JP2001252812A - 構造物等内の溶接部における余盛り等の切削除去装置 - Google Patents
構造物等内の溶接部における余盛り等の切削除去装置Info
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- JP2001252812A JP2001252812A JP2000064378A JP2000064378A JP2001252812A JP 2001252812 A JP2001252812 A JP 2001252812A JP 2000064378 A JP2000064378 A JP 2000064378A JP 2000064378 A JP2000064378 A JP 2000064378A JP 2001252812 A JP2001252812 A JP 2001252812A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】構造物内の隅角部に生じた溶接部の余盛りが嫌
われるような場合等に、工事現場にて、迅速かつ高精度
に余盛り等を切削除去できる切削除去装置を提供する。 【解決手段】構造物等1の上側の側枠部2に取付け可能
な支持用基体部3に、横移動用板部4・縦移動用板部5
・ガイドレール部6・昇降用板部7・主軸部8とその主
軸11側端部のフライスカッタ12を一体化し、かつ上
記主軸部8を、フライスカッタ12の主軸11と直角な
刃面13が構造物等1の側枠部2の内側面14に僅かな
角度αをもつように、主軸11の軸線xがガイドレール
部6のガイド面15に平行な線に対して平行ではなく僅
かな傾斜角αで、又は主軸11の軸線xがガイドレール
部6のガイド面15に直角な線zに対して平行ではなく
僅かな角度αで取り付けておく。
われるような場合等に、工事現場にて、迅速かつ高精度
に余盛り等を切削除去できる切削除去装置を提供する。 【解決手段】構造物等1の上側の側枠部2に取付け可能
な支持用基体部3に、横移動用板部4・縦移動用板部5
・ガイドレール部6・昇降用板部7・主軸部8とその主
軸11側端部のフライスカッタ12を一体化し、かつ上
記主軸部8を、フライスカッタ12の主軸11と直角な
刃面13が構造物等1の側枠部2の内側面14に僅かな
角度αをもつように、主軸11の軸線xがガイドレール
部6のガイド面15に平行な線に対して平行ではなく僅
かな傾斜角αで、又は主軸11の軸線xがガイドレール
部6のガイド面15に直角な線zに対して平行ではなく
僅かな角度αで取り付けておく。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物等内の溶接
部における余盛り等の切削除去装置に関するものであっ
て、例えば構築物等の骨組みや柱、梁等は、溶接で枠形
や筒形をした形状の構造物を形成しているが、枠形や筒
形の内側に生じた溶接部の余盛りの切削除去や、仕上げ
加工を行う装置に係わるものである。
部における余盛り等の切削除去装置に関するものであっ
て、例えば構築物等の骨組みや柱、梁等は、溶接で枠形
や筒形をした形状の構造物を形成しているが、枠形や筒
形の内側に生じた溶接部の余盛りの切削除去や、仕上げ
加工を行う装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】構造物等は、形鋼・棒鋼・平鋼・鋼板・
鋼管等の構造用鋼を、適材適所に組み合わせて、溶接固
定して枠形・筒形その他各種の形状に構成されている
が、該構造物等の溶接固定した各隅角部には、溶接棒や
溶接母材の溶接金属が盛り上がった余盛りが生じてい
る。
鋼管等の構造用鋼を、適材適所に組み合わせて、溶接固
定して枠形・筒形その他各種の形状に構成されている
が、該構造物等の溶接固定した各隅角部には、溶接棒や
溶接母材の溶接金属が盛り上がった余盛りが生じてい
る。
【0003】構造物等が小形のもので、外側に生じた余
盛りであれば、例えば構造物等を工事現場から工場内へ
運び、工場内のフライス盤等によって溶接部の余盛りを
切削除去すればよい。
盛りであれば、例えば構造物等を工事現場から工場内へ
運び、工場内のフライス盤等によって溶接部の余盛りを
切削除去すればよい。
【0004】例えば、特開平8−252711号公報に
記載のものがある。これは、鋼板の端面どうしを突き合
わせて送りローラ上に設置し、送りローラを駆動して鋼
板を所定の速度で送り方向に送りながら溶接トーチで鋼
板の端面どうしを溶接し、溶接を終了した部分が所定の
距離だけ移動すると、回転しているカッタ部材の切削工
具で、溶接部の余盛りが所定の温度以下にならないうち
に切削除去されるものである。
記載のものがある。これは、鋼板の端面どうしを突き合
わせて送りローラ上に設置し、送りローラを駆動して鋼
板を所定の速度で送り方向に送りながら溶接トーチで鋼
板の端面どうしを溶接し、溶接を終了した部分が所定の
距離だけ移動すると、回転しているカッタ部材の切削工
具で、溶接部の余盛りが所定の温度以下にならないうち
に切削除去されるものである。
【0005】他方、構造物等が大形のものでは、工事現
場で作業せざるを得ないが、構造物等の外側に生じた溶
接部の余盛りなら、公知の可搬式の切削装置を利用して
切削除去すればよい。
場で作業せざるを得ないが、構造物等の外側に生じた溶
接部の余盛りなら、公知の可搬式の切削装置を利用して
切削除去すればよい。
【0006】例えば、溶接部の余盛りを取るものではな
いが、可搬式の切削装置として、特開平8−18761
1号公報に記載のものがある。これは、H型、I型等の
形状の鋼材等により構成された橋梁や建築その他の構造
物等の鋼材等の縁部の角部を面取り加工するためのもの
であり、上下一対の面取り用ミーリングカッタを有する
面取り加工機を左右に対向して備えた面取り加工ユニッ
トの前後に、駆動ローラと幅ガイドローラとを備えた走
行ユニットを配置し、コモンベースで可搬式自動面取り
加工ユニットを構成してある。
いが、可搬式の切削装置として、特開平8−18761
1号公報に記載のものがある。これは、H型、I型等の
形状の鋼材等により構成された橋梁や建築その他の構造
物等の鋼材等の縁部の角部を面取り加工するためのもの
であり、上下一対の面取り用ミーリングカッタを有する
面取り加工機を左右に対向して備えた面取り加工ユニッ
トの前後に、駆動ローラと幅ガイドローラとを備えた走
行ユニットを配置し、コモンベースで可搬式自動面取り
加工ユニットを構成してある。
【0007】これは、駆動ローラで移動しながら4か所
を同時に面取り加工可能としたものであり、この可搬式
の切削装置を応用すれば、構造物等の外側に生じた溶接
部の余盛りを切削除去することも不可能ではない。
を同時に面取り加工可能としたものであり、この可搬式
の切削装置を応用すれば、構造物等の外側に生じた溶接
部の余盛りを切削除去することも不可能ではない。
【0008】他面で、ワークの貫通穴周縁部のバリを取
る装置に関して、特開平5−208307号公報に記載
のものがある。これは、貫通穴の穴径よりも最大径の小
さいカッタを支持軸の先端に固定し、このカッタ支持軸
を保持軸により軸方向に移動可能に保持する。そして、
上記カッタを貫通穴内に挿通し、該カッタを所定量だけ
偏心させ、このカッタを自軸回りに回転させ、かつ圧縮
バネの弾発力で常時バリに押付けながら、カッタを上記
貫通穴の中心軸回りに公転させるものである。
る装置に関して、特開平5−208307号公報に記載
のものがある。これは、貫通穴の穴径よりも最大径の小
さいカッタを支持軸の先端に固定し、このカッタ支持軸
を保持軸により軸方向に移動可能に保持する。そして、
上記カッタを貫通穴内に挿通し、該カッタを所定量だけ
偏心させ、このカッタを自軸回りに回転させ、かつ圧縮
バネの弾発力で常時バリに押付けながら、カッタを上記
貫通穴の中心軸回りに公転させるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、構造物
等が大形のもので、かつその内側の各隅角部に生じた溶
接部の余盛りは、工場内へ搬送して、上記特開平8−2
52711号公報に記載のような既存の切削装置で余盛
りを除去するようなことは出来ない。
等が大形のもので、かつその内側の各隅角部に生じた溶
接部の余盛りは、工場内へ搬送して、上記特開平8−2
52711号公報に記載のような既存の切削装置で余盛
りを除去するようなことは出来ない。
【0010】また可搬式の切削装置でも、上記特開平8
−187611号公報に記載のものは、目的が異なるも
のであって、例えば図1や図3で示したように、構造物
等の内部へ持ち込んで、各隅角部の溶接による余盛りを
切削除去させることはできない。
−187611号公報に記載のものは、目的が異なるも
のであって、例えば図1や図3で示したように、構造物
等の内部へ持ち込んで、各隅角部の溶接による余盛りを
切削除去させることはできない。
【0011】さらに、上記特開平5−208307号公
報に記載のものは、ワークの貫通穴周縁部のバリを取る
装置であるから、上記図1や図3で示したような構造物
等内の各隅角部に溶接にて生じた余盛りを、これでは切
削除去することができない。
報に記載のものは、ワークの貫通穴周縁部のバリを取る
装置であるから、上記図1や図3で示したような構造物
等内の各隅角部に溶接にて生じた余盛りを、これでは切
削除去することができない。
【0012】そのため従来は、構造物等内の各隅角部に
生じた溶接部の余盛り等の切削除去は、作業者がグライ
ンダーやヤスリ仕上げにより行っているのが現状である
が、これでは作業性が悪いし、隅角部の余盛り等を正確
に無くしたい場合にも、隅角部にアールが付いて面取り
したような状態になったりしてしまう。
生じた溶接部の余盛り等の切削除去は、作業者がグライ
ンダーやヤスリ仕上げにより行っているのが現状である
が、これでは作業性が悪いし、隅角部の余盛り等を正確
に無くしたい場合にも、隅角部にアールが付いて面取り
したような状態になったりしてしまう。
【0013】本発明は、例えば構造物等の用途によって
内側の各隅角部に生じた溶接部の余盛り等が嫌われるよ
うな場合に、構造物等がある工事現場で余盛り等を迅速
かつ高精度に切削除去することのできる、構造物等内の
溶接部における余盛り等の切削除去装置を提供すること
を目的とする。
内側の各隅角部に生じた溶接部の余盛り等が嫌われるよ
うな場合に、構造物等がある工事現場で余盛り等を迅速
かつ高精度に切削除去することのできる、構造物等内の
溶接部における余盛り等の切削除去装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】A 本発明に係る構造物
等内の溶接部における余盛り等の切削除去装置の第1
は、構造物等1の開口した上端の側枠部2に掛け渡し可
能な長さの支持用基体部3と、該基体部3上で一定方向
へ移動可能な横移動用板部4と、横移動用板部4上でそ
の移動方向と直角方向へ移動可能な縦移動用板部5と、
縦移動用板部5に固着した上下方向へのガイドレール部
6と、ガイドレール部6上を昇降可能な昇降用板部7
と、上記昇降用板部7に一体的に設けた主軸部8と、上
記主軸部8と一体的な主軸用のモータ9、動力伝達手段
10、主軸11側端のフライスカッタ12とからなり、
上記主軸部8を、フライスカッタ12の主軸11と直角
な刃面13が構造物等1の内側面14に僅かな角度αを
もつように、主軸11の軸線xがガイドレール部6のガ
イド面15に平行な線yに対して平行ではなく、僅かな
傾斜角αをもつように取り付けたものである(例えば図
1および図2参照)。
等内の溶接部における余盛り等の切削除去装置の第1
は、構造物等1の開口した上端の側枠部2に掛け渡し可
能な長さの支持用基体部3と、該基体部3上で一定方向
へ移動可能な横移動用板部4と、横移動用板部4上でそ
の移動方向と直角方向へ移動可能な縦移動用板部5と、
縦移動用板部5に固着した上下方向へのガイドレール部
6と、ガイドレール部6上を昇降可能な昇降用板部7
と、上記昇降用板部7に一体的に設けた主軸部8と、上
記主軸部8と一体的な主軸用のモータ9、動力伝達手段
10、主軸11側端のフライスカッタ12とからなり、
上記主軸部8を、フライスカッタ12の主軸11と直角
な刃面13が構造物等1の内側面14に僅かな角度αを
もつように、主軸11の軸線xがガイドレール部6のガ
イド面15に平行な線yに対して平行ではなく、僅かな
