JP2535629Y2 - 自動押印機の公印位置設定装置 - Google Patents

自動押印機の公印位置設定装置

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JP2535629Y2 JP1712290U JP1712290U JP2535629Y2 JP 2535629 Y2 JP2535629 Y2 JP 2535629Y2 JP 1712290 U JP1712290 U JP 1712290U JP 1712290 U JP1712290 U JP 1712290U JP 2535629 Y2 JP2535629 Y2 JP 2535629Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、住民票や印鑑証明、その他の公印を押印し
た証明書類の自動作成装置において、公印を押印する位
置の異なる各種の証明書類に対して、それぞれの様式に
合せて自動的に押印を行い得るようにする装置に関し、
特に、印鑑部材がその押印の初期位置の設定に際して、
反対方向に回転されることを阻止することが出来るよう
に構成した装置に関する。
(従来の技術) 市役所等の役所で発行する住民票や、戸籍抄本の写
し、または、印鑑証明等は、その証明書類に必要な事項
を記載した部分の周囲に、書類の名称、発行年月日、そ
の他の所定の事項を配置し、さらに、市長等の公印を押
印するようになっている。
前述したような証明書類の作成に際しては、一般に電
子複写機等が用いられているもので、予め定められた様
式に編集されている原稿を準備し、その証明書類の様式
に合せて必要な事項を抜粋して書込むようになってい
る。
また、その書類の周囲の所定の位置に記載する所定の
事項は、その書類に様式に合せて作成している他の原稿
を用い、2つの原稿を重ねて複写を行う等の作業によ
り、証明書類を作成することが出来るようにしている。
これに対して、デジタル複写機等を用いて、台帳の記
載事項から必要な部分の抜取りと、予め決められている
書類のフォームとを組合せて、証明書類を作成する方法
が用いられる場合がある。
前述したように、デジタル複写機を用いて証明書類を
作成することは、住民票や、戸籍抄本の写し、または、
印鑑証明を作成する手間を大幅に省略することが出来、
例えば、市役所に設けたホストコンピュータから、出張
所や支所に配置した端末に向けて必要な情報を送り、証
明書類を容易に作成することが出来る等の利点がある。
しかしながら、前述したようにして証明書類を作成す
る場合でも、公印をも自動的に押印することが出来ない
ものであり、書類の作成を大幅に簡素化したとしても、
最後に押印の作業を別に行う必要がある等の問題が残っ
ている。
前述したような問題を解決するために、例えば、特開
昭57-210883号公報等に示されるような自動押印機の公
印位置設定装置を用いることが考えられる。しかし、前
記従来例に示されるような押印装置は、別体の作成手段
を用いて書類を作成し、その後で自動的に押印するもの
であるために、書類の作成の途中でオペレータが複写機
等から書類を取出して、押印装置に挿入する作業を行う
ことが必要となる。
これに対して、例えば、特開昭61-112684号公報等に
示されるように、複写機に自動スタンプ装置を接続して
設けることが提案されている。前記従来例においては、
複写機において作成されたコピーが、その排出路を移動
している途中で、自動的に所定の位置にスタンプを押印
することが出来るように構成している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前述したような従来の装置において
は、印鑑やスタンプ等を押印する位置が、その機械に対
して設定した特定の位置に限定されているものであり、
用紙サイズや様式の異なる書類に対して汎用性を持たせ
ることが出来ないという問題がある。
