JP2535631Y2 - クラッチレリーズシリンダのロッド支持構造 - Google Patents

クラッチレリーズシリンダのロッド支持構造

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JP2535631Y2
JP2535631Y2 JP1990025070U JP2507090U JP2535631Y2 JP 2535631 Y2 JP2535631 Y2 JP 2535631Y2 JP 1990025070 U JP1990025070 U JP 1990025070U JP 2507090 U JP2507090 U JP 2507090U JP 2535631 Y2 JP2535631 Y2 JP 2535631Y2
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clutch
push rod
release cylinder
clutch release
support structure
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JP1990025070U
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正 竹村
登 塚越
義博 高橋
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、プッシュロッドを常時安定に支持すること
により、車輌の簡易な組立を可能とし得るクラッチレリ
ーズシリンダの支持構造に関する。
〈従来の技術〉 車輌には、原動機に動力を断続的に車輪に伝達するた
めのクラッチが搭載されており、また、クラッチには、
クラッチペダルの操作に基づき、油圧等で動作するクラ
ッチレリーズシリンダのプッシュロッドを介して動力伝
達を断続動作を行うものが一般に知られている。
例えば、第1図に示すように、マスタシリンダ11に連
結されたクラッチペダル12を踏込むと、チューブ13を介
して作動油であるクラッチフルードがクラッチレリーズ
シリンダ21の基端側である第1図上、右端側よりシリン
ダボディ1内に送られて、プッシュロッド3が第1図
上、左側に突出することになる。この結果、プッシュロ
ッド3に押されたクラッチレバー8がリング14を介して
ダイヤフラムスプリング15を押圧するのに伴い、クラッ
チ板16がクラッチホイール17より離れることになり、ク
ラッチ22内にそれぞれ端部が位置する駆動軸18から被動
軸19への動力伝達が遮断される。
以上のような機構を採用した車輌の組立工程おいて、
マスタシリンダ11のキャプ11aを締める前にマスタシリ
ンダ11からクラッチフルードを注入するが、この際、迅
速なクラッチフルードの注入を可能とし、注入の効率を
向上すべく、油圧回路内の空気を抜くこととしている。
従って、マスタシリンダ11内の空気が抜かれた際に第6
図に示すようにピストン2及びプッシュロッド3が気圧
のさがったクラッチレリーズ21の右端側に移動し、この
後、注入するクラッチフルードにより、再度左端側に移
動しすることとなる。
〈考案が解決しようとする課題〉 前述のクラッチフルード注入前の空気抜きに伴い、プ
ッシュロッド3がクラッチレリーズシリンダ21の基端側
である第1図及び第6図上、右端側方向へ移動するが、
クラッチレバー8の回動ストロークが小さい為、クラッ
チレバー8はこの移動に合わせて、追従して移動しな
い。従って、プッシュロッド3の先端部とクラッチレバ
ー8が第6図に示すように離れる。
そして、クラッチフルードが注入されるのに伴って、
プッシュロッド3が左側に移動してクラッチレバー8に
当接するが、この際、プッシュロッド3の先端部が第6
図上、2点鎖線で示すように、プッシュロッド3の径方
向に自重で軸ずれして下がり、クラッチレバー8の凹部
8aに入らない欠点を有していた。
〈課題を解決するための手段〉 本考案によるクラッチレリーズシリンダのロッド支持
構造は、クラッチペダルの操作によりクラッチ装置の断
接を実行可能なクラッチレリーズシリンダにおいて、上
記クラッチレリーズシリンダは、上記クラッチ装置のク
ラッチレバーの一端に対向当接されたプッシュロッド
と、上記プッシュロッドを摺動自在に収納する有底筒状
のシリンダ本体と、上記シリンダ本体の開口部を覆うカ
バー部材とを備え、上記カバー部材には、上記プッシュ
ロッドを摺動自在に保持するリブが一体形成されている
ことを特徴とするものである。
〈作用〉 クラッチペダルの操作により、プッシュロッドがクラ
ッチレリーズシリンダ内を軸方向に往復動するのに伴っ
て、クラッチが動作して、動力伝達の断続が行われる。
また、カバー部材に一体形成されたリブがプッシュロ
ッドの外周を支持して、プッシュロッドの軸ずれが防止
される。
〈実施例〉 本考案のクラッチレリーズシリンダのロッド支持構造
に係る一実施例を第1図から第5図に示し、これら図に
基づき本実施例を説明する。
尚、前述した部材と同一の部材には同一符号を付し、
重複した説明は省略する。
第2図に示すようにクラッチレリーズシリンダ21のシ
リンダボディ1(有底筒状のシリンダ本体)内には、摺
動自在であってコニカルスプリング6に図上、左側に押
圧されるピストン2及びピストン2からの油漏れを防止
するオイルシール7が位置しており、ピストン2中央部
の凹部2aには、クラッチレリーズシリンダ21の先端側に
位置してクラッチレバー8に当接するプッシュロッド3
が当接しつつ回動自在に連結されている。つまり、シリ
ンダボディ1にプッシュロッド3が摺動自在に収納され
ている。また、プッシュロッド3を包むように、防塵及
び気密のためのゴム製のカバー部材としてのブーツ4
が、シリンダボディ1の前端側の凹部1aに嵌合されると
共に、プッシュロッド3先端側の凹部3aに嵌合されて、
配置されている。つまり、ブーツ4によってシリンダボ
ディ1の開口側が覆われている。
ブーツ4のシリンダボディ1寄りの小径部には、プッ
シュロッド3の外周を覆うようにプッシュロッド3を支
持するリブ5が内周側に一体形成されている。従って、
プッシュロッド3がクラッチレバー8より離れた場合で
も、プッシュロッド3をリブ5とピストン2とで支持す
るため、プッシュロッド3の第2図上、上下側方向ある
いは、紙面に対して垂直方向への自重による位置ずれが
生じないか若しくは、小さくなる。
この結果、油圧回路内から空気を抜いた後クラッチフ
ルードをマスタシリング11から注入する際において、ク
ラッチレバー8の凹部8aから一旦離れたプッシュロッド
3の先端部が、ブーツ4に一体形成されたリブ5により
支持されて適切に凹部8aに当接することになる。
尚、本実施例において、リブ5は単一のものとした
が、第3図に示すように2つのリブ5を形成することと
してもよく、3つ以上のリブを形成することとしてもよ
い。また、ブーツ4の製造に際して、ブーツ4を金型か
ら抜き取り易くするために、第4図及び第5図に示すよ
うに、リブ5に切り欠き部5aを設けることとしてもよ
い。
〈考案の効果〉 本考案のクラッチレリーズシリンダのロッド支持構造
によれば、プッシュロッドをクラッチレリーズシリンダ
の先端側位置で支持するリブがカバー部材に一体形成さ
れているため、クラッチフルード注入時におけるプッシ
ュロッドのクラッチレバーからの外れが部品点数を増す
ことなく防止される。
以上より、組立後の品質が安定し、組立後にクラッチ
レバーの凹部にプッシュロッドを押し入れるなどの調整
や検査等が不用となり、製造コストの低減が可能とな
る。また、カバー部材にプッシュロッドを支持するリブ
を形成したので、プッシュロッドのストローク量には変
化はなく、クラッチレリーズシリンダとしての機能が低
下することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例及び従来技術に係るクラッチ操
作機構の説明図、第2図及び第3図は本考案の一実施例
に係るクラッチレリーズシレンダのロッド支持構造を表
す断面図、第4図は第3図のブーツの斜視図、第5図は
第3図のI−I矢視図、第6図は従来技術に係るレリー
ズシリンダの断面図である。 図面中 1はシリンダボディ、2はピストン、3はプッシュロッ
ド、4はブーツ、5はリブ、8はクラッチレバー、9は
ワッシャ、11はマスシリンダ、12はクラッチペダル、15
はダイヤフラムスプリング、16はクラッチ板、21はクラ
ッチレリーズシリンダ、22はクラッチである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−35120(JP,A) 特開 昭56−66525(JP,A) 実開 昭57−119127(JP,U) 実開 平3−73728(JP,U) 実開 昭62−4631(JP,U) 実開 昭57−124461(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチペダルの操作によりクラッチ装置
    の断接を実行可能なクラッチレリーズシリンダにおい
    て、 上記クラッチレリーズシリンダは、 上記クラッチ装置のクラッチレバーの一端に対向当接さ
    れたプッシュロッドと、 上記プッシュロッドを摺動自在に収納する有底筒状のシ
    リンダ本体と、 上記シリンダ本体の開口部を覆うカバー部材とを備え、 上記カバー部材には、上記プッシュロッドを摺動自在に
    保持するリブが一体形成されていることを特徴とするク
    ラッチレリーズシリンダのロッド支持構造。
JP1990025070U 1990-03-15 1990-03-15 クラッチレリーズシリンダのロッド支持構造 Expired - Lifetime JP2535631Y2 (ja)

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JPH03117134U JPH03117134U (ja) 1991-12-04
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57119127U (ja) * 1981-01-17 1982-07-23
JPS6235120A (ja) * 1985-08-06 1987-02-16 Nissan Motor Co Ltd クラツチ作動シリンダ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03117134U (ja) 1991-12-04

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