JP2536322Y2 - 溶接余盛の自動研削装置 - Google Patents

溶接余盛の自動研削装置

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JP2536322Y2
JP2536322Y2 JP1994000655U JP65594U JP2536322Y2 JP 2536322 Y2 JP2536322 Y2 JP 2536322Y2 JP 1994000655 U JP1994000655 U JP 1994000655U JP 65594 U JP65594 U JP 65594U JP 2536322 Y2 JP2536322 Y2 JP 2536322Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は母材表面にならって溶接
余盛を自動的に研削する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接継手の疲労強度を向上したり、溶接
部の非破壊試験を容易にしたり、あるいは単に表面の凹
凸を無くす目的などのために、溶接の余盛を研削除去す
ることが行われている。また、ガス切断した溶接開先面
を研削仕上げしたり、鋳造品や鍛造品の表面を研削仕上
げすることも一般に行われている。図9のように、幅
W、高さbでほぼ半円状に突出する溶接の余盛51は、
母材表面50より余分に盛られた溶接ビードをいい、こ
れをほぼ母材表面と平坦になるまで研削除去するにはポ
ータブル式のグラインダを操作して手作業で行われてい
たが、従来の手作業を機械化するために図7に示すよう
な装置を使用することが試みられた。
【0003】この装置は、母材表面50の溶接線方向に
沿って移動する走行台車60、該走行台車60上に取付
けられた昇降機構61、該昇降機構61に固定具62を
介して固定された高速グラインダ63及び該グラインダ
63に装着された砥石64から構成され、走行台車60
は走行用モータ65で駆動されるが、昇降機構61は手
動で調整する。図8は前記昇降機構の概略を示したもの
で、ねじ機構66で上下に移動するブロック67に前記
固定具62が取付けられているから、ノブ68を手で左
右にまわすとブロック67、固定具62を介してグライ
ンダ63が上下に移動し、その結果、砥石64によって
余盛51が研削される量を調整することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような溶接余盛
の研削に使用される砥石64としては、図10、11に
示すようにアルミニウム合金製などの円形基板64a上
に多数の研磨布片64bを放射状に積層したものが盛ん
に用いられている。この種の砥石64は、研磨に伴う研
磨布64bの消耗によって研削面が更新されるので、従
来のレジノイド砥石などにくらべて単位時間当りの研削
除去量が格段に大きく、作業能率が良い。しかし、必然
的に砥石の消耗が速いので図7の装置では常に作業者が
砥石の消耗に合せて、グラインダを母材表面50へ下降
させてやらなければならない。
【0005】また、図12のように母材表面50が溶接
熱により溶接線を含む垂直面にゆるやかに湾曲し、変形
しているときは、走行台車60の移動に伴って母材表面
50の変形と砥石の消耗とに同時に追従しながらグライ
ンダ63を上下させるという複雑な手動調整が必要であ
る。
【0006】このような手間を省くために、ばねや空
圧、液圧装置を用いて砥石を常に一定圧力で余盛に押し
付けて研削する方法が考えられるが、ばねでは振動が発
生しやすいし、空圧や液圧装置は大形になるので実用的
ではない。また、溶接ビードの継ぎ目等で局所的に突起
を有することがあるが、研削中の砥石が、この突起に衝
突するとグラインダモータに過大な電流が流れて焼損さ
せたり、砥石の破損により破片が飛散して危険を招いた
りすることがある。
【0007】本考案は、砥石が消耗したり、母材表面が
変形していても、常に研削除去量を自動的に一定に保持
しうる溶接余盛の自動研削装置を提供することを目的と
する。また、単位時間当りの研削量の大小に応じて負荷
電流が増減する定速回転モータで砥石を駆動する電動グ
ラインダ(以下電子グラインダという)の負荷電流が限
界値に達したときには、電子グラインダの回転停止、上
昇退避並びに走行停止を行って、装置全体の損傷を防止
しうる自動研削装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、研削中の回転数が一定で単位時間当りの
研削量の大小に応じて負荷電流がほぼ直線上に増減する
定速回転モータと、該モータによって駆動される砥石と
よりなる電子グラインダを用いることによって溶接余盛
を研削除去する装置を構成したものである。すなわち、
溶接線に沿って配置したガイドレール(1)にガイドさ
れる走行台車(4)と;ガイドレール(1)上の走行台
