JPH0783248A - 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 - Google Patents
液圧式クラッチレリーズシリンダ装置Info
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- JPH0783248A JPH0783248A JP5252531A JP25253193A JPH0783248A JP H0783248 A JPH0783248 A JP H0783248A JP 5252531 A JP5252531 A JP 5252531A JP 25253193 A JP25253193 A JP 25253193A JP H0783248 A JPH0783248 A JP H0783248A
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- JP
- Japan
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- cylinder
- release
- bearing
- release bearing
- circular piston
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/08—Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
- F16D25/082—Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
- F16D25/083—Actuators therefor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/08—Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
- F16D25/082—Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
- F16D25/087—Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation the clutch being actuated by the fluid-actuated member via a diaphragm spring or an equivalent array of levers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 より一層高度にコンパクト化を推進し得るよ
うに構成された液圧式クラッチレリーズシリンダ装置を
提供する。 【構成】 トランスミッションの入力軸7の軸線方向に
沿って深く、かつ前記入力軸と同軸をなす環状溝3から
なるシリンダ2と、前記環状溝に受容され、かつ該環状
溝内の液圧で押し出される環状ピストン4と、該環状ピ
ストンの軸線方向外端に固着されたレリーズベアリング
6とを有する液圧式クラッチレリーズシリンダ装置1に
於て、前記レリーズベアリングが、前記シリンダの外径
寸法よりも大きな内径寸法を有し、かつ前記環状ピスト
ンの軸線方向外端に固着されたベアリングシート5を介
して前記環状ピストンを外囲する位置に取付けられるも
のとする。
うに構成された液圧式クラッチレリーズシリンダ装置を
提供する。 【構成】 トランスミッションの入力軸7の軸線方向に
沿って深く、かつ前記入力軸と同軸をなす環状溝3から
なるシリンダ2と、前記環状溝に受容され、かつ該環状
溝内の液圧で押し出される環状ピストン4と、該環状ピ
ストンの軸線方向外端に固着されたレリーズベアリング
6とを有する液圧式クラッチレリーズシリンダ装置1に
於て、前記レリーズベアリングが、前記シリンダの外径
寸法よりも大きな内径寸法を有し、かつ前記環状ピスト
ンの軸線方向外端に固着されたベアリングシート5を介
して前記環状ピストンを外囲する位置に取付けられるも
のとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧式クラッチレリー
ズシリンダ装置に関し、特に、トランスミッションの入
力軸と同軸的にスレーブシリンダを設け、該スレーブシ
リンダのピストンにてレリーズベアリングを直接駆動す
る形式の液圧式クラッチレリーズシリンダ装置に関する
ものである。
ズシリンダ装置に関し、特に、トランスミッションの入
力軸と同軸的にスレーブシリンダを設け、該スレーブシ
リンダのピストンにてレリーズベアリングを直接駆動す
る形式の液圧式クラッチレリーズシリンダ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用クラッチとして、クラッチ
ペダルに直結されたマスターシリンダが発生する油圧に
てスレーブシリンダをストロークさせ、これによってレ
リーズフォークを介してレリーズベアリングを軸線方向
に沿って移動させ、このレリーズベアリングにてダイヤ
フラムスプリングの中心部を押圧してプレッシャプレー
トを変位させるように構成されたレリーズ機構が多用さ
れている。
ペダルに直結されたマスターシリンダが発生する油圧に
てスレーブシリンダをストロークさせ、これによってレ
リーズフォークを介してレリーズベアリングを軸線方向
に沿って移動させ、このレリーズベアリングにてダイヤ
フラムスプリングの中心部を押圧してプレッシャプレー
トを変位させるように構成されたレリーズ機構が多用さ
れている。
【0003】一方、エンジンの高出力化に伴ってクラッ
チの出力伝達容量も増大させねばならないが、これに伴
ってクラッチのレリーズ操作力も増大傾向にある。その
ため、近年、操作力の軽減がクラッチのレリーズ機構を
設計するうえでの重要課題となっている。
チの出力伝達容量も増大させねばならないが、これに伴
ってクラッチのレリーズ操作力も増大傾向にある。その
ため、近年、操作力の軽減がクラッチのレリーズ機構を
設計するうえでの重要課題となっている。
【0004】ところで、従来形式で踏力を軽減するに
は、例えば、スレーブシリンダのボアアップや、吸気負
圧を利用した倍力装置の付加や、レリーズフォークの長
寸化などが考えられるが、いずれも外形寸法の増大を招
くため、好ましいとは言い難い。
は、例えば、スレーブシリンダのボアアップや、吸気負
圧を利用した倍力装置の付加や、レリーズフォークの長
寸化などが考えられるが、いずれも外形寸法の増大を招
くため、好ましいとは言い難い。
【0005】このような不都合を改善し得るものとし
て、入力軸と同心的に設けたスレーブシリンダにより、
レリーズベアリングを直接的に駆動し得るようにした C
oncentric Slave Cylinder (CSC)式レリーズ装置
が、米国特許第4,983,332号等に提案されてい
る。これは筒状のピストンを環状溝内に軸線方向摺動可
能に受容し、マスターシリンダの油圧を環状溝底から供
給するものであり、筒状のピストンを用いることによ
り、大きな受圧面積をコンパクトな構成で得ることがで
きる。
て、入力軸と同心的に設けたスレーブシリンダにより、
レリーズベアリングを直接的に駆動し得るようにした C
oncentric Slave Cylinder (CSC)式レリーズ装置
が、米国特許第4,983,332号等に提案されてい
る。これは筒状のピストンを環状溝内に軸線方向摺動可
能に受容し、マスターシリンダの油圧を環状溝底から供
給するものであり、筒状のピストンを用いることによ
り、大きな受圧面積をコンパクトな構成で得ることがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記したCSC
式のレリーズ装置に於ては、環状溝を有するスレーブシ
リンダは、環状のシリンダを液密に摺合させる都合上、
環状溝の内面を極めて高精度に仕上げる必要があるう
え、その底部に給油口とエア抜き口とを設ける必要があ
ることから、製造が比較的厄介である。
式のレリーズ装置に於ては、環状溝を有するスレーブシ
リンダは、環状のシリンダを液密に摺合させる都合上、
環状溝の内面を極めて高精度に仕上げる必要があるう
え、その底部に給油口とエア抜き口とを設ける必要があ
ることから、製造が比較的厄介である。
【0007】そこで本出願人は、金属材料の絞り加工に
て形成された筒状部とフランジ部とを有する2つの部材
を組み合わせたシリンダ構造を案出した。ところが、こ
の構造によると、組立の都合上、フランジ部は外向きに
形成せねばならず、そのためにレリーズシリンダ装置の
外形寸法が比較的大きくなりがちであることが判明し
た。本発明は、このような不都合を解消するべく案出さ
れたものであり、その主な目的は、より一層高度にコン
