JP2536475Y2 - 釣り用リールの自動棚停止制御装置 - Google Patents

釣り用リールの自動棚停止制御装置

Info

Publication number
JP2536475Y2
JP2536475Y2 JP1995004314U JP431495U JP2536475Y2 JP 2536475 Y2 JP2536475 Y2 JP 2536475Y2 JP 1995004314 U JP1995004314 U JP 1995004314U JP 431495 U JP431495 U JP 431495U JP 2536475 Y2 JP2536475 Y2 JP 2536475Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
depth
shelf
control
stop
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1995004314U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0744619U (ja
Inventor
博明 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP1995004314U priority Critical patent/JP2536475Y2/ja
Publication of JPH0744619U publication Critical patent/JPH0744619U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2536475Y2 publication Critical patent/JP2536475Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は釣り用リールの自動棚停
止制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の釣り用リールの自動棚停止
制御装置においては、所望の棚深度で仕掛けを停止させ
ていた(例えば、実開平2―78070号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】つまり、前回の仕掛け
の投入で魚が釣れた深さを棚深度として記憶し、次に仕
掛けを投入する際においてはこの棚深度で仕掛けを停止
していた。しかし、棚深度は上下に一定の幅をもったも
のと考えられるので、一定の深さ位置だけで魚の位置を
探っても、必ずしも、十分な釣果に繋がらないこともあ
った。本考案の目的は、自動的に棚停止するものであり
ながら、釣り人が微妙な棚位置の調節を行え、かつ、よ
り多くの釣果が期待できる釣り用リールの自動棚停止制
御装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案による特徴構成
は、仕掛けの繰り出しを検出する仕掛検出手段と、前記
仕掛けの繰り出しを自動的に停止する停止手段と、前記
仕掛けが所望の棚深度より更に設定量だけ深い停止深度
まで至ったことを、前記仕掛検出手段が検出すれば、前
記停止手段を作動させる制御手段とを、備えている点に
あり、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】つまり、仕掛けが繰り出されて仕掛検出手段が
所望の棚深度より設定量だけ深い停止深度を検出する
と、制御手段が停止手段を作動させて仕掛けを停止させ
る。これによって、仕掛けは所望の棚深度より下方で停
止する。自動的に仕掛けを停止させた後においては、釣
り人が巻上げ操作を行い棚深さの一定幅内での任意の深
さ位置に設定できる。また、自動的に仕掛けを停止させ
た後において釣り人が任意の巻上げ操作を行うことによ
り、棚位置にいる魚に誘いをかけることもできる。ま
た、撒き餌籠等を使用する釣りにおいては、餌の拡散を
良くすることもできる。
【0006】
【考案の効果】棚深度の一定上下幅に亘って魚を探るこ
とができ、誘い動作を行い撒き餌効果も高めることにも
なるので、釣果の向上を図ることができる。
【0007】
【実施例】図1乃至図2に示すように、左右のサイドケ
ース1,1の間にレベルワインド機構L、スプール2夫
々を前後位置に配置すると共に、スプール2の内部にス
プール2を巻き取り方向へ駆動する電動モータ12を配
置し、右側のサイドケース1の外部にドラグ操作具3、
ハンドル4夫々を備え、又、左右のサイドケース1,1
の上部同士の間に亘って制御ケース5を備えて釣り用リ
ールを構成する。
【0008】図1に示すように、前記制御ケース5には
制御手段としてのマイクロプロセッサで成る制御装置6
が内装されると共に、スプール2から繰り出された釣り
糸7の長さを報知する液晶ディスプレイ8、及び、複数
の制御スイッチ13・・夫々が備えられ、このディスプレ
イ8に釣り糸7の繰出し長を報知する動作は、スプール
2のギヤ部2Aに咬合するホイール9に埋設したマグネ
ット10の磁気の作用を受ける一対のセンサ11,11
からの信号を制御装置6がカウントすると共に、このカ
ウント値に対応して予め記憶したデータに基づいて求め
た正確な数値が出力されるようになっている。因みに、
このリールでは制御スイッチ13を操作した場合に「シ
ャクリ」動作、棚セットなど比較的頻繁に用いられる動
作を行い、又、船べり停止位置の設定、制御動作のリセ
ットなど、使用頻度の低い動作を行うように制御スイッ
チ13の操作結果に基づいて制御モードの切替えを行う
ように制御動作が設定されている。尚、「シャクリ」動
作とは前記電動モータ12を間歇的に作動させて仕掛け
に「シャクリ」作動を与える制御であり、棚セットとは
釣り人が任意に棚の深度を設定するための制御であり、
船べり停止位置の設定とは電動モータ12の駆動によっ
て釣り糸7を巻上げる動作において、仕掛けが所定の深
度まで引き上げられるとモータ12の駆動を自動的に停
止させる制御である。又、このリールでは、ハンドル4
からスプール2までの伝動系にクラッチ14を介装する
とともに、クラッチ14に対するクラッチレバー15を
右サイドケース1に設けてある。また、このクラッチ1
4を入り操作する電動アクチュエータ16を設け、自動
的にクラッチ14の入り操作を行えるようになっている
とともに、アクチュエータ16の作動、あるいは、ハン
ドル4の巻き取り方向への操作時には、クラッチ14は
自動的に入り状態に達する。
【0009】次に、自動棚停止制御について説明する。
図5に示すように、前回の棚深度DM より今回の停止深
度DS を2メートルだけ深く設定し(♯101〜♯10
2)、スプール2の回転を検出するセンサ11からの情
報にもとずいて、仕掛けの投入深度DR を算出し、停止
深度DS と投入深度DR との比較によって所望の棚位置
よりも2メートル深い位置でアクチュエータ16を作動
させて仕掛けを停止する(♯103〜♯104)。停止
深度DS を棚深度DM よりも深く設定するのは、上下に
ある程度の幅をもっている棚の下端に一旦停止させて、
釣り人が任意の高さに設定し易くするためであり釣り人
が巻上げる間に魚の食い気を誘い、撒き餌籠の餌を拡散
できるからである。前記センサ11を仕掛検出手段、ク
ラッチ14を入り作動させるアクチュエータ16を停止
手段と称する。
【0010】シャクリ制御について説明する。シャクリ
動作は原則として、1秒巻上げの1,5秒停止の周期で
くりかえすモードを採る。制御スイッチ13の操作から
制御が始まりシャクリモードを設定するタイマを初期設
定する(♯201〜♯202)。次に、クラッチ14の
動作状態を検出するクラッチセンサ17からの情報にも
とずいてクラッチ状態を判断し、クラッチ入りならばタ
イマ値に沿ったシャクリ動作を行う(♯203〜♯20
4)。このシャクリ動作の途中であたりがない場合に
は、シャクリ動作を中止して一旦元の棚深さに戻してシ
ャクリ動作を最初から行わせるべく、クラッチ14が切
りとなり仕掛が落下される状態になるとシャクリ動作を
停止しタイマを初期状態に戻す(♯206〜♯20
7)。このように、シャクリ動作を途中で中止した場合
であっても、シャクリ動作を再度開始する時は動作パタ
ーンの最初から行わせるようにする。
【0011】制御ケース5の成形方法について説明す
る。図1に示すように、制御ケース5の上面に液晶ディ
スプレイ8を視認する透視窓5aを設けるが、制御ケー
ス5の本体ケース5bと透視窓5aとを一つの金型を使
って一体成形する。本体ケース5bと透視ケース5aと
は別の色を施す必要があるが、一つの金型で成形するこ
とによって、金型コストの軽減及び透視窓5aと本体ケ
ース5bとの接続部位での防水性を高めることができ
る。スプール2の上方でかつ側面視においてスプール2
の横軸芯Xより後方にスプール2を覆うカバー体18を
設けてある。このカバー体18は制御ケース5側に位置
する横軸芯Y周りで上下揺動し、その揺動位置で停止す
べく摩擦保持機構19の作用を受けている。これによっ
て、スプール2に巻き取られる糸から放出される水飛沫
の方向に合わせてカバー角度を設定でき、釣り人を水飛
沫より保護する。
【0012】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】リールの縦断側面図
【図2】リールの平面図
【図3】リールの斜視図
【図4】釣り操作時のフローチャート図
【図5】棚停止制御のフローチャート図
【図6】シャクリ制御のフローチャート図
【符号の説明】
6 制御手段 11 仕掛検出手段 16 停止手段 DM 棚深度 DS 停止深度

