JP2536089B2 - 光ディスク原盤露光方法 - Google Patents
光ディスク原盤露光方法Info
- Publication number
- JP2536089B2 JP2536089B2 JP63225612A JP22561288A JP2536089B2 JP 2536089 B2 JP2536089 B2 JP 2536089B2 JP 63225612 A JP63225612 A JP 63225612A JP 22561288 A JP22561288 A JP 22561288A JP 2536089 B2 JP2536089 B2 JP 2536089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure
- optical disc
- tracking
- groove
- address
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ディスク原盤露光方法、特に、グルーブ間
記録用の光ディスクの光ディスク原盤露光方法に関す
る。
記録用の光ディスクの光ディスク原盤露光方法に関す
る。
一般に、光ディスク原盤露光方法を用いた露光の露光
パワーとしては、第3図に示すようにトラッキング用V
グルーブ1とグルーブ間に設けられたアドレスピット2
とで構成されたグルーブ間記録用のパターンが知られて
いる。このような光ディスク原盤の露光には、トラッキ
ング用Vグルーブ1とアドレスピット2を露光するため
にパワー制御,変調可能な2本のレーザビームが必要で
ある。
パワーとしては、第3図に示すようにトラッキング用V
グルーブ1とグルーブ間に設けられたアドレスピット2
とで構成されたグルーブ間記録用のパターンが知られて
いる。このような光ディスク原盤の露光には、トラッキ
ング用Vグルーブ1とアドレスピット2を露光するため
にパワー制御,変調可能な2本のレーザビームが必要で
ある。
フォトレジスト円板上にトラックピッチPの1/2のレ
ーザビーム間隔だけ離した2本のレーザビームを公知の
オートフォーカス方法により合焦集光し、さらに前記フ
ォトレジスト円板を回転し、1回転当り1トラックピッ
チPだけ移動させ、パワー制御されたレーザビームが前
記フォトレジスト円板上を円周から外周に向けて露光す
ることによりスパイラル状の露光を行なうことができ
る。
ーザビーム間隔だけ離した2本のレーザビームを公知の
オートフォーカス方法により合焦集光し、さらに前記フ
ォトレジスト円板を回転し、1回転当り1トラックピッ
チPだけ移動させ、パワー制御されたレーザビームが前
記フォトレジスト円板上を円周から外周に向けて露光す
ることによりスパイラル状の露光を行なうことができ
る。
アドレスピット露光用のレーザビームをON−OFF変調
することによりアドレスピット2の露光を行ない、トラ
ッキング用Vグルーブ露光用のビームは内周から外周に
かけて連続ON状態で露光し、トラッキング用Vグルーブ
1の露光を行なう。
することによりアドレスピット2の露光を行ない、トラ
ッキング用Vグルーブ露光用のビームは内周から外周に
かけて連続ON状態で露光し、トラッキング用Vグルーブ
1の露光を行なう。
第4図は従来の光ディスク原盤露光方法を用いてフォ
トレジスト円板上にアドレスピット2とトラッキング用
Vグルーブ1との露光を行ない、現像処理した後の断面
図である。
トレジスト円板上にアドレスピット2とトラッキング用
Vグルーブ1との露光を行ない、現像処理した後の断面
図である。
ビーム強度分布がガウス分布であるために2本のレー
ザビームに重なりが生じる。
ザビームに重なりが生じる。
このため、2本のレーザビームの露光パワー,2本のレ
ーザビームの間隔などによって程度に差はあってもアド
レスピットの両側の部分でかぶりによる膜減りdが生
じ、第4図に示すようなピット断面形状になりやすい。
ーザビームの間隔などによって程度に差はあってもアド
レスピットの両側の部分でかぶりによる膜減りdが生
じ、第4図に示すようなピット断面形状になりやすい。
しかしながら、このような上述した従来の光ディスク
原盤露光方法はトラッキング用Vグルーブとアドレスピ
ットとを2本のレーザビームで同時に露光するため、2
本のレーザビームが一部重なり合うことによりピットの
両側面の部分で膜減りが生じ、アドレスピット断面形状
が矩形とならず、さらに露光条件の微小な変動によりア
ドレスピット断面形状が設計値から変動する結果作成さ
れた光ディスク原盤から転写して得られる光ディスク媒
体においてアドレスピットから得られる電気的特性が悪
化するという欠点があった。
原盤露光方法はトラッキング用Vグルーブとアドレスピ
ットとを2本のレーザビームで同時に露光するため、2
本のレーザビームが一部重なり合うことによりピットの
両側面の部分で膜減りが生じ、アドレスピット断面形状
が矩形とならず、さらに露光条件の微小な変動によりア
ドレスピット断面形状が設計値から変動する結果作成さ
れた光ディスク原盤から転写して得られる光ディスク媒
体においてアドレスピットから得られる電気的特性が悪
化するという欠点があった。
これは高密度化としてトラックピッチPを例えば1.4
μmのように小さくした場合により大きな問題となる。
μmのように小さくした場合により大きな問題となる。
本発明の光ディスク原盤の露光方法は、アドレスピッ
トを露光するときに同時に露光しているトラッキング用
Vグルーブ露光用のビームの露光パワーを減少させて露
光し、ピットのない部分のトラッキング用Vグルーブよ
り浅くするように構成される。
トを露光するときに同時に露光しているトラッキング用
Vグルーブ露光用のビームの露光パワーを減少させて露