車(4)を一定の速度で移動させる走行機構(6)と;
走行台車(4)上に設けられ、ハンドル(7)の回動操
作によって、ガイドレール(1)に対しほぼ直交する方
向に移動可能に取付けられた横方向移動枠(5)と;前
記横方向移動枠(5)の一側に、溶接余盛(51)の被
研削面とグラインダ砥石との高さを調整可能に取付けた
昇降機構(8)と;前記横方向移動枠(5)及び昇降機
構(8)を介して3次元的に可動に支持された電子グラ
インダ(15)が溶接線に沿って一定の速度で移動する
間に、当該電子グラインダ(15)の負荷電流を検出す
る電流検出手段と;前記電子グラインダ(15)の電流
設定値と負荷電流検出値とを比較して、負荷電流が一定
値となるように、電子グラインダ(15)と溶接余盛
(51)の被研削面との間の距離を調整して単位時間当
りの研削量を加減すべく前記昇降機構(8)を制御する
制御回路(40)と;前記電子グラインダ(15)の負
荷電流が限界値に達したとき、前記電子グラインダ(1
5)の回転停止、上昇退避並びに走行停止の動作信号を
出力する過負荷防止回路(33)とを有することを特徴
とする。
【0009】従来、一般に使用されている高速グライン
ダは、単位時間当たり研削量を増大しようとすると回
転数が低下して研削力も失われるため、制御範囲が狭
く、研削量の異なる各種の研削作業を行うには制御範囲
の異なる複数の高速グラインダを用意しておく必要があ
る。これに対し、電子グラインダは回転数が低下しよ
うとすると負荷電流を増大して回転数を一定に保持しよ
うとする。したがって、台車の走行速度が一定ならば、
単位時間当たり研削除去量と負荷電流との間には、第4
図のように単位時間当たりの研削除去量にほぼ比例して
負荷電流が増大するという関係がある。すなわち、電子
グラインダは通常の電動グラインダに比べて研削量を制
御できる範囲が広いので、塗膜剥離と同程度の軽研削か
ら所要除去量の大きい溶接余盛のような重研削まで広範
囲の用途に1台の電子グラインダで対応できる。
【0010】本考案は、このような電子グラインダの特
性を利用したもので、図8のごときノブ68を操作して
グラインダを昇降させる代りに、電子グラインダと溶接
余盛との間の距離を制御する機構として昇降用モータを
内蔵した昇降機構を用いる。昇降用モータとしては各種
のものが利用可能であるが、交流リバーシブルモータを
用いるのが最も簡便である。
【0011】
【作 用】電子グラインダの負荷電流を検出し、比較
器によって設定電流値と比較して、実際の負荷電流が設
定電流値より小さいときは電子グラインダを下降させ、
逆に実際の負荷電流が設定電流値より大きいときは電子
グラインダを上昇させるように昇降機構を制御する。電
子グラインダの負荷電流は一定に保持されるから、走行
機構(走行台車)の移動速度が一定である限り、常に一
定量の余盛を研削除去する。さらに、電子グラインダの
負荷電流が限界値に達したときには過負荷防止回路から
の信号によって、電子グラインダの回転停止、上昇退避
並びに走行停止を行って、装置全体の損傷を防止する。
【0012】
【実施例】図1〜3は、本考案装置の正面図、平面図及
び側面図である。図において、1は溶接線に沿って走行
台車4を移動させるため配置したガイドレール、2はガ
イドレール1の所定間隔ごとに設けたマグネット付き
(母材が非磁性金属であるときは真空吸着パッド付き)
の支持板、3はガイドレール1の上面に固着したラッ
ク、5は走行台車4の上に設けた横方向移動枠、6は走
行台車4のほぼ中央に設けた走行機構(図2)、7は横
方向移動枠5の操作用ハンドル、8は横方向移動枠5に
取付けた昇降機構、10は走行台車4の上部に設けた操
作パネル、15は走行台車4上の横方向移動枠5及び昇
降機構8を介して3次元的に可動に支持された電子グラ
インダである。前記電子グラインダ15は、研削中の回
転数が一定で単位時間当たりの研削量の大小に応じて負
荷電流がほぼ直線的に増減する定速回転モータ15a
と、電子グラインダ本体の端部に取付けられ、かつ定速
回転モーター15aによって駆動される砥石17とより
なる。
【0013】走行台車4は下部に複数個のホイール11
を有し、これをガイドレール1の両側壁長手方向に沿っ
て設けた案内用の溝12に係合させている。また、走行
台車4の下部にピニオン20を突出させ、これをガイド
レール上に設けたラック3に噛合わせる。走行台車4に
は走行機構6を構成する走行用モータ9が内蔵され、減
速機構(図示省略)を介してピニオン20を回動して走
行台車4をガイドレール1の長手方向に一定速度で走行
させるようにしている。溶接余盛の研削作業時には上記
のように走行用モータ駆動により比較的低速で走行させ
るが、研削終了後には本体上部に取付けたハンドル21
(図2)を操作してピニオン20をラック3から離し、
手押しで走行台車4を早戻りできるようにしてある。走
行台車4の操作パネル10には砥石の回転、昇降機構駆
