JP2537435Y2 - コンバインの手扱ぎ用ステップ - Google Patents

コンバインの手扱ぎ用ステップ

Info

Publication number
JP2537435Y2
JP2537435Y2 JP4885591U JP4885591U JP2537435Y2 JP 2537435 Y2 JP2537435 Y2 JP 2537435Y2 JP 4885591 U JP4885591 U JP 4885591U JP 4885591 U JP4885591 U JP 4885591U JP 2537435 Y2 JP2537435 Y2 JP 2537435Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handling
hydraulic
feed chain
hydraulic pump
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4885591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0582230U (ja
Inventor
力 角
藤原康治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP4885591U priority Critical patent/JP2537435Y2/ja
Publication of JPH0582230U publication Critical patent/JPH0582230U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2537435Y2 publication Critical patent/JP2537435Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ポンプやオイルフ
ィルタ等油圧機器の保護カバーともなるコンバインの手
扱ぎ用ステップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンと対向するフイードチェ
ン始端部下方側に油圧ポンプ、オイルフィルタ等の油圧
機器を配設し、且つコンバインに手扱ぎ用のステップを
設けたものは提供されていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のものは、油圧ポ
ンプ等の油圧機器をエンジンの出力軸側と対向させて機
体一側寄りに配設することなく適宜個所に配設していた
ため、動力の伝達に無理がかかるばかりでなく、油圧機
器の点検・整備が面倒であった。また、手扱ぎ用のステ
ップは特別設けられていないため、手扱ぎ作業時には無
理な姿勢を強いられたり、車高の高い大型の機種等にお
いては、踏み台等を別途用意する必要がある等の問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係るコンバイン
の手扱ぎ用ステップは、上記のような実状に基づきなさ
れたものであって、エンジンと対向するフイードチェン
始端部下方側に油圧ポンプ、オイルフィルタ等の油圧機
器を配設すると共に、フイードチェンの位置する機体一
側に手扱ぎ用のステップを外側方に倒伏させた作業姿勢
と起立させた格納姿勢とに切換自在に設け、手扱ぎ用ス
テップが格納姿勢にあるときは油圧ポンプ、オイルフィ
ルタ等の油圧機器が手扱ぎ用ステップにより側方から覆
われるように構成したことを要旨とする。
【0005】
【作用】エンジンの出力軸側からその対向側に配置した
油圧ポンプの入力軸側へ自在継手軸等を介して略直線状
に動力が伝達されるので動力の伝達は無理がかからずス
ムーズに行なわれる。また、手扱ぎ作業時には、手扱ぎ
用のステップを側方へ倒して、その上で作業を行なうこ
とにより背のびしたり別途踏み台を用意したりすること
なく楽な姿勢で安全に穀稈供給が行なえる。また、手扱
ぎ用ステップが格納状態では油圧ポンプ等の油圧関連機
器が該ステップにより側方から覆われるので障害物から
保護される。
【0006】
【実施例】本考案の構成を図面に示された一実施例によ
り説明すれば、クローラ走行装置1を有する走行機体2
の前方には前処理部3が図示外の油圧シリンダを介して
昇降自在に装着されており、走行機体2の機体フレーム
4上には、一側(進行方向右側)前部上方部にシート5
(運転席)が配設され、シート5の後方一側(シート5
側)には籾タンク6等からなる籾処理部7が、他側には
脱穀部8が夫々搭載されており、機体後部には排稈細断
用のカッタ9が装着されている。10は籾タンク6内の
穀粒をトラック等の運搬車にバラ積み状態で排出するた
めの穀粒排出筒で、11は扱胴、12は揚穀筒である。
13はシート5の反対側に位置して機体一側(左側)に
架設されたフイードチェンで、前処理部3の刈刃3aで
刈取られた圃場の立毛穀稈は揚上搬送体3bで搬送さ
れ、その終端部からフイードチェン13の始端部13a
に引継がれフイードチェン13と挟扼レール13bによ
り穀稈株元を挟持されながら扱室11aを通過する過程
で扱胴11で脱穀されるようになっている。14は処理
胴、Dは排ワラチェン、Eはフイードチェンカバー、F
はプーリカバーである。前記シート5の下方には図示外
の防振ゴムによりマウント支持されたエンジン15が配
設され、エンジン15の動力は走行トランスミッション
16を経由してクローラ走行装置1の駆動スプロケット
17に伝達されると共に、ベルト伝動等により機体各部
に伝達され各作業部を駆動するようになっている。さ
て、前記エンジン15に対向するフイードチェン13の
始端部13a下方側には油圧ポンプ18、オイルフィル
タ19、オイルタンク20等の油圧機器が配設されてお
り、油圧ポンプ18は油圧ホース21、油圧モータ22
を介して走行トランスミッション16に連結されてい
る。そして、油圧系の動力はエンジン15の出力軸(図
示せず)から自在継手軸23及び減速機24を介して油
圧ポンプ18に伝達されるようになっており、油圧ポン
プ18の駆動によりオイルタンク20内のオイルが油圧
ホース21を経由して油圧モータ22に圧送され、これ
により油圧モータ22が回転し、油圧バルブ(図示せ
ず)の切換操作により前処理部昇降用の油圧シリンダそ
の他機体各部の油圧作動部を駆動するようになってい
る。
【0007】ところで、フイードチェン13の位置する
機体一側(進行方向左側)には手扱ぎ用のステップ25
が外側方に倒伏させた作業姿勢と起立させた格納姿勢と
に切換自在に設けられている。即ち、機体フレーム4の
前部側に固定したブラケット26に支点ピン27を介し
て手扱ぎ用のステップ25を起倒自在に装着し、該ステ
ップ25の前端外周縁寄り上面にL字状の係止具28を
突設する一方、ブラケット26上に立設の縦板29にス
テップ起立時に係止具28が弾発的に係合するクランプ
状のバネ板30をボルト31で固定し、またステップ倒
伏時にはステップの前後両側に固着の板体32の内端縁
が前記ブラケット26に固着のストッパ33に当接して
ステップ25が略水平姿勢に位置決め保持されるように
構成してある。そして、このステップ25が格納姿勢に
あるときは油圧ポンプ18、オイルフィルタ19及びオ
イルタンク20等の油圧機器が当該ステップ25により
側方から覆われるように構成してある。即ち、フイード
チェン13の始端部下方に位置する機体一側は開放され
ており、手扱ぎ用のステップ25が倒伏した作業姿勢で
は該開放部34から油圧ポンプ18やオイルフィルタ1
9等の油圧機器の点検・整備が容易に行なえるようにな
っており、また、ステップ25が起立した格納姿勢では
該ステップ25が開放部34を塞ぎ上記油圧機器の保護
カバーの役目をも果たすようになっている。なお、ステ
ップ25が格納姿勢では該ステップ25はプーリカバー
Fと略面一状態で前後方向に連接するようになっていて
刈取作業の邪魔になったりデザイン価値を低下させるこ
とがないよう配慮されている。
【0008】さて、手扱ぎ作業時には、手扱ぎ用のステ
ップ25を手で外側方に倒し、その上に作業者が上がっ
て作業を行なう(図4参照)。これにより、作業者は背
のびしたり手を伸ばしたりする無理な姿勢を強いられる
ことなく穀稈をフイードチェン13の始端部13a側に
楽な姿勢で供給することができる。また、比較的高位置
にあるフイードチェン13に無理な姿勢で穀稈を供給す
ることは目線が低く穀稈供給口aの奥まで視認できにく
いことと相俟って極めて危険であり(大型の機種では特
に危険)、フイードチェン13と挟扼レール13b間に
手を挟まれたりする事故を起し易いが、手扱ぎ用のステ
ップ25の上に作業者が上がることにより目線が高くな
るばかりでなく手の自由度が大きくなるので、作業が大
巾に楽になると共に安全性が著しく高まる。また、通常
の作業時や路上走行時には手扱ぎ用のステップ25を起
立させ、係止具28をクランプ状のバネ板30に係合さ
せた格納姿勢に保持することによりオイルフィルタ19
や油圧ポンプ18、オイルタンク20等の油圧関連機器
を保護する防護カバーとなるので特別な防護カバーが不
要となる。
【0009】一方、エンジン15の側方で脱穀機8の前
方スペースを活用してオイルタンク20や油圧ポンプ1
8等の油圧機器を配設する構造なので、油圧関連機器の
配置構成が容易になるうえ、エンジン15の出力側と油
圧機器の入力側を連結する伝動軸(図示例ではエンジン
15を防振ゴムでマウント支持させた関係で自在継手軸
23を使用)を殊更屈曲させることなく左右方向に略水
平状態に取付けることができるので動力の伝達に無理が
かかることがなく動力伝達作用は常に円滑に行なわれ
る。
【0010】
【考案の効果】本考案は、上記のように構成されている
ので、油圧関連機器の配置構成を容易にできるうえ、動
力の伝動に無理がかからず、しかも油圧機器の保守・点
検を容易に行なえる。また、フイードチェンの始端部
(手扱ぎ時の穀稈供給箇所)が比較的高位置にあっても
手扱ぎ用ステップに上がることにより手扱ぎ作業を楽な
姿勢で安全に行なうことができると共に、手扱ぎ用ステ
ップが格納状態では油圧機器に対する保護カバーの役目
を果たし、油圧機器を障害物から保護することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備したコンバインの側面図である。
【図2】要部の正面図である。
