JP6300468B2 - 開先加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼材等の溶接部分を切削して開先加工を行うための開先加工機に係り、特に、橋梁や高架高速道路などの路面の下部構造において、同下部構造を構成している鋼材の直線状の溶接部に対する開先加工を行うための開先加工機に関する。
高架高速道路は、コンクリートやアスファルトなどによる路面部分と、該路面部分を支持する下部構造とからなる。下部構造は路面部分の下面に接するようにして路面の延長方向に延びるように設けられる鋼材製のデッキプレートと、該デッキプレートの下面に路面の延長方向に延びるようにして相互に当該路面の幅方向において一定間隔を開けて溶接される複数の断面U字状の縦リブ(Uリブ)と、デッキプレートの下面に路面の延長方向で一定間隔を開けて垂直に設けられる鋼板製の横リブとを有する。横リブには、縦リブを通す開口が設けられ、該開口の周縁の大部分は縦リブと溶接されるが、デッキプレートに隣接する部分には切り欠き(開口)が設けられて、デッキプレートと縦リブとの間の溶接部がその切り欠きを通って路面の延長方向に直線状に延びるようにされる。
このような高架高速道路では、走行する車両の荷重が繰り返し掛けられるために、疲労亀裂が生じやすい。特に、デッキプレートと縦リブとの間の直線状の溶接部分には亀裂が生じやすく、この溶接部分に完全に亀裂が入ると、その上部位置における路面部分にも亀裂が入りやすくなる。
このような溶接部分に亀裂が入った場合、その溶接部分を切削して開先加工を行った後再溶接が行われる。そのような開先加工を行う場合、これまでは、作業員がグラインダーをもって各亀裂箇所の切削作業すなわち開先作業を行ってきたが、重いグラインダーを持ち上げての作業は作業者には大きな負担となり、長時間の作業は困難であった。
高架高速道路が造られてから長い年月がたち、その老朽化により、多くの高架高速道路において上述のような亀裂に対する補修作業が必要とされてきている。従って、そのような補修作業に欠かせない溶接部分の開先加工を効率よくできるようにすることが望まれている。本発明は、このような技術的背景の下になされたものである。
切削作業において、従来はエアグラインダーなどの切削装置を作業員が手にもって作業をしていたものを、切削装置を支持体に支持させ、その支持体を磁石などで被加工物に固定した状態で、当該切削工具を動かして所要の切削作業をするための装置は、これまで種々開発されてきている(特許文献1及び2参照)。
しかし、上述した如き高架高速道路等での溶接部分に対する再溶接のための開先加工を効率よく行うための開先加工機の開発はなされていない。
特開平10-296606号 特許第3091739号
本発明は、上述の如き高架高速道路の下部構造などで直線状に造られた溶接部分に対する開先加工を行うための開先加工機を提供することを目的としている。
すなわち、本発明は、
直線状の溶接部を介して結合される2つの金属製板材を有する被加工物に対して該溶接部の開先加工を行うための開先加工機であって、
当該開先加工機を一方の金属製板材に固定する固定装置と、
当該開先加工機が該一方の金属製板材に固定された状態で、該直線状の溶接部に対して平行に移動可能に支持された移動支持体と、該移動支持体の移動方向に対して垂直方向で該溶接部から離れた位置を該2つの金属製板材に対して傾斜して延びる回転中心軸線の周りで回動可能にして該移動支持体に取り付けられ、先端部に切削工具を支持する切削装置であって、該切削工具を該直線状の溶接部に当接しながら該移動支持体を移動することにより、該切削工具により該溶接部を切削して開先を形成するようにされており、当該切削装置の回動位置によって該切削工具の該溶接部に対する切削深さが調節されるようにした切削装置と、
を備える開先加工機を提供する。