パクト化を推進し得るように構成された液圧式クラッチ
レリーズシリンダ装置を提供することにある。
て形成された筒状部とフランジ部とを有する2つの部材
を組み合わせたシリンダ構造を案出した。ところが、こ
の構造によると、組立の都合上、フランジ部は外向きに
形成せねばならず、そのためにレリーズシリンダ装置の
外形寸法が比較的大きくなりがちであることが判明し
た。本発明は、このような不都合を解消するべく案出さ
れたものであり、その主な目的は、より一層高度にコン
パクト化を推進し得るように構成された液圧式クラッチ
レリーズシリンダ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、トランスミッションの入力軸の軸線方向に
沿って深く、かつ前記入力軸と同軸をなす環状溝からな
るシリンダと、前記環状溝に受容され、かつ該環状溝内
の液圧で押し出される環状ピストンと、該環状ピストン
の軸線方向外端に固着されたレリーズベアリングとを有
する液圧式クラッチレリーズシリンダ装置に於て、前記
レリーズベアリングが、前記シリンダの外径寸法よりも
大きな内径寸法を有し、かつ前記環状ピストンの軸線方
向外端に固着されたベアリングシートを介して前記環状
ピストンを外囲する位置に取付けられるものとすること
によって達成される。
明によれば、トランスミッションの入力軸の軸線方向に
沿って深く、かつ前記入力軸と同軸をなす環状溝からな
るシリンダと、前記環状溝に受容され、かつ該環状溝内
の液圧で押し出される環状ピストンと、該環状ピストン
の軸線方向外端に固着されたレリーズベアリングとを有
する液圧式クラッチレリーズシリンダ装置に於て、前記
レリーズベアリングが、前記シリンダの外径寸法よりも
大きな内径寸法を有し、かつ前記環状ピストンの軸線方
向外端に固着されたベアリングシートを介して前記環状
ピストンを外囲する位置に取付けられるものとすること
によって達成される。
【0009】
【作用】このような構成によれば、シリンダの外径寸法
を相対的に縮減し得るうえ、レリーズベアリングの外径
寸法内にレリーズアクチュエータの殆どの部分を収める
ことができる。
を相対的に縮減し得るうえ、レリーズベアリングの外径
寸法内にレリーズアクチュエータの殆どの部分を収める
ことができる。
【0010】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0011】図1及び図2は、本発明に基づき構成され
たクラッチレリーズシリンダ装置を示しており、図1に
於ける中心線から上側がクラッチ断状態を、下側がクラ
ッチ接状態を示している。このクラッチレリーズシリン
ダ装置1は、トランスミッションハウジング側に固定さ
れるシリンダ2と、シリンダ2に形成された環状溝3に
摺合した環状ピストン4と、環状ピストン4の軸線方向
外端にベアリングシート5を介して固定されたレリーズ
ベアリング6とからなっており、トランスミッションの
入力軸7と同軸的に取付けられる。
たクラッチレリーズシリンダ装置を示しており、図1に
於ける中心線から上側がクラッチ断状態を、下側がクラ
ッチ接状態を示している。このクラッチレリーズシリン
ダ装置1は、トランスミッションハウジング側に固定さ
れるシリンダ2と、シリンダ2に形成された環状溝3に
摺合した環状ピストン4と、環状ピストン4の軸線方向
外端にベアリングシート5を介して固定されたレリーズ
ベアリング6とからなっており、トランスミッションの
入力軸7と同軸的に取付けられる。
【0012】シリンダ2は、円筒部8a・8bと、該円
筒部の一端に外向きに形成されたフランジ部9a・9b
とからなる2つの部材を組み合わせてなっている。これ
ら2つの部材は、金属材料を絞り加工してなり、円筒部
8a・8bの直径が互いに異なり、かつフランジ部9a
・9bの外形輪郭が共に等しくされている。そして内外
二重に組み合わせた両円筒部8a・8b間に、入力軸7
の軸線に沿って深くされた環状溝3が形成されている。
また2つの部材のフランジ部9a・9b同士は、これら
の間にスペーサ部材10を挟み、かつOリング11を介
して周囲をリベット止めすることにより、接合部の液密
が保持されるようになっている。
筒部の一端に外向きに形成されたフランジ部9a・9b
とからなる2つの部材を組み合わせてなっている。これ
ら2つの部材は、金属材料を絞り加工してなり、円筒部
8a・8bの直径が互いに異なり、かつフランジ部9a