傾斜角αをもつように取り付けたものである(例えば図
1および図2参照)。
【0015】B 本発明に係る構造物等内の溶接部にお
ける余盛り等の切削除去装置の第2は、構造物等1の開
口した上端の側枠部2に掛止可能な下部開口のコ字形状
をした支持用基体部3と該基体部3に設けた上下方向へ
のガイドレール部6と、ガイドレール部6に沿って昇降
可能な昇降用板部7と、昇降用板部7上を一定方向へ移
動可能な横移動用板部4と、横移動用板部4上でその移
動方向と直角方向へ移動可能な縦移動用板部5と、縦移
動用板部5上に設けた主軸部8と、上記主軸部8と一体
的な主軸用のモータ9、動力伝達手段10、主軸11側
端のフライスカッタ12とからなり、上記主軸部8を、
フライスカッタ12の主軸11と直角な刃面13が構造
物等1の内側面14に僅かな角度αをもつように、主軸
11の軸線xがガイドレール部6のガイド面15に直角
な線zに対して平行ではなく、僅かな角度αをもつよう
に取り付けたものである(例えば図3ないし図6参
照)。
ける余盛り等の切削除去装置の第2は、構造物等1の開
口した上端の側枠部2に掛止可能な下部開口のコ字形状
をした支持用基体部3と該基体部3に設けた上下方向へ
のガイドレール部6と、ガイドレール部6に沿って昇降
可能な昇降用板部7と、昇降用板部7上を一定方向へ移
動可能な横移動用板部4と、横移動用板部4上でその移
動方向と直角方向へ移動可能な縦移動用板部5と、縦移
動用板部5上に設けた主軸部8と、上記主軸部8と一体
的な主軸用のモータ9、動力伝達手段10、主軸11側
端のフライスカッタ12とからなり、上記主軸部8を、
フライスカッタ12の主軸11と直角な刃面13が構造
物等1の内側面14に僅かな角度αをもつように、主軸
11の軸線xがガイドレール部6のガイド面15に直角
な線zに対して平行ではなく、僅かな角度αをもつよう
に取り付けたものである(例えば図3ないし図6参
照)。
【0016】
【発明の実施の形態】上記において、構造物等1とは、
例えば形鋼・棒鋼・平鋼・鋼板または鋼管等の構造用鋼
を組み合わせ、溶接固定して枠形・筒形その他各種の形
状に構成したものを指している。該構造物等1内の溶接
固定された各隅角部30では、溶接棒や溶接母材の溶接
金属が盛り上がって余盛り等31が生じている。
例えば形鋼・棒鋼・平鋼・鋼板または鋼管等の構造用鋼
を組み合わせ、溶接固定して枠形・筒形その他各種の形
状に構成したものを指している。該構造物等1内の溶接
固定された各隅角部30では、溶接棒や溶接母材の溶接
金属が盛り上がって余盛り等31が生じている。
【0017】上記第1のもの(例えば図1および図2参
照)の構成において、まず支持用基体部3は、少なくと
も上部が開口した状態の構造物等1の上側の対向する側
枠部2,2間に、掛け渡して載置できる横長状のもので
あり、本発明に係る装置の全荷重を受けるので、十分な
強度を有するものである。
照)の構成において、まず支持用基体部3は、少なくと
も上部が開口した状態の構造物等1の上側の対向する側
枠部2,2間に、掛け渡して載置できる横長状のもので
あり、本発明に係る装置の全荷重を受けるので、十分な
強度を有するものである。
【0018】横移動用板部4は、基体部3に対して一定
方向、ここでは基体部3の長手方向へ摺動可能としたも
ので、所定位置で例えばボルト(図示略)で掛止可能と
してある。
方向、ここでは基体部3の長手方向へ摺動可能としたも
ので、所定位置で例えばボルト(図示略)で掛止可能と
してある。
【0019】縦移動用板部5は、横移動用板部4上を直
角方向へ移動可能としたものであって、所定位置で例え
ばボルト23で掛止可能としてある。
角方向へ移動可能としたものであって、所定位置で例え
ばボルト23で掛止可能としてある。
【0020】ガイドレール部6は、縦移動用板部5の側
部に固着したもので、上下方向へ長く設けてあり、上記
基体部3や横移動用板部4や縦移動用板部5が水平状で
あるのに対して、これは垂直状に設けてある。
部に固着したもので、上下方向へ長く設けてあり、上記
基体部3や横移動用板部4や縦移動用板部5が水平状で
あるのに対して、これは垂直状に設けてある。
【0021】昇降用板部7は、上記の如くガイドレール
部6に沿って昇降するものであり、例えば送り用のモー
タ25の回動により上下方向の送りネジ(図示略)を介
して昇降可能としてある。また該昇降用板部7には、主
軸部8、それと一体的な主軸用のモータ9、動力伝達手
段10、主軸11側端のフライスカッタ12を一体的に
設けてある。
部6に沿って昇降するものであり、例えば送り用のモー
タ25の回動により上下方向の送りネジ(図示略)を介
して昇降可能としてある。また該昇降用板部7には、主
軸部8、それと一体的な主軸用のモータ9、動力伝達手
段10、主軸11側端のフライスカッタ12を一体的に
設けてある。
【0022】ここで用いるフライスカッタ12は、通常
は主軸11の軸線xに平行な面と直角な面とを同時に切
削できる側刃フライス(サイドミーリングカッタともい
う)を用いるが、該フライスカッタ12は、上記主軸部
8を、主軸11の軸線xがガイドレール部6のガイド面
15に平行な線yに対して平行ではなく、僅かな傾斜角
αをもつように取り付けてある(例えば図2参照)。
は主軸11の軸線xに平行な面と直角な面とを同時に切
削できる側刃フライス(サイドミーリングカッタともい
う)を用いるが、該フライスカッタ12は、上記主軸部
8を、主軸11の軸線xがガイドレール部6のガイド面
15に平行な線yに対して平行ではなく、僅かな傾斜角
αをもつように取り付けてある(例えば図2参照)。
【0023】即ち、主軸11の軸線xが、ガイドレール
部6のガイド面15に平行な線yに対して通常は0.3
〜1.0度程度の僅かな傾斜角αをもつようにしてあ
る。これにより、フライスカッタ12の軸線xに直角な
刃面13が、切削時にも構造物等1の側枠部2の内側面
14と平行または同一な面にならず、僅かな傾斜角α即
ち0.3〜1.0度程度の傾斜角をもつことになる。
部6のガイド面15に平行な線yに対して通常は0.3
〜1.0度程度の僅かな傾斜角αをもつようにしてあ
る。これにより、フライスカッタ12の軸線xに直角な
刃面13が、切削時にも構造物等1の側枠部2の内側面
