JPH0955249A - 接続用コネクタ - Google Patents

接続用コネクタ

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JPH0955249A
JPH0955249A JP20574595A JP20574595A JPH0955249A JP H0955249 A JPH0955249 A JP H0955249A JP 20574595 A JP20574595 A JP 20574595A JP 20574595 A JP20574595 A JP 20574595A JP H0955249 A JPH0955249 A JP H0955249A
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JP
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contact member
housing
mounting hole
cable
cover
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JP20574595A
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English (en)
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Sadao Noda
貞雄 野田
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Panasonic Industrial Devices SUNX Co Ltd
Original Assignee
Sunx Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングの装着孔にコンタクト部材を装着
する構成において、コンタクト部材をハウジングに確実
に装着しながらハウジングを小形化する。 【解決手段】 ハウジング21には細長状の装着孔32
が形成されている。この装着孔32において長手方向の
両端部には突出部32aが形成されており、その突部3
2aにより間隙部32bが形成されている。この間隙部
32bはコンタクト部材の厚さ寸法と同一か若しくは僅
かに小さい寸法に設定されている。従って、コンタクト
部材を装着孔32に挿入すると、コンタクト部材の両端
部は突出部32aに摺接状態で案内されて間隙部32b
を進行するので、コンタクト部材を装着孔32に圧入す
ることによりハウジング21に立設状態で装着すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングの装着
孔にコンタクト部材を圧入により装着する接続用コネク
タに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、この種の接
続用コネクタとして、実開平7−18357号公報のも
のが供されている。このものは、コンタクト部材が圧入
されたハウジングと、このハウジングに係合されるカバ
ーとを備え、前記ハウジングの両面から突出したコンタ
クト部材の端子部にケーブルを添設した状態でカバーを
ハウジングに係合する際にカバーによりケーブルを押圧
することにより、コンタクト部材の端子部にケーブルを
圧着して電気的に接続するという構成である。
【0003】図19及び図20は上記構成におけるコン
タクト部材を示している。この図19及び図20に示す
ように、コンタクト部材1の図示上下端部には端子部2
が形成されている。この端子部2は、V字状の切削部2
a及び当該切削部2aと連なるスリット2bから形成さ
れている。コンタクト部材1の中央部の図示横方向の両
側には鋸歯状の係合歯部3が形成されており、その係合
歯部3の図示横方向の寸法は図示下方となるに従って小
さくなるように設定されている。この場合、コンタクト
部材1の最大幅寸法はa、端子部2の幅寸法はb、厚さ
寸法はcに設定されている。
【0004】また、図21及び図22は上記コンタクト
部材1が装着されるハウジングの装着孔を示している。
この図21及び図22に示すように、ハウジング4には
長細状の装着孔5が形成されている。この装着孔5は、
長手方向と直交する幅寸法dがコンタクト部材1の厚さ
寸法cよりも大きく設定されていると共に(d>c)、
装着孔5の長手方向の幅寸法が奥方向となるに従って小
さくなるテーパー状に形成されている。
【0005】上述したようなコンタクト部材1及び装着
