JP2536079Y2 - 過巻検出装置付クレーンにおけるワイヤーロープ端末取付装置 - Google Patents

過巻検出装置付クレーンにおけるワイヤーロープ端末取付装置

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JP2536079Y2
JP2536079Y2 JP1573692U JP1573692U JP2536079Y2 JP 2536079 Y2 JP2536079 Y2 JP 2536079Y2 JP 1573692 U JP1573692 U JP 1573692U JP 1573692 U JP1573692 U JP 1573692U JP 2536079 Y2 JP2536079 Y2 JP 2536079Y2
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昭 元木
和美 柴田
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、過巻検出装置を備えた
クレーンにおいて、ブーム先端部のトップシーブとフッ
クブロックとの間に懸回されるワイヤーロープの端末の
ブームへの取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記クレーンにおいて、過巻検出
装置の作動時に、過巻検出スイッチ、ワイヤーソケット
等の部品の破損、損傷を防止するようにしたものは公知
である(実公平3−44789号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記従来装
置では、ブームトップに固着した側板の外面に、ロープ
案内、過巻検出スイッチ、ワイヤーソケット等が露出状
態で取付られているので、それらが風雨等に曝されて寿
命を短縮したり、またそれらが他物と衝突して損傷、破
損したりする不都合があるばかりでなく、それらの部品
がブーム先端部の横幅を広げて狭隘な場所でのブームの
操作性を悪くするという課題がある。
【0004】本考案は、かかる実情にかんがみてなされ
たもので、ブーム先端部に固着した支持枠内に過巻検出
スィッチ、ワイヤーロープの端末をブームに取付けるた
めのロープ端末取付手段をコンパクトに設けて前記課題
を解決できるようにした、新規な過巻検出装置付クレー
ンにおけるワイヤーロープ端末取付装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の第1の特徴とするところは、ブームの先端部
に軸支されるトップシーブと、フックブロックに軸支さ
れるフックシーブとの間にウインチから繰り出されるワ
イヤーロープを懸回し、前記ブームの先端部に設けた過
巻検出スィッチにより前記ワイヤーロープの過巻による
フックブロックの過上昇を検出するようにした、過巻検
出装置付クレーンにおいて、前記ブームの先端部に支持
枠を固着し、この支持枠内下部に前記トップシーブ、過
巻検出スイッチおよび前記ワイヤーロープの端末をブー
ムの先端部に取付けるための、ロープ端末取付手段を設
け、このロープ端末取付手段は、前記フックシーブから
のワイヤーロープを前記トップシーブのワイヤー案内面
に沿って上方に案内するための下部案内部材と、該下部
案内部材の上方に設けられてそれに案内されるワイヤー
ロープをブームとほぼ平行な方向に変向案内する上部案
内部材と、該上部案内部材と略同一レベルに配設され、
前記ワイヤーロープの端末を過巻検出スィッチを迂回さ
せてブームの先端部に結着するワイヤーソケットとより
なることにある。
【0006】また本考案の第2の特徴とするところは、
前記ブームの先端部に固着される支持枠の前端面を湾曲
面に形成したことにある。
【0007】
【実施例】以下、図1乃至5を参照して本考案の一実施
例について説明する。
【0008】図1は、本考案装置を備えたクレーンの側
面図、図2は、図3の2線矢視一部破断前端面図、図3
は、図2の3−3線に沿う一部破断側面図、図4はフッ
クブロックの過巻時の図3と同じ側面図、図5は、図3
の5−5線に沿う拡大横断面図である。
【0009】図1において旋回フレームFに俯仰可能に
支持される、ブームBは多段に構成されており、その先
端ブーム1の先端に支持枠2が固着される。この支持枠
2は先端ブーム1よりも下方に延長されており、またそ
の前端面21 は前方に凸の湾曲面に形成されている。支
持枠2の下部には、シーブピン3が横架され、そこに一
対のトップシーブ4が回転自在に軸支されている。
【0010】前記先端ブーム1にワイヤーロープ5を介
して懸吊されるフックブロック6はフックフレーム7の
下端にフック8を吊設し、シーブピン9を介して一対の