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕掛けの繰り出しを検出する仕掛検出手
    段(11)と、前記仕掛けの繰り出しを自動的に停止す
    る停止手段(16)と、前記仕掛けが所望の棚深度(D
    M )より更に設定量だけ深い停止深度(DS )まで至っ
    たことを、前記仕掛検出手段(11)が検出すれば、前
    記停止手段(16)を作動させる制御手段(6)とを、
    備えている釣り用リールの自動棚停止制御装置。
JP1995004314U 1995-05-10 1995-05-10 釣り用リールの自動棚停止制御装置 Expired - Fee Related JP2536475Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995004314U JP2536475Y2 (ja) 1995-05-10 1995-05-10 釣り用リールの自動棚停止制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995004314U JP2536475Y2 (ja) 1995-05-10 1995-05-10 釣り用リールの自動棚停止制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0744619U JPH0744619U (ja) 1995-11-28
JP2536475Y2 true JP2536475Y2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=18526932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995004314U Expired - Fee Related JP2536475Y2 (ja) 1995-05-10 1995-05-10 釣り用リールの自動棚停止制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2536475Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180127158A (ko) * 2017-05-18 2018-11-28 가부시키가이샤 시마노 낚시용 릴의 카운터 케이스

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180127158A (ko) * 2017-05-18 2018-11-28 가부시키가이샤 시마노 낚시용 릴의 카운터 케이스
KR102524211B1 (ko) 2017-05-18 2023-04-24 가부시키가이샤 시마노 낚시용 릴의 카운터 케이스

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0744619U (ja) 1995-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102613149B (zh) 钓鱼用渔线轮
KR20100112520A (ko) 전동 릴의 모터 제어 장치
JP2839297B2 (ja) 釣用リールの自動シャクリ制御装置
KR101707418B1 (ko) 낚시용 릴
JP2536475Y2 (ja) 釣り用リールの自動棚停止制御装置
JP3588279B2 (ja) 魚釣用リール
JP3504751B2 (ja) 釣用リール及び釣用電動リール
CN100571509C (zh) 电动渔线轮的电动机控制装置
JP2002051674A (ja) 電動リールのモータ制御回路
JPH04127173U (ja) 釣り用リール
JP3526593B2 (ja) 釣り用リール
JP3569455B2 (ja) 電動リール
JP3401421B2 (ja) 魚釣用リール
JP2003199463A (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP3682949B2 (ja) 釣り用リールの糸長計測装置
JP3465931B2 (ja) 釣り用リール
JPH05161440A (ja) 電動リール
JPS60244246A (ja) 魚釣用リ−ル
JPH03219825A (ja) 釣り用リール
JP2784426B2 (ja) 魚釣用リール
CN115316352A (zh) 钓鱼用渔线轮的显示控制装置、方法、程序及渔线轮
JP3502277B2 (ja) 魚釣用リール
JP2572099Y2 (ja) 釣り用リール
JP2768735B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP3039690B2 (ja) 電動リール

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees