JP2536096Y2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
魚釣用スピニングリールInfo
- Publication number
- JP2536096Y2 JP2536096Y2 JP1992030359U JP3035992U JP2536096Y2 JP 2536096 Y2 JP2536096 Y2 JP 2536096Y2 JP 1992030359 U JP1992030359 U JP 1992030359U JP 3035992 U JP3035992 U JP 3035992U JP 2536096 Y2 JP2536096 Y2 JP 2536096Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- spool shaft
- holding member
- section
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は魚釣用スピニングリール
におけるスプールを支持するスプール軸の支持機構の改
良に関する。
におけるスプールを支持するスプール軸の支持機構の改
良に関する。
【０００２】
【従来の技術】スピニングリールにおけるスプール軸の
スプール支持する手段としては、例えば実開昭６３ー１
２２０７６号公報に見られるようにスプール軸に形成し
た断面非円形部分にスプールを回動自在に嵌着すると共
にスプール後側における断面非円形部分に挿脱可能に係
合嵌着した規制保持部材でスプールの位置を規制保持す
るように形成することが行なわれており、規制保持部材
のカシメや圧入等の加工を省略して製造コストを低減す
ると共にローターをボディカバーを取り外すことなく容
易に分解、組立ができるように構成されている。
スプール支持する手段としては、例えば実開昭６３ー１
２２０７６号公報に見られるようにスプール軸に形成し
た断面非円形部分にスプールを回動自在に嵌着すると共
にスプール後側における断面非円形部分に挿脱可能に係
合嵌着した規制保持部材でスプールの位置を規制保持す
るように形成することが行なわれており、規制保持部材
のカシメや圧入等の加工を省略して製造コストを低減す
ると共にローターをボディカバーを取り外すことなく容
易に分解、組立ができるように構成されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記スプ
ール支持手段は、断面非円形のスプール軸にスプールが
支持されているために、スプール軸に対するスプールの
ラジアル方向のガタが生じてスプールの正確な支持がで
きず、捲取り操作時にこのガタによりスプールのスカー
ト部が微少間隙で対向するローターに接触して捲取り操
作に支障を来すと共にドラグ機構を有する場合には円滑
なドラグ性能も得られない問題点がある。本考案はこれ
らの欠陥を改善してスプールのスプール軸に対する支持
を正確にして捲取り操作が円滑確実にできるようにした
魚釣用スピニングリールを提供することを目的とするも
のである。
ール支持手段は、断面非円形のスプール軸にスプールが
支持されているために、スプール軸に対するスプールの
ラジアル方向のガタが生じてスプールの正確な支持がで
きず、捲取り操作時にこのガタによりスプールのスカー
ト部が微少間隙で対向するローターに接触して捲取り操
作に支障を来すと共にドラグ機構を有する場合には円滑
なドラグ性能も得られない問題点がある。本考案はこれ
らの欠陥を改善してスプールのスプール軸に対する支持
を正確にして捲取り操作が円滑確実にできるようにした
魚釣用スピニングリールを提供することを目的とするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するために、スプールを支持する部分のスプール軸の断
面を円形に形成してスプールを回動自在に嵌着すると共
に前記スプールの後側に設けた規制保持部材にはスプー
ル軸の断面非円形平面部に当接する係合部を有する嵌合
孔を形成し、該嵌合孔にスプール軸の断面非円形平面部
と係合部とを圧着する固定具を設けたものである。スプ
ール軸の前部にドラグ機構を設けない場合やドラグ機構
をスプール軸の後端部に設けるリヤドラグ方式の場合に
は前記規制保持部材をスプールに係合して一体的に回動
するようにする。
するために、スプールを支持する部分のスプール軸の断
面を円形に形成してスプールを回動自在に嵌着すると共
に前記スプールの後側に設けた規制保持部材にはスプー
ル軸の断面非円形平面部に当接する係合部を有する嵌合
孔を形成し、該嵌合孔にスプール軸の断面非円形平面部
と係合部とを圧着する固定具を設けたものである。スプ
ール軸の前部にドラグ機構を設けない場合やドラグ機構
をスプール軸の後端部に設けるリヤドラグ方式の場合に
は前記規制保持部材をスプールに係合して一体的に回動
するようにする。
【０００５】
【作用】スプールは断面円形部のスプール軸で正確に嵌
着支持されて捲取り操作によってラジアル方向にガタを
生じないようにしてスプールのスカート部が微少間隙で
対向しているローターに接触することなく釣糸を捲取る
ものである。
着支持されて捲取り操作によってラジアル方向にガタを
生じないようにしてスプールのスカート部が微少間隙で
対向しているローターに接触することなく釣糸を捲取る
ものである。
【０００６】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
スピニングリールのスプール軸１には前端から非円形軸
部２と断面円形部３とが順次設けられ、前記断面円形部
３にはスプール４が回動自在に嵌着されると共に前記非
円形軸部２には公知のように摘手５′で調節自在のドラ
グ機構５が設けられている。
スピニングリールのスプール軸１には前端から非円形軸
部２と断面円形部３とが順次設けられ、前記断面円形部
３にはスプール４が回動自在に嵌着されると共に前記非
円形軸部２には公知のように摘手５′で調節自在のドラ
グ機構５が設けられている。
【０００７】また前記スプール４の後側におけるスプー
ル軸１には断面非円形平面部６が形成されると共に該非
円形平面部６にはこれが当接する係合部７を有する嵌合
孔８を形成した規制保持部材９が座板１０を介して嵌合
し、該規制保持部材９に設けた螺子等の固定具１１によ
り非円形平面部６に規制保持部材９の係合部７を圧着固
定してスプール４の位置を保持規制するように構成され
ている。
ル軸１には断面非円形平面部６が形成されると共に該非
円形平面部６にはこれが当接する係合部７を有する嵌合
孔８を形成した規制保持部材９が座板１０を介して嵌合
し、該規制保持部材９に設けた螺子等の固定具１１によ
り非円形平面部６に規制保持部材９の係合部７を圧着固
定してスプール４の位置を保持規制するように構成され
ている。
【０００８】本考案の実施例は上記のように構成されて
いるので、スプール４はスプール軸１の断面円形部に正
確に支持されてラジアル方向のガタを可及的に防止する
ので、釣糸の捲取り操作中のスプールのガタによりスプ
ールスカート部が微少間隙で対向するローターに接触す
る等の不具合を生ずることなく円滑に釣糸の捲取りがで
きると共にドラグ作用もスプールガタによって影響を受
けることがなく、またローターを着脱する場合には、規
制保持部材９の固定具１１を取り外すだけでボディカバ
ーを脱すことなく迅速簡易にローターの分解組立ができ
る。
いるので、スプール４はスプール軸１の断面円形部に正
確に支持されてラジアル方向のガタを可及的に防止する
ので、釣糸の捲取り操作中のスプールのガタによりスプ
ールスカート部が微少間隙で対向するローターに接触す
る等の不具合を生ずることなく円滑に釣糸の捲取りがで
きると共にドラグ作用もスプールガタによって影響を受
けることがなく、またローターを着脱する場合には、規
制保持部材９の固定具１１を取り外すだけでボディカバ
ーを脱すことなく迅速簡易にローターの分解組立ができ
る。
【０００９】図４に示す実施例はスプール軸１の非円形
平面部６の変形例であると共に規制保持部材９の係合部
７の形状もこれに当接合致するような形状に形成したも
のである。また図５に示す実施例は、前部に公知技術の
スプール着脱機構を備えたスプール軸１の前端部にドラ
グ機構を設けない場合か、又はスプール軸１の後端にド
ラグ機構を設けるリヤドラグ方式における場合であっ
て、規制保持部材９に両端部に係合突起１２・１２を形
成し、該係合突起１２・１２をスプール４に設けた係合
孔１３・１３に係合してスプール軸１とスプール４とを
回転不能に一体的に固定したものである。
平面部６の変形例であると共に規制保持部材９の係合部
７の形状もこれに当接合致するような形状に形成したも
のである。また図５に示す実施例は、前部に公知技術の
スプール着脱機構を備えたスプール軸１の前端部にドラ
グ機構を設けない場合か、又はスプール軸１の後端にド
ラグ機構を設けるリヤドラグ方式における場合であっ
て、規制保持部材９に両端部に係合突起１２・１２を形
成し、該係合突起１２・１２をスプール４に設けた係合
孔１３・１３に係合してスプール軸１とスプール４とを
回転不能に一体的に固定したものである。
【００１０】
【考案の効果】本考案はスプールをスプール軸の断面円
形部で回動自在に支持すると共に規制保持部材の係合部
を有する嵌合孔をスプール軸に形成した断面非円形平面
部に嵌合当接して固定具で圧着固定してスプールの位置
を保持規制するようにしたので、スプールのラジアル方
向のガタの発生を極力規制して捲取り操作時におけるス
プールのローターに対する接触を確実に防止して捲取り
作用を円滑確実に行なうと共にドラグ機構のある場合に
は前記ガタの抑制はドラグ作用にも悪影響を及ぼすこと
がなく、円滑なドラグ特性が得られ、しかも特にロータ
ーは固定具による規制保持部材の着脱だけでボディカバ
ーを取り外すことなく迅速簡易に分解及び組立ができる
特徴と実用性を有する。
形部で回動自在に支持すると共に規制保持部材の係合部
を有する嵌合孔をスプール軸に形成した断面非円形平面
部に嵌合当接して固定具で圧着固定してスプールの位置
を保持規制するようにしたので、スプールのラジアル方
向のガタの発生を極力規制して捲取り操作時におけるス
プールのローターに対する接触を確実に防止して捲取り
作用を円滑確実に行なうと共にドラグ機構のある場合に
は前記ガタの抑制はドラグ作用にも悪影響を及ぼすこと
がなく、円滑なドラグ特性が得られ、しかも特にロータ
ーは固定具による規制保持部材の着脱だけでボディカバ
ーを取り外すことなく迅速簡易に分解及び組立ができる
特徴と実用性を有する。
【図１】本考案の縦断正面図。
