JP2017088543A - 除菌方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな除菌方法を提供することを目的とする。
【解決手段】アゾジカルボンアミドを用いて除菌する除菌方法であって、前記アゾジカルボンアミドを熱源により加熱して蒸散させる工程を含み、前記熱源は加熱到達最高温度が380℃以上となる熱源であることを特徴とする除菌方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、除菌方法に関する。
従来、カビや雑菌等の除菌方法として、種々の薬剤を使用する方法が知られており、またその使用態様も様々である。
例えば、特許文献1は、室内等の閉鎖空間の空気中に存在するカビ、酵母、ウイルス、細菌等の微生物に対する除菌方法として、グリコールエーテルを空間中に揮散させる、空間の除菌方法を開示している。
また、特許文献2は、空気中に浮遊したり、家具等に付着して繁殖するカビ等の微生物に対する除菌方法として、塩化ベンズアルコニウム等の除菌剤を使用する除菌方法を開示しており、蓄圧式スプレー容器に収容して噴霧する方法等が記載されている。
特開2007−097738号公報 特開2010−083806号公報
上記のように、これまで種々の薬剤を用いた除菌方法が知られている。しかしながら、特許文献1に記載の除菌方法においては、グリコールエーテルを空間中に揮散させる態様として自然揮散や強制揮散が挙げられているが、自然揮散の場合はその揮散速度が遅いため除菌効率は低く、また強制揮散の場合、例えばヒーター等を用いた加熱揮散方法においては、より効率的にグリコールエーテルを揮散させるためには蒸散補助剤等が必要となり、簡易かつ効率的な除菌方法としては不十分であった。また、特許文献2に記載の除菌方法においては、薬液を蓄圧式スプレー容器に収容して噴霧する態様が挙げられているが、除菌剤を溶剤等と混合して薬液として噴霧しており、除菌剤の拡散性という点で不十分であった。そこで本発明は、簡易かつ効率的に拡散させ、さらに良好な除菌効果が得られる除菌方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、アゾジカルボンアミドを所定の熱源により加熱し、蒸散させることによって、カビや雑菌等を良好に除菌することができることを新たに見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は以下の通りである。
アゾジカルボンアミドを用いて除菌する除菌方法であって、
前記アゾジカルボンアミドを熱源により加熱して蒸散させる工程を含み、
前記熱源は加熱到達最高温度が380℃以上となる熱源であることを特徴とする除菌方法。
本発明によれば、アゾジカルボンアミドを、加熱到達最高温度が380℃以上となる熱源で加熱することによって、アゾジカルボンアミドを蒸散させ、例えば、部屋や浴室等の屋内の天井や壁面、屋内に置かれた物品等に繁殖したカビや雑菌等を良好に除菌することができる。また、アゾジカルボンアミド自体が発泡するため、他の蒸散補助剤等を使用する必要がなく簡易で効率的であり、またアゾジカルボンアミド自体が蒸散、拡散して除菌効果を発揮するため、より確実にそして広範囲に除菌を行うことができる。
本発明の除菌方法に用いた加水発熱システムの一実施形態を説明するための自己発熱装置1及び加水発熱反応用液Wの入った水容器9の断面図である。 試験例1において、自己発熱装置1によりアゾジカルボンアミドを蒸散させた浴室の模式図である。 試験例2で使用した熱源の発熱温度推移を示したグラフである。
以下、本発明の除菌方法についてさらに詳細に説明する。
本発明の除菌方法は、アゾジカルボンアミドを用いて除菌する除菌方法であって、アゾジカルボンアミドを熱源により加熱して蒸散させる工程を含み、熱源は加熱到達最高温度が380℃以上となる熱源であることを特徴とする。
本発明において「除菌」とは、対象物(例えば、屋内の天井や壁など)から増殖可能なカビ、細菌等の微生物の数(生菌数)が減少することをいう。
本発明において、除菌する対象としては、細菌及び真菌が挙げられる。細菌としては、具体的に、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)等のシュードモナス(Pseudomonas)属細菌、大腸菌(Escherichia coli)などのエシェリヒア(Escherichia)属、Bacillus subtilis、Bacillus cereus等のバチルス(Bacillus)属細菌、Methylobacterium mesophilicum等のメチロバクテリウム(Methylobacterium)属、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)等のスタフィロコッカス(Staphylococcus)属、乳酸菌などのグラム陽性菌が挙げられる。真菌としては、具体的に、クロカワカビ(Cladosporium cladosporioides)等のクラドスポリウム(Cladosporium)属、アオカビ(Penicillium citrinum)等のPenicillium属、コウジカビ(Aspergillus brasiliensis)等のAspergillus属、ススカビ(Alternaria alternata)等のAlternaria属、アカカビ(Fusarium solani)等のFusarium属、Eurotium herbariorum等のユーロチウム(Eurotium)属、赤色酵母(Rhodotorula mucilaginosa)等のロドトルラ(Rhodotorula)属、アウレオバシジウム(Aureobasidum)属、エキソフィアラ(Exophiala)属等の黒色酵母類、フォーマ(Phoma)属、カンジダ(Candida)属、サッカロマイセス(Saccharomyces)属等が挙げられる。
本発明において、除菌をする対象の空間としては特に制限されないが、密閉空間が好ましく、例えば、寝室、リビング、台所、便所、浴室、押入れ、クローゼット等の一般家屋内のほか、公衆浴場等の特にカビ、細菌等の微生物の増殖しやすい空間で使用することが好ましい。
アゾジカルボンアミドは、常温で黄橙色結晶の合成化学物質であり、分子量は116.1である。
また、アゾジカルボンアミドはゴムやプラスチック工業において使用される有機発泡剤の1種であり、加熱により熱分解すると発泡作用が生じて蒸散し、ガスや固形残渣、昇華物が生成する。アゾジカルボンアミドの分解温度は約200℃であり、分解温度、分解速度の調整が可能であり、ガス発生量も多く、拡散性に優れる。アゾジカルボンアミドは市販品又は公知の方法により合成したものを使用することができる。市販品としては、例えば、大塚化学社製「ユニフォームAZ(商品名)」、三協化成社製「セルマイク(商品名)」等が挙げられる。
本発明の除菌方法は、アゾジカルボンアミドを所定の熱源で加熱し、蒸散させることによってカビや雑菌等を良好に除菌する方法である。本発明において、所定の熱源でアゾジカルボンアミドを加熱することによってアゾジカルボンアミドが蒸散されるとともに加熱分解され、その分解物がカビや雑菌等の菌体の細胞壁に作用し、菌体を死滅させると推測される。
アゾジカルボンアミドを加熱するために用いることのできる熱源は、加熱到達最高温度が380℃以上となる熱源であるものであれば、特に制限されない。本発明において、加熱到達最高温度とは、熱源自体の到達する最高温度のことをいう。上記熱源としては、例えば、ヒーター、発熱剤等が挙げられる。また、直接着火する場合は、着火剤を熱源としてもよい。中でも、取り扱いの容易性、加熱したアゾジカルボンアミドの効率的な蒸散、及び揮散性の観点から、発熱剤として加水発熱物質と加水発熱反応用液とを用いて発熱させる加水発熱システムを用いて加熱することが好ましい。加水発熱システムを用いると、多くのアゾジカルボンアミドを効率的に適応場所(例えば、屋内、浴室等)に蒸散させることができる。
アゾジカルボンアミドの加熱手段の一例として挙げられる加水発熱システムとは、加水発熱物質と加水発熱反応用液とを加水発熱反応させるシステムのことである。加水発熱物質は加水発熱反応用液との反応により自己発熱する物質であり、例えば、酸化カルシウム(生石灰)、炭酸カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム等が挙げられる。これらを1種又は2種以上を組み合わせて使用することにより、熱源の加熱到達最高温度を調整することができる。さらには、300℃以上の温度持続時間を調整することもできる。
加水発熱反応用液としては、例えば水又は水に各種添加剤を加えられた液が挙げられる。そのような添加剤としては、アゾジカルボンアミドの蒸散を妨げないものや、発熱物質に対する水の反応性を低下させないものであり、具体的には有機溶剤や液安定化剤を挙げることができる。
