JP2534216B2 - 高耐久性撥水撥油加工品の通気性減少方法 - Google Patents
高耐久性撥水撥油加工品の通気性減少方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセルロース繊維含有製品
に対し、著しい撥水撥油効果の耐久性、即ち繰り返しの
洗濯に対する抵抗性を付与したものの、通気性減少方法
に関するものである。
に対し、著しい撥水撥油効果の耐久性、即ち繰り返しの
洗濯に対する抵抗性を付与したものの、通気性減少方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、マングルーパッド法でパーフ
ルオロアルキル基含有撥水撥油剤を付与した繊維製品の
通気性減少方法として、トリクロロエチレン、トルエ
ン、1,1,1―トリクロロエタンなどの表面張力が3
0dyne/cm以下の有機溶剤を基布に浸透させてセ
ルロースの膨潤を図る方法、或いは予め高密度織物を設
計する方法、又はカレンダーの処理技術により物理的に
織物の目を潰す方法等が用いられてきた。
ルオロアルキル基含有撥水撥油剤を付与した繊維製品の
通気性減少方法として、トリクロロエチレン、トルエ
ン、1,1,1―トリクロロエタンなどの表面張力が3
0dyne/cm以下の有機溶剤を基布に浸透させてセ
ルロースの膨潤を図る方法、或いは予め高密度織物を設
計する方法、又はカレンダーの処理技術により物理的に
織物の目を潰す方法等が用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機溶
剤を用いる方法は、パーフルオロアルキル基含有加工剤
を高濃度で使用する高耐久性撥水撥油加工の場合、基布
への浸透斑が生じ易く、濃色になる程、色の濃淡が目立
つ傾向が大であり、高密度織物を用いる方法は風合を粗
硬とする欠点がある。
剤を用いる方法は、パーフルオロアルキル基含有加工剤
を高濃度で使用する高耐久性撥水撥油加工の場合、基布
への浸透斑が生じ易く、濃色になる程、色の濃淡が目立
つ傾向が大であり、高密度織物を用いる方法は風合を粗
硬とする欠点がある。
【0004】又、カレンダーは有効な手段ではあるが基
布に光沢が付与され、風合いが粗硬となるため、用途に
よって制約されるなどの問題がある。
布に光沢が付与され、風合いが粗硬となるため、用途に
よって制約されるなどの問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者はこれらの欠点
を排除し、セルロース繊維含有製品の高耐久性撥水撥油
効果を維持しながら通気性のみを減少させる方法を見出
すべく鋭意研究を重ねた結果、撥水撥油加工後に、液体
アンモニアで処理したときにのみ、撥水撥油効果やその
他の性能を低下させる事なく、著しい通気性減少効果が
得られる事を見出し、本発明を完成したものである。
を排除し、セルロース繊維含有製品の高耐久性撥水撥油
効果を維持しながら通気性のみを減少させる方法を見出
すべく鋭意研究を重ねた結果、撥水撥油加工後に、液体
アンモニアで処理したときにのみ、撥水撥油効果やその
他の性能を低下させる事なく、著しい通気性減少効果が
得られる事を見出し、本発明を完成したものである。
【0006】即ち、本発明の構成はセルロース繊維含有
製品に対しパーフルオロアルキル基含有撥水撥油剤を有
効成分1.0%以上と脂肪酸変性アミノトリアジン化合
物を有効成分0.5%以上の割合で付与し、アミノプラ
スト樹脂とその触媒の存在、又は、不存在の下に熱処理
したセルロース繊維含有製品を、液体アンモニアで処理
することを特徴とするものである。
製品に対しパーフルオロアルキル基含有撥水撥油剤を有
効成分1.0%以上と脂肪酸変性アミノトリアジン化合
物を有効成分0.5%以上の割合で付与し、アミノプラ
スト樹脂とその触媒の存在、又は、不存在の下に熱処理
したセルロース繊維含有製品を、液体アンモニアで処理
することを特徴とするものである。
【0007】次に本発明について詳細に説明する。本発
明に使用できるパーフルオロアルキル基含有撥水撥油剤
としては、
明に使用できるパーフルオロアルキル基含有撥水撥油剤
としては、
【0008】(1)炭素数3〜21、好ましくは6〜1
8を有するパーフルオロアルキル基を含有する、ビニル
モノマーの単独ポリマー、又は他のビニルモノマーとの
コポリマー、
8を有するパーフルオロアルキル基を含有する、ビニル