つまり、用紙サイズの異なる複数種類の書類を作成す
る場合には、それぞれの用紙サイズや様式に応じて、公
印を押印する位置が異なるものであるから、住民票、戸
籍抄本、および、印鑑証明とを1つのデジタル複写機に
よって作成出来るようにしても、押印装置は、各々に対
応させて別個の専用機として設けることが必要となる。
さらに、役所から発行される証明書類は、例えば、第
8図(a)ないし(f)にそれぞれ示されるように、B
系列と、A系列の用紙が用いられており、それ等の用紙
でも、その用紙サイズによっては、縦、横と、送り方向
が異なるような様式で作成されている。なお、前記実施
例においては、(a)はB4サイズの用紙の縦送りの場合
を、(b)はB5の横送りを、(c)はB6の縦送り、
(d)はA4の縦送り、(e)はA5の横送り、(f)はA6
の縦送りをそれぞれ示している。
また、前記住民票や印鑑証明においても、公印の押印
位置がそれぞれの様式により異なるものとして形成され
ていることが多くある。
そこで、書類の作成を1台のデジタル複写機により行
い得るように構成し、1種類の押印装置をデジタル複写
機に接続して、全ての様式の書類に対して公印を押印出
来るような装置を構成しようとすると、例えば、6種類
の用紙と、その縦横の2種類の様式に対応させること
と、押印位置が若干ずつ異なること等に合せて、非常に
多数の印鑑部材を用いることが必要となる。
したがって、前述したように、非常に多数の印鑑部材
を用いる装置を構成した場合には、その印鑑部材を配置
する空間を押印装置に設けることと、各印鑑部材を作動
させるための手段が非常に複雑になるという問題があ
り、実用的でないという問題が発生する。
そこで、本出願人においては、後述するように、3個
の印鑑部材を用いて、現在使用されている用紙の種類
と、サイズの全てに対応させ得るような押印装置を開発
した。ところが、印鑑部材を回転可能に構成し、その回
転の途中で、インクを付着させるように構成した場合
に、センサと軸に設けた1つの検知手段によっては、該
印鑑部材の正確な位置の検知が行い得ないという問題が
発生した。
そして、センサが誤検知して、印鑑部材を押印方向に
対して逆方向に回転させると、該印鑑部材に付着したイ
ンクが、押圧ローラに当たって、そのローラを汚すこと
があり、その汚れが用紙の裏面に移転されて書類を汚す
等の問題が発生する。
(考案の目的) 本考案は、上記したような装置の欠点を解消するもの
で、証明書類を自動的に作成する装置に接続される押印
装置において、印鑑部材を回転させる際に、初期の設定
方向と反対方向には回転させないようにする手段を設
け、インクの付着した印鑑部材が押圧ローラに接触し
て、用紙を汚す等の問題の発生を防止出来るような装置
を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本考案は、正逆方向に回転可能な印鑑部材に対してイ
ンクを供給するインクローラを設け、印鑑部材をインク
ローラに対して往復方向に回転させて印面にインクを付
着させるように構成し、前記印鑑部材に対向して配置し
た押圧ローラとの間に用紙を通過させる際に、用紙の移
動に同期させて同方向に回転する印鑑部材により押印作
用を行うように構成した押印装置に関する。本考案にお
いては、前記印鑑部材に対してその印鑑の位置を表示す
る部材と、該表示部材の位置を検知する手段とを設け、
該検知手段からの情報により印鑑部材の回転方向の制御
を行うとともに、前記印鑑部材と押圧ローラとによる印
字位置で、印鑑部材を一方向にのみ回転させるように、
回転を規制する手段を設けている。
また、本考案において、前記印鑑部材は、ローラ体の
表面にプレート部材を介して公印部材を重ねる状態に配
置して構成し、前記プレート部材と公印には、印字時の
回転方向の先端部にテーパ部を設け、他方の端部には押
圧ローラに係止されるような段部を形成するとともに、
印鑑部材を駆動するモータは、押圧ローラによる押圧力