この開先加工機では、移動支持体を直線状の溶接部に平行に移動しながら、該移動支持体に取り付けられた切削装置を回転中心軸線の周りで所要角度に回動することにより、当該切削装置の先端の切削工具を溶接部に食い込むようにして切削を行うものである。従って、切削(開先)深さを、切削装置の回動位置を調節することにより、適宜決定することができるので、切削深さを適正に行うことを可能とする。また、作業員は、当該開先加工機に支持されている切削装置を溶接部に平行な方向に移動することと、該切削装置を回動することとを行えば良く、重い切削装置を手でもって行う従来の開先加工に較べて作業負荷が少なく、安全に、効率的に作業を行うことが可能となる。
具体的には、該移動支持体が、該切削装置の回動によって該切削工具が該溶接部に対して所要の最大の切削深さの位置となったときに該切削装置に係合して該切削装置の回動を阻止する係止部を備えるようにすることができる。この場合、切削装置が係止部によって係止された状態が最大切削深さとなるために、開先作業がより容易になる。
該切削装置が該回動中心軸線に対して時計方向及び反時計方向に回動されたときに該切削装置が該係止部によって回動が阻止されて、それぞれ回動が阻止されたときの該切削工具が相互に逆向きとされて該溶接部に対して斜めに延びるようにされ且つ該最大切削深さの位置となるようにすることができる。
このようにすることにより、上記背景技術で述べたように高架高速道路の下部構造
の横リブに設けられた切り欠き(スカラップ)を通り直線状に延びる縦リブとデッキプレートの間の溶接部に対して開先加工を行う場合に、当該開先加工機の両側にある何れの横リブの切り欠きに対しても切削工具を斜めに挿入して切削を行うことが可能となる。
該切削装置が、該切削装置に取り付けられて該係止部に係合して該切削装置の該回動阻止を生じる被係止部材を有し、
該被係止部材が該切削装置に対する第1及び第2の取付向きを有し、該第1及び第2の取付向きによって、該係止部に係合する部位が異なり、該係止部との係合によって係止される該切削装置の回動位置が異なるようにすることができる。
このようにすることにより、被係止部材の取付向きを選択することにより、最大切削深さを選択的に変えることができる。
より具体的には、
該固定装置が該移動支持体の移動方向に対して平行な線上の少なくとも2つの位置に取り付けられた磁石式固定装置を備え、
当該開先加工機が、更に該移動方向に対して平行な線上の少なくとも2つの位置に設けられて、該磁石式固定装置が当該開先加工機を該一方の金属製板材に固定するために該一方の金属製板材に係合されたときに、該2つの金属製板材のうちの他方の金属製板材に係合して当該開先加工機の被加工物に対する設定向きを決める一対の向き決め係合部材を有する設定向き決め装置を有する。
要するに、一対の磁石式固定装置及び一対の向き決め部材を移動支持体の移動方向に平行な線上にそれぞれ設けて、それらを一方及び他方の金属製板材に係合させることにより、当該開先加工機を被加工物の所要の向きに向き決めすることができる。より具体的には、前述の高架高速道路の下部構造を構成するデッキプレートの下面と、該下面に直線状に延びる溶接部を介して接合されているUリブの側面とに、それぞれ、これら一対の磁石式固定装置及び一対の向き決め部材を係合させれば、移動支持体の移動方向が直線状の溶接部と平行になった状態で当該開先加工機を設定することができる。
当該開先加工機は更に、該設定向き決め装置が該移動方向に平行な向き決めバーを有し、
該一対の向き決め係合部材が該向き決めバーに取り付けられており、それぞれ、他方の金属製板材に係合可能とされた第1係合部材と該第1係合部材よりも該向き決めバーの横断方向外側で該他方の金属製板材に係合可能とされた第2係合部材とを備え、該一対の第1係合部材によって該他方の金属製板材に係合するか、該一対の第2係合部材によって該他方の金属製板材に係合するかによって、被加工物に対する該移動支持体の相対的位置を選択的に決めるようにすることができる。
Uリブは、その厚さが標準的には6mm厚のものと8mm厚のものとがある。Uリブがデッキプレートの下面に溶接のために当接された状態では、デッキプレートの下面とUリブの端面との間には三角形の隙間が生じるが6mm厚のUリブの場合と8mm厚のUリブの場合とにおいて隙間の深さは異なることになり、溶接代の大きさも異なる。このため、6mm厚のUリブの場合と8mm厚のUリブの場合とで第1及び第2の係合部材は、そのような相違に対して開先加工機の設定を調整するために用いられる。
