JP2000086406A - 加水発熱反応用液 - Google Patents

加水発熱反応用液

Info

Publication number
JP2000086406A
JP2000086406A JP20327899A JP20327899A JP2000086406A JP 2000086406 A JP2000086406 A JP 2000086406A JP 20327899 A JP20327899 A JP 20327899A JP 20327899 A JP20327899 A JP 20327899A JP 2000086406 A JP2000086406 A JP 2000086406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
reaction
exothermic
substance
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20327899A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Hasegawa
隆啓 長谷川
Yukiya Kubo
之哉 久保
Shusaku Tsutsumi
周作 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Earth Chemical Co Ltd filed Critical Earth Chemical Co Ltd
Priority to JP20327899A priority Critical patent/JP2000086406A/ja
Publication of JP2000086406A publication Critical patent/JP2000086406A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加水発熱物質に加水発熱反応を起こすための
加水発熱反応用液として、保存時の安定性を有し、かつ
加水発熱物質に供給された時に良好な加水発熱反応を起
こすことができる加水発熱反応用液を提供する。 【解決手段】 加水発熱物質との加水発熱反応に使用す
る加水発熱反応用液であって、加水発熱物質への吸水開
始時から100秒以内に被加熱部となる箇所の温度が3
00℃以上になるような液安定化剤を配合したことを特
徴とする加水発熱反応用液。前記液安定化剤が、アルコ
ール類、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、
蔗糖、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン
酸クロルヘキシジンなどからなる群から選ばれる少なく
とも1つであることが好ましい。前記の加水発熱反応用
液を容器内に収納した加水発熱反応用液収納体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加水発熱物質に反
応させるための加水発熱反応用液をカートリッジ、或い
はパックに詰め、そのカートリッジ、或いはパックを加
水発熱物質を収納した容器に入れた形式の加熱蒸散装置
等に使用する加水発熱反応用液に関し、特に保存中に腐
敗せずに安定であり、或いは加水発熱物質の加水発熱反
応を調整できる加水発熱反応用液に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加水発熱物質の熱源を利用して殺
虫剤等の蒸散剤を蒸散させる方法としては、加水発熱物
質を収容する発熱容器を水を収容した水容器に浸漬させ
て、加水発熱物質を水と接触させることにより加水発熱
物質の加水発熱反応を開始させ、その発熱で殺虫剤等を
蒸散させていた。市販される製品では、前記発熱容器を
水を入れていない水容器に入れた形のもので、使用に際
しては、前記水容器から前記発熱容器を一旦取り出し、
前記水容器内に一定量の水を入れ、そこへ再び前記発熱
容器を入れることにより、加水発熱物質を水に接触させ
て加水発熱反応を生じさせていた。ところで、この形式
の製品では、使用に際しては一々水を入れなければなら
ず、水が有る場所でなければ使用することができないと
か、或いは一定量の水を正確に入れないと十分な加熱蒸
散を行わせることができない等の問題があった。そこ
で、その改良案として、その加水発熱物質に対する定量
の水を予めカートリッジ、袋等に収納させ、そのカート
リッジ、袋等を発熱容器と同じ容器内に入れ、使用の際
にカートリッジ、袋等を破断して、発熱容器へ水を供給
する形式のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この水収納カートリッ
ジを設ける方式では、水がない場所でも使用することが
でき、かつ常に一定量の水を反応させることができると
いう長所はあるが、保存中に水が腐敗するという問題が
あり、それを防止するためには、水に殺菌剤のような腐
敗防止剤を添加すればよいが、発熱反応の際に水蒸気が
発生し、その水蒸気と一緒に殺菌剤も気中に出てくるの
で、腐敗防止剤は有害なものであってはいけない。ま
た、加熱蒸散においては、水が供給された時に良好な蒸
散が安定して行われることが目的であるから、その水に
添加剤を入れる際には、そのような特性を与え或いは助
長する添加剤を使用することが好ましい。本発明は、加
水発熱物質に加水発熱反応を起こすための加水発熱反応
用液として、該反応用液に保存時の安定性を有し、かつ
