JPH08761B2 - 害虫防除剤 - Google Patents

害虫防除剤

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JPH08761B2
JPH08761B2 JP61004734A JP473486A JPH08761B2 JP H08761 B2 JPH08761 B2 JP H08761B2 JP 61004734 A JP61004734 A JP 61004734A JP 473486 A JP473486 A JP 473486A JP H08761 B2 JPH08761 B2 JP H08761B2
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与三郎 内海
壹 釜田
正治 亀井
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は害虫防除剤に関する。
[従来の技術およびその問題点] 湖沼、池、地下湧水槽などのような静止水系に生息す
る衛生害虫や不快害虫を防除するために従来より油溶性
の活性物質を担体に保持させた製剤が用いられている
(特開昭57−106602号公報)。
しかしながら上記のような製剤は、単に活性物質を担
体に保持させたものであるため、水中では活性物質は拡
散し難く、またたとえば湖沼などの底に堆積したヘドロ
中に該製剤が沈降したばあいは、もはやその効力は発揮
しえないという問題がある。
[発明が解決しようとする問題点] そこで本発明者らは、上記のような従来の技術の問題
点、すなわち、水中における活性物質の拡散性に着目
し、かかる問題点を解決しうる害虫防除剤をうるべく鋭
意研究を重ねたところ、驚くべきことに水中でガスを発
生する物質に害虫防除成分を配合してなる害虫防除剤を
用いたばあい、水中で活性物質がきわめて効率よく拡散
するという事実を見出し、本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、水中に生息する害虫を防除する
ための害虫防除剤であって、水中でガスを発生する物質
として、酸、炭酸塩および硫酸ナトリウムの混合物、過
炭酸ソーダならびに液化ガスから選ばれた少なくとも1
種が用いられ、かつ害虫を防除するための害虫防除成分
として、メトプレン、ハイドロプレン、2−[1−メチ
ル−2−(4−フェノキシフェノキシ)エトキシ]ピリ
ジン、アレスリン、バイオアレスリン、フタルスリン、
レスメトリン、フラメトリン、ペルメトリン、フェノト
リン、フェンバレレート、サイパーメスリン、サイフェ
ノトリン、デカメスリン、ジクロルボス、フェニトロチ
オン、ダイアジノン、マラチオン、ピリダフェンチオ
ン、プロポクサーおよびブロモフォスから選ばれた少な
くとも1種が用いられたことを特徴とする害虫防除剤に
関する。
[実施例] 本発明の害虫防除剤は水中でガスを発生する物質に害
虫防除成分を配合することによりえられる。
前記水中でガスを発生する物質としては、酸、炭酸塩
および硫酸ナトリウムの混合物;過炭酸ソーダ;液化酸
素、液化チッ素、液化炭酸などの液化ガスをあげること
ができる。
前記酸としては有機酸および無機酸のいずれも使用し
うるが、これらのものは水溶性で固体のものが好まし
い。
有機酸としては、たとえばアミノカルボン酸、ギ酸、
酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸などの直鎖脂肪酸;
シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、フマル酸、マレイン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸などのジカルボン酸;グルタ
ミン酸、アスパラギン酸などの酸性アミノ酸;グリコー
ル酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、α−オキシ酪酸、
グリセリン酸、タルトロン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエ
ン酸、サリチル酸(o,m,p)、没食子酸、マンデル酸、
トロパ酸、アスコルビン酸、グルコン酸などのオキシ
酸;ケイ皮酸、安息香酸、フェニル酢酸、ニコチン酸、
カイニン酸、ソルビン酸、ピロリドンカルボン酸、トリ
メリット酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸
ならびにこれらの有機酸の酸性塩があげられる。
無機酸としては、たとえば、リン酸、リン酸二水素カ
リウム、リン酸二水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸カリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム(メタ重亜硫酸
ナトリウム)、ピロ亜硫酸カリウム(メタ重亜硫酸カリ
ウム)、酸性ヘキサメタリン酸ナトリウム、酸性ヘキサ
メタリン酸カリウム、酸性ピロリン酸ナトリウム、酸性
ピロリン酸カリウム、スルファミン酸などがあげられ
る。これらのなかでもコハク酸などの脂肪族ジカルボン
酸、フマル酸、リン酸およびその酸性塩は、価格、製剤
の安定性の点からとくに好適に使用しうる。
また前記炭酸塩としては、たとえば炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸水素
カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウム、炭酸水
素アンモニウム塩、炭酸アンモニウム塩、セスキ炭酸ア
ンモニウム塩などがあげられ、これらは単独あるいは2
種以上を組合わせて使用しうる。
前記害虫防除成分としては、昆虫発育調整剤である11
−メトキシ−3,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジエノ
イックアシド−1−メチルエチルエステル(一般名メト
プレン(特開昭47−19025号公報に記載と同一またはそ
の各種類絶縁体)、以下、メトプレンという)およびエ
チル−3,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジエノエート
(一般名ハイドロプレン(特開昭48−44430号公報に記
載と同一またはその各種類絶縁体)、以下、ハイドロプ
レンという)および、式: で示される2−[1−メチル−2−(4−フェノキシフ
ェノキシ)エトキシ]ピリジン(以下、MPEPという)な
らびに殺虫剤である3−アリル−2−メチルシクロペン
タ−2−エン−4−オン−1−イルdl−シス/トランス
−クリサンテマート(一般名アレスリン、商品名ピナミ
ン:住友化学工業(株)製)、3−アリル−2−メチル
シクロペンタ−2−エン−4−オン−1−イルd−トラ
ンス−クリサンテマート(一般名バイオアレスリン)、
N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタリミド)−メチルdl
−シス/トランス−クリサンテマート(一般名フタルス
リン、商品名ネオピナミンまたはテトラメスリン:住友
化学工業(株)製)、5−ベンジル−3−フリルメチル
d−シス/トランス−クリサンテマート(一般名レスメ
トリン、商品名クリスロンフォルテ:住友化学工業
(株)製)、2−メチル−5−(2−プロパギル)−3
−フリルメチルクリサンテマート(一般名フラメトリ
ン)、3−フェノキシベンジル2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジクロロ)ビニルシクロプロパンカルボキシレ
ート(一般名ペルメトリン、商品名エクスミン:住友化
学工業(株)製、以下、エクスミンという)、3−フェ
ノキシベンジルd−シス/トランス−クリサンテマート
(一般名フェノトリン、商品名スミスリン:住友化学工
業(株)製、以下、スミスリンという)、α−シアノ−
3′−フェノキシベンジルα−イソプロピル−4−クロ
ロフェニルアセテート(一般名フェンバレレート、商品
名スミサイジン:住友化学工業(株)製、以下、スミサ
イジンという)、(R,S)−α−シアノ−3−フェノキ
シベンジル(1R,1S)−シス/トランス−3−(2,2−ジ
クロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシレート(一般名サイパーメスリン、以下、サイパー
メスリンという)、α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ルd−シス/トランス−クリサンテマート(一般名サイ
フェノトリン、以下、サイフェノトリンという)、
(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R,シ
ス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシレート(一般名デカメスリン、
以下、デカメスリンという)、O,O−ジメチルO−(2,2