また、上記加水発熱システム以外のアゾジカルボンアミドの加熱手段としては、例えば、ニクロム線等の電熱線、平板状やリング状、さらに半導体を利用した加熱ヒーター等を用いた電気加熱システム;鉄粉と塩素酸アンモニウム等の酸化剤とを混合する、金属と該金属よりイオン化傾向の小さい金属酸化物又は酸化剤とを混合する、鉄と硫酸カリウム、硫酸鉄、金属塩化物、硫化鉄等の混合物を水や酸素と接触させる、鉄よりイオン化傾向が大きい金属と鉄よりイオン化傾向が小さい金属のハロゲン化物との混合物を水と接触させる、金属と重硫酸塩との混合物を水と接触させる、アルミニウムとアルカリ金属硝酸塩との混合物に水を加える、等の酸化反応により発熱するシステム;硫酸ソーダと炭化鉄との混合物を酸素と接触させる金属硫化物の酸化反応を利用して発熱するシステム等を用いて、加熱する方法が挙げられる。
本発明の除菌方法においては、アゾジカルボンアミドを加熱するために使用する熱源の加熱到達最高温度が380℃以上であり、好ましくは400℃以上である。加熱到達最高温度が380℃以上となる熱源であれば、アゾジカルボンアミドを良好な除菌効果が得られるように蒸散させることができる。
本発明において、加熱時に、上記熱源は300℃以上の温度を少なくとも120秒間保つことが好ましく、150秒間以上を保つことがより好ましく、180秒間以上を保つことがさらに好ましい。また、上記熱源は320℃以上の温度を少なくとも100秒間保つことが好ましく、130秒間以上を保つことがより好ましく、150秒間以上を保つことがさらに好ましい。また、上記熱源は340℃以上の温度を少なくとも70秒間保つことが好ましく、100秒間以上を保つことがより好ましく、120秒間以上を保つことがさらに好ましい。これにより、除菌効果をより良好にすることができる。
本発明の除菌方法におけるアゾジカルボンアミドの使用量は、除菌対象とする空間の容積等によって適宜設定すればよいが、通常適用範囲1mあたり使用するアゾジカルボンアミドは0.4〜2.0gであり、好ましくは1mあたり0.5〜1.5gである。アゾジカルボンアミドの使用量を前記範囲とすることによって、アゾジカルボンアミドによる良好な除菌効果が得られる。
すなわち、空間1mあたり0.4〜2.0gのアゾジカルボンアミドを、加熱到達最高温度が380℃以上の熱源で加熱し、アゾジカルボンアミドを蒸散させることによって、良好な除菌効果を得ることができる。
本発明の除菌方法における好ましい態様は、除菌の有効成分としてアゾジカルボンアミドを使用する態様である。
本発明の除菌方法においては、本発明の効果を奏する限り、任意の成分を、アゾジカルボンアミドとともに蒸散させることができる。アゾジカルボンアミドとともに蒸散させる成分としては、例えば、香料、溶剤、消臭剤、蒸散補助剤、安定化剤、殺虫剤、害虫忌避剤等が挙げられる。特に、香料は、アゾジカルボンアミドの蒸散時における独特な臭いをマスキングし、使用感を高めるため、アゾジカルボンアミドとともに蒸散させることが好ましい。しかしながら、香料を含め、溶剤等の液体成分を、アゾジカルボンアミドとともに蒸散させる場合、蒸散効率が低下するため、これらの液体成分は蒸散させないか、蒸散させるとしても必要最低限の量であることが好ましい。
香料としては、様々な植物や動物から抽出された天然香料や、化学的に合成される合成香料、さらにはこれらの香料成分を多数混合して作られる調合香料等が挙げられる。
香料は様々な文献、例えば、「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1960)、「香りの百科」,日本香料協会編,朝倉書店(1989)、「Flower oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Pajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)、「Perfume and Flavor Chemicals(aroma chemicals)」,Vols.I and II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)、「香料と調香の基礎知識」,中島基貴編著,産業図書(1995)、「合成香料 化学と商品知識」,印藤元一著,化学工業日報社(1996)、「香りの百科事典」,谷田貝光克編,丸善(2005)等に記載の香料が使用できる。それぞれを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。以下に香料の代表例を具体的に挙げるが、これらに限定されるものではない。