加水発熱物質に供給された時に良好な加水発熱反応が安
定して行われる加水発熱反応用液を提供することを課題
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の欠点
を改良するために前記したような特性を持つ添加剤を種
々検討した結果、常に良好な蒸散を得るための添加剤を
入れた加水発熱反応用液を見いだし、本発明を完成させ
るに至った。本発明は、下記の手段により前記の課題を
解決した。 (1)加水発熱物質との加水発熱反応に使用する加水発
熱反応用液であって、加水発熱物質への吸水開始時から
100秒以内に被加熱部となる箇所の温度が300℃以
上になるような液安定化剤を配合したことを特徴とする
加水発熱反応用液。 (2)前記液安定化剤がアルコール類、塩化ベンゼトニ
ウム、塩化ベンザルコニウム、蔗糖、塩酸アルキルジア
ミノエチルグリシン、グルコン酸クロルヘキシジン、塩
化セチルピリジニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、デヒ
ドロ酢酸ナトリウム、塩素化イソシアヌール酸、高度サ
ラシ粉からなる群から選ばれる少なくとも1つであるこ
とを特徴とする前記(1)記載の加水発熱反応用液。 (3)前記(1)又は(2)項記載の加水発熱反応用液
を収納体内に収納した加水発熱反応用液収納体。
【0005】
【発明の実施の形態】加水発熱反応熱の利用で蒸散させ
る加熱蒸散装置においては、使用する部屋の大きさの関
係で、通常の場合、発熱容器に入れる加水発熱物質の量
は大体決まっており、その関係で容器に入れる水の量も
決まっているものである。本発明においては、加水発熱
物質としては、酸化カルシウム、塩化マグネシウム、塩
化アルミニウム、塩化カルシウム、塩化鉄等水を添加す
るのみで発熱反応する物質を例示できる。この加水発熱
物質を熱源とし、上記薬剤及び蒸散助剤、更に必要に応
じて適当な添加剤を混合してなる各種形態の混合物(蒸
散剤)を間接的に加熱して上記混合物を燃焼させること
なく該混合物中の蒸散助剤を熱分解させ薬剤を蒸散させ
るのであるが、酸化カルシウムが望ましい。
【0006】本発明において用いる加水発熱反応用液と
しては、媒体である水に液安定化剤を配合したものであ
る。前記加水発熱物質に作用して加水発熱反応を生じさ
せる関係で、前記液の媒体は水であるが、水だけに限定
されるものではなく、水と他の有機溶媒との混合物であ
ってもよい。収納体の材質としては、種々のものが利用
できるが、袋体の場合は、ナイロン製が好ましく、その
厚みは15μm前後であれば強度的に問題はない。本発
明においては、液安定化剤を配合しておくことにより、
保存中における水の腐敗を防止し、或いは水の流動性が
低下しないようにすることができる。それとともに、こ
の液安定化剤は、加水発熱物質に対する水の反応性を低
下させないようなものでなければならない。このような
目的には、液安定化剤としては、前記の作用をする物質
であればどのような物質でも使用することができる。
【0007】例えば、酸類、4級アンモニウム化合物、
両性界面活性剤、陰イオン界面活性剤、無機塩素系化合
物、有機塩素系化合物、その他のものなどが挙げられ
る。これらの中、酸類については、その塩類が溶解度が
高く、実用上の濃度も比較的高い。その例としては、デ
ヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ソルビン
酸カリウム等が挙げられる。4級アンモニウム化合物に
ついては、その性質上、界面活性剤に分類されるものも
ある。その例としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベ
ンザトニウム、塩化セチルピリジニウム等が挙げられ
る。両性界面活性剤としては、塩酸アルキルジアミノエ
チルグリシン等が挙げられる。陰イオン界面活性剤とし
ては、ラウリル硫酸ナトリウム等が挙げられる。無機塩
素系の化合物としては、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩
素酸ナトリウム、二酸化塩素等が挙げられる。また、有
機塩素系の化合物としては、トリクロルイソシアヌール
酸等が挙げられる。また、その他のものとしては、グル
コン酸クロルヘキシジン、フェノキシエタノール等が挙
げられる。
【0008】その中でもアルコール類、塩化ベンゼトニ
ウム、塩化ベンザルコニウム、蔗糖、塩酸アルキルジア
ミノエチルグリシン、グルコン酸クロルヘキシジン、塩
化セチルピリジニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、デヒ
ドロ酢酸ナトリウム、塩素化イソシアヌール酸、高度サ
ラシ粉からなる群の少なくとも1つであることが好まし
い。アルコール類としては、メタノール、エタノール、
イソプロピルアルコール等を用いることができる。
【0009】前記液安定化剤の添加量としては、液安定
化剤の種類によりいちがいには言えないが、アルコール
類の場合は他の場合と異なり、多い量が使用されるから
別に説明するが、アルコール類以外の液安定化剤の場合
には、0.1wt/vol%(「w/v%」で表す場合
もある)の濃度で実用上の防腐効果があるので、例えば
0.1〜2w/v%の範囲を挙げることができるが、そ
れよりも少なくてもまた多くても液安定化の効果があれ
ば用いることができる。添加量が多くなると液の粘度が
上昇し、反応用液の流動性が低下するのでなるべく低い
