JP2534897Y2 - ノイズフィルタ用コモンモ−ドコイル - Google Patents
ノイズフィルタ用コモンモ−ドコイルInfo
- Publication number
- JP2534897Y2 JP2534897Y2 JP1989146468U JP14646889U JP2534897Y2 JP 2534897 Y2 JP2534897 Y2 JP 2534897Y2 JP 1989146468 U JP1989146468 U JP 1989146468U JP 14646889 U JP14646889 U JP 14646889U JP 2534897 Y2 JP2534897 Y2 JP 2534897Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- common mode
- noise filter
- bobbin
- terminal block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、電子機器の電源ラインなどに挿入される
ノイズフィルタ用コイルに関し、特にそのサージ対策技
術に関する。
ノイズフィルタ用コイルに関し、特にそのサージ対策技
術に関する。
《従来の技術》 周知のように、電子機器の電源ラインや信号ラインに
はコモンモードチョークやラインフィルタなど、コイル
を用いたノイズフィルタが挿入されている。この種のノ
イズフィルタでは、入ってくるノイズの大きさが計画し
た値以内、つまりインダクタを磁気飽和させるほどの電
流が流れたり、キャパシタをパンクさせるような高電圧
が加わったりしない限りは、予定どうりのノイズ防止効
果を発揮する。ところが、落雷や静電気の放電のような
極端にエネルギーの大きな、波高値の高いノイズについ
ては、それに耐えるインダクタやキャパシタを用意する
のは不可能でないとしても非常に不経済になる。
はコモンモードチョークやラインフィルタなど、コイル
を用いたノイズフィルタが挿入されている。この種のノ
イズフィルタでは、入ってくるノイズの大きさが計画し
た値以内、つまりインダクタを磁気飽和させるほどの電
流が流れたり、キャパシタをパンクさせるような高電圧
が加わったりしない限りは、予定どうりのノイズ防止効
果を発揮する。ところが、落雷や静電気の放電のような
極端にエネルギーの大きな、波高値の高いノイズについ
ては、それに耐えるインダクタやキャパシタを用意する
のは不可能でないとしても非常に不経済になる。
《考案が解決しようとする課題》 特にノイズフィルタ用コイルには同極の巻線間の耐圧
やコア磁性材の飽和の問題が生じやすく、大きなサージ
（エネルギーの大きな波高値の高いノイズ）に対しても
有効な設計をした場合、極端に大型のフィルタになった
り、分布容量が増して通常使用する範囲での高周波特性
が低下するなどの欠点を生じる。そこで一般的には、エ
ネルギーの大きな波高値の高いノイズをくいとめるため
には、フィルタの前段にサージアブソーバを設けている
が、それには相当大きなコストがかかることになる。
やコア磁性材の飽和の問題が生じやすく、大きなサージ
（エネルギーの大きな波高値の高いノイズ）に対しても
有効な設計をした場合、極端に大型のフィルタになった
り、分布容量が増して通常使用する範囲での高周波特性
が低下するなどの欠点を生じる。そこで一般的には、エ
ネルギーの大きな波高値の高いノイズをくいとめるため
には、フィルタの前段にサージアブソーバを設けている
が、それには相当大きなコストがかかることになる。
この考案は前述した従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、コイルの寸法を大型化することなく耐
サージ性能を高めたノイズフィルタ用コイルを提供する
ことにある。
で、その目的は、コイルの寸法を大型化することなく耐
サージ性能を高めたノイズフィルタ用コイルを提供する
ことにある。
《課題を解決するための手段》 そこでこの考案では、コイルボビンと端子台を一体化
し、ボビンに巻いたコイル線端を端子台の端子ピンに接
続するノイズフィルタ用コモンモードコイルの構造にお
いて、前記コイルの同極の端子ピン間を接続するように
抵抗体を前記端子台に一体的に付設した。
し、ボビンに巻いたコイル線端を端子台の端子ピンに接
続するノイズフィルタ用コモンモードコイルの構造にお
いて、前記コイルの同極の端子ピン間を接続するように
抵抗体を前記端子台に一体的に付設した。
《作用》 前記コイルにサージが印加されると同極のコイルの両
端に過大な電圧が発生しようとするが、その電圧は抵抗
によって吸収され、同極のコイル巻線間の絶縁破壊を未
然に防止することになる。
端に過大な電圧が発生しようとするが、その電圧は抵抗
によって吸収され、同極のコイル巻線間の絶縁破壊を未