よりも弱い駆動トルクを有するものとして構成すること
ができる。
前述したように構成したことによって、本考案の押印
装置においては、印鑑部材の初期位置の検知に誤動作が
生じて、印鑑部材を反対方向に回転させた場合でも、ロ
ーラ体にインクが移転されることがないので、用紙の裏
面が汚れたりすることを防止出来る。
また、前記機構を設けた本考案の押印装置は、書類の
様式や用紙サイズが異なるものに対しても、3個の印鑑
部材を設けた押印装置により、十分に対応させることが
出来るので、公印の押印装置の構成を簡素化することが
出来る。
さらに、本考案の押印装置は、1台のデジタル複写機
により複数種類の証明書類を作成出来るように構成した
装置に対して、1台の押印装置を配置するのみで、任意
の書類に公印を押印することが出来るので、1セットの
装置を配置するだけで、十分な仕事を行うことが可能に
なる。
(実施例) 図示された例に従って、本考案の自動押印機の構成を
説明する。
第1図に示されるように、本考案の印鑑部材2は軸20
に対してフリーに回転が可能な状態に設けたローラ体40
に、アルミ製のプレート42をネジ48により取付け、該プ
レート42の表面にゴムやプラスチック製の公印45を設け
ている。
前記ローラ体40に設けられるプレート部材42と公印45
とは、それぞれ印鑑部材の印字に際しての回転方向Xに
対して、その先端部側にテーパ部43、46を形成し、前記
テーパ部に近接した位置にネジ48による止め部を設けて
いる。
また、プレート部材と公印との後端部44、47は、それ
ぞれ直角に切取った状態の段部が形成されており、印鑑
部材2を逆転させる際に、後述するように、該段部が押
圧ローラに当たる状態となる。
前記公印45は、第2図(a)および(b)にそれぞれ
示されるように、横向きと縦向きに配置することが出来
るもので、それぞれの公印をプレート42を介して、ロー
ラ体40に接着剤等を用いて取付けることが出来る。した
がって、押印装置に設けられる印鑑部材に対しては、そ
の印の向きを任意に設定することが出来ることになる。
前述したように構成される印鑑部材を用いて押印の動
作を行う場合には、第3図(a)〜(c)に示されるよ
うな順序で、印鑑部材を回転させることにより行われ
る。
印鑑部材が押印を終了して、待機状態にある場合に
は、同図(a)に示されるように、印鑑部材の公印45
は、図の右側のホームポジションに停止されている。前
記ホームポジションから、印鑑部材2は反時計方向に回
転され、同図(b)に示すように、ウエイトポジション
に向けて移動する途中で、インクローラ15に印の面が接
してインクが付着される。
その後で、前記ウエイトポジションに停止されている
印鑑部材は、装置の制御装置に入力されている書類の種
類と、用紙サイズの情報および、センサによる用紙の検
知信号にもとづいてモータによる駆動方向の切換えと、
クラッチが接続されることによって、同図(c)に示す
押印位置を通って時計方向に回転される。
前記印鑑部材の回転に際して、印鑑部材の公印部分は
再びインクローラ15の部分を通過するので、その際に、
再び印面にインクが付着されて、該公印部分が押圧ロー
ラ10に対応する部分で、用紙を挟んだ状態で押印の作用
を行う。
前述したような印鑑部材の回転は、同図(d)に示さ
れるように、ホームポジションからウエイトポジショ
ンに至る反時計方向の回転と、ウエイトポジション
から印字動作の経路に至る時計方向の回転経路とを取
るように設定される。
そして、前記印鑑部材の回転の動作に際しては、それ
ぞれの回転信号が制御装置から出力されることに応じ
て、駆動モータの回転方向の切換えと、クラッチのオン
・オフの動作の組合せにより行うようにする。また、前
記印鑑部材の駆動の切換え等の動作は、板部材8の位置
をセンサ9で検知した情報にもとづいて行う。
前述したように、印鑑部材2を駆動するために、第4
図に示されるようなセンサと軸に設けた板部材8とが用
