JP3088458U - 米保存用袋 - Google Patents
米保存用袋Info
- Publication number
- JP3088458U JP3088458U JP2002002083U JP2002002083U JP3088458U JP 3088458 U JP3088458 U JP 3088458U JP 2002002083 U JP2002002083 U JP 2002002083U JP 2002002083 U JP2002002083 U JP 2002002083U JP 3088458 U JP3088458 U JP 3088458U
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- JP
- Japan
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- bag
- rice
- bag body
- oxygen
- opening
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Abstract
(57)【要約】
[課題] 米10を既存のクラフト紙からなる米袋11
に充填した状態で収納し、無酸素状態下で長期間保存可
能にする。 [解決手段] 気密性薄片2、3を重合してなる袋本体
1は、全周縁にヒートシール部4、41を形成し、内側
は排気され真空状態に密閉されている。気密性薄片2の
内側には通気性薄片7により脱酸素剤5及び酸素検知セ
ンサー6を配設している。袋本体1の上部には目印8を
設けている。目印8の上方を切り取って袋本体1を開口
し、この開口より、内側に米10を充填した米袋11を
収納し、クリップ9で開口を封止する。
に充填した状態で収納し、無酸素状態下で長期間保存可
能にする。 [解決手段] 気密性薄片2、3を重合してなる袋本体
1は、全周縁にヒートシール部4、41を形成し、内側
は排気され真空状態に密閉されている。気密性薄片2の
内側には通気性薄片7により脱酸素剤5及び酸素検知セ
ンサー6を配設している。袋本体1の上部には目印8を
設けている。目印8の上方を切り取って袋本体1を開口
し、この開口より、内側に米10を充填した米袋11を
収納し、クリップ9で開口を封止する。
Description
【0001】
本考案は米保存用袋に関し、詳しくは米を既存のクラフト紙からなる米袋に入 れた状態で収納し、無酸素状態下で長期間保存可能な米保存用袋に関する。
【0002】
従来、脱穀後の米は少なくとも2枚のクラフト紙を重合してなる米袋内に入れ て保存していた。しかしながら、クラフト紙は通気性を有し、米袋内に収納して いる米は空気中の酸素により酸化し、黄変劣化する等して商品価値を著しく損な っていた。 そこで、本願考案者は脱酸素剤等を入れた気密性薄片よりなる袋体の内側に、 米袋内の米を移し入れて密閉し、米を長期間保存が可能な米保存用袋を創案し実 施していた。この米保存用袋を図7を参照にして説明する。外袋20は2枚のク ラフト紙を重合し上方を開口した有底袋体に形成され、下部には円形の窓21を 形成している。内袋22は複合ラミネート製薄片よりなる密閉袋体で、全周縁を ヒートシールで密閉封止している。内袋22の下部には脱酸素剤5、例えばエー ジレス(三菱ガス化学株式会社の商品名)と、その外側には酸素検知センサー6 、例えばエージレスアイ(三菱瓦斯化学株式会社の商品名)を収納している。窓 21より酸素検知センサー6が視認可能に、内袋22に於ける酸素検知センサー 6の配設位置対応部位は外袋20に接着されている。内袋22の上部には目印8 が設けられている。 そして、内袋22の目印8よりも上方位置を横方向に切り取って内袋22の上 方を開口し、この開口より別の米袋に収納していた米を移し入れ、目印8の位置 をクリップ9により密閉封止して米を保存していた。内袋22内の酸素は脱酸素 剤5により吸収され、無酸素状態で長期間鮮度を保持しつつ米を保存していた。
【0003】
上記従来例の米保存用袋はクラフト紙からなる米袋内に収納されていた米を内 袋内に移し入れる作業を必要とし、面倒であるという問題点を有していた。 本考案は米袋内の米を移し入れることなく米を米袋内に収納したそのままの状 態で米袋内を無酸素状態にし、長期間に亘り米の鮮度を保持可能な米保存用袋を 提供することを目的とする。
【0004】
上記目的を達成するために本願考案のうち請求項1記載の考案は、気密性薄片 よりなり脱酸素剤及び酸素検知センサーを外側から視認可能に配設した密閉袋本 体と、この袋本体の上部を気密に封止可能なクリップとからなり、前記袋本体の 上部を切り取って上方を開口し、該開口より通気性米袋内に入れられた米を前記 袋本体の内側に入れて前記開口を前記クリップにより密閉封止し、前記米袋及び 前記袋本体内の酸素を前記脱酸素剤で吸収するようにしたことを特徴とする。 本願考案のうち請求項2記載の考案は、内側に通気性薄片を設けてポケットを 形成した気密性薄片よりなる上方を開口した袋本体と、この袋本体の上部を気密 に封止可能なクリップとからなり、前記袋本体の上方開口より未使用の脱酸素剤 と酸素検知センサーを前記ポケット内に袋本体の外側から視認可能に収納し、前 記開口より通気性米袋内に入れられた米を前記袋本体の内側に入れて前記開口を 前記クリップにより密閉封止し、前記米袋及び前記袋本体内の酸素を前記脱酸素 剤で吸収するようにしたことを特徴とする。
【0005】
以下、図を参照にして本考案の実施の形態について説明する。 図1は米保存用袋本体の正面図、図2は図1の一部省略A−A線断面図、図3 はクリップの構成を示す一部省略斜視図、図4は使用状態を示す縦断面図である 。これらの図において袋本体1は例えば複合ラミネート等の気密性薄片を材料と し、正背視が縦長な長方形状で内側が真空の気密状態に形成されている。詳しく は、縦長な長方形状の複合ラミネート製の気密性薄片2、3を重合し、全周縁に ヒートシール部4を形成すると共に、気密性薄片2、3により形成される袋内側 を排気し真空に形成されてなる袋本体1の底部隅角部はヒートシール部41を内 傾して形成している。気密性薄片2の内側面には脱酸素剤5及び酸素検知センサ ー6が配設されている。脱酸素剤5としてエージレス(三菱ガス化学株式会社の 商品名)を、酸素検知センサー6としてエージレスアイ(三菱瓦斯化学株式会社 の商品名)を用いている。脱酸素剤5の配設量は袋本体1の容量等により異なる が、袋本体1の内側面長手方向に沿って複数の脱酸素剤5の小袋を所定距離離隔 して並設し、脱酸素剤5の薄片2と反対側面は例えば不職布よりなる通気性薄片 7で被覆し、通気性薄片7の全周縁及び脱酸素剤5間対応部位を薄片2の内側面 に熱溶着し、脱酸素剤5を薄片2と通気性薄片7との間に安定的に配設保持して いる。目印8は、薄片2、3の上部横方向に着色テープを貼着して形成されてい る。目印8は、後述するクリップ9の取付位置を指標するものであり、テープの 貼着以外の手段によるものであってもよい。クリップ9は、図3及び図4に示す を有する。クリップ9はこれに限定するものではなく、袋本体1を気密に封止可 能なもののすべてを包含する。 次に作用について説明する。袋本体1の目印8の上方部を目印8と略平行に切 断して袋本体1の上方を開口し、この開口より内側に米10を充填したクラフト 紙よりなる公知の米袋11を入れる。米袋11を収納した袋本体1は、目印8の 位置でクリップ片91、92を互いに嵌合させて米袋11の上方開口部を封止し 密閉する。米袋11及び袋本体1内の酸素は米袋11、通気性薄片7を通って脱 酸素剤5に吸収され、米10は無酸素状態下で長期間の保存が可能になり、酸素 の影響を受けないため鮮度が長期間に亘り保持できる。又、袋本体1の破損やク リップ9の密着力の低下により袋本体1内に酸素が存在すると、酸素検知センサ ー6が変色する。この酸素検知センサー6の色の変化を袋本体1の外部から視認 することができ、迅速に脱酸素剤5を未使用のものと取り替えることができる。
【0006】 図5及び図6に示される実施の形態について説明する。説明を簡単にするため に図1〜図4と同様の作用をなす部分は同一符号で説明する。袋本体1は真空状 態に密閉され、例えば複合ラミネート製の気密性薄片2の内側面には、上方を開 口した通気性薄片12よりなるポケットを設けている。通気性薄片12は例えば 不職布を材料とする。そして、図6に示すように、目印8の上方を切り取り、袋 本体1に開口を設け、該開口より未使用の脱酸素剤5及び酸素検知センサー6を ポケット内に入れて収納し、さらに前記開口より内側に米を充填したクラフト紙 よりなる米袋11を入れ、目印8の位置をクリップ91、92で封止して使用す るものである。
【0007】
本考案は、米を例えばクラフト紙等の通気性薄片よりなる米袋内に収納した状 態で米袋内を無酸素状態にするように構成されているので、従来のような米の移 し入れ作業を不要とし、取扱いが簡便であるという効果がある。
【図1】米保存用袋の正面図である。
【図2】図1の一部省略A−A線拡大断面図である。
【図3】クリップの構成を示す一部省略斜視図である。
【図4】米保存用袋の使用状態を示す断面図である。
【図5】米保存用袋の断面図である。
【図6】米保存用袋の使用状態を示す説明図である。
【図7】従来列を示す説明図である。
1 袋本体 2、3 気密性薄片 5 脱酸素剤 6 酸素検知センサー 7、12 通気性薄片 9 クリップ 10 米 11 米袋
Claims (2)
- 【請求項1】 気密性薄片よりなり脱酸素剤及び酸素検
知センサーを外側から視認可能に配設した密閉袋本体
と、この袋本体の上部を気密に封止可能なクリップとか
らなり、前記袋本体の上部を切り取って上方を開口し、
該開口より通気性米袋内に入れられた米を前記袋本体の
内側に入れて前記開口を前記クリップにより密閉封止
し、前記米袋及び前記袋本体内の酸素を前記脱酸素剤で
吸収するようにしたことを特徴とする米保存用袋。 - 【請求項2】 内側に通気性薄片を設けてポケットを形
成した気密性薄片よりなる上方を開口した袋本体と、こ
の袋本体の上部を気密に封止可能なクリップとからな
り、前記袋本体の上方開口より未使用の脱酸素剤と酸素
検知センサーを前記ポケット内に前記袋本体の外側から
視認可能に収納し、前記開口より通気性米袋内に入れら
れた米を前記袋本体の内側に入れて前記開口を前記クリ
ップにより密閉封止し、前記米袋及び前記袋本体内の酸
素を前記脱酸素剤で吸収するようにしたことを特徴とす
る米保存用袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002083U JP3088458U (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 米保存用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002083U JP3088458U (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 米保存用袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3088458U true JP3088458U (ja) | 2002-09-13 |
Family
ID=43239763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002002083U Expired - Lifetime JP3088458U (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 米保存用袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3088458U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004271182A (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-30 | Osaka Sealing Printing Co Ltd | センシング材料、センシングシールおよびセンシングシステム |
-
2002
- 2002-03-07 JP JP2002002083U patent/JP3088458U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004271182A (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-30 | Osaka Sealing Printing Co Ltd | センシング材料、センシングシールおよびセンシングシステム |
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