JP2535562Y2 - 乾燥炉 - Google Patents
乾燥炉Info
- Publication number
- JP2535562Y2 JP2535562Y2 JP1990102737U JP10273790U JP2535562Y2 JP 2535562 Y2 JP2535562 Y2 JP 2535562Y2 JP 1990102737 U JP1990102737 U JP 1990102737U JP 10273790 U JP10273790 U JP 10273790U JP 2535562 Y2 JP2535562 Y2 JP 2535562Y2
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- Japan
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- hot air
- work
- hot
- heating
- drying furnace
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、乾燥炉に関する。詳しくは、アルミサッシ
型材等の長尺のワークを均一に加熱乾燥することができ
る乾燥炉に関する。
型材等の長尺のワークを均一に加熱乾燥することができ
る乾燥炉に関する。
[従来の技術] 第2図に従来の乾燥炉の概略構成を示す。
図において、1は乾燥炉本体である。乾燥炉本体1内
には、ワーク加熱室2がワーク搬送方向(図中紙面と直
角方向)に伸設されている。ワーク加熱室2の下方部分
には、熱風供給手段11が配設されている。この熱風供給
手段11は、ワーク搬送方向に伸延しており、当該熱風供
給手段11の上部には多数の熱風吹出口13を備えた熱風吹
出部12が設けられている。なお、熱風供給手段11には、
ヒーターおよびファン等からなる熱風発生手段(図示省
略)が接続されており、当該熱風発生手段を駆動するこ
とにより熱風吹出部12の各熱風吹出口13より熱風を吹き
出す構成とされている。また、ワーク加熱室2の上方部
分には排気ダクト21が設けられている。
には、ワーク加熱室2がワーク搬送方向(図中紙面と直
角方向)に伸設されている。ワーク加熱室2の下方部分
には、熱風供給手段11が配設されている。この熱風供給
手段11は、ワーク搬送方向に伸延しており、当該熱風供
給手段11の上部には多数の熱風吹出口13を備えた熱風吹
出部12が設けられている。なお、熱風供給手段11には、
ヒーターおよびファン等からなる熱風発生手段(図示省
略)が接続されており、当該熱風発生手段を駆動するこ
とにより熱風吹出部12の各熱風吹出口13より熱風を吹き
出す構成とされている。また、ワーク加熱室2の上方部
分には排気ダクト21が設けられている。
しかして、上記した乾燥炉においては、熱風供給手段
11の熱風吹出部12から吹き出される熱風によって、当該
熱風吹出部12上方を搬送される背高のワークWが加熱乾
燥される。
11の熱風吹出部12から吹き出される熱風によって、当該
熱風吹出部12上方を搬送される背高のワークWが加熱乾
燥される。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記した従来の乾燥炉においては、その構
造上、ワーク加熱室2内の温度分布を均一とするのは困
難で当該加熱室2の下方部分が上方部分よりも低温とな
る傾向がある。そのため、ワークWの下部Wlと上部Wuと
が均一に加熱されず乾燥ムラ等が生じることがある。
造上、ワーク加熱室2内の温度分布を均一とするのは困
難で当該加熱室2の下方部分が上方部分よりも低温とな
る傾向がある。そのため、ワークWの下部Wlと上部Wuと
が均一に加熱されず乾燥ムラ等が生じることがある。
ここで、熱風供給手段11の熱風吹出部12をワークWよ
り相当程度離し、その状態でワークWに熱風を吹き付け
れば、上記したワークWの不均一加熱をある程度は解消
することができる。しかし、かかる構成では乾燥炉本体
1の高さが長くせざるをえず設備経済上問題がある。
り相当程度離し、その状態でワークWに熱風を吹き付け
れば、上記したワークWの不均一加熱をある程度は解消
することができる。しかし、かかる構成では乾燥炉本体
1の高さが長くせざるをえず設備経済上問題がある。
そこで、通常、熱風供給手段11の熱風吹出部12をワー
ク底部Wbに接近させた状態で加熱乾燥を行なう構成とし
ているが、当該ワーク底部Wbが熱風吹出部12から熱風を
集中的に吹き付けられるために異常に高温に加熱されて
しまうことがある。
ク底部Wbに接近させた状態で加熱乾燥を行なう構成とし
ているが、当該ワーク底部Wbが熱風吹出部12から熱風を
集中的に吹き付けられるために異常に高温に加熱されて
しまうことがある。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、ワーク加熱室の大
型化を阻止しつつ背高のワーク全体を均一に加熱乾燥す
ることができる乾燥炉を提供することにある。
型化を阻止しつつ背高のワーク全体を均一に加熱乾燥す
ることができる乾燥炉を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ワーク加熱室に、上部に熱風吹出部が形成
された熱風供給手段が配設され、この熱風吹出部から吹
き出される熱風により当該熱風吹出部上方を搬送される
背高のワークを加熱する乾燥炉において、 前記熱風供給手段上部の中央部分に前記ワークの底部
を輻射加熱可能な輻射加熱部を設けるとともに、この輻
射加熱部の両側に前記熱風吹出部を内方に所定角度だけ
傾斜させて熱風を前記ワークの底部を除いた下部に向け
て吹付可能に設けたことを特徴とする。
された熱風供給手段が配設され、この熱風吹出部から吹
き出される熱風により当該熱風吹出部上方を搬送される
背高のワークを加熱する乾燥炉において、 前記熱風供給手段上部の中央部分に前記ワークの底部
を輻射加熱可能な輻射加熱部を設けるとともに、この輻
射加熱部の両側に前記熱風吹出部を内方に所定角度だけ
傾斜させて熱風を前記ワークの底部を除いた下部に向け
て吹付可能に設けたことを特徴とする。
[作用] 本考案では、背高のワークを乾燥する際、内方に傾斜
された熱風吹出部より熱風がワーク底部を除いた下部に
向けて吹き付けられる。そのため、当該熱風によりワー
ク下部付近が上部付近よりも積極的に加熱される。な
お、この際、熱風吹出部によってワーク底部は従来のよ
うには集中的に加熱されないので異常に高温となること
はない。また、当該ワーク底部付近は輻射加熱部によっ
て適温に加熱されるので加熱不足となることもない。
された熱風吹出部より熱風がワーク底部を除いた下部に
向けて吹き付けられる。そのため、当該熱風によりワー
ク下部付近が上部付近よりも積極的に加熱される。な
お、この際、熱風吹出部によってワーク底部は従来のよ
うには集中的に加熱されないので異常に高温となること
はない。また、当該ワーク底部付近は輻射加熱部によっ
て適温に加熱されるので加熱不足となることもない。
このように、熱風吹出部と輻射加熱部とをワーク加熱
室内に格別の位置関係をもって配設することにより、ワ
ーク加熱室の大型化を阻止しつつ、背高のワーク全体を
均一に加熱乾燥することができる。
室内に格別の位置関係をもって配設することにより、ワ
ーク加熱室の大型化を阻止しつつ、背高のワーク全体を
均一に加熱乾燥することができる。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図に基づき説明する。
本実施例に係る乾燥炉は、乾燥炉本体1,ワーク加熱室
2,熱風供給手段11,排気ダクト21,搬送手段および輻射加
熱部41を含み構成されている。
2,熱風供給手段11,排気ダクト21,搬送手段および輻射加
熱部41を含み構成されている。
なお、第2図に示した構成要素と同一のものについて
は同一の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化す
る。
は同一の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化す
る。
ここで、熱風供給手段11の中央部分11cには、輻射加
熱部41が設けられているい。この輻射加熱部41は、背高
のワーク底部Wbを輻射加熱可能なるように形成されてい
る。本実施例においては、輻射加熱部41は、熱風供給手
段11の中央部分11cの表面に黒色の輻射塗料を塗布する
ことにより形成されている。
熱部41が設けられているい。この輻射加熱部41は、背高
のワーク底部Wbを輻射加熱可能なるように形成されてい
る。本実施例においては、輻射加熱部41は、熱風供給手
段11の中央部分11cの表面に黒色の輻射塗料を塗布する
ことにより形成されている。
また、熱風供給手段11の輻射加熱部41の両側には、熱
風吹出部12a,12bが内方に所定の傾斜角度θ1,θ2だけ
傾斜された状態で設けられている。ここで、傾斜角度θ
1,θ2としては、熱風吹出部12a,12bの各熱風吹出口13
から熱風がワーク底部Wbを除いた下部Wlに向けて吹き付
けられるような角度が選定されている。本実施例におい
ては、傾斜角度θ1=θ2=42°とされている。
風吹出部12a,12bが内方に所定の傾斜角度θ1,θ2だけ
傾斜された状態で設けられている。ここで、傾斜角度θ
1,θ2としては、熱風吹出部12a,12bの各熱風吹出口13
から熱風がワーク底部Wbを除いた下部Wlに向けて吹き付
けられるような角度が選定されている。本実施例におい
ては、傾斜角度θ1=θ2=42°とされている。
さらに、搬送手段は、アルミサッシ型材等の長尺のワ
ークWを所定方向(第1図紙面と直角方向)に伸設され
たコンベアレール31に沿って搬送可能なるように形成さ
れている。
ークWを所定方向(第1図紙面と直角方向)に伸設され
たコンベアレール31に沿って搬送可能なるように形成さ
れている。
次に作用について説明する。
搬送手段によって所定方向に搬送される背高のワーク
Wを乾燥する際、内方に傾斜された熱風吹出部12a,12b
より熱風がワーク底部Wbを除いた下部Wlに向けて吹き付
けられる。そのため、当該熱風によりワーク下部Wl付近
が上部Wu付近よりも積極的に加熱される。なお、この
際、熱風吹出部12a,12bによってワーク底部Wbは従来の
ようには集中的に加熱されないので異常に高温となるこ
とはない。また、当該ワーク底部Wb付近は輻射加熱部41
によって適温に加熱されるので加熱不足となることもな
い。
Wを乾燥する際、内方に傾斜された熱風吹出部12a,12b
より熱風がワーク底部Wbを除いた下部Wlに向けて吹き付