モノマーの単独ポリマー、又は他のビニルモノマーとの
コポリマー、
【0009】(2)炭素数3〜21のパーフルオロアル
キルを有する一価、又は多価アルコールと一価又は、多
価カルボン酸のエステル、あるいは炭素数3〜21のパ
ーフルオロアルキル基を有する一価、又は多価カルボン
酸と一価又は多価アルコールのエステル、
キルを有する一価、又は多価アルコールと一価又は、多
価カルボン酸のエステル、あるいは炭素数3〜21のパ
ーフルオロアルキル基を有する一価、又は多価カルボン
酸と一価又は多価アルコールのエステル、
【0010】(3)炭素数3〜21のパーフルオロアル
キル基を有する一価、又は多価アルコールと一価又は、
多価イソシアネートからのポリウレタン、
キル基を有する一価、又は多価アルコールと一価又は、
多価イソシアネートからのポリウレタン、
【0011】(4)炭素数3〜21のパーフルオロアル
キル基を有するエポキシ化合物のポリマー、又は他のエ
ポキシモノマーを含むポリマー、等を水中分散体とした
もので、市販の各種の弗素樹脂系加工剤が使用できる。
キル基を有するエポキシ化合物のポリマー、又は他のエ
ポキシモノマーを含むポリマー、等を水中分散体とした
もので、市販の各種の弗素樹脂系加工剤が使用できる。
【0012】次に、本発明に使用され、さらに撥水耐久
性効果を高める脂肪酸変性アミノトリアジン化合物とは
次の一般式で示される6置換トリアミノトリアジンであ
る。
性効果を高める脂肪酸変性アミノトリアジン化合物とは
次の一般式で示される6置換トリアミノトリアジンであ
る。
【0013】
【化1】
【0014】但しAは―N(CH2O)2R′又はR″を
表し、R′,R″はアルキル基、又はアシル基を示す。
表し、R′,R″はアルキル基、又はアシル基を示す。
【0015】アルキル基、又はアシル基の炭素数として
は12〜17程度が適当であり、これに相当するものが
ホボテックスFTC(チバガイギー社)の名称で市販さ
れている。
は12〜17程度が適当であり、これに相当するものが
ホボテックスFTC(チバガイギー社)の名称で市販さ
れている。
【0016】又、本発明に併用しても良い防皺防縮加工
用のアミノプラスト樹脂としてはジメチロール尿素、モ
ノメチロール尿素、トリメチロールメラミン、メチル化
トリメチロールメラミン、ジメチロールジヒドロキシエ
チレン尿素、ジメチロールエチレン尿素、ジメチロール
ウロン等が挙げられ、触媒としては塩化アンモニウム、
硫酸アンモニウム、第一燐酸アンモニウム、塩化マグネ
シウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、硫酸アル
ミニウム、1―アミノ―2―メチルプロパノール塩酸塩
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
用のアミノプラスト樹脂としてはジメチロール尿素、モ
ノメチロール尿素、トリメチロールメラミン、メチル化
トリメチロールメラミン、ジメチロールジヒドロキシエ
チレン尿素、ジメチロールエチレン尿素、ジメチロール
ウロン等が挙げられ、触媒としては塩化アンモニウム、
硫酸アンモニウム、第一燐酸アンモニウム、塩化マグネ
シウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、硫酸アル
ミニウム、1―アミノ―2―メチルプロパノール塩酸塩
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0017】本発明の対象とするセルロース繊維含有製
品は綿、麻、レーヨン、ポリノジック等セルロース繊維
を含み、更に他の合成繊維、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリアクリル、ポリウレタン等を混紡、交織等の形
で含むことができる。
品は綿、麻、レーヨン、ポリノジック等セルロース繊維
を含み、更に他の合成繊維、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリアクリル、ポリウレタン等を混紡、交織等の形
で含むことができる。
【0018】製品の形態としては織物、編物等何れであ
っても差し支えない。
っても差し支えない。
【0019】但し、何れにおいても十分な精練と必要に
応じて漂白、マーセル化、染色を行った後、高度の耐久
性を持つ撥水撥油効果を付与し、本発明を実施するが、
撥水撥油加工に際しては油分、界面活性剤、酸、アルカ
リ、塩類等の不純物が織物中に残留すると撥水撥油効果
が低下するので、なるべく残留せぬよう留意しなければ
ならない。
応じて漂白、マーセル化、染色を行った後、高度の耐久
性を持つ撥水撥油効果を付与し、本発明を実施するが、
撥水撥油加工に際しては油分、界面活性剤、酸、アルカ
リ、塩類等の不純物が織物中に残留すると撥水撥油効果
が低下するので、なるべく残留せぬよう留意しなければ
ならない。
【0020】本発明の加工方法としては、セルロース繊
維含有製品に対してパーフルオロアルキル基含有加工剤
を有効成分1.0%以上と脂肪酸変性アミノトリアジン
化合物の有効成分0.5%以上を水性分散液の状態でセ
ルロース繊維含有製品に付着するように、処理液濃度と
パディング時の絞り率(液付着パーセント)を調節し、
この中にアミノプラスト樹脂とその触媒を必要に応じて
添加した処理液に被加工製品を浸漬した後、マングル等
で絞る。
維含有製品に対してパーフルオロアルキル基含有加工剤
を有効成分1.0%以上と脂肪酸変性アミノトリアジン
化合物の有効成分0.5%以上を水性分散液の状態でセ
ルロース繊維含有製品に付着するように、処理液濃度と
パディング時の絞り率(液付着パーセント)を調節し、
この中にアミノプラスト樹脂とその触媒を必要に応じて
添加した処理液に被加工製品を浸漬した後、マングル等
で絞る。
【0021】続いて、熱風等を用いて乾燥した後、15
0〜180℃で2〜5分程度の熱処理を施したセルロー
ス繊維含有高耐久性撥水撥油加工品を、液体アンモニア
で処理することにより、本発明の通気性減少効果が得ら
れる。
0〜180℃で2〜5分程度の熱処理を施したセルロー
ス繊維含有高耐久性撥水撥油加工品を、液体アンモニア
で処理することにより、本発明の通気性減少効果が得ら
れる。
【0022】尚、繊維に液体アンモニアを含浸させる方
法としては、繊維を液体アンモニア浴中に浸漬する方
法、繊維に液体アンモニアを噴霧又は、シャワー状に降
らせる方法等があるが、これらに限定されるものではな
い。
法としては、繊維を液体アンモニア浴中に浸漬する方
法、繊維に液体アンモニアを噴霧又は、シャワー状に降
らせる方法等があるが、これらに限定されるものではな
い。
【0023】繊維に含浸させる液体アンモニアの温度
は、通常ほぼ1気圧下では、−33.4℃以下,−7
7.8℃以上であるが、1気圧以下、1気圧以上の場合
は、その気圧下で液体アンモニアの沸点以下融点以上で
あれば良い。
は、通常ほぼ1気圧下では、−33.4℃以下,−7
7.8℃以上であるが、1気圧以下、1気圧以上の場合
は、その気圧下で液体アンモニアの沸点以下融点以上で
あれば良い。
【0024】又、繊維に含浸させる液体アンモニアの処
理時間は4〜30秒、好ましくは5〜15秒であり、繊
維に含浸させる液体アンモニアの量は、繊維の絶乾重量
に対して50重量%以上である。
理時間は4〜30秒、好ましくは5〜15秒であり、繊
維に含浸させる液体アンモニアの量は、繊維の絶乾重量
に対して50重量%以上である。
【0025】繊維に液体アンモニアを含浸させた後は、
本発明の効果を妨げない方法で繊維を加熱し、繊維中の
アンモニアを除去すれば良い。
本発明の効果を妨げない方法で繊維を加熱し、繊維中の
アンモニアを除去すれば良い。
【0026】セルロース含有高耐久性撥水撥油加工品に
対し、上述のような方法で液体アンモニア処理を施すこ
とにより、本発明の通気性減少効果が得られる訳である
が、光沢の付与、風合の粗硬化など用途的に制約されな
い場合は、液体アンモニア処理後に高圧カレンダーで処
理すれば、更に通気性減少効果が顕著である。
対し、上述のような方法で液体アンモニア処理を施すこ
とにより、本発明の通気性減少効果が得られる訳である
が、光沢の付与、風合の粗硬化など用途的に制約されな
い場合は、液体アンモニア処理後に高圧カレンダーで処
理すれば、更に通気性減少効果が顕著である。
【0027】尚、セルロース含有高耐久性撥水撥油加工
品に対し、マングルーパッド法で有機溶剤を用いる方法
や、高濃度のアルカリを繊維に付与するマーセル化処理
などは、処理液が殆ど基布に浸透しないか、又は浸透が
不十分で浸透斑となり、本発明の効果を十分発揮できな
い。
品に対し、マングルーパッド法で有機溶剤を用いる方法
や、高濃度のアルカリを繊維に付与するマーセル化処理
などは、処理液が殆ど基布に浸透しないか、又は浸透が
不十分で浸透斑となり、本発明の効果を十分発揮できな
い。
【0028】
【作用】本発明方法によって、セルロース含有高耐久性
撥水撥油加工繊維製品に優れた通気性減少効果が得られ
る理由は、次の様に推察される。
撥水撥油加工繊維製品に優れた通気性減少効果が得られ
る理由は、次の様に推察される。
【0029】即ち、通気性減少効果は液体アンモニアに
よりセルロース繊維が膨潤し、収縮する事により、糸密
度が増えることによって得られるが、通常のマーセル化
処理や有機溶剤による方法では基布への浸透が不十分で
あったり、殆ど浸透しない等で十分な通気度減少効果が
得られない。
よりセルロース繊維が膨潤し、収縮する事により、糸密
度が増えることによって得られるが、通常のマーセル化
処理や有機溶剤による方法では基布への浸透が不十分で
あったり、殆ど浸透しない等で十分な通気度減少効果が
得られない。
【0030】本発明の液体アンモニア処理法は、セルロ
ース含有高耐久性撥水撥油加工品に対しても、セルロー
ス繊維を膨潤させるだけの優れた浸透力を持つためと考
えられる。
ース含有高耐久性撥水撥油加工品に対しても、セルロー
ス繊維を膨潤させるだけの優れた浸透力を持つためと考
えられる。
【0031】
【実施例】以下、綿40番手と綿60番手の平織物を用
いた実施例により本発明を具体的に述べる。
いた実施例により本発明を具体的に述べる。
【0032】毛焼,糊抜,精練,漂白,マーセライズ及
び染色を施した綿40番手糸使い、打込み本数、経13
0本/2.54cm、緯70本/2.54cmの平織物
に対し、ペトロックスP3000(パーフルオロアルキ
ル基含有撥水撥油剤)及びホボテックスFTC(脂肪酸
変性アミノトリアジン化合物)が第1表の記載量含まれ
ている加工液を含浸し、マングルで余剰液を絞り出し、
第1表記載の付着量となるように調節して、さらに熱風
による乾燥と熱処理を行ない、実施例1,2及び比較例
1,2用の高耐久性撥水撥油加工織物を得た。
び染色を施した綿40番手糸使い、打込み本数、経13
0本/2.54cm、緯70本/2.54cmの平織物
に対し、ペトロックスP3000(パーフルオロアルキ
ル基含有撥水撥油剤)及びホボテックスFTC(脂肪酸
変性アミノトリアジン化合物)が第1表の記載量含まれ
ている加工液を含浸し、マングルで余剰液を絞り出し、
第1表記載の付着量となるように調節して、さらに熱風
による乾燥と熱処理を行ない、実施例1,2及び比較例
1,2用の高耐久性撥水撥油加工織物を得た。
【0033】また、毛焼,糊抜,精練,漂白,マーセラ
イズ及び染色を施した綿60番手糸使い、打込み本数、
経124本/2.54cm、緯128本/2.54cm
の平織物に対し、同様の処理により実施例3,4及び比
較例3,4用の高耐久性撥水撥油加工織物を得た。
イズ及び染色を施した綿60番手糸使い、打込み本数、
経124本/2.54cm、緯128本/2.54cm
の平織物に対し、同様の処理により実施例3,4及び比
較例3,4用の高耐久性撥水撥油加工織物を得た。
【0034】次に、実施例1,2及び実施例3,4用の
高耐久性撥水撥油加工織物をそれぞれ液体アンモニアで
5秒間または7秒間処理し、また、比較例1,2用の高
耐久性撥水撥油加工織物をマーセル化処理(20%苛性
ソーダ処理)、比較例3,4用の高耐久性撥水撥油加工
織物をイソプロピルアルコール処理(4%IPA処理を
マングルーパッド法で2回)した。
高耐久性撥水撥油加工織物をそれぞれ液体アンモニアで
5秒間または7秒間処理し、また、比較例1,2用の高
耐久性撥水撥油加工織物をマーセル化処理(20%苛性
ソーダ処理)、比較例3,4用の高耐久性撥水撥油加工
織物をイソプロピルアルコール処理(4%IPA処理を
マングルーパッド法で2回)した。
【0035】処理前の高耐久性撥水撥油加工織物及び処
理後の高耐久性撥水撥油加工織物のJIS,L,109
6,A法(フラジール形試験機使用)による通気性測定
結果は第1表に示す通りであった。
理後の高耐久性撥水撥油加工織物のJIS,L,109
6,A法(フラジール形試験機使用)による通気性測定
結果は第1表に示す通りであった。
【0036】この結果が示す如く、実施例の通気性減少
効果は、比較例に比べて顕著に優れていることがわか
る。
効果は、比較例に比べて顕著に優れていることがわか
る。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】なお、使用した薬剤は次のとおりであっ
た。は撥水撥油剤である。はトリアジンである。
はアミノプラストである。 はアミノプラストの触媒で
ある。はトリアジンの触媒である。はアミノプラス
トである。はアミノプラストの触媒である。はイソ
プロピルアルコールである。
た。は撥水撥油剤である。はトリアジンである。
はアミノプラストである。 はアミノプラストの触媒で
ある。はトリアジンの触媒である。はアミノプラス
トである。はアミノプラストの触媒である。はイソ
プロピルアルコールである。
【0040】
【発明の効果】本発明は上述のとおりであって、パーフ
ルオロアルキル基含有撥水撥油剤を有効成分1.0%以
上と、脂肪酸変性アミノトリアジン化合物を有効成分
0.5%以上の割合で付与し、アミノプラスト樹脂とそ
の触媒の存在、又は不存在の下に熱処理したセルロース
繊維含有製品を、液体アンモニアで処理することをする
ので通気性減少効果が顕著になる。
ルオロアルキル基含有撥水撥油剤を有効成分1.0%以
上と、脂肪酸変性アミノトリアジン化合物を有効成分
0.5%以上の割合で付与し、アミノプラスト樹脂とそ
の触媒の存在、又は不存在の下に熱処理したセルロース
繊維含有製品を、液体アンモニアで処理することをする
ので通気性減少効果が顕著になる。
Claims (1)
- 【請求項1】 セルロース繊維含有製品に対しパーフル
オロアルキル基含有撥水撥油剤を有効成分1.0%以上
と、脂肪酸変性アミノトリアジン化合物を有効成分0.
5%以上の割合で付与し、アミノプラスト樹脂とその触
媒の存在、又は不存在の下に熱処理したセルロース繊維
含有製品を、液体アンモニアで処理することを特徴とす
るセルロース繊維含有高耐久性撥水撥油加工品の通気性
減少方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17776892A JP2534216B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 高耐久性撥水撥油加工品の通気性減少方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17776892A JP2534216B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 高耐久性撥水撥油加工品の通気性減少方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06184929A JPH06184929A (ja) | 1994-07-05 |
JP2534216B2 true JP2534216B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=16036790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17776892A Expired - Lifetime JP2534216B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 高耐久性撥水撥油加工品の通気性減少方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534216B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4213182B2 (ja) * | 2004-03-03 | 2009-01-21 | 住友商事株式会社 | 繊維構造物の疎水化方法 |
JP2014009408A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Mizuno Corp | 疎水化吸湿発熱繊維及びこれを用いた繊維構造物 |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP17776892A patent/JP2534216B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06184929A (ja) | 1994-07-05 |
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