JP2534095Y2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2534095Y2
JP2534095Y2 JP5009091U JP5009091U JP2534095Y2 JP 2534095 Y2 JP2534095 Y2 JP 2534095Y2 JP 5009091 U JP5009091 U JP 5009091U JP 5009091 U JP5009091 U JP 5009091U JP 2534095 Y2 JP2534095 Y2 JP 2534095Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はディスク装置に係り、特
に装置の薄型化及び組立作業性を改善しうるよう構成し
たディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば可撓性の磁気ディスクが収納され
たディスク収納ケース(以下収納ケースという)を装着
されて磁気記録再生を行う磁気ディスク装置において
は、収納ケースを装置内に装着するため収納ケースを挿
入されるホルダと、収納ケースの挿入動作によりラッチ
レバーによる係止を解除されて摺動するスライダ(摺動
部材)とを有していた。スライダはホルダとターンテー
ブルを回転自在に支持するフレームとの間に摺動自在に
設けられており、フレームに植設されたガイドピンによ
り摺動方向を規制されていた。又、フレームの上部には
ホルダの上方を覆うカバー部材が取付けられ、さらに外
部磁界を遮断するシールド部材がカバー部材の上面及び
フレームの両側、後面を覆うように取付けられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のディスク装
置では、ホルダとフレームとの間にスライダが摺動し、
且つスライダの摺動を規制するガイドピンがフレームよ
り突出していたためホルダとフレームとの間に隙間が必
要であった。又、ホルダとカバー部材との間にはホルダ
が挿入位置に上動したとき上側磁気ヘッドがホルダより
上方に逃げてホルダとカバー部材との間に変位するた
め、ホルダとカバー部材との間にも隙間が設けられてい
た。
【0004】ところが、ディスク装置においては装置の
薄型化が進められており、上記装置内の隙間をできるだ
け小さくすることが薄型化を図る上で重要となってき
た。しかるに、例えば上記スライダの板厚を薄くすると
上記ホルダとフレームとの隙間が小さくなる反面、スラ
イダの強度不足を招くおそれがあり、あるいは上記ガイ
ドピンのフレームからの突出高さを小さくするとスライ
ダがガイドピンから外れやすくなり、装置の薄型化を図
ることが難しいといった課題が生ずる。
【0005】又、従来のディスク装置を組立てる場合、
上記ホルダ、スライダ、カバー部材、ラッチレバー等の
各部材がバラバラに置かれ、1個ずつフレーム上に組付
けるといった作業を行うため、組立作業に手間がかか
り、作業能率をそれ以上高めることができなかった。
【0006】そこで、本考案は摺動部材を不使用スペー
ス内に設けることにより装置の薄型化を図るとともに各
部材をシールド部材に組み付けてアッセンブリ化を図る
よう構成したディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ディスクを回
転駆動するターンテーブルが上面に設けられたフレーム
と、少なくとも該フレームの上面及び両側面を覆うよう
にフレームに組付けられ外部磁界を遮断するシールド部
材と、該シールド部材の下面に摺動自在に支持され、両
側に傾斜溝を有する摺動部材と、ディスク収納ケースが
挿入される挿入部の両側に該摺動部材の傾斜溝に嵌合す
る突出ピンを有し、前記摺動部材の摺動動作により前記
傾斜溝に沿ってディスク挿入位置又は前記フレーム上の
ディスク装着位置へ移動するホルダと、前記シールド部
材に回動自在に支持され、前記ディスク収納ケース挿入
前、前記ホルダの突出ピンが前記傾斜溝より脱落しない
ように摺動部材をディスク挿入位置に係止するラッチレ
バーと、該ラッチレバーを係止位置に附勢する附勢部材
と、よりなる。
【0008】
【作用】摺動部材をホルダとシールド部材との間に摺動
自在に設けることにより、摺動部材がホルダとシールド
部材との間の不使用スペース内に介在し、且つホルダが
フレーム側に近接し装置の薄型化が図れるとともに、カ
バー部材を不要にして部品点数を削減することができ
る。さらに、シールド部材に設けられたラッチレバーが