けられる。そのため、当該熱風によりワーク下部Wl付近
が上部Wu付近よりも積極的に加熱される。なお、この
際、熱風吹出部12a,12bによってワーク底部Wbは従来の
ようには集中的に加熱されないので異常に高温となるこ
とはない。また、当該ワーク底部Wb付近は輻射加熱部41
によって適温に加熱されるので加熱不足となることもな
い。
これにより、ワークW全体を均一に加熱乾燥すること
ができる。
ができる。
また、輻射加熱部41を熱風供給手段11の中央部分11c
の表面に黒色の輻射塗料を塗布することにより形成した
ので、輻射加熱部41は熱風吹出部12a,12bからの熱風に
より熱せられ輻射熱を発するので、格別の熱源を設ける
必要はなく設備経済上有利となる。
の表面に黒色の輻射塗料を塗布することにより形成した
ので、輻射加熱部41は熱風吹出部12a,12bからの熱風に
より熱せられ輻射熱を発するので、格別の熱源を設ける
必要はなく設備経済上有利となる。
なお、上記実施例では、熱風吹出部12a,12bの傾斜角
度θ1,θ2を、同一角度(42°)としたが、ワークWの
形状により異なる角度を選定することもできる。
度θ1,θ2を、同一角度(42°)としたが、ワークWの
形状により異なる角度を選定することもできる。
[考案の効果] 本考案によれば、熱風供給手段上部の中央部分に背高
のワーク底部を輻射加熱可能な輻射加熱部を設けるとと
もに、この輻射加熱部の両側に熱風吹出部を内方に傾斜
させて熱風を背高のワークの底部を除いた下部に向けて
吹付可能に設けた構成としたので、ワーク加熱室の大型
化を阻止しつつ背高のワーク全体を均一に加熱乾燥する
ことができる。
のワーク底部を輻射加熱可能な輻射加熱部を設けるとと
もに、この輻射加熱部の両側に熱風吹出部を内方に傾斜
させて熱風を背高のワークの底部を除いた下部に向けて
吹付可能に設けた構成としたので、ワーク加熱室の大型
化を阻止しつつ背高のワーク全体を均一に加熱乾燥する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。第2図
は従来の乾燥炉を示す断面図である。 2……ワーク加熱室、11……熱風供給手段、12a,12b…
…熱風吹出部、41……輻射加熱部、W……ワーク。
は従来の乾燥炉を示す断面図である。 2……ワーク加熱室、11……熱風供給手段、12a,12b…
…熱風吹出部、41……輻射加熱部、W……ワーク。
Claims (1)
- 【請求項1】ワーク加熱室に、上部に熱風吹出部が形成
された熱風供給手段が配設され、この熱風吹出部から吹
き出される熱風により当該熱風吹出部上方を搬送される
背高のワークを加熱する乾燥炉において、 前記熱風供給手段上部の中央部分に前記ワークの底部を
輻射加熱可能な輻射加熱部を設けるとともに、この輻射
加熱部の両側に前記熱風吹出部を内方に所定角度だけ傾
斜させて熱風を前記ワークの底部を除いた下部に向けて
吹付可能に設けたことを特徴とする乾燥炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990102737U JP2535562Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 乾燥炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990102737U JP2535562Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 乾燥炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0461294U JPH0461294U (ja) | 1992-05-26 |
JP2535562Y2 true JP2535562Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31847239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990102737U Expired - Fee Related JP2535562Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 乾燥炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535562Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6089590U (ja) * | 1983-11-25 | 1985-06-19 | アンリツ株式会社 | 乾燥器 |
JPS6186934U (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-07 |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP1990102737U patent/JP2535562Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0461294U (ja) | 1992-05-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |