JP2534083B2 - ほふく性害虫の防除方法 - Google Patents

ほふく性害虫の防除方法

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JP2534083B2 JP62288190A JP28819087A JP2534083B2 JP 2534083 B2 JP2534083 B2 JP 2534083B2 JP 62288190 A JP62288190 A JP 62288190A JP 28819087 A JP28819087 A JP 28819087A JP 2534083 B2 JP2534083 B2 JP 2534083B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、シロアリ類、アリ類、ゴキブリ、ワラジム
シ、オカダンゴムシ、ヅアカムカデ、ヤスデ(以下、こ
れらを「ほふく性害虫」という)の防除方法に関する。
<従来技術> 従来、製剤の固化を防止するために乾燥剤を別途併用
することは知られていた。
<発明の解決すべき問題点> 従来、製剤の固結を防止するために、該製剤の容器中
に乾燥剤を別途併用することが行なわれていたが、製剤
自体が固結する性質を有するため、該製剤を容器から取
り出して使用すると固結し易くなり、害虫防除施工中お
よび後に雨などによる湿潤によって製剤が固化してしま
って商品価値が低下すると共に害虫に対しての活性が著
しく落ちる等の問題点を有していた。
本発明は、上記従来の問題点を除いたほふく性害虫の
防除方法を得ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、害虫防除成分と共に撥水剤を配合した粉末
を前記で定義した種類のほふく性害虫の少なくとも1種
が生息する箇所に散布し、その粉末をほふく性害虫に付
着させることによりほふく性害虫を防除することを特徴
とするほふく性害虫の防除方法に係わる。
(作用) 本発明は、上記撥水剤を害虫防除成分と共に配合した
粉末を前記で定義した種類のほふく性害虫の少なくとも
1種が生息する箇所、すなわち地面や床面などに散布す
るときには、撥水剤を含有するために地面等の上で受け
易い水分の影響を防ぐことができ、すぐれた固化防止作
用がある。そして、それにより害虫防除成分が十分に薬
剤から外に放出され、また水分による害虫防除成分の分
解や防除作用の阻害を防ぐことができるので、ひいては
地面等の上で生息するほふく性害虫に対して強力な害虫
防除作用を有するものである。
本発明が防除する対象であるほふく性害虫としては、
イエシロアリ等のシロアリ類、通常のアリ類、ゴキブ
リ、ワラジムシ、オカダンゴムシ、ヅアカムカデ、ヤケ
ヤスデであって、これらは人間の生活空間において有害
であるので、これらの駆除は有益である。
本発明により前記のほふく性害虫の生息する箇所に散
布した前記の粉末は、撥水剤と配合されているため、良
く分散した状態で散布され、前記の箇所で行動するほは
く性害虫に接触する機会が多くなり、粉末の状態が維持
されているので、これらの害虫に付着し易く、かつ撥水
剤は一般に親油性であるため、害虫防除成分を粉末全体
に均一に保持されていて、接触した前記害虫に容易に移
行してその害虫防除作用をするものとみられる。
本発明に於て、害虫防除成分としては、ピレスロイド
系化合物、カーバメート系化合物、ヒドラゾン系化合
物、有機リン系化合物、ホウ素系化合物、ケイ素系化合
物等の殺虫、殺シロアリ若しくは殺ダニ作用を有する化
合物であればこれらの単独若しくは複数を併用したもの
でもよい。1例を挙げれば、ピレトリン、アレスリン、
フラメトリン、レスメトリン(A−8)、フタルスリ
ン、フェノトリン(A−3)、ペルメトリン(A−
4)、シペルトリン(A−5)、エトフェンプロック
ス、トラロメスリン、フルシトリネート、シフェノトリ