天然香料としては、例えば、オレンジ油、レモン油、ラベンダー油、ラバンジン油、ベルガモット油、パチュリ油、シダーウッド油、ペパーミント油、タイム油、クローブ油、桂皮油、ユーカリ油、ティートリー油等の天然精油等が挙げられる。
合成香料としては、例えば、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、p−サイメン、ターピノレン、α−ターピネン、γ−ターピネン、α−フェランドレン、ミルセン、カンフェン、オシメン等の炭化水素テルペン;ヘプタナール、オクタナール、デカナール、ベンズアルデヒド、サリシリックアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、シトロネラール、ハイドロキシシトロネラール、シトラール、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、リリアール、シクラメンアルデヒド、リラール、ヘリオトロピン、ヘリオナール、バニリン、エチルバニリン等のアルデヒド類;エチルフォーメート、メチルアセテート、メチルプロピオネート、エチルイソブチレート、プロピルブチレート、イソブチルアセテート、イソブチルブチレート、イソブチルイソバレレート、エチル−2−メチルバレレート、イソアミルアセテート、アミルプロピオネート、アリルヘキサノエート、エチルアセトアセテート、エチルヘプチレート、メチルベンゾエート、エチルベンゾエート、エチルオクチレート、ベンジルアセテート、ノニルアセテート、オルト−ter−ブチルシクロヘキシルアセテート、安息香酸リナリル、エチルシンナメート、メチルサリシレート、ヘキシルサリシレート、ヘキシルブチレート、メンチルアセテート、ターピニルアセテート、フェニルエチルイソブチレート、ジャスモン酸メチル、ジヒドロジャスモン酸メチル、エチレンブラシレート、γ−ウンデカラクトン、γ−ノニルラクトン、シクロペンタデカノライド、クマリン等のエステル・ラクトン類;アニソール、p−クレジルメチルエーテル、ジメチルハイドロキノン、メチルオイゲノール、β−ナフトールメチルエーテル、β−ナフトールエチルエーテル、アネトール、ジフェニルオキサイド、ローズオキサイド、ガラクソリド、アンブロックス等のエーテル類;イソプロピルアルコール、cis−3−ヘキセノール、ヘプタノール、2−オクタノール、ジメトール、ジヒドロミルセノール、リナロール、ベンジルアルコール、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、ターピネオール、l−メントール、セドロール、チモール、アニスアルコール、フェニルエチルアルコール、ヘキサノール等のアルコール類;ジアセチル、メントン、イソメントン、アセトフェノン、α−又はβ−ダマスコン、α−又はβ−ダマセノン、α−、β−又はγ−ヨノン、α−、β−又はγ−メチルヨノン、メチル−β−ナフチルケトン、ベンゾフェノン、テンタローム、アセチルセドレン、α−又はβ−イソメチルヨノン、α−、β−又はγ−イロン、マルトール、cis−ジャスモン、ジヒドロジャスモン、l−カルボン、ジヒドロカルボン、メチルアミルケトン等のケトン類、カンファー、1,8−シネオール、アリルアミルグリコレート、イソプレゴール、リグストラル、アリルカプロエート等が挙げられる。これらの香料は、1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて、調合香料として使用することもできる。さらに、香料は香料成分、溶剤、香料安定化剤などを含有する混合物(香料組成物)として使用することもできる。
溶剤としては、例えば、水、エタノール、プロパノール、ベンジルアルコール等のアルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール等の多価アルコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコール−tert−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセロソルブ、ベンジルカルビトール等のグリコールエーテル類、流動パラフィン、n−パラフィン等のパラフィン類、ジエチルフタレート、ベンジルベンゾエート、トリエチルシトレート、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル類、その他3−メチル−4−メトキシブタノール、N−メチルピロリドン、炭酸プロピレン等が挙げられる。これらの溶剤は、1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。また、上記香料成分とともに混合し、香料組成物として使用することもできる。
アゾジカルボンアミドとともに香料を空間中に蒸散させる場合には、空間中の香料の蒸散濃度が1〜300mg/mとなるように、香料を使用することが好ましく、5〜150mg/mとなるように使用することがより好ましい。空間中の香料の蒸散濃度が前記範囲であることによって、アゾジカルボンアミドと相乗的に除菌効果を高めることができる。また、アゾジカルボンアミドを蒸散させる際に生じる不快な臭いを抑え、使用実感をより高めることができる。
消臭剤としては、例えば、メタクリル酸ラウリル、ゲラニルクロリネート、カテキン、ポリフェノール、炭等が挙げられる。
蒸散補助剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、炭酸カルシウム、二酸化チタン、カーボンブラック、三酸化アンチモン、デカブロモジフェニレンオキサイド、無水トリメリット酸、無水マレイン酸、ベンゾトリアゾール、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、尿素等が挙げられる。
安定化剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、トコフェロール等が挙げられる。
殺虫剤としては、例えば、天然ピレトリン、ピレトリン、アレスリン、フタルスリン、レスメトリン、フラメトリン、ペルメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、プラレトリン、トランスフルトリン、メトフルトリン、プロフルトリン、イミプロトリン、エムペントリン、エトフェンプロックス、シラフルオフェン等のピレスロイド系殺虫剤;プロポクスル、カルバリル等のカーバメイト系殺虫剤;フェニトロチオン、DDVP等の有機リン系殺虫剤;メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系殺虫剤;フィプロニル等のフェニルピラゾール系殺虫剤;イミダクロプリド、ジノテフラン等のネオニコチノイド系殺虫剤;アミドフルメト等のスルホンアミド系殺虫剤;クロルフェナピル等のピロール系化合物;メトプレン、ハイドロプレン等の昆虫幼若ホルモン様化合物;プレコセン等の抗幼若ホルモン様化合物;エクダイソン等の脱皮ホルモン様化合物;フィトンチッド、薄荷油、オレンジ油、桂皮油、丁子油等の精油類;IBTA、IBTE、四級アンモニウム塩、サリチル酸ベンジル等の1種又は2種以上が挙げられる。
中でもピレスロイド系殺虫剤、カーバメイト系殺虫剤、オキサジアゾール系殺虫剤及びスルホンアミド系殺虫剤が、揮散性が良好である点で好ましく、特に、シフェノトリン、ペルメトリン、メトキサジアゾン、プロポクスル、アミドフルメト、エトフェンプロックスが好ましい。
害虫忌避剤としては、例えば、ディート、ジ−n−ブチルサクシネート、ヒドロキシアニソール、ロテノン、エチル−ブチルアセチルアミノプロピオネート等の1種又は2種以上が挙げられる。
本発明の除菌方法の一態様として、例えば、アゾジカルボンアミドを含有する加熱蒸散剤を用い、これを所定の熱源により加熱することによりアゾジカルボンアミドを分解して蒸散させ、除菌する方法等が挙げられる。
本発明において、加熱蒸散剤には、本発明の効果を奏する限り、任意の成分を含有させ、アゾジカルボンアミドとともに蒸散させることができる。アゾジカルボンアミドとともに蒸散させる成分としては、例えば、上記の香料、溶剤、消臭剤、蒸散補助剤、安定化剤、殺虫剤、害虫忌避剤等が挙げられる。
なお、加熱蒸散剤に香料を含有させる場合、所定のバランスとなるように適宜香料の含有量を調整できる。香料は加熱蒸散剤中に、通常0.01〜20質量%含有されるが、好ましくは、0.1〜10質量%含有される。香料を含有する場合、含有量が0.01質量%未満だと十分な香り立ちが得られない場合があり、20質量%を超えると香りが強くなりすぎる可能性がある。また、液体の場合はアゾジカルボンアミドの蒸散効率を低下させないように含有することが好ましい。