ホルダを保持する摺動部材を係止することによりシール
ド部材、摺動部材、ホルダ、ラッチレバーが1個の組立
体として扱えるようになる。
【0009】
【実施例】図1乃至図7に本考案になるディスク装置の
一実施例を示す。尚、図2では上、下逆向きに示してあ
り、図3ではシールド部材を省略してある。
【0010】図1,図2に示す如く、磁気ディスク装置
は、外部磁界を遮断するシールド部材1をフレーム2に
取付けてなる。シールド部材1は天板1aの下面にスラ
イダ14,ホルダ5,ラッチレバー19が組み付けら
れ、そしてフレーム2上に取付けられる。
【0011】シールド部材1は例えばアルミ板材等によ
り形成され、フレーム2の上方に対向する天板1aと、
天板1aの両側より90度下方に折曲された側板1b,
1cと、天板1aの後方より90度折曲された後板1d
とよりなる。
【0012】天板1aの下面にはスライダ14の摺動を
ガイドする4個のガイドピン16が螺合し、後方にはラ
ッチレバー19を支承する軸1eが起立している。又、
ラッチレバー19の後方には後述するトーションバネ2
1を掛止するための掛止部1fが切り起こされている。
さらに、天板1aにはフレーム2に固定するためのネジ
挿入孔1gが穿設されている。
【0013】又、両側板1b,1cにはフレーム2に掛
止されるU字状の掛止溝1h,四角形状の係止孔1i及
びホルダ5の昇降動作をガイドする一対のガイド爪1j
が内側へ突出する。
【0014】図2,図3,図5に示す如く、フレーム2
は例えばアルミダイギャスト製であり、平板部2aの中
央部分にはターンテーブル22が回転自在に設けられて
いる。また平板部2aを囲む両側の壁部2b,2cの内
側にはシールド部材1を固着するためのネジ孔2dが配
設されている。さらに、両側の壁部2b,2cは後述す
るようにシールド部材1の一対のガイド爪1jが挿通さ
れる切欠2eを有し、外側にはシールド部材1を係止す
るための円柱状の突部2f及び傾斜面を有する係止部2
gが設けられている。
【0015】又、フレーム2の前面には図2に示すよう
にディスク挿入口25aを有する前面パネル25が取付
けられる。
【0016】図1及び図3,図4に示す如く、ホルダ5
は収納ケース4の装着、イジェクト操作に応じて昇降す
るように設けられており、天板5aには磁気ヘッド部8
が相対的に進入するための開口5bが設けられている。
又、ホルダ5の天板5aには上記収納ケース4のシャッ
タ(図示せず)をケース挿入動作に関連して開くL字状
のシャッタレバー6が回動自在に支承されている。
【0017】尚、シャッタレバー6はコイルバネ7の引
張力により時計方向(シャッタ閉方向)に附勢され、先
端にはケース4のシャッタに係合する係合ピン6aがホ
ルダ5の孔5cよりホルダ5内に突出している。
【0018】図3,図7に示す如く、磁気ヘッド部8
は、ディスク半径方向(A,B方向)に移動自在に設け
られたキャリッジ9と、キャリッジ9の先端上面に設け
られた下側磁気ヘッド10と、キャリッジ9の基端部9
aに回動自在に支持されたアーム11と、アーム11の
先端下面に設けられた上側磁気ヘッド12とよりなる。
キャリッジ9はステッピングモータ(図示せず)により
駆動されるリードスクリュ(図示せず)に螺合してお
り、リードスクリュの回転に応じてフレーム2上をA,
B方向に移動し、磁気ヘッド10,12を磁気ディスク
3のトラッキング方向に移動させる。
【0019】アーム11はキャリッジ9の基端部9aに
設けられたトーションバネ9cの押圧力によりC方向
(図7参照)に附勢されている。又、アーム11の側方
には当接部11aが突出しており、この当接部11aに
はホルダ5の天板5aが当接している。即ち、ケース挿
入前、アーム11はこのホルダ5の上昇により上方に押
圧され、上側磁気ヘッド12を下側磁気ヘッド10より
離間させる。
【0020】14はスライダで、ホルダ5の天板5aと
シールド部材1との間に設けられている。スライダ14
と上方から見るとU字状に形成された天板14aと、天
板14aの両側縁部より下方に折曲された側板14b,
14cとを有する。天板14aにはシールド部材1に植
設されたガイドピン16が挿通される4個の長孔14d
がAB方向に延在するように穿設されている。
【0021】尚、長孔14dは端部にガイドピン16の
大径部16aが挿通される孔14d1 と、ガイドピン1
6の小径部16bが摺接するガイド溝14d2 とよりな
る。従って、スライダ14はカバー部材13より下方に
突出するガイドピン16によりAB方向に摺動自在に支
持されている。又、側板14cにはバネ掛止部14hが
