JPH0624474U - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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JPH0624474U
JPH0624474U JP6236292U JP6236292U JPH0624474U JP H0624474 U JPH0624474 U JP H0624474U JP 6236292 U JP6236292 U JP 6236292U JP 6236292 U JP6236292 U JP 6236292U JP H0624474 U JPH0624474 U JP H0624474U
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annular collar
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伸一 森本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドボデイに支承されたメイン軸のスプー
ル側端部におけるメイン軸の軸芯方向への移動を規制す
るEリングのメイン軸に対する装着作業を容易迅速に行
えるようにする。 【構成】 糸巻上げハンドルを装着したメイン軸13を
右サイドボデイ2に支承するとともに、右サイドボデイ
2におけるスプール5側側面に軸受21を介してメイン
軸13の軸端を支持するとともに、軸受21を支持する
側面に貫通孔を形成し、この貫通孔を通してメイン軸1
3の軸端をスプール5に向けて突設させ、この突出端に
Eリング22を装着してこのEリング22を右サイドボ
デイ2の側面に接当させて、メイン軸13のハンドル側
への移動を規制するとともに、スプール5の外周端縁5
Aに近接するまで、右サイドボデイ2の側面より延出さ
れた環状鍔部20に、Eリング22を外方より挿入可能
な貫通孔26を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サイドボデイを挟んでスプールと糸巻き取り操作具とを配置すると ともに、前記スプールへの回転動力を伝達すべく、前記糸巻き取り操作具を装着 したメイン軸を回転自在に前記サイドボデイの両側面に亘って支承し、スプール の外周端縁に対して径方向の外方より近接する環状鍔部を、前記サイドボデイの 一側面より延設し、前記環状鍔部の内側に位置する前記メイン軸の軸端に、前記 メイン軸の糸巻き取り操作具側への移動を規制する移動規制機構を設けてある両 軸受リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記した両軸受リールにおいて移動規制機構を構成するに、図8に示すように 、メイン軸13の軸端を軸受21を介してサイドボデイ2の一側面に回転自在に 支持するとともに、この軸受21をサイドボデイ2の一側面に形成した断付部と 抜け止め具24とで挟み込んで、この軸受21の軸芯方向への移動を規制すると ともに、この軸受21をメイン軸13の軸端に外嵌した状態でメイン軸13の断 付部と止め輪22とで挟み込んでメイン軸13の移動規制機構Aを構成していた 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成を採る場合には、メイン軸を所定位置に組み込んでその後に止め輪を 装着することは難しい面が有るところから、軸受を予め軸端に組み込み止め輪を 軸端の所定位置に装着した状態で、サイドボデイの環状鍔部より内方に形成した 貫通孔に軸受を差し込み固定していた。しかし、この場合には軸受を介して間接 的にメイン軸の軸芯方向への移動を規制しているだけであるから、軸受における 外輪と内輪との微小な相対移動にかかるメイン軸のガタツキを完全には解消でき ず、長期に亘る使用によって操作する際に感知しうる程のガタツキを生じること もある。 そこで、メイン軸のガタツキを低減する構成として、実開昭63−92565 号公報で示すものがあり、その構成は次のようなものである。つまり、図9に示 すように、前記サイドボデイ2の一側面に貫通孔を形成し、この貫通孔を通して 前記メイン軸13の軸端を前記環状鍔部20内方に突出させるとともに、この突 出した軸端に止め輪22を装着し、この装着した止め輪22を前記サイドボデイ 2の一側面に接当させて前記移動規制機構Aを構成していた。 この場合には、止め輪をサイドボデイの一側面に接当させているので、この限 りにおいて糸巻き取り操作具側へのメイン軸の移動を規制して、図8に示す構成 に比してメイン軸13のガタツキを抑える効果を有する点で有利なものであるが 、環状鍔部20がスプール5の外周端縁20に近接して設けてあるところから、 止め輪22を環状鍔部20の外方からは実質的に装着できず、それだからといっ て、鍔部20の内側から挿入しようとすると、スプール軸心と環状鍔部20との 間隔が、メイン軸13からスプール5への伝動系における軸間距離の制約を受け て止め輪22を差し入れるには十分ではないために、環状鍔部20を円形穴では なく異径形状穴にする等の変更を余儀無くされるところから、鍔部20から挿入 する方法は採用しがたいものであった。