また、開先加工機は、該移動支持体を案内するために直線的に延びたガイド装置を有し、該ガイド装置が、直線状に延びる主ガイドレールと、該主ガイドレールに平行にされた副ガイドレールとを有し、
該移動支持体が該主ガイドレールに沿って摺動可能とされた主支持体であって該切削装置を回動可能に支持する主支持体と該副ガイドレールに沿って摺動可能とされた副支持体と、該主支持体と該副支持体との間に設定されて該主支持体に対して該主ガイドレールを中心とするトルクを掛けるバネ部材と、主支持体に回転可能に取り付けられて、当該開先加工機が該一方の金属製板材に固定されたときに、該バネ部材によって付勢される主支持体によって該一方の金属製板材に押圧され、該移動支持体の移動に伴い該一方の金属製板材上を転がる回転ローラとを有するようにすることができ。
Uリブは高架高速道路の延長方向に直線的に延びるように設定される。しかし、設定されるUリブは完全に直線的に延びるものではなく延長方向で緩くうねるようになる場合がある。従って、そのようにうねったUリブとデッキプレートの下面との間の溶接部は完全な直線ではなくうねった状態となる。従って、溶接部にそのようなうねりのある場合、Uリブの側面とデッキプレートの下面との間に本開先加工機を設定し、その開先加工機の中で切削装置を高速道路の延長方向に直線的に移動した場合、最大切削深さにされたときの切削具の先端は、うねっている溶接部に追従できず、切削(開先)深さを一定のものとすることができない。そのような場合、上記回転ローラをUリブの被加工物であるUリブの側面上を転動するようにすることにより移動支持体の姿勢がUリブのうねりに従って変化し、例えば、Uリブが開先加工機から離れる方向で凹むようにうねった場合、それに追従して切削装置がその姿勢を変え、切削工具の先端がUリブに近づく方向に変位して切削を行うので、切削深さを略一定に保ちながら開先作業を行うようにすることが可能となる。
以下、添付図面に基づき、本発明に係る開先加工機の実施形態を説明する。
本発明に係る開先加工機が用いられる高架高速道路の下部構造の概要を示す斜視図である。 同下部構造に本発明の一実施形態としての開先加工機を設定した場合の側面概略図である。 同実施形態に係る開先加工機の斜視図である。 同開先加工機をUリブの側面に設定した場合の同側面側から見た図である。 同開先加工機の移動支持体及びその上に回動可能に支持された切削装置の平面図であり、切削装置が時計方向で回動されて主支持体の係止部によって係止され、所定の最大切削深さにされたときの状態を示した図である。 同開先加工機の移動支持体及びその上に回動可能に支持された切削装置の平面図であり、切削装置が反時計方向で回動されて、所定の最大切削深さにされたときの状態を示した図である。 図5Aに類似する切削装置の平面図であり、切削装置が反時計方向で回動されて、図5Aに示す場合よりも僅かに大きく回動されて所要の最大切削深さにされたときの状態を示した図である。 図5Bに類似する切削装置の平面図であり、切削装置が時計方向で回動されて、図5Aに示す場合よりも僅かに大きく回動されて所要の最大切削深さにされたときの状態を示した図である。 高速道路の下部構造を構成するデッキプレートとUリブとの当接部分での溶接部を示す図であり、Uリブが6mm厚の場合を実線で、8mmの場合を一点鎖線で示している。 磁石式固定装置の斜視図であり、(A)は磁石式固定装置が吸着作動状態とされてその状態に固定されている図、(B)は同磁石式固定装置が吸着解除状態とされている図を示す。 同開先加工機を被加工物に対し向き決めするための向き決め装置を示しており、Uリブが6mm厚の場合の設定状態を示す。 同向き決め装置を示しており、Uリブが8mm厚の場合の設定状態を示す。 移動支持体のより具体的構成を示す図である。