突出している。
【0022】又、スライダ14の天板14aの奥部側に
は上方に折曲された係止爪14eが設けられている。
又、スライダ14の両側の側板14b,14cは、ホル
ダ5の両側より突出する突出ピン5fが嵌合する傾斜溝
14fを有し、天板14aの前端にはイジェクト釦17
の取付部14gが突出している。
【0023】18はスライダ14をB方向に押圧するコ
イルバネで、一端がスライダ14のバネ掛止部14hに
掛止され、他端がシールド部材1のバネ掛止部1kに掛
止されている。上記スライダ14はバネ18の引張力に
よりケース挿入前はB方向に変位しており、イジェクト
操作時イジェクト釦17が押圧されるとともにA方向に
摺動する。
【0024】19はラッチレバーで、シールド部材1に
植設された軸1eにより回動自在に支承され、ケース4
が当接する当接部19aと、スライダ14の係止爪14
eを係止する係止部19bと、軸1eが挿通される孔1
9cとよりなる。
【0025】21はトーションバネで、軸1eに巻装さ
れ、一端がラッチレバー19に掛止され、他端がシール
ド部材1の天板1aより下方に突出する掛止部1fに掛
止されており、ラッチレバー19をD方向(反時計方
向)に附勢している。そのため、スライダ14がA方向
にイジェクト操作されると、ラッチレバー19はD方向
に回動して係止部19bが係止爪14eを係止する。こ
れにより、A方向に変位したスライダ14はディスク挿
入位置に保持される。
【0026】ここで、上記ディスク装置の各部材の組付
方法について説明する。
【0027】図1に示す如く、まず、シールド板1を天
板1aの下面側を上にして作業台(図示せず)上に載置
する。
【0028】続いて、ホルダ5の突出ピン5fをスライ
ダ14の傾斜溝14fに嵌合させながらホルダ5をスラ
イダ14に組付ける。次に、ラッチレバー19及びトー
ションバネ21をシールド部材1の軸1eに取付ける。
そして、上記ホルダ5とスライダ14をシールド部材1
の天板1aに取付ける。その際、天板1aのガイドピン
16がスライダ14の孔14dに挿通されるとともに、
ホルダ5の前側の突出ピン5fがシールド部材1の一対
のガイド爪1j間に嵌合する。
【0029】このように、スライダ14が直接シールド
部材1に組み付けられるため、従来必要とされていたカ
バー部材を不要にして部品点数を削減することができ、
その分組み立て作業の手間が省ける。
【0030】尚、ラッチレバー19はトーションバネ2
1の押圧力により、係止部19bがスライダ14の係止
爪14eを係止する位置に保持される。そして、コイル
バネ18がスライダ14のバネ掛止部14kとシールド
部材1のバネ掛止部1kとの間に張設され、スライダ1
4はB方向に附勢された状態で保持される。
【0031】このようにして、シールド部材1にはスラ
イダ14,ホルダ5,ラッチレバー19が組み付けら
れ、1個の組立体としてアッセンブリ化される。従っ
て、この組立体を予め用意しておくことにより、組立ラ
インでは、フレーム2に上記組立体を組み付けるだけで
容易に組み付けることができる。
【0032】即ち、上記のようにスライダ14,ホルダ
5,ラッチレバー19が組み付けられたシールド部材1
は、ホルダ5をフレーム2の平板部2aに対向させる向
きで、前端側の掛止溝1hをフレーム2の突部2fに嵌
合させながら後側の係止孔1iをフレーム2の係止部2
gに嵌合させる。同時にシールド部材1のガイド爪1j
がフレーム2の切欠2eに嵌合する。
【0033】さらに、ネジ15がシールド部材1のネジ
挿入孔1gよりフレーム2のネジ孔2dに螺入されてシ
ールド部材1がフレーム2に固着される。
【0034】図6,図7に示す如く、上記のように組み
付けられた磁気ディスク装置では、ケース挿入前はホル
ダ5が挿入位置に上昇している。上側磁気ヘッド12の
アーム11はホルダ5の天板5aに当接する当接部11
aを有するため、ホルダ5とともに上昇している。
【0035】従って、ホルダ5とシールド部材1との間
にはアーム11が上方に回動するための隙間Sが必要で
ある。上記スライダ14はこの隙間S内に収まるように
ホルダ5とシールド部材1との間に設けられている。即
ち、従来この隙間Sには上記上側磁気ヘッド12が上動
するためのスペースであり、他の部材が設けられていな
いのでアーム11が回動するためのスペース以外は不使
用スペースであった。本実施例ではこの不使用スペース
内にスライダ14を設けることにより、フレーム2に対
するホルダ5の挿入位置を下げることが可能になる。そ
の結果、磁気ディスク装置の薄型化が可能となる。
【0036】従って、スライダ14に薄板材を使用せず
装置を薄型化しうるため、スライダ14が強度不足とな
らず、磁気ディスク装置1及びイジェクト動作の信頼性
が確保される。又、スライダ14の摺動方向をガイドす
るガイドピン16は上記ホルダ5とシールド部材1との
間の隙間Sにおいて、シールド部材1からの突出寸法を
従来と同様確保することができ、スライダ14はガイド
ピン16から外れることなくガイドピン16により確実
に摺動動作をガイドされる。
【0037】図5に示す如く、22は装着された収納ケ
ース4内の磁気ディスク3が載置されるターンテーブル
で、モータ23の回転駆動力により定速回転する。又、
モータ23はフレーム2の底面側に取付けられた基板2
4上に設けられている。モータ23は基板24上に駆動
コイル(図示せず)が設けられ、ロータ23a上にター
ンテーブル22が設けられている。
【0038】従って、モータ23はフレーム2内に埋設
され、且つ基板23上に設けられているため、薄型化が
図られている。そして、ターンテーブル22は前述の如
くホルダ5の位置が低くなったのに対応して載置面22
aがフレーム2の平板部2aに近接するようにフレーム
2に対するターンテーブル22の位置が低くなってい
る。即ち、フレーム2の平板部2aからターンテーブル
22の載置面22aまでの突出高さが小さくなってい
る。よって、磁気ディスク3の装着位置がよりフレーム
2に近接した低位置となり、磁気ディスク装置1の薄型
化が可能となる。
【0039】ここで、上記構成になる磁気ディスク装置
の動作につき説明する。
【0040】収納ケース4が挿入される前の磁気ディス
ク装置は図6,図7に示す状態となっている。即ち、ス
ライダ14はA方向に摺動した位置に係止されている。
又上側磁気ヘッド12を有するアーム11はホルダ5と
ともにディスク挿入位置に上昇している。
【0041】今、図3,図6,図7中1点鎖線で示すよ
うに収納ケース4がディスク挿入位置に保持されたホル
ダ5内に挿入されると、収納ケース4の前端はA方向に
移動してラッチレバー19の当接部19aに当接する。
さらに、収納ケース4をA方向に押圧すると、ラッチレ
バー19を時計方向(係止解除位置)に回動し、係止部
19bがスライダ14の係止爪14eから離間する。こ
れによりラッチレバー19によるスライダ14の係止が
解除され、スライダ14はバネ18の引張力によりB方
向に摺動する。その際スライダ14は4個のガイドピン
16に支持されながらB方向へ安定的に摺動する。
【0042】スライダ14の両側板14b,14cに設
けられた傾斜溝14fにはホルダ5の両側より突出する
突出ピン5fが係合しているため、スライダ14のB方
向への摺動動作とともに突出ピン5fが傾斜溝14fを
摺接し下方に押圧される。これによりホルダ5は図9,
図10に示すディスク装着位置へ降下し、収納ケース4
内の磁気ディスク3はターンテーブル22上に載置され
る。
【0043】又、ホルダ5の降下とともにアーム11が
トーションバネ9cの押圧力により反時計方向に回動し
て上側磁気ヘッド12を降下させる。尚、収納ケース4
はホルダ5内に挿入される過程でヘッド当接用の開口を
閉じるシャッタ(図示せず)がレバー6のピン6aに係
合し、レバー6の反時計方向の回動により開となる。そ
のため、磁気ディスク3がターンテーブル22に載置さ
れるとともに、磁気ディスク3の上、下記録面に磁気ヘ
ッド12,10が当接する。
【0044】その後、ターンテーブル22がモータ23
により回転駆動されると、磁気ディスク3はターンテー
ブル22とともに回転し、磁気ヘッド10,12により
磁気記録再生される。
【0045】次に、上記のように装着された磁気ディス
ク3を収納ケース4とともにイジェクトする際は、まず
イジェクト釦17をA方向に押圧する。これにより、ス
ライダ14がA方向に摺動し、ホルダ5がディスク挿入
位置へ上昇する。スライダ14はA方向に移動すると、
ラッチレバー19がトーションバネ21の押圧力により
D方向に回動し、係止部19bが係止爪14eに係合し
て係止する。このように、ラッチレバー19がD方向に
回動することにより、ホルダ5内の収納ケース4はラッ
チレバー19の当接部19aに押圧されてB方向にイジ
ェクトされる。図11乃至図13に示す如く、スライダ
14はシールド部材1の下面に摺動自在に支持され、ホ
ルダ5は両側の突出ピン5fがスライダ14の傾斜溝1
4fに嵌合して係止されているので、シールド部材1、
スライダ14、ホルダ5が一体的に組み付けることがで
