JP2535087Y2 - 角型容器 - Google Patents

角型容器

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JP2535087Y2
JP2535087Y2 JP4215991U JP4215991U JP2535087Y2 JP 2535087 Y2 JP2535087 Y2 JP 2535087Y2 JP 4215991 U JP4215991 U JP 4215991U JP 4215991 U JP4215991 U JP 4215991U JP 2535087 Y2 JP2535087 Y2 JP 2535087Y2
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勝 宇多村
健 山本
達也 江口
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、100〜1000リッ
トル程度の比較的容量の大きな角型容器に関する。この
考案の容器は、食品や化学薬品その他の運送、保管に好
適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】食品や化学薬品その他の輸送には、10
0〜1000リットル程度の比較的容量の大きな角型容
器が広く用いられている。従来の角型容器は、木製また
は金属製であって、かなりの強度を有しているので、多
数回の使用に耐えることができる。したがって、送り元
と送り先との間で往復あるいは循環使用が可能であり、
特に輸送距離が短く、1ロットの量がまとまっている場
合には好都合である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、1回あるいは
数回限りの使用の場合には、上記従来の容器では使用回
数当りの価格が高価となる。また、上記容器は強度が高
い反面、大型でかなり重いために、取り扱いにくく、ま
た廃棄も容易ではない。さらに、輸送中において保温ま
たは保冷を要する場合には、別の断熱材を必要とする。
【0004】そこで、本考案者らは、使用回数が比較的
少ない容器において、容器本体を、発泡プラスチックス
製の4枚の胴板、天板および底板の組合せにより構成す
ることとし、取扱いが容易で、組立、分解作業が行ない
易く、しかも断熱性を有する廉価な角型容器を提供しよ
うとしたものである。
【0005】この容器において、収容対象物が液体ある
いは粉体等で気密保持を必要とする場合は、容器内部に
合成樹脂フィルム製の内袋を装入するもので、容器の繰
返し使用の際には前記内袋を取換える必要がある。これ
に鑑み、特に第1の考案では、繰返し使用のための内袋
の取換えを、容器本体の天板を取外す等の分解作業を要
することなく容易に行なえる容器を提供する。
【0006】また、上記の4枚の胴板、天板および底板
を組合せ状態に保持するために、これらをスチールバン
ド等よりなる縦横のフープによって締付ける。第2およ
び第3の考案では、このフープの締付け作業を容易に行
なえるようにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の考案(請求項1)
の角型容器は、容器本体がいずれも発泡プラスチックス
製の胴体、天板および底板の組合せよりなっている。胴
体は、両端が容器高さ方向に沿って相欠きとなった4枚
の胴板により形成される。天板は前記胴体の頂部に嵌め
合うようになっており、底板は4枚の胴板の底部に嵌め
合う。角型容器は、さらに胴体、天板および底板を組合
せた状態において、胴体を形成する4枚の胴板を締付け
る横フープと、天板および底板を胴体に締付ける縦フー
プとを有している。そして前記天板には、縦フープの締
付け位置以外の個所に、脱着可能な発泡プラスチックス
製蓋板を備える充填用口部が設けられている。蓋板は、
回転操作によって充填用口部の周縁に対し係脱可能に設
けることができる。
【0008】第2の考案(請求項2)の角型容器は、容
器本体の基本構成、すなわち胴体を形成する4枚の胴
板、天板および底板の組合せの基本構成は、上記の第1
の考案と同様であるが、胴体の各コーナー部分および天
板および底板の各コーナー部分にそれぞれコーナー当て
板が配されて、前記横フープおよび縦フープが前記コー
ナー当て板を介して締付けられるようになっている。そ
して、前記各コーナー当て板は、胴体、天板および底板
のコーナー部外周面に接着手段により固着されている。
【0009】上記の第1および第2の考案の容器におい
て、請求項3の考案のように、胴体を形成する4枚の胴
板の外表面に、縦横両フープの締付け位置を指示するマ
ーク手段を設けておくことができる。
【0010】
【作用】上記した本考案の角型容器は、組み立てて使用
する。容器を組み立てるには、まず隣り合う胴板の相欠
きの部分を突き合せながら胴板の底部を底板に順次嵌め
め込み、升状に形成する。次いで、胴板の各コーナー部
に配したコーナー当て板を介して横フープで締め付け
る。そして、胴体の頂部に天板を嵌め合わせ、天板と底
板の各コーナー部に配したコーナー当て板の上から縦フ
ープで蓋と底板とを胴体に対して締め付け、容器を組立
状態に保持する。
【0011】そして、収容対象物は天板の充填用口部か
ら充填する。特に収容対象物が液体あるいは粉体等で気
密を保持する必要のある場合には、容器内部に合成樹脂
フィルム製等の内袋を装入しておく。この内袋は、充填
用口部から挿入して、その注入口からのエアーの吹き込
み等の手段により容器内面に沿わせることができる。そ
して前記内袋の注入口より液体や粉体等の収容対象物を
注入充填し、その後注入口を閉じて、容器の充填用口部
を蓋板により閉塞する。
【0012】繰返し使用する場合において、内袋を取換
えて新たに液体や粉体等の収容対象物を収納する場合
は、前記容器の天板に有する充填用口部の蓋板を取外し
て該口部を開口させ、この充填用口部から内袋を取換る
ことができ、また収容対象物も充填用口部より注入充填
することができる。
【0013】また、第2の考案の角型容器は、上記同様
に容器本体を組立てて使用するが、特に、縦横両フープ
は各コーナー部に配されたコーナー当て板の上から締付
けられるため、発泡プラスチックスよりなる胴板、天
板、底板がフープ締付けによって損傷することがない。
特に、このコーナー当て板は、胴板、天板および底板に
予め接着手段により固着されているため、容器組立て時
におけるフープ締付けの際、コーナー当て板をいちいち
コーナー部に当てがう必要がなく、一人の作業者で組立
て、締付け作業を行なえる。
【0014】さらに、請求項3の考案のように、4枚の
各胴板の外表面にフープ締付け位置を指示するマーク手
段が設けられていると、縦横フープを各面においてバラ
ンスのとれた位置で締めつけることができる上、前記の
ように固着されたコーナー当て板との位置合せが容易に
なり、コーナー当て板から外れてフープが締付けられる
おそれがない。
【0015】なお、容器の保管、廃棄などの際に容器を
分解するには、上記組立てとは逆の手順で容器を分解す
ればよい。
【0016】
【実施例】図1、図2は本考案の角型容器の1実施例を
示している。
【0017】容器本体(1)は、いずれも発泡プラスチ
ックス製の胴体(2)、天板(3)および底板(4)よ
りなっている。
【0018】図4に示すように、胴体(2)は曲面で屈
曲して他部分よりも厚肉に形成されたコーナー部(5)
を有し、両端が容器縦方向に沿って相欠き(6)となっ
た4枚の胴板(7)により形成される。特にこの相欠き
(6)による接合部を、前記のコーナー部(5)近傍の
厚肉範囲に設定し、内圧による胴板(7)の中央部の膨
みができるだけ少くなるようにしている。なお前記のコ
ーナー部(5)の曲率半径は、容器の大きさ、容量等に
よっても異なるが、縦横および高さが1000〜150
0mmの容器で150mmである。収容対象物が液体や
粉体等の場合には、1枚の胴板(7)に脱着可能な蓋
(8a)を有する排出口(8)が設けられる。
【0019】天板(3)は、下面周縁を切欠(9)して
その内方部を上記胴体(2)の頂部の内側に嵌め合さる
凸部(3a)として形成し、切欠(9)された周縁部を
胴体(2)の上端面に載接できるようになっている(図
2参照)。
【0020】底板(4)には、胴体(2)の下端部に設
けられた突起(12)が嵌め合う嵌合溝(13)が、図
5に示すように底板(4)の上面における周縁部やや内
方に設けられている。胴体(2)に作用する内圧で外向
きの力がこの嵌合溝(13)より外側の周縁残余部(4
a)に作用するが、この嵌合溝(13)の深さを深くす
ると、該周縁残余部(4a)が弱くなるので、例えば周
縁残余部(4a)の幅が60mmの場合、その略1/2
程度の深さを30mm程度に設定しておく。
【0021】底板(4)の下面側には、フォークリフト
のフォーク挿入用の溝(14)が左右前後方向に直交し
て一対づつ設けられており、フォークリフトによる荷役
作業を行なえるようになっている。
【0022】前記の胴体(2)、天板(3)および底板
(4)の各コーナー部には、コーナー部の屈曲に略対応
した屈曲状をなす鋼板製のコーナー当て板(15)(1
6)(17)が配されている。このコーナー当て板(1
5)(16)(17)は、板厚1.2mmの帯鋼で作ら
れている。また、胴体(2)を形成するように組み合わ
された4枚の胴板(7)を各コーナー部に配されたコー
ナー当て板(15)を介して周方向に締め付けるスチー
ルバンド等よりなる横フープ(18)、ならびに天板
(3)および底板(4)をコーナー当て板(16)(1
7)を介して胴体(2)に締め付ける縦フープ(19)
を備えている。
【0023】そして、第1の考案では、天板(3)に
は、脱着自在な発泡プラスチックス製の蓋板(11)を
備える充填用口部(10)が、縦フープ(19)の締付
け位置以外の個所、例えば図のように中央に設けられて
いる。この充填用口部(10)と蓋板(11)は例えば
次のような構成を備えており、蓋板(11)を回転操作
で脱着できるようになっている。
【0024】図6に示すように、充填用口部(10)の
周縁の相対向位置の2カ所に同心円弧状の切欠による段
部(21)が設けられている。また周縁部のうちの前記
切欠段部(21)を除く部分は切欠段部(21)の内周
径より若干拡径され、その裏面側に、切欠段部(21)
の周方向一端から連続して、所要の拡がり角度を持った
同心円弧状をなす裏面側からの凹欠部(22)が、表面
側に切欠段部(21)の深さの略1/2を残すように形
成されている。この表面側の残余部が後述する蓋板(1
1)の突縁との係合縁(23)として形成されている。
【0025】図7に示すように、蓋板(11)は充填用
口部(10)に略対応した円板状をなすとともに、天板
(3)と略面一になる厚みを持ち、その外周には前記切
欠段部(21)と略対応してこれに嵌合し得る拡張部
(24)が形成されている。この拡張部(24)の前記
凹欠部(22)に対応する側は、この切欠段部(21)
の深さの略1/2程度の厚みに段落し形成されており、
図8に示すように、蓋板(11)の回転により段落し部
分(24a)が凹欠部(22)に周方向に嵌入して、係
合縁(23)の下に係合するようになっている。
【0026】したがって、蓋板(11)は突縁(24)
を切欠段部(21)に嵌合した状態での回転操作で充填
用口部(10)に対し係脱自在になっている。(25)
は蓋板把持用の指挿し部である。前記以外の構成により
蓋板を脱着可能にした充填用口部を設けて実施すること
もできる。
【0027】上記のように構成された容器を組立てるに
は、まず胴板(7)の相欠き(6)の部分で胴板1枚ず
つ突き合わせながら、図2に示すように、胴体(2)の
下端部の突起(12)を底板(4)の嵌合溝(13)に
嵌め合せて胴体(2)に底板(4)を取り付け、箱状に
形成する。こうして、この胴体(2)の各コーナー部
(5)に配されたコーナー当て板(15)の上より横フ
ープ(18)を周方向に巻回して締め付ける。
【0028】さらに、前記のように組合された胴体
(2)の頂部に天板(3)の切欠された周縁部を載接さ
せるように内方の凸部(3a)を内周に嵌合する。こう
して天板(3)と底板(4)の各コーナー部に配された
コーナー当て板(16)(17)の上から縦フープ(1
9)を縦方向に巻回して、天板(3)と底板(4)とを
胴体(2)に締め付ける。
【0029】収容対象物は、容器本体(1)の天板
(3)を胴体(2)被着するまでに収納することもでき
るが、通常は、容器の組立て後、天板(3)に有する充
填用口部(10)から充填し、充填後に蓋板(11)を
嵌設し密閉する。これにより容器の断熱性が損なわれる
こともない。
【0030】また、収容対象物が液体や粉体等で気密を
要する場合等、使用上の必要に応じて、容器内部にポリ
エチレンフィルム等の合成樹脂フィルムの単層もしくは
複層フィルムその他から製された内袋(30)を装入し
ておく(図2参照)。この内袋(30)は、上部に有す
る注入口(31)と下部に有する排出口(32)を、そ
れぞれ容器の充填用口部(10)と胴板(7)に有する
蓋(8a)付きの排出口(8)の位置に合せるように装
入する。
【0031】前記の内袋(30)は、天板(3)を胴体
(2)に被着するまでに内面に沿うように広げで挿入し
ても、また容器組立後に、天板(3)の充填用口部(1
0)から装入してもよい。後者の場合、例えば内袋(3
0)の注入口(31)を充填用口部(10)に止着した
状態で、エアーを内袋(30)内に吹き込むことによ
り、容器内面に沿わせるように容易に広げることができ
る。また図示する実施例のように下部に排出口を有する
場合は、紐や手かぎを利用して、内袋(30)の排出口
(32)を容器の排出口(8)に位置合せする。
【0032】さらに容器の繰返し使用における内袋(3
0)の取換えおよび収容対象物の充填に際しては、前記
蓋板(11)を取り外して充填用口部(10)を開口さ
せ、この充填用口部(10)から、内袋を取出し、装入
することができ、かつその内袋に収容対象物を注入し充
填することができる。
【0033】すなわち、内袋(30)の取換のために、
いちいち天板(3)を取外すのは、これを締付けている
スチール製の縦フープ(19)を切断する必要があり、
その作業が面倒である上に危険でもあるが、本考案の場
合、前記のように容器を全く分解することなく、天板
(3)の充填用口部(10)から内袋を取換えることが
できる。
【0034】なお、上記の容器の保管、廃棄などの際に
容器を分解するには、上記組立てとは逆の手順で容器を
分解すればよい。
【0035】上記のコーナー当て板(15)(16)
(17)については、これを容器本体(1)の組立て時
に各コーナー部に当てがうようにすることも可能である
が、第2の考案においては、これら各コーナー当て板
(15)(16)(17)を、それぞれ胴体(2)、天
板(3)および底板(4)の各コーナー部におけるフー
プ締付け当接部分の外周面に対し予め接着剤や接着テー
プ等による接着手段により固着している。この構成によ
ると、容器組立て時における縦横両フープ(19)(1
8)の締付けの際、コーナー当て板(15)(16)
(17)をいちいちコーナー部に当てがう必要がなく、
一人の作業者でもフープ締付け作業が行なえ、容器を容
易に組立てることができる。
【0036】前記のコーナー当て板(15)(16)
(17)は、図9に示すように、胴体(2)、天板
(3)および底板(4)の各コーナー部の曲面の範囲内
にあって、突き合せ面あるいは接合面より突出しないよ
うにしておくのがよい。すなわち、組立てまでの胴板
(7)や天板(3)等の単体の状態においては、固着さ
れた前記当て板が嵩ばらず、運搬、保管等の取扱いが容
易になる。なお、コーナー当て板の厚みによっては、容
器の各コーナー部にその厚みに略相応する凹みを設け
て、該凹みに嵌め合せて固着しておくこともできる。
【0037】また、上記した胴体(2)を形成する4枚
の胴板(7)の外表面には、前記のコーナー当て板(1
5)(16)(17)に対応する位置に、上記縦横両フ
ープ(19)(18)による締付け位置を指示するマー
ク手段(26)を設ける。このマーク手段(26)は、
例えば図3および図9等に図示しているように、縦横両
フープ(19)(18)の幅に対応した間隔でこの締付
け位置を挟んで対をなす僅かな凸よりなり、縦横フープ
(19)(18)を両凸間に位置させるように形成され
る。(28)はコーナー当て板(15)の位置決め用の
マーク手段を示している。
【0038】前記のようにマーク手段(26)を形成し
てあると、縦横の両フープ(19)(18)を容器各面
においてバランスのとれた位置で巻回して締付けること
ができる。また各コーナー部に固着されたコーナー当て
板(15)(16)(17)に対する縦横フープ(1
9)(18)の位置合せが容易になるため、各コーナー
当て板(15)(16)(17)から外れて両フープ
(18)(19)が締付けられるおそれがない。
【0039】上記の各考案において、容器本体の素材で
ある発泡プラスチックスとしては、発泡スチロール等の
ポリスチレン系樹脂発泡体、ポリエチレンやポリプロピ
レン等のポリオレフィン系樹脂発泡体、ポリウレタン樹
脂発泡体その他の合成樹脂の発泡体が用いられる。また
コーナー当て板(15)(16)(17)は鋼板等の金
属板のほか、合成樹脂板や木等から作ることもできる。
【0040】なお、底板(4)のコーナー当て板(1
7)として、底板(4)のフォークリフトのフォーク挿
入用の溝(14)に嵌め合うチャンネル状の当て板にし
て、前記溝(14)の補強を兼ねる構成とすることがで
きる。
【0041】
【考案の効果】この考案の容器は、組立、分解が容易に
可能である。そして発泡プラスチックス製であるため、
容器は軽量で取扱い易く、かつ廉価であり、また断熱性
を有するもので、収容された収容対象物の保護を良好に
なし得る。
【0042】特に第1の考案によれば、容器に組立てた
状態で、例えば液体や粉体等の収容対象物の充填作業を