ン(A−6)、エムペンスリン、フェンバレレート(A
−7)、シフルトリン(A−15)、フェンフルトリン
(A−16)等のピレスロイド系化合物、プロポクサー
(A−2)、カーバリル(A−1)、MTMC、イソプロカ
ーブ、プロメカーブ、BPMC、ターバム、MPMC、XMC、メ
ソミル、カルタップ等のカーバメート系化合物、ジクロ
ルボス(A−9)、フェニトロチオン(A−10)、ダイ
アジノン(A−11)、フェンチオン、マラチオン、ナレ
ド、クロルフェンビンフォス、テトラクロルビンフォ
ス、プロパホス、シアノホス、ジクロロフェンチオン、
ピリダフェンチオン(A−12)、クロルピリホス、イソ
キサチオン、サリチオン、フェンソエイト、フォルモチ
オン、メカルバムDAEP、チオメトン、イソチオエート、
IPSP、ホスメット、ホサロン、メチダチオン、メサゾ
ン、プロチオフォス(A−13)、パミドチオン、ESP、
アセフェート、トリクロルフォン、EPN、シアノフェン
フォス、EPBP、レプトホス、ホキシム(A−18)等の有
機リン系化合物、テトラヒドロ−5.5−ジメチル−2−
(1H)−ピリミジノン−{3−〔4−(トリフルオロメ
チル)フェニル〕エテニル}−2−プロペニリデン}ヒ
ドラゾン(A−14)およびその脂肪酸塩等のハドラゾン
系化合物、ホウ酸(A−19)等のホウ素系化合物を挙げ
ることが出来る。
本発明に使用する粉・粒状担体は、代表的には例えば
ケイ酸、カオリン活性炭、ベントナイト、珪藻土(C−
3)、タルク(C−1)、クレー(C−2)、炭酸カル
シウム、カーボンブラック、陶磁器粉等の各種鉱物粉末
や、木粉、大豆粉、小麦粉、でんぷん等の各種植物性粉
末あるいはシクロデキストリン等の包装化合物を例示で
き必要に応じて1種または2種以上を混合してもよい。
上記化合物には通常用いられている殺菌剤、忌避剤、
殺ソ剤、誘引剤、効力増強剤等を1種以上併用してもよ
く、更に安定剤、防カビ剤、香料等を任意に添加しう
る。
本発明に於て撥水剤としては、パラフィン、ステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸ジルコニウム、ステア
リン酸マグネシウム、シリコーン樹脂、反応性を有する
長鎖の飽和炭化水素化合物(例えばピリジニウム塩型陽
イオン界面活性剤)、メチロールステアラミド、オクタ
デシルエチレンウレア等)反応性を有するシリコーン化
合物(例えばメチルヒドロポリシロキサン等)、ペルフ
ルオロアルキル基を側鎖にもつポリマー(例えばアクリ
ル酸ポリフルオロアルキルエステル(B−4)商品名ス
コッチガード、スリーエム社製)、ジメチルポリシロキ
サン構造をもったシリコーンオイル(商品名KF−96、信
越化学工業(株)製)、メチルハイドロキサン、ポリシ
ロキサン構造をもった反応性のシリコーンオイル(商品
名AFP−1(B−1)、AFP−6(B−2)、KF−99、X
−52−590(B−6)、X−52−594(B−7)信越化学
工業(株)製)、(商品名SH1107C(B−3)東レ
(株)製)、メチルハイドロジェンポリシロキサンとジ
メチルポリシロキサンの混合物(商品名ポロンMG,MN、
信越化学工業(株)製)、メチルハイドロジェンポリシ
ロキサンに触媒としてジルコニウム塩を配合したもの
(商品名ポロンMWS(B−5)、信越化学工業(株)
製)を挙げることが出来る。特にB−1〜B−7の化合
物が好ましい。
上記撥水剤の添加率は製剤の乾燥重量に対し約0.01〜
5.0%の割合で添加することができ好ましくは0.4%以上
添加するのがよい。
<実施例> (実施例No.1〜No.18) 害虫防除成分(A)の少なくとも1種と撥水剤(B)
増量剤(C)の三成分を直接混合撹拌するか、もしくは
撥水剤(B)の分散を高める為に、溶剤で撥水剤(B)
をあらかじめ希釈して、害虫防除成分(A)の少なくと
も1種と増量剤(C)に加え、十分混合撹拌した後すみ