図1に示すように、高架高速道路Aは、コンクリートやアスファルトなどから作られる路面部分Bと、該路面部分を支持する下部構造Cとからなる。下部構造Cは路面部分Bの下面B1に接するようにして高速道路Aの延長方向に延びるように設けられる鋼板製のデッキプレートDと、該デッキプレートDの下面D1に高速道路Aの延長方向に延びるようにして相互に高速道路Aの幅方向において間隔を開けて溶接される複数の断面U字状の縦リブ(Uリブ)Eと、デッキプレートDの下面D1に高速道路の延長方向で一定間隔毎に垂直に設けられる鋼板製の横リブFとを有する。横リブFには、縦リブEを通す開口F1が設けられ、該開口F1の周縁の大部分は縦リブEと溶接されるが、デッキプレートDに隣接する部分には切り欠き部F2が設けられて、縦リブEとデッキプレートDとの間の直線状に延びる溶接部Gがその切り欠き部F2を通って延びるようにされる。図2以降の図に示す本発明に係る開先加工機10は、縦リブEとデッキプレートDとの間の直線状に延びる溶接部Gに亀裂が入ったりした場合、その溶接部Gを切削して再溶接のための開先加工をするのに用いられる。
開先加工機10の基本的構成としては、当該開先加工機10を直線状の溶接部Gが造られている高架高速道等の下部構造(特許請求の範囲における「被加工物」)Cに固定する固定装置12と、開先加工機10が被加工物Cに固定された状態で、溶接部Gに対して平行に移動可能とされる移動支持体14と、該移動支持体14に回動可能に取り付けられ、先端部に切削工具16を支持する切削装置18とを有し、切削工具16を直線状の溶接部Gに当接しながら移動支持体14を移動することにより、溶接部Gを切削するようにされている。
具体的には、上記移動支持体14は、当該開先加工機10のフレーム20に直線的に移動可能に支持される。すなわち、該フレーム20は、移動支持体14を直線状にガイドするために相互に平行に延びる主ガイドレール22及び副ガイドレール24と、該主及び副ガイドレール22,24の両端を支持する左右のフレーム板26,28とを有しており移動支持体14は主及び副ガイドレール22,24に沿って移動可能とされている。
切削装置18は全体として筒状のエア駆動切削装置であり、図示しないエアポンプからの圧縮空気を、パイプを介して当該切削装置18の後端から受け入れて該切削装置内の図示しないエアモータを駆動し、それにより、切削工具16を前後方向で延びる回転中心軸線X1の周りで回転駆動するようになっている。切削工具16は緩い先細りの形状とされ、その外表面には切削刃が刻設されている。この切削装置18は、移動支持体14の移動方向に対して垂直に延びる回転中心軸線X2の周りで回動可能として移動支持体14に取り付けられている。後述するように、当該開先加工機10の主及び副ガイドレール22,24が溶接部Gに対して平行となるようにして被加工物Cに固定された状態で、切削装置18が上記回転中心軸線X2に対して時計方向及び反時計方向に回動されると、それぞれ、先端に設けられた切削工具16が、溶接部Gに対して斜めにされた状態で該溶接部Gと係合され、その状態で当該切削装置18が駆動され、溶接部Gに沿って動かされることにより、当該溶接部Gの切削が行われ、当該溶接部Gにおける開先加工を行うことができるようになっている。従って、この開先加工における切削深さは、切削工具16が溶接部Gに係合して切削を行うときの、当該切削装置18の回動位置を調整することにより調整される。図示の実施形態では、切削装置18が時計方向及び反時計方向にそれぞれ回動されたときの切削深さを所定の値にするために、切削装置18が時計方向及び反時計方向に回動されたときに切削装置18に係合して、時計方向及び反時計方向それぞれの回動を阻止する係止部14A、14Bが移動支持体14に設けられている。切削装置18は、移動支持体14に設けられた回転テーブル14Cに取り付けられて回動可能とされており、回転テーブル14Cには、切削装置18が時計方向及び反時計方向に回動されたときに、それぞれ、係止部14A及び14Bに係止される被係止部材14Dが取り付けられている。