加熱蒸散剤の剤型は、例えば、顆粒剤、粉末剤、微細粒剤、液剤等を挙げることができる。中でも、顆粒剤、粉末剤、微細粒剤等の固形状とすることが好ましい。加熱蒸散剤を造粒、乾燥させるために、結合剤、賦形剤等を含有させておくことで、加熱蒸散剤の剤型を顆粒剤、粉末剤、微細粒剤等とすることができる。加熱蒸散剤を造粒する際には、例えば、顆粒剤であれば粒径を約1〜5mmとするのがよい。
加熱蒸散剤を造粒する際に用いる結合剤として、例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース類;デンプン、スターチ等のデンプン系、アラビアゴム等の天然系高分子化合物;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成高分子化合物等の1種又は2種以上が挙げられる。
これらの結合剤は、加熱蒸散剤に対して0.5〜5質量%となるように含有すればよい。
賦形剤としては、例えば、無機多孔体であるパーライト、タルク、珪藻土、クレイ、ベントナイト、粘土鉱物等が挙げられる。
加熱蒸散剤には、さらに必要に応じて、崩壊助剤等を含有してもよく、例えば、パラオキシ安息香酸エステル、ステアリン酸エステル、乳酸エチル、サリチル酸クロロフェニル等の有機酸エステル;リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、アジピン酸、コハク酸等の有機酸等の崩壊助剤を用いると、加熱による製剤の崩壊が促進され、薬剤の蒸散、揮散をスムーズとすることができる。
さらに必要であれば、各種界面活性剤、効力増強剤、色素等を含有することもできる。
なお、本発明を実施するにあたり、加熱蒸散剤の処方例は下記表1のとおりである。
以下、本発明の除菌方法の一態様として、アゾジカルボンアミドを含有する加熱蒸散剤を、加水発熱システムを用いて加熱し、アゾジカルボンアミドを蒸散させることによる除菌方法について説明をするが、本発明の除菌方法はこれに制限されるものではない。
加水発熱システムは、上述したように、加水発熱物質と加水発熱反応用液とを用いて発熱させるシステムである。加水発熱システムのうち、特に、図1に示されるような自己発熱装置1と加水発熱反応用液Wを用いて加熱蒸散剤を加熱する方法については、後述する。自己発熱装置1により加熱蒸散剤を加熱することによって、加熱蒸散剤中のアゾジカルボンアミド等を燻煙状で蒸散させることができる。前記加熱蒸散剤には通常、有効成分を蒸散させるための有機発泡剤が含まれるが、本発明の除菌方法においては、有効成分のアゾジカルボンアミド自体が有機発泡剤としての機能も有するため、加熱蒸散剤を加熱することによって、アゾジカルボンアミドが蒸散するとともに他の成分もあわせて蒸散させることができる。
このように、自己発熱装置1を用いて上記加熱蒸散剤を加熱し、アゾジカルボンアミドを蒸散させる場合、アゾジカルボンアミドとともに他の成分の蒸散を同時に行うことができるため好ましい。また、上記加熱蒸散剤においては、アゾジカルボンアミドが除菌作用の有効成分であるとともに、発泡剤としての機能を有するため、他の発泡剤を使用する必要がなく効率的で好ましい。
自己発熱装置1を使用して、アゾジカルボンアミドを含有する加熱蒸散剤7を加熱し、アゾジカルボンアミドを蒸散させる方法を以下に説明する。自己発熱装置1を加水発熱反応用液Wが入った容器9に入れることにより、加水発熱反応用液Wが通水孔を通じて外容器2に流入し、不織布シート3を浸透して加水発熱物質8と接触する。加水発熱反応用液Wと加水発熱物質8が接触し発生した反応熱により加熱蒸散剤7が加熱されて、アゾジカルボンアミドが蒸散する。また、熱溶融樹脂フィルム6は加熱蒸散剤7からの放熱並びに自己発熱装置1内で蒸散した加熱蒸散剤等との接触により熱溶融し、アゾジカルボンアミドは、その熱溶融した熱溶融樹脂フィルム6の通気孔を通じて効率良く外部(室内等)に蒸散、放出される。これによって、外部に放出されたアゾジカルボンアミドは、適応場所に拡散する。
このような自己発熱装置1においては、加熱到達最高温度を380℃以上とするために、加熱蒸散剤に対して加水発熱物質を1〜20質量倍を用いるのがよい。質量としては、加熱蒸散剤1〜50gに対して加水発熱物質1〜500gを目安として用いるのがよい。さらに加水発熱物質に対して加水発熱反応用液は0.2〜2質量倍となるように加えればよい。
また、上記自己発熱装置1は熱源として用いられ、上記自己発熱装置1から加熱蒸散剤7を除いた上で加熱を開始した時に、図1の仕切部材4の底部(仕切部材4と加熱蒸散剤7が接触する面)のうち任意の箇所(例えば、図1におけるXで示す箇所)を測定した温度が、380℃以上、好ましくは400℃以上となるように加熱できればよい。
また、上記仕切部材4の底部(仕切部材4と加熱蒸散剤7が接触する面)のうち任意の箇所の温度が少なくとも120秒間300℃以上となるのが好ましく、少なくとも150秒間300℃以上となるのがより好ましく、少なくとも180秒間300℃以上となるのがより好ましい。また、上記温度は320℃以上の温度を少なくとも100秒間保つことが好ましく、130秒間以上を保つことがより好ましく、150秒間以上を保つことがさらに好ましい。また、上記温度は340℃以上の温度を少なくとも70秒間保つことが好ましく、100秒間以上を保つことがより好ましく、120秒間以上を保つことがさらに好ましい。加熱条件を上記のようにすることによって、本発明の除菌方法において、より良好な除菌効果を得ることができる。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに説明するが、本発明は下記例に何ら制限されるものではない。
本試験では、アゾジカルボンアミドを含有する加熱蒸散剤を作製し、その加熱蒸散剤を、所定の加水発熱システムを用いて加熱し、アゾジカルボンアミドを蒸散させることによって得られる除菌効果について検討した。
<試験例1>
本試験では、加水発熱システムの一実施形態である自己発熱装置1を用いて、アゾジカルボンアミドを含有する加熱蒸散剤を加熱し、アゾジカルボンアミドを蒸散させることによって得られる除菌効果について検討した。
[加熱蒸散剤の作製]
表2に記載の配合成分において、各成分を混合し、造粒、乾燥し、顆粒状の加熱蒸散剤7を作製した。加熱蒸散剤1粒あたりの粒径は約3mm、長さは約5mmである。
表2中の配合成分としては以下のものを使用した。
有効成分:アゾジカルボンアミド(商品名:ユニフォームAZ(大塚化学社製))
結合剤:α化デンプン
[自己発熱装置の作製]
<検体1>
自己発熱装置1は、直径53mm、高さ63mm、深さ40mmの有底円筒状の外容器2を備え、加水発熱物質8として酸化カルシウム65gを収容した。外容器2は、底部に複数の通水孔を有し、通水孔は通水性を有する不織布シート3によって塞いだ。また、外容器2の内部は、仕切部材4により2つの空間に区画した。仕切部材4は、円筒状で底部が略中空半球状を呈しており、その側壁を外容器2の周壁と同心状に配置した。
加水発熱物質8は、外容器2の周壁、仕切部材4及び不織布シート3とで形成される空間に充填し、仕切部材4の内部に、上記作製した加熱蒸散剤7を5g(アゾジカルボンアミド4.9g)収容した。また、外容器2の上部開放面には、仕切部材4の上部開放面に相当する領域に0.8cmの開口部を7個形成した蓋部材5を被せ、更に蓋部材5の開口部は通気孔を有する熱溶融樹脂フィルム6によって塞ぎ、自己発熱装置1を作製した。作製した自己発熱装置1を検体1とした。
<検体2>
加水発熱物質の酸化カルシウムの量を37gとしたことを除いて、検体1と同様に自己発熱装置1を作製した。作製した自己発熱装置1を検体2とした。
<検体3>
加水発熱物質を、酸化カルシウム55gと炭酸カルシウム10gの混合物としたことを除いて、検体1と同様に自己発熱装置1を作製した。作製した自己発熱装置1を検体3とした。
<検体4>
加水発熱物質の酸化カルシウム29.3gと炭酸カルシウム5.7gの混合物としたことを除いて、検体1と同様に自己発熱装置1を作製した。作製した自己発熱装置1を検体4とした。
以下の手順でクロカワカビを接種させたPDA培地を作製した。
1.PDA(ポテトデキストロース寒天培地)10mLを用いて、試験管にPDA斜面培地を作製した。
2.上記1.で作製したPDA斜面培地上にクロカワカビ(Cladosporium cladosporioides)の胞子を接種し、25℃で4日間、クロカワカビを培養した。
3.上記2.で作製したクロカワカビを培養した斜面培地に生理食塩水9mL、PDB(ポテトデキストロース培地)1mLを加え、白金耳を用いて培地表面からクロカワカビをかきおとし、胞子液を作製した。
