JP2537196Y2 - 気密ブロック - Google Patents
気密ブロックInfo
- Publication number
- JP2537196Y2 JP2537196Y2 JP1990111886U JP11188690U JP2537196Y2 JP 2537196 Y2 JP2537196 Y2 JP 2537196Y2 JP 1990111886 U JP1990111886 U JP 1990111886U JP 11188690 U JP11188690 U JP 11188690U JP 2537196 Y2 JP2537196 Y2 JP 2537196Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- shoji
- fins
- movable shoji
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、窓枠内に設置され、可動障子との間の気密
を図る気密ブロックに関する。
を図る気密ブロックに関する。
開口部に可動障子、一般には引き違い障子を備える場
合、室内への雨水の侵入が常に問題となる。
合、室内への雨水の侵入が常に問題となる。
このために、従来、たとえば第6図〜第7図に示す気
密ブロック50,51が可動障子に対向して、下枠10内に設
けられ、特に障子3の閉塞時において、障子3の下端と
下枠10の底面との間の気密を図っている。
密ブロック50,51が可動障子に対向して、下枠10内に設
けられ、特に障子3の閉塞時において、障子3の下端と
下枠10の底面との間の気密を図っている。
しかし、障子そのものの寸法は、そもそも現場に応じ
て微調整可能となっており、障子の建て込みに際して、
寸法を微調整して、当該開口部に適応させるようになっ
ている。
て微調整可能となっており、障子の建て込みに際して、
寸法を微調整して、当該開口部に適応させるようになっ
ている。
したがって、誇張して図示すれば、第8図および第9
図のように、たとえば左上がりに組付けられる。
図のように、たとえば左上がりに組付けられる。
これに対して、従来のように、気密ブロック50の上面
全体が実質的にフラットであると、たとえその上面に多
数のフィン50a、50a…群を有するとしても、第9図のよ
うに、外気およびそれに伴う雨水がフィン50a、50a…群
を乗り越えながら室内側に侵入することがある。また、
場合により、障子の左側下端面と気密ブロックの上面と
が完全に離間していまうことがある。
全体が実質的にフラットであると、たとえその上面に多
数のフィン50a、50a…群を有するとしても、第9図のよ
うに、外気およびそれに伴う雨水がフィン50a、50a…群
を乗り越えながら室内側に侵入することがある。また、
場合により、障子の左側下端面と気密ブロックの上面と
が完全に離間していまうことがある。
したがって、本考案の課題は、障子の微調整組付けに
左右されることなく、常に機密性を保つようにすること
にある。
左右されることなく、常に機密性を保つようにすること
にある。
上記課題は、レールに沿って走行する可動障子の走行
領域において、窓枠に設置され、前記可動障子との間の
気密を図る気密ブロックにおいて、 前記可動障子の走行方向に関して前記可動障子側に山
形状に膨出し、かつその山の内側に空間を有する基材
と、 この基材の前記可動障子と対向する部分に室内外方向
に沿い、かつ前記走行方向に間隔を置いて突出して形成
された複数のフィンとを有し、 前記基材およびフィンは弾性材料からなり、前記可動
障子の衝突による変形力がフィンを介して基材に対して
作用するとき、前記基材は前記空間を潰して弾性変形す
る関係にあることで解決できる。
領域において、窓枠に設置され、前記可動障子との間の
気密を図る気密ブロックにおいて、 前記可動障子の走行方向に関して前記可動障子側に山
形状に膨出し、かつその山の内側に空間を有する基材
と、 この基材の前記可動障子と対向する部分に室内外方向
に沿い、かつ前記走行方向に間隔を置いて突出して形成
された複数のフィンとを有し、 前記基材およびフィンは弾性材料からなり、前記可動
障子の衝突による変形力がフィンを介して基材に対して
作用するとき、前記基材は前記空間を潰して弾性変形す
る関係にあることで解決できる。
本考案に従って、可動障子の走行方向に関して前記可
動障子側に山形状に膨出し、かつその山の内側に空間を
有する基材と、この基材の前記可動障子と対向する部分
に室内外方向に沿い、かつ前記走行方向に間隔を置いて
突出して形成された複数のフィンとを有するブロックを
用いると、フィンと可動障子とが接触し気密性が確保さ
れることはもちろんのこと、当該可動障子が水平に対し
て過度に傾いて組付けられたとしても、基材が可動障子
の走行方向に関して山形状をなしているので、障子の走
行方向の何れかの位置においては、気密ブロックの上面
とある長さにわたって接触しているため、気密性が保た
れる。
動障子側に山形状に膨出し、かつその山の内側に空間を
有する基材と、この基材の前記可動障子と対向する部分
に室内外方向に沿い、かつ前記走行方向に間隔を置いて
突出して形成された複数のフィンとを有するブロックを
用いると、フィンと可動障子とが接触し気密性が確保さ
れることはもちろんのこと、当該可動障子が水平に対し
て過度に傾いて組付けられたとしても、基材が可動障子
の走行方向に関して山形状をなしているので、障子の走
行方向の何れかの位置においては、気密ブロックの上面
とある長さにわたって接触しているため、気密性が保た
れる。
さらに、基材およびフィンは弾性材料からなり、かつ
その基材は山の内側に空間を有し、前記可動障子の衝突
による変形力がフィンを介して基材に対して作用すると
