JP2534613Y2 - 面実装ボビン - Google Patents

面実装ボビン

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JP2534613Y2
JP2534613Y2 JP6117489U JP6117489U JP2534613Y2 JP 2534613 Y2 JP2534613 Y2 JP 2534613Y2 JP 6117489 U JP6117489 U JP 6117489U JP 6117489 U JP6117489 U JP 6117489U JP 2534613 Y2 JP2534613 Y2 JP 2534613Y2
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毅 道家
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株式会社 トーキン
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は面実装型のトランス、チョークコイルに於い
て、トランス、チョークコイルを構成する面実装ボビン
の巻線を施す筒状巻芯の構造に係り、特に筒状巻芯に巻
線を施した巻線端末をからげ、又基板へ実装する端子の
構造を改良した面実装ボビンに関する。
〔従来の技術〕
従来のトランス、コイルに使用する模型筒状巻芯2を
第2図に示す。従来の横型筒状巻芯は、両側に張り出し
た鍔21を設け、前記鍔の底面に端子を設けた端子付き巻
枠で、前記端子はからげ端子22aと実装端子22bとが一体
成形され、コ字形をしている。このため、前記コ字形端
子22を半田付けするとコ字形端子22であるからげ端子22
aと実装端子22bが同時に半田槽に浸漬する。このため実
装端子の平面度不良の問題や、実装端子がからげ端子の
下部にある為基板導体に半田付けを行う時鍔の一部にか
くれ、半田の視認が出来ないという課題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記の課題を解決するもので従来のコ字形端
子の形状では端子にからげる際、からげ端子と実装端子
の間が狭かった。このため、からげ端子に自動巻線機に
より巻線を施す際、ノズルが通りにくい問題があった。
又からげ端子の巻線端末をからげ端子にからげ、からげ
た部分を半田付けする際、からげ端子と実装端子が半田
槽に同時に浸漬する。このとき、半田が実装端子の実装
面に凝固する為、実装端子の平面度が悪くなる。又実装
端子がからげ端子の下部にある為、基板実装時、基板導
体への半田付けの視認性が悪く、又コ字形端子を曲げ加
工するなど、端子成形に手間がかかり、このとき、曲げ
加工にばらつきが生じ、端子の修正、検査を必要とする
等の課題があった。これらの課題を解決するため、筒状
巻芯の両側に実装面方向に取り付けてある鍔部に、巻線
端末をからげるからげ端子とプリント基板の回路へ実装
する実装端子の取付け位置を90度開いた位置に取付け、
巻線端末をからげたからげ端子に半田付けする時、実装
端子に半田が付着することがなく、自動巻線しやすく、
実装端子の実装面の平面度不良が少なく、作業性がよ
く、安価な端子を持つ面実装ボビンを提供することを目
的とするものである。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は電気絶縁性筒状巻芯を持つ面実装ボビンの両
側に張り出し鍔を設け、前記鍔の底面に複数個の端子が
設けられている横型端子付き巻枠に於て、端子のからげ
端子は筒状巻芯の磁性コア取付け孔方向に平行位置で鍔
端面に直角に取付け、実装端子はからげ端子と一体で、
からげ端子の取付け方向とほぼ90度方向にからげ端子を
取り付けた鍔端面の両側の端面に取付けた構造とし、鍔
の基板取付け面には、からげ端子間にからげ端子に平行
に、巻線端末を筒状巻芯へ導出、導入するための切り込
み溝を取り付けてある。
従って本考案の面実装ボビンの端子は視認性が良く、
巻線端末のからげ作業も容易で、又からげ端子と実装端
子の同時半田上げを防止することが出来、基板へ実装半
田付けする時の視認性も確実なものになる。
即ち本考案は、電気絶縁性材料からなる筒状巻芯の両
側に張り出し鍔を設け、前記鍔の端面に複数個の端子を
植設した横形端子付き巻枠の面実装ボビンにおいて、筒
状巻芯の磁性コア挿入孔の孔方向の鍔端面に、巻線端末
をからげ半田付けするからげ端子を取付け、からげ端子
を取り付けた鍔端面の直角方向の両端面にからげ端子に
導通し、基板導体に接続する実装端子を取付け、鍔の基
板面側のからげ端子の間に、からげ端子に平行に切り込
み溝を設け、導通するからげ端子と実装端子を一体成形
された板状L字形としたことを特徴とする面実装ボビン
である。
〔作用〕 本考案による面実装ボビンの筒状巻芯両側に設けてあ
る鍔に取り付けたL字形端子は、筒状巻芯に巻回した巻
線端末をからげる端子と、からげ端子に導通する実装端
子を一体成形し、鍔端面のほぼ90度異なる向きに取付
け、からげ端子は筒状巻芯の磁性コア挿入孔と同一方向
に鍔端面に取り付けた構造とする。従って本考案のL字
形端子構造とすることにより、からげ端子にからげた巻
線端末を半田付けする際は、フロー半田槽により半田液
面から吹き上がった半田によりからげ端子のみを半田付
けすることが出来、巻線端末をからげ端子に半田付けを
行う時は、実装端子に半田が付着することのない半田付
けが出来、後に実施する電子機器のプリント基板上への
実装時には、正確にまがりなく半田付け出来るようにな