【図3】手扱ぎ用ステップの係止具とバネ板の関係を示
す平面図である。
【図4】手扱ぎ作業状態を示す正面図である。
【図5】手扱ぎ用ステップの取付構造を示す平面図であ
る。
【図6】ブラケットに手扱ぎ用ステップを組付けた状態
の正面図である。
【図7】要部の側面図である。
【図8】格納状態にある手扱ぎ用ステップの側面図であ
る。
【図9】機体フレームに対する手扱ぎ用ステップの取付
構造を示す正面図である。
【符号の説明】
13 フイードチェン 15 エンジン 18 油圧ポンプ 19 オイルフィルタ 20 オイルタンク 25 手扱ぎ用のステップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと対向するフイードチェン始端
    部下方側に油圧ポンプ、オイルフィルタ等の油圧機器を
    配設すると共に、フイードチェンの位置する機体一側に
    手扱ぎ用のステップを外側方に倒伏させた作業姿勢と起
    立させた格納姿勢とに切換自在に設け、手扱ぎ用ステッ
    プが格納姿勢にあるときは油圧ポンプ、オイルフィルタ
    等の油圧機器が手扱ぎ用ステップにより側方から覆われ
    るように構成したことを特徴とするコンバインの手扱ぎ
    用ステップ。
JP4885591U 1991-05-31 1991-05-31 コンバインの手扱ぎ用ステップ Expired - Lifetime JP2537435Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4885591U JP2537435Y2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 コンバインの手扱ぎ用ステップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4885591U JP2537435Y2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 コンバインの手扱ぎ用ステップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0582230U JPH0582230U (ja) 1993-11-09
JP2537435Y2 true JP2537435Y2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=12814886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4885591U Expired - Lifetime JP2537435Y2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 コンバインの手扱ぎ用ステップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2537435Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5825712B2 (ja) * 2011-08-02 2015-12-02 ヤンマー株式会社 コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0582230U (ja) 1993-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4713431B2 (ja) 乗用型作業車
EP3189997B1 (en) Work vehicle having engine mounted thereto
US6398140B1 (en) Truck mounted chipper vehicle
JP2537435Y2 (ja) コンバインの手扱ぎ用ステップ
JP4973183B2 (ja) コンバイン
JPH04278828A (ja) コンバイン
EP3295784A1 (en) Mid-mount riding grass mower
JP2007302140A (ja) 作業車両のバッテリ搭載装置
US20090224566A1 (en) Floor mat for loading platform and vehicle equipped with it
JP5027764B2 (ja) 乗用型草刈機
JP7419158B2 (ja) 作業車のエンジン非常停止装置
JP7097806B2 (ja) 電動作業車
JP2003000019A (ja) 農作業機
JP2001190147A (ja) コンバインの伝動構造
JP4865173B2 (ja) コンバイン
JP3785182B2 (ja) コンバイン
JP2005047372A (ja) トラクタ
JP4908705B2 (ja) コンバイン
JPH0132836Y2 (ja)
JP4818841B2 (ja) コンバイン
JP6961472B2 (ja) コンバイン
JPH11266681A (ja) コンバインの排出オーガ操作装置
JPS6141631Y2 (ja)
JP2021181265A (ja) 作業車両
JP4503883B2 (ja) 農作業機