【0004】 本考案の目的は、環状鍔部の穴形状を変更することなく、かつ、メイン軸のガ タツキを抑えた状態で、比較的容易に止め輪を装着できるものを提供する点にあ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による特徴構成は、前記サイドボデイの一側面に貫通孔を形成し、この 貫通孔を通して前記メイン軸の軸端を前記環状鍔部内方に突出させるとともに、 この突出した軸端に止め輪を装着し、この装着した止め輪を前記サイドボデイの 一側面に接当させて前記移動規制機構を構成し、 前記止め輪を外方より前記環状鍔部の内方に挿入可能な切欠部を、前記環状鍔 部の一部に形成してある点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0006】
【作用】
つまり、メイン軸の軸端を貫通孔を通して環状鍔部内に挿入し、工具に装着し た止め輪を、環状鍔部に形成した切欠部を通して外方から環状鍔部内に挿入し、 軸端の所定位置に止め輪を装着する。
【0007】
【考案の効果】
環状鍔部に切欠部を設けるだけの簡単な改造を施すだけで、環状鍔部の穴形状 を異径にする等、及び、メイン軸とスプール軸心との間隔を変更する等の基本構 成にかかる部分の変更を必要とせずに、制約のすくない環状鍔部の外方から止め 輪の装着が行え、その装着操作を容易なものに出来るとともに、メイン軸のガタ ツキを抑える構成を維持できるに至った。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図4及び図5に示すように左右のサイドボデイ1,2の間の前部に螺軸3の回転 によって左右に往復駆動される糸案内具4夫々で成るレベルワインド機構を配置 すると共に、中央部にスプール5、後部にクラッチ操作具6を夫々配置し、又、 右側サイドボデイ2に、糸巻き取り操作具としてのハンドル7、ドラグ操作具8 、キャストコントローラ9夫々を備えてベイトキャスティング用の両軸受リール を構成する。 このリールでは左側サイドボデイ1と右側サイドボデイ2の一部、及び、夫々 のサイドボデイ1,2の間の上部に配置される上部サムレスト10、下部に配置 される一対のロアーフレーム11,11夫々がアルミダイキャストにより一体成 型物に形成され、右側サイドボデイ2の外方を覆うカバー材2Aを配置してリー ル本体を構成し、前記ロアーフレーム11,11夫々に亘って竿に対する取付け 用脚部12を備えている。 図4に示すように、右側サイドボデイ2の内部に立設したメイン軸13に対し て前記ハンドル7、及び、ドラグ操作具8夫々を備えると共に、該メイン軸13 の内端部にドラグ機構D、及び、ラチェットホイール14を備えてあり、スプー ル5と一体回転するスプール軸15にスライド操作自在に遊嵌したクラッチスリ ーブ16とスプール軸15に固設したピン17との係脱構造によりクラッチ機構 Cを構成し、このクラッチスリーブ16の入力ギヤ16Aとドラグ機構Dの出力 ギヤ18との噛合により、ハンドル7からの回動動力をドラグ機構D、クラッチ 機構C夫々を介してスプール5に伝える。 又、前記スプール軸15を、その両端部でベアリング19、19によって支承 し、前記キャストコントローラ9を、このスプール軸15の右側の端部に作用さ せてその作用によって誘起される摩擦力を調節できるようネジ部を介して右側サ イドボデイ2に取付けている。