やかに溶剤を留去するかして下記第1表に記載の本発明
害虫駆除剤組成物(粉剤)を得た。
試験例1 前記第1表記載の実施例No.1と比較例a各々10gをφ1
1cmの容器に均一に敷きつめる。これに水分1g、3gを各
々スプレー処理後風乾これを経日的に繰返した。
その結果、4回繰返した時点で、3gの水を処理した区
のコントロールでは表面がかたまっているのが確認され
たのに対し、本発明のものでは細い粉体を維持している
ことが判明した。
試験例2 前記第1表記載の実施例No.4と水を1:1の割合で混合
し、直径9cmのシャーレに13gのペースト化したものを入
れ、24時間乾燥させたものを用いた。イエシロアリの職
蟻は1シャーレ当り1頭放飼した。処理時間は10秒およ
び1分間とした。その後無処理のシャーレに移した。そ
して苦悶するまでの時間を観察した。なお比較例a、比
較例b及び無処理を比較例として試験結果を下記第2表
に併記した。
上記第2表の結果から明らかなように本発明のものは
比較例に比べイエシロアリに対する殺虫活性は非常に高
くなった。
試験例3 試験例2記載の方法で作成したシャーレー中の乾燥製
剤上にイエシロアリ職蟻を1頭ずつ放飼した。その後苦
悶するまでの時間を観察した。なお比較例として試験結
果を下記第3表に併記した。
上記第3表の結果から明らかなように本発明のものは
比較例に比べ固化の程度が弱く従って粉体がイエシロア
リ体表に付着し易く殺虫活性までの時間が早くなった。
試験例4 前期第1表記載の実施例No.18の粉剤を用い、ワラジ
ムシ、オカダンゴムシ、ヅアカムカデ、ヤケヤスデの各
成体に対する殺虫効力試験を次の方法で行なった。内径
12cmの大型シャーレにケンドでおろした土壌50gを入れ
た。その中に上記粉剤を1m2あたり、10g、20g、40gとな
るように処理し、更に各処理区にそれぞれ10mlの水を均
一に処理面に滴下した。なお対照区は、担体のみ(薬剤
・撥水剤無添加)とした以外はすべて上記粉剤のものと
同様にして行なった。
上記供試虫の放飼は、各処理区の試験開始時に処理面
に放飼した。なおこの場合の供試頭数は、1区10頭、2
連区で行なった。
処理直後、10日後にそれぞれノックダウン数および死
亡数を処理後の経過時間にごとに観察して評価した。得
られた結果は下記第4表に記した。
考 察 以上の結果より実施例NO.18では4種類の不快害虫に
対する残効期間は、すくなくても10日後まで少ない劣化
を生じながら維持された。他の市販薬剤より残効性にす
ぐれ、またより速効的な殺虫活性であった。
試験例5 後記第5表記載の薬剤を用いたワモンゴキブリの若令
幼虫に対する殺虫効力試験を次の方法で行なった。直径
11.7cmのポリカップの中に直径9cmのろ紙を2枚入れ
た。その上に薬剤を1m2当たり10gになるように処理し
た。処理後、2mlの水を滴下した後、ワモンゴキブリの
若令幼虫10頭をポリカップの中に放飼した。そして所定
時間経過後ノックダウンまたは苦悶した固体を観察し
た。得られた結果を第6表に記した。
<発明の効果> 本発明害虫防除組成物は、高湿度条件下にあっても粉
末製剤の固結防止性能を維持すると共に、予測出来ない
程度の優れた殺虫効力を有するという特徴を有する。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】害虫防除成分と共に撥水剤を配合した粉末
    をシロアリ類、アリ類、ゴキブリ、ワラジムシ、オカダ
    ンゴムシ、ヅアカムカデ、ヤスデ(以下「ほふく性害
    虫」という)の少なくとも1種が生息する箇所に散布
    し、その粉末をほふく性害虫に付着させることによりほ
    ふく害虫を防除することを特徴とするほふく性害虫の防
    除方法。
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