フックシーブ10を回転自在に横架して構成される。
【0011】前記旋回フレームFに設けたウインチWか
ら繰り出されるワイヤーロープ5は通常のようにブーム
Bに沿って前方に延長され、前記一対の、トップシーブ
4とフックシーブ10間に跨がって懸回されており、そ
の端末が後述するワイヤーソケット22に結着される
(図5参照)。而してワイヤーロープ5の、トップシー
ブ4とフックシーブ10間の懸回は従来公知の手段を採
用しているので、その詳細な説明を省略する。
【0012】前記支持枠2には、ワイヤーロープ5の過
巻によるフックブロック6の過上昇を検出するための検
出装置Dが設けられる。次にこの装置Dについて説明す
ると、前記支持枠2のブーム1よりの一側壁内面には、
過巻検出スイッチ13が取付けられ、その作動腕14に
は検出ワイヤ15が連結されており、その下端には前記
ワイヤーロープ5によって昇降案内されるウエイト16
が連結されている。一方フックブロック6の上面には前
記ウエイト16に対向してウエイト受17が固着されて
おり、ワイヤーロープ5の過巻によりフックブロック6
が過上昇すれば、ウエイト受17がウエイト16と衝合
して検出ワイヤ15を弛緩し、過巻検出スイッチ13を
オンしてこれを検出し、警報を発するようになってい
る。
【0013】前記支持枠2の下部は前後を開放したチャ
ンネル状に形成されており、その下部内には、フックシ
ーブ10から上方にのびるワイヤーロープ5の自由端部
を案内してその端末を該支持枠2内に取付ける、ロープ
端末取付手段Sが設けられている。
【0014】次にこのロープ端末取付手段Sの構成につ
いて図3乃至5を参照して説明すると、これは下部案内
部材20,上部案内部材21、およびワイヤーソケット
22より構成されている。前記下部案内部材20は円弧
状に形成されて支持枠2の下部一側内面に固設され、そ
の円弧状案内面201 はトップシーブ4の回転中心と同
心であり、かつ該トップシーブ4の、ワイヤーロープ4
の案内面と同一曲率に形成されている。前記下部案内部
材20の内側面には案内板202 が固設され、これと支
持枠2の内面間でワイヤーロープ5を抱えてその横ずれ
を防止する。
【0015】また前記上部案内部材21は、トップシー
ブ4の上方において支持枠2に略水平に横架固定した支
持板23上の前部に固着されている。そしてこの上部案
内部材21は、前記下部案内部材20によって案内され
たワイヤーロープ5を案内すべく、パイプ部材を半円状
に湾曲して構成され、その半部は前記下部案内部材20
の案内面201 に向かって下向き傾斜され、またその他
の半部は支持板23上で略水平にのびている。そして下
部案内部材20からのワイヤーロープ5は上部案内部材
21内に挿入されて略水平に変向案内される。
【0016】図5に示すように、前記支持板23上に
は、前記過巻検出スイッチ13の側方に離隔し、かつ前
記上部案内部材21に対向して前記ワイヤーソケット2
2が固着される。このワイヤーソケット22は上部案内
部材21によって略水平に案内されたワイヤーロープ5
の自由端末を結着すべく、上部案内部材21に向かって
狭まる傾斜面を有するソケット本体221 と、その内部
に遊動可能に収容される楔片222 とより構成され、ワ
イヤクリップ24によってループ状に結着されたワイヤ
ーロープ5の自由端末はソケット本体221 と楔片22
2 間に挟まれてワイヤーソケット22に着脱可能に結着
される。
【0017】前記支持枠2内の上部には、前記過巻検出
スイッチ13等の電装機器に給電するための電気コード
25を巻装するためのコードリール27がステー26を
介して回転可能に軸支される。
【0018】なお、図中28はワイヤーロープ5を支持
するための支持ローラである。
【0019】次にこの実施例の作用について説明する
と、図1乃至3に示すようにブームBにワイヤーロープ
5を介してフックブロック6が通常に支持されている状
態からワイヤーロープ5の過巻により図4に示すように
フックブロック6が過上昇してウエイト受17がウエイ
ト16に衝合すると、検出ワイヤ15が弛緩して過巻検
出スイッチ13がオン作動し、図示しない警報装置の作
動により警報を発するが、ワイヤーロープ5の端部は下
部案内部材20,上部案内部材21に案内されて過巻検
出スイッチ13を迂回するので、該過巻検出スイッチ1
3,ワイヤークリップ24等が支持枠2の下面とフック
ブロック6の上面間に挟まれる心配がなく、それらを損
傷、破損することがない。そしてワイヤーロープ5の支
持枠2へのロープ端末取付手段Sを構成する、下部案内
部材20、上部案内部材21およびワイヤーソケット2
2はすべて支持枠2内の下部に纏めてコンパクトに取付