きる。しかも、シールド部材1に設けられたラッチレバ
ー19はスライダ14の係止爪14eを係止した状態
で、トーションバネ21のバネ力により係止方向(D方
向)に附勢されているので、スライダ14が摺動しない
ように係止している。又、スライダ14はシールド部材
1との間に張設されたコイルバネ18によりB方向に附
勢されているので、係止爪14eがラッチレバー19の
係止部19に押圧されており、ホルダ5の突出ピン5f
がスライダ14の傾斜溝14fから脱落することが防止
される。
【0046】従って、シールド部材1にはスライダ1
4、ラッチレバー19、バネ18,21が上記のように
組付けられるので、これらの部品を予め組み付けておく
ことによりアッセンブリ化することができる。そのた
め、上記磁気ディスク装置の組付工程においては、上記
シールド部材1、スライダ14、ラッチレバー19、バ
ネ18,21を1個の組立体として用意しておくことに
より、従来よりも短時間で能率良くフレーム2に組付け
ることができる。
【0047】尚、上記実施例では磁気ディスク装置を例
に挙げて説明したが、これに限らず、例えば光ディスク
装置あるいは光磁気ディスク装置等にも適用できるのは
勿論である。
【0048】
【考案の効果】上述の如く、本考案になるディスク装置
は、摺動部材をホルダとシールド部材との間に摺動自在
に設けることにより、カバー部材を不要にして部品点数
を削減することができ、さらにホルダとシールド部材と
の間の不使用スペースを有効に利用することができると
ともに、従来ホルダとフレームとの間に必要とされてい
た摺動部材のためのスペースを削除することができ、ホ
ルダをフレームにより近接した位置に配置することがで
き、装置の薄型化を図ることができる。さらに、シール
ド部材に設けられたラッチレバーがホルダを保持する摺
動部材を係止することにより摺動部材、ホルダ、ラッチ
レバーが1個の組立体として予め組み付けておくことが
でき、フレームに組付ける組立作業を能率良く行うこと
ができ、組付時間を従来よりも短縮することができる等
の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になるディスク装置の一実施例の要部を
示す分解斜視図である。
【図2】シールド部材をフレームに取付ける状態を示す
斜視図である。
【図3】ディスク装置の平面図である。
【図4】ホルダ、スライダ、シールド部材の組付状態を
示す斜視図である。
【図5】ホルダとフレームとを示す分解斜視図である。
【図6】ディスク挿入時の磁気ディスク装置を正面から
見た縦断面図である。
【図7】ディスク挿入時の磁気ディスク装置を側面から
見た縦断面図である。
【図8】シールド部材とスライダを示す分解斜視図であ
る。
【図9】ディスク装着時のディスク装置を正面から見た
縦断面図である。
【図10】ディスク装着時のディスク装置を側面から見
た縦断面図である。
【図11】シールド部材、スライダ、ホルダ、ラッチレ
バーをアッセンブリ化した状態の平面図である。
【図12】図11に示す組立体の右側面図である。
【図13】図11に示す組立体の左側面図である。
【符号の説明】
1 シールド部材 2 フレーム 4 収納ケース 5 ホルダ 8 磁気ヘッド部 14 スライダ 16 ガイドピン 17 イジェクト釦 19 ラッチレバー 21 トーションバネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを回転駆動するターンテーブル
    が上面に設けられたフレームと、 少なくとも該フレームの上面及び両側面を覆うようにフ
    レームに取付けられ外部磁界を遮断するシールド部材
    と、 該シールド部材の下面に摺動自在に支持され、両側に傾
    斜溝を有する摺動部材と、 ディスク収納ケースが挿入される挿入部の両側に該摺動
    部材の傾斜溝に嵌合する突出ピンを有し、前記摺動部材
    の摺動動作により前記傾斜溝に沿ってディスク挿入位置
    又は前記フレーム上のディスク装着位置へ移動するホル
    ダと、 前記シールド部材に回動自在に支持され、前記ディスク
    収納ケース挿入前、前記ホルダの突出ピンが前記傾斜溝
    より脱落しないように摺動部材をディスク挿入位置に係
    止するラッチレバーと、 該ラッチレバーを係止位置に附勢する附勢部材と、 よりなることを特徴とするディスク装置。
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