−ジクロロ)ビニルホスフェート(一般名ジクロルボ
ス)、O,O−ジメチルO−(3−メチル−4−ニトロフ
ェニル)チオノフォスフェート(一般名フェニトロチオ
ン)、O,O−ジエチルO−2−イソプロピル−4−メチ
ル−ピリミジル−(6)−チオフォスフェート(一般名
ダイアジノン)、O,O−ジメチルS−(1,2−ジカルボエ
トキシエチル)−ジチオフォスフェート(一般名マラチ
オン)、O,O′−ジエチルO−(3−オキソ−2−フェ
ニル−2H−ピリダジン−6−イル)フォスフォロチオエ
ート(一般名ピリダフェンチオン、以下、ピリダフェン
チオンという)、O−イソプロポキシフェニルメチルカ
ーバメート(一般名プロポクサー、以下、バイゴンとい
う)およびO−(4−ブロモ−2,5−ジクロロフェニ
ル)O,O−ジメチルホスホロチオエート(一般名ブロモ
フォス)から選ばれた少なくとも1種が用いられる。
前記害虫防除成分は、そのまま水中でガスを発生する
物質に適用しうるが、たとえば液剤、固剤の形態に調製
して用いられる。液剤形態に調整するにあたり、用いら
れる担体としては、たとえば、水:メチルアルコール、
エチルアルコールなどのアルコール類;アセトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類;テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル類;ヘキサン、ケロシン、パ
ラフィン、石油ベンジンなどの脂肪族炭化水素類;ベン
ゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類;酢酸エチルな
どのエステル類;ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化
水素類などがあげられる。このばあい、前記害虫防除成
分は、その種類および担体の種類によって異なるが、通
常、担体中に1〜50重量%含有するように調整して用い
られる。また、かくしてえられた液剤にはさらに必要に
応じて乳化剤、分散剤、安定剤、界面活性剤、噴射剤な
どの添加剤を配合して用いてもよい。
前記乳化剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、ポキオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポキオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポキオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなど
があげられ、これらのものは、単独で用いてもよく、ま
た2種以上を併用してもよい。
前記分散剤としては、カオリンなどの鉱物質粉末;メ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの
水溶性高分子化合物および界面活性剤などがあげられ、
これらのものは、単独で用いてもよく、また2種以上を
併用してもよい。
前記界面活性剤としては、石ケン類、ポリオキシエチ
レンオレイルエーテルなどのポリオキシエチレン脂肪ア
ルコールエーテル;ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテルなどのポリオキシエチレンアルキルアリルエー
テル;ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪酸グリ
セリド、ソルビタン脂肪酸エステル、高級アルコールの
硫酸エステル、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダなど
のアルキルアリルスルホン酸塩;塩化ベンザルコニウム
などのアルキル四級アンモニウム塩などがあげられ、こ
れらのものは、単独で用いてもよく、また2種以上を併
用してもよい。
前記噴射剤としては、液化石油ガス、ジメチルエーテ
ル、フルオロカーボンなどの噴射剤などがあげられ、こ
れらのものは、単独で用いてもよく、また2種以上を併
用してもよい。
また、たとえば固剤の形態に調製して用いるばあい、
前記害虫防除成分は、その種類および担体の種類によっ
て異なるが、通常、担体中に1〜50重量%含有するよう
に調整して用いられる。
かくしてえられる固剤としては、上記のほか、たとえ
ば塩化ビニル、ポルエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレンなどのプラスチックを担体として用い、該プラス
チックに前記害虫防除成分を練り込んだものを用いもよ
い。
また、本発明においては、前記液剤、あるいは固剤と
して用いるほかにポリビニルアルコールやカルボキシル
メチルセルロースなどを用いたスプレードライ法;ゼラ
チン、ポリビニルアルコール、アルギン酸などを用いた
液中硬化法、コアセルベーション法などにしたがいマイ
クロカプセル化した形態に調整したり、ベンジリデン−
D−ソルビトール、カルギーナンなどのゲル化剤を用い
てゲルの形態に調製して用いてもよい。
さらにかくしてえられた本発明の害虫防除剤には、従
来より用いられている害虫忌避剤、効力増強剤、酸化防
止剤、げつ歯動物駆除および忌避剤、殺菌剤、防黴剤、
除草剤、肥料、着香料、着色料などを必要に応じて適宜
配合してもよい。
前記害虫忌避剤としては、N,N−ジエチル−メタ−ト
ルアミド(以下、DETという)、2,3,4,5−ビス(Δ
ブチレン)−テトラヒドロフルフラール、ジ−n−プロ
ピルイソシンコメロネート、ジ−n−ブチルサクシネー
ト、2−ヒドロキシエチルオクチルサルファイドなど;
効力増強剤としてはN−(2−エチルヘキシル)−ビシ
クロ−[2,2,1]−5−ヘプテン−2,3−ジカルボキシイ
ミド、6−(プロピルピペロニル)−ブチルカルビチル
エーテルなど;酸化防止剤としてはブチルヒドロキシア
ニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロー
ル、γ−オリザノールなど;げつ歯動物駆除および忌避
剤としてはα−ナフチルチオウレア、シクロヘキシミド
など;殺菌剤としてはサリチル酸、p−クロロ−m−キ
シレノール、2−(4′−チアゾイル)ベンズイミダゾ
ールなど;防黴剤としてはα−ブロモシンナミックアル
デヒド、N−ジメチル−N−フェニル−N′−(フルオ
ロジクロロメチル)チオスルファミドなど;除草剤とし
ては、2,4−PA,MCPなどのフェノキシ系除草剤、IPCなど
のカーバメート除草剤、PUMなどの尿素系除草剤など;
肥料としてはチッ素、リン酸、カリの無機肥料のほか油
かす、骨粉などの有機肥料など;着香料といてはl−メ
ントール、ケイ皮アルデヒド、シトロネラオイル、シト
ラールなどのほか、合成香料など;着色料としては、食
用赤色2号、食用黄色5号、食用黄色4号、食用青色1
号などの食用色素などを用いることができるが、これら
のみならず、他のものを用いてもよい。
かくして調製されてなる本発明の害虫防除剤は、使用
に際して、たとえば湖沼、池、地下湧水槽などのような
静止水系に載置、撒布、投入などの方法により使用する
ことができる。
また本発明の害虫防除剤に用いる害虫防除成分をはじ
め、害虫忌避剤、効力増強剤、酸化防止剤、げつ歯動物
駆除および忌避剤、殺菌剤、防黴剤、除草剤、肥料、着
香料あるいは着色料などの適用量は、その剤型や適用方
法、適用場所などに応じて適宜に決定すればよく、限定
的ではないが、通常、液化ガスとともに噴射剤の形態で
用いるばあい、有効成分化合物を1〜80重量%、好まし
くは5〜40重量%含有させればよく、粉剤などの固剤の
形態とするばあい、1〜50重量%、好ましくは2〜20重
量%含有させればよい。
かかる害虫防除成分の水中における濃度は、使用する
成分により異なるが、通常0.05ppm以上の濃度で使用す
ることができる。
つぎに本発明の害虫防除剤を実施例に基づいて、さら
に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定
されるものではない。
実施例1〜3 ガス発生成分として、コハク酸、炭酸ナトリウム、硫
酸ナトリウム、害虫防除成分として、エードプラスNF
(武田薬品工業(株)製、商品名)、MPEP、ポリオキシ
エチレンソルビタンモトステアレート、ソルビタンモノ
ステアレートをそれぞれ第1表の組成となるように調整
し、50gを採取して圧力400kg/m2でプレスし、直径4cmの
錠剤をえた。
つぎに上記実施例1および実施例2でえられた害虫防
除剤を、濃度が0.1ppmとなるように水路に散布した後、
該薬剤散布水路の下流側の各地点の泥をヒシャクを用い
て約1000ml採取し、ポリエチレン製の袋に入れて持ち帰
り、ユスリカ(Chironomus flauiplumus)蛹を取り出し
た。取り出した蛹は蒸溜水が450ml入ったポリカップに
移し、羽化阻害率を下式により求めた。
これらの結果をそれぞれ第2表および第3表に示す。
また実施例2でえられた害虫防除剤を処理の必要な水
