JP2534102Y2 - ワークホルダ - Google Patents

ワークホルダ

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JP2534102Y2
JP2534102Y2 JP1991061494U JP6149491U JP2534102Y2 JP 2534102 Y2 JP2534102 Y2 JP 2534102Y2 JP 1991061494 U JP1991061494 U JP 1991061494U JP 6149491 U JP6149491 U JP 6149491U JP 2534102 Y2 JP2534102 Y2 JP 2534102Y2
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正幸 堀
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、ワークホルダに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ワークホルダ、特に刺繍枠として
は、円弧部と略直線部とを交互に連続させて、ほぼ四角
形状をなすものがあり、そのワークホルダ(刺繍枠)
は、円弧部と略直線部とを交互に連続したほぼ四角形状
の外側面を有する内枠と、その内枠の外側面と同じ形状
の内側面を有する外枠から構成されている。その外枠に
は外枠の内側面を内枠の外側面に押圧させるための締付
部が設けられている。そして、外枠の内側面と内枠の外
側面との間に加工布を挟んで、外枠を締め付けることに
より外枠の内側面が加工布を内枠の外側面に押圧して加
工布を挟持している。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たワークホルダでは、ワークホルダの内枠の略直線部に
外枠からの圧力が十分に与えられないので、特に布厚が
薄い加工布を使用して縫製を行うと、糸の張力によっ
て、前記略直線部に挟持された加工布の部分が引っ張り
出されて加工布がたるむので、縫製模様の大きさが所望
の大きさより小さくなったり、縫製模様の周囲の加工布
にしわが発生したりして、外観上とても見苦しくなると
いった問題があった。 【0004】本考案は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、縫製時における糸の張力によっ
て、前記略直線部に挟持された加工布の部分が引っ張り
出されることを防いで、縫製模様の大きさが所望の大き
さより小さくなったり、縫製模様の周囲の加工布にしわ
が発生したりしないワークホルダを提供することを目的
とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本考案では、円弧部と略直線部とを交互に連結させた
略多角形状の外側面を有する内枠と、その内枠の外側面
に対応する内側面を有し、その内側面と前記内枠の外側
面とが協働して被縫製物を挟持する外枠とを備えたワー
クホルダにおいて、前記内枠の外側面における円弧部と
前記外枠の内側面における円弧部との形状は同一とし、
且つ、前記内枠の外側面における略直線部と前記外枠の
内側面における略直線部との内、一方の略直線部が他方
の略直線部に対して凸形状としてその略直線部の形状を
異ならせた。 【0006】 【作用】上記の構成を有する本考案では、円弧部と略直
線部とを交互に連続させた略多角形状の外側面を有する
内枠と、その内枠の外側面に対応する内側面を有し、そ
の内側面と前記内枠の外側面とが協働して被縫製物を挟
持する外枠とを備えたワークホルダにおいて、前記内枠
の外側面における略直線部と前記外枠の内側面における
略直線部との内、一方の略直線部が他方の略直線部に対
して凸形状とされている。このため、内枠と外枠とを嵌
合させた時、略直線部における被縫製物の保持力が増加
するので、縫製時における糸の張力による被縫製物のた
るみは発生しにくい。 【0007】 【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。 【0008】図2に示すように、本実施例の刺繍可能な
ミシン1の上方アーム5の頭部7には、上下往復運動及
び横方向揺動運動可能な針棒9と、下端に刺繍用の押え
足11を取付けることができる昇降可能な押え棒13と
が設けられている。また、ベット15上に設けられた針
板(図示せず)には針孔(図示せず)が形成され、その
ベット15の下方には、図示しない操作体により沈下可
能な公知の送り歯機構が設けられている。そして、ミシ
ン1はその送り歯機構による加工布の移送にて直線縫目
及びジグザグ縫目が選択的に形成し得るように構成され
ている。 【0009】また、刺繍アタッチメント21はミシン1
のベッド15に隣接して配置されており、その上に設け
られた移動体23には、布等のワークを保持するために
ガラス繊維を50パーセント含む合成樹脂製の内枠25
及びガラス繊維を30パーセント含む合成樹脂製の外枠
27からなるワークホルダ19を取り付けるためのワー
クホルダ取付体24が設けられている。そして、刺繍ア
タッチメント21は、ワークホルダ取付体24を針棒9
に取り付けられた縫い針17に対して、互いに直行する
X方向及びY方向に相対移動させる。尚、刺繍アタッチ
メント21の駆動部は周知のものであり、概念的には実
開昭63ー81890号公報に示す機構と同様なもので
ある。 【0010】図1(b)に示すように、ワークホルダ1
9の外枠27の内側面は円弧部31a,b,c,dと略
直線部33a,b,c,dとが交互に連続されたほぼ四
角形状をしている。外枠27には前記ワークホルダ取付
体24に取り付けるための取付部32が設けられてい
る。また、外枠27には外枠27の内側面を内枠の外側
面に押圧させるための締付部34a,bが設けられてい
る。その締付部34aには長孔(図示せず)が貫通形成
されている。また、締付部34bには雌ネジ部(図示せ
ず)が貫通形成されている。そして、締付ネジ35が締
付部34aの長孔を挿通して締付部34bの雌ネジ部に
螺合しており、その締付ネジ35の操作によって、内枠
