JP2536832Y2 - 輪転印刷機の印刷物不良部指示装置 - Google Patents
輪転印刷機の印刷物不良部指示装置Info
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- JP2536832Y2 JP2536832Y2 JP1986099748U JP9974886U JP2536832Y2 JP 2536832 Y2 JP2536832 Y2 JP 2536832Y2 JP 1986099748 U JP1986099748 U JP 1986099748U JP 9974886 U JP9974886 U JP 9974886U JP 2536832 Y2 JP2536832 Y2 JP 2536832Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は巻取紙より繰り出される走行紙に印刷を行っ
た後再びこの印刷された走行紙を巻取る輪転印刷機にお
いて、巻取状の印刷物の不良部を指示する装置に関する
ものである。
た後再びこの印刷された走行紙を巻取る輪転印刷機にお
いて、巻取状の印刷物の不良部を指示する装置に関する
ものである。
(従来の技術) 一般にパッケージ用のグラビア印刷等においては生産
性、後加工の便宜等より巻取状態の印刷シートを連続的
に供給して印刷を行い、再びこの印刷されたシートを巻
取る輪転印刷機が使用される。そして、輪転印刷機で得
られた巻取状の印刷物は次の工程に送られるが、この巻
取状印刷物には、部分的に印刷見当不良、印刷品質不良
あるいは紙継ぎ部等の不良部がある場合が多い。このよ
うな不良部は後の工程で除去されるわけであるが、その
目安として指示テープを上記巻取状印刷物に挿入し不良
部の除去を確実かつ迅速にする工夫がなされている。
性、後加工の便宜等より巻取状態の印刷シートを連続的
に供給して印刷を行い、再びこの印刷されたシートを巻
取る輪転印刷機が使用される。そして、輪転印刷機で得
られた巻取状の印刷物は次の工程に送られるが、この巻
取状印刷物には、部分的に印刷見当不良、印刷品質不良
あるいは紙継ぎ部等の不良部がある場合が多い。このよ
うな不良部は後の工程で除去されるわけであるが、その
目安として指示テープを上記巻取状印刷物に挿入し不良
部の除去を確実かつ迅速にする工夫がなされている。
ここで、上記指示テープの挿入は輪転印刷機において
印刷シートが巻き取られる直前に、作業者が不良部と判
断したときに行われるが、その判断は作業者の目視検査
によって行われ、指示テープの挿入は手作業により行わ
れていた。
印刷シートが巻き取られる直前に、作業者が不良部と判
断したときに行われるが、その判断は作業者の目視検査
によって行われ、指示テープの挿入は手作業により行わ
れていた。
そこで、指示テープの挿入についてはボタン操作によ
り指示テープを走行紙に貼り付けるラベル貼付装置が特
開昭59−74040号の発明として、印刷見当不良に対して
は見当ずれが所定値を越えたときに警報を発する見当監
視方法が特開昭60−176763号の発明として、さらに、印
刷品質不良に対しては不良の度合いが予め設定された許
容値を越えた場合に警報を発する検査装置が特願昭60−
150977号の発明としてそれぞれ本出願人によって提案さ
れている。また、走行紙の紙継ぎ部を光センサ等により
検知して警報を発する紙継ぎ検知装置は周知のものとな
っている。
り指示テープを走行紙に貼り付けるラベル貼付装置が特
開昭59−74040号の発明として、印刷見当不良に対して
は見当ずれが所定値を越えたときに警報を発する見当監
視方法が特開昭60−176763号の発明として、さらに、印
刷品質不良に対しては不良の度合いが予め設定された許
容値を越えた場合に警報を発する検査装置が特願昭60−
150977号の発明としてそれぞれ本出願人によって提案さ
れている。また、走行紙の紙継ぎ部を光センサ等により
検知して警報を発する紙継ぎ検知装置は周知のものとな
っている。
そして、上記各種不良検知装置を輪転印刷機の各所に
配置して走行紙の不良検知をより確実に行い、さらに上
記ラベル貼付装置を輪転印刷機の排紙部付近に設置して
指示テープの挿入をより確実に行う改善がなされてい
る。
配置して走行紙の不良検知をより確実に行い、さらに上