方がよい。
【0010】また、液安定化剤がアルコール類の場合に
は、水に対して50vol/vol%(「v/v%」と
いうことがある)まで使用することができるが、アルコ
ールの種類によっても異なり、50v/v%を超すと効
果がなくなる。下限としては、5v/v%位であるが、
10v/v%以上あることが好ましい。アルコールの種
類によっても異なるが、10〜30v/v%であること
がもっとも好ましい。このため、アルコール類の場合に
は、その添加量を最適な量とすることが必要である。
【0011】このような反応用液を使用して加熱蒸散を
行わせる場合においては、良好な加熱蒸散を行わせるた
めに、次のような条件を満足するものであることが求め
られることが本発明者の研究により判っている。すなわ
ち、加熱により蒸散する薬剤を、前記の加水発熱物質に
反応用液を作用させて加水発熱反応を生じさせ、それに
よる発熱で加熱して前記薬剤を蒸散させる場合、薬剤容
器の被加熱部が早く加熱されるような条件にすると、前
記薬剤の蒸散がよく行われるものである。
【0012】それを具体的にいうと、本発明において、
加水発熱物質の吸水開始から100秒以内に被加熱部と
なる箇所の温度が300℃以上となるように、なるべく
早く発熱させるのがよい。この場合、加水発熱反応が早
く行われるための前提としては、該加水発熱物質に加水
発熱反応量の加水反応用液(以下「反応用液」という)
が1分以内に供給するようにする必要がある。そのため
には反応用液収納体から反応用液が自己発熱容器の加水
発熱物質に早く到達できるような構造とすることが好ま
しい。前記において、加水発熱物質に1分以内に加水発
熱反応液の反応量を供給するとは、反応用液が容器破断
後1分以内に前記加水発熱物質の全量を反応させるのに
十分な量の反応用液を供給させることをいう。言い換え
れば、1分以内に前記加水発熱反応液の反応量を供給す
ることである。その結果、加水発熱物質の全部に反応用
液が供給されて反応するのは、1分以内とはいかなくて
も、それより多少遅れても反応が生じることとなり、早
い時間に加水発熱物質の全部が発熱することになり、そ
の熱は被加熱部となる箇所としての隣接する薬剤容器の
例えば底部に伝達される。
【0013】もっとも、収納体から反応用液が早く供給
されるようにしても、本発明の反応用液は保存中に腐敗
しないように液安定化剤を含有させており、そのために
反応用液が加水発熱物質と反応するのが遅くなるという
影響があり得るが、本発明ではその点を考慮して、その
液安定化剤を含有する反応用液は、加水発熱物質への吸
水開始から100秒以内に被加熱部となる箇所の温度が
300℃以上となるような反応性を有するものでなけれ
ばならない。そして、加水発熱物質が出しうる全発熱量
というのは、自己発熱容器内に収納しておく加水発熱物
質の量で先に決まっているわけであるから、加水発熱物
質から発熱する発熱量が早く得られる、つまり時間当た
りの発熱量が大きいときには加水発熱物質部の温度が高
くなることであり、ひいては薬剤容器の例えば底部の温
度が高くなることである。加水発熱物質に対する水の供
給がゆっくりで、時間当たりの発熱量が小さいときに
は、周囲へ熱が逃げることもあって、被加熱部となる箇
所としての薬剤容器底部の温度が低いということにな
る。
【0014】そこで、本発明を実施するには、水収納体
の場合には、破断時に破断口が大きくなるようにするの
が好ましい。次に、加水発熱物質を収納する自己発熱容
器の構造についても、通常は自己発熱容器の底部に吸水
性の濾紙などを貼って、水を吸水し易くしているが、こ
の濾紙が自己発熱容器内への水の進入を阻害しているこ
とになる場合には、より水が通りやすい多孔性紙や多数
の細孔を有する薄板等の使用を考える必要がある。ま
た、その反応量(予め定量されている場合は全量)が加
水発熱物質に供給されるようにするためには、容器破断
時に水収容容器の水が速やかに出て、加水発熱物質に供
給される水の量が加水発熱反応量に達することが必要で
ある。そのためには、容器破断時に容器に開けられる孔
が大きいようにすることがよい。そこで容器破断時に容
器に複数の孔が開くようにするか、或いは孔が1ケ所の
場合にはその孔が大きいものとするのがよい。
【0015】本発明の蒸散方法において用いる蒸散剤組
成物に含有させる薬剤(有効成分)としては、従来より
用いられている殺虫剤、殺菌剤、忌避剤の各種薬剤が使
用できる。代表的な薬剤(有効成分)としては、以下の
ものが例示できる。 (1)ピレスロイド系殺虫剤 ・3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル dl−シス/トランス−クリサンテ
マート(一般名アレスリン:商品名ピナミン:住友化学
工業株式会社製) ・3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−シス/トランス−クリサンテマ
ート(商品名ピナミンフォルテ:住友化学工業株式会社
製) ・d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イルd−トランス−クリサンテマート
(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製) ・3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマート
(一般名バイオアレスリン)
【0016】・N−(3,4,5,6−テトラヒドロフ
タリミド)−メチル dl−シス/トランス−クリサン
テマート(一般名フタルスリン:商品名ネオピナミン:
住友化学工業株式会社製) ・5−ベンジル−3−フリルメチル d−シス/トラン
ス−クリサンテマート(一般名レスメトリン:商品名ク
リスロンフォルテ:住友化学工業株式会社製) ・5−(2−プロパルギル)−3−フリルメチル クリ
サンテマート(一般名フラメトリン) ・3−フェノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−
(2′,2′−ジクロロ)ビニルシクロプロパン カル
ボキシレート(一般名ペルメトリン:商品名エクスミ
ン:住友化学工業株式会社製) ・3−フェノキシベンジル d−シス/トランス−クリ
サンテマート(一般名フェノトリン:商品名スミスリ
ン:住友化学工業株式会社製) ・α−シアノフェノキシベンジル イソプロピル−4−
クロロフェニルアセテート(一般名フェンバレレート:
商品名スミサイジン、住友化学工業株式会社製)
【0017】・d−2−メチル−4−オキソ−3−プロ
パルギルシクロペント−2−エニルd−シス/トランス
−クリサンテマート(一般名d,d−T80−プラレト
リン:商品名エトック、住友化学工業株式会社製) ・2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジ
ル−3−(2´−クロロ−3´,3´,3´−トリフル
オロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロ
パンカルボキシレート(一般名テフルスリン) ・2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジチルシクロプ
ロパンカルボキシレート(一般名トランスフルスリン) ・(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
R,シス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート ・(R,S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(1R,1S)−シス/トランス−3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシレート(シペルメトリン) ・(R,S)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノ
キシベンジル(IRS)−シス/トランス−3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート(シフルトリン)
【0018】・α−シアノ−3−フェノキシベンジル
d−シス/トランス−クリサンテマート(シフェノトリ
ン) ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル シス/
トランス−クリサンテマート ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2
−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シク
ロプロパン−1−カルボキシレート ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,
2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレ
ート ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプ
ロパン−1−カルボキシレート ・一般名イミプロトリン ・一般名ノックスリン
【0019】(2)有機リン系殺虫剤 ・O,O−ジメチル O−(2,2−ジクロロ)ビニル
ホスフェート ・O−イソプロポキシフェニル メチルカーバメート ・O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−ニトロフ
ェニル)チオノフォスフェート ・O,O−ジエチル O−2−イソプロピル−4−メチ
ル−ピリミジル−(6)−チオフォスフェート ・O,O−ジメチル S−(1,2−ジカルボエトキシ
エチル)−ジチオフォスフェート
【0020】(3)カーバメイト系殺虫剤 プロポクルス、カルバリル、ベンフラカルブ、アラニカ
ルブ、フェノキシカルブなど、 (4)昆虫成長調節剤 メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン、フ
ェノキシカルブ。 (5)キチン合成阻害型昆虫成長調節剤 ジフルベンズロン、トリフルムロン、テフルベンズロ
ン、クロルフルアズロン、フルフェノクスロン、ヘキサ
フルロン、シロマジン (6)その他の殺虫剤 ヒドラメチルノン、イミダクロブリド、アドマイヤー、
アバメクチン、ホウ酸、スルフルアミド、ピラゾール系
化合物、オキサジアゾール系メトキサジアゾン。なお、
上記(1)〜(6)の化合物には、その各種異性体、類
縁体、誘導体も含まれる。
【0021】(7)消臭剤、防臭剤 消臭剤、防臭剤としては、ラウリル酸メタクリレート、
ゲラニルクロトネート、ミリスチン酸アセトフェノン、
アニシックアルデヒド、ジフェニルオキサイド、安息香
酸メチル、安息香酸エチル、フェニル酢酸エチル、サフ
ロール、セダウッド油、セダ菜油、シトロネラ油、ペテ
イグレイン油、レモングラス油等。 (8)香料 香料としては、じゃ香、霊猫香、竜延香などの動物性香
料;アビエス油、アジョクン油、アルモンド油、こしょ
う油、オレンジ油、セイジ油などの植物性香料を含む天
然香料の他、合成又は抽出香料である人造香料も使用さ
れる。香料は一種類のみでもよいし、二種類以上を調合
した調合香料でもよい。
【0022】本発明の蒸散に際しては、その蒸散剤中に
薬剤(有効成分)の蒸散を妨げないのであれば、通常用
いられる効力増強剤、揮発率向上剤等の各種添加剤を任
意に添加することができる。効力増強剤としては、ピペ
ロニルブトオキサイド、N−プロピルイゾーム、MGK
−プロピルイゾーム、MGK−264、サイネピリン2
22、サイネピリン500、リーセン384、IBT
A,S−421等。揮散率向上剤としてはフェネチルイ
ソチオシアネート、ハイミックス酸ジメチル等が挙げら
れる。その蒸散剤には、前記のものの他安定剤を併用し
てもよい。そのような安定剤としては、従来加熱蒸散用
薬剤に使用されている各種安定剤を挙げることができ
る。
【0023】また本発明においては、前記の蒸散剤中に
前記した薬剤とともに、前記薬剤の蒸散を助けるために
有機発泡剤、ニトロセルロース、糖類などが使用され
る。そのうち有機発泡剤としては、熱分解して、主とし
て窒素ガスを発生する通常の各種有機発泡剤がいずれも
使用できるが、好ましくは300℃以下の発泡温度を有
するものが良い。代表的な有機発泡剤としては、次のも
のが挙げられる。アゾジカルボンアミド(AC)、p−
ベンゼンスルホニルヒドラジド(TSH)、p−トルエ
ンスルホニルヒドラジド(THS)、p,p’−オキシ
ビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)(OSH)、ジ
ニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)、N,
N’−ジニトロソN,N’−ジメチルテレフタルアミド
(DDTP)、トリヒドラジノトリアジン(THT)、
アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、4,4’−
アゾビスシアノバレリックアシッド(ACVA)、t−
ブチルアゾホルムアミド(BAFA)、2,4−ビス−
(アゾスルホニル)トルエン(2,4−TSH)、2,
4−ビス−(アゾスルホン)トルエン(2,4TS
H)、2,2’−アゾビスイソブチロアミド(AZ−
A)、メチル−2、2’−アゾビスイソブチレート(A
Z−B)、2−(カルバモイルアゾ)イソブチロニトレ
ル、 1,1’−アゾビスシクロヘキサンカルボニトリ
ル(ACHC)等。
【0024】前記有機発泡剤は、これらに通常添加され
る、例えば「Dyphos」(ナショナル リード社製
造)、「Tribase」(ナショナル リード社製
造)、「OF−14」(アデカア−ガス社製造)、「O
F−15」(アデカア−ガス社製造)、「KV−68A
−1」(共同薬品社製造)、「Mark−553」(ア
デカ ケミ社製造)、「Sicostab 60」及び
「Sicostab 61」(シーグレ(G.Sieg
le&Co.)社製造)等や、Cd−ステアレート、C
a−ステアレート、Zn−ステアレート、Zn−オクテ
ート、ZnO、Sn−マレート、Zn−CO3 、尿素、
クロムエロー、カーボンブラック等の添加剤を併用して
発泡温度を低下させることが可能である。
【0025】加水発熱物質から出る熱により薬剤容器の
底部を加熱して薬剤を蒸散させる際には、その蒸散にお
いても、通常の場合ガスを発生する蒸散助剤を使用しな
いと薬剤を十分に蒸散させることはできないので、蒸散
助剤を使用することが好ましい。顆粒剤において、その
1成分である蒸散助剤として、特公昭63−41881
号公報のようにニトロセルロースのみを使用し、燻蒸剤
中におけるニトロセルロースの含有量を1/2以上とす
ると、燻蒸剤中のニトロセルロースの濃度が高くなり過
ぎ、燻蒸剤を加熱した際にニトロセルロースが急速に分
解し、発火することがある。また、このようにニトロセ
ルロースの濃度が高い燻蒸剤は保存中にも自然発火する
こともあり得る。従ってニトロセルロースを蒸散助剤と
する場合には、前記特公63−41881号公報に記載
されているように緩衝剤として例えば無機質粉と糖類を
添加して燻蒸剤中のニトロセルロースの濃度を下げ、多
くても40%として使用するように調整しなければなら
ない。
【0026】蒸散助剤を使用する際には、有機発泡剤と
ニトロセルロースの両者からなる蒸散助剤では、有機発
泡剤が緩衝剤として作用するためニトロセルロースの自
然発火が起こらない上に、有機発泡剤とニトロセルロー
スの相互作用があるので、加水発熱物質に起因する低い
加熱温度(例えば、生石灰と水との反応熱による加水加
熱方式の場合、生石灰の吸湿により反応熱が低下したよ
うな場合)でも有効成分(薬剤)の揮散率が低下しない
という、優れた性能を示す蒸散助剤を使用するのがよい
ことが報告されている。
【0027】また、製剤の強度を高めることができる点
で糖類を配合することが好ましい。糖類は、例えば製剤
中に5〜50重量%含有するように配合すればよい。あ
まり多量に配合すると、蒸散時に焦げ臭が発生し好まし
くない。また少なすぎると製剤としての強度が弱まりべ
たついたりして、例えば顆粒剤では固結したりすること
がある。このような糖類としては、例えばグルコース、
ソルビトール等の単糖類、ショ糖類の二糖類、オリゴ
糖、スターチ等の多糖類が挙げられ、この中でも製剤に