被係止部材14Dは、図5A及び図5Bに示す取付状態と、図6A及び図6Bに示す取付状態とを有する。被係止部材14Dは、図示はしないが横断面(図5A等の紙面に対して垂直な断面)が全体としては矩形状とされ、幅狭部分14D−1と幅広部分14D−2とを有し、両側縁に沿って段部14D−3、14D−4が形成されている。図5A及び図5Bに示す取付と図6A及び図6Bに示す取付とでは、被係止部材14Dがこれらの図で見て表裏を逆にして取り付けられており、図5A及び図5Bに示す取付では、幅広部分14D−2が係止部14A及び14Bに係合するようにされているのに対し、図6A及び図6Bに示す取付では、幅広部分14D−2が係止部14A及び14Bに係合するようにされて、図5A及び図5Bに示す取付の場合よりも係止部14A及び14Bによって係止されたときの傾斜角度が大きくされるようになっている。従って、この被係止部材14Dの取付向きによって、最大切削深さを調節することができるようになっている。
フレーム板26,28間には、更に、主ガイドレール22に平行な細長い固定装置支持部材30(図4)が固定されており、該固定装置支持部材30には一対の磁石式固定装置12が設けられている。固定装置12は、電磁石を用いたものとすることもできるが、図示の実施形態では、永久磁石を用いたものとされている。各固定装置12は、固定装置支持部材30に平行に延びる一対の磁気吸着面部材12D(図2、図4)を有しており、これら一対の磁気吸着面部材12Dはそれぞれ主ガイドレール22に平行な直線上に位置し、UリブEの側壁面E1に磁気吸着して当該開先加工機10をUリブEに固定する。図示の例では、固定装置12のハウジング12A内に図示しない永久磁石が可動に設定され、該永久磁石に固定されて固定装置支持部材30に平行に延びる回転軸の、ハウジング12Aの端面12Bから突出した端部にレバー12Cが固定されている。レバー12Cは、永久磁石を磁気吸着面部材12Dに対して磁気結合させる吸着位置図8(A)と、永久磁石を磁気吸着面部材12Dに対して磁気結合解除させる吸着解除位置図8(B)の間で枢動可能とされている。
図示の実施形態では、磁石式固定装置12は、ハウジング12Aの外側上に、固定装置支持部材30に平行に摺動可能とされて、図8(A)の吸着位置としたときのレバー12Cに係合して、該レバー12Cが図8(B)の吸着解除位置に戻らないようにするロック部材12Fが設けられている。すなわち、このロック部材12Fは、固定装置12のハウジング12Aの一側面上で摺動可能とされた板状の部材であり、ハウジング12Aの端面12Bに面する折り曲げ部12F−1が設けられており、レバー12Cが図8(A)の吸着位置とされたときに折り曲げ部12F−1がレバー12Cと係合する位置となるように引き出し、レバー12Cが図8(B)の吸着解除位置とされたときに同ロック部材12Fを引き戻して折り曲げ部12F−1がレバー12Cから外れるようにしてある。ロック部材12Fにはスロット12F−2が設けられ、蝶ネジ12Eが該スロット12F−2を通してハウジング12Aに取り付けられており、ロック部材12Fがレバー12Cを固定する位置とされたときに、蝶ネジ12Eを締め付けてロック部材12Fをハウジング12Aに対して固定するようになっている。
フレーム板26,28間には、更に、主及び副ガイドレール22,24に平行にして設定され、当該フレーム板26,28間の間隔を保つ細長い横断面円形のフレーム部材32が設けられている。図3、図4及び図9に示すように、該フレーム部材32の両端でフレーム板26,28に隣接した位置には第1リング状部材34が設けられている。第1リング状部材34はその一部34Aがフレーム板26,28よりもフレーム部材32を基準として半径方向外側に突出しており、図2に示すようにして磁石式固定装置12をUリブEの側壁面E1に固定するときに、これら一対の第1リング状部材34がデッキプレートDの下面D1に当接するようにされている。これは、一対の第1リング状部材34の一部34A及び一対の磁石式固定装置12が、それぞれ、主及び副ガイドレール22,24に平行な線上にあり、従って、一対の磁石式固定装置12がUリブEの側壁面E1に固定され、同時に、一対の第1リング状部材34がデッキプレートDの下面D1に当接するようにすることにより、主及び副ガイドレール22,24が、デッキプレートDの下面D1とUリブEの側壁面E1との接合部分で直線的に延びる溶接部Gと平行になるように、当該開先加工機10の被加工物Cに対する向き決めすることを可能にするためである。従って、これら一対の第1リング状部材34は開先加工機10の被加工物Cに対する向き決め装置を構成している。
図示の実施形態では、第1リング状部材34にそれぞれ隣接して第2リング状部材36が設けられているが、この第2リング状部材36も第1リング状部材34と同様に開先加工機10の被加工物に対する向き決め装置を構成するようになっている。すなわち、この第2リング状部材36は、フレーム部材32に対して偏心した状態で該フレーム部材32に対して回動可能に取り付けられており、図9に示す状態からフレーム部材32の周りで180°回動することにより、図10に示すように、その一部36Aが第1リング状部材34よりもフレーム部材32を基準として半径方向外側に位置するようにすることができる。具体的には、第2リング状部材36は図示しないバネ部材により第1リング状部材34に押圧されており、第1及び第2リング部材34,36に設けた図示しないクラッチ部材が相互係合して第2リング状部材36がフレーム部材32の周りでの回動ができないようにされており、図9の状態から図10の状態にするためには、第2リング状部材36を上記バネ部材の付勢力に抗して第1リング状部材34から離して180°の回動を行った後、バネ部材により第1リング状部材34に押圧してクラッチ部材が係合するようにする。第2リング状部材36は、両方の第2リング状部材36を図10に示す状態にすることにより、第1リング状部材34と同様の当該開先加工機10の向き決め機能を奏するようにすることができる。
上記一対の第1リング状部材34及び一対の第2リング状部材36からなる向き決め装置は、当該開先加工機10を被加工物Cに設定する場合に、デッキプレートDの下面D1に対して第1リング状部材34を当接させる場合と第2リング状部材36を当接させる場合とを選択することができ、第1リング状部材34を当接させる場合には第2リング状部材36を当接させる場合に較べて当該切削装置18をデッキプレートDの下面D1に近い位置に設定することができる。
移動支持体14は概ね上述したとおりのものであるが、具体的には図11に示すようなものとなっている。すなわち、移動支持体14は、主ガイドレール22に沿って摺動可能とされた主支持体14−1と、副ガイドレール24に沿って摺動可能とされた副支持体14−2と、主支持体14−1と副支持体14−2との間には装着された圧縮バネ14−3とを有している。圧縮バネ14−3の付勢力の作用線は、副ガイドレール24の中心軸線24Aに直交して、図11で見て主ガイドレール22の中心軸線22Aの上方を通るようにされて主支持体14−1に対して反時計方向のトルクを加えるようにされている。図11は、磁石式固定装置12を縦リブ(Uリブ)Eの側壁面E1に磁気吸着して開先加工機10を被加工物Cに設定した状態を示しており、この状態では、主支持体14−1内に回転自在に取り付けられ該主支持体14−1の側面から一部が突出した状態に取り付けられたローラ14−4が縦リブEの側壁面E1に押圧され、移動支持体14が主ガイドレール22及び副支持体14−2に沿って移動されときには側壁面E1上を転動するようにされている。
移動支持体14のこのような構成は、縦リブEのその長さ方向に沿ってのうねりに対応するものである。すなわち、縦リブEは高速道路の延長方向に直線状に設定されるが、完全な直線とはならず高速道路の延長方向に沿って僅かなうねりがあるのが普通である。このことは縦リブEとデッキプレートDの下面D1との間に造られる溶接部Gも完全な直線ではなくうねりがあることを意味する。従って、開先加工機10は直線状の溶接部Gに対して概ね平行に設定されるものであるが、そのような溶接部Gのうねりに対応して切削工具16の位置を調整する必要がある。移動支持体14のこのような構成は、例えば図11に示す状態から移動支持体14を移動したときに、縦リブEのうねりによってその側壁面E1及び溶接部Gが図11に示すよりも左側の位置に変位しているときに、ローラ14−4がその側壁面E1に沿って左側に変位し、それにより主支持体14−1は主ガイドレール22の周りで反時計方向に僅かに回動されて、該主支持体14−1に支持された切削装置18が僅かに反時計方向に回動され、当該切削装置18の先端の切削工具16が僅かに左側に変位し、左側に変位している溶接部Gに追従し、当該溶接部Gに対する切削深さを略一定に保つことを可能とするようになっている。
上述した開先加工機10を使用する場合には、上述のように、磁石式固定装置12によって開先加工機10を下部構造Cに固定した後、切削工具16を溶接部Gに当て、切削装置18を駆動して同溶接部Gに沿った開先加工を行うのであるが、下部構造Cを構成しているUリブEが6mm厚のものか、8mm厚のものかによって設定の調整が行われる。図7は6mm厚と8mm厚のUリブEをデッキプレートDに取り付けた場合の関係を示している。実線で示す6mm厚のUリブEの側面E1と一点鎖線で示す8mm厚のUリブEの側面E1とをデッキプレートDに対して同じ位置関係にした場合、厚さの相違によりUリブEがデッキプレートDに接する位置E2が異なってくる。図11には、UリブEとデッキプレートDとの配置関係に対する開先加工機10の設定関係が示されている。図11に示す状態が6mm厚のUリブに対する最適な最大切削深さとした場合、同じ設定条件で8mm厚のUリブに対して開先加工機10を設定した場合、8mm厚のUリブに対する切削深さは十分なものではなくなる。このための調整が必要となるのである。
具体的には、8mm厚のUリブEに対してUリブEが6mm厚の場合よりも切削深さを大きくするために、被係止部材14Dの取付を、6mm厚のUリブEに対しては図5A及び図5Bに示すようにするのに対して、8mm厚のUリブEに対しては図6A及び図6Bに示すようにして係止部14A、14Bに対する係合を幅狭部14D−1によっておこなわれるようにして当該切削装置18の傾斜角度を大きくすることにより最大切削深さを大きくする。このようにして最大切削深さを大きくした場合、デッキプレートDに対する切削深さも深くなってしまう。このため、本開先加工機10においては、デッキプレートDに対する切削深さを調整するために、6mm厚のUリブEに対しては第2リング状部材36を図9に示すように設定するのに対して8mm厚のUリブEに対しては第2リング状部材36を図10に示すように設定する。すなわち、開先加工機10を6mm厚のUリブの場合に較べて全体としてデッキプレートDから離れた位置に設定する。本実施形態に係る開先加工機10においては、このようにして6mm厚及び8mm厚のUリブに対する最大切削深さの調節を行うのである。
本発明の実施形態に係る開先加工機は以上の通りの構成を有するものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、被係止部材の形状は図示の例では上下で幅の異なる段付のものを示したが、テーパ状などにすることも可能である。
高架高速道路A;路面部分B;下面B1;下部構造C(特許請求の範囲における被加工物);デッキプレートD(特許請求の範囲における他方の金属部材);下面D1;縦リブ(Uリブ)E(特許請求の範囲における一方の金属部材);側壁面E1;横リブF;開口F1;切り欠き部F2;溶接部G;開先加工機10;固定装置12;磁気吸着面12A;端面12B;レバー12C;磁気吸着面部材12D;蝶ネジ12E;UリブがデッキプレートDに接する位置E2;ロック部材12F;折り曲げ部12F−1;スロット12F−2;移動支持体14;係止部14A、14B;回転テーブル14C;被係止部材14D;幅狭部分14D−1;幅広部分14D−2;主支持体14−1;副支持体14−2;圧縮バネ14−3;ローラ14−4;切削工具16;切削装置18;フレーム20;主ガイドレール22;副ガイドレール24;フレーム板26,28;回転中心軸線X1;回転中心軸線X2

Claims (7)

  1. 直線状の溶接部を介して結合される2つの金属製板材を有する被加工物に対して該溶接部の開先加工を行うための開先加工機であって、