いられる。
第4図(a)に示されるように、本考案の装置におい
ては、印鑑部材2を支持する軸20と平行に設けられた駆
動軸32には、クラッチとともに半円形状の板部材8を設
けており、該板部材8の端部をセンサ9により検知する
ことによって、その印鑑部材の回転方向の切換えの動作
を行う。
そして、同図(b)に示されるように、印鑑部材がホ
ームポジションに位置している場合と、同図(c)のウ
エイトポジションに位置している場合とでは、板部材8
の両側の端部がそれぞれの状態に応じてセンサの部分に
位置される状態となる。
前述したように、駆動モータによって印鑑部材の駆動
を行う場合に、インクローラに対応する位置を2度通過
させることにより、印鑑部材の印面にインクを確実に付
着させ、用紙に対する押印の動作を正確に行わせること
が可能になる。
なお、前記本考案の各実施例において、板部材8の停
止位置が、正確にセンサ9により検知される位置で停止
する場合には、前述したような印鑑部材2の回転の制御
が行なわれるが、第4図(d)または(e)に示すよう
な状態で停止している場合には、印鑑部材の位置の検知
が正確に行われないという問題が発生する。そこで、本
考案の装置においては、前記第1図に示したように、ロ
ーラ体40の表面に取付けるプレート部材42と公印45の形
状を、印字時の回転方向にはテーパ部43、46を設け、逆
方向には段部44、47を形成させるようにしている。
つまり、前記第4図の(d)に示すように、印鑑部材
2が印字方向(矢印X方向)に回転する際には、ローラ
は押圧ローラ10を押し下げる状態で正常に回転を行い、
用紙に対して公印を押印することが出来る。
しかし、同図(e)に示される状態で停止している場
合に、制御装置が誤検知を行って、印鑑部材2を印字方
向と反対の方向に駆動しようとすると、プレート部材42
と公印45の後端の段部44、47が押圧ローラ10に当り、該
押圧ローラ10を強く下方に押し下げるような作用が発生
する。
前述したように、印鑑部材が用紙のない状態で逆方向
に回転し、押圧ローラに印面が接触すると、公印に付着
しているインクが押圧ローラに移転されるという不都合
な状態が発生する。そして、次に用紙が通過した際に、
その用紙の裏面にインクが押圧ローラから移転されるこ
とによって、用紙を汚す等の問題が発生する。
そこで、本考案の印鑑部材においては、印鑑部材を駆
動するモータの駆動トルクを、プレート部材等により押
圧ローラを押し下げるための力よりも小さく設定してい
る。そして、印鑑部材2において、ローラ体の表面の段
部が、スプリングの力に反して、押圧ローラ10を押し下
げようとしても、モータの駆動トルクが小さいために、
印鑑部材はその表面の段部が押圧ローラに係合された状
態で、該印鑑部材に対する駆動を停止することになる。
また、本考案の印鑑部材に対する駆動制御機構におい
ては、印鑑部材を逆転方向に駆動する制御モードの場合
に、一定の時間以上駆動が停止している状態が検知され
た際には、該印鑑部材を正転方向に駆動するような制御
手段を設けることが出来る。
そして、前述したような制御モードを設定した場合に
は、第4図(e)に示されるような状態で、印鑑部材が
停止している場合でも、その印鑑部材に対する駆動方向
を、短時間の停止の後で正常に戻すことが出来るものと
なる。
したがって、本考案の押印装置においては、センサが
印鑑部材の停止位置を誤検知した場合でも、その間違っ
た検知情報にもとづいた制御モードを、自動的に正常な
モードに戻して、その後の制御の動作を継続させること
が出来る。
(押印装置を装備する画像形成装置) 前述したような本考案の印鑑部材を装備する押印装置
は、第5図に示されるように、デジタル複写機等の画像
形成装置に接続して設け、画像形成装置により作成され
た証明書等に自動的に公印を押すことが出来るものとさ
れる。
第5図に示されるように、本考案の押印装置1はデジ
