JP2537078B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JP2537078B2
JP2537078B2 JP63227376A JP22737688A JP2537078B2 JP 2537078 B2 JP2537078 B2 JP 2537078B2 JP 63227376 A JP63227376 A JP 63227376A JP 22737688 A JP22737688 A JP 22737688A JP 2537078 B2 JP2537078 B2 JP 2537078B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、非磁性支持体と磁性層からなる磁気記録媒
体に関するものであり、該支持体上に少なくとも二層の
磁性層を有する磁気記録媒体に関するものである。
(従来技術とその課題) 近年、磁気記録の発展にともない、より高画質、高音
質の要請が高い。この要請に答えるために磁気記録媒体
はこれまで磁性体の微粒子化、磁気記録媒体の高密度化
が進められてきた。また、磁気記録媒体が大量に消費さ
れてきて、メディアとして大量に消費されるようになっ
てくるとより安価でできることが要求される。その技術
として重層化が上げられる。それは上層で高画質用の特
性をもたせ、下層で高音質用の特性をもたせるため適切
な強磁性粉末が使用でき高密度化に有利であるからであ
る。また重層化は、その層によって適性な材質を使える
ために安価なコストで作製できる特徴も同時にもつ。現
在、電磁変換特性を上げるために磁性層表面の面性を上
げる方法が有効とされている。磁気テープの場合、上層
の表面性を上げるためには、下層の表面性を上げなけれ
ばならないが、それは下層に低分子のバインダーを入れ
ることにより、下層を柔らかくすることで表面性を上げ
ることができた。これにより重層テープは、優れた電磁
変換特性を持つ。
一方、こうした磁気記録媒体の電磁変換特性は、磁気
記録媒体が一定レベル以上の良好な走行性能を有してい
るとの前提の上で評価されるべき性質のものであり、従
って、磁気記録媒体においては、良好な走行性能を確保
するために磁性層表面の摩擦係数が小さいことが必要と
なる。
従って、非磁性支持体上に設けられた、上層及び下層
に所定量の潤滑剤を添加せしめ磁気記録媒体の優れた電
磁変換特性を発揮させるための走行性能を確保してい
る。従って、磁性層表面にある潤滑剤の効果により、磁
気記録媒体の走行性能は確保されるが、ビデオテープの
使用条件のうちスチル状態での静止画像とする場合に
は、必ずしも走行性に寄与する潤滑剤の添加だけでは充
分とはいえない。特に、低温条件下では潤滑効果は常温
のときよりも低下することが知られており、走行性能を
確保する以外に、磁性層のスチル耐久性を確保できる潤
滑剤の必要性が生じてくる。
そのために従来とられてきた方法として、特開昭60−
256917、特開昭62−31018、特願昭63−49811で、脂肪
酸、脂肪酸エステルの添加及び二層間のエステル量に差
をもたせる等の検討がなされているが、いずれも満足の
いく結果とはなっていない。
例えば特開昭60−256917号では磁性層の上層及び下層
の両方にオレイン酸を添加する例を示し、又特開昭62−
31018号ではステアリン酸、オレイン酸、ステアリン酸
ブチルの3成分を上層下層の何れにも添加する例を示し
ている。更に特願昭63−49811号では含まれるエステル
の量を上層に対し下層を1.2〜3倍用いることを提案し
た。しかしこれらは何れも上層、下層に同程度の潤滑剤
を用いたものである。上層の磁性層に含まれる潤滑剤は
スチル耐久性に直接寄与するものであり、下層に含まれ
る潤滑剤は上層の磁性層への供給用であり動き易い事が
必要である。即ち、上層と下層の潤滑剤は異なる要求特
性があるにもかかわらず、従来同種類の潤滑剤を用いて
いたために両層の要求特性を同時に満たすものではなか
った。即ち、初期におけるスチル耐久性の良好なものが
なかったと共に、100パス走行後のスチル耐久性も不十
分であった。
そこで本発明は、従来技術では不足しているスチル耐
久性も充分備えた磁気記録媒体を、提供することを目的
とする。
さらに本発明は、良好なスチル耐久性を示すととも
に、走行性もまた良好な磁気記録媒体を提供することを
目的とする。
また本発明は、製造が容易で、良好なスチル耐久性を
示すと共に、走行性能もまた良好な磁気記録媒体を提供
することもその目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は非磁性支持体の表面に第一磁性層及び第二磁
性層をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、第一
磁性層に含まれる脂肪酸エステル(A)及び第二磁性層
に含まれる脂肪酸エステル(B)が、各々下記構造を有
することを特徴とする磁気記録媒体である。
脂肪酸エステル(A): (但し、R1はC1121の飽和または不飽和の炭化水素
基、R2はC118の飽和または不飽和の炭化水素基であ
る。) 脂肪酸エステル(B): (但し、R3はC1121の飽和または不飽和の炭化水素
基、R4はC24の飽和の二価の炭化水素基、R5はC118
の飽和または不飽和の炭化水素基、nは1〜7を表わ
す。) 本発明は、第一磁性層(以下、下層と呼ぶ)及び第二
磁性層(以下、上層と呼ぶ)において、それぞれの層に
含まれる強磁性粉末100重量部に対する割合で比較した
とき、上層に含まれる脂肪酸エステル(B)量が下層に
含まれる脂肪酸エステル(A)量より多いことが好まし
い。
具体的には、エステル(B)が1.3〜2.5g/100g強磁性
粉末、エステル(A)が0.3〜1.2g/100g強磁性粉末の範
囲が好ましい。
また、エステル(A)のR1及びR2は好ましくは直鎖ア
ルキル基である。
また、エステル(B)のR3は好ましくは、C1117
直鎖アルキル基、R4は好ましくは、−CH2−CH2−又は R5は好ましくはC16の直鎖アルキル基であり、かつ、
nは好ましくは1又は2である。
以下、本脂肪酸エステル(A)および(B)の具体的
化合物例を挙げるがこれに限定されるものではない。
(A) A−1 C17H35COOC4H9:ステアリン酸ブチル −2 C15H31COOC4H9:パルミチン酸ブチル −3 C13H27COOC4H9:ミリスチン酸ブチル −4 C11H23COOC4H9:ラウリン酸ブチル (B) 該磁気記録媒体は、走行下にある非磁性層支持体の表
面に下層用塗布液を乾燥後膜厚が2.5μ以上5.0μ以下に
あるように塗布し、その塗布層が湿潤状態にうちに、そ
の塗布層上に連続して上層用塗布液を乾燥後膜厚が0.3
μ以上1.5以下になるように塗布することを特徴とす
る、磁気記録媒体の製造方法を利用することにより有利
に製造することができる。
(発明の作用及び効果) 本発明は上層の磁性層にスチル耐久性に極めて良好な
脂肪酸エステル(B)を添加することにより、磁気ヘッ
ド等が直接摺動する部分にスチル耐久性に直接寄与する
エステルを存在させることができ高速μ値を下げる効果
をしめした。このエステル(B)のアルキルエーテル部
の存在によりスチル耐久性向上とその持続が図れる。下
層の磁性層には上層へのエステルの供給用として下層か
ら上層へ移動し易いエステルを用いることにより100パ
ス走行後のスチル耐久性が向上した。
又上層の磁性層は膜厚が薄いが、このような層にエス
テル(B)用いるのは直接ヘッドとの接触面となるため
高速μ値に対する効果が大きく、かつ比較的分子量が大
きいため層間を移動しにくいためである。また上層は膜
厚が薄いためエステルの含有量は少なくなるが必要最低
限の量で初期スチルに対し効果を発揮することが必要で
あり、エステル(B)はこの効果が大きい。
又下層は膜厚が厚いが、この中にエステル(A)を用
いるのは走行後の経時でのスチルに対して、走行中に走
行系等に付着して消費された上層エステルの供給用であ
る。膜厚の大きい下層に比較的分子量の小さいエステル
(A)を含有させておき、量の確保と層間の移動をしや
すくさせるために使用したものである。
即ち本発明の磁気記録媒体は、基本的には、磁性層表
面近傍に初期のスチル耐久性の維持に必要な潤滑剤(エ
ステル(B))を含有させるものである。即ち、スチル
耐久性に効果のある潤滑剤(エステル(B))が磁性層
表面に過剰にあると、通常走行に支障をきたすため必要
最少限にしたい。しかしながら、磁性層表面の潤滑剤
は、磁気記録媒体を走行させることによって、走行系な
どに付着して消費されるため、下層側に所定量の潤滑剤
(エステル(A))を含有させておくことにより、下層
から上層へ潤滑剤が移動し、磁性層表面に安定供給され
ることにより、スチル耐久性が常に維持される。こうし
た潤滑剤の安定供給により、スチル耐久性を維持しつ
つ、優れた電磁変換特性及び走行性が長期間にわたり維
持される。
また、磁性層の表面近傍に含有させる潤滑剤の量を最
小限にすることにより、多量の潤滑剤を磁性層に含有さ
せた際に発生しやすいブルーミングが抑制される利点も
ある。
本発明では、上記のような効果によりビデオテープな
どの磁気記録媒体を、安価に製造することを、可能にし
た。
本発明に使用する強磁性粉末としては、特に、無限は
なく、金属酸化物系、例えば、γ−Fe2O3、Co含有(被
着、変成、ドープ)のγ−Fe2O3、Fe3O4、Co含有(被
着、変成、ドープ)のFe3O4、FeOx、Co含有(被着、変
成、ドープ)のFeOx(X=1.33〜1.50)、CrO2やRn、T
e、Sb、Sr、Fe、Ti、V、Mn、Cr2O3の少なくとも一種類
を含むCrO2等、合金あるいは金属単体系、例えば、金属
分が75重量%以上であり、そして金属分の80重量%以上
が少なくとも1種類の強磁性金属あるいは合金(例、F
e、Co、Ni、Fe−Co、Fe−Ni、Co−Ni、Co−Ni−Fe、Co
−Ni−P、Co−Ni−Fe−B、Fe−Ni−Zn、Fe−Co−Cr)
であり、該金属分の20重量%以下の範囲内て他の成分
(例、Al、Si、S、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Zn、Y、
Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、H
g、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、B、P)を含むことのあ
る合金等、その他の金属系、例えば、窒化鉄、あるいは
合金系に少量の水、水酸化物または酸化物を含むもの
等、更に、これら系の混合系が挙げられ、具体的には、
特公昭44−14090号、特公昭45−18372号、特公昭47−22
062号、特公昭47−22513号、特公昭46−28466号、特公
昭46−38755号、特公昭47−4286号、特公昭47−12422
号、特公昭47−17284号、特公昭47−18509号、特公昭47
−18573号、特公昭39−10307号、特公昭48−29280号、
特公昭48−39639号、特公昭58−29605号、特公昭60−44
254号、特開昭59−126605号、米国特許3026215号、同30
31341号、同3100194号、同3242005号、同3389014号など
に記載されている。これら強磁性粉末の粒子サイズは約
0.005〜1ミクロンの長さで、軸長/軸幅の比は、1/1〜
50/1程度である。又、これらの強磁性粉末の比表面積
は、1m2/g〜70m2/g程度である。これらの強磁性粉末の
含水率は、0.2〜2.0wt%である。これらの強磁性粉末を
用いた場合の塗布液の含水率は、0.00〜2.00wt%であ
る。これらの強磁性粉末の表面に、後に述べる分散剤、
潤滑剤、帯電防止剤等をそれぞれの目的の為に分散に先
だって溶剤中で含浸させて、吸着させてもよい。これら
の強磁性粉末は、1wt%以内でSr、Pb、Mn、Ni、Cd、C
r、Al、Si、Ti、Cu、Zn等の重金属を含む事が好まし
い。これらの強磁性粉末にアルミナ等を被着、溶融させ
てもよい。
また本発明に使用する強磁性粉末としては、板状六方
晶のバリウムフェライトも使用できる。バリウムフェラ
イトの粒子サイズは約0.001〜1ミクロンの直径で厚み
が直径の1/2〜1/20である。バリウムフェライトの比重
は4〜6g/ccで、比表面積は1m2/g〜70m2/gである。こ
れらの強磁性粉末の表面には後で述べる分散剤、潤滑
剤、帯電防止剤等をそれぞれの目的の為に分散に先立っ
て溶剤中で含浸させて、吸着させてもよい。
特に、合金系の強磁性粉末の製造方法の例としては、
下記の方法を挙げることができる。
(a)複合有機酸塩(主としてシュウ酸塩)を水素など
の還元性気体で還元する方法: (b)酸化鉄を水素などの還元性気体で還元してFeある
いはFe−Co粒子などを得る方法: (c)金属カルボニル化合物を熱分解する方法: (d)強磁性金属の水溶液に水素化ホウ素ナトリウム、
次亜リン酸塩あるいはヒドラジンなどの還元剤を添加し
て還元する方法: (e)水銀陰極を用い強磁性金属粉末を電解析出させた
のち水銀と分離する方法: (f)金属を低圧の不活性気体中で蒸発させて微粉末を
得る方法: 合金系の強磁性粉末を使用する場合に、その形状にと
くに制限はないが通常は針状、粒状、サイコロ状、米粒
状および板状のものが使用される。この合金系の強磁性
粉末の比表面積(SBET)は35m2/g以上、好ましくは、40
m2/g以上、更に好ましくは、45m2/g以上である。
本発明の磁性層あるいは所望により設けられるバック
層に使用されるバインダーとしては従来公知の熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物が使