【0009】 次に、メイン軸13の軸芯方向への移動を規制する移動規制機構Aについて説 明する。 図4に示すように、右サイドボデイ2のスプール側側面に内部に向けて凹入す る凹入部2Bを形成するとともに、この凹入部2Bの周縁に円形穴状の環状鍔部 20をはめ込み、この環状鍔部20の先端を、スプール5の右サイドボデイ2側 に設けてある外周端縁5Aに対して径方向外方より極近接する状態に配置してあ る。これによって、環状鍔部20によってスプール5に巻き付けられている糸が 外周端縁5Aより抜け落ちることを阻止できる。 環状鍔部20の内側でかつその環状鍔部20の基端部近くにおいて、右サイド ボデイ2のスプール側側面に横向きのボス部2Cを設け、このボス部2Cに軸受 21を内嵌して、更に、この軸受21にメイン軸13の軸端を装着して、メイン 軸13を支承するとともに、メイン軸13の軸端を更に延出し、ボス部2Cに形 成した貫通孔を通してその延出軸端を環状鍔部20内方まで延設している。 図1乃至図3に示すように、この延出軸端に対応する環状鍔部20の一部分に 切欠部26としての貫通孔を形成し、この貫通孔を通して外方より止め輪22と してのEリングとEリングを受けるスラストワッシャ23とを差し込み、延出軸 端にそれらEリング22とスラストワッシャ23とを装着できる。 これによって、スラストワッシャ23を介してEリング22を右サイドボデイ 2の対応する側面に接当させることができ、メイン軸13のハンドル7側への移 動を規制する移動規制機構Aを構成する。また、メイン軸13のスプール5側へ の移動は、軸受21をボス部2Cの段付部で位置規制してメイン軸13を間接的 に移動規制して行っている。スラストワッシャ23とEリング22とを延出軸端 に装着し終わった後は、カバー25で貫通孔26を塞ぎ、この貫通孔26が糸絡 みの要因とならないようにする。したがって、カバー25は貫通孔26を閉塞し た状態で、環状鍔部20と段差のない状態に形成する。
【0010】 〔別実施例〕 環状鍔部20に形成する切欠部26としては、次のようなものでもよい。つ まり、図6及び図7に示すように、環状鍔部20の一部分をその先端から基端部 まで切り取り、切欠き26に形成したものでもよい。これによって、更に、止め 輪22等の環状鍔部20内への挿入を楽に行え、延出軸端への装着操作も貫通孔 の場合に比べて姿勢の制約が少なく容易に行える。 この場合のカバー27は、図示するように、切欠き26を完全に覆うもので、 断面形状は鉤型をしており、右サイドボデイ2の側面にビス28止めしてある。 止め輪22としては、Eリング以外にCリング等を適用できる。
【0011】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】リールの縦断側面図
【図2】Eリング等を装着する前の状態を示す要部拡大
縦断側面図
【図3】(イ) Eリング等を装着する前の状態を示す
要部拡大横断平面図 (ロ) Eリングを装着しカバーを取り付けた状態を示
す要部拡大横断平面図
【図4】リール右側部の横断平面図
【図5】リールの後面図
【図6】移動規制機構の装着にかかる別実施を示す縦断
側面図
【図7】図6に対応する要部拡大横断平面図
【図8】移動規制機構についての第1従来例を示す要部
拡大横断平面図
【図9】移動規制機構についての第2従来例を示す要部
拡大横断平面図
【符号の説明】
2 サイドボデイ 5 スプール 5A 外周端縁 7 糸巻き取り操作具 13 メイン軸 20 環状鍔部 22 止め輪 26 切欠部 A 移動規制機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドボデイ(2)を挟んでスプール
    (5)と糸巻き取り操作具(7)とを配置するととも
    に、前記スプール(5)への回転動力を伝達すべく、前
    記糸巻き取り操作具(7)を装着したメイン軸(13)
    を回転自在に前記サイドボデイ(2)の両側面に亘って
    支承し、スプール(5)の外周端縁(5A)に対して径
    方向の外方より近接する環状鍔部(20)を、前記サイ
    ドボデイ(2)の一側面より延設し、前記環状鍔部(2
    0)の内側に位置する前記メイン軸(13)の軸端に、
    前記メイン軸(13)の糸巻き取り操作具側への移動を
    規制する移動規制機構(A)を設けてある両軸受リール
    であって、 前記サイドボデイ(2)の一側面に貫通孔を形成し、こ
    の貫通孔を通して前記メイン軸(13)の軸端を前記環
    状鍔部(20)内方に突出させるとともに、この突出し
    た軸端に止め輪(22)を装着し、この装着した止め輪
    (22)を前記サイドボデイ(2)の一側面に接当させ
    て前記移動規制機構(A)を構成し、 前記止め輪(22)を外方より前記環状鍔部(20)の
    内方に挿入可能な切欠部(26)を、前記環状鍔部(2
    0)の一部に形成してある両軸受リール。
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