14と平行または同一な面にならず、僅かな傾斜角α即
ち0.3〜1.0度程度の傾斜角をもつことになる。
【0024】他方上記第2のもの(図3ないし図6参
照)の構成において、支持用基体部3は構造物等1の上
側の一つの側枠部2に上方から掛止可能で、例えばボル
ト28,29で掛止固定するようにしてある。
照)の構成において、支持用基体部3は構造物等1の上
側の一つの側枠部2に上方から掛止可能で、例えばボル
ト28,29で掛止固定するようにしてある。
【0025】ガイドレール部6は、基体部3に一体的に
設けてあり、構造物等1内で側枠部2を挟んで垂直状に
設けるもので、ガイド面15とガイド溝24を有してい
る。
設けてあり、構造物等1内で側枠部2を挟んで垂直状に
設けるもので、ガイド面15とガイド溝24を有してい
る。
【0026】昇降用板部7は、上記ガイドレール部6の
ガイド面15に沿って摺動し、昇降可能なものであり、
送り用のモータ25の回動により回転する送りネジ26
と螺合する雌ネジ部材(図示略)を有しており、上下方
向への送りを受けるようになっている。
ガイド面15に沿って摺動し、昇降可能なものであり、
送り用のモータ25の回動により回転する送りネジ26
と螺合する雌ネジ部材(図示略)を有しており、上下方
向への送りを受けるようになっている。
【0027】横移動用板部4は、上記昇降用板部7に対
して一定方向、ここでは横方向へ摺動可能としたもの
で、所定位置でボルト19で掛止可能としてある。
して一定方向、ここでは横方向へ摺動可能としたもの
で、所定位置でボルト19で掛止可能としてある。
【0028】縦移動用板部5は、上記横移動用板部4上
でその移動方向と直角方向の縦方向へ移動可能としたも
ので、所定位置でボルト23で掛止可能としてある。
でその移動方向と直角方向の縦方向へ移動可能としたも
ので、所定位置でボルト23で掛止可能としてある。
【0029】該縦移動用板部5には、主軸部8、それと
一体的な主軸用のモータ9、動力伝達手段10、主軸1
1側端のフライスカッタ12を設けてあり、ここでのフ
ライスカッタ12も、通常は主軸11の軸線xに平行な
面と直角な面とを同時に切削できる側刃フライス(サイ
ドミーリングカッタともいう)を用いる。
一体的な主軸用のモータ9、動力伝達手段10、主軸1
1側端のフライスカッタ12を設けてあり、ここでのフ
ライスカッタ12も、通常は主軸11の軸線xに平行な
面と直角な面とを同時に切削できる側刃フライス(サイ
ドミーリングカッタともいう)を用いる。
【0030】そして該フライスカッタ12も、上記主軸
部8を、主軸11の軸線xがガイドレール部6のガイド
面15に直角な線zに対して平行ではなく、僅かな角度
αをもつように取り付けたものである。そのため、フラ
イスカッタ12の軸線xに直角な刃面13が、ここでも
切削時に構造物等1の側枠部2の内側面14と平行また
は同一な面にならず、僅かな傾斜角α、即ち0.3〜
1.0度程度の傾斜角をもつことになる。
部8を、主軸11の軸線xがガイドレール部6のガイド
面15に直角な線zに対して平行ではなく、僅かな角度
αをもつように取り付けたものである。そのため、フラ
イスカッタ12の軸線xに直角な刃面13が、ここでも
切削時に構造物等1の側枠部2の内側面14と平行また
は同一な面にならず、僅かな傾斜角α、即ち0.3〜
1.0度程度の傾斜角をもつことになる。
【0031】上記本発明に係る切削除去装置の第1のも
のを使用する場合に、それの設置は次のように行えばよ
い。支持用基体部3を、まず構造物等1の上側の対向す
る側枠部2,2間に掛け渡し、例えばボルト28で掛止
固定しておく。次に、フライスカッタ12が構造物等1
内の切削除去しようとする隅角部30へ横方向から近づ
くように、横移動用板部4を移動(例えば図2では右方
向へ移動)させて位置決め固定し、かつ同フライスカッ
タ12が同隅角部30へ縦方向からも近づくように、縦
移動用板部5を移動(例えば同図では下方向へ移動)さ
せて位置決めし固定しておけばよい。
のを使用する場合に、それの設置は次のように行えばよ
い。支持用基体部3を、まず構造物等1の上側の対向す
る側枠部2,2間に掛け渡し、例えばボルト28で掛止
固定しておく。次に、フライスカッタ12が構造物等1
内の切削除去しようとする隅角部30へ横方向から近づ
くように、横移動用板部4を移動(例えば図2では右方
向へ移動)させて位置決め固定し、かつ同フライスカッ
タ12が同隅角部30へ縦方向からも近づくように、縦
移動用板部5を移動(例えば同図では下方向へ移動)さ
せて位置決めし固定しておけばよい。
【0032】他方、本発明に係る切削除去装置の第2の
ものを使用する場合の設置は、次のようにする。支持用
基体部3を、構造物等1の上側の一側枠部2に上方から
引っ掛けて、例えばボルト28等で掛止固定しておく。
次に、フライスカッタ12が構造物等1内の切削除去し
ようとする隅角部30へ横方向から近づくように、横移
動用板部4を移動(例えば図6では右方向へ移動)させ
て位置決め固定し、かつ同フライスカッタ12が同隅角
部30へ縦方向からも近づくように、縦移動用板部5を
移動(例えば図4では下方向、図5では左方向へ移動)
させて位置決め固定しておけばよい。
ものを使用する場合の設置は、次のようにする。支持用
基体部3を、構造物等1の上側の一側枠部2に上方から
引っ掛けて、例えばボルト28等で掛止固定しておく。
次に、フライスカッタ12が構造物等1内の切削除去し
ようとする隅角部30へ横方向から近づくように、横移
動用板部4を移動(例えば図6では右方向へ移動)させ
て位置決め固定し、かつ同フライスカッタ12が同隅角
部30へ縦方向からも近づくように、縦移動用板部5を
移動(例えば図4では下方向、図5では左方向へ移動)
させて位置決め固定しておけばよい。
【0033】上記いずれの本切削除去装置でも、構造物
等1の上側の側枠部2に取付け可能な支持用基体部3
に、横移動用板部4・縦移動用板部5・ガイドレール部
6・昇降用板部7・主軸部8・主軸用のモータ8・動力
伝達手段・フライスカッタ12等を一体化して設けてあ
る。
等1の上側の側枠部2に取付け可能な支持用基体部3
に、横移動用板部4・縦移動用板部5・ガイドレール部
6・昇降用板部7・主軸部8・主軸用のモータ8・動力
伝達手段・フライスカッタ12等を一体化して設けてあ
る。
【0034】そのため、これら本発明に係る切削除去装
置は、搬送が可能に小形化できており、構造物等1があ
る工事現場へこの切削除去装置を搬送して、構造物等1
に設置することが可能となっている。
置は、搬送が可能に小形化できており、構造物等1があ
る工事現場へこの切削除去装置を搬送して、構造物等1
に設置することが可能となっている。
【0035】また上記の如く小形化できたことにより、
支持用基体部3以外の部分を、構造物等1内へ入れて各
部を動すことができるから、比較的小さい構造物等1で
も内部へ入れることができ、内側の隅角部30の余盛り
等31を切削除去することが可能になっている。特に上
記第2のものでは、第1のもののように構造物等1の対
向した側枠部2,2間に基体部3を掛け渡すものでない
から、一層小形・軽量化されており、より小形の構造物
等1内へ入れて作動し易くなっている。
支持用基体部3以外の部分を、構造物等1内へ入れて各
部を動すことができるから、比較的小さい構造物等1で
も内部へ入れることができ、内側の隅角部30の余盛り
等31を切削除去することが可能になっている。特に上
記第2のものでは、第1のもののように構造物等1の対
向した側枠部2,2間に基体部3を掛け渡すものでない
から、一層小形・軽量化されており、より小形の構造物
等1内へ入れて作動し易くなっている。
【0036】上記の如く設置した本発明に係る切削除去
装置は、いずれの場合も、主軸用のモータ9を回転さ
せ、動力伝達手段10・主軸11・フライスカッタ12
を回転させる。これで、構造物等1内の隅角部30の余
盛り等31を切削可能となるから、送り用のモータ25
による送りネジ26で、昇降用部材7をガイドレール部
6に沿って降下(例えば図1や図5、図6で下方向へ移
動)させることにより、構造物等1内の隅角部30の余
盛り等31が上部から下部へ順次に切削除去していく。
装置は、いずれの場合も、主軸用のモータ9を回転さ
せ、動力伝達手段10・主軸11・フライスカッタ12
を回転させる。これで、構造物等1内の隅角部30の余
盛り等31を切削可能となるから、送り用のモータ25
による送りネジ26で、昇降用部材7をガイドレール部
6に沿って降下(例えば図1や図5、図6で下方向へ移
動)させることにより、構造物等1内の隅角部30の余
盛り等31が上部から下部へ順次に切削除去していく。
【0037】上記場合に、フライスカッタ12の主軸1
1の軸線xに直角な刃面13が、切削時にも構造物等1
の側枠部2の内側面14と平行または同一面にならず、
僅かな傾斜角α即ち0.3〜1.0度程度の傾斜角をも
つようにしてある(例えば上記図2、図4参照)。その
ため、フライスカッタ12は構造物等1の側枠部2の内
側面14を切削することなく、先端部で余盛り等31だ
けを正確に切削していくことになる。
1の軸線xに直角な刃面13が、切削時にも構造物等1
の側枠部2の内側面14と平行または同一面にならず、
僅かな傾斜角α即ち0.3〜1.0度程度の傾斜角をも
つようにしてある(例えば上記図2、図4参照)。その
ため、フライスカッタ12は構造物等1の側枠部2の内
側面14を切削することなく、先端部で余盛り等31だ
けを正確に切削していくことになる。
【0038】この本発明に係る切削除去装置の用途は、
角形の構造物等1内の溶接部の余盛り等30を切削除去
する場合に限らず、丸または角の大径パイプの内側の余
盛り等30の切削除去や、さらに仕上げ加工にも用いる
ことができる。
角形の構造物等1内の溶接部の余盛り等30を切削除去
する場合に限らず、丸または角の大径パイプの内側の余
盛り等30の切削除去や、さらに仕上げ加工にも用いる
ことができる。
【0039】
【実施例】図1および図2は、本発明に係る構造物等内
の溶接部における余盛り等の切削除去装置の第1の実施
例を示すもので、支持用基体部3、横移動用板部4、縦
移動用板部5、ガイドレール部6、昇降用板部7、主軸
部8、主軸用のモータ9、動力伝達手段10、フライス
カッタ12等からなる。
の溶接部における余盛り等の切削除去装置の第1の実施
例を示すもので、支持用基体部3、横移動用板部4、縦
移動用板部5、ガイドレール部6、昇降用板部7、主軸
部8、主軸用のモータ9、動力伝達手段10、フライス
カッタ12等からなる。
【0040】上記支持用基体部3は、上部が開口した状
態で載置した構造物等1に、その上端の対向する側枠部
2,2間に掛け渡して載置できる長さを有するが、ここ
では1050mm程度の横杆が平行状になっている。該
基体部3は、本装置の全荷重を受けるので、十分な強度
を有する必要があり、材質は例えばSS400鋼を用
い、各部の寸法も十分に考慮して設計してある。また該
基体部3は、長手方向の両側端部寄りを各側枠部2,2
上に載置して、各々ボルト28,29で掛止可能として
ある。
態で載置した構造物等1に、その上端の対向する側枠部
2,2間に掛け渡して載置できる長さを有するが、ここ
では1050mm程度の横杆が平行状になっている。該
基体部3は、本装置の全荷重を受けるので、十分な強度
を有する必要があり、材質は例えばSS400鋼を用
い、各部の寸法も十分に考慮して設計してある。また該
基体部3は、長手方向の両側端部寄りを各側枠部2,2
上に載置して、各々ボルト28,29で掛止可能として
ある。
【0041】上記横移動用板部4は、上記基体部3上で
長手方向へ摺動可能に載置してあって、基体部3の2本
の横杆の間を長手方向へ摺動可能であると共に、上部に
雌ネジ部材18を設けてあり、基体部3側に設けたハン
ドル16で回転する送りネジ17を螺合させてある。上
記ハンドル16の回転で該横移動用板4は、長手方向の
任意位置まで移動可能であり、位置決めしてボルト(図
示略)で固定可能としてある。該横移動用板部4の材質
もここではSS400鋼を用いている。
長手方向へ摺動可能に載置してあって、基体部3の2本
の横杆の間を長手方向へ摺動可能であると共に、上部に
雌ネジ部材18を設けてあり、基体部3側に設けたハン
ドル16で回転する送りネジ17を螺合させてある。上
記ハンドル16の回転で該横移動用板4は、長手方向の
