JP2534014B2 - 浮動型磁気ヘッド - Google Patents

浮動型磁気ヘッド

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JP2534014B2 JP5140433A JP14043393A JP2534014B2 JP 2534014 B2 JP2534014 B2 JP 2534014B2 JP 5140433 A JP5140433 A JP 5140433A JP 14043393 A JP14043393 A JP 14043393A JP 2534014 B2 JP2534014 B2 JP 2534014B2
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重敏 森田
俊一 高
宏秀 山田
良晶 高田
眞治 古市
雅裕 青
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浮動型磁気ヘッド(以
下、単にヘッドということがある。)に係り、特に、磁
気記録媒体に磁気ディスク(以下、単にディスクという
ことがある。)を使用した小型ハードディスク用浮動型
磁気ヘッドに係る。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気記録媒体としてのハードディ
スクは、酸化物磁性粉末をアルミ合金基板に塗布したも
のが主流であるが、近年の高記録密度の要求に対応し
て、メッキ法あるいはスパッタ法を使用して磁性体を基
板に密着させたハードディスクが使用されつつある。磁
気ディスク装置は、上記のメッキ法あるいはスパッタ法
のディスクを用いることで、より小型化,ハンディ化が
進み、そのディスクを駆動させるモータ等も小型化し、
低トルクのものとなってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のメッキ法および
スパッタ法で作られたディスクの表面は、従来の塗布型
のものに比べて面精度が良く仕上げられており、かつ潤
滑材をオーバーコートしているために、従来あまり問題
とされていなかったヘッドとディスク面との間で生ずる
スティッキング現象が問題となってきている。つまり、
磁気記録媒体であるディスクの面精度が高くなると、静
止しているディスクの表面とスライダ−のディスク対向
面とが粘着(スティック)する。そして、このスライダ
−とディスク間の粘着力が過度に強くなると、装置寿命
のCSS(コンタクト・スタート・アンド・ストップ)
寿命が短くなる。特に数枚のディスクが組み合わさった
装置であれば、より問題は大きなものとなってきてい
る。
【0004】かかるスティッキング現象を緩和するため
に、ヘッドのディスク対向面であるスライダ−のエアベ
アリング面の面粗さがある程度粗くなるように処理する
ことが種々考えられているが、いずれも十分な効果はあ
げていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、多結晶材で作られたスライダ−の磁気記録
媒体であるデイスクと対向するエアベアリング面の少な
くとも一部が、高さが急激に変化する段差により境界づ
けられた多数の微細な面から構成され、その多数の微細
な面における面粗さは前記段差よりも充分に小さいよう
にすることを特徴とするものである。
【0006】図1は、本発明による浮動型磁気ヘッドに
おけるエアベアリング面の表面の光学顕微鏡による観察
写真に基づき作成した模式的平面図である。図示の如
く、本発明による磁気ヘッドのエアベアリング面は、高
さが急激に変化する段差により境界づけられた多数の微
細な面が適当な間隔で不規則かつ異なった高さで存在す
るように構成することが特徴である。これによって、ヘ
ッドとディスクとのスティッキング(粘着)現象が防止
ないし緩和される。
【0007】また、高さが急激に変化する境界部分は、
主として結晶の粒界に沿って延在しているが、このよう
な構成とすることにより、デイスクのCSS損傷を防ぐ
ものと考えられる。すなわち、境界部分が主として結晶
粒界に沿って延在するので、この境界部分では実質的に
単結晶粒子と同等の強度を有するようになり、境界のエ
ッジの部分がディスクと繰り返し(例えば数万回以上)
衝突しても欠け等を発生することがない。そして、欠け
に伴う鋭角部や鋭粒子の発生がないことにより、ディス
クに対し損傷を与えないようになるものと推察される。
【0008】また、本発明による磁気ヘッドのエアベア
リング面において、段差により境界づけられた多数の微
細な面はほぼ平坦な面として観察される。すなわち、こ
の微細な面の面粗さは、段差に比較して小さい面粗さに
形成されており、このようにすることにより、ヘッドが
ディスク表面に着陸したり逆にディスクから離陸したり