配合した際に溶融しやすく、また薬剤の蒸散に影響がな
いソルビトールが好ましい。
【0028】本発明においては、前記薬剤容器の中に、
前記薬剤及び前記有機発泡剤とニトロセルロースの混合
物からなる蒸散助剤、さらに必要に応じ各種添加剤を混
合して顆粒剤としたものを入れておくことが好ましい。
蒸散助剤としては、有機溶剤や水も使用できる。その際
使用する有機溶剤としては、トルエン、キシレン、メタ
ノール、エタノール、イソップロピルアルコール、アセ
トン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、エチルセロソ
ルブ、エチレングリコール、ジエチレングリコール、、
テレピン油などが挙げられる。
【0029】顆粒剤成分中の薬剤に対する発泡剤の混合
割合は、後述する発熱剤の種類や所望の殺虫効力等に応
じて適宜に選択できるが、通常薬剤に対し蒸散助剤を少
なくとも等重量程度以上とするのがよい。蒸散助剤の混
合割合の増大に伴い次第に殺虫薬剤の有効揮散率は向上
するがあまりに多くなっても効果は向上しない。通常薬
剤に対して蒸散助剤を1/2〜30重量倍、好ましくは
1〜20重量倍程度とするのが良い。また、蒸散助剤中
の有機発泡剤とニトロセルロースとの比率は1:1から
1:0.2程度とするのが好ましい。蒸散助剤を配合す
る場合は、その配合量は特に限定されないが、薬剤10
0重量部に対して10〜100重量部が好ましいもので
ある。この蒸散助剤の割合が10重量部未満であると蒸
散性の向上の効果が低くなり、一方100重量部を超え
て配合しても蒸散性をそれ以上向上させない。また、前
記蒸散助剤は、殺虫薬剤に対して何ら悪影響を与えるも
のではない。前記顆粒剤は薬剤と蒸散助剤(必要なら他
の添加剤)を単に混合するのみで調製されるが、作業性
及び得られる駆除剤の製造及び使用の簡便性を考慮する
と、適当な顆粒状、塊状、ペレット状、ペースト状等と
したり、また熱溶融性の樹脂袋等に封入するのが好まし
く、これら各使用形態に応じて各種バインダー、溶剤等
を使用できる。
【0030】本発明で好ましく使用される酸化カルシウ
ムとしては粒度1〜20メッシュのものを用いる。酸化
カルシウム及びその粒度は、これを単に水と接触させる
のみで顆粒剤中の蒸散助剤を熱分解させかつ薬剤を燻蒸
させ得る温度を与え得る点より選択されたものである。
上記粒度範囲の酸化カルシウムは、これと水を接触させ
ることにより、通常約150℃〜250℃の温度を発生
させ得る。これに対して粒度が上記範囲を外れると発熱
温度が低くなり過ぎ、所期の作用効果を奏することがで
きなくなる。また、前記発熱剤の発熱温度は、勿論発熱
剤と接触させる水量により変動するが、通常この水量は
酸化カルシウム1モルに対して0.2〜3モル程度とす
るのが良い。前記酸化カルシウムによる発熱量を調節す
るため、例えば珪藻土、酸性白土、ゼオライト等の粘土
鉱物を酸化カルシウムにさらに添加して発熱剤とするこ
とも可能である。
【0031】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0032】実施例1 a.試験装置 直径が52mm、高さ63mmの円筒形状からなる自己
発熱容器内に粒度20メッシュの酸化カルシウム粉末6
5gを入れ、その上に直径が38mm、高さ40mmの
円筒形状を有し、底板が鉄薄板(厚さ0.2mm)を有
する薬剤容器を乗せる。それを直径が80mm、高さ8
0mmの円筒形状の上部開放容器内に設置する。自己発
熱容器の側部最下部の周囲に等間隔で4ケ所に高さ10
mm、幅10mmの孔を設けた。
【0033】b.反応用液 前記の加水発熱物質と反応させる反応用液としては次の
ものを用意した。 試料No.1A 塩化ベンゼトニウム 0.2w/v%水溶液 No.2A 蔗糖 0.2w/v%水溶液 No.3A 塩酸アルキルジアミノエチル グリシン 0.2w/v%水溶液 No.1B 塩化ベンゼトニウム 1w/v%水溶液 No.2B 蔗糖 1w/v%水溶液 No.3B 塩酸アルキルジアミノエチル グリシン 1.0w/v%水溶液 No.4 無添加の水(比較用)
【0034】c.試験と測定結果 上部開放容器内の自己発熱容器との間隙に上記試料の反
応用液を各々22ml注入する。その反応用液は前記の
孔を通って自己発熱容器内に入り、酸化カルシウム粉末
と接触して反応し、発熱する。その熱により薬剤容器の
鉄薄板製底板の温度が上昇するので、その底板の温度を
底板に取り付けた温度センサーで測定する。吸水開始か
らの時間(秒)に対するその発熱温度の変化を調べた。
そして、その変化を吸水速度を変えてそれぞれ測定し
た。試料No.1A、2A、3A、4についてのその吸
水速度と発熱温度の変化を図1に示す。また、試料N
o.1B、2B、3Bについてのその吸水速度と発熱温
度の変化を図2に示す。図1及び図2において、「塩
ベ」は塩化ベンゼトニウム水溶液の場合を示し、「グ
リ」は塩酸アルキルジアミノエチルグリシン水溶液の場
合を示す。
【0035】その結果によれば、安定化剤を0.2%又
は1%添加した反応用液を用いた場合、缶底温度の最高
発熱温度と注水開始からその温度に達するまでの時間を
示すと第1表に示す通りである。この結果によると、試
料No.1A、2A、3Aはいずれも最高発熱温度が3
00℃以上であり、300℃に達するまでの所要時間は
短いもので約30秒で、長いものでも約58秒で、10
0秒以下の条件を満足している。また、試料No.1
B、2B、3Bについても、いずれも最高発熱温度が3