孔5の寸法設定によれば、コンタクト部材1を装着孔5
に容易に挿入することができると共に、装着孔5に挿入
されたコンタクト部材1の係合歯部3が装着孔5の長手
方向の両端部に圧接するので、コンタクト部材1をハウ
ジング4に立設状態で装着することができる。
【0006】ところが、上記構成のものでは、ハウジン
グ4の装着孔5において長手方向と直交する方向の幅寸
法は、コンタクト部材1の厚さ寸法よりも比較的大きく
設定されているので、コンタクト部材1が装着孔5の中
心軸から僅かに傾いた状態で挿入されることになる。こ
のため、コンタクト部材1が装着孔5の壁面に傾斜した
状態で引掛かることがあり、このような状態でコンタク
ト部材に大きな挿入力が印加された場合には、コンタク
ト部材がくの字状に変形してしまう。この結果、コンタ
クト部材にケーブルを圧着する際にケーブルに対してコ
ンタクト部材が垂直に圧着せず、コンタクト部材を介し
たケーブルの電気的接続が不完全となる虞がある。
【0007】このような問題を解決する構成として、図
23及び図24に示すようにハウジング4の装着孔5の
長手方向と直交する方向の幅寸法をコンタクト部材1の
厚さ寸法と同一に設定すると共に、その装着孔5の入口
部にテーパー部6を設けることが考えられる。
【0008】このような構成によれば、装着孔5に連な
るテーパー部6によりコンタクト部材1を装着孔5に円
滑に案内することができるので、コンタクト部材1をハ
ウジング4に対して垂直方向に確実に装着することがで
きる。
【0009】ところが、上記構成のものでは、ハウジン
グ4にはコンタクト部材1を垂直に固定するための装着
孔5に対応したハウジング厚さ寸法が必要となるのに加
えてコンタクト部材1の固定には寄与しないテーパー部
6に対応したハウジング厚さ寸法がさらに必要となるの
で、その分だけハウジング4全体の厚さ寸法が大きくな
り、ハウジング4が大形化してしまうという欠点があ
る。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ハウジングの装着孔にコンタクト部材
を圧入して装着する構成において、コンタクト部材をハ
ウジングに確実に装着しながらハウジングが大形化する
ことがない接続用コネクタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、長細状の装着
孔が形成されたハウジングと、前記装着孔への挿入状態
で当該装着孔の長手方向の両端部に圧接することにより
前記ハウジングに立設状態で装着される薄板状のコンタ
クト部材とを備えた接続用コネクタにおいて、前記装着
孔の長手方向の両端部に中央部よりも幅狭で前記コンタ
クト部材が挿入される際に当該コンタクト部材の両端部
を摺接状態で案内する案内手段を設けたものである(請
求項1)。
【0012】このような構成によれば、コンタクト部材
をハウジングの装着孔に挿入すると、装着孔の長手方向
の両端部に中央部よりも幅狭に設けられた案内手段がコ
ンタクト部材の両端部を摺接状態で案内する。これによ
り、コンタクト部材はハウジングに立設された状態で装
着孔に案内されるので、コンタクト部材をハウジングに
立設状態で最終的に装着することができる。
【0013】また、前記案内手段は、前記装着孔の長手
方向の両端に前記コンタクト部材の厚さ寸法と略同一寸
法の間隙部を形成する突出部であってもよい(請求項
2)。さらに、前記突出部の角部は除去されていてもよ
い(請求項3)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
乃至図14を参照して説明する。図2はハウジングの表
側を示し、図3はハウジングの裏側を示している。これ
らの図2及び図3において、ハウジング21の裏側及び
表側には第1のケーブル受部22及び第2のケーブル受
部23が夫々形成されている。また、ハウジング21の
側面には図示上下方向に連なって第1乃至第3の山部2
4,25,26が形成されていると共に、それらの各山
部24,25,26を跨ぐガイド部27が側方への突出
状態で形成されている。
【0015】一方、ハウジング21の側壁端部には、第
1及び第2のケーブル受部22,23から図示上下方向
に突出したガイド壁28が形成されている。ここで、第
2のケーブル受部23から突出したガイド壁28は当該
第2のケーブル受部23に対向した形状のケーブル案内
部29により連結されている。このケーブル案内部29
には第2のケーブル受部23と対向すると共に奥方に向
かって傾斜するケーブル受部30が形成されている。
【0016】そして、ハウジング21には銅合金から成