任意位置まで移動可能であり、位置決めしてボルト(図
示略)で固定可能としてある。該横移動用板部4の材質
もここではSS400鋼を用いている。
【0042】上記縦移動用板部5は、上記横移動用板部
4上で、上記基体部3の短手方向換言すれば上記横移動
用板部4の短手方向へ摺動可能としたものであり、これ
も上部に雌ネジ部材22を設け、上記横移動用板部4に
設けたハンドル20で回転する送りネジ21を螺合させ
てある。このハンドル20の回転で、該縦移動用板部5
が基体部3の短手方向へ移動可能であり、かつ該縦移動
用板部5に形成した長孔から横移動用板部4側へボルト
23を螺合させ、掛止可能としてある。この材質もSS
400鋼を用いている。
4上で、上記基体部3の短手方向換言すれば上記横移動
用板部4の短手方向へ摺動可能としたものであり、これ
も上部に雌ネジ部材22を設け、上記横移動用板部4に
設けたハンドル20で回転する送りネジ21を螺合させ
てある。このハンドル20の回転で、該縦移動用板部5
が基体部3の短手方向へ移動可能であり、かつ該縦移動
用板部5に形成した長孔から横移動用板部4側へボルト
23を螺合させ、掛止可能としてある。この材質もSS
400鋼を用いている。
【0043】上記ガイドレール部6は、上記縦移動用板
部5の側部に固着したもので、上下方向へ長く設けてあ
り、ここでは800mm程度の長さとしてある。該ガイ
ドレール部6は、上下方向へアリ溝状のガイド溝24を
有しており、かつ該ガイドレール部6の上部に送り用の
モータ25を載置して、該モータ25で回転する送りネ
ジ(図示略)を上下方向へ設けてある。該ガイドレール
部6もSS400鋼を用いている。
部5の側部に固着したもので、上下方向へ長く設けてあ
り、ここでは800mm程度の長さとしてある。該ガイ
ドレール部6は、上下方向へアリ溝状のガイド溝24を
有しており、かつ該ガイドレール部6の上部に送り用の
モータ25を載置して、該モータ25で回転する送りネ
ジ(図示略)を上下方向へ設けてある。該ガイドレール
部6もSS400鋼を用いている。
【0044】昇降用板部7は、上記ガイドレール部6の
ガイド溝24に係合する凹凸条部を有しており、ガイド
面15に沿って摺動可能とすると共に、上記ガイドレー
ル部6に設けてある送りネジに螺合する雌ネジ部材(図
示略)を設けて、昇降可能としてある。該昇降用板部7
の材質もSS400鋼を用いている。
ガイド溝24に係合する凹凸条部を有しており、ガイド
面15に沿って摺動可能とすると共に、上記ガイドレー
ル部6に設けてある送りネジに螺合する雌ネジ部材(図
示略)を設けて、昇降可能としてある。該昇降用板部7
の材質もSS400鋼を用いている。
【0045】上記昇降用板部7の側部には、フライスカ
ッタ12の主軸部8を横向きに固着してあり、該主軸部
8には動力伝達手段としてのギヤ10を介して主軸用の
モータ9が設けてある。
ッタ12の主軸部8を横向きに固着してあり、該主軸部
8には動力伝達手段としてのギヤ10を介して主軸用の
モータ9が設けてある。
【0046】上記フライスカッタ12は、主軸11の軸
線xと平行な面と直角な面とを同時に切削できる側刃フ
ライス(サイドミーリングカッター)を用いているが、
ここでは、図2で示した如く、主軸11の軸線xを、ガ
イドレール6のガイド面15と平行な線yに対して、約
0.8度の僅かな傾斜角αをもつように取り付けてあ
る。これにより、主軸11の軸線xに直角な刃面13
は、図2で示すように、切削時に構造物等1の側枠部2
の内側面14に対して平行または同一面にならず、僅か
な傾斜角α即ち約0.8度の傾斜角をもつようになって
いる。
線xと平行な面と直角な面とを同時に切削できる側刃フ
ライス(サイドミーリングカッター)を用いているが、
ここでは、図2で示した如く、主軸11の軸線xを、ガ
イドレール6のガイド面15と平行な線yに対して、約
0.8度の僅かな傾斜角αをもつように取り付けてあ
る。これにより、主軸11の軸線xに直角な刃面13
は、図2で示すように、切削時に構造物等1の側枠部2
の内側面14に対して平行または同一面にならず、僅か
な傾斜角α即ち約0.8度の傾斜角をもつようになって
いる。
【0047】他方、図3ないし図6は、本発明に係る切
削除去装置の第2の実施例を示すものであるが、支持用
基体部3、ガイドレール部6、昇降用板部7、横移動用
板部4、縦移動用板部5、主軸部8、主軸用のモータ
9、動力伝達手段10、フライスカッタ12等からな
る。
削除去装置の第2の実施例を示すものであるが、支持用
基体部3、ガイドレール部6、昇降用板部7、横移動用
板部4、縦移動用板部5、主軸部8、主軸用のモータ
9、動力伝達手段10、フライスカッタ12等からな
る。
【0048】上記支持用基体部3は、上部が開口した構
造物等1の上端の一側枠部2に上方から掛止可能に、側
方からみて下部開口のコ字形状をしており、該基体部3
を側枠部2に掛止させた状態で、側枠部2を挟むように
側方と下方からボルト28,29で締付けて固定可能と
してある。この基体部3も、本発明に係る切削除去装置
の全荷重を受けるので、十分な強度を有するものであ
り、材質はここでもSS400鋼を用い、各部の寸法も
十分に考慮して設計してある。
造物等1の上端の一側枠部2に上方から掛止可能に、側
方からみて下部開口のコ字形状をしており、該基体部3
を側枠部2に掛止させた状態で、側枠部2を挟むように
側方と下方からボルト28,29で締付けて固定可能と
してある。この基体部3も、本発明に係る切削除去装置
の全荷重を受けるので、十分な強度を有するものであ
り、材質はここでもSS400鋼を用い、各部の寸法も
十分に考慮して設計してある。
【0049】上記ガイドレール部6は、構造物等1の側
枠部2の内側に入るように上記基体部3に一体的に設け
てあり、上下方向へ長く、ここでは650mm程度のも
のを垂直状に設けてある。該ガイドレール部6も、上下
方向へアリ溝状のガイド溝24を形成してあり、後記昇
降用板部7がそれに沿って昇降可能に係合するようにし
てある。また該ガイドレール部6にも、上部に設けた送
り用のモータ25で回転する送りネジ26を上下方向へ
設けてある。該ガイドレール部6の材質もここではSS
400鋼を用いている。
枠部2の内側に入るように上記基体部3に一体的に設け
てあり、上下方向へ長く、ここでは650mm程度のも
のを垂直状に設けてある。該ガイドレール部6も、上下
方向へアリ溝状のガイド溝24を形成してあり、後記昇
降用板部7がそれに沿って昇降可能に係合するようにし
てある。また該ガイドレール部6にも、上部に設けた送
り用のモータ25で回転する送りネジ26を上下方向へ
設けてある。該ガイドレール部6の材質もここではSS
400鋼を用いている。
【0050】上記昇降用板部7は、上記ガイドーレール
部6のガイド溝24に沿って昇降可能な凹凸条部を有し
ており、上記送りネジ26と螺合する雌ネジ部材(図示
略)を設けてあり、該送りネジ26の回転で昇降可能と
してある。
部6のガイド溝24に沿って昇降可能な凹凸条部を有し
ており、上記送りネジ26と螺合する雌ネジ部材(図示
略)を設けてあり、該送りネジ26の回転で昇降可能と
してある。
【0051】上記横移動用板部4は、上記昇降用板部7
の側面で一定方向、ここではガイドレール部6の短手方
向へ摺動可能としたもので、ハンドル16による送りネ
ジ17の回動にて、それと螺合した雌ネジ部材18付き
の該横移動用板部4を移動可能としてあり、同方向の長
孔を介して螺合させたボルト19にて所定位置で掛止可
能としてある。
の側面で一定方向、ここではガイドレール部6の短手方
向へ摺動可能としたもので、ハンドル16による送りネ
ジ17の回動にて、それと螺合した雌ネジ部材18付き
の該横移動用板部4を移動可能としてあり、同方向の長
孔を介して螺合させたボルト19にて所定位置で掛止可
能としてある。
【0052】上記縦移動用板部5は、上記横移動用板部
4上部の支承用板27の上面で一定方向、ここでは横移
動用板4の移動方向と直角方向へ摺動可能としてある。
ハンドル20による送りネジ21の回動にて、それと螺
合した雌ネジ部材22をもつ該縦移動用板部5を移動可
能とし、同方向の長孔を介して螺合させたボルト23に
て所定位置で掛止可能としてある。
4上部の支承用板27の上面で一定方向、ここでは横移
動用板4の移動方向と直角方向へ摺動可能としてある。
ハンドル20による送りネジ21の回動にて、それと螺
合した雌ネジ部材22をもつ該縦移動用板部5を移動可
能とし、同方向の長孔を介して螺合させたボルト23に
て所定位置で掛止可能としてある。
【0053】また該縦移動用板部5の側部にはフライス
カッタ12の主軸部8を横向きに固着してあり、該主軸
部8には動力伝達手段としてのタイミングベルト10と
主軸用のモータ9を設けてある。
カッタ12の主軸部8を横向きに固着してあり、該主軸
部8には動力伝達手段としてのタイミングベルト10と
主軸用のモータ9を設けてある。
【0054】上記フライスカッタ12は、ここでも主軸
11の軸線xと平行な面と直角な面とを同時に切削でき
る側刃フライス(サイドミーリングカッター)を用いて
いるが、図4で示す如く主軸11の軸線xを、ガイドレ
ール6のガイド面15に直角な線zに対し、約0.5度
の僅かな傾斜角αをもつように取り付けてある。これに
より、主軸11の軸線xと直角な刃面13は、切削時に
構造物等1の側枠部2の内側面14に対して平行または
同一面にならず、僅かな傾斜角α即ち約0.5度の傾斜
角をもつようになっている。
11の軸線xと平行な面と直角な面とを同時に切削でき
る側刃フライス(サイドミーリングカッター)を用いて
いるが、図4で示す如く主軸11の軸線xを、ガイドレ
ール6のガイド面15に直角な線zに対し、約0.5度
の僅かな傾斜角αをもつように取り付けてある。これに
より、主軸11の軸線xと直角な刃面13は、切削時に
構造物等1の側枠部2の内側面14に対して平行または
同一面にならず、僅かな傾斜角α即ち約0.5度の傾斜
角をもつようになっている。
【0055】上記実施例による使用状態や作動状態等
は、先に発明の実施の形態の項で説明した通りであり、
本切削除去装置は搬送可能に小形化できており、構造物
等1のある工事現場へ搬送して、比較的小さい構造物等
1内へ入れて使用でき、かつ、フライスカッタ12が構
造物等1の側枠部2の内側面14を切削することなく、
先端部で余盛り等31だけを正確に切削していく。
は、先に発明の実施の形態の項で説明した通りであり、
本切削除去装置は搬送可能に小形化できており、構造物
等1のある工事現場へ搬送して、比較的小さい構造物等
1内へ入れて使用でき、かつ、フライスカッタ12が構
造物等1の側枠部2の内側面14を切削することなく、
先端部で余盛り等31だけを正確に切削していく。
【0056】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明に係る構
造物等内の溶接部における余盛り等の切削除去装置によ
れば、構造物等内側の隅角部に生じた溶接部の余盛りが
嫌われるような場合等に、工事現場にて、迅速かつ高精
度に余盛り等を切削除去することができる。
造物等内の溶接部における余盛り等の切削除去装置によ
れば、構造物等内側の隅角部に生じた溶接部の余盛りが
嫌われるような場合等に、工事現場にて、迅速かつ高精
度に余盛り等を切削除去することができる。
【0057】即ち、従来のフライス盤等の切削装置で
は、構造物等を工場内へ搬送しなければならないが、大
形の構造物等では工場内への搬入ができず、余盛り等を
除去できないことが多かった。また従来から可搬式の切
削装置もあるが、これらは構造物等外側の余盛り等の除
去はできても、構造物等内へ入れて作動させることがで
きず、内側の隅角部の余盛り等を切削除去させることは
できなかった。
は、構造物等を工場内へ搬送しなければならないが、大
形の構造物等では工場内への搬入ができず、余盛り等を
除去できないことが多かった。また従来から可搬式の切
削装置もあるが、これらは構造物等外側の余盛り等の除
去はできても、構造物等内へ入れて作動させることがで
きず、内側の隅角部の余盛り等を切削除去させることは
できなかった。
【0058】これに対して本発明に係る切削除去装置で
は、構造物等の上側の側枠部に取付け可能な支持用基体
部に、横移動用板部・縦移動用板部・ガイドレール部・
昇降用板部・主軸部とその主軸側端部のフライスカッタ
