JPH0110952Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、種々のコードをクランプする場
合、アンテナコードのクランプ状態が目視できる
ように穴を設けたクランパに関する。

第１図は従来のこの種のクランパを示す斜視図
であり、この第１図における１はアンテナコー
ド、２はクランパである。アンテナコード１をセ
ツト本体４を通してアースする場合に、図示のご
とく、セツト本体４にアンテナコード１を当て
て、クランパ２で押さえ、クランパ２をセツト本
体４にビス３で固定するようにしている。

すなわち、第２図は第１図の断面図であり、こ
の第２図より明らかなように、クランパ２に所定
個所に絞り加工により、絞り部２ａ，２ｂを形成
し、この絞り部２ａでアンテナコード１の被覆部
１ａを押さえ、アンテナコード１をクランプし
て、もう一つの絞り部２ｂでアンテナコード１の
芯線１ｂをセツト本体４に押さえて、ビス３で固
定することにより、アースに落とすようにしてい
る。

しかし、このような従来のクランパでは、クラ
ンプ状態が目視できないので、十分にクランプで
きなくて、アンテナコード１の抜けなどが起きる
欠点があつた。

この考案は、上記従来の欠点を除去するために
なされたもので、穴を設けてコードのクランプ状
態を目視できるクランパを提供することを目的と
する。

以下、この考案のクランパの実施例について図
面に基づき説明する。

第３図はその一実施例を示す斜視図であり、第
４図はその断面図である。この第３図と第４図の
両図において、第１図および第２図と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略し、第１図お
よび第２図とは異なる部分を重点的に述べること
にする。

この第３図、第４図を第１図、第２図と比較し
ても明らかなように、この考案においては、クラ
ンパ２の絞り部２ａと２ｂの中間の部分に穴２ｃ
が形成されており、この穴２ｃを形成することに
より、クランパ２によりアンテナコード１のクラ
ンプ状態を目視することができるものである。

第４図より明らかなように、アンテナコード１
の被覆部１ａが目視することができ、この部分が
目視できれば、アンテナコード１は十分にクラン
プされていることがわかるものである。

なお、上記実施例では、アンテナコード１をク
ランプする場合について述べたが、種々のコード
をクランプする場合についても同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。

以上のように、この考案のクランパによれば、
クランパの所定の個所にコードのクランプ状態を
目視できるように穴を設けるようにしたので、コ
ードの抜けやクランプ不十分などの不良状態を防
止できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のクランパの斜視図、第２図は従
来のクランパによりアンテナコードをセツト本体
にクランプした状態の断面図、第３図はこの考案
のクランパの一実施例を示す斜視図、第４図はこ
の考案のクランパによりアンテナコードをセツト
本体にクランプした状態を示す断面図である。 １……コード、１ａ……被覆部、１ｂ……芯
線、２……クランパ、２ａ，２ｂ……絞り部、２
ｃ……穴、３……ビス、４……セツト本体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コード、芯線を本体４に圧着するため、絞り部
   ２ａ，２ｂを有し、ビス３で固定するようにした
   装置において、クランプ状態を目視できるように
   穴２ｃを設けたことを特徴とするクランパ。