25の外側面が外枠27の内側面に押圧される。円弧部
31a,b,c,dの曲率半径r1は50mm、略直線
部33aの曲率半径R1は2000mm、略直線部33
bの曲率半径R2は1000mm、略直線部33cの曲
率半径R3は2000mm、略直線部33dの曲率半径
4は1000mmであり、略直線部33aと略直線部
33cとの距離L1は150mm、略直線部33aと略
直線部33cとの距離L2は200mmである。 【0011】図1(a)に示すように、ワークホルダ1
9の内枠25の外側面は外枠27の内側面に対応するよ
うに円弧部35a,b,c,dと略直線部37a,b,
c,dとが交互に連続されたほぼ四角形状をしており、
略直線部37a,b,c,dは外枠27の内側面におけ
る略直線部33a,b,c,dに対して凸形状となるよ
うに形成されている。円弧部35a,b,c,dの曲率
半径r2は50mm、略直線部37aの曲率半径R5は1
000mm、略直線部37bの曲率半径R6は500m
m、略直線部37cの曲率半径R7は1000mm、略
直線部37dの曲率半径R8は500mmであり、略直
線部37aと略直線部37cとの距離L3は152m
m、略直線部37aと略直線部37cとの距離L4は2
01mmである。また、内枠25の内側面には、外枠2
7による押圧により内枠25が変形しないように、リブ
39a,b,c,dが設けられている。 【0012】そして、ワークホルダ19の内枠25の外
側面と外枠27の内側面との間に加工布を挟持させて、
刺繍アタッチメント21のワークホルダ取付体24にワ
ークホルダ19の取付部32を取り付けて縫製を行う。 【0013】上述したように構成されたワークホルダで
は、外枠27の内側面における略直線部33a,b,
c,dに対して、内枠25の外側面における略直線部3
7a,b,c,dがそれぞれ凸形状をしているので、外
枠27の締付部34a,b及び締付ネジ35による外枠
27の内側面からの圧力が内枠25の外側面に十分に与
えられる。従って、ワークホルダ19に挟持された加工
布は、縫製における糸の張力によって引っ張り出される
ことがなく、縫製が良好に行われる。 【0014】また、内枠25にはガラス繊維が50パー
セント含まれる合成樹脂で成形され、外枠27にはガラ
ス繊維が30パーセント含まれる合成樹脂で成形されて
いるので、内枠25の剛性に対して外枠27の剛性が小
さいため外枠27からの押圧による内枠25の変形が起
こらなく、かつ外枠27が内枠25の外側面に沿って変
形して、内枠25を十分に押圧することができる。 【0015】尚、本実施例では、ワークホルダの外枠2
7の内側面における略直線部33a,b,c,dに対し
て、内枠25の外側面における略直線部37a,b,
c,dがそれぞれ凸形状をして、外枠27の締付部34
による外枠27の内側面からの圧力が内枠25の外側面
に十分に与えて加工布を挟持しているが、内枠25の外
側面における略直線部37a,b,c,dに対して、外
枠27の内側面における略直線部33a,b,c,dを
それぞれ凸形状にして、外枠27の内側面からの圧力を
内枠25の外側面に十分に与えて加工布を挟持させても
よい。 【0016】また、本実施例では、ガラス繊維が50パ
ーセント含まれる合成樹脂を内枠25に用い、ガラス繊
維が30パーセント含まれる合成樹脂を外枠27に用い
ているが、枠の大きさ,形状,外枠27の締付部34
a,b部分の強度,枠自身の必要剛性等により、合成樹
脂のガラス繊維の含有率とその組合せは本実施例の組合
せに限定されない。 【0017】更に、本考案のワークホルダ19は刺繍枠
に限定されない。 【0018】 【考案の効果】以上説明したことから明かなように、本
考案のワークホルダによれば、外枠の内側面における略
直線部と内枠の外側面における略直線部との内、一方の
略直線部が他方の略直線部に対して凸形状をしているの
で、外枠の内側面からの圧力が内枠の外側面に十分に与
えられて、ワークホルダに挟持された加工布が縫製にお
ける糸の張力によって引っ張り出されることがなく、縫
製模様の大きさが所望の大きさより小さくならなく、縫
製模様の周囲の被縫製物にしわが発生しなくて良好に縫
製を行うことができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a)は本考案の一実施例のワークホルダの内
枠を示す正面図である。 (b)は図1(a)のワークホルダの外枠を示す正面図
である。 【図2】ワークホルダを使用するミシンの斜視図であ
る。 【符号の説明】 25 内枠 27 外枠

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 円弧部と略直線部とを交互に連結させた略多角形状の外
    側面を有する内枠と、その内枠の外側面に対応する内側
    面を有し、その内側面と前記内枠の外側面とが協働して
    被縫製物を挟持する外枠とを備えたワークホルダにおい
    て、前記内枠の外側面における円弧部と前記外枠の内側面に
    おける円弧部との形状は同一とし、且つ、 前記内枠の外
    側面における略直線部と前記外枠の内側面における略直
    線部との内、一方の略直線部が他方の略直線部に対して
    凸形状としてその略直線部の形状を異ならせたことを特
    徴とするワークホルダ。
JP1991061494U 1991-08-05 1991-08-05 ワークホルダ Expired - Fee Related JP2534102Y2 (ja)

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JPS488466U (ja) * 1971-06-15 1973-01-30
JPS59149993U (ja) * 1983-03-25 1984-10-06 蛇の目ミシン工業株式会社 刺しゆう枠
JPS637191U (ja) * 1986-06-30 1988-01-18
JPH0714382Y2 (ja) * 1988-04-14 1995-04-05 有限会社丸正刺繍 刺繍用枠

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