動および台車走行用の各種スイッチのほか、速度表示窓
40、電流値設定器35および負荷電流表示付き電流目
盛36等を有している。
【0014】昇降機構8の昇降用スライダ13にホルダ
16を設け、これに前後傾斜角度調節用のハンドル18
及び砥石17の回転軸傾斜角度調節用ハンドル19を取
り付けて傾動自在に電子グラインダ15を支持する。こ
の昇降機構8は、電子グラインダ15と溶接余盛の被研
削面との間の高さ方向の距離を制御するためのもので、
図5に概略を示すように昇降機構8の上部に昇降用モー
タ25を載置し、モータ出力軸にスクリューロッド26
を直結してスライダ13の支持ブロック27に螺合させ
る。支持ブロック27は左右のガイド28に沿って上下
方向に摺動自在に支持されているので、後記制御回路4
0(図6)を介して昇降用モータ25を正転または逆転
させることにより、スライダ13に取付けられたホルダ
16および電子グラインダ15を昇降させることができ
る。
【0015】図6は昇降用モータ25として交流リバー
シブルモータを使用した場合の制御回路等の配置関係を
示すブロック図である。制御回路40は、電子グライン
ダ15の電流設定値と負荷電流検出値とを比較して、負
荷電流が一定値となるように、電子グラインダと溶接余
盛の被研削面との間の距離を調整する、すなわち電子グ
ラインダ15の単位時間当りの研削量を一定に保ち、あ
るいは加減すべく昇降機構8を制御するためのものであ
って、グラインダモータ15aの負荷電流を整流する整
流回路31と、整流された出力のノイズを除く平滑化回
路32と、前記負荷電流と設定値電流とを比較する比較
器37の出力により昇降用モータの正逆転を決定する正
逆切換え器38とから構成されている。
【0016】電子グラインダ15のモータ15a、走行
用モータ9および昇降用モータ25はすべて電源30
(例えば交流100V)により過負荷防止回路33を経
て駆動される。走行用モータ9は別の制御回路41によ
り任意の一定速度で回転する。電子グラインダ15のモ
ータ15aは前述したように電子制御回路42により、
単位時間当り研削除去量の多少にかかわらず、回転数が
一定に保持される。
【0017】その際、図4のように変動するグラインダ
のモータ15aの負荷電流は電流検出部(電流検出手
段)34で検出され、整流回路31、平滑化回路32を
経て負荷電流表示目盛36に表示されるとともに、比較
器37へ送られる。比較器37はあらかじめ電流値設定
器35に設定された電流値と前記負荷電流とを比較し、
その差の絶対値があらかじめ感度調整回路39で定めら
れた値を超えたときは、正逆切換え器38から上昇また
は下降の信号を出力させる。
【0018】電子グラインダのモータ15aの負荷電流
が、図4の許容限界値を超えたときは、過負荷防止回路
33が作動してグラインダ15のモータ15a、走行用
モータ9の回転を停止すると共に、昇降用モータ25を
逆転して電子グラインダを上昇退避させることによりグ
ライダンの焼損と砥石の破損を未然に防止する。
【0019】次に上記装置の作用を説明する。図1〜3
のように母材表面の溶接線と所定の間隔をおき、かつ溶
接線と平行してガイドレール1を配設し、ハンドル7に
より走行台車上の横方向移動枠5に支持された昇降機構
8を進退させ、ハンドル18、19を操作して砥石17
を溶接余盛51の直上部に正しく位置させて芯合わせす
る。このようにしたのち、電子グラインダ15を駆動し
ながら昇降用モータ25を回転することにより溶接余盛
51が除去される高さまで電子グラインダを下降させて
研削を開始する。研削が開始されたのち、走行用モータ
9を駆動し、ラック3と噛合うピニオン20を回転させ
ることにより台車4を一方向に走行させて全長の溶接余
盛51を除去する。除去したのちは、レバー21を操作
してピニオンとラックの噛合いを解き、手押しにて走行
台車4を元の位置に早戻しする。
【0020】走行台車4を一定速度で走行させながら、
溶接余盛51を研削する際に、母材表面50が狂いのな
い平面であれば、電子グラインダ15の負荷電流値が一
定になるよう昇降機構8は常に砥石の消耗量だけ下降
し、その結果研削除去量を一定に保持する。図12のよ
うに母材表面50が溶接線を含む垂直面内に緩やかに湾
曲するなど変形しているときには、常に砥石の消耗量と
母材表面50の変形に追従して研削除去量eが一定にな
るように昇降機構8を自動的に昇降させる。その結果、
余盛51の量bがほぼ一定であるならば、残量sが一定
になるよう研削仕上げすることができる。また、図9の
余盛ビード幅Wが大きいときは、横方向移動枠5によっ
て電子グラインダ15を横方向へ移動しながら往復研削
することによって余盛ビード51の全面を研削仕上げす
ることができる。
【0021】また、図10のごとき砥石を使用した場合
には、研磨布片64bの消耗が円形基板64aに達して
研削不能になった状態では、必然的に研削抵抗が増大し
てグラインダ負荷電流が許容限界値を超えるから、図6
における過負荷防止回路33が作動して装置の動作が自
動的に停止し、砥石の交換を待つ状態になる。すなわ
ち、自動停止、フェイルセーフ機能を有している。実験
結果によれば、交流リバーシブルモータを使用した図6
の回路でも実用上十分な平滑さの仕上り面が得られてい
るが、サーボモータを使用すれば、さらに制御精度が向
上して、より平滑な仕上り面が得られる
【0022】
【考案の効果】上記のように、本考案は、単位時間当た
り研削量の大小に応じて負荷電流が増減する電子グライ
ンダを、溶接線に沿って一定速度で移動しうる走行台車
上に横方向移動枠及び昇降機構を介して3次元的に可動
に支持したものであるから、走行台車並びに昇降機構を
モータによって駆動することにより母材表面の溶接余盛
の研削を自動的に行うことができる。
【0023】また、電子グラインダと溶接余盛の被研削
面との間の距離を調整して単位時間当たりの研削量を加
減すべく昇降機構を制御する制御回路を有しているた
め、電子グラインダの負荷電流が設定電流値より小さい
ときはグラインダを下降させ、逆に実際の負荷電流が設
定電流値より大きいときはグラインダを上昇させるよう
に昇降機構を駆動して一定量の余盛を研削除去すること
ができる。また、横方向へ電子グラインダを移動しなが
ら往復研削することによって幅の広い溶接余盛の研削仕
上げが効率よく施工できる。したがって、自動溶接した
ビードのように溶接線全長にわたって余盛の高さや幅が
均一であるならば、たとえ母材表面が変形していても母
材表面にならって正確に溶接余盛を研削することが可能
である。さらに、電子グラインダの負荷電流が限界値に
達したときには、過負荷防止回路からの信号により電子
グラインダの回転停止、上昇退避並びに走行停止を行っ
て、装置全体の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案溶接余盛研削装置の正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】電子グラインダの特性線図。
【図5】昇降機構の概略側面図。
【図6】本考案研削装置の制御回路等の配置関係を示す
ブロック図。
【図7】従来形の溶接余盛研削装置の側面図。
【図8】従来形の溶接余盛研削装置における昇降機構の
概略側面図。
【図9】溶接余盛の拡大断面図。
【図10】砥石の平面図。
【図11】図10の断面図。
【図12】母材表面が変形している模様を誇張して示し
た溶接余盛の縦断面図。
【符号の説明】
4 走行台車 5 横方向移動枠 6 走行機構 7 ハンドル 8 昇降機構 9 走行用モータ 13 昇降スライダ 15 電子グラインダ 15a グラインダモータ 16 ホルダ 17 砥石 20 ピニオン 25 昇降用モータ 33 過負荷防止回路 34 電流検出部 35 電流値設定器 40 制御回路 50 母材表面 51 溶接余盛。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削中の回転数が一定で単位時間当りの
    研削量の大小に応じて負荷電流がほぼ直線的に増減する
    定速回転モータ(15a)と該モータによって駆動され
    る砥石(17)とよりなる電子グラインダ(15)を、
    溶接線に沿って走行させて溶接余盛(51)を研削除去
    する装置であって、 溶接線に沿って配置したガイドレール(1)にガイドさ
    れる走行台車(4)と、ガイドレール(1)上の走行台
    車(4)を一定の速度で移動させる走行機構(6)と、
    走行台車(4)上に設けられ、ハンドル(7)の回動操
    作によって、ガイドレール(1)に対しほぼ直交する方
    向に移動可能に取付けられた横方向移動枠(5)と、 前記横方向移動枠(5)の一側に、溶接余盛(51)の
    被研削面とグラインダ砥石との高さを調整可能に取付け
    た昇降機構(8)と、 前記横方向移動枠(5)及び昇降機構(8)を介して3
    次元的に可動に支持された電子グラインダ(15)が溶
    接線に沿って一定の速度で移動する間に、当該電子グラ
    インダ(15)の負荷電流を検出する電流検出手段と、 前記電子グラインダ(15)の電流設定値と負荷電流検
    出値とを比較して、負荷電流が一定値となるように、電
    子グラインダ(15)と溶接余盛(51)の被研削面と
    の間の距離を調整して単位時間当りの研削量を加減すべ
    く前記昇降機構(8)を制御する制御回路(40)と、 前記電子グラインダ(15)の負荷電流が限界値に達し
    たとき、前記電子グラインダ(15)の回転停止、上昇
    退避並びに走行停止の動作信号を出力する過負荷防止回
    路(33)と、 を有することを特徴とする溶接余盛の自動研削装置。
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