JP2537031Y2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JP2537031Y2
JP2537031Y2 JP2916691U JP2916691U JP2537031Y2 JP 2537031 Y2 JP2537031 Y2 JP 2537031Y2 JP 2916691 U JP2916691 U JP 2916691U JP 2916691 U JP2916691 U JP 2916691U JP 2537031 Y2 JP2537031 Y2 JP 2537031Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は被覆電線付きの圧接端子
を収容する圧接コネクタに関し、詳しくは、自動車用ワ
イヤーハーネスに好適に使用されるもので、多数の圧接
端子収容室に収容される各圧接端子に接続した電線を引
張方向に対して確実に係止する電線押さえ部をコネクタ
ハウジングに設けた圧接コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧接コネクタにおいて
は、圧接部が電線の引っ張りに弱く、それを保護するた
めに、圧接端子の形状およびコネクタハウジングの形状
に対して種々の工夫がなされている。
【0003】例えば、実開昭61−8952号公報に開
示された圧接コネクタでは、図12に示すように、コネ
クタハウジング1の圧接端子挿入側の後部にヒンジ1
a、1bを介してリード線把持片1c、1dを形成し、
これらリード線把持片1c、1dの内面にリード線押さ
え用の凹凸部1e、1fを設け、これら上下の凹凸部の
間で、圧接端子2に接続されたリード線3を上下両側よ
り挟み込んで固定する構成としている。
【0004】また、実公平2−9499号公報に開示さ
れた圧接コネクタでは、図13に示すように、コネクタ
ハウジング4に係合させるカバー5を設け、該カバー5
に電線押さえ突起6、7を設け、これら突起6、7によ
り電線8を上方より押圧する構成としている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来提
供されている電線の押さえ構造は、いずれもハウジング
あるいはカバーに押さえ用の突起を一体に形成してお
き、電線挿入後に、該突起により電線を上下方向より押
圧する構成としているため、突起の突出量は常時一定と
なっている。
【0006】しかしながら、挿入される電線のサイズ
(電線の太さ)は多様であり、 特に、 自動車用ワイヤーハ
ーネスでは多サイズの電線が雑多に組み合わされて使用
されており、 1つの圧接コネクタに取り付けられる電線
のサイズは一定ではない。
【0007】従って、上記した従来の突出量が一定の電
線押さえ部では、挿入する電線の太さが突出量に対応し
たものであれば、所期の押さえ効果があるが、電線が細
い場合および電線が太すぎる場合のいずれの場合も電線
がコネクタ内に安定して収らず、電線に作用する引張力
に対する係止効果が殆どない不具合がある。
【0008】本考案は、上記した不具合を解消せんとす
るもので、電線サイズが相異しても対応できるように
し、かつ、従来の被覆電線に対する外側からの押圧より
も更に確実な係止を行うことが出来るようにするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は、コネク
タハウジングの端子収容室の挿入側近傍の上部壁に下部
壁側に向かって段階的に挿入可能で端子収容室内への突
出量を任意に調節出来ると共にハウジング側に所要位置
で係止される複数個の係止部を備えた電線押さえ部を設
け、端子収容室内に挿入される電線付圧接端子の挿入口
近傍の被覆電線を直交する方向より電線の径に対応して
段階的に押圧して、電線引張方向に対する係止を行う構
造とした圧接コネクタを提供せんとするものである。
【0010】また、本考案に係わる上記電線押さえ部で
は、その被覆電線と接触する先端部をクサビの突出端と
した形状とし、該クサビ突出端で被覆電線を食い込んで
係止する構造としている。
【0011】詳しくは、上記電線押さえ部は、上部壁に
穿設した上下方向に複数の係止部を有するピン穴に対し
て挿入するクサビ型のピンからなり、該ピンの上部に複
数の係止部を設け、該ピンを上記ピン穴より端子収容室
内に突出させ、そのクサビ突出端が被覆電線に食い込む
所要の位置で互いの係止部を係止する構造としている。
【0012】上記ピン穴はコネクタハウジングに並設す
る複数の端子収容室に対して連続して形成するように、
コネクタハウジングの一側端より他側端に向けて上部壁
より仕切壁を切り欠いて連続的に形成し、切り欠いた上
部壁の前後内面に上下方向に複数の係止凹部を設け、こ
れに対して、前後外面に上下方向に複数の係止凸部を形
成したピンを切断容易な薄肉の連結片部で連続させて設
け、端子収容室の個数に見合ったピンを連続させて、上
記ピン穴に一度に挿入する構成とすることが好ましい。
かつ、上記各ピンには、その上端より軸心に沿って切り
込み溝を設け、ピンが容易に変形して任意の係止部で係
止出来る形状としている。尚、ピン穴およびピンを各端
子収容室毎に別個に形成しても良いことは言うまでもな
い。
【0013】上記ピン穴およびピンの形状は上記に限定
されず、例えば、ピン穴をテーパ穴とする一方、ピンを
テーパ形状として、所要位置でピンをピン挿入穴に係止
する手段をいずれか一方あるいは両方に付設する形状と
しても良い。かつ、端子収容室毎にピン穴およびピンを
設ける場合は、ピン穴をネジ穴とする一方、ピンにネジ
を切った形状とすることが出来る。即ち、ピンの挿入量
(突出量)を調節できると共に所定の挿入位置でピンをハ
ウジングに係止出来る構造で、かつ、被覆電線と接触す
る下端面に被覆電線に食い込むクサビを有する形状であ
れば良い。
【0014】上記電線押さえ部では、ハウジングとは別
体のピンを用いているが、該ピンに相当する押さえ部を
ハウジングと一体に設けてることもできる。即ち、上部
壁に設ける開口部の一端にヒンジ部を介して連結すると
共に、他端は上記ヒンジ部を支点として略扇形状あるい
は三角形状に突出し、該突出部の周面が開口部の他端に
沿って下部壁に向かって挿入可能で、且つ、該周面の上
部に上下方向に複数の係止部を有するクサビ型の押さえ
部を設け、該押さえ部を下部壁に向かって圧入して、そ
の下端のクサビ突出端が被覆電線に食い込む所要位置
で、上記係止部を上部壁の開口端下面に係止する構造と
してもよい。
【0015】上記ハウジングと一体に設ける押さえ部
は、ハウジングの上部壁と一体成形され、後端をヒンジ
部を介して連結されると共に、略扇子形状あるいは三角
形状に突出する前端は圧入時に切断される下端薄肉部を
介してハウジングの開口上端縁と連結され、切断される
薄肉部と連結された突出部の先端がクサビの突出端とな
るようにしている。
【0016】さらに、コネクタハウジングの端子収容室
内に、被覆電線を取り付けた状態で収容する圧接端子と
して、基板の前端より後端にかけて電気接触部、挿入す
る被覆電線に両側より圧接して被覆部を切り込んで電線
導体と導通する圧接刃を備えた圧接部、基板との間に被
覆電線を挟み込む電線圧着部、被覆電線を押し上げる曲
げ部を備えたものを用い、上記最後端の曲げ部で押し上
げられた被覆電線を、上記電線押さえ部で端子収容室の
下部壁に向かって押下げる構成とすることが好ましい。
【0017】
【作用】本考案では上記のように、電線押さえ部を各端
子収容室内にその突出量を任意に調節して突出させるこ
とが出来るため、端子収容室内に圧接端子に取り付けら
れて挿入される電線サイズが相異した場合にも、上記電
線押さえ部の突出量を調節することにより、確実に電線
を押さえることが出来る。よって、電線に引っ張り力が
作用しても電線押さえ部により確実に係止することが出
来る。
【0018】かつ、電線押さえ部の被覆電線と接触する
先端面をクサビの突出端とし、該突出端で被覆電線を食
い込むようにしているため、単に、被覆電線を外側から
押圧するだけの構成と比較して、引っ張り方向に対する
係止力は増加する。
【0019】さらに、圧接端子として上記の最後端部に
曲げ部を設けて電線を上方に曲げているものを用い、こ
の上方に曲げられた電線を電線押さえ部で下方に曲げて
且つクサビ先端の突出端で被覆電線に食い込んで係止す
るため、電線の引張応力が圧接部に直接作用しない。
【0020】かつ、該圧接部に多サイズ共用の圧接刃を
用いた場合、電線押さえ部も多サイズに共用できるた
め、広い範囲でサイズが相異する電線を取り付けた圧接
端子を1つのコネクタハウジング内に収容することが可
能となる。
【0021】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1から図6は第1実施例を示し、電線押
さえ部をコネクタハウジングと別体のクサビ型のピンか
ら形成したものである。図1は多数の被覆電線10を夫
々取り付けた圧接端子11を圧接コネクタハウジング1
2に組み付けた状態を示し、図2はコネクタハウジング
12、図3は電線押さえ用のピン13、図4は電線付き
圧接端子11を示し、かつ、図5と図6はコネクタハウ
ジング12内に挿入された電線10に対するピン13に
よる押さえ状態を示している。
【0022】コネクタハウジング12には、前端Xより
後端Yにかけて貫通して形成した端子収容室15を並列
に複数個(実施例では8個)形成している。各端子収容室
15は図2に示すように、上部壁16、下部壁17、隣
接する端子収容室との仕切壁となる両側壁18とで囲繞
している。該端子収容室15の前端開口19は相手方コ
ネクタ(図示せず)との結合側であり、 該開口19の近傍
の上部壁16に圧接端子11の図4に示す電気接触部3
0の先端面を係止する段状突出部16aを設けると共
に、下部壁17に電気接触部30の下面に設けた係止片
31を係止する切欠溝部17aを設けている。
【0023】該コネクタハウジグ12の後端開口の端子
挿入口20なり、該挿入20の近傍の上部壁16にピン
穴21を設けている。該ピン穴21は図1に示すよう
に、コネクタハウジグ12の一側端より他側端にかけて
上部壁16より側壁18を切り欠いて連続して形成し、
並列する各端子収容室15のピン穴21を一体に形成し
た構成としている。このように、ピン穴21を連続して
形成することにより、各端子収容室15に挿入するピン
13を一体として同時に挿入出来るようにしている。
【0024】上記ピン穴21の内周面、即ち、上部壁の
開口部の前後内面には上端面より上下方向に複数個(本
実施例では3個)の係止凹部22を刻設している。これ
ら係止凹部22は図示のように下向きの傾斜した断面V
字形状で、言わば、ギザギザ状に切り込み設けた形状と
している。
【0025】上記ピン穴21に挿入するピン13は図3
に示すように、各端子収容室15に挿入するピン21を
端子収容室と同一のピッチで上端を切断容易な薄肉の連
結片部24で順次連結して連続的に形成しており、コネ
クタハウジング12に設けた端子収容室15の個数に見
合った数のピン13を連続させた状態で連結片部24を
切断して使用するようにしている。
【0026】各ピン13は大略クサビ型で、その下端の
被覆電線との接触部28をクサビの突出端としている。
また、ピン13の上側部の前後外面に下向きに傾斜させ
た断面V字形状の係止凸部25を複数個(実施例では3
個)突設し、言わば、ギザギザ状の突起を連続して形成
した形状としている。これら係止凸部25はピン穴21
の係止凹部22と互いに係止できる形状としている。ま
た、上側部には軸心に沿って上端面より切り込み27を
形成して係止凸部25が内部側へ容易に変形出来るよう
にしている。よって、ピン13をピン穴21に圧入する
と、係止凸部25は変形しながら挿入可能で、適宜の位
置で、係止凸部25が係止凹部22と係止してピン13
は停止保持される。
【0027】上記電線押さえ部を備えたコネクタハウジ
ング12に取り付けられる圧接端子11は図4の構成と
しており、基板31上に前端より後端にかけて、電気接
触部30、多サイズ共用圧接刃(例えば、 本出願人の出
願に係わる実願平2−63836、 あるいは特開昭56
ー7364号公報に開示された圧接刃)を備えた圧接部
32、圧着部33および曲げ部34を順次設けている。
【0028】被覆電線10は、被覆した状態で上記圧接
端子11に取り付けられ、圧接部32で被覆部分が圧接
刃により切り込まれて電線導通部が圧接部と接触し、圧
着部33で被覆電線10を保持し、最後端の曲げ部34
に上向きに曲げられた状態となっている。
【0029】図4に示す被覆電線10を取り付けた状態
で圧接端子11は圧接コネクタのコネクタハウジング1
2の端子収容室15内に挿入される。挿入後に、上記圧
接端子11に取り付けられた被覆電線10のサイズ(電
線の径、 即ち、 太さ)に対応して、 電線押さえ用のピン
13を押し込み位置を調節しながら一括して上方より押
し込まれる。
【0030】即ち、図5に示す被覆電線10は太径線で
あるため、ピン13の端子収容室13への突出量は浅く
設定しており、該状態でピン突出端28は被覆電線10