記ラベル貼付装置を輪転印刷機の排紙部付近に設置して
指示テープの挿入をより確実に行う改善がなされてい
る。
(従来技術の問題点) しかしながら、上記各種装置を利用して巻取状印刷物
の不良部分に指示テープを挿入する場合において、指示
テープの挿入は上記各種検知装置が警報を発したとき
に、作業者が上記ラベル貼付装置をボタン操作にて作動
させて行うため、指示テープが貼り付けられた走行紙の
位置と不良部の位置はかなりずれる場合が多く、また、
不良部が連続して表れる場合には不良部の終了位置が不
明確であり、後で不良部を除去する場合正確かつ迅速に
不良部のみを除去することができず、さらには、検知装
置が警報を発する毎に作業者の印刷中における作業が中
断され、かつ、作業者は常に印刷機の近くにいる必要が
あるため印刷機を離れて次の印刷の準備等を行うことが
できず、作業者が印刷中に所定の作業を能率よく行うこ
とができないという問題が生じていた。
の不良部分に指示テープを挿入する場合において、指示
テープの挿入は上記各種検知装置が警報を発したとき
に、作業者が上記ラベル貼付装置をボタン操作にて作動
させて行うため、指示テープが貼り付けられた走行紙の
位置と不良部の位置はかなりずれる場合が多く、また、
不良部が連続して表れる場合には不良部の終了位置が不
明確であり、後で不良部を除去する場合正確かつ迅速に
不良部のみを除去することができず、さらには、検知装
置が警報を発する毎に作業者の印刷中における作業が中
断され、かつ、作業者は常に印刷機の近くにいる必要が
あるため印刷機を離れて次の印刷の準備等を行うことが
できず、作業者が印刷中に所定の作業を能率よく行うこ
とができないという問題が生じていた。
(考案の目的) 本考案は上述の問題点に鑑みてなされたもので、輪転
印刷機で得られる巻取状の印刷物の不良部の直前直後に
不良検知装置からの不良信号に基づいて正確に指示テー
プを貼り付ける装置を提供することを目的とする。
印刷機で得られる巻取状の印刷物の不良部の直前直後に
不良検知装置からの不良信号に基づいて正確に指示テー
プを貼り付ける装置を提供することを目的とする。
(考案の概要) この目的達成のため本考案は、輪転印刷機の走行紙の
不良部を検知し不良信号を発生する検知装置と、該不良
信号を遅延させる遅延装置と、前記走行紙の側端部に指
示テープを貼り付けるテープ貼付装置と、前記遅延装置
から入力される前記不良信号に基づいて前記走行紙の不
良部の直前および直後の位置に前記指示テープを貼り付
けるように前記テープ貼付装置を作動させる制御装置を
具備する輪転印刷機の印刷物不良部指示装置を提供す
る。
不良部を検知し不良信号を発生する検知装置と、該不良
信号を遅延させる遅延装置と、前記走行紙の側端部に指
示テープを貼り付けるテープ貼付装置と、前記遅延装置
から入力される前記不良信号に基づいて前記走行紙の不
良部の直前および直後の位置に前記指示テープを貼り付
けるように前記テープ貼付装置を作動させる制御装置を
具備する輪転印刷機の印刷物不良部指示装置を提供す
る。
(作用) ここで本考案の装置においては、輪転印刷機の走行紙
の不良部を検知装置が検知し不良信号を発生し、この不
良信号は遅延装置にて遅延されて制御装置に入力され
る。この不良信号が入力されると前記制御装置はまずテ
ープ貼付装置を作動させ前記走行紙の不良部の直前の位
置に指示テープを貼り付ける。次いで、前記遅延装置を
介して行われる前記検知装置からの不良信号の入力が停
止すると、前記制御装置は前記テープ貼付装置を作動さ
せて前記走行紙の不良部の直後に指示テープを貼りつけ
る。
の不良部を検知装置が検知し不良信号を発生し、この不
良信号は遅延装置にて遅延されて制御装置に入力され
る。この不良信号が入力されると前記制御装置はまずテ
ープ貼付装置を作動させ前記走行紙の不良部の直前の位
置に指示テープを貼り付ける。次いで、前記遅延装置を
介して行われる前記検知装置からの不良信号の入力が停
止すると、前記制御装置は前記テープ貼付装置を作動さ
せて前記走行紙の不良部の直後に指示テープを貼りつけ
る。
(実施例) 以下図面に基づいて本考案の装置の実施例について説
明する。
明する。
第1図は本考案の装置の一例を示したものの概略構成
図であり、図示の如く制御装置7の入力側には遅延装置
4、5、6を介して見当不良検知装置1、印刷品質不良