路に濃度が水量あたり0.05ppmとなるように散布した
後、所定の日数を経過後、薬剤散布水路の下流側のアカ
イエカ蛹をヒシャクを用いて採取し、ポリエチレン製の
袋に入れて持ち返り、アカイエカ蛹を取り出した。取り
出した蛹は蒸溜水が450ml入ったポリカップに移し、上
記と同様にして羽化阻害率を求めた。
その結果を第4表に示す。
実施例4〜6 実施例1〜3で用いたMPEP1重量%のかわりにメトプ
レン1重量%を用いたほかは実施例1〜3と同じ成分を
用いて害虫防除剤をえた。
つぎにえられた害虫防除剤を実施例1および実施例2
と同様にしてそれぞれ水路に散布し、ユスリカの羽化阻
害率を求めたところ、それぞれ実施例1および実施例2
でえられた害虫防除剤と同様の効果を呈することが認め
られた。
実施例7〜9 実施例1〜3で用いたMPEP1重量%のかわりにハイド
ロプレン1重量%を用いたほかは実施例1〜3と同じ成
分を用いて害虫防除剤をえた。
つぎにえられた害虫防除剤を実施例1および実施例2
と同様にしてそれぞれ水路に散布し、ユスリカの羽化阻
害率を求めたところ、それぞれ実施例1および実施例2
でえられた害虫防除剤と同様の効果を呈することが認め
られた。
実施例10〜21 直径18mm、長さ65mm、容積14cm3の液化ガス用ミニボ
ンベに有効成分、添加剤、液化ガスおよび噴射剤を充填
して、第5表に示される組成となるように調整した後、
常法によりシールを施し、害虫防除剤をえた。
上記実施例10〜21でえられたボンベタイプの害虫防除
剤の拡散性は、実施例1〜9でえられた錠剤タイプの害
虫防除剤よりも同量で150〜200倍程度大きく、したがっ
てボンベタイプの害虫防除剤の防除効率は、その拡散性
に比例して大きなものであった。
実施例22〜33 実施例10〜21で用いたMPEP0.1重量%のかわりにメト
プレン0.1重量%を用いたほかは実施例10〜21と同じ成
分を用いて害虫防除剤をえた。
実施例34〜45 実施例10〜21で用いたMPEP0.1重量%のかわりにハイ
ドロプレン0.1重量%を用いたほかは実施例10〜21と同
じ成分を用いて害虫防除剤をえた。
上記実施例22〜45でえられたボンベタイプの害虫防除
剤の防除効率は、実施例10〜21でえられた害虫防除剤の
防除効率よりも若干劣るが、いずれも実用上有効なもの
であった。
実施例46〜57 実施例10〜21で用いた有効成分のかわりにフェニトロ
チオン10重量%を用いたほかは実施例10〜21と同じ成分
を用いて害虫防除剤をえた。
えられた害虫防除剤の防除効率は、実施例10〜21でえ
られた害虫防除剤の防除効率よりも若干劣るが、いずれ
も実用上有効なものであった。
[発明の効果] 本発明の害虫防除剤は、水中でガスを発生する物質に
害虫防除成分を配合したものであるので、水中で害虫防
除成分がきわめて効率よく拡散し優れた害虫防除を効果
を奏する。
さらにボンベタイプの害虫防除剤は水中でガスを発生
する物質として液化ガスあるいは噴射剤が用いられてい
るので、有効成分の拡散性に優れ、またボンベ容器を使
用しているので経時的な安定性に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 47/12 A 53/02 53/04 53/08 57/12 D G 57/14 E C 57/16 103 C B A01N 53/00 508 A 508 D 504 B 504 E 502 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水中に生息する害虫を防除するための害虫
    防除剤であって、水中でガスを発生する物質として、
    酸、炭酸塩および硫酸ナトリウムの混合物、過炭酸ソー
    ダならびに液化ガスから選ばれた少なくとも1種が用い
    られ、かつ害虫を防除するための害虫防除成分として、
    メトプレン、ハイドロプレン、2−[1−メチル−2−
    (4−フェノキシフェノキシ)エトキシ]ピリジン、ア
    レスリン、バイオアレスリン、フタルスリン、レスメト
    リン、フラメトリン、ペルメトリン、フェノトリン、フ
    ェンバレレート、サイパーメスリン、サイフェノトリ
    ン、デカメスリン、ジクロルボス、フェニトロチオン、
    ダイアジノン、マラチオン、ピリダフェンチオン、プロ
    ポクサーおよびブロモフォスから選ばれた少なくとも1
    種が用いられたことを特徴とする害虫防除剤。
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