天板の充填用口部から行なえる上、繰返し使用のために
内袋を取換る場合にも、組立て状態を保持したまま、前
記充填用口部から内袋を取換ることができる。
【0043】さらに、第2の考案のように、コーナー当
て板を予め各コーナー部の所定の位置に固着してある
と、組立てまでの各単体の取扱いが容易になり、その当
て板の個数の管理も不要になり、また組立作業の際の縦
横両フープの締付け作業の際にいちいち当て板をコーナ
ー部に当てがう必要がなく、一人でも容易に締付け作業
できる。
【0044】また第3の考案のように、胴体を形成する
4枚の胴板の外面に、フープ締付け位置を指示するマー
クを設けてあると、各面のバランスのとれた位置で締付
けることができ、胴体の撓み防止を効果的になし、しか
もコーナー当て板との位置合せが容易になって、フープ
の締付け、組立作業が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案の1実施例を示す容器の一部欠截斜視図で
ある。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】フープ締付け前の正面図である。
【図4】胴体を形成する各胴板を分離した平面図であ
る。
【図5】底板の平面図である。
【図6】天板の充填用口部の付近の拡大斜視図(A)
と、X−X線の断面図(B)である。
【図7】蓋板の拡大斜視図(A)と、Y−Y線の断面図
(B)である。
【図8】蓋板を充填用口部に嵌着した状態の平面図
(A)と、Z−Z線の断面図(B)である。
【図9】コーナー当て板部分の拡大斜視図である。
【符号の説明】
(1) 容器本体 (2) 胴体 (3) 天板 (4) 底板 (5) 胴板、 (6) 相欠き (7) 胴板 (8) 排出口 (10) 充填用口部 (11) 蓋板 (12) 突起 (13) 嵌合溝 (15)(16)(17) コーナー当て板 (18) 横フープ (19) 縦フープ (26) マーク手段
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−66723(JP,U) 実開 昭62−62627(JP,U) 実開 昭53−157972(JP,U) 実開 昭51−104826(JP,U) 実開 昭56−118819(JP,U) 実開 昭61−186523(JP,U) 実開 昭48−68044(JP,U) 実公 昭43−23908(JP,Y1) 実公 昭56−14191(JP,Y2) 実公 昭56−37937(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が容器高さ方向に沿って相欠きとな
    った4枚の発泡プラスチックス製胴板と、胴板によって
    形成された胴体の頂部に嵌め合う発泡プラスチックス製
    天板と、前記胴体の底部に嵌め合う発泡プラスチックス
    製底板と、さらに前記胴体、天板および底板を組合せた
    状態において、胴体を形成する4枚の胴板を締付ける横
    フープと、天板および底板を胴体に締付ける縦フープと
    を有しており、前記天板には、縦フープの締付け位置以
    外の個所に、脱着可能な発泡プラスチックス製蓋板を備
    える充填用口部が設けられていることを特徴とする角型
    容器。
  2. 【請求項2】 両端が容器高さ方向に沿って相欠きとな
    った4枚の発泡プラスチックス製胴板と、胴板によって
    形成された胴体の頂部に嵌め合う発泡プラスチックス製
    天板と、前記胴体の底部に嵌め合う発泡プラスチックス
    製底板と、さらに前記胴体、天板および底板を組合せた
    状態において、胴体を形成する4枚の胴板を各コーナー
    部に配されたコーナー当て板を介して締付ける横フープ
    と、天板および底板を各コーナー部に配されたコーナー
    当て板を介して胴体に締付ける縦フープとを有してお
    り、前記各コーナー当て板が、胴体、天板および底板の
    コーナー部外周面に接着手段により固着されていること
    を特徴とする角型容器。
  3. 【請求項3】 胴体を形成する4枚の胴板の外表面に、
    縦横両フープの締付け位置を指示するマーク手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    角型容器。
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