光し、ピットのない部分のトラッキング用Vグルーブよ
り浅くするように構成される。
次に、本発明の実施例について、図面を参照して説明
する。
する。
第1図(a),(b)は本発明の一実施例を示すタイ
ミング図で、第1図(a)は、トラッキング用Vグルー
ブ露光用のレーザビームのトラッキング用グルーブ露光
パワーPW1のパワー制御例を、第1図(b)はアドレス
ピット露光用のレーザビームのアドレスピット露光パワ
ーPW2のパワー制御例を示す。
ミング図で、第1図(a)は、トラッキング用Vグルー
ブ露光用のレーザビームのトラッキング用グルーブ露光
パワーPW1のパワー制御例を、第1図(b)はアドレス
ピット露光用のレーザビームのアドレスピット露光パワ
ーPW2のパワー制御例を示す。
第1図に示す光ディスク原盤露光方法はアドレスピッ
トを露光するときにトラッキング用Vグルーブ露光用の
レーザビームの露光パワーを通常の75%に減少させ、ト
ラッキング用Vグルーブ露光用のレーザビームとアドレ
スピット露光用のレーザビームとの重なりによるアドレ
スピットの両側面の部分での膜減りの発生を防止してい
る。
トを露光するときにトラッキング用Vグルーブ露光用の
レーザビームの露光パワーを通常の75%に減少させ、ト
ラッキング用Vグルーブ露光用のレーザビームとアドレ
スピット露光用のレーザビームとの重なりによるアドレ
スピットの両側面の部分での膜減りの発生を防止してい
る。
第2図は第1図に示す実施例によりフォトレジスト円
板上にアドレスピット2とトラッキング用Vグルーブ1
の露光を行ない、現像処理した後の断面図である。アド
レスピット2の断面形状は膜減りもなく設計値の矩形に
近い形状となっている。また、2本のレーザビームの露
光パワー、2本のレーザビームの間隔など露光条件の微
小な変動が生じてもアドレスピット2の断面形状の変動
を抑えることができる。その結果、作成された光ディス
ク原盤から転写して得られる光ディスク媒体においてア
ドレスピット2から得られる電気的特性の悪化をなくす
ことができる。
板上にアドレスピット2とトラッキング用Vグルーブ1
の露光を行ない、現像処理した後の断面図である。アド
レスピット2の断面形状は膜減りもなく設計値の矩形に
近い形状となっている。また、2本のレーザビームの露
光パワー、2本のレーザビームの間隔など露光条件の微
小な変動が生じてもアドレスピット2の断面形状の変動
を抑えることができる。その結果、作成された光ディス
ク原盤から転写して得られる光ディスク媒体においてア
ドレスピット2から得られる電気的特性の悪化をなくす
ことができる。
上述した実施例では、トラッキング用Vグルーブ露光
用のビームの露光パワーを通常の75%に減少したが、ト
ラッキングが可能なVグルーブが形成できる最小の露光
パワーまで低下させて露光してもよい。
用のビームの露光パワーを通常の75%に減少したが、ト
ラッキングが可能なVグルーブが形成できる最小の露光
パワーまで低下させて露光してもよい。
本発明の光ディスク原盤露光方法は、アドレスピット
露光時にトラッキング用Vグルーブ露光用のビームの露
光パワーを減少させピットのない部分のトラッキング用
Vグルーブより浅くすることにより、ピットの両側面の
部分で膜減りを発生させることを防止できるので、アド
レスピットの断面形状を設計値の矩形に近づけることが
でき、また露光条件の微小な変動があっても安定してア
ドレスピットを形成できるとともに、作成された光ディ
スク原盤から転写して得られる光ディスク媒体において
アドレスピットから得られる電気的特性も安定化できる
という効果がある。
露光時にトラッキング用Vグルーブ露光用のビームの露
光パワーを減少させピットのない部分のトラッキング用
Vグルーブより浅くすることにより、ピットの両側面の
部分で膜減りを発生させることを防止できるので、アド
レスピットの断面形状を設計値の矩形に近づけることが
でき、また露光条件の微小な変動があっても安定してア
ドレスピットを形成できるとともに、作成された光ディ
スク原盤から転写して得られる光ディスク媒体において
アドレスピットから得られる電気的特性も安定化できる
という効果がある。
第1図(a),(b)は本発明の一実施例を示すタイミ
ング図、第2図は第1図に示す実施例で露光されたパタ
ーン形状の断面図、第3図は本発明および従来の光ディ
スク原盤露光方法で露光された露光パターンの一例を示
す平面図、第4図は従来の一例を用いて露光されたパタ
ーン形状の断面図である。 1……トラッキング用Vグルーブ、2……アドレスピッ
ト PW1……トラッキング用Vグルーブ露光パワー、PW2……
アドレスピット露光パワー、P……トラックピッチ、
P′……レザービーム間隔、d……膜減り。
ング図、第2図は第1図に示す実施例で露光されたパタ
ーン形状の断面図、第3図は本発明および従来の光ディ
スク原盤露光方法で露光された露光パターンの一例を示
す平面図、第4図は従来の一例を用いて露光されたパタ
ーン形状の断面図である。 1……トラッキング用Vグルーブ、2……アドレスピッ
ト PW1……トラッキング用Vグルーブ露光パワー、PW2……
アドレスピット露光パワー、P……トラックピッチ、
P′……レザービーム間隔、d……膜減り。
Claims (1)
- 【請求項1】光ディスク原盤に対しアドレスピット露光
用の第1のレーザビームでトラック番号およびセクタ番
号を記録するためのアドレスピットの露光を行ない、前
記第1のレーザビームとトラックピッチの1/2の間隔で
平行に配置され、前記アドレスピットの露光のときには
アドレスピットのない部分で露光のときの露光パワーよ
りも減少された露光パワーの第2のレーザビームでトラ
ッキング用Vグルーブの露光を行なうことを特徴とする