き、前記基材は前記空間を潰して弾性変形する関係にあ
る。したがって、当該可動障子が水平に対して過度に傾
いて組付けられた場合、特に一般的によく生じる戸車調
整が悪い場合、基材がその空間を潰して弾性変形するか
ら、逆に可動障子の開閉に際しての反力が少なくなり、
しかも基材が弾性変形することでフィンがほぼ均一に可
動障子に接触し、気密性の高いものとなる。
その基材は山の内側に空間を有し、前記可動障子の衝突
による変形力がフィンを介して基材に対して作用すると
き、前記基材は前記空間を潰して弾性変形する関係にあ
る。したがって、当該可動障子が水平に対して過度に傾
いて組付けられた場合、特に一般的によく生じる戸車調
整が悪い場合、基材がその空間を潰して弾性変形するか
ら、逆に可動障子の開閉に際しての反力が少なくなり、
しかも基材が弾性変形することでフィンがほぼ均一に可
動障子に接触し、気密性の高いものとなる。
〔実施例〕 以下本考案を図面に示す実施例によってさらに詳説す
る。
る。
本考案の要部を説明する前に、本考案に係る気密ブロ
ックの設置位置例を明確にするために、窓の構造例を主
に第1図および第2図を参照して予め説明する。
ックの設置位置例を明確にするために、窓の構造例を主
に第1図および第2図を参照して予め説明する。
すなわち、窓の開口部1に引き違い障子2、3がそれ
ぞれ外レール4および内レール5に沿って可動するよう
になっている。6、7はそのための戸車である。
ぞれ外レール4および内レール5に沿って可動するよう
になっている。6、7はそのための戸車である。
実施例においては、室内に隣接する可動障子、すなわ
ち内障子3の下框3Aの室外側片31の室内側面にウェザー
ストリップ20が取り付けられ、その先端が下枠10の室内
側レール5の室外側面に若干離間してまたは当接するよ
うに構成されている。
ち内障子3の下框3Aの室外側片31の室内側面にウェザー
ストリップ20が取り付けられ、その先端が下枠10の室内
側レール5の室外側面に若干離間してまたは当接するよ
うに構成されている。
また、下枠10の室内側立ち上がり壁8にシール材21が
取り付けられ、その先端が下框3Aの室内側片32の室内側
面に当接するように構成されている。さらに、シール材
21の突出部の上面に対して、室内に連なる立ち上がり壁
8の上端8aが高さH分上位になるよう高く形成されてい
る。
取り付けられ、その先端が下框3Aの室内側片32の室内側
面に当接するように構成されている。さらに、シール材
21の突出部の上面に対して、室内に連なる立ち上がり壁
8の上端8aが高さH分上位になるよう高く形成されてい
る。
22は下枠10に固定されたシール材で、外障子2の下框
2Aの室内側片の室内側面に当接するようになっている。
2Aの室内側片の室内側面に当接するようになっている。
さて、本考案においては、内障子3の室内から見て左
框3B、すなわち召し合わせ框の下端下方には、内レール
5を境としてそれぞれ外方および内方に下枠10に固定さ
れて気液密ブロック40、41が配設されている。これによ
り、内障子3の外方から外障子2の内方への外気および
雨水の侵入、ならびに内レール5の上端を越えて侵入し
た雨水の外障子2の内方への侵入がそれぞれ防止される
ようになっている。
框3B、すなわち召し合わせ框の下端下方には、内レール
5を境としてそれぞれ外方および内方に下枠10に固定さ
れて気液密ブロック40、41が配設されている。これによ
り、内障子3の外方から外障子2の内方への外気および
雨水の侵入、ならびに内レール5の上端を越えて侵入し
た雨水の外障子2の内方への侵入がそれぞれ防止される
ようになっている。
さらに、空間S1および空間S2は外気と連通して等圧空
間を形成している。
間を形成している。
このように構成された構造においては、ウェザースト
リップ20により雨水の吹き込みによる侵入を防止するこ
とができるとともに、もしそのウェザーストリップ20と
内レール5との間に隙間が発生しその隙間から雨水が侵
入し、内レール5の上端を超えて、室内に雨水が侵入し
ようとしても、シール材21が下框3Aの室内側片32の室内
側面と下枠10の室内側立ち上がり壁8との間を封止して
いるので、最終的に室内への雨水の侵入が防止される。
リップ20により雨水の吹き込みによる侵入を防止するこ
とができるとともに、もしそのウェザーストリップ20と
内レール5との間に隙間が発生しその隙間から雨水が侵
入し、内レール5の上端を超えて、室内に雨水が侵入し
ようとしても、シール材21が下框3Aの室内側片32の室内
側面と下枠10の室内側立ち上がり壁8との間を封止して
いるので、最終的に室内への雨水の侵入が防止される。
本考案においては、ブロックの障子3と対向する面
が、障子3の走行方向に関して両端部が低く、中央部分
が高く、少なくともその中央部分が弾性変形可能とされ
ている。
が、障子3の走行方向に関して両端部が低く、中央部分
が高く、少なくともその中央部分が弾性変形可能とされ
ている。
この本考案に係る気密ブロック40の例としては、種々
のものを挙げることができる。
のものを挙げることができる。
たとえば、第1例は、第3図および第4図のように、
ゴムなどの弾性(可撓性)材料からなり、本体を構成す
る基材41Aが障子3の走行方向に関してなだらかな山形
となり、しかも基材41Aの上面に、室内外方向に沿い、
かつ前記走行方向に間隔を置いて突出して形成されたフ
ィン41a群を有する気密ブロック41である。
ゴムなどの弾性(可撓性)材料からなり、本体を構成す
る基材41Aが障子3の走行方向に関してなだらかな山形
となり、しかも基材41Aの上面に、室内外方向に沿い、
かつ前記走行方向に間隔を置いて突出して形成されたフ
ィン41a群を有する気密ブロック41である。
さらに、外障子2の室内側面との気密も図るために、
一側面にもフィン41aと連続するフィン41aを有してい
る。この気密ブロック41は、良変形性を持たせるため
に、山の内側を空洞(空間)としてある。
一側面にもフィン41aと連続するフィン41aを有してい
る。この気密ブロック41は、良変形性を持たせるため
に、山の内側を空洞(空間)としてある。
第5図例は、弾性材料からなる上面にフィン42a群を
一体に有する上基材42Aと、その両端を保持するための
下基材42Bと、それらの間に介在され、上基材42Aの中央
部分を上方に弾圧する板バネ42Cなどの弾圧部材とから
なる。
一体に有する上基材42Aと、その両端を保持するための
下基材42Bと、それらの間に介在され、上基材42Aの中央
部分を上方に弾圧する板バネ42Cなどの弾圧部材とから
なる。
この例によって、本考案の作用効果を説明すると、た
とえば同図のように、障子3が左上がりに組付けられた
としても、板バネ42Cにより当接部材42Aの左方も持ち上
げられるので、当接部材42Aの中央部分全体が障子3の
下面に当接し、もって気密がなされる。
とえば同図のように、障子3が左上がりに組付けられた
としても、板バネ42Cにより当接部材42Aの左方も持ち上
げられるので、当接部材42Aの中央部分全体が障子3の
下面に当接し、もって気密がなされる。
〔考案の効果〕 以上の通り、本考案によれば、障子の微調整組付けに
左右されることなく、常に気密性を保つことができる。
左右されることなく、常に気密性を保つことができる。
第1図は本考案装置の縦断面図、第2図は水平断面図、
第3図は本考案の第1の気密ブロック例の正面図、第4
図はその側面図、第5図は他の例の縦断面図、第6図は
従来の気密ブロックの配設態様を示す要部拡大断面図、
第7図はその従来例における一方の気密ブロックの斜視
図、第8図および第9図は従来の気密ブロックと障子と
の関係を示す説明概要図である。 1…開口部、2…外障子、3…内障子、3A…下框、3B…
縦框、6…内レール、10…下枠、20…ウェザーストリッ
プ、21…シール材、22…シール材、40…気密ブロック、
41…気密ブロック、41A…基材、42A…上基材、43A…下
基材。
第3図は本考案の第1の気密ブロック例の正面図、第4
図はその側面図、第5図は他の例の縦断面図、第6図は
従来の気密ブロックの配設態様を示す要部拡大断面図、
第7図はその従来例における一方の気密ブロックの斜視
図、第8図および第9図は従来の気密ブロックと障子と
の関係を示す説明概要図である。 1…開口部、2…外障子、3…内障子、3A…下框、3B…
縦框、6…内レール、10…下枠、20…ウェザーストリッ
プ、21…シール材、22…シール材、40…気密ブロック、
41…気密ブロック、41A…基材、42A…上基材、43A…下
基材。
Claims (1)
- 【請求項1】レールに沿って走行する可動障子の走行領
域において、窓枠に設置され、前記可動障子との間の気
密を図る気密ブロックにおいて、 前記可動障子の走行方向に関して前記可動障子側に山形
状に膨出し、かつその山の内側に空間を有する基材と、 この基材の前記可動障子と対向する部分に室内外方向に
沿い、かつ前記走行方向に間隔を置いて突出して形成さ
れた複数のフィンとを有し、 前記基材およびフィンは弾性材料からなり、前記可動障
子の衝突による変形力がフィンを介して基材に対して作
用するとき、前記基材は前記空間を潰して弾性変形する
関係にある、 ことを特徴とする気密ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990111886U JP2537196Y2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | 気密ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990111886U JP2537196Y2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | 気密ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0468190U JPH0468190U (ja) | 1992-06-17 |
JP2537196Y2 true JP2537196Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=31859369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990111886U Expired - Lifetime JP2537196Y2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | 気密ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537196Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947094U (ja) * | 1983-03-10 | 1984-03-28 | 立山アルミニウム工業株式会社 | 引違い障子の気密装置 |
-
1990
- 1990-10-25 JP JP1990111886U patent/JP2537196Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0468190U (ja) | 1992-06-17 |
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