する際に微小な突起でディスク表面をひっかくという現
象も回避される。本発明において、段差をなす隣合う面
の高さの差は、後述する理由により、平均して50〜2
00Åとすることが好ましい。また、段差をなす隣合う
微細な面の大きさは、スライダーを構成する多結晶材の
結晶粒径と関係があり、平均して5〜20Åであること
が望ましい。
【0009】本発明による実現される浮動型磁気ヘッド
としては、モノリシック型のものでもコンポジット型の
ものでも良い。図2はモノリシック型磁気ヘッド10の
一例を示す斜視図であり、符号1で示すスライダ−は2
条の主エアベアリング面2、3をその側辺部に有してい
る。スライダ−1の中央には細幅の副エアベアリング面
4が主エアベアリング面2、3と平行に凸条に延設され
ている。副エアベアリング面4の後端部分には磁気ギャ
ップ5を介してコア6がガラス等により接合されてい
る。このコア6のスライダ1−との接合面(フロントギ
ャップ及びバックギャップ)には高透磁率の磁性合金薄
膜を形成することもできる。そして、巻線窓7を通して
コア6に所定ターンとなるように巻線が施される。
【0010】前記高透磁率の磁性合金としては、センダ
ストと通称されるFe−Al−Si系合金が好適であ
る。特に好適なFe−Al−Si系磁性合金としては、
重量%にてAl:2〜10%、Si:3〜16%、残部
実質的にFeからなるものであるが、Al:4〜8%、
Si:6〜11%、残部実質的にFeのものがとりわけ
好適である。なお、Ti、Ruをそれぞれ2%以下ずつ
含んでいるものは、耐食性、耐摩耗性を向上させること
ができ、より好適である。また、Crを4%以下含んで
いても同様の効果が得られる。また、高透磁率磁性合金
として、Co−Nb−Zr系アモルファス合金(例え
ば、Coを70〜90at%、Nbを5〜20at%、
Zrを2〜10at%含むもの)も好適である。
【0011】図3はコンポジット形磁気ヘッドの一例を
示す斜視図である。磁気ヘッド11は非磁性スライダ−
12とチップ13とからなり、チップ13はスライダ−
12の2本のエアベアリング面14、15の一方の面1
4に形成されたスリット16中に、ガラス等でモールド
され固定されている。チップ13の詳細な構造の一例を
図4に示す。図4において、C形コア20及びI形コア
21上にスパッタ膜22、23が形成されている。C形
コア20とI形コア21とは、ギャップ24を有するよ
うに、ガラス接合されている。25はガラスを示す。ま
た、巻線窓26を通してI形コア21に所定ターンとな
るように巻線が施される。
【0012】上記のチップ13の構成材料としては磁性
セラミックス材料が用いられ、Mn−Znフェライト、
Mn−Niフェライト等が好適であるが、なかでもMn
−Zn単結晶フェライトが特に好適である。好適なMn
−Zn単結晶フェライトの組成としては、モル%で、M
nO:25〜37%、ZnO:8〜23%、Fe23
51〜57%のものがあげられる。
【0013】図3に示すスライダ−12の構成材料とし
ては、多結晶の非磁性セラミックス材料が好適に用いら
れ、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、アルミ
ナ、亜鉛フェライト等があげられる。また、スライダ−
12としては上記以外の多結晶材料を使用することも可
能である。
【0014】本発明では、前記エアベアリング面2,
3,4,14,15の表面を前述したような構成となる
ように処理する。通常、ヘッド10、11が正規の停止
姿勢であるときにエアベアリング面2,3,4,14,
15のうち静止状態のディスクと実際に接触するのは、
図2または図3で示すAの領域(ヘッドの前縁部と後縁
部に設けられた傾斜部B、C以外の領域)である。本発
明では、これら領域A、B、Cのすべてを上記特定の面
粗さとなるように処理しても良いが、A領域のみを処理
しても良い。また、A領域のうちの少なくとも一部、例
えば図5でハッチを付したようにエアベアリング面の更
に特定の領域のみを処理しても良い。
【0015】上述したような構成のエアベアリング面を
構成するには、例えば、逆スパッタ法を採用することに
より実現できる。通常のスパッタ法は、所定ガス圧の不
活性ガス(例えば、Ar(アルゴン)ガス)雰囲気の中
で高電圧をかけてガスをイオン化し、ターゲット(基
板)表面に衝突させ、その際に飛び出したターゲット粒
子を他の基板上に付着させて、膜を形成する方法であ
る。これに対し、逆スパッタ法は、スライダ−表面にイ
オン化した不活性ガスを衝突させることにより、スライ
ダー表面の原子を除去するのである。スライダ−は多結
晶材からなり微細な結晶粒から形成されており、かつス
ライダ−を形成している各結晶粒は、その面方位が異な
る。したがって、イオン化したガスが衝突することで、