    当該開先加工機を一方の金属製板材に固定する固定装置と、
    当該開先加工機が該一方の金属製板材に固定された状態で、該直線状の溶接部に対して平行に移動可能に支持された移動支持体と、該移動支持体の移動方向に対して垂直方向で該溶接部から離れた位置を該2つの金属製板材に対して傾斜して延びる回転中心軸線の周りで回動可能にして該移動支持体に取り付けられ、先端部に切削工具を支持する切削装置であって、該切削工具を該直線状の溶接部に当接しながら該移動支持体を移動することにより、該切削工具により該溶接部を切削して開先を形成するようにされており、当該切削装置の回動位置によって該切削工具の該溶接部に対する切削深さが調節されるようにした切削装置と、
    を備える開先加工機。
  2. 該移動支持体が、該切削装置の回動によって該切削工具が該溶接部に対して所要の最大の切削深さの位置となったときに該切削装置に係合して該切削装置の回動を阻止する係止部を備える請求項1に記載の開先加工機。
  3. 切削装置が該回動中心軸線に対して時計方向及び反時計方向に回動されたときに該切削装置が該係止部によって回動が阻止されて、それぞれ回動が阻止されたときの該切削工具が相互に逆向きとされて該溶接部に対して斜めに延びるようにされ且つ該最大切削深さの位置となるようにされている請求項2に記載の開先加工機。
  4. 該切削装置が、該切削装置に取り付けられて該係止部に係合して該切削装置の該回動阻止を生じる被係止部材を有し、
    該被係止部材が該切削装置に対する第1及び第2の取付向きを有し、該第1及び第2の取付向きによって、該係止部に係合する部位が異なり、該係止部との係合によって係止される該切削装置の回動位置が異なるようにした請求項2又は3に記載の開先加工機。
  5. 該固定装置が該移動支持体の移動方向に対して平行な線上の少なくとも2つの位置に取り付けられた磁石式固定装置を備え、
    当該開先加工機が、更に該移動方向に対して平行な線上の少なくとも2つの位置に設けられて、該磁石式固定装置が当該開先加工機を該一方の金属製板材に固定するために該一方の金属製板材に係合されたときに、該2つの金属製板材のうちの他方の金属製板材に係合して当該開先加工機の被加工物に対する設定向きを決める一対の向き決め係合部材を有する設定向き決め装置
    を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の開先加工機。
  6. 当該開先加工機は更に、該設定向き決め装置が該移動方向に平行な向き決めバーを有し、
    該一対の向き決め係合部材が該向き決めバーに取り付けられており、それぞれ、他方の金属製板材に係合可能とされた第1係合部材と該第1係合部材よりも該向き決めバーの横断方向外側で該他方の金属製板材に係合可能とされた第2係合部材とを備え、該一対の第1係合部材によって該他方の金属製板材に係合するか、該一対の第2係合部材によって該他方の金属製板材に係合するかによって、被加工物に対する該移動支持体の相対的位置を選択的に決めるようにした請求項5に記載の開先加工機。
  7. 該開先加工機が、該移動支持体を案内するために直線的に延びたガイド装置を有し、該ガイド装置が、直線状に延びる主ガイドレールと、該主ガイドレールに平行にされた副ガイドレールとを有し、
    該移動支持体が該主ガイドレールに沿って摺動可能とされた主支持体であって該切削装置を回動可能に支持する主支持体と該副ガイドレールに沿って摺動可能とされた副支持体と、該主支持体と該副支持体との間に設定されて該主支持体に対して該主ガイドレールを中心とするトルクを掛けるバネ部材と、主支持体に回転可能に取り付けられて、当該開先加工機が該一方の金属製板材に固定されたときに、該バネ部材で付勢される主支持体によって該一方の金属製板材に押圧され、該移動支持体の移動に伴い該一方の金属製板材上を転がる回転ローラとを有する請求項1乃至6のいずれかに記載の開先加工機。
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