然に防止することになる。
《実施例》 第１図はこの考案の第１実施例に係るノイズフィルタ
用コイルを示し、これはコモンモードチョークである。
１はプラスチック製のボビンであり、トロイダル型コア
（図示省略）を内蔵している。ボビン１には中央を分断
する形の壁状のセパレータ２が一体的に形成されている
とともに、ボビン１の外周に接した板状の端子台３が一
体的に形成されている。ボビン１のセパレータ２の片側
にはコイル４が巻かれ、そのコイル線端が端子台３の端
子ピン4aと4bに接続されている。同様にボビン１のもう
一方の側にはコイル５が巻かれており、そのコイル線端
が端子台３の端子ピン5aと5bに接続されている。そし
て、端子台３の上面側には２個の抵抗体６と７が印刷形
成されている。一方の抵抗体６は端子ピン4aの根元から
端子ピン4bの根元まで形成されており、コイル４の両端
に抵抗体６が接続されている。同様にして抵抗体７は端
子ピン5aの根元から端子ピン5bの根元まで形成されてお
り、コイル５の両端に抵抗体７が接続されている。
用コイルを示し、これはコモンモードチョークである。
１はプラスチック製のボビンであり、トロイダル型コア
（図示省略）を内蔵している。ボビン１には中央を分断
する形の壁状のセパレータ２が一体的に形成されている
とともに、ボビン１の外周に接した板状の端子台３が一
体的に形成されている。ボビン１のセパレータ２の片側
にはコイル４が巻かれ、そのコイル線端が端子台３の端
子ピン4aと4bに接続されている。同様にボビン１のもう
一方の側にはコイル５が巻かれており、そのコイル線端
が端子台３の端子ピン5aと5bに接続されている。そし
て、端子台３の上面側には２個の抵抗体６と７が印刷形
成されている。一方の抵抗体６は端子ピン4aの根元から
端子ピン4bの根元まで形成されており、コイル４の両端
に抵抗体６が接続されている。同様にして抵抗体７は端
子ピン5aの根元から端子ピン5bの根元まで形成されてお
り、コイル５の両端に抵抗体７が接続されている。
第２図は本考案の第２実施例を示すもので、これはＥ
型コアを用いたコモンモードチョークである。21はＥ型
コアをカバーするボビンであり、これには端子台23、23
が一体的に形成されており、ボビン21にコイル４とコイ
ル５が巻かれ、コイル４の両端が端子ピン4a、4bに接続
され、コイル５の両端が端子ピン5a、5bに接続されてい
る。そして端子台23の下面側には抵抗体６と７がそれぞ
れ印刷形成されており、端子ピン4a、4b間にコイル４と
抵抗体６が並列に接続されており、同様に端子ピン5aと
5b間にコイル５と抵抗体７が並列に接続されている。
型コアを用いたコモンモードチョークである。21はＥ型
コアをカバーするボビンであり、これには端子台23、23
が一体的に形成されており、ボビン21にコイル４とコイ
ル５が巻かれ、コイル４の両端が端子ピン4a、4bに接続
され、コイル５の両端が端子ピン5a、5bに接続されてい
る。そして端子台23の下面側には抵抗体６と７がそれぞ
れ印刷形成されており、端子ピン4a、4b間にコイル４と
抵抗体６が並列に接続されており、同様に端子ピン5aと
5b間にコイル５と抵抗体７が並列に接続されている。
第３図は本考案によるノイズフィルタ用コイルを用い
たラインフィルタの回路構成を示している。またＬはコ
イル４、５から成る本考案によるコモンモードチョーク
であり、６と７が前述のように端子台に形成された抵抗
値R1、R2の抵抗体である。
たラインフィルタの回路構成を示している。またＬはコ
イル４、５から成る本考案によるコモンモードチョーク
であり、６と７が前述のように端子台に形成された抵抗
値R1、R2の抵抗体である。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係るノイズフ
ィルタ用コモンモードコイルでは、コイルボビント一体
にの端子台に抵抗体が形成され、この抵抗体がコイル両
端に接続されているので、コイルに大きなサージが印加
されても、過大電圧が抵抗体で吸収されるので、コイル
線間に加わる電圧は低く抑えられ、絶縁破壊を防止する
効果がある。つまり本考案により全体として小型のコイ
ルでしかも耐サージ性能の優れたノイズフィルタ用コモ
ンモードコイルを実現することができる。
ィルタ用コモンモードコイルでは、コイルボビント一体
にの端子台に抵抗体が形成され、この抵抗体がコイル両
端に接続されているので、コイルに大きなサージが印加
されても、過大電圧が抵抗体で吸収されるので、コイル
線間に加わる電圧は低く抑えられ、絶縁破壊を防止する
効果がある。つまり本考案により全体として小型のコイ
ルでしかも耐サージ性能の優れたノイズフィルタ用コモ
ンモードコイルを実現することができる。
第１図は本考案の第１実施例によるコモンモードチョー
クの構成図、第２図は第２実施例によるコモンモードチ
ョークの構成図、第３図は本考案によるノイズフィルタ
用コイルを用いて構成したラインフィルタの回路図であ
る。 １、21……ボビン ２……セパレータ ３、23……端子台 ４、５……コイル 4a、4b、5a、5b……端子ピン ６、７……抵抗体
クの構成図、第２図は第２実施例によるコモンモードチ
ョークの構成図、第３図は本考案によるノイズフィルタ
用コイルを用いて構成したラインフィルタの回路図であ
る。 １、21……ボビン ２……セパレータ ３、23……端子台 ４、５……コイル 4a、4b、5a、5b……端子ピン ６、７……抵抗体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−26465（ＪＰ，Ａ) 実願 昭61−4538号（実開 昭62− 117828号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ) 実願 昭63−14358（実開 平１− 119210号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】コイルボビンと端子台が一体化され、前記
ボビンに巻かれたコイル線端が前記端子台の端子ピンに
接続されているノイズフィルタ用コモンモードコイルに
おいて、前記コイルの同極の端子ピン間を接続するよう
に抵抗体を前記端子台に一体的に付設したことを特徴と
するノイズフィルタ用コモンモードコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989146468U JP2534897Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | ノイズフィルタ用コモンモ−ドコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989146468U JP2534897Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | ノイズフィルタ用コモンモ−ドコイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0385610U JPH0385610U (ja) | 1991-08-29 |
| JP2534897Y2 true JP2534897Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=31693048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989146468U Expired - Lifetime JP2534897Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | ノイズフィルタ用コモンモ−ドコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2534897Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003224020A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-08-08 | Murata Mfg Co Ltd | コモンモードチョークコイル部品 |
| JP2013038935A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Denso Corp | コモンモードチョークコイル |
| JP2017073485A (ja) * | 2015-10-08 | 2017-04-13 | Fdk株式会社 | 巻線部品 |
| JP2022134273A (ja) * | 2021-03-03 | 2022-09-15 | オムロン株式会社 | チョークコイル装置及び電子装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62117828U (ja) * | 1986-01-18 | 1987-07-27 | ||
| JPH0646099Y2 (ja) * | 1988-02-04 | 1994-11-24 | 株式会社村田製作所 | ノイズフィルタ |
-
1989
- 1989-12-21 JP JP1989146468U patent/JP2534897Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0385610U (ja) | 1991-08-29 |
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