用される。
熱可塑性樹脂としては軟化温度が150℃以下、平均分
子量が10000〜300000、重合度が約50〜2000程度のもの
で、例えば塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
共重合体、塩化ビニル塩化ビニリデン共重合体、塩化ビ
ニルアクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステルア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル塩化ビニ
リデン共重合体、アクリル酸エステルスチレン共重合
体、メタクリル酸エステルアクリロニトリル共重合体、
メタクリル酸エステル塩化ビニリデン共重合体、メタク
リル酸エステルスチレン共重合体、ウレタンエラストマ
ー、マイロン−シリコン系樹脂、ニトロセルロース−ポ
リアミド樹脂、ポリフッカビニル、塩化ビニリデンアク
リロニトリル共重合体、ブタジエンアクリロニトリル共
重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セル
ロース誘導体(セルロースアセテートブチレート、セル
ロースダイアセテート、セルローストリアセテート、セ
ルロースプロピオネート、ニトロセルロース、エチルセ
ルロース、メチルセルロース、プロピルセルロース、メ
チルエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
アセチルセルロース等)、スチレンブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテルアクリル
酸エステル共重合体、アミノ樹脂、各種の合成ゴム系の
熱可塑性樹脂及びこれらの混合物等が使用される。
熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては塗布液の状態で
は200000以下の分子量であり、塗布、乾燥後に加熱する
ことにより、縮合、付加等の反応により分子量は無限大
のものとなる。又、これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分
解するまでの間に軟化又は溶融しないものが好ましい。
具体的には例えばフェノール樹脂、フェノキシ樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系
反応樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂、ニトロセルロー
スメラミン樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシア
ネートプレポリマーの混合物、メタクリル酸塩共重合体
とジイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリエステ
ルポリオールとポリイソシアネートとの混合物、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール/高分子量ジ
オール/トリフェニルメタントリイソシアネートの混合
物、ポリアミン樹脂、ポリイミン樹脂及びこれらの混合
物等である。
これらの結合剤の単独又は組合わされたものが使わ
れ、ほかに添加剤が加えられる。磁性層の強磁性粉末と
結合剤との混合割合は重量比で強磁性粉末100重量部に
対して結合剤5〜300重量部の範囲で使用される。バッ
ク層の微粉末と結合剤の混合割合は重量比で微粉末100
重量部に対して結合剤30〜300重量部の範囲で使用され
る。添加剤は分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤、酸
化防止剤、溶剤等がくわえられる。
これらの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂
は、主たる官能基以外に官能基としてカルボン酸、スル
フィン酸、スルフェン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸、ホ
スホン、ホスフィン、ホウ酸、硫酸エステル基、燐酸エ
ステル基、これらのアルキルエステル基等の酸性基(こ
れらの酸性基は、Na塩などの形でもよい)、アミノ酸
類;アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸また
は燐酸エステル類、アルキルベタイン型等の両性類基、
アミノ基、イミノ基、イミド基、アミド基、エポキシ
基、等また、水酸基、アルコキシル基、チオール基、ハ
ロゲン基、シリル基、シロキサン基を通常1種以上6種
以内含み、各々の官能基は樹脂1gあたり1×10-6eq〜1
×10-2eq含む事が好ましい。
本発明にもちいるポリイソシアネートとしては、トリ
レンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシ
アネート、o−トルイジンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート等のイソシアネー
ト類、又当該イソシアネート類とポリアルコールとの生
成物、又イソシアネート類の縮合に依って生成した2〜
15量体のポリイソシアネート等を使用することができ
る。これらポリイソシアネート類の平均分子量は、100
〜20000のものが好適である。これらポリイソシアネー
トの市販されている商品名としては、コロネートL、コ
ロネートHL、コロネート2030、コロネート2031、ミリオ
ネートMR、ミリオネートMTL(日本ポリウレタン(株)
製)、タケネートD−102、タケネートD−110N、タケ
ネートD−200、タケネートD−202、タケネート300S、
タケネート500(武田薬品(株)製)、スミジュールT
−80、スミジュール44S、スミジュールPF、スミジュー
ルL、スミジュールN、デスモジュールL、デスモジュ
ールIL、デスモジュールN、デスモジュールHL、デスモ
ジュールT65、デスモジュール15、デスモジュールR、
デスモジュールRF、デスモジュールSL、デスモジュール
Z4273(住友バイエル社製)等があり、これらを単独若
しくは硬化反応性の差を利用して二つ若しくはそれ以上
の組み合わせによって使用することができる。又、硬化
反応を促進する目的で、水酸基(ブタンジオール、ヘキ
サンジオール、分子量が1000〜10000のポリウレタン、
水等)、アミノ基(モノメチルアミン、ジメチルアミ
ン、トリメチルアミン等)を有する化合物や金属酸化物
の触媒を併用する事も出来る。これらの水酸基やアミノ
基を有する化合物は多官能である事が望ましい。これら
のポリイソシアネートはバインダー総量の5〜40wt%で
用いることが好ましい。
本発明に使用する分散剤としては、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エライジン酸、リ
ノール酸、リノレン酸、ステアロール酸等の炭素数10〜
26個の脂肪酸(R1COOH、R1は炭素数9〜25個のアルキル
基)、前記の脂肪酸のアルカリ金属(Li、Na、K、NH4 +
等)またはアルカリ土類金属(Mg、Ca、Ba等)、Cu、Pb
等から成る金属石鹸、上記脂肪酸の脂肪酸アミド;レシ
チン等が使用される。この他に炭素数4以上の高級アル
コール(ブタノール、オクチルアルコール、ミリスチル
アルコール、ステアリルアルコール)及びこれらの硫酸
エステル、燐酸エステル、アミン化合物等も使用可能で
ある。また、ポリアルキレンオキサイド及びこれらの硫
酸エステル、燐酸エステル、アミン化合物等やスルホ琥
珀酸、スルホ琥珀酸エステル等も使用可能である。これ
らの化合物にはバインダーとの相溶性や特性を変えるた
めにSi、Fの置換基を導入することも可能である。これ
らの分散剤は通常一種類以上で用いられ、一種類の分散
剤は結合剤100重量部に対して0.005〜20重量部の範囲で
添加される。これら分散剤の使用方法は、強磁性粉末や
非磁性粉末の表面に予め被着させても良く、また分散途
中で添加してもよい。
このほかに分散剤として好ましい化合物としては、カ
ルボン酸、燐酸エステル等の界面活性剤やフッ素系界面
活性剤フロラードFC95、FC129、FC430、FC431を用いる
事ができる。
本発明の磁性層あるいはバック層に併用される潤滑
剤、酸化防止剤としては、二硫化モリブデン、窒化硼
素、弗化黒鉛、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化硅
素、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、二硫化タングステ
ン等の無機微粉末、アクリルスチレン系樹脂微粉末、ベ
ンゾグアナミン系樹脂微粉末、メラミン系樹脂微粉末、
ポリオレフィン系樹脂微粉末、ポリエステル系樹脂微粉
末、ポリアミド系樹脂微粉末、ポリイミド系樹脂微粉
末、ポリ弗化エチレン系樹脂微粉末等の樹脂微粉末、シ
リコンオイル、脂肪酸変性シリコンオイル、グラファイ
ト、弗化アルコール、ポリオレフィン(ポリエチレンワ
ックス等)、ポリグリコール(ポリエチレンオキシドワ
ックス等)、テトラフルオロエチレンオキシドワック
ス、ポリテトラフルオログリコール、パーフルオロ脂肪
酸、パーフルオロ脂肪酸エステル、パーフルオロアルキ
ル硫酸エステル、パーフルオロアルキル燐酸エステル、
アルキル燐酸エステル、ポリフェニルエーテル、等の有
機化合物潤滑剤が使用できる。又、炭素数8〜22の脂肪
酸或いは脂肪酸アミド、脂肪酸アルコールも単独若しく
は組合わせて使用出来る。また本発明に使用される潤滑
剤としては所謂潤滑油添加剤も単独若しくは組合わせて
使用出来、酸化防止剤(アルキルフェノール等)、錆ど
め剤(ナフテン酸、アルケニルコハク酸、ジラウリルフ
ォスフェート等)、油性剤(ナタネ油、ラウリルアルコ
ール等)、極圧剤(ジベンジルスルフィド、トリクレジ
ルフォスフェート、トリブチルホスファイト等)、清浄
分散剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、泡どめ剤等が
ある。これらの潤滑剤は結合剤100重量部に対して0.05
〜20重量部の範囲で添加される。
本発明に用いる磁性層あるいはバック層の研磨剤とし
ては一般に使用される研磨作用若しくは琢磨作用をもつ
材料で、α−アルミナ、γ−アルミナ、α−γ−アルミ
ナ、熔融アルミナ、炭化硅素、酸化クロム、酸化セリウ
ム、コランダム、人造ダイヤモンド、α−酸化鉄、ザク
ロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)、ガー
ネット、硅石、窒化硅素、窒化硼素、炭化モリブデン、
炭化硼素、炭化タングステン、チタンカーバイド、クオ
ーツ、トリポリ、硅藻土、ドロマイト等で、主としてモ
ース硬度6以上より好ましくはモース硬度8以上の材料
が1内至4種迄の組合わせで使用される。これらの研磨
剤は平均粒子サイズが0.005〜5ミクロンの大きさのも
のが使用され、特に好ましくは0.01〜2ミクロンであ
る。これらの研磨剤は結合剤100重量部に対して0.01〜2
0重量部の範囲で添加される。
本発明の分散、混練、塗布の際に使用する有機溶媒と
しては、任意の比率でアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロ
ン、テトラヒドロフラン等のケトン系;メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、イソブチルアル
コール、イソプロピルアルコール、メチルシクロヘキサ
ノールなどのアルコール系;酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、乳酸
エチル、酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステ
ル系;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、グリコ
ールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテ
ル、ジオキサンなどのエーテル系;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クレゾール、クロルベンゼン、スチレン
などのタール系(芳香族炭化水素);メチレンクロライ
ド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、
エチレンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化
炭化水素、N,N−ジメチルホルムアルデヒド、ヘキサン
等のものが使用できる。
混練の方法には特に制限はなく、また各成分の添加順
序などは適宜設定することができる。磁性塗料およびバ
ック層塗料の調製には通常の混練機、例えば、二本ロー
ルミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、ト
ロンミル、サンドグラインダー、ゼグバリ(Szegvar
i)、アトライター、高速インペラー、分散機、高速ス
トーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパー、ニーダー、
高速ミキサー、リボンブレンダー、コニーダー、インテ
ンシブミキサー、タンブラー、ブレンダー、ディスパー
ザー、ホモジナイザー、単軸スクリュー押し出し機、二
軸スクリュー押し出し機、及び超音波分散機などを用い
ることができる。混練分散に関する技術の詳細は、T.C.