の上面より僅かに食い込んでいる。ピン13はその全て
の3個の係止凸部25がピン穴21の3個の係止凹部2
2と夫々係止して停止保持される。
【0031】図6に示す被覆電線10は小径線であるた
め、ピン13の端子収容室13への突出量は深く設定し
ており、該状態でピン突出端28被覆電線10の上面よ
り僅かに食い込んでいる。ピン13は図5の状態より深
く押し込まれ、下端の係止凸部25はピン穴21の開口
下端に係止すると共に、上部の2個の係止凸部25は係
止凹部22に夫々係止して停止保持される。
【0032】このように、ピン13は被覆電線10の太
さに対応して突出量が調節され、圧接端子11の曲げ部
34で押し上げられた被覆電線10を押し下げると共
に、ピン先端の突出端28が被覆電線10の上面より僅
かに食い込むため、確実に被覆電線を引っ張り力に対し
て係止することが出来る。かつ、電線の引張応力が圧接
部に直接かかることがない。
【0033】図7から図11は本考案の第2実施例を示
し、該第2実施例は電線押さえ部をコネクタハウジング
と一体に成形していることに特徴を有するものである。
即ち、電線押さえ部40をコネクタハウジング12の上
部壁16の部分に、各端子収容室15に対応して一体に
成形している。
【0034】上記電線押さえ部40は図9に示すよう
に、端子挿入口20の近傍の上部壁16の部分に設けて
おり、上部壁16の後端部16bより曲げ部41を支点
として前方に向かって扇形状に突出させ、該扇子状の突
出部42の下端縁を薄肉連結部43を介して上部壁16
の前部側16cに連結している。該薄肉連結部43は押
さえ部40を挿入する際に容易に切断出来る厚さとし、
かつ、切断時に、押さえ部40の突出側下端にクサビ形
状の突出端45が形成されるようにしている。
【0035】上記突出部42の円弧形状の周面には僅か
に上向きとした係止部44を2個突設しており、これら
係止部44は、曲げ部41を支点として押さえ部40が
下方へ押し下げられた時に、曲げ部41側が多少後方へ
変形することと伴って変形しながら上部壁前部開口端1
6dに沿って挿入された後、開口端16dの下端縁16
eに係止する大きさに設定している。
【0036】尚、上記曲げ部41は図示の肉厚より薄く
して容易に曲げが出来るようにしてもよいが、本実施例
では、上部壁16の厚さが薄いために、曲げ部41のみ
を特に薄くしなくてもよい。
【0037】他の構成は上記第1実施例と同様であるた
め、同一符号を付して説明を省略する。
【0038】第2実施例では、図9に示すように、コネ
クタハウジング12と一体に成形された電線押さえ部4
0が薄肉連結部43で上部壁16に連結された状態のま
まで、被覆電線10を取り付けた圧接端子11が端子収
容室15に挿入される。
【0039】該状態より、プレス機などの押し下げ機を
用いて、一括して電線押さえ部40を押し下げる。電線
押さえ部40は薄肉連結部43が切断されて、端子収容
室15内に突出し、下端の突出端45が被覆電線10の
上面に僅かに食い込む位置で停止され、該位置で係止部
44が上部壁16の開口部下端縁16eに係止して停止
保持される。
【0040】上記電線押さえ部40は図10に示す大径
線の場合には突出量は浅く、下方の係止部44が開口部
下端縁16eに係止する一方、図11に示す小径線の場
合は突出量は深く、上部の係止部44が開口部下端縁1
6eに係止する。
【0041】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
に係る電線押さえ部を備えた圧接コネクタでは、電線押
さえ部の端子収容室への突出量を任意に調節することが
出来るため、電線に太さが異なっても対応することがで
き、電線を引っ張り力に対して確実に保持することが出
来る。このようにコネクタに適合する電線サイズを多様
とすることで、多サイズの電線の固定が可能となり、多
サイズの電線を用いる自動車用ワイヤーハーネスに使用
する圧接コネクタにおいては非常に有益なものとなる。
【0042】しかも、該電線押さえ部の被覆電線と接触
する先端をクサビの突出端として、被覆電線に食い込ま
せているため、単に押圧して電線を押さえる場合と比較
してより確実な係止を行うことが可能となる。かつ、圧
接端子にその後端部で電線を上方に押し上げる曲げ部を
備えたものを用いた場合には、電線の引張応力が圧接部
に直接かからない利点を有する。
【0043】また、多数個に並列して設ける端子収容室
に挿入される電線に対する押さえが一括して行える作業
上の利点を有する。
【0044】さらに、上記第1実施例では極めて簡単な
形状のピン穴とピンを用いるだけの簡単な構成であるた
め、容易に製作することが出来、コストダウンの低減を
図ることが出来る。かつ、上記ピンは連続して成形し、
コネクタの端子収容室の個数と見合った数だけ切断して
使用できるため、さらにコストの低下を図ることが出来
る。
【0045】また、第2実施例ではコネクタハウジング
と電線押さえ部を一体成形しているため、部品供給時の
位置合わせ等の作業が不要となり、自動化に適した構成
となる。かつ、部品点数が削減され、大幅のコストダウ
ンを図れる利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例の全体斜視図である。
【図2】 上記第1実施例のコネクタハウジングの端子
収容室を示す断面図である。
【図3】 上記第1実施例の電線押さえ用ピンの斜視図
である。
【図4】 被覆電線を取り付けた圧接端子の斜視図であ
る。
【図5】 大径線の被覆電線を押さえる場合を示す図2
と同様な断面図である。
【図6】 小径線の被覆電線を押さえる場合を示す図2
と同様な断面図である。
【図7】 第2実施例の全体斜視図である。
【図8】 第2実施例の要部拡大断面図である。
【図9】 第2実施例のコネクタハウジングの端子収容
室に電線付き圧接端子を挿入した状態を示す断面図であ
る。
【図10】 大径線の被覆電線を押さえる場合を示す図
9と同様な断面図である。
【図11】 小径線の被覆電線を押さえる場合を示す図
9と同様な断面図である。
【図12】 従来例を示す断面図である。
【図13】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 被覆電線 11 圧接端子 12 コネクタハウジング 13 ピン 21 ピン穴 22 係止凹部 25 係止凸部 28 突出端 40 電線押さえ部 41 曲げ部 42 突出部 43 薄肉連結部 44 係止部 45 突出端

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの端子収容室の挿入
    側近傍の上部壁に下部壁側に向かって段階的に挿入可能
    で端子収容室内への突出量を任意に調節出来ると共に所
    要位置でハウジング側と係止される複数個の係止部を備
    えた電線押さえ部を設け、端子収容室内に挿入される電
    線付圧接端子の挿入口近傍の被覆電線を直交する方向よ
    り電線の径に対応して段階的に押圧して電線引張方向に
    対する係止を行う構造としている圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記電線押さえ部の被覆電線と接触する
    先端部をクサビの突出端とした形状とし、該クサビ突出
    端で被覆電線を食い込んで係止する構造としている請求
    項1記載の圧接コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記電線押さえ部は、上部壁に穿設した
    上下方向に複数の係止部を有するピン穴に対して挿入さ
    れるクサビ型のピンからなり、該ピンの上部に複数の係
    止部を設け、該ピンを上記ピン穴より端子収容室内に突
    出させて挿入し、下端のクサビ突出端が被覆電線に食い
    込む所要位置で、上記係止部による係止でピンを保持す
    る構造としている請求項1記載の圧接コネクタ。
  4. 【請求項4】 上記電線押さえ部は、上部壁に設ける開
    口部の一端にヒンジ部を介して連結すると共に、該ヒン
    ジ部を支点として略扇子形状あるいは三角形状に上方へ
    突出し、該突出部の周面からなる他端は上記ヒンジ部を
    支点として開口部の他端に沿って下部壁に向かって挿入
    可能で、且つ、上部に上下方向に複数の係止部を備えた
    クサビ型の押さえ部からなり、該押さえ部を端子収容室
    内に圧入して、その下端のクサビ突出端が被覆電線に食
    い込む所要位置で、上記係止部を上部壁の開口端下面に
    係止する構造としている請求項1記載の圧接コネクタ。
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