検知装置2、紙継ぎ装置3が接続され、制御装置7の出
力側には指示テープ貼付装置10と印刷数量計測装置30が
接続されている。
図であり、図示の如く制御装置7の入力側には遅延装置
4、5、6を介して見当不良検知装置1、印刷品質不良
検知装置2、紙継ぎ装置3が接続され、制御装置7の出
力側には指示テープ貼付装置10と印刷数量計測装置30が
接続されている。
見当不良検知装置1は特開昭60-176763号公報に記載
されている見当監視方法を使用した装置であり、輪転印
刷機の最終印刷ユニット(図示せず)に配置される。そ
して、この見当不良検知装置1は各印刷ユニットで印刷
された走行紙上の各色のレジスターマークを光学センサ
で読み取り、このレジスターマーク中のあるものと他の
ものとの間の見当ずれを求め、この見当ずれ中の最大値
から最小値を減算して最大見当ずれを得、この最大見当
ずれが所定量を越えたときに不良信号を発するようにな
っている。
されている見当監視方法を使用した装置であり、輪転印
刷機の最終印刷ユニット(図示せず)に配置される。そ
して、この見当不良検知装置1は各印刷ユニットで印刷
された走行紙上の各色のレジスターマークを光学センサ
で読み取り、このレジスターマーク中のあるものと他の
ものとの間の見当ずれを求め、この見当ずれ中の最大値
から最小値を減算して最大見当ずれを得、この最大見当
ずれが所定量を越えたときに不良信号を発するようにな
っている。
印刷品質不良検知装置2は特願昭60−150977号に記載
された印刷物の検査装置であり、見当不良検知装置1と
同様に輪転印刷機の最終印刷ユニットに配置される。こ
の印刷品質不良検知装置2は、印刷物である走行紙の表
面を均一に照射する光源および複数の受光素子を有し印
刷物から画素同士が重なり合った状態の画素データを取
り出す検出手段と、この検出手段が良品印刷物から取り
出した画像データを基準データとして記憶する基準画素
データメモリと、前記検出手段が被検査印刷物から取り
出した検査データと前記基準画素データメモリの記憶内
容と比較して差を取り出す第1減算回路と、前記基準デ
ータもしくは検査データを所定画素につき加算する加算
回路と、この加算回路からの基準データ加算値を記憶す
る基準データ加算メモリと、前記加算回路からの検査デ
ータ加算値を記憶する検査データ加算メモリと、前記基
準データ加算メモリおよび検査データ加算メモリの各記
憶内容の差を取り出す第2減算回路と、前記各減算回路
の出力を予め設定されたある許容値と比較して良否判定
を行う判定回路を備えている。また、印刷品質不良検知
装置2の検出手段に設けられた複数の受光素子は、各々
が視感度特性を持ち印刷物の走行方向と直角方向に互い
に視野が重なり合うように配列され印刷物からの反射光
に応じた信号を形成するようになっている。そして、こ
の印刷品質不良検知装置2は走行紙の印刷品質不良を検
知すると不良信号を発するようになっている。
された印刷物の検査装置であり、見当不良検知装置1と
同様に輪転印刷機の最終印刷ユニットに配置される。こ
の印刷品質不良検知装置2は、印刷物である走行紙の表
面を均一に照射する光源および複数の受光素子を有し印
刷物から画素同士が重なり合った状態の画素データを取
り出す検出手段と、この検出手段が良品印刷物から取り
出した画像データを基準データとして記憶する基準画素
データメモリと、前記検出手段が被検査印刷物から取り
出した検査データと前記基準画素データメモリの記憶内
容と比較して差を取り出す第1減算回路と、前記基準デ
ータもしくは検査データを所定画素につき加算する加算
回路と、この加算回路からの基準データ加算値を記憶す
る基準データ加算メモリと、前記加算回路からの検査デ
ータ加算値を記憶する検査データ加算メモリと、前記基
準データ加算メモリおよび検査データ加算メモリの各記
憶内容の差を取り出す第2減算回路と、前記各減算回路
の出力を予め設定されたある許容値と比較して良否判定
を行う判定回路を備えている。また、印刷品質不良検知
装置2の検出手段に設けられた複数の受光素子は、各々
が視感度特性を持ち印刷物の走行方向と直角方向に互い
に視野が重なり合うように配列され印刷物からの反射光
に応じた信号を形成するようになっている。そして、こ
の印刷品質不良検知装置2は走行紙の印刷品質不良を検