タル複写機50に接続しており、該デジタル複写機50によ
り作成されたコピーに対して、押印装置1の用紙路を移
動させている途中で、公印を押印することが出来るよう
に構成されている。
前記本考案の実施例において、押印装置1は、複写機
に接続される用紙搬送路37に沿って、3個の印鑑部材
2、2b(印鑑部材2aは印鑑部材2と同軸に設けられる)
を設け、複写機から排出される用紙サイズと様式に対応
させて、押印作用を行うことが出来るように構成してい
る。
前記押印装置1においては、用紙搬送路37の入口部分
に、用紙センサー38を配置し、複写機から排出される用
紙の先端部を検知して、その用紙の検知情報と、複写機
から出力される用紙サイズの情報、および、書類の種類
の情報に応じて、特定の印鑑部材を作動させて、公印を
押印させるように構成している。
そして、作成された書類は、排出トレイ39に向けて排
出させるものとする。前述したような押印装置1におい
て、印鑑部材2〜2bの各々には、用紙搬送路を挟むよう
にして押圧ローラ10〜10bを配置し、印鑑部材の上部に
はインクローラ15〜15bをそれぞれ配置して、印鑑部材
が回転する途中で印鑑部材にインクを付着させ、押印部
分で用紙に対して押印の動作を行うようにする。
(デジタル複写機の構成) また、前記押印装置を取付けるデジタル複写機50は、
一般的な電子複写機の用紙サイズやコピーの枚数等の設
定手段に加えて、証明書の種類や、出力する部分を選択
するための手段、その他の必要な情報を入力するための
セットボタン等を配置しておき、読取った画像情報を一
定の様式のものとして出力させる制御装置を設けてい
る。
前記デジタル複写機においては、その本体の上部に、
通常の複写機と同様に、プラテン51と、その上部で原稿
を押圧保持するプラテンカバー52とを配置し、前記プラ
テンの下面に沿って読取り装置53を移動させる。
そして、該読取り装置において、読取った画像情報を
デジタル信号に変換して記憶装置54に送り、該記憶装置
で読取った画像を、所定の書類の様式にしたがって編集
し、書込み装置56に向けてその情報を出力する。
また、書込み装置56により、画像情報が書込まれる感
光体ドラム55の周囲には、現像装置57、転写・剥離コロ
トロン58、クリーニング装置59等の他に、帯電コロトロ
ン等を配置し、感光体デラムにトナー画像を形成し、そ
のトナー画像を用紙に転写して、コピーを作成させるよ
うにする。
前記デジタル複写機の給紙部には、複数の給紙カセッ
ト60、61をセットし、それぞれの給紙カセットに対応さ
せて給紙ローラ62と、搬送ローラ装置63とによる給紙装
置を設けている。
そして、書類の種類や様式に応じて選択された用紙
を、用紙搬送路64を介して送り出し、レジストローラ65
により先端部の位置決めを行い、感光体ドラムに形成さ
れるトナー画像にタイミングを合せて、画像転写部に向
けて送るようにする。
前述したようにして、トナー画像が転写された用紙
は、定着装置67を通って定着され、排出口から押印装置
1の用紙搬送路に向けて送られることになる。
(押印装置の構成) 本考案の押印装置1は、第5図に示されたように、デ
ジタル複写機に接続されて、コピーに対して所定の位置
に公印を押すような作用を行うものであるが、その詳細
な構成は、第6図および第7図に示されるようになって
いる。
第6図に示される例において、上下のガイド板37a、3
7bにより規制される用紙搬送路37は、デジタル複写機か
ら矢印方向にコピーが送られるようになっており、その
用紙搬送路37の上部に、印鑑部材2〜2bがそれぞれ配置
される。
また、用紙搬送路の入口部分には、用紙の先端部の検
知を行うための用紙センサー38を配置し、その用紙セン
サーからの検知信号を用いて、印鑑部材の動作のタイミ
ングの設定を行うようにする。
押印装置1に2列に配置される印鑑部材は、それぞれ
同一の構成の印字手段と、その上下の付属部材とにより
構成されているのであるから、それ等のうちの1つの印
鑑部材2について詳細に説明する。
前記印鑑部材2は、装置の本体フレームの軸部材に設
けた印鑑ローラ保持プレート18を介して、支持軸の軸方
向に対する位置決めが行なわれるもので、該印鑑部材を
タイミングベルト等のベルト装置5により駆動するよう
に構成している。
前記印鑑部材の駆動手段は、駆動軸32に設けた駆動プ
ーリ6と、印鑑部材2に対して設けるプーリ4とに、駆
動ベルト5を巻き掛けているもので、駆動軸32と駆動プ
ーリ6との間にクラッチを配置し、該クラッチを介して
印鑑部材の回転を行わせるようにする。
前記印鑑部材2を駆動する際に、該印鑑部材の位置の
検知を行い、押印のタイミングを設定するために、駆動
軸に対して半円形状板部材8とセンサ9とからなる検知
手段を設け、該検知手段によって、印鑑部材の位置の確
認を行い得るようにしている。なお、前記板部材とセン
サにより構成される検知手段については、前記第4図に
おいて説明した通りである。
前記印鑑部材2の上部にインクローラ15を配置し、印
鑑部材2が回転する途中で前記インクローラ15に接して
インクが付着され、該印鑑部材の公印の部分が用紙搬送
路の位置を通る際に、用紙に対する押印の動作を行うよ
うにする。
また、印鑑部材の下部には、押圧ローラ10が配置され
ており、前記印鑑部材2に対して押圧ローラ10を所定の
圧力で押圧するようにし、両ローラの間を通る用紙に印
字を行う際に、一定の圧力で公印の部分を用紙に押付け
るようにする。
前記押圧ローラ10は、保持プレート11と軸12とを介し
て、支持フレーム35に設けられるもので、該支持フレー
ム35と前記プレート11との間にスプリング13を配置し、
該スプリング13によって、押圧ローラ10を印鑑部材2に
押圧する作用を行わせる。
なお、前記押印装置1の支持フレーム35には、下ガイ
ド板37bと押圧ローラの支持機構が配置されているもの
で、支軸36を介して本体に対して開閉可能に設けられて
いる。そして、用紙搬送路37でジャムが発生した場合
に、前記支持フレームを開くことによって、用紙搬送路
と、ローラ装置によるニップを解除し、用紙の取り出し
の動作を容易に行い得るようにしている。
前記本考案の装置においては、デジタル複写機の定着
装置と、押印装置の印字手段との双方にわたって、コピ
ーがニップされた状態で、ジャムが発生することが考え
られる。したがって、前述したように構成したことによ
って、その場合には、押印装置における用紙のニップを
解除することにより、定着装置から用紙を引出す動作を
容易に行うことが出来るものとなる。
前述したように構成される本考案の押印装置1におい
て、3個の印鑑部材2〜2bは、第7図に示されるように
配置される。
第7図に示される平面図において、本考案の押印装置
1にはその両側のフレームの間に、搬送ローラ装置用の
駆動軸20、22、24と、印鑑部材の駆動用の駆動軸32、33
をそれぞれ配置しており、それ等の各駆動軸のグループ
を、別個の駆動源により駆動する。
この図示される例において、搬送ローラ装置駆動用の
各軸は、画像形成装置本体の駆動手段に接続される駆動
ベルト27から、押印装置の各軸に設けた駆動プーリを介
して、駆動ベルト27a〜27cを用いて駆動が行われる。
前記駆動軸には、それぞれ搬送用のローラ21、21a、2
3、23a、および、排出ローラ25が設けられており、それ
等の各ローラ装置によって、用紙搬送路内での用紙の搬
送を行う。
なお、前記用紙搬送用の各ローラは、図示される例で
は、各印鑑部材に対応させて設けているが、その配置関
係は特に限定されるものではなく、用紙の搬送を良好に
行い得て、用紙にしわ等を発生させないものであれば、
任意の位置に設けることが出来る。
また、印鑑部材の駆動用の軸32、33は、パルスモータ
30から、駆動ベルト31、31aを用いて駆動が行なわれる
もので、各軸に対して設けたクラッチをオン・オフする
ことによって、特定の印鑑部材を駆動して、コピーに対