PATTON著(テー.シー.パットン)“Paint Flow and P
igment Diapersion"(ペイント フロー アンド ピグ
メント ディスパージョン)1964年John Wiley & Sons
社発行(ジョン ウイリー アンド サンズ)や田中信
一著「工業材料」25巻37(1977年)などや当該書籍の引
用文献に記載されており、連続処理の為これらの混練分
散機を適宜組み合わせ送液し塗布する。また、米国特許
第2581414号及び同第2855156号などの明細書にも記載が
ある。本発明においても上記の書籍や当該書籍の引用文
献などに記載された方法に準じて混練分散を行い磁性塗
料およびバック層塗料を調製することができる。
磁性層の形成は上記の組成などを任意に組合せて有機
溶媒に溶解し、塗布溶液として支持体上に塗布・乾燥す
る。テープとして使用する場合には支持体の厚み2.5〜1
00ミクロン程度、好ましくは3〜70ミクロン程度が良
い。ディスクもしくはカード状の場合は厚みが0.03〜10
mm程度であり、ドラムの場合は円筒状で用いる事も出来
る。素材としてはポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等ポリオレフィン類、セルローストリ
アセテート、セルロースダイアセテート等のセルロース
誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニ
ル系樹脂類、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスル
ホン等のブラスチックのほかにアルミニウム、銅等の金
属、ガラス等のセラミックス等も使用出来る。これらの
支持体は塗布に先立って、コロナ放電処理、プラズマ処
理、下塗処理、熱処理、除塵埃処理、金属蒸着処理、ア
ルカリ処理をおこなってもよい。これら支持体に関して
は例えば西独特許3338854A、特開昭59−116926号、米国
特許4388368号;三石幸夫著、「繊維と工業」31巻p50〜
55、1975年などに記載されている。
支持体上へ前記の磁性層ならびにバック層を塗布する
方法としてはエアードクターコート、ブレードコート、
エアナイフコート、スクイズコート、含浸コート、リバ
ースロールコート、トランスファーロールコート、グラ
ビアコート、キスコート、キャストコート、スプレイコ
ート、バーコート、スピンコート等が利用出来、その他
の方法も可能であり、これらの具体的説明は浅倉書店発
行の「コーテイング工業」253頁〜277頁(昭和46.3.20.
