JP2535864Y2 - リングコアの固定構造 - Google Patents
リングコアの固定構造Info
- Publication number
- JP2535864Y2 JP2535864Y2 JP5635291U JP5635291U JP2535864Y2 JP 2535864 Y2 JP2535864 Y2 JP 2535864Y2 JP 5635291 U JP5635291 U JP 5635291U JP 5635291 U JP5635291 U JP 5635291U JP 2535864 Y2 JP2535864 Y2 JP 2535864Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring core
- fixing structure
- convex portion
- lead frame
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、リングコアをリード
フレームに接続した状態で樹脂モールドする際の位置ず
れを防止し、断線などを未然に防止したリングコアの固
定構造に関する。
フレームに接続した状態で樹脂モールドする際の位置ず
れを防止し、断線などを未然に防止したリングコアの固
定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパルストランスの内部コアに用い
られるリングコアは、打ち抜きなどによって各リングコ
ア毎にリード片を反復形成したリードフレームに設置さ
れ、その巻線をからげた状態で樹脂モールドされるもの
で、図3に示すように、リングコア1毎にこれを囲うよ
うにしてリードフレーム2に対向突設した複数の端子部
2aの間に設置され、その巻線3を前記端子部2aにか
らげた状態にセットし、この状態で樹脂モールドにより
一体化される。
られるリングコアは、打ち抜きなどによって各リングコ
ア毎にリード片を反復形成したリードフレームに設置さ
れ、その巻線をからげた状態で樹脂モールドされるもの
で、図3に示すように、リングコア1毎にこれを囲うよ
うにしてリードフレーム2に対向突設した複数の端子部
2aの間に設置され、その巻線3を前記端子部2aにか
らげた状態にセットし、この状態で樹脂モールドにより
一体化される。
【0003】しかしながら、この構造ではリングコア
は、単にからげ部分によってリードフレーム2の設置面
2b上に保持されているだけなので、モールド圧力など
によりリングコア1に位置ずれが生じ易く、端子部2a
との間が断線し、歩留まりが低下する惧れがある。この
改良対策として、従来は図4に示すように、リードフレ
ーム2の設置面2bに一対の位置決め用突起2cを切り
起こしにより突設し、これにリングコア1の内周を保持
させたものもある。
は、単にからげ部分によってリードフレーム2の設置面
2b上に保持されているだけなので、モールド圧力など
によりリングコア1に位置ずれが生じ易く、端子部2a
との間が断線し、歩留まりが低下する惧れがある。この
改良対策として、従来は図4に示すように、リードフレ
ーム2の設置面2bに一対の位置決め用突起2cを切り
起こしにより突設し、これにリングコア1の内周を保持
させたものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す構造では位置決め用突起2bにリングコア1を嵌合
するときに位置決めが難しく、固定を十分にしようとす
ると、その鋭いエッジに触れて、巻線3の被覆が剥がさ
れる惧れがある。また、その逆にがたをもって嵌合させ
た場合には、固定が不十分となる欠点があった。
示す構造では位置決め用突起2bにリングコア1を嵌合
するときに位置決めが難しく、固定を十分にしようとす
ると、その鋭いエッジに触れて、巻線3の被覆が剥がさ
れる惧れがある。また、その逆にがたをもって嵌合させ
た場合には、固定が不十分となる欠点があった。
【0005】そこで、この考案はリングコアの設置時の
位置決めが簡単で、傷付きや被覆などの剥がれがなく、
しかも確実な固定を行えるリングコアの固定構造を提供
することを目的とする。
位置決めが簡単で、傷付きや被覆などの剥がれがなく、
しかも確実な固定を行えるリングコアの固定構造を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この考案は、リングコアをリードフレームに突設し
た端子部の間に配置し、その巻線を前記端子部にからげ
た状態で樹脂モールドにより一体化したリングコアの固
定構造において、前記リードフレームのリングコア設置
面に下部が拡開した湾曲状の凸状部を突出形成し、この
凸状部に前記リングコアの内周部を嵌合するものであ
る。
め、この考案は、リングコアをリードフレームに突設し
た端子部の間に配置し、その巻線を前記端子部にからげ
た状態で樹脂モールドにより一体化したリングコアの固
定構造において、前記リードフレームのリングコア設置
面に下部が拡開した湾曲状の凸状部を突出形成し、この
凸状部に前記リングコアの内周部を嵌合するものであ
る。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、リングコアのリードフレ
ームに対する設置時に、ラフな位置決めであっても凸状
部の湾曲面に沿って嵌合でき、嵌合状態完了状態では凸
状部の撓みによるバネ弾性によりがたが生ずることなく
固定できる。
ームに対する設置時に、ラフな位置決めであっても凸状
部の湾曲面に沿って嵌合でき、嵌合状態完了状態では凸
状部の撓みによるバネ弾性によりがたが生ずることなく
固定できる。
【0008】
【実施例】以下この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図1,2はこの考案によるリングコアの固
定構造を示すものである。図において、リードフレーム
10はプレス成形等により形成されたもので、長手方向
に沿う一対の条片10aの間を一体に結んでリングコア
毎に区画片10bを形成し、各区画片10bで区画され
た内部に両条片10aから互いに相手側に向かう2対の
リード片10cを対向して延設するとともに、この各リ
ード片10cの中央に両条片10aを結ぶ設置片10d
を一体に形成したものである。各リード片10cの先端
には折曲成形によって端子部12が突設されている。