する押印の動作を行うことが出来る。
本考案の押印装置1においては、前述したように、3
個の印鑑部材2〜2bを設けているが、それ等の印鑑部材
のうち、印鑑部材2、2aは、駆動軸20に支持され、他の
印鑑部材2bは駆動軸22に支持されて、該駆動軸に対して
は自由に回転可能に設けられる。
なお、本考案の印鑑部材の説明において、各印鑑部材
が同一の構成を有するものであることより、印鑑部材2
を例にとって以下の説明を行う。
本考案の印鑑部材2の印字手段には、その側部にプー
リ4を一体に設けており、該プーリ4と駆動軸32に設け
た駆動プーリ6とに駆動ベルト5を掛け渡し、該駆動ベ
ルト5により駆動を行うようにしている。
また、前記駆動プーリ6は駆動軸32に対して、クラッ
チ7を介して駆動が行われるようになっており、画像形
成装置本体からの用紙サイズと、書類の様式の信号が出
力された際に、押印を行う印鑑部材が選択される。
そして、その用紙が押印装置の入口部分のセンサ38に
より検知されると、その用紙に応じてタイマーが作動さ
れ、用紙の押印位置に公印を押すようなタイミングで、
駆動モータ30が駆動される。
図示されるように、前記駆動軸32に配置される駆動プ
ーリ6は、軸方向に巾の広いものとして構成されてお
り、その巾×1の範囲で、印鑑部材2のユニットが軸方
向に移動することを許容出来るようにされる。このこと
は、前記第8図に示されたように、B系列とA系列の用
紙の場合とでは、印鑑部材2による印字位置が異なるこ
とに対応させるもので、役所で使用する用紙に対応させ
て、前記許容巾の範囲で、任意に位置の変更を行い得る
ようにするためである。
さらに、前記駆動軸に配置される駆動ユニットには、
前記第1図ないし第4図に示されたように、印鑑部材の
公印の位置を検知するための検知手段を設けている。
また、前記印鑑部材2に対する駆動手段と同様な構成
の装置が、印鑑部材2a、2bに対してそれぞれ配置され
る。しかし、印鑑部材2bの場合には、押印手段が軸33に
対する移動巾(間隔×3で示す)が非常に大きく設定さ
れているので、クラッチ7bと検知手段とを駆動プーリ6b
に対して設けることが出来ないので、この印鑑部材2bの
場合には、駆動軸33の端部にクラッチ7bと検知手段を配
置している。
前述したように構成される本考案の装置において、装
置を設置する役所で、住民票と印鑑証明の用紙の種類に
応じて、各々の印鑑部材の固定位置を選択し、A、B系
列のいずれかの用紙に合せるようにする。
すなわち、前記印鑑部材2〜2bの位置の設定を行う場
合に、戸籍抄本に対しては全国同一の用紙サイズ(B4お
よびB5サイズ)のものを使用するが、印鑑の位置が若干
異なることに対応させて、印鑑部材2aの位置を若干調整
するのみで足りることになる。
これに対して、印鑑部材2と2bとは、第8図に示され
るように、書類の種類と、用紙サイズとに応じて、その
設定位置が大幅に変更されることになる。前述したよう
にして、本考案の押印装置においては、用紙とサイズと
が異なるものに対しても、3個の印鑑部材を用いるのみ
で、任意の位置に公印を押すことが出来るものとなる。
前述したように構成される本考案の装置は、実施例に
示されるように、デジタル複写機に押印装置を組合せて
自動押印機を構成することが出来るが、その他に、デジ
タル方式のプリンターと、コンピュータとを組合せて構
成した画像形成装置に、本考案の押印装置を組合せて配
置し、コンピュータから出力される情報にもとづいて、
自動的に証明書を作成し、公印を押印することが出来る
ような装置を構成することも可能である。
さらに、本考案の装置は、役所の証明書類のみでな
く、一般のコピーに対して認証印等を自動時に押印する
ための装置としても用いることが可能である。
(考案の効果) 本考案の自動押印機は、前述したように構成した印鑑
部材と、その駆動制御手段とを用いることによって、印
鑑部材の初期位置の検知に誤動作が生じて、印鑑部材を