00℃以上であり、300℃に達するまでの所要時間は
短いもので約30秒で、長いものでも約70秒で、10
0秒以下の条件を満足している。これに対して、無添加
の試料No.4は、最高発熱温度380℃で、最も高
く、所要時間も80秒と、好ましいものであるが、この
ものは保存するとこれまでのように水が腐敗し、加水発
熱物質と反応させた際には、加水発熱反応が徐々にしか
進行せず、最高発熱温度も300℃以下となってしま
い、加水発熱物質の発熱反応による蒸散薬剤の蒸散も少
ししか行われない。この場合、薬剤容器内の有機発泡剤
の発泡も不十分であった。
【0036】
【表1】
【0037】実施例2 a.試験装置 実施例1と同じ試験装置を用いた。 b.反応用液 前記の加水発熱物質と反応させる反応用液としては次の
ものを用意した。 試料No.3C 塩酸アルキルジアミノエチル グリシン(20%水溶液) 0.1w/v%水溶液 (略号:テゴ51) No.5 グルコン酸クロルヘキシジン (20%水溶液)(GCH) 0.1w/v%水溶液 No.6 塩化セチルピリジニウム(CPC)0.1w/v%水溶液 No.7 ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)0.1w/v%水溶液 No.8 塩化ベンザルコニウム(BC) 0.1w/v%水溶液 No.9 デヒドロ酢酸ナトリウム (DANa) 0.1w/v%水溶液 No.10 塩素化イソシアヌール酸 0.1w/v%水溶液 (CISA) No.11 高度サラシ粉(70%) 0.1w/v%水溶液
【0038】c.試験と測定結果 実施例1と同じ試験を行い、底板の温度を底板に取り付
けた温度センサーで測定する。吸水開始からの時間
(秒)に対するその発熱温度の変化を調べた。そして、
その変化を吸水速度を変えてそれぞれ測定した。試料N
o.3C(テゴ51)からNo.7(SLS)までのそ
の吸水速度と発熱温度の変化を図3に示す。また、試料
No.8(BC)からNo.11(サラシ粉)までのそ
の吸水速度と発熱温度の変化を図3に示す。いずれも、
吸水開始から100秒以内に最高発熱温度が300℃以
上となっている。
【0039】実施例3 a.試験装置 実施例1と同じ試験装置を用いた。 b.反応用液 前記の加水発熱物質と反応させる反応用液としては次の
ものを用意した。 試料No.12 エタノール 10 w/v%水溶液 No.13 エタノール 20 w/v%水溶液 No.4 無添加の水
【0040】c.試験と測定結果 実施例1と同じ試験を行い、底板の温度を底板に取り付
けた温度センサーで測定する。吸水開始からの時間
(秒)に対するその発熱温度の変化を調べた。そして、
その変化を吸水速度を変えてそれぞれ測定した。試料N
o.12からNo.13までのその吸水速度と発熱温度
の変化を図5に示す。アルコールの濃度により発熱温度
が低いときには、他の安定化剤との併用によっては高い
発熱温度を達することができる場合がある。
【0041】
【発明の効果】本発明の反応用液を用いた場合には、加
水発熱物質への吸水開始時から100秒以内に被加熱部
となる箇所の温度が300℃以上となるように、該加水
発熱物質に1分以内に加水発熱反応量の水を供給するよ
うにしたことにより、給水開始後の発熱による温度上昇
が早く、その結果薬剤における温度上昇も早く、かつ到
達する最高温度も高いため、薬剤の揮散量が多くなり、
薬剤容器内にある薬剤が無駄なく有効に蒸散されるの
で、目的空間に薬剤を最大の効率で作用させることがで
きる。また、その蒸散する装置を使用するときには、い
つも同じような蒸散を行うことができるので、信頼性の
高い蒸散作用を与えることができる。本発明における液
安定化剤を含有しない通常の水を水収容容器に入れて使
用した場合、製造直後には本発明の反応用液を用いる場
合よりも最高発熱温度が高いので、液安定化剤を添加す
ることで、300℃に100秒以内に到達できるほどよ
い昇温温度に調整がなされることが明確である
【図面の簡単な説明】
【図1】液安定化剤0.2wt%水溶液の本発明反応用
液を用いた場合の注入後の時間と加水発熱物質の発熱温
度の関係を表わすグラフを示す。
【図2】液安定化剤1wt%水溶液の本発明反応用液を
用いた場合の注入後の時間と加水発熱物質の発熱温度の
関係を表わすグラフを示す。
【図3】5種の液安定化剤0.1w/v%水溶液の本発
明反応用液を用いた場合の注入後の時間と加水発熱物質
の発熱温度の関係を表わすグラフを示す。
【図4】4種の液安定化剤0.1w/v%水溶液の本発
明反応用液を用いた場合の注入後の時間と加水発熱物質
の発熱温度の関係を表わすグラフを示す。
【図5】液安定化剤がアルコールである水溶液の本発明
反応用液を用いた場合の注入後の時間と加水発熱物質の
発熱温度の関係を表わすグラフを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加水発熱物質との加水発熱反応に使用す
    る加水発熱反応用液であって、加水発熱物質への吸水開
    始時から100秒以内に被加熱部となる箇所の温度が3
    00℃以上になるような液安定化剤を配合したことを特
    徴とする加水発熱反応用液。
  2. 【請求項2】 前記液安定化剤がアルコール類、塩化ベ
    ンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、蔗糖、塩酸アル
    キルジアミノエチルグリシン、グルコン酸クロルヘキシ
    ジン、塩化セチルピリジニウム、ラウリル硫酸ナトリウ
    ム、デヒドロ酢酸ナトリウム、塩素化イソシアヌール
    酸、高度サラシ粉からなる群から選ばれる少なくとも1
    つであることを特徴とする請求項1記載の加水発熱反応
    用液。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の加水発熱反
    応用液を収納体内に収納した加水発熱反応用液収納体。
JP20327899A 1998-07-16 1999-07-16 加水発熱反応用液 Pending JP2000086406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20327899A JP2000086406A (ja) 1998-07-16 1999-07-16 加水発熱反応用液

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20200898 1998-07-16
JP10-202008 1998-07-16
JP20327899A JP2000086406A (ja) 1998-07-16 1999-07-16 加水発熱反応用液

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000086406A true JP2000086406A (ja) 2000-03-28

Family

ID=26513132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20327899A Pending JP2000086406A (ja) 1998-07-16 1999-07-16 加水発熱反応用液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000086406A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503668A (ja) * 2000-07-13 2004-02-05 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 制御された発熱反応を介して揮発性成分を供給するための方法及び装置
JP2017088543A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 アース製薬株式会社 除菌方法
JP7482722B2 (ja) 2020-09-04 2024-05-14 ライオン株式会社 燻煙方法、燻煙装置及び燻煙装置ユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503668A (ja) * 2000-07-13 2004-02-05 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 制御された発熱反応を介して揮発性成分を供給するための方法及び装置
JP2017088543A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 アース製薬株式会社 除菌方法
JP7482722B2 (ja) 2020-09-04 2024-05-14 ライオン株式会社 燻煙方法、燻煙装置及び燻煙装置ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4430121B2 (ja) 害虫捕獲器および害虫捕獲方法
JP3941893B2 (ja) 燻蒸剤組成物及び燻蒸方法
EP0639331B1 (en) Smoke fumigant formulations
JP4901139B2 (ja) 不快害虫用の防除・殺虫組成物および防除・殺虫方法
JP3272105B2 (ja) エアゾール殺虫剤及び殺虫方法
JP2000086406A (ja) 加水発熱反応用液
CA1185522A (en) Baits for ants, process for their preparation and their use
JP4622046B2 (ja) 害虫防除エアゾール用組成物
JP4302203B2 (ja) 蒸散方法
JP7184545B2 (ja) 殺虫剤組成物
JP3120393B2 (ja) 衣類用防虫剤
JPH08761B2 (ja) 害虫防除剤
JP4487380B2 (ja) ゴキブリ駆除組成物
JP4124993B2 (ja) 殺虫剤組成物及びエアゾール剤
JPS5949201B2 (ja) 二剤型害虫駆除材料
JP4320847B2 (ja) 殺虫エアゾール用組成物
JP2007082553A (ja) 水溶性殺虫剤の噴霧方法、並びにエアゾール噴霧装置、および殺虫液
JP3608679B2 (ja) 害虫防除用燻蒸剤
JPH01258607A (ja) エアゾール殺虫剤
JPH11240804A (ja) 害虫駆除剤
KR860001044B1 (ko) 훈증용 살균, 살충제 조성물
JPH0439442B2 (ja)
JP2003000126A (ja) 水容器、水容器と自己発熱缶のキット、及び卵孵化抑制組成物
JP2005139146A (ja) 害虫防除エアゾール用組成物
JP4320912B2 (ja) ゴキブリ駆除組成物

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060324