JP2536094Y2 - 点火プラグ用ガスケット - Google Patents

点火プラグ用ガスケット

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JP2536094Y2
JP2536094Y2 JP3883291U JP3883291U JP2536094Y2 JP 2536094 Y2 JP2536094 Y2 JP 2536094Y2 JP 3883291 U JP3883291 U JP 3883291U JP 3883291 U JP3883291 U JP 3883291U JP 2536094 Y2 JP2536094 Y2 JP 2536094Y2
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JP
Japan
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gasket
spark plug
mounting hole
ignition plug
claw
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JP3883291U
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JPH04124787U (ja
Inventor
繁 宮田
儀明 松原
孝夫 小島
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NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、気筒内の圧力を検出す
る圧力センサーと、シリンダーヘッドに装着される点火
プラグとの間に介装する点火プラグ用ガスケット(以下
単にガスケットという)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のエンジンには点火プラグとシリン
ダーヘッドとの間にドーナツ状の圧力センサーを設置す
るものがある(例えば実開昭62−65529号等)。
この圧力センサーは気筒内の圧力を検出してエンジンの
燃焼状態を判断するためのものであり、内蔵した圧電セ
ラミックで気筒内の圧力を電気信号に変換し、該電気信
号をリードワイヤーで外部に取り出すのである。この圧
力センサーと点火プラグとの間には通常銅板製のガスケ
ットが介装されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のガスケットは、
点火プラグの締め付け力でシリンダーヘッドに固定され
ているため、点火プラグをシリンダーヘッドから外す
と、ガスケット、及び、それと一緒に圧力センサーまで
もが点火プラグ装着孔から外れてしまう。そうすると、
一旦外した点火プラグを元に戻す場合に、圧力センサー
とガスケットを支えながら点火プラグを装着して締め付
けなければならないから、点火プラグの点検修理の作業
性が非常に悪い問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ため本考案は、図1,2に示したように、点火プラグ装
着孔の内壁に係合して位置固定する爪片を外周縁に一体
に突設したガスケットを提供するものである。また、前
記爪片は図3のようにガスケットの中心に向けて横U字
状に湾曲させてもよい。
【0005】
【作用】本考案のガスケットを点火プラグ装着孔に強制
的に押し込むと、爪片が点火プラグ装着孔の内壁に押し
付けられて外れない。また、爪片をガスケットの中心に
向けて横U字状に湾曲させておけば、ガスケットを交換
する場合にその湾曲部分に工具を引っ掛けることができ
る。
【0006】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1の分解斜視図に示したように、シリンダー
ヘッド1の点火プラグ装着孔2には、圧力センサー3、
ガスケット4、点火プラグ5が装着される。圧力センサ
ー3は、圧電セラミックを内蔵したドーナツ形状のセン
サー本体3aに、リードワイヤー3bを収納するリード
ワイヤー用保護管3cの先端をろう付けした周知のもの
で、真ん中の中心孔3dに点火プラグ5のネジ部5aが
挿通される。そして、圧力センサー3のリードワイヤー
用保護管3cは、点火プラグ装着孔2の側面に形成した
軸線方向の案内溝6内に収納される。ガスケット4は、
銅板製の孔明き円板であり、外周に複数個等間隔に爪片
7が突設されている。該爪片7は、点火プラグ装着孔2
の内壁にややきつめに当接する長さである。この爪片7
は、ガスケット4の外形を四角や六角等の多角形に形成
してその頂部を利用するようにしてもよい。その他、ガ
スケット4には、前記点火プラグ装着孔2の案内溝6に
嵌まる回転防止爪4aが外周縁の一部に突設されてい
る。この回転防止爪4aを案内溝6に係合させることに
よって、点火プラグ5の締め付け時にガスケット4の回
転を防止し、以て、圧力センサー3のリードワイヤー3
bやリードワイヤー用保護管3cの破損を防止するので