反対方向に回転させた場合でも、ローラ体にインクが移
転されることがないので、用紙の裏面が汚れることを防
止出来る。
また、前記機構を設けた本考案の押印装置は、書類の
様式や用紙サイズが異なるものに対しても、3個の印鑑
部材を設けた押印装置により、十分に対応させることが
出来るので、公印の押印装置の構成を簡素化することが
出来る。
さらに、本考案の押印装置は、1台のデジタル複写機
により複数種類の証明書類を作成出来るように構成した
装置に対して、1台の押印装置を配置するのみで、任意
の書類に公印を押印することが出来るので、1セットの
装置を配置するだけで、十分な仕事を行うことが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の印鑑部材の構成を示す側面図、第2図
は本考案の印鑑部材における公印の取付け状態を示す斜
視図で、同図(a)は横印を、(b)は縦印の場合をそ
れぞれ示し、 第3図(a)ないし(c)は、それぞれ印鑑部材の回転
の動作を示す説明図、同図(d)は、印鑑部材の回転方
向の切換えの動作の説明図、 第4図(a)は印鑑部材と、その検知手段の関係を示す
説明図、同図(b)および(c)は、それぞれ第3図の
(a)と(b)とに対応する印鑑部材の位置での検知手
段の状態の説明図、同図(d)と(e)とは、それぞれ
検知部材が正常でない位置に停止した場合の例を示す説
明図、 第5図は本考案の押印装置とデジタル複写機とを組合せ
た装置の側面図、第6図は本考案の押印装置の側面図、
第7図は第6図に示される押印装置の平面図であり、 第8図(a)ないし(f)は、それぞれ証明書類に使用
される用紙の種類の説明図である。 図中の符号 1……押印装置、2……印鑑部材、4……プーリ、5…
…駆動ベルト、6……駆動プーリ、7……クラッチ、8
……板部材、9……センサ、10……押圧ローラ、15……
インクローラ、20・22・24……駆動軸、27〜27c……駆
動ベルト、30……駆動モータ、31……駆動ベルト、32・
33……駆動軸、37……用紙搬送路、38……用紙センサ
ー、40……ローラ体、42……プレート部材、45……公
印、50……デジタル複写機。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆方向に回転可能な印鑑部材に対してイ
    ンクを供給するインクローラを設け、印鑑部材をインク
    ローラに対して往復方向に回転させて印面にインクを付
    着させるように構成し、 前記印鑑部材に対向して配置した押圧ローラとの間に用
    紙を通過させる際に、用紙の移動に同期させて同方向に
    回転する印鑑部材により押印作用を行うように構成した
    押印装置において、 前記印鑑部材に対してその印鑑の位置を表示する部材
    と、該表示部材の位置を検知する手段とを設け、該検知
    手段からの情報により印鑑部材の回転方向の制御を行う
    とともに、 前記印鑑部材と押圧ローラとによる印字位置で、印鑑部
    材を一方向にのみ回転させるように、回転を規制する手
    段を設けることを特徴とする自動押印機の公印位置設定
    装置。
  2. 【請求項2】前記印鑑部材は、ローラ体の表面にプレー
    ト部材を介して公印部材を重ねる状態に配置して構成
    し、 前記プレート部材と公印には、印字時の回転方向の先端
    部にテーパ部を設け、他方の端部には押圧ローラに係止
    されるような段部を形成するとともに、 印鑑部材を駆動するモータは、押圧ローラによる押圧力
    よりも弱い駆動トルクを有するものとして構成すること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動
    押印機の公印位置設定装置。
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