JP2536176Y2 - 茸菌培養袋 - Google Patents

茸菌培養袋

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JP2536176Y2
JP2536176Y2 JP3197491U JP3197491U JP2536176Y2 JP 2536176 Y2 JP2536176 Y2 JP 2536176Y2 JP 3197491 U JP3197491 U JP 3197491U JP 3197491 U JP3197491 U JP 3197491U JP 2536176 Y2 JP2536176 Y2 JP 2536176Y2
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JP
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bag
heat
tape
sealed
hole
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JP3197491U
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English (en)
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JPH0545U (ja
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満範 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
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  • Mushroom Cultivation (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は椎茸などの種ごまの包装
を行うための茸菌培養袋に関する
【0002】
【従来の技術】椎茸菌などは、おがくず或いは駒木に植
付けられた状態で(通常これを種ごまと称されてい
る。)滅菌された包装袋内に充填封入されて搬送されて
いる。
【0003】従来、この種の種ごまを包装する滅菌用包
装袋としては、図4に示すように、包装袋の片側胴板に
開封口縁と平行にミシン目8が刻設され、このミシン目
を覆うように菌を通さない通気性材料からなるテープを
もって袋内面より当接し、このテープの左右両端部は包
装袋の両側縁部に挾んだ状態でヒートシールすると共
に、そのテープの長手方向はミシン目を有する胴板にヒ
ートシールされた袋が使用されている。
【0004】しかし、このような袋を使用した場合、内
容物である種ごまを多量に充填して開口部をヒートシー
ルする時、或いは滅菌時又は作業者が袋口部をつかんだ
時にミシン目が破れフィルター部分が切れ、破袋する欠
点があった。
【0005】この欠点を改良する方法として開封口縁と
平行に設けたミシン目にかえて開封口縁の方向に相互に
間隔をおいて且つ相互に平行もしくは略平行に並ぶ複数
の切れ目を刻設した滅菌用袋が提案された。(実開昭6
3−88338号参照)
【0006】ところで、通常茸菌の滅菌にはオートクレ
ーブ等の湿熱殺菌が利用されるが、この滅菌用袋では、
通気孔の占める面積が小さいので蒸気を短時間で流入さ
せることができず、更に通気性をあげるために多くの切
れ目を設けると袋自体の強度が低下し、滅菌時或いは取
扱い時に破袋することが生じやすくなる欠点を有してい
る。
【0007】
【解決しようとする課題】そこで、本考案者は、袋の強
度を低下させることなく、多量の蒸気を短時間で流入で
きるような通気性を有する滅菌用包装袋を得るため種々
検討した結果、本考案を完成するに至ったもので、本考
案の目的は袋の強度を低下させることなく通気性の大な
る滅菌用包装袋を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の要旨は、内面が
熱接着性を有する非通気性シート又はフィルムからな
り、周縁部をヒートシールした包装袋の片側胴板に通気
孔を有すると共に該通気孔を袋内面側より非透菌性の通
気性材料よりなるテープを当接し、該テープの左右両端
部は包装袋の左右両側縁部で2枚の胴板に挾まれてヒー
トシールされ、また該テープの長手方向は通気孔を有す
る胴板にヒートシールされた茸菌培養袋において、前記
通気孔が中央部は小口径の孔であり、両側部は大口径の
孔であることを特徴とする茸菌培養袋である。