光ディスク原盤露光方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63225612A JP2536089B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 光ディスク原盤露光方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63225612A JP2536089B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 光ディスク原盤露光方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0273543A JPH0273543A (ja) | 1990-03-13 |
JP2536089B2 true JP2536089B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=16832049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63225612A Expired - Fee Related JP2536089B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 光ディスク原盤露光方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536089B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2677254B2 (ja) * | 1995-06-15 | 1997-11-17 | 日本電気株式会社 | 光ディスク用原盤露光方法および露光装置 |
JPH10177722A (ja) | 1996-12-16 | 1998-06-30 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP63225612A patent/JP2536089B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0273543A (ja) | 1990-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5500850A (en) | Optical disk with grooves and pits of different depths | |
EP0411525B1 (en) | A method of making optical disk master and an optical disk | |
US4947384A (en) | Optical disk having narrow and wide guide grooves | |
EP0418897B1 (en) | Manufacturing method of high density optical recording medium | |
JPH10106040A (ja) | 光学的情報記録媒体および光学的情報記録再生装置 | |
JPS61172232A (ja) | 予じめ形成された光学的に検出可能なサーボトラツク部分とセクタアドレスを有する記録担体及びこの記録担体構造を記録するための装置 | |
JP2982328B2 (ja) | 高密度光ディスクの作製方法 | |
JP2536089B2 (ja) | 光ディスク原盤露光方法 | |
JP2977531B2 (ja) | 光ディスク用マスタディスク及びその製造方法 | |
US7239602B2 (en) | Optical information recording medium with a partition wall between an information tracks groove and a preformat pit encoding information therefor | |
JPH05189813A (ja) | 光ディスク用マスター原盤の製造方法 | |
JP2508076B2 (ja) | 光デイスク原盤露光方法 | |
JP3344653B2 (ja) | 光ディスクの製造方法 | |
JP2723079B2 (ja) | 光ディスク用原盤露光装置および露光方法 | |
JPS63298728A (ja) | 光学式データ記憶部材のフォーマッティングの改良 | |
JP2815673B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2000173094A (ja) | 光ディスク用原盤の製造方法及び光ディスク用原盤の製造装置 | |
JP2003059121A (ja) | 光記録媒体製造用原盤の製造方法、露光装置、並びに光記録媒体製造用原盤および光記録媒体 | |
JPH02148434A (ja) | 光ディスク原盤露光方法 | |
JP2522033B2 (ja) | 記録再生可能な光ディスク | |
JP2002150621A (ja) | 光ディスク原盤製造方法、光ディスク原盤、光ディスク並びに光ディスク原盤露光装置 | |
JP2507776B2 (ja) | 光メモリ素子の製造方法 | |
JPH01133233A (ja) | 光メモリ素子用基板 | |
JPH05314543A (ja) | 光ディスク原盤記録装置 | |
JP2000348387A (ja) | 光記録媒体とその記録再生方法及びマスタスタンパの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |