立時における状態を示す説明
図、図5はロールバー倒伏時における状態を示す説明
図、図6はロック機構ハーフロック時における状態を示
す説明図である。
【0008】図において、Eは車体に配置されたロール
バー20のヒンジ装置である。
【0009】そしてこの考案は、特に、ロールバー20
の基部側に設けられたアーム30と、このアーム30に
設けると共に車体11側に軸着されたアッパーツース4
0と、このアッパーツース40に係脱可能なロアーツー
ス50と、このロアーツース50に係合する作動部材6
0とからなるロック機構Rを設けると共に、作動部材6
0に当接可能な接触子81を有するアクチュエータ80
と配置したワーニング機構Wを設け、作動部材60を作
動させてアッパーツース40に対するロアーツース50
のロック状態及びロック解除状態を得ることにより、ロ
ールバー20の起立状態及び倒伏状態の各状態を保持す
るようにすると共に、ロック機構Rがロック解除状態に
ある時、作動部材60がアクチュエータ80の接触子8
1に当接し、ワーニング機構Wを作動させるようにした
ことを特徴としている。
【0010】つぎに、この考案の構造をさらに詳細に説
明する。
【0011】ロック機構Rは車体11の後部左右両側に
設けられているが、その構造はほぼ同一であるので、以
下右側のロック機構Rについてのみ説明する。
【0012】ロールバー20は、門型状に形成され、そ
の基部側をオープンカーの車体11の後部に配置された
アーム30に固定しており、起立状態のロールバー20
とフロントピラー12の各上面にルーフ部材10が脱着
可能に装着されている。また、アーム30には、ロール
バー20に隣接してリヤウインド15が取付けられてい
る。
【0013】アッパーツース40はアーム30の下部に
固定されており、その中間部を車体11に固定されたベ
ースプレート14に第1の枢軸41により軸着してい
る。アッパーツース40の下縁部には、第1の枢軸41
の軸心を中心とする円弧状の歯部40aが形成されてお
り、この歯部40aの中間部に歯部40aの外径より大
きい外径を有する円弧部40bが形成されている。
【0014】ロアーツース50は、その基部をベースプ
レート14に第2の枢軸51により軸着しており、その
自由端側上縁部にアッパーツース40の歯部40aと噛
合する歯部50aが形成されている。またロアーツース
50の自由端側下縁部には、凹部50bを挟んで両側に
凸部50c,50dが形成されている。
【0015】作動部材60は、その基部をベースプレー
ト14に第3の枢軸61により軸着しており、その上部
にロアーツース50の凹部50b及び凸部50c,50
dと係合するカム部60aが形成されている。また、作
動部材60の下部に植設されたピン62には、ワイヤ6
3が係止され、車体の任意の位置に設けられる操作レバ
ーに連結されている。
【0016】第1,第2,第3の枢軸41,51,61
の各一端はホルダープレート70に、第1,第2,第3
の枢軸41,51,61の各他端はベースプレート14
にそれぞれ固定されており、特に、第1の枢軸41に
は、アッパーツース40を反時計方向に回動させる渦巻
ばね42が巻装されている。また、作動部材60とホル
ダープレート70の下部にそれぞれ形成された係止部6
0b,70bには引張ばね64の各フック部が係止され
ており、この引張ばね64によって作動部材60は時計
方向に回動するよう付勢されている。
【0017】また、ロールバーのヒンジ装置Eには、ワ
ーニング機構Wが設けられており、このワーニング機構
Wは作動部材60に当接可能な接触子81を有するアク
チュエータの一例であるマイクロスイッチ80と、この
マイクロスイッチ80にリード線91によって接続され
たブザーユニット90とからなっている。
【0018】つぎに、この考案の作用を説明する。
【0019】図4に示すように、ロールバー20が起立
状態にあるときは、ロアーツース50は、その凸部50
cを作動部材60のカム部60aにより押圧され、その
歯部50aがアッパーツース40の歯部40aと噛合し
ている。これによりロック機構Rがロックされロールバ
ー20を起立状態に保持することができ、ロールバー2
0とフロントピラー12の各上部にルーフ部材10を装
着することができる。
【0020】起立状態にあるロールバー20を図5に示
すように倒伏状態にするには、操作レバーを操作して引
張ばね64のばね力に抗してワイヤ63を引っ張る。す
ると、作動部材60が反時計方向に回動し、そのカム部
60aがロアーツース50の凹部50b、さらには凸部
50dに係合してロアーツース50を時計方向に回動さ
せる。これにより、アッパーツース40とロアーツース
50の各歯部40a,50aの噛合が解かれる。このと
き、作動部材60がマイクロスイッチ80の接触子81
に当接し、ブザーユニット90が作動してブザーが鳴
る。
【0021】この状態からアーム30を渦巻ばね42の
ばね力に抗して時計方向に図5に示す位置まで回動さ
せ、ワイヤ63を離すと作動部材60が引張ばね64の
ばね力により時計方向に回動し、そのカム部60aがロ
アーツース50の凸部50cを押し上げる。これによ
り、アッパーツース40とロアーツース50の各歯部4
0a,50aが再び噛合し、ロック機構Rがロックされ
ロールバー20を図5に示すように倒伏状態に保持する
ことができる。このとき、作動部材60はマイクロスイ
ッチ80の接触子81から離脱するのでブザーは鳴り止
む。
【0022】図6に示すように、ロールバー20が起立
状態と倒伏状態の中間状態にあるときは、ロアーツース
50の歯部50aはアッパーツース40の円弧部40b
に当接しており、ロック機構Rのロックは不完全な状
態、いわゆるアンロック状態となっている。この状態で
は、ロアーツース50は、その歯部50aがアッパーツ
ース40の円弧部40bにのり上げた分だけ時計方向に
回動し、ロアーツース50の凸部50cにより作動部材
60が反時計方向に回動する。すると、作動部材60が
マイクロスイッチ80の接触子81に当接し、ブザーユ
ニット90が作動してブザーが鳴る。これによって、ロ
ック機構がアンロック状態にあることを適確に判断する
ことができる。
【0023】上記のように、この実施例によると、ロッ
ク機構Rの作動部材60を作動させることにより、ロッ
ク機構Rをロックし、ロールバー20を起立状態及び倒
伏状態の各状態に保持することができる。これにより、
ルーフ部材10を取り外したときは、ロールバー20を
倒伏状態にして車体11内に収納することができ、見栄
えを良好にすることができる。
【0024】さらに、ロック機構Rがアンロック状態に
あるときは、ワーニング機構Wが作動してブザーが鳴
り、ロック機構Rがロックされるとブザーが鳴り止むの
で、ロールバー20の起立状態及び倒伏状態の各状態を
確実に検知することができる。
【0025】
【考案の効果】上述した通り、この考案によれば、ロッ
ク機構の作動部材を作動させることにより、ロック機構
をロックし、ロールバーを起立状態及び倒伏状態の各状
態に保持することができる。これにより、ルーフ部材を
取り外したときは、ロールバーを倒伏状態にして車体内
に収納することができ見栄えを良好にすることができ
る。
【0026】また、ロック機構をロックしていないとき
は、ワーニング機構が作動するから、ロールバーの起立
状態及び倒伏状態の各状態を確実に検知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のロールバーのヒンジ装置の構成を示
す正面説明図。
【図2】同じく図1のIIーII矢視側面説明図。
【図3】ロールバーを設けたオープンカーの概略説明
図。
【図4】ロールバー起立時における状態を示す説明図。
【図5】ロールバー倒伏時における状態を示す説明図。
【図6】ロック機構ハーフロック時における状態を示す
説明図。
【符号の説明】
E ロールバーのヒンジ装置 R ロック機構 W ワーニング機構 10 ルーフ部材 11 車体 12 フロントピラー 14 ベースプレート 20 ロールバー 30 アーム 40 アッパーツース 40a 歯部 40b 円弧部 41 第1の枢軸 42 渦巻ばね 50 ロアーツース 50a 歯部 50b 凹部 50c 凸部 50d 凸部 60 作動部材 60a カム部 61 第3の枢軸 63 ワイヤ 64 引張ばね 70 ホルダープレート 80 アクチュエータ(マイクロスイッチ) 81 接触子 90 ブザーユニット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に配置されたロールバーのヒンジ装
    置であって、 前記ロールバーの基部側に設けられたアームと、このア
    ームに設けると共に車体側に軸着されたアッパーツース
    と、このアッパーツースに係脱可能なロアーツースと、
    このロアーツースに係合する作動部材とからなるロック
    機構を設けると共に、前記作動部材に当接可能な接触子
    を有するアクチュエータを配置したワーニング機構を設
    け、前記作動部材を作動させて前記アッパーツースに対
    するロアーツースのロック状態及びロック解除状態を得
    ることにより、前記ロールバーの起立状態及び倒伏状態
    の各状態を保持するようにすると共に、前記ロック機構
    がロック解除状態にある時、前記作動部材がアクチュエ
    ータの接触子に当接し、前記ワーニング機構を作動させ
    るようにしたことを特徴とするロールバーのヒンジ装
    置。
JP299191U 1991-01-31 1991-01-31 ロールバーのヒンジ装置 Expired - Lifetime JP2537685Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP299191U JP2537685Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 ロールバーのヒンジ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0625020U JPH0625020U (ja) 1994-04-05
JP2537685Y2 true JP2537685Y2 (ja) 1997-06-04

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ID=33485652

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100673677B1 (ko) * 1998-03-18 2007-01-23 니치 레키 가부시키가이샤 탄성 포장용 상온 혼합물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100673677B1 (ko) * 1998-03-18 2007-01-23 니치 레키 가부시키가이샤 탄성 포장용 상온 혼합물

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JPH0625020U (ja) 1994-04-05

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