に説明する。図1,2はこの考案によるリングコアの固
定構造を示すものである。図において、リードフレーム
10はプレス成形等により形成されたもので、長手方向
に沿う一対の条片10aの間を一体に結んでリングコア
毎に区画片10bを形成し、各区画片10bで区画され
た内部に両条片10aから互いに相手側に向かう2対の
リード片10cを対向して延設するとともに、この各リ
ード片10cの中央に両条片10aを結ぶ設置片10d
を一体に形成したものである。各リード片10cの先端
には折曲成形によって端子部12が突設されている。
【0009】また、設置片10dはリングコア16を設
置するもので、この設置片10dの中央にはリングコア
16を嵌合固定するための下部拡開した湾曲状の凸状部
14が突出形成されている。
置するもので、この設置片10dの中央にはリングコア
16を嵌合固定するための下部拡開した湾曲状の凸状部
14が突出形成されている。
【0010】リングコア16の内周は前記凸状部14に
嵌合固定された状態で設置片10d上に設置され、その
巻線18の端部をそれぞれ各端子部12にからげること
によって各リード片10cに接続される。
嵌合固定された状態で設置片10d上に設置され、その
巻線18の端部をそれぞれ各端子部12にからげること
によって各リード片10cに接続される。
【0011】そして、リングコア16設置時において
は、前記凸状部14にラフに位置決めしても凸状部14
の湾曲面に沿ってスムーズに正規位置に誘導され、しか
も面に対してすべりつつ嵌合されるため、エッジによる
傷付きや、巻線18の被覆が剥がれることがない。ま
た、嵌合状態完了状態では凸状部14の撓みによるバネ
弾性によって、がたを生ずることなく設置片10d上に
正確に位置決め固定されることになるのである。
は、前記凸状部14にラフに位置決めしても凸状部14
の湾曲面に沿ってスムーズに正規位置に誘導され、しか
も面に対してすべりつつ嵌合されるため、エッジによる
傷付きや、巻線18の被覆が剥がれることがない。ま
た、嵌合状態完了状態では凸状部14の撓みによるバネ
弾性によって、がたを生ずることなく設置片10d上に
正確に位置決め固定されることになるのである。
【0012】
【考案の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この考案によるリングコアの固定構造にあっては、
リングコアのリードフレームに対する設置時にラフな位
置決めであっても凸状部の湾曲面に沿って嵌合でき、鋭
いエッジに触れて傷付いたり、巻線の被覆を剥がす惧れ
がない。また、嵌合状態完了状態では凸状部の撓みによ
るバネ弾性によりがたを生ずることなく固定できるた
め、樹脂モールド時における位置ずれやこれによる断線
がないため、歩留まりを向上できる。
に、この考案によるリングコアの固定構造にあっては、
リングコアのリードフレームに対する設置時にラフな位
置決めであっても凸状部の湾曲面に沿って嵌合でき、鋭
いエッジに触れて傷付いたり、巻線の被覆を剥がす惧れ
がない。また、嵌合状態完了状態では凸状部の撓みによ
るバネ弾性によりがたを生ずることなく固定できるた
め、樹脂モールド時における位置ずれやこれによる断線
がないため、歩留まりを向上できる。
【図1】この考案にかかるリングコアの固定構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同上断面図である。
【図3】従来のリングコアの固定構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】従来のリングコアの他の固定構造を示す斜視図
である。
である。
10 リードフレーム 12 端子部 14 凸状部 16 リングコア 18 巻線
Claims (1)
- 【請求項1】 リングコアをリードフレームに突設した
端子部の間に配置し、その巻線を前記端子部にからげた
状態で樹脂モールドにより一体化したリングコアの固定
構造において、前記リードフレームのリングコア設置面
に下部が拡開した湾曲状の凸状部を突出形成し、この凸
状部に前記リングコアの内周部を嵌合することを特徴と
するリングコアの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5635291U JP2535864Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | リングコアの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5635291U JP2535864Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | リングコアの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051204U JPH051204U (ja) | 1993-01-08 |
JP2535864Y2 true JP2535864Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=13024844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5635291U Expired - Lifetime JP2535864Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | リングコアの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535864Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101111999B1 (ko) * | 2010-08-02 | 2012-02-24 | (주) 세노텍 | 파워 인덕터 및 이의 제조 방법 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP5635291U patent/JP2535864Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH051204U (ja) | 1993-01-08 |
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