る複数のコンタクト部材31が圧入されている。尚、コ
ンタクト部材31は1つ置きに並設されており、隣同士
に位置するコンタクト部材31同士が干渉しないように
なっている。
【0017】図4及び図5はコンタクト部材31を示し
ている。これらの図4及び図5において、コンタクト部
材31の図示上下両端部には端子部31aが設けられて
いる。この端子部31aは、V字状の切削部31a1及び
当該切削部31a1と連なるスリット31a2とから形成さ
れている。コンタクト部材31の中央部の図示横方向の
両側には鋸歯状の係合歯部31bが形成されている。こ
の場合、係合歯部31bの先端間の横幅寸法は図示下方
となるに従って小さくなるように設定されている。ま
た、コンタクト部材31の側面において当該コンタクト
部材31の中心位置(重心位置)から図示上方に偏心し
た位置には円柱状の凸部31cが突出形成されている。
【0018】上記凸部31cは、コンタクト部材31を
自動実装機によりハウジング21に実装する際に、自動
実装機がコンタクト部材31を引掛けて搬送するための
ものである。つまり、凸部31cはコンタクト部材31
の中心位置から偏心して設けられているので、自動実装
機がコンタクト部材31を図4及び図5に示す方向と天
地逆さ方向に引掛けたときは、コンタクト部材31は自
重により180°回転して図4及び図5で示す正規の方
向に整列するのである。
【0019】そして、上述のようにして自動実装機によ
り整列されたコンタクト部材31は、ハウジング21に
形成された装着孔に圧入されることによりハウジング2
1に装着される。
【0020】次に、上記ハウジング21に形成され上記
コンタクト部材31が装着される装着孔について詳述す
る。図6は装着孔の平面図、図7は装着孔の縦断面図で
ある。これらの図6及び図7において、装着孔32の長
手方向の両側には案内手段としての突出部32aが形成
されており、その突出部32aにより所定寸法の間隙部
32bが形成されている。また、装着孔32において長
手方向の両端面は奥方となるに従って突出するテーパー
状に形成されている。
【0021】この場合、コンタクト部材1と装着孔32
との寸法関係は、以下のように設定されている。 (1)装着孔32の長手方向の最大寸法gは、コンタク
ト部材31の横方向の最大幅寸法aよりも小さな寸法に
設定されている(g<a)。 (2)装着孔32の長手方向における突出部32a間の
寸法eは、コンタクト部材31の端子部31aの横方向
の寸法bよりも大きく且つコンタクト部材31の横方向
の最大寸法aよりも小さな寸法となるように設定されて
いる(b<e<a)。 (3)装着孔32における中心部の幅寸法dは、コンタ
クト部材31の厚さ寸法cよりも大きく設定されている
(d>c)。 (4)装着孔32における突出部32a間の間隙部32
bの幅寸法fは、コンタクト部材31の厚さ寸法cと同
一寸法(f=c)か僅かに小さな寸法に設定されてい
る。 尚、装着孔32の中心部の両側にはコンタクト部材31
の凸部31cを逃がすための陥没部32cが形成されて
いる。
【0022】さて、ハウジング21の装着孔32にコン
タクト部材31を装着するには、上述したように自動実
装機により整列されたコンタクト部材31の端子部31
aを装着孔32に位置合せした状態で挿入する。このと
き、装着孔32の中心部の幅寸法はコンタクト部材31
の厚さ寸法よりも大きいと共に、突出部32a間の長さ
寸法は端子部31aの幅寸法よりも大きく設定されてい
るので、コンタクト部材31の端子部31aを容易に装
着孔32に挿入することができる。
【0023】そして、装着孔32に対するコンタクト部
材31の挿入を進行すると、コンタクト部材31の係合
歯部31bが突出部32aの上端に当接するようにな
る。このとき、装着孔32における突出部32aの突出
寸法はコンタクト部材31の厚さ寸法に比較して極めて
小さいので、コンタクト部材31の係合歯部31bが突
出部32aに当接するにしても、係合歯部31bは突出
部32aの上面を滑って当該突出部32a間の間隙部3
2bに円滑に案内されるようになる。
【0024】ここで、突出部32a間の間隙部32bの
幅寸法はコンタクト部材31の厚さ寸法と同一寸法また
は僅かに小さな寸法に設定されているので、コンタクト
部材31の係合歯部31bが突出部32aによる摺接状
態で間隙部32bを進行するときは、コンタクト部材3
1はハウジング21に対して垂直状態で進行する。
【0025】そして、コンタクト部材31の挿入がさら
に進行すると、コンタクト部材31の係合歯部31bが
装着孔32の長手方向の両端部に強く圧接するようにな