発行)に詳細に記載されている。特に、本発明の場合、
下層用塗布液と上層用塗布液を湿潤状態で重畳して塗布
するいわゆるウエットオンウエット塗布方式が好まし
い。
ウエットオンウエット方式としては特開昭61−139929
号公報に記載の塗布方法を用いることができる。
また、上記の強磁性粉末と結合剤の分散方法および支
持体への塗布方法などの詳細は特開昭54−46011号およ
び同54−21805号等の各公報に記載されている。
このような方法により、支持体上に塗布された磁性層
は必要により層中の強磁性粉末を直ちに乾燥しながら所
望の方向へ配向させる処理を施したのち、形成した磁性
層を乾燥する。このときの支持体の搬送速度は、通常10
m/分〜1000m/分でおこなわれ、乾燥温度が20℃〜130℃
で制御される。又必要により表面平滑化加工を施した
り、所望の形状に裁断したりして、本発明の磁気記録体
を製造する。これらの製造方法はフイラーの表面処理、
混練・分散、塗布、熱処理、カレンダー、放射線照射
(EB)処理、表面研磨処理、裁断の工程を連続して行う
事が好ましい。また必要に応じて幾つかに工程を分ける
事ができる。
これらの工程においては、温度、湿度が制御され、温
度は10℃〜130°、湿度は空気中の水分量で表すと、5mg
/m3〜20mg/m3である。これらは、例えば、特公昭40−23
625号公報、特公昭39−28368号公報、米国特許第347396
0号明細書、等にしめされている。又、特公昭41−13181
号公報にしめされる方法はこの分野における基本的、且
つ重要な技術と考えられている。
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
ここに示す成分、割合、操作順序等は本発明の精神から
逸脱しない範囲において変更しうるものであることは本
業界に携わるものにとっては容易に理解されることであ
る。
従って、本発明は下記の実施例に制御されるべきでは
ない。尚、実施例中の部は重量部をしめす。
(実施例) 下記に示す組成の磁性塗料を調整して乾燥後の磁性層
の厚さが上層で0.3〜1.3、下層で2.5〜3.5μmになるよ
うに調整し厚さ15μmのポリエチレンテレフタレート非
磁性支持体の上に塗布した。
磁性塗料組成(上層) Co含有γ−Fe2O3粉末(SBET30m2/g) 100部 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 VMCH(ユニオンカーバイド社) 12部 ポリウレタン樹脂 ニッポラン2301(日本ポリウレタン社製) 9部 ポリイソシアネート コロネートL(日本ポリウレタン社製) 10部 カーボンブラック (平均粒子サイズ20ミリミクロン) 10部 オレイン酸 0.5部 ステアリン酸 1部 *潤滑剤一覧表(表−1)参照 *(表−2,3)参照 酢酸ブチル 20部 メチルエチルケトン 80部 磁性塗料組成(下層) Co含有γ−Fe2O3粉末(SBET25m2/g) 100部 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 VMCH(ユニオンカーバイド社) 12部 ポリウレタン樹脂 ニッポラン2301(日本ポリウレタン社製) 9部 ポリイソシアネート コロネートL(日本ポリウレタン社製) 10部 カーボンブラック (平均粒子サイズ30ミリミクロン) 5部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 1部 *潤滑剤一覧表(表−1)参照 *(表−2,3)参照 酢酸ブチル 20部 メチルエチルケトン この磁性塗料を粘度調整した後ポリエチレンテレフタ
レート基体表面に塗布、配向、乾燥、カレンダリングし
て試料を作成した。
この方法で作成したテープを以下の方法で評価した。
1)スチル耐久性 画像信号50IREの映像信号を記録し、未走行及び100パ
ス走行後に各々スチルモードで再生して再生RF出力レベ
ルを記録し、信号レベルが3dB低下する迄の時間を測定
した。
2)走行性 VHSタイプの松下AG−6200のVTRを用いて、100パス後
のシリンダー出口側のテープ走行テンションを測定し
た。
実施例及び評価結果を(表−2,3)に示す。
上表より明らかな通り、本発明サンプルは上、下層に
本エステル(B)および(A)を所定量含有せしめたた
め、上、下層に同一のエステル(A)または(B)化合
物を含有せしめたサンプル9〜12および上、下層にオレ
イン酸を含有せしめたサンプル26に比較し、スチル耐久
性および走行性が改善されていることが分る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性支持体の表面に強磁性粉末、結合剤
    を含む第一磁性層及び第二磁性層をこの順に設けてなる
    磁気記録媒体において、第一磁性層に含まれる脂肪酸エ
    ステル(A)及び第二磁性層に含まれる脂肪酸エステル
    (B)が、各々下記構造を有することを特徴とする磁気
    記録媒体。 脂肪酸エステル(A): (但し、R1はC1121の飽和または不飽和の炭化水素
    基、R2はC118の飽和または不飽和の炭化水素基であ
    る。) 脂肪酸エステル(B): (但し、R3はC1121の飽和または不飽和の炭化水素
    基、R4はC24の飽和の二価の炭化水素基、R5はC118
    の飽和または不飽和の炭化水素基、nは1〜7を表わ
    す。)
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