【図２】同要部の分解正面図。
【図３】図１Ａ−Ａ線断面図。
【図４】本考案の別実施例の要部の縦断側面図。
【図５】本考案の更に他の実施例の縦断正面図。
１ スプール軸 ３ 断面円形部 ４ スプール ６ 断面非円形平面部 ７ 係合部 ８ 嵌合孔 ９ 規制保持部材 １１ 固定具
Claims (1)
- 【請求項１】 スプールを支持する部分のスプール軸の
断面を円形に形成してスプールを回動自在に嵌着すると
共に前記スプールの後側に設けた規制保持部材にはスプ
ール軸の断面非円形平面部に当接する係合部を有する嵌
合孔を形成し、該嵌合孔にスプール軸の断面非円形平面
部と係合部とを圧着する固定具を設けたことを特徴とす
る魚釣用スピニングリール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992030359U JP2536096Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 魚釣用スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992030359U JP2536096Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 魚釣用スピニングリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0582278U JPH0582278U (ja) | 1993-11-09 |
| JP2536096Y2 true JP2536096Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=12301671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992030359U Expired - Lifetime JP2536096Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 魚釣用スピニングリール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536096Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS543108U (ja) * | 1977-06-10 | 1979-01-10 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP1992030359U patent/JP2536096Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0582278U (ja) | 1993-11-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR20100069574A (ko) | 듀얼 베어링 릴 | |
| JP2001294089A (ja) | ドアミラー構造 | |
| JP2536096Y2 (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
| US5377925A (en) | Fishing reel | |
| KR102633701B1 (ko) | 양 베어링 릴 | |
| JP2577772Y2 (ja) | 魚釣用リールの逆転防止装置 | |
| KR20060047946A (ko) | 낚시용 릴의 스풀의 제동 조작 구조 | |
| JP2000004733A (ja) | 両軸受けリールのハンドル取付構造 | |
| KR101071671B1 (ko) | 스피닝 릴의 릴 본체 및 그 커버 부재 | |
| JP4024478B2 (ja) | 片軸受けリール | |
| US4463914A (en) | Dual mounted bearings for fishing reel | |
| JPS5917172Y2 (ja) | 両軸受型魚釣用リ−ル | |
| JP2521699Y2 (ja) | ドア用蝶番 | |
| JP2922787B2 (ja) | 魚釣用リール | |
| JP2799816B2 (ja) | 魚釣用リ−ル | |
| JP3461092B2 (ja) | 魚釣用両軸受型リ−ル | |
| JPH0823842A (ja) | スピニングリール | |
| JPH0624474U (ja) | 両軸受リール | |
| JP2003284459A (ja) | スピニングリールのスプール | |
| JP3072848U (ja) | 魚釣用リールの駆動シャフト支持構造 | |
| KR970006843Y1 (ko) | 낚시용 스피닝릴의 베일암 탄지장치 | |
| US5651508A (en) | Spinning reel having mechanism for supporting a line roller on a bail support member | |
| JPS6139396Y2 (ja) | ||
| JPH0450225Y2 (ja) | ||
| JP4215587B2 (ja) | 自転車用発電機の遠隔操作装置 |