ある。なお、この回転防止爪4aには、前記リードワイ
ヤー用保護管3cを挿通させる凹欠部4bが形成されて
いる。
【0007】次に、本考案のガスケット4の使用方法に
ついて説明する。先ず、点火プラグ装着孔2に圧力セン
サー3を設置しておく。次に、点火プラグ5のネジ部5
aにガスケット4を挿通させた状態で点火プラグ装着孔
2の雌ネジ部2aに点火プラグ5のネジ部5aを螺合さ
せる。このときガスケット4の爪片7が点火プラグ装着
孔2の内壁に当るが、それを強制的に押し込むようにす
る。そして、インパクトレンチで点火プラグ5を締め付
ける。
【0008】しかして、この状態で後に点火プラグ5の
交換や調整等でその点火プラグ5を外しても、爪片7に
よってガスケット4及び圧力センサー3が点火プラグ装
着孔2内に固定されているため、それらが点火プラグ5
と一緒に外れてしまうことがない。従って、点火プラグ
5を再び締め付ける場合に圧力センサー3やガスケット
4の装着・固定に煩わされることがなく、極めて作業性
が向上する。なお、ガスケット4は、点火プラグ装着孔
2に対して、必ずしも前記のように点火プラグ5と一緒
に組み付ける必然性はない。例えば、ガスケット4を圧
力センサー3と一緒に嵌めておいてから点火プラグ5を
装着してもよいのである。このようにガスケット4と圧
力センサー3を先に点火プラグ装着孔2内に設置してお
けば、点火プラグ5を締め付けるまでの間、ガスケット
4が圧力センサー3のストッパーとして機能する。そう
すると、点火プラグ5を装着する前の段階で圧力センサ
ー3が安定するため、点火プラグ5の装着工程が自動化
し易い。
【0009】図3はガスケット4の他の実施例を示すも
のであり、爪片7をガスケット4の中心に向けて横U字
状に湾曲させたものである。このガスケット4は、爪片
7の湾曲部分に工具を引っ掛けて容易に取り外すことが
できる。従って、汚れや損傷等によってガスケット4自
体の交換が必要である場合にガスケット4の着脱が非常
に容易となる利点がある。また、図4のガスケット4
は、図3の爪片7の先端をさらに外向きに曲げ返し、全
体として断面S字状にした爪片7をガスケット4の全周
に形成したものである。このガスケット4は、爪片7の
上端をガスケット4の中心に向けて窄めるようにして点
火プラグ装着孔2から簡単に外すことができる。また、
図5のガスケット4は、爪片7を設けたガスケット4F
と回転防止爪4aを設けたガスケット4Cとに2分割し
たものである。このようにガスケット4を2部材に分け
ることにより、上側のガスケット4Fは爪片7の加工が
容易な軟鋼で形成し、下側のガスケット4Cは圧力セン
サー3との片当たりが有効に防止できる銅で形成する、
ということが可能である。
【0010】図6は図3のガスケット4にさらに透孔の
内周側に向けて複数個等間隔か、又は、全内周を囲う環
状にして係止爪8を突設したものである。この係止爪8
は点火プラグ5のネジ部5aに係合してガスケット4を
点火プラグ5に止める機能を有する。しかし、係合爪8
と点火プラグ5との係合は極浅いものであり、ガスケッ
ト4が点火プラグ5から簡単に外れる程度の強さであ
る。この図6のガスケット4はシリンダーヘッド1に装
着する前の点火プラグ5に係合させておくことにより、
点火プラグ5を締め付けるのと同時に点火プラグ装着孔
2に装着することができる。そして、このガスケット4
は前記のように、一旦点火プラグ装着孔2に装着すると
爪片7が点火プラグ装着孔2の内壁に係合するため、次
に点火プラグ5を外すときに点火プラグ5と係合爪8と
の係合が外れてそのまま点火プラグ装着孔2内に残る。
従って、ガスケット4を点火プラグ装着孔2に装着して
固定する工程が合理化できる。この係合爪8は前記図5
のようにガスケット4を、爪片7を設けた固定用のガス
ケット4Fと、銅でできた片当たり防止用のガスケット
4Cとに2分割した場合にも適用できる。この場合には
固定用のガスケット4Fに係合爪8を突設して点火プラ
グ5に係合させておき、片当たり防止用のガスケット4
Cを圧力センサー3と共に点火プラグ装着孔2内に設置
しておくのである。
【0011】なお、このように爪片7を設けたガスケッ
ト4を点火プラグ5に取り付けるようにすると、点火プ
ラグ5を締め付けるまで圧力センサー3が不安定な状態
になるため、圧力センサー3を点火プラグ装着孔2内で
固定した方がよい場合がある。図7はそのための圧力セ
ンサー3の固定手段を示したものであり、ゴムリング9
を点火プラグ装着孔2の上端に嵌め、その周縁部で案内
溝6の一部を塞ぎ、以て、リードワイヤー3bを案内溝
6内に安定させる。また、図8,9は圧力センサー3の
他の固定手段を示すもので、点火プラグ装着孔2との連
通口11を細くした案内溝6内にゴム製ストッパー10
を嵌合させ、該ゴム製ストッパー10でリードワイヤー
3bを案内溝6内に固定する。以上図7のゴムリング9
や図8,9のゴム製ストッパー10はガスケット4に設
けた回転防止爪4aの移動の障害となる虞があるため、
図7のように点火プラグ装着孔2に別途回転防止爪用の
凹溝12を設けてもよい。そして、凹溝12に対向させ
て図7のゴムリング9の一箇所を切り離し、この切り離
し部分を利用してガスケット4を点火プラグ装着孔2内
に出し入れすることができる。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案のガスケット4は、
点火プラグ装着孔2の内壁に係合して位置固定する爪片
7を一体に設けたため、他にストッパー等の別部品を使
用することなく点火プラグ装着孔2内にガスケット4を
固定することができる。しかも、一旦固定されたガスケ
ット4は簡単に外れない。従って、点火プラグ5を外し
て再び装着する作業が簡単迅速に行える。また、ガスケ
ット4の爪片7を横U字状に湾曲させたものでは、ガス
ケット4の取り外しが容易に行え、従って、その交換が
簡単になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】主要部品を示す分解斜視図である。
【図2】点火プラグを締め付けた状態を示す縦断面図で
ある。
【図3】他の実施例を示すガスケットの斜視図である。
【図4】他の実施例を示すガスケットの一部断面斜視図
である。
【図5】他の実施例を示すガスケットの分解斜視図であ
る。
【図6】他の実施例を示すガスケットの斜視図である。
【図7】圧力センサーを案内溝に装着した状態を示す縦
断面図である。
【図8】リードワイヤーを案内溝に固定した状態を示す
一部の縦断面図である。
【図9】図8のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 …シリンダーヘッド 2 …点火プラグ装着孔 3 …圧力センサー 4 …点火プラグ用ガスケット 5 …点火プラグ 7 …爪片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−146941(JP,U) 実開 昭62−124535(JP,U) 実開 昭62−37734(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気筒内の圧力を検出する圧力センサー
    と、シリンダーヘッドに設けられた点火プラグ装着孔内
    に装着される点火プラグとの間に介装する点火プラグ用
    ガスケットであって、点火プラグ装着孔の内壁に係合し
    て位置固定する爪片を外周縁に一体に突設してなること
    を特徴とする点火プラグ用ガスケット。
  2. 【請求項2】 前記爪片を点火プラグ用ガスケットの中
    心に向けて横U字状に湾曲させたことを特徴とする請求
    項1記載の点火プラグ用ガスケット。
JP3883291U 1991-04-25 1991-04-26 点火プラグ用ガスケット Expired - Lifetime JP2536094Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3883291U JP2536094Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 点火プラグ用ガスケット
DE69214498T DE69214498T2 (de) 1991-04-25 1992-04-15 Vorrichtung zur provisorischen Befestigung eines Drucksensors in die Zündkerzenbohrung des Zylinderkopfes
EP92106565A EP0510515B1 (en) 1991-04-25 1992-04-15 Device for temporarily holding pressure sensor in place within spark plug attaching hole of cylinder head
US07/870,473 US5313849A (en) 1991-04-25 1992-04-17 Device for temporarily holding pressure sensor in place within spark plug attaching hole of cylinder head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3883291U JP2536094Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 点火プラグ用ガスケット

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JPH04124787U JPH04124787U (ja) 1992-11-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6834405B2 (ja) * 2016-11-25 2021-02-24 日本電産トーソク株式会社 油圧センサ取付構造

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