った。又からげ端子と実装端子は鍔端面に対し、それぞ
れほぼ90度方向の異なる位置に取付けてあるので、それ
ぞれの端子の半田付け作業時にも半田付け性の視認も容
易になった。また、本考案である面実装ボビンの端子は
からげ端子と実装端子とが一体で平板状のL字形を構成
していることにより、前記端子の成形がきわめて容易に
打ち抜きなどで成形できる。前記L字形端子は、鍔に埋
設されて鍔の側面より突出する。従来のコ字形端子では
スプリングバックや接触面でのがたや平面度不良などの
微妙なくるいが発生する。しかし、本考案のL字形端子
を用いた面実装ボビンでは、従来のコ字形端子のような
問題はなくなり、単純な形状であるので、後工程で修正
検査などの手数をかける必要がなく、品質も安定し、端
子の検査も容易となる端子の構造である。
〔実施例〕
本考案による実施例を第1図に示す。第1図(a)は
本考案による面実装ボビン1を示す斜視図であり、第1
図(b)は第1図(a)の鍔部11の詳細を示す斜視図、
第1図(c)は第1図(b)の鍔部の基板取付け面の平
面図を示す。本考案の面実装ボビンは、L字形端子12を
設けた鍔にはそれぞれのからげ端子12a間に切り込み溝1
3を設けて、巻線端末(図示せず)の引き出しのための
溝とする。又本考案に於て、前記L字形端子12はからげ
端子12aと実装端子とからなり、からげ端子12aと実装端
子12bが一体で成形され、平板からなるL字形の形状を
し、筒状巻芯の鍔11に埋設して、第1図(b)に示すよ
うに、鍔部の側面から突出して取り付けられており、か
らげ端子12aは筒状巻芯の磁性コア挿入孔14に平行方向
で鍔前面の端面に取付けられており、実装端子12bは鍔
の両側端面にからげ端子とそれぞれ導通があり一体に形
成され取り付けてある。本考案の端子付き巻枠に巻線を
し、からげを行う時、自動巻線機の自動からげ機を使う
が、自動巻線機のノズルは依然に比べ通りが円滑にな
り、自動機巻線作業のプログラム作成が容易になる。一
方本考案による面実装ボビンによるL字形端子では、か
らげ端子12aは半田槽を用い巻線端末とからげ端子とを
半田付けする際フロー半田槽の半田吹き上げ部分でから
げ端子だけ半田上げを行うことが出来る為、従来生じて
いた実装端子表面に半田が付着し実装端子の平面度が悪
くなるという問題はなくなる。又実装端子12bとからげ
端子12aは、鍔端面にそれぞれほぼ90度位置で配置され
ている為、半田付け時の視認性の問題はなくなる。ま
た、以上述べたような平板状L字形端子を面実装ボビン
に用いることにより、平板を打ち抜くなど、端子の成形
がきわめて容易となり、ボビンの成形も容易にできるよ
うになる。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 本考案による面実装ボビンのL字形端子の形状は鍔に
取り付けたからげ端子と実装端子とをほぼ90度異なる鍔
端面に取り付けた構造で、からげ端子は筒状巻芯の磁性
コア挿入孔方向と平行方面に取付けた構造とすることに
より、からげ端子にからげた巻線端末を半田付けする時
は実装端子は半田面に接することなく従来の半田付着に
よる平面度に関する問題が失くなる。又自動巻線機の自
動からげ機を使用する時、からげ端子に巻線を施すのに
ノズルの通りが円滑になり、からげ作業が容易になる。
又ボビン上面から見る時、本考案のL字形端子構造とす
ることにより実装端子が充分視認出来、基板実装時の視
認性の問題はなくなる。また、本考案の面実装ボビン
は、端子となるからげ端子と実装端子とが一体でL字形
平板であるので、打ち抜き加工など端子の成形がきわめ
て容易になり、作業性がよく、平面度不良がなくなり、
端子が安く、品質が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による面実装ボビンを示す図で、第1図
(a)は斜視図、第1図(b)は鍔の部分の拡大斜視
図、第1図(c)は鍔の部分の基板実装面の平面図。 第2図は従来の面実装ボビンである横型筒状巻芯を示す
図で、第2図(a)は正面図、第2図(b)は側面図、
第2図(c)は鍔の部分の拡大斜視図。 1……面実装ボビン、2……横型筒状巻芯、11,21……
鍔、12……L字形端子、22……コ字形端子、12a,22a…
…からげ端子、12b,22b……実装端子、13……切り込み
溝、14……磁性コア挿入孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁性材料からなる筒状巻芯の両側に
    張り出した鍔を設け、前記鍔の端面に複数個の端子を植
    設した横型端子付き巻枠の面実装ボビンにおいて、筒状
    巻芯の磁性コア挿入孔の孔方向の鍔端面に、巻線端末を
    からげ半田付けするからげ端子を取付け、からげ端子を
    取り付けた鍔端面の直角方向の両端面にからげ端子に導
    通し、基板導体に接続する実装端子を取付け、鍔の基板
    両側のからげ端子の間に、からげ端子に平行に切り込み
    溝を設け、導通するからげ端子と実装端子を一体成形さ
    れた板状L字形としたことを特徴とする面実装ボビン。
JP6117489U 1989-05-27 1989-05-27 面実装ボビン Expired - Lifetime JP2534613Y2 (ja)

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JPH031512U JPH031512U (ja) 1991-01-09
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