けられ、しかもブームBの先端部の横幅が広がることが
ないので、それらが他物に衝突したり、干渉したりする
ことがなく、しかも支持枠2内にはそこにコードリール
17等の機器類を収納可能な比較的広い空間を確保する
ことができる。
【0020】なお、以上の実施例では本考案を多段ブー
ムの先端ブームに実施した場合を説明したが、これを単
一ブームに実施してもよいことは勿論である。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案の第1の特徴によれ
ば、過巻検出装置付クレーンにおいて、ブームの先端部
に支持枠を固着し、この支持枠内のブームよりも下方に
トップシーブ、過巻検出スイッチおよびワイヤーロープ
の端末をブームの先端部に取付けるための、ロープ端末
取付手段を設け、このロープ端末取付手段は、前記フッ
クシーブからのワイヤーロープを前記トップシーブのワ
イヤ案内面に沿って上方に案内するための下部案内部材
と、該下部案内部材の上方に設けられてそれに案内され
るワイヤーロープをブームとほぼ平行な方向に変向案内
する上部案内部材と、該上部案内部材と略同一レベルに
配設され、前記ワイヤーロープの端末を過巻検出スイッ
チを迂回させてブームの先端部に結着するワイヤーソケ
ットとより構成したので、前記ロープ取付手段は支持枠
内のブームより下方にコンパクトに取付けられて支持枠
によって保護されて風雨に曝されたり、他物と干渉する
ことが防止され、該ロープ取付手段の常に円滑かつ安全
な作動を保障するとともにその寿命延長を図ることがで
きる。また前記ロープ取付手段によってブーム先端部の
横幅が広がることがないので、狭隘な場所でのブームの
操作性が向上する。
【0022】さらにブーム先端の支持枠の上部には、コ
ードリール等の機器類の収納空間を確保することができ
る。
【0023】また本考案の第2の特徴によれば支持枠の
前端面を湾曲面に形成したことにより、他物との干渉を
しにくくすることができるとともに外観上の体裁を良く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置を備えたクレーンの側面図
【図2】図3の2線矢視一部破断前端面図
【図3】図2の3−3線に沿う一部破断側面図
【図4】フックブロックの過巻時の図3と同じ側面図
【図5】図3の5−5線に沿う横断面図
【符号の説明】
2 支持枠 4 トップシーブ 5 ワイヤーロープ 6 フックブロック 10 フックシーブ 13 過巻検出スイッチ 20 下部案内部材 21 上部案内部材 22 ワイヤーソケット B ブーム S ロープ端末取付手段 W ウインチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム(B)の先端部に軸支されるトッ
    プシーブ(4)と、フックブロック(6)に軸支される
    フックシーブ(10)との間にウインチ(W)から繰り
    出されるワイヤーロープ(5)を懸回し、前記ブーム
    (B)の先端部に設けた過巻検出スイッチ(13)によ
    り前記ワイヤーロープ(5)の過巻によるフックブロッ
    ク(6)の過上昇を検出するようにした、過巻検出装置
    付クレーンにおいて、前記ブーム(B)の先端部に支持
    枠(2)を固着し、この支持枠(2)内下部に前記トッ
    プシーブ(4),過巻検出スィッチ(13)および前記
    ワイヤーロープ(5)の端末をブーム(B)の先端部に
    取付けるための、ロープ端末取付手段(S)を設け、こ
    のロープ端末取付手段(S)は、前記フックシーブ(1
    0)からのワイヤーロープ(5)を前記トップシーブ
    (4)のワイヤー案内面に沿って上方に案内するための
    下部案内部材(20)と、該下部案内部材(20)の上
    方に設けられてそれに案内されるワイヤーロープ(5)
    をブーム(B)とほぼ平行な方向に変向案内する上部案
    内部材(21)と、該上部案内部材(21)と略同一レ
    ベルに配設され、前記ワイヤーロープ(5)の端末を過
    巻検出スィッチ(13)を迂回させてブーム(B)の先
    端部に結着するワイヤーソケット(22)とよりなるこ
    とを特徴とする、過巻検出装置付クレーンにおけるワイ
    ヤーロープ端末取付装置。
  2. 【請求項2】 前記ブーム(B)の先端部に固着される
    支持枠(2)の前端面(21 )を湾曲面に形成したこと
    を特徴とする、前記第1項記載の過巻検出装置付クレー
    ンにおけるワイヤーロープ端末取付装置。
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