るので、最終的にコンタクト部材31をハウジング21
に立設状態で装着することができる。
【0026】次に、上記ハウジング21に係合するカバ
ーについて説明する。図8はカバーの表側を示し、図9
はカバーの裏側を示している。これらの図8及び図9に
おいて、カバー33にはケーブル受部34が形成されて
いる共に、このケーブル受部34を横断するようにコン
タクト部材31を逃がすためのスリット35が形成され
ている。
【0027】カバー33の一方の側面中央には1本の係
合片36が形成されていると共に、他方の側面端部には
1対の係合片37が形成されている。これらの係合片3
6,37の先端には内方に指向する係合爪36a,37
aが形成されている。係合片36の外面中間部には外方
を指向する係合突部38が形成されている。また、係合
片37は係合壁部39で連結されている。この係合壁部
39の内面中央部には係合片36の形状に対応した凹部
40が形成されていると共に、その凹部40の先端に係
合突部38の形状に対応した傾斜面40aが形成されて
いる。そして、カバー33の外面には蒲鉾形状の膨出部
41が突出形成されている。
【0028】ここで、ハウジング21にコンタクト部材
31が圧入された状態で後述するようにハウジング21
にカバー33が完全に装着された形態では、図13に示
すようにハウジング21に圧入されたコンタクト部材2
1の端子部31aの一部はカバー33の溝部35に侵入
する。このとき、ハウジング21に圧入されたコンタク
ト部材31の端子部31aの先端とカバー33の溝部3
5の底面との間隙寸法L1 は、ケーブルが端子部に導通
状態で圧入される圧入距離L2 よりも短くなるように設
定されている。
【0029】次に幹線ケーブル42及び分岐ケーブル4
3を電気的に接続する手順を説明する。まず、カバー3
3のケーブル受部34に幹線ケーブル42を載置した形
態でハウジング21をカバー33に上方から軽く押込
む。そして、カバー36の係合片36,37の係合爪3
6a,37aがハウジング21の側面に形成された第1
の山部24に係合したところで押込み作業を中断する
と、カバー33がハウジング21に対して所定距離離間
した第1の仮係合状態となる。この第1の仮係合状態で
は、カバー33のケーブル受部34とハウジング21の
第1のケーブル受部22から突出したコンタクト部材3
1との間には幹線ケーブル42のケーブル径を上回った
間隙が形成されているので、ハウジング21を幹線ケー
ブル42の軸方向に沿って移動することができる。
【0030】続いて、分岐ケーブル43をハウジング2
1の第2のケーブル受部23から突出するコンタクト部
材31の上方を通過させた形態でケーブル案内部29の
ケーブル受部30に挿入する。そして、もう一方のカバ
ー33をハウジング21の上方から装着して、図10に
示すようにカバー33の係合片36,37の係合爪36
a,37aをハウジング21の第3の山部26に係合す
ると、カバー33はハウジング21に対して所定距離離
間された第1の仮係合状態となる。
【0031】上記第1の仮係合状態においては、幹線ケ
ーブル42及び分岐ケーブル43はコネクタに対して移
動自在であるので、幹線ケーブル42に対するコネクタ
の位置を調整すると共に、コネクタに対する分岐ケーブ
ル43の位置を調整する。
【0032】次に、ハウジング21に仮止めされている
各カバー33を強く圧接すると、図11に示すようにカ
バー33の係合片36は対向するカバー33の係合壁部
39とハウジング21の側面との間隙に侵入すると共
に、係合片36,37の係合爪36a,37aは第1及
び第3の山部24,26から夫々脱出して第2の山部2
5に係合する。このとき、係合片36の外側面に形成さ
れた係合突部38が係合壁部39の端部に当接するの
で、それ以上のカバー33の進行が規制されるので、各
カバー33はハウジング21から所定距離離間した第2
の仮係合状態となる。この第2の仮係合状態では、カバ
ー33のケーブル受部34とコンタクト部材31との間
隙は幹線ケーブル42及び分岐ケーブル43の径よりも
僅かに小さく設定されているので、各ケーブル42,4
3にはコンタクト部材31に切削部31a1が若干食い込
んでおり、これにより各ケーブル42,43はコネクタ
に仮固定状態となっている。従って、カバー33に対す
る押圧を解除するにしても、コネクタが幹線ケーブル4
2に対して移動したり、或いは分岐ケーブル42がコネ
クタから脱落したりすることはない。
【0033】次に、ハウジング21に仮止めされた各カ
バー33をプライヤ等の工具を用いて締付ける。このと
き、各カバー33の外面には膨出部41が形成されてい
るので、各カバー33がプライヤから押圧力を受けるに
しても、その押圧力を膨出部41により確実に受止める
ことができる。従って、プライヤからカバー33に対し
てハウジング21への装着方向から傾いた大きな押圧力
が作用するにしても、カバー33をハウジング21に確
実に装着することができる。
【0034】そして、各カバー33のハウジング21に
対する進行により係合片36の係合爪36aが係合壁部
39から脱出すると、図12に示すように係合片36の
係合爪36aがハウジング21の第3の山部26若しく
は第1の山部24を乗越えると共に係合突部38が係合
壁部39の端面に係合するので、カバー33はハウジン
グ21に完全に係合した状態で固着される。このとき、
幹線ケーブル42及び分岐ケーブル43はカバー33の
ケーブル受部34に押圧されてコンタクト部材31に強
く挟圧されるので、コンタクト部材31の切削部31a1
により外被が押し破られると共に、内部の導体部がスリ
ット31a2に圧入し、以て幹線ケーブル42と分岐ケー
ブル43とはそれらを形成する各ケーブル毎に電気的に
接続される。
【0035】ところで、上述したようにコンタクト部材
31の端子部31aに幹線ケーブル42及び分岐ケーブ
ル43が圧着される際に、各ケーブル42,43からの
圧入力に差を生じた場合には、図14に示すようにコン
タクト部材31がハウジング21に対する圧入方向と反
対方向に力を受けて脱落方向に移動してしまうことがあ
る。しかしながら、コンタクト部材31の端子部31a
の先端とカバー33の溝部35の内底面との間隙寸法L
1 を、図13に示すようにコンタクト部材31の端子部
31aにおける各ケーブル42,43の導通状態での圧
入距離L2 よりも小さく設定したので、ハウジング21
に圧入されたコンタクト部材31が脱落方向に移動した
場合であっても、コンタクト部材31の端子部31aの
スリット31a2に圧着された分岐ケーブル43がスリッ
ト31a2から外れてしまうことはない。
【0036】上記構成のものによれば、コンタクト部材
31が装着されるハウジング21の装着孔32において
当該装着孔32の長手方向の両端部に突出部32aを形
成することによりコンタクト部材31の厚さ寸法と略同
一寸法の間隙部32bを形成し、コンタクト部材31を
装着孔32に装着する際にコンタクト部材31の係合歯
部31bを突出部31aによる摺接状態で間隙部32b
に案内するようにしたので、コンタクト部材31をハウ
ジング21に対して垂直状態で装着孔32に圧入するこ
とができる。従って、装着孔の長手方向の全体にわたっ
て幅寸法がコンタクト部材の厚さ寸法よりも大きくなる
ように設定されている従来構成に比較して、コンタクト
部材31が装着孔32への圧入時に折れ曲がってしまう
ことはないので、コンタクト部材31によるケーブルの
電気的接続を確実に行うことができる。
【0037】また、装着孔の入口部にコンタクト部材を
案内するためのテーパー部を設ける従来構成のものと違
って、ハウジング21の厚さ寸法が大きくなってしまう
ことはない。
【0038】図15及び図16は本発明の第2実施例に
おける装着孔を示している。この第2実施例は、ハウジ
ング21の装着孔32における突出部32aの形成位置
を改良したことを特徴とする。即ち、突出部32aは装
着孔32の長手方向の両側から離間した位置に形成され
ており、装着孔32の長手方向の両側と突出部32aと
の間に凹部が形成されている。
【0039】この第2実施例では、ハウジング21の装
着孔32にコンタクト部材31が圧入される際は、コン
タクト部材31の係合歯部31bの先端部から外れた部
位が突出部32aにより摺接された状態で間隙部32c
に案内されるので、例えばコンタクト部材31の係合歯
部31bにバリを生じていた場合であっても、コンタク
ト部材31を装着孔32に確実に装着することができ
る。
【0040】図17及び図18は本発明の第3実施例を
示している。この第3実施例は、ハウジング21の装着
孔32における突出部32aの数を減少したことを特徴
とする。即ち、ハウジング21の装着孔32の長手方向
の両端部には突出部32aが片側のみに形成されてい
る。ここで、突出部32aの突出寸法は第1実施例にお
ける突出部32aの突出寸法の2倍に設定されている。
従って、突出部32aにより形成される間隙部32bの
幅寸法はコンタクト部材31の厚さ寸法と同一寸法また
は僅かに小さな寸法に設定されている。この場合、突出
部32aにおける角部32dは除去されている。
【0041】この第3実施例によれば、コンタクト部材
31を突出部32aによる摺接状態で間隙部32bに案