・9bの外形輪郭が共に等しくされている。そして内外
二重に組み合わせた両円筒部8a・8b間に、入力軸7
の軸線に沿って深くされた環状溝3が形成されている。
また2つの部材のフランジ部9a・9b同士は、これら
の間にスペーサ部材10を挟み、かつOリング11を介
して周囲をリベット止めすることにより、接合部の液密
が保持されるようになっている。
【0013】シリンダ2を構成する2つの部材のフラン
ジ部9a・9bには、共に半径線上に一対の耳部12が
設けられている。そして2つの部材のうちの円筒部が外
周側に位置する部材のフランジ部9aに形成された耳部
には、丸孔13が開設されており、この丸孔13には、
スペーサ部材10に一体形成されたコネクタ部14が挿
通されている。
ジ部9a・9bには、共に半径線上に一対の耳部12が
設けられている。そして2つの部材のうちの円筒部が外
周側に位置する部材のフランジ部9aに形成された耳部
には、丸孔13が開設されており、この丸孔13には、
スペーサ部材10に一体形成されたコネクタ部14が挿
通されている。
【0014】コネクタ部14の中心には、パイプジョイ
ント装着孔15が開設されており、この装着孔15に
は、L字形に曲折されたパイプジョイント16が、その
終端部にOリング17を装着した上で嵌着されている。
このパイプジョイント16の端部には、鍔部18が形成
されており、この鍔部18を押さえるようにしてかんざ
し状のピン19をコネクタ部14に差し込むことによ
り、パイプジョイント16の抜け止めがなされている。
なお、パイプジョイント装着孔15とスペーサ部材10
の内周面との間は、スペーサ部材10に内設された油圧
供給通路20を介して連通している。
ント装着孔15が開設されており、この装着孔15に
は、L字形に曲折されたパイプジョイント16が、その
終端部にOリング17を装着した上で嵌着されている。
このパイプジョイント16の端部には、鍔部18が形成
されており、この鍔部18を押さえるようにしてかんざ
し状のピン19をコネクタ部14に差し込むことによ
り、パイプジョイント16の抜け止めがなされている。
なお、パイプジョイント装着孔15とスペーサ部材10
の内周面との間は、スペーサ部材10に内設された油圧
供給通路20を介して連通している。
【0015】軸線方向に摺動自在に環状溝3に受容され
た環状ピストン4は、その内端部に設けられたシール部
材21をもって環状溝3に液密に摺合している。そして
シリンダ2に於ける環状溝3の開口端には、ダストシー
ル29が装着されており、環状ピストン4に塵埃等が付
着した場合にも、それが環状溝3内に入り込むことを防
止している。
た環状ピストン4は、その内端部に設けられたシール部
材21をもって環状溝3に液密に摺合している。そして
シリンダ2に於ける環状溝3の開口端には、ダストシー
ル29が装着されており、環状ピストン4に塵埃等が付
着した場合にも、それが環状溝3内に入り込むことを防
止している。
【0016】金属板を曲げ加工してなるベアリングシー
ト5は、環状ピストン4の外端面に固着されたフランジ
部5aと、このフランジ部5aの外周縁から環状ピスト
ン4の外周面に沿って延出された筒状部5bと、この筒
状部5bの端縁に形成されたストッパ部5cとからな
り、筒状部5bの外周面にレリーズベアリング6が嵌着
されている。
ト5は、環状ピストン4の外端面に固着されたフランジ
部5aと、このフランジ部5aの外周縁から環状ピスト
ン4の外周面に沿って延出された筒状部5bと、この筒
状部5bの端縁に形成されたストッパ部5cとからな
り、筒状部5bの外周面にレリーズベアリング6が嵌着
されている。
【0017】レリーズベアリング6は、自動調心機構を
有しており、アウタレースに固設された半径方向内向き
のコンタクトフランジ26が、ダイヤフラムスプリング
22の中心部に周方向に均一に当接するようになってい
る。またクラッチフェーシング(図示せず)の摩耗に応
じて変位するダイヤフラムスプリング22の内端位置に
追従してレリーズベアリング6を押し当てるように、シ
リンダ2を外囲して縮設されたプリロードスプリング2
3により、ベアリングシート5は常時押し出し方向へ低
荷重で付勢されている。なお、図2に於ては、プリロー
ドスプリング23は図示省略されている。
有しており、アウタレースに固設された半径方向内向き
のコンタクトフランジ26が、ダイヤフラムスプリング
22の中心部に周方向に均一に当接するようになってい
る。またクラッチフェーシング(図示せず)の摩耗に応
じて変位するダイヤフラムスプリング22の内端位置に
追従してレリーズベアリング6を押し当てるように、シ
リンダ2を外囲して縮設されたプリロードスプリング2
3により、ベアリングシート5は常時押し出し方向へ低
荷重で付勢されている。なお、図2に於ては、プリロー
ドスプリング23は図示省略されている。
【0018】次に上記実施例の作動要領について説明す
る。
る。
【0019】クラッチペダルを踏まない、即ち油圧が作
用しない状態にあっては、レリーズベアリング6は、ダ
イヤフラムスプリング22に押圧されてトランスミッシ
ョンハウジング側にある。この状態に於ては、ダイヤフ
ラムスプリング22の反力により、図示されていないプ
レッシャプレートがクラッチディスクをフライホイール
側に押圧し、エンジンの動力をトランスミッションに伝
達する。
用しない状態にあっては、レリーズベアリング6は、ダ
イヤフラムスプリング22に押圧されてトランスミッシ
ョンハウジング側にある。この状態に於ては、ダイヤフ
ラムスプリング22の反力により、図示されていないプ
レッシャプレートがクラッチディスクをフライホイール
側に押圧し、エンジンの動力をトランスミッションに伝
達する。
【0020】図示されていないマスターシリンダからの
油圧が、一方のパイプジョイント16を介してスペーサ
部材10の油圧供給通路20から環状溝3内に入り、環
状ピストン4を押し出す。これにより、環状ピストン4
に一体的に接続されたベアリングシート5と共にレリー
ズベアリング6が押し出され、ダイヤフラムスプリング
22の中心部を押圧してプレッシャプレートの押圧力を
解除する。これによりクラッチディスクがフライホイー
ルから離れ、エンジン動力のトランスミッションに対す
る伝達が断たれる。
油圧が、一方のパイプジョイント16を介してスペーサ
部材10の油圧供給通路20から環状溝3内に入り、環
状ピストン4を押し出す。これにより、環状ピストン4
に一体的に接続されたベアリングシート5と共にレリー
ズベアリング6が押し出され、ダイヤフラムスプリング
22の中心部を押圧してプレッシャプレートの押圧力を
解除する。これによりクラッチディスクがフライホイー
ルから離れ、エンジン動力のトランスミッションに対す
る伝達が断たれる。
【0021】さて、上記実施例に示したような金属材料
の絞り加工にて形成された筒状部8a・8bとフランジ
部9a・9bとを有する2つの部材を組み合わせたシリ
ンダ構造の場合、組立の都合上、フランジ部9a・9b
は半径方向外向きに形成せねばならない。そのため、レ
リーズアクチュエータ全体としてのの外形寸法が比較的
大きくなりがちであった。
の絞り加工にて形成された筒状部8a・8bとフランジ
部9a・9bとを有する2つの部材を組み合わせたシリ
ンダ構造の場合、組立の都合上、フランジ部9a・9b
は半径方向外向きに形成せねばならない。そのため、レ
リーズアクチュエータ全体としてのの外形寸法が比較的
大きくなりがちであった。
【0022】そこで本発明に於ては、レリーズベアリン
グ6を環状ピストン4の外端部の外周側に隣接配置する
ことにより、シリンダ2の外径寸法を縮減し、これに伴
ってシリンダ2の底部を閉じるフランジ部9a・9bの
外径寸法の小径化をも実現するものとした。
グ6を環状ピストン4の外端部の外周側に隣接配置する
ことにより、シリンダ2の外径寸法を縮減し、これに伴
ってシリンダ2の底部を閉じるフランジ部9a・9bの
外径寸法の小径化をも実現するものとした。
【0023】
【発明の効果】このように本発明によれば、環状シリン
ダの構成を、2つの部材に形成した筒状部とフランジ部
との組み合わせとし、一方の筒状部の外周面と他方の筒
状部の内周面とで環状溝を形成するようにした場合に
も、環状シリンダの外周側にレリーズベアリングを配設
することにより、環状シリンダの外径寸法を小径化し得
るので、環状シリンダの底部を閉じるフランジ部の外径
寸法を小径化することが可能となり、レリーズシリンダ
装置の小型化を達成するうえに大きな効果を奏すること
ができる。
ダの構成を、2つの部材に形成した筒状部とフランジ部
との組み合わせとし、一方の筒状部の外周面と他方の筒
状部の内周面とで環状溝を形成するようにした場合に
も、環状シリンダの外周側にレリーズベアリングを配設
することにより、環状シリンダの外径寸法を小径化し得
るので、環状シリンダの底部を閉じるフランジ部の外径
寸法を小径化することが可能となり、レリーズシリンダ
装置の小型化を達成するうえに大きな効果を奏すること
ができる。
【図1】本発明に基づくクラッチレリーズシリンダ装置
の縦断面図。
の縦断面図。
【図2】本発明に基づくクラッチレリーズシリンダ装置
の部分的に切除して示す側面図。
の部分的に切除して示す側面図。
1 クラッチレリーズシリンダ装置 2 シリンダ 3 環状溝 4 環状ピストン 5 ベアリングシート 6 レリーズベアリング 7 入力軸 8a・8b 円筒部 9a・9b フランジ部 10 スペーサ部材 11 Oリング 12 耳部 13 丸孔 14 コネクタ部材 15 パイプジョイント装着孔 16 パイプジョイント 17 Oリング 18 鍔部 19 ピン 20 油圧供給通路 21 シール部材 22 ダイヤフラムスプリング 23 プリロードスプリング 26 コンタクトフランジ 29 ダストシール
Claims (1)
- 【請求項1】 トランスミッションの入力軸の軸線方向
に沿って深く、かつ前記入力軸と同軸をなす環状溝から
なるシリンダと、前記環状溝に受容され、かつ該環状溝
内の液圧で押し出される環状ピストンと、該環状ピスト
ンの軸線方向外端に固着されたレリーズベアリングとを
有する液圧式クラッチレリーズシリンダ装置であって、 前記レリーズベアリングが、前記シリンダの外径寸法よ
りも大きな内径寸法を有し、かつ前記環状ピストンの軸
線方向外端に固着されたベアリングシートを介して前記
環状ピストンを外囲する位置に取付けられることを特徴
とする液圧式クラッチレリーズシリンダ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252531A JPH0783248A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 |
DE4412734A DE4412734A1 (de) | 1993-09-14 | 1994-04-13 | Ringförmige hydraulische Kupplungsausrückzylinder-Vorrichtung |
US08/227,924 US5480017A (en) | 1993-09-14 | 1994-04-15 | Annular hydraulic clutch release cylinder device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5252531A JPH0783248A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0783248A true JPH0783248A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17238670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5252531A Pending JPH0783248A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0783248A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002535579A (ja) * | 1999-01-29 | 2002-10-22 | ヴァレオ | 油圧制御式クラッチレリーズ装置 |
KR20180005611A (ko) * | 2016-07-06 | 2018-01-16 | 발레오 앙브라이아쥐 | 유압 제어 시스템용 리시버 유압 실린더 |
WO2020007399A1 (de) * | 2018-07-04 | 2020-01-09 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Ausrückvorrichtung mit öffnungen für haltering |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5252531A patent/JPH0783248A/ja active Pending
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