【0009】本考案においては、両側部には大口径の通
気孔を設けてあるので、駒木の滅菌時には通気量が大き
いため容易に湿熱殺菌することができ、また、滅菌後、
駒木に種菌を接種して再密封後は中央部の小口径の孔の
みでも椎茸菌への空気の供給及び炭酸ガスの袋外への排
出は十分なので、両側部にある大口径の孔の内側をヒー
トシールしたのち、両側部を切断使用する(第3図参
照)。
【0010】次に図面をもって本考案を更に詳細に説明
する。
【0011】図1は本考案に係る滅菌用包装袋の正面
図、図2はそのA−A断面図である。図面において、非
通気性シートもしくはフィルム(1)よりなる袋体の片
側胴板(2)に、開口部端縁と、ほぼ平行に小口径の孔
をその線上のほぼ中央部分に複数個設け、また、大口径
の孔(7)をその線上の端部近傍に設ける。そして、こ
れらの孔を覆うように、袋の内側よりテープ(3)を当
接し、そのテープの左右両端部は袋の側縁部に挾んだ状
態で袋の胴板と共にヒートシールし、また、テープの長
手方向は孔を有する胴板にヒートシールする。なお、図
面において、(4)は袋周縁部のヒートシール部を、
(5)はテープ(6)の長手方向と胴板とのヒートシー
ル部を示す。
【0012】本考案において、小口径を有する孔として
は口径1〜5mm程度の小孔であって、これをほぼ中央
部に7〜10個程度設ける。
【0013】また、大口径の孔としては口径6〜10m
m程度のものを両端部近傍にそれぞれ1個づつ設ける。
しかしこれらの孔の口径及び位置、個数は適宜に変更す
ることができる。ただ、滅菌時における通気度として1
00ccの滅菌用加熱水蒸気が4秒以内で通過できるよ
うにすること、また小孔については内容物である種ごま
に充分な空気量を与え、また発生する炭酸ガスを排出で
きるようなものである。
【0014】本考案において使用する熱接着性を有する
非通気性シートまたはフィルムとしてはポリエチレン、
ポリプロピレン等の単体フィルムまたは、ポリオレフィ
ン系の熱接着性樹脂を積層したポリエステル、延伸ナイ
ロン、セロファン等からなるシート又はフィルムであ
り、菌を通さない通気性材料としては紙、不織布等を使
用し、そのテープの巾としては10〜30mm程度であ
る。
【0015】袋の形態としては、平らな四方袋のみなら
ず、ガゼット袋底部に二つ折の底板を挿入し必要周側縁
と熱接着して形成された自立性袋等何れの形態でも良
く、更に非通気性シート又はフィルムより構成された円
筒状態のものの底部のみを熱接着して得られた袋も本願
考案の実施態様の一種である。
【0016】本考案の滅菌用包装袋の使用に当っては、
オートクレーブ内で加熱水蒸気で駒木が装入された袋を
滅菌した後クリーンルーム内で開封し、駒木に種菌を接
種し再び装入し、両側縁部にある大口径の孔部分をカッ
トすると共に再密封した。(図3)再密封後は雑菌はテ
ープによって袋内への進入が阻止されるが通気性を有す
るので椎茸菌に必要な空気量は供給され、炭酸ガスは袋
外に排出する。
【0017】
【効果】以上述べたように、本考案にかかる滅菌用袋は
小口径の孔と大口径の孔のように、口径の異なる孔を二
種類設けることによって通気量を大としても破袋のおそ
れはない利点を有する。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案にかかる滅菌袋の正面図
【図2】は側断面図
【図3】は菌を接種した後、大口径をカットした場合
正面図
【図4】は従来の滅菌用包装の正面図
【符号の説明】
1. 袋体 2. 胴体 3. テープ 4.ヒートシール部 5.テープ 6.小口径の孔 7.大口径の孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面が熱接着性を有する非通気性シート
    又はフィルムからなり、周縁部をヒートシールした包装
    袋の片側胴板に通気孔を有すると共に該通気孔を袋内面
    側より非透菌性の通気性材料よりなるテープを当接し、
    該テープの左右両端部は包装袋の左右両側縁部で2枚の
    胴板に挾まれてヒートシールされ、また該テープの長手
    方向は通気孔を有する胴板にヒートシールされた茸菌培
    養袋において、前記通気孔が中央部は小口径の孔であ
    り、両側部は大口径の孔であることを特徴とする茸菌培
    養袋。
JP3197491U 1991-02-13 1991-02-13 茸菌培養袋 Expired - Lifetime JP2536176Y2 (ja)

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