知すると不良信号を発するようになっている。
紙継ぎ検知装置3は輪転印刷機の給紙部(図示せず)
近傍に配置され、光学センサで給紙部にセットされた巻
取紙より繰り出される走行紙の紙継ぎ部を検知し不良信
号を発するようになっている。このような紙継ぎ検知装
置は周知であるため詳細な説明は省略する。
近傍に配置され、光学センサで給紙部にセットされた巻
取紙より繰り出される走行紙の紙継ぎ部を検知し不良信
号を発するようになっている。このような紙継ぎ検知装
置は周知であるため詳細な説明は省略する。
なお、見当不良検知装置1および印刷品質不良検知装
置2は上記の装置に限定されるものではなく、印刷物の
種類あるいは輪転印刷機の性能等に応じて見当あるいは
印刷品質不良を検知する既存の装置が適宜選択されて使
用される。
置2は上記の装置に限定されるものではなく、印刷物の
種類あるいは輪転印刷機の性能等に応じて見当あるいは
印刷品質不良を検知する既存の装置が適宜選択されて使
用される。
遅延装置4、5、6は各検知装置1、2、3からの不
良信号を時間を遅らせて制御装置7に与えるもので、そ
の遅延時間は、走行紙Wが各検知装置が設置された位置
から指示テープ貼付装置が設置されている位置まで到達
する時間に設定されている。そしてこの遅延時間は、各
検知装置が設置された位置から指示テープ貼付装置10が
設置された位置までの走行紙Wのパス長さを予め上記遅
延装置に与えておき、速度検出器(図示せず)からの走
行紙Wの走行速度つまり印刷速度に基づいて設定され
る。
良信号を時間を遅らせて制御装置7に与えるもので、そ
の遅延時間は、走行紙Wが各検知装置が設置された位置
から指示テープ貼付装置が設置されている位置まで到達
する時間に設定されている。そしてこの遅延時間は、各
検知装置が設置された位置から指示テープ貼付装置10が
設置された位置までの走行紙Wのパス長さを予め上記遅
延装置に与えておき、速度検出器(図示せず)からの走
行紙Wの走行速度つまり印刷速度に基づいて設定され
る。
第2図は第1図に示す指示テープ貼付装置10および印
刷数量計測装置30を設置した状態の輪転印刷機の一部を
示した概略構成図であり、図において、40は排紙部、50
はアウトフィードユニット、Wは走行紙である。図示の
如く、排紙部40は一対の排紙フレーム41と、この排紙フ
レーム41に回転可能に保持された一対のターレットアー
ム42と、排紙フレーム41の近傍に位置しフレーム(図示
せず)に回転自在に保持されたタッチローラ44と、この
タッチローラ44の回転中心を中心としてエアシリンダ
(図示せず)等によりスイング動するカッタ装置45等よ
り構成されている。そして、ターレットアーム42の両端
部にはチャックコーン(図示せず)により印刷物を巻き
取る紙管43a、43bが保持され、図においては紙管43aに
印刷物が巻き取られて巻取Rを形成している。また、こ
の巻取Rが所定の径になるとタッチローラ44、カッタ装
置45等より構成されるオートスプライサが作動して印刷
物の巻き取りを紙管43bに切り換えるようになってい
る。
刷数量計測装置30を設置した状態の輪転印刷機の一部を
示した概略構成図であり、図において、40は排紙部、50
はアウトフィードユニット、Wは走行紙である。図示の
如く、排紙部40は一対の排紙フレーム41と、この排紙フ
レーム41に回転可能に保持された一対のターレットアー
ム42と、排紙フレーム41の近傍に位置しフレーム(図示
せず)に回転自在に保持されたタッチローラ44と、この
タッチローラ44の回転中心を中心としてエアシリンダ
(図示せず)等によりスイング動するカッタ装置45等よ
り構成されている。そして、ターレットアーム42の両端
部にはチャックコーン(図示せず)により印刷物を巻き
取る紙管43a、43bが保持され、図においては紙管43aに
印刷物が巻き取られて巻取Rを形成している。また、こ
の巻取Rが所定の径になるとタッチローラ44、カッタ装
置45等より構成されるオートスプライサが作動して印刷
物の巻き取りを紙管43bに切り換えるようになってい
る。
アウトフィードユニット50には、一対のフレーム51に
アウトフィードローラ52、タッチローラ53、ガイドロー
ラ33等各種ローラが回転可能に保持されているがこれら
のローラは本考案とは関係ないため詳細な説明は省略す
る。
アウトフィードローラ52、タッチローラ53、ガイドロー
ラ33等各種ローラが回転可能に保持されているがこれら
のローラは本考案とは関係ないため詳細な説明は省略す
る。
ここで、指示テープ貼付装置10は排紙部40の近傍にフ
レーム(図示せず)に回転自在に保持されたガイドロー
ラ25の上部近傍に設置され、印刷数量計測装置30はガイ
ドローラ33に押し付けられている回転コロ32とこの回転
コロに接続され走行紙Wの走行量を計測する計測部より
構成されている。
レーム(図示せず)に回転自在に保持されたガイドロー
ラ25の上部近傍に設置され、印刷数量計測装置30はガイ
ドローラ33に押し付けられている回転コロ32とこの回転
コロに接続され走行紙Wの走行量を計測する計測部より
構成されている。
この場合、最終印刷ユニット(図示せず)を出た走行
紙Wはアウトフィードユニット50に入り、アウトフィー
ドローラ52、タッチローラ53を経てガイドローラ33に案
内されてこれに押し付けられている回転コロ32にて数量
が計測され、各種ガイドローラを経てガイドローラ25に
案内され、さらに各種ガイドローラ等を経て排紙部40に
入り、ターレットアーム42の一側に装着された紙管43a
に巻き取られるようになっている。
紙Wはアウトフィードユニット50に入り、アウトフィー
ドローラ52、タッチローラ53を経てガイドローラ33に案
内されてこれに押し付けられている回転コロ32にて数量
が計測され、各種ガイドローラを経てガイドローラ25に
案内され、さらに各種ガイドローラ等を経て排紙部40に
入り、ターレットアーム42の一側に装着された紙管43a
に巻き取られるようになっている。
第3図は第1図に示す指示テープ貼付装置10の概略構
成図である。図示の如く台紙aにラベルbを貼着したラ
ベル付テープcは、ラベル付テープ供給ロール11に巻き
付けられており、これより繰出されるラベル付テープc
は、ガイドロール12、スイングロール13を経て右方に延
び、剥離板14の尖端部にて反転し、ラベルbが剥離され
た台紙aは左方に延びてドライブロール15とピンチロー
ル16との間を通って台紙巻取ロール17に巻き取られるよ
うになっている。ラベル付テープ供給ロール11の軸に
は、電磁ブレーキ18があり、またスイングロール13は、
ラベル付テープ供給ロール11の軸に対してフリーの状態
にあるスイングアーム19は、左方よりスプリング20が接
続されている。このスイングアーム19の左側にそってリ
ミットスイッチ21が設けられている。
成図である。図示の如く台紙aにラベルbを貼着したラ
ベル付テープcは、ラベル付テープ供給ロール11に巻き
付けられており、これより繰出されるラベル付テープc
は、ガイドロール12、スイングロール13を経て右方に延
び、剥離板14の尖端部にて反転し、ラベルbが剥離され
た台紙aは左方に延びてドライブロール15とピンチロー
ル16との間を通って台紙巻取ロール17に巻き取られるよ
うになっている。ラベル付テープ供給ロール11の軸に
は、電磁ブレーキ18があり、またスイングロール13は、
ラベル付テープ供給ロール11の軸に対してフリーの状態
にあるスイングアーム19は、左方よりスプリング20が接
続されている。このスイングアーム19の左側にそってリ
ミットスイッチ21が設けられている。
なお、スイングアーム19の支持軸とラベル付テープ供
給ロール11の軸とは、各々別々に配置してもよいが、同
一軸を共有するものとすればスイングロール13の移動に
伴うラベル付テープ供給ロール11との衝突がなく、また
装置を構成する部品点数が少ないなどの設計製作上の便
宜から同一軸を共有したものを第3図に例示してある。
給ロール11の軸とは、各々別々に配置してもよいが、同
一軸を共有するものとすればスイングロール13の移動に
伴うラベル付テープ供給ロール11との衝突がなく、また
装置を構成する部品点数が少ないなどの設計製作上の便
宜から同一軸を共有したものを第3図に例示してある。
剥離板14の側方には、スタンプユニット22が設けられ
ていて、このスタンプユニット22は、エアシリンダ23で
出入する複数(3個)スタンプ24から構成されている。
ていて、このスタンプユニット22は、エアシリンダ23で
出入する複数(3個)スタンプ24から構成されている。
一方、ラベルbが貼付される走行紙Wはガイドロール
25によって案内されるが、その位置は、剥離板14の先端
にしてスタンプユニット22と反対側にあり、このガイド
ロール25に対してラベルbを押付けて貼付する押付けロ
ール26が設けられている。
25によって案内されるが、その位置は、剥離板14の先端
にしてスタンプユニット22と反対側にあり、このガイド
ロール25に対してラベルbを押付けて貼付する押付けロ
ール26が設けられている。
スタンプユニット22は、剥離板14に対面していて、複
数(3個)のスタンプ24がエアシリンダ23にて出入自在
となっており、このスタンプ24は色分けされ、あるいは
記号、文字等が刻設され、第1図に示す各検知装置1、
2、3の種類に対応して各スタンプ24が作動するように
なっている。
数(3個)のスタンプ24がエアシリンダ23にて出入自在
となっており、このスタンプ24は色分けされ、あるいは
記号、文字等が刻設され、第1図に示す各検知装置1、
2、3の種類に対応して各スタンプ24が作動するように
なっている。
次に上記装置の動作について説明する。
まず、輪転印刷機の各部に設置された各検知装置1、
2、3が走行紙Wの不良部を検出すると不良信号を発生
させ、この不良信号は遅延装置4、5、6により所定時
間遅延されて制御装置7に入力される。制御装置7は入
力された不良信号に基づいて指示テープ貼付装置を作動
させ、所定のスタンプが施されたラベルbを指示テープ
として走行紙Wの側端部に貼り付ける。次いで、上記各
検知装置1、2、3からの不良信号の発生が停止する
と、遅延装置4、5、6により所定時間遅延された後、
制御装置7は再び指示テープ貼付装置10を作動させ、所
定のスタンプが施されたラベルbを指示テープとして走
行紙Wの側端部に貼り付ける。このようにして、側端部
に指示テープが貼り付けられた走行紙Wは第2図に示す
ように紙管43aに巻き取られて巻取Rを形成する。
2、3が走行紙Wの不良部を検出すると不良信号を発生
させ、この不良信号は遅延装置4、5、6により所定時
間遅延されて制御装置7に入力される。制御装置7は入
力された不良信号に基づいて指示テープ貼付装置を作動
させ、所定のスタンプが施されたラベルbを指示テープ
として走行紙Wの側端部に貼り付ける。次いで、上記各
検知装置1、2、3からの不良信号の発生が停止する
と、遅延装置4、5、6により所定時間遅延された後、
制御装置7は再び指示テープ貼付装置10を作動させ、所
定のスタンプが施されたラベルbを指示テープとして走
行紙Wの側端部に貼り付ける。このようにして、側端部
に指示テープが貼り付けられた走行紙Wは第2図に示す
ように紙管43aに巻き取られて巻取Rを形成する。
第4図は上記のようにして指示テープが貼り付けられ
た走行紙Wの状態を示した説明図であり、図において斜
線部Eは各検知装置1、2、3が検出した不良部であ
る。図示の如く、走行紙Wの一方の側端部であって不良
部Eの直前および直後の位置にはラベルbが指示テープ
として貼り付けられている。このように不良部の直前直
後に指示テープが貼り付けられているため、巻取状態に
おいても不良部の位置を容易に知ることができ、後工程
でこの不良部の除去が極めて容易にかつ確実に行われる
こととなる。
た走行紙Wの状態を示した説明図であり、図において斜
線部Eは各検知装置1、2、3が検出した不良部であ
る。図示の如く、走行紙Wの一方の側端部であって不良
部Eの直前および直後の位置にはラベルbが指示テープ
として貼り付けられている。このように不良部の直前直
後に指示テープが貼り付けられているため、巻取状態に
おいても不良部の位置を容易に知ることができ、後工程
でこの不良部の除去が極めて容易にかつ確実に行われる
こととなる。
また、制御装置7は遅延装置4、5、6からの不良信
号に基づいて指示テープ貼付装置10を作動させるととも
に、印刷数量計測装置30の計測部に計測中止信号を与
え、回転コロ32による走行紙Wの走行量の計測を中止さ
せる。そして不良信号の入力が停止した時に指示テープ
貼付装置10を作動させるとともに、印刷数量計測装置30
の計測部に計測開始信号を与え、回転コロ32による走行
紙Wの走行量の計測を再び開始する。すなわち不良部は
数量の計測を行わず良品部のみの数量の計測を行うわけ
である。なお、不良部の数量を計測したい場合は、制御
装置7から上記と逆の信号を印刷数量計測装置30に与え
てやればよい。
号に基づいて指示テープ貼付装置10を作動させるととも
に、印刷数量計測装置30の計測部に計測中止信号を与
え、回転コロ32による走行紙Wの走行量の計測を中止さ
せる。そして不良信号の入力が停止した時に指示テープ
貼付装置10を作動させるとともに、印刷数量計測装置30
の計測部に計測開始信号を与え、回転コロ32による走行
紙Wの走行量の計測を再び開始する。すなわち不良部は
数量の計測を行わず良品部のみの数量の計測を行うわけ
である。なお、不良部の数量を計測したい場合は、制御
装置7から上記と逆の信号を印刷数量計測装置30に与え
てやればよい。
このように不良部の直前直後に指示テープを貼り付け
るとともに、良品部あるいは不良部の数量を計測するこ
とにより、印刷数量管理がより確実に行われることとな
る。
るとともに、良品部あるいは不良部の数量を計測するこ
とにより、印刷数量管理がより確実に行われることとな
る。
(考案の効果) 以上のように本考案においては、輪転印刷機の走行紙
の不良部を各種検知装置が検知し不良信号を発生し、こ
の不良信号は遅延装置を介して制御装置に入力され、こ
の制御装置は上記不良信号に基づいてまずテープ貼付装
置を作動させ前記走行紙の不良部の直前の位置に指示テ
ープを貼り付け、次いで、前記遅延装置を介して行われ
る前記検知装置からの不良信号の入力が停止すると、前
記制御装置は前記テープ貼付装置を作動させて前記走行
紙の不良部の直後に指示テープを貼りつけるため、輪転
印刷機で得られる巻取状の印刷物の不良部の直前直後に
正確に指示テープを貼り付けることができ、後で不良部
を除去する場合正確かつ迅速に不良部のみを除去するこ
とができ、さらには、作業者は印刷中における作業が中
断されることなく、かつ、印刷機を離れて次の印刷の準
備等を能率よく行うことができ、結果として印刷機の運
転効率を向上させるという効果を奏する。
の不良部を各種検知装置が検知し不良信号を発生し、こ
の不良信号は遅延装置を介して制御装置に入力され、こ
の制御装置は上記不良信号に基づいてまずテープ貼付装
置を作動させ前記走行紙の不良部の直前の位置に指示テ
ープを貼り付け、次いで、前記遅延装置を介して行われ
る前記検知装置からの不良信号の入力が停止すると、前
記制御装置は前記テープ貼付装置を作動させて前記走行
紙の不良部の直後に指示テープを貼りつけるため、輪転
印刷機で得られる巻取状の印刷物の不良部の直前直後に
正確に指示テープを貼り付けることができ、後で不良部
を除去する場合正確かつ迅速に不良部のみを除去するこ
とができ、さらには、作業者は印刷中における作業が中
断されることなく、かつ、印刷機を離れて次の印刷の準
備等を能率よく行うことができ、結果として印刷機の運
転効率を向上させるという効果を奏する。
第1図は本考案の装置の一例を示したものの概略構成
図、第2図は第1図に示す指示テープ貼付装置10および
印刷数量計測装置30を設置した状態の輪転印刷機の一部
を示した概略構成図、第3図は第1図に示す指示テープ
貼付装置10の概略構成図、第4図は指示テープが貼り付
けられた走行紙の状態を示した説明図である。 1……見当不良検知装置 2……印刷品質不良検知装置 3……紙継ぎ装置 4、5、6……遅延装置 7……制御装置 10……指示テープ貼付装置 25……ガイドローラ 30……印刷数量計測装置 33……ガイドローラ 40……排紙部 50……アウトフィードユニット R……巻取 W……走行紙
図、第2図は第1図に示す指示テープ貼付装置10および
印刷数量計測装置30を設置した状態の輪転印刷機の一部
を示した概略構成図、第3図は第1図に示す指示テープ
貼付装置10の概略構成図、第4図は指示テープが貼り付
けられた走行紙の状態を示した説明図である。 1……見当不良検知装置 2……印刷品質不良検知装置 3……紙継ぎ装置 4、5、6……遅延装置 7……制御装置 10……指示テープ貼付装置 25……ガイドローラ 30……印刷数量計測装置 33……ガイドローラ 40……排紙部 50……アウトフィードユニット R……巻取 W……走行紙
Claims (3)
- 【請求項1】巻取紙より繰り出される走行紙に印刷を行
い再び該走行紙を巻取る輪転印刷機において、走行紙の
走行速度を検出する速度検出器と、走行紙の不良部を検
知し不良信号を発生する検知装置と、前記走行紙の側端
部に指示テープを貼り付けるテープ貼付装置と、前記速
度検出器が検出した巻取紙の走行速度と前記検知装置か
ら前記テープ貼付装置までの前記走行紙のパス長さに基
づいて前記不良信号を遅延させる遅延装置と、この遅延
装置から入力される不良信号に基づいて前記テープ貼付
装置を作動させ、不良信号の入力が停止した時にもテー
プ貼付装置を作動させる制御装置を具備することを特徴
とする輪転印刷機の印刷物不良部指示装置。 - 【請求項2】前記制御装置は前記指示テープの貼り付け
位置に対応した不良部の数量あるいは不良部を除いた印
刷数量を計測する計測装置を具備することを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の輪転印刷機の印刷
物不良部指示装置。 - 【請求項3】前記検知装置は印刷後の走行紙の見当ずれ
を検知する見当不良検知装置と、走行紙の印刷品質不良
を検知する印刷不良検知装置と、前記巻取紙より繰り出
される走行紙の紙継ぎ部を検知する紙継ぎ検知装置より
なることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項及
び第2項記載の輪転印刷機の印刷物不良部指示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986099748U JP2536832Y2 (ja) | 1986-06-28 | 1986-06-28 | 輪転印刷機の印刷物不良部指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986099748U JP2536832Y2 (ja) | 1986-06-28 | 1986-06-28 | 輪転印刷機の印刷物不良部指示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS636848U JPS636848U (ja) | 1988-01-18 |
JP2536832Y2 true JP2536832Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=30968915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986099748U Expired - Lifetime JP2536832Y2 (ja) | 1986-06-28 | 1986-06-28 | 輪転印刷機の印刷物不良部指示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536832Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2528362B2 (ja) * | 1989-07-12 | 1996-08-28 | 大日本印刷株式会社 | 巻取製品の不良除去位置指示方法 |
JP2008137195A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Nireco Corp | 見当ずれ関連処理装置及び方法 |
JP6223392B2 (ja) * | 2015-07-21 | 2017-11-01 | 株式会社東京機械製作所 | 不良紙検出システム及び印刷機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3034212C2 (de) * | 1980-09-11 | 1982-11-25 | M.A.N.- Roland Druckmaschinen AG, 6050 Offenbach | Rotationsdruckmaschine mit einer Bogenstapelmarkierungsvorrichtung |
-
1986
- 1986-06-28 JP JP1986099748U patent/JP2536832Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS636848U (ja) | 1988-01-18 |
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