4.上記3.の胞子液をガーゼ濾過し、濾液を生理食塩水で10000倍に希釈し、接種菌液とした。
5.φ85mmの滅菌シャーレ((株)アテクト製 商品名:フルステリ深型シャーレ滅菌済みφ90×20)にPDA12mLを用いて作製したPDA平板培地に、上記4.で作製した菌液100μLを接種し、試験用培地を作製した。
図2に示す4.4m(1.6m(縦)×1.25m(横)×2.2m(高さ))の密閉空間の浴室11に、検体1〜4のいずれかの自己発熱装置1を1つ設置するとともに、浴室11の天井部13、壁部14及び床面部15ごとに(図2に黒丸(●)で示す箇所)、上記で作製した培地を設置した。なお、コントロール(未処理)として、上記培地を浴室外に静置した。なお、浴室の温度と湿度は表3に示すとおりである。
自己発熱装置1の設置場所は浴室の床面の中央部とし、22mLの水(加水発熱反応用液W)を入れた容器9に浸けることにより加熱蒸散させた。
加熱蒸散後90分間無換気状態とし、その後、換気扇を稼働して30分間浴室内を換気した。
その後、培地を回収して、25℃で4日間、静置してクロカワカビを培養した。
[評価]
PDA斜面培地上のクロカワカビの菌数(コロニー数)を数え、浴室の天井部、壁部及び床面部ごとの菌数(コロニー数)の平均値を算出した。また、下記の式で表される除菌率を算出した。
除菌率(%)={1−各部における菌数(コロニー数)/コントロール(未処理)における菌数(コロニー数)}×100
以上の試験を計2回行い、算出した菌数(コロニー数)及び除菌率を表3に示す(表3中の菌数及び除菌率は、計2回行った試験で算出した値の平均値である)。
<試験例2>
本試験では、試験例1で作製した自己発熱装置1(検体1〜4)から加熱蒸散剤を除いた自己発熱装置(熱源1〜4)について、その発熱温度の測定を行った。
[自己発熱装置の発熱温度の測定]
試験例1で作製した自己発熱装置1(検体1〜4)から加熱蒸散剤7を除いた自己発熱装置1(熱源1〜4)について発熱を開始させ、それぞれ発熱温度の推移を計測した。具体的には、図1の加水発熱システムにおいて加熱蒸散剤7を除いた上で、仕切部材4の底部Xの中心部に温度プローブ(K型熱電対(新熱工業株式会社製:シース熱電対φ0.3mm(MAX600℃)))を接触させた。温度プローブは線状であるため、ガラス管の中を通し、先端を折り曲げ、ガラス管の端でプローブを押さえつけることで垂直に缶底に密着、固定させた。この状態で発熱を開始させ、発熱温度を、グラフテック株式会社製MT100を用いて経時的に測定、記録した。その結果を図3に示す。また、加熱到達最高温度、300℃以上の温度を継続した時間、320℃以上の温度を継続した時間、340℃以上の温度を継続した時間を表4に示す。なお、表4及び図3中の熱源1〜4とは、それぞれ検体1〜4の加水発熱システムから加熱蒸散剤を除いた自己発熱装置について発熱温度推移を計測したものである。また、この試験は、各検体ごとに3回ずつ行っており、表4中の加熱到達最高温度、300℃以上の温度を継続した時間、320℃以上の温度を継続した時間、340℃以上の温度を継続した時間は、各検体ごとに3回ずつ行った試験で算出した値の平均値である。
表3及び表4に示す通り、加熱到達最高温度が380℃以上となる熱源を有する熱源1〜3を使用した検体1〜3の場合では、熱源4を使用した検体4の場合と比較して、除菌効果が顕著に良好であった。また、熱源1〜3は発熱温度が少なくとも120秒間300℃以上となった。
また、検体3においては、加水発熱物質として酸化カルシウムの他に炭酸カルシウムを使用した結果、加熱到達最高温度はやや低下したが、300℃以上の温度を継続した時間は長くなり、300℃以上の温度を継続した時間も除菌効果に影響することがわかった。
1 自己発熱装置
2 外容器
3 不織布シート
4 仕切部材
5 蓋部材
6 熱溶融樹脂フィルム
7 加熱蒸散剤
8 加水発熱物質
9 容器
W 加水発熱反応用液

Claims (1)

  1. アゾジカルボンアミドを用いて除菌する除菌方法であって、
    前記アゾジカルボンアミドを熱源により加熱して蒸散させる工程を含み、
    前記熱源は加熱到達最高温度が380℃以上となる熱源であることを特徴とする除菌方法。
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