等を一体化したものである。
は、構造物等の上側の側枠部に取付け可能な支持用基体
部に、横移動用板部・縦移動用板部・ガイドレール部・
昇降用板部・主軸部とその主軸側端部のフライスカッタ
等を一体化したものである。
【0059】そのため、本発明に係る切削除去装置は、
搬送が可能なように小形化できており、構造物等のある
工事現場へこの装置を搬送して、構造物等内の隅角部の
余盛り等の切削除去に使用することができるようになっ
ている。
搬送が可能なように小形化できており、構造物等のある
工事現場へこの装置を搬送して、構造物等内の隅角部の
余盛り等の切削除去に使用することができるようになっ
ている。
【0060】また上記の如く小形化できたことにより、
支持用基体部以外の各部を構造物等内部へ入れて作動さ
せることができるようになっており、比較的小形の構造
物等内の各隅角部の余盛り等を、容易に切削除去するこ
とができる。
支持用基体部以外の各部を構造物等内部へ入れて作動さ
せることができるようになっており、比較的小形の構造
物等内の各隅角部の余盛り等を、容易に切削除去するこ
とができる。
【0061】さらに、本発明に係る切削除去装置では、
主軸部を、第1のものでは、主軸の軸線がガイドレール
部のガイド面に平行な線に対して平行ではなく、僅かな
傾斜角をもつように取り付けてあり、また第2のもので
は、主軸の軸線がガイドレール部のガイド面に直角な線
に対して平行ではなく、僅かな角度をもつように取り付
けてある。
主軸部を、第1のものでは、主軸の軸線がガイドレール
部のガイド面に平行な線に対して平行ではなく、僅かな
傾斜角をもつように取り付けてあり、また第2のもので
は、主軸の軸線がガイドレール部のガイド面に直角な線
に対して平行ではなく、僅かな角度をもつように取り付
けてある。
【0062】これで、フライスカッタの軸線に直角な刃
面は、切削時に構造物等の被切削面と平行または同一面
にならず、僅かな傾斜角即ち0.3〜1.0度程度の傾
斜角を有することになる。
面は、切削時に構造物等の被切削面と平行または同一面
にならず、僅かな傾斜角即ち0.3〜1.0度程度の傾
斜角を有することになる。
【0063】そのため、切削時にフライスカッタの刃面
は構造物等内で側枠部の内側面に当接して無用な切削を
すること無く、先端部で余盛り等だけを正確に切削する
ことができるようになっている。
は構造物等内で側枠部の内側面に当接して無用な切削を
すること無く、先端部で余盛り等だけを正確に切削する
ことができるようになっている。
【図1】本発明に係る構造物等内の溶接部における余盛
り等の切削除去装置の第1のものの実施例を示す斜視図
である。
り等の切削除去装置の第1のものの実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1で示したものの平面図である。
【図3】本発明に係る構造物等内の溶接部における余盛
り等の切削除去装置の第2のものの実施例を示す斜視図
である。
り等の切削除去装置の第2のものの実施例を示す斜視図
である。
【図4】図3で示したものの一部省略平面図である。
【図5】図3で示したものの側面図である。
【図6】図3で示したものの背面図である。
1−構造物等 2−側枠部 3−支持用基体部 4−横移動用板部 5−縦移動用板部 6−ガイドレール部 7−昇降用部材 8−主軸部 9−モータ 10−動力伝達手段 11−主軸 12−フライスカッタ 13−刃面 14−内側面 15−ガイド面 16−ハンドル 17−送りネジ 18−雌ネジ部材 19−ボルト 20−ハンドル 21−送りネジ 22−雌ネジ部材 23−ボルト 24−ガイド溝 25−モータ 26−送りネジ 27−支承用板 28−ボルト 29−ボルト 30−隅角部 31−余盛り等 α−傾斜角 x−軸線 y−平行な線 z−直角な線
Claims (2)
- 【請求項1】構造物等1の開口した上端の側枠部2に掛
け渡し可能な長さの支持用基体部3と、 該基体部3上で一定方向へ移動可能な横移動用板部4
と、 横移動用板部4上でその移動方向と直角方向へ移動可能
な縦移動用板部5と、 縦移動用板部5に固着した上下方向へのガイドレール部
6と、 ガイドレール部6上を昇降可能な昇降用板部7と、 上記昇降用板部7に一体的に設けた主軸部8と、 上記主軸部8と一体的な主軸用のモータ9、動力伝達手
段10、主軸11側端のフライスカッタ12とからな
り、 上記主軸部8を、フライスカッタ12の主軸11と直角
な刃面13が構造物等1の内側面14に僅かな角度αを
もつように、主軸11の軸線xがガイドレール部6のガ
イド面15に平行な線yに対して平行ではなく、僅かな
傾斜角αをもつように取り付けた、構造物等内の溶接部
における余盛り等の切削除去装置。 - 【請求項2】構造物等1の開口した上端の側枠部2に掛
止可能な下部開口のコ字形状をした支持用基体部3と、 該基体部3に設けた上下方向へのガイドレール部6と、 ガイドレール部6に沿って昇降可能な昇降用板部7と、 昇降用板部7上を一定方向へ移動可能な横移動用板部4
と、 横移動用板部4上でその移動方向と直角方向へ移動可能
な縦移動用板部5と、縦移動用板部5上に設けた主軸部
8と、 上記主軸部8と一体的な主軸用のモータ9、動力伝達手
段10、主軸11側端のフライスカッタ12とからな
り、 上記主軸部8を、フライスカッタ12の主軸11と直角
な刃面13が構造物等1の内側面14に僅かな角度αを
もつように、主軸11の軸線xがガイドレール部6のガ
イド面15に直角な線zに対して平行ではなく、僅かな
角度αをもつように取り付けた、構造物等内の溶接部に
おける余盛り等の切削除去装置。
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JP2000064378A JP2001252812A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | 構造物等内の溶接部における余盛り等の切削除去装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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