内することができるので、第1実施例と同様に、コンタ
クト部材31をハウジング21に立設状態で装着するこ
とができる。この場合、装着孔32において突出部32
aの突出寸法は大きいものの、突出部32aの角部32
dは除去されているので、コンタクト部材21を装着孔
32に挿入する際にコンタクト部材31の係合歯部31
bを突出部32aに引掛かることなく間隙部32bに円
滑に案内することができる。
【0042】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、次のように変形または拡張できる。プリント配
線基板或いは電気機器に一体化されたハウジングにケー
ブルを接続する構成に適用するようにしてもよい。ま
た、雌形コネクタと雄形コネクタとを接続して構成され
る接続用コネクタに適用するようにしてもよい。コンタ
クト部材31は圧入部位を複数有して形成され、ハウジ
ング21にコンタクト部材31の複数の圧入部分に対応
して複数の装着孔を形成するようにしてもよい。コンタ
クト部材31の端子部31aの形状は、スリット状であ
る必要はなく、ケーブルと電気接続が可能な形状であれ
ば種々の形状を採用することができる。コンタクト部材
31は端子を複数有して形成すると共に、コンタクト部
材31の係合歯部の形状も種々変更することができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の接続用コネクタによれば、ハウジングの装着孔の長手
方向の両端部に中央部よりも幅狭でコンタクト部材が挿
入される際に当該コンタクト部材の両端部を摺接状態で
案内する案内手段を設けたので、ハウジングの装着孔に
コンタクト部材を圧入して装着する構成において、コン
タクト部材をハウジングに確実に装着しながらハウジン
グが大形化することがないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における全体の分解斜視図
【図2】ハウジングの表側を示す斜視図
【図3】ハウジングの裏側を示す斜視図
【図4】コンタクト部材の正面図
【図5】コンタクト部材の縦断側面図
【図6】ハウジングの装着孔の平面図
【図7】ハウジングの装着孔の縦断面図
【図8】カバーの表側を示す斜視図
【図9】カバーの裏側を示す斜視図
【図10】第1の仮係合状態で示す全体の縦断面図
【図11】第2の仮係合状態で示す全体の縦断面図
【図12】係合状態で示す全体の縦断面図
【図13】各部の位置関係を示す要部の縦断面図
【図14】コンタクト部材の脱落状態で示す要部の縦断
面図
【図15】本発明の第2実施例における図6相当図
【図16】図7相当図
【図17】本発明の第3実施例における図6相当図
【図18】図7相当図
【図19】従来例を示すコンタクト部材の正面図
【図20】コンタクト部材の縦断側面図
【図21】ハウジングの装着孔の平面図
【図22】ハウジングの装着孔の縦断面図
【図23】他の従来例を示す図21相当図
【図24】図22相当図
【符号の説明】
21はハウジング、31はコンタクト部材、32aは突
出部(案内手段)、32bは間隙部、42は幹線ケーブ
ル、43は分岐ケーブルである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長細状の装着孔が形成されたハウジング
    と、前記装着孔への挿入状態で当該装着孔の長手方向の
    両端部に圧接することにより前記ハウジングに立設状態
    で装着される薄板状のコンタクト部材とを備えた接続用
    コネクタにおいて、 前記装着孔の長手方向の両端部に中央部よりも幅狭に設
    けられ前記コンタクト部材が挿入される際に当該コンタ
    クト部材の両端部を摺接状態で案内する案内手段を備え
    たことを特徴とする接続用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記案内手段は、前記装着孔の長手方向
    の両端に前記コンタクト部材の厚さ寸法と略同一寸法の
    間隙部を形成する突出部であることを特徴とする請求項
    1記載の接続用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記突出部の角部は除去されていること
    を特徴とする請求項2記載の接続用コネクタ。
JP20574595A 1995-08-11 1995-08-11 接続用コネクタ Pending JPH0955249A (ja)

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