その表面を除去される際に、各結晶方向で原子の結合エ
ネルギーに差があり、表面を除去してゆくに必要なエネ
ルギーも異なるため、このような除去過程で、各結晶粒
ごとに除去量に差を生じ、結果として、各粒界間で微小
な高さの段差を作るようになる。
【0016】また、逆スパッタ法による加工は、原子状
態での加工であり、加工時間によって、微小な段差から
比較的大きな段差まで制御することが可能である。な
お、逆スパッタ処理による場合は、加工変質層の除去と
表面の清浄化処理も同時に行なわれる利点がある。ま
た、逆スパッタ加工においては、不要箇所をマスクし、
必要箇所のみを処理することができる。さらに、逆スパ
ッタの途中で、このマスクを取り除くことによって、ス
ライダ−のディスク対向面のエアベアリング面の段差を
大きくし、他の対向面の段差を小さくすることで、これ
らの面間に段差が付き、スライダ−が直接にディスクに
接することを防ぐこともできる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例の範囲に制限されるもので
はない。
【0018】(実施例1)MnO 31モル%、ZnO
16モル%、Fe23 53モル%よりなる多結晶材
で作られたスライダーを有する磁気ヘッドを作成し、そ
のエアベアリング面を、ダイヤモンドの微細砥粒を用い
た湿式ラップで面粗さ10〜40Åに鏡面仕上し、次い
で、逆スパッタ処理を施した。スパッタ装置にはR−F
型のものを用いた。ターンテーブルの大きさがφ42c
mであり、ガスとしてはArを用い、ガス圧0.44〜
0.48Paとし、投入電力は0.5kwに設定した。
逆スパッタ処理時間を、0分、10分、20分、30分
と違えることにより加工量を変えた磁気ヘッドを作成し
た。得られた各磁気ヘッドのエアベアリング面の表面粗
さを触針式粗さ計により測定した。その結果を図6に示
す。
【0019】図6から、逆スパッタ処理時間が長くなる
につれてエアベアリング表面の粗さは粗くなることがわ
かる。また、その面粗さは、鏡面研磨による粗さとほぼ
同じ粗さを維持する面が、急激に高さの変化する段差に
よって境界付けられて微小に区分されることによって生
じていることがわかる。すなわち、逆スパッタ処理時間
が長くなるにつれて、より大きな高さの変化量をもつ段
差で境界付けられていることがわかる。なお、前述した
図1に示すベアリング面(処理面)の表面の模式図は、
逆スパッタ処理時間が20分のものについて光学顕微鏡
による観察写真に基づいて作成したものである。
【0020】表1は、図6に示す各磁気ヘッドについ
て、図6(b)に示すように、高さが急激に変化する段
差によって境界付けられている隣合う微小な面につい
て、高さの差h及びそれぞれの面の大きさeを測定した
結果である。
【0021】
【表1】
【0022】次に、試料1乃至4の磁気ヘッドを用いて
CSSテストを行った。CSSテストに用いたディスク
は、次の構成からなる3.5インチハードディスクであ
る。 基 板:アルミニウム 下 地:Cr 磁性層:Co−Niスパッタ膜 表面層:Cスパッタ層及びC層表面に塗布されたフッ素
樹脂系潤滑剤層 (潤滑剤厚さ 約10〜30Å) ディスク表面粗さ:400〜600Å また、CSSテスト時のディスク駆動条件は、次の通り
である。 回転速度:3600rpm 1回の回転時間:7sec 回転と回転との間の停止時間:3sec
【0023】このCSSテストを行ないつつ、ヘッドと
ディスクとの静止摩擦係数μを測定した。その結果をC
SS繰り返し回数と共に図7に示す。この静止摩擦係数
は、静止した磁気ディスク上に磁気ヘッドをジンバルで
約8g・fの力で押し付けておき、磁気ディスクの回転
を開始するのに要する力(トルク)を測定して、これを
摩擦係数に換算したものである。なお、ディスクとヘッ
ドとの静止摩擦係数μは1.0以下、好ましくは0.7
以下に保つことが望まれている。
【0024】試料1のものでは、1万回のCSSでヘッ
ドとディスクとの接触時に“チリチリ”という異音が発
生し、4万回のCSSでディスク回転始動時に時々失敗
が認められる。これに対し、逆スパッタ処理した試料2
乃至4のものは、いずれも静止摩擦係数μが低く、10
万回のCSSを行なっても、その静止摩擦係数μは約
0.6以下である。このことから、エアベアリング面
を、50Å以上の大きさの段差により境界づけられた多
数の微細な面(この面自体の面粗さは、ラップ研磨によ
る鏡面粗さ10〜40Åとほぼ同程度)から構成するこ
とにより優れたCSS特性を得られることがわかる。
【0025】特に、試料2および3のものは、静止摩擦
係数μが小さいだけでなく、ディスクおよびヘッドのい
ずれにも異常は生じていない。しかし、大きな段差で境
界付けした試料4のものでは、静止摩擦係数μは低いも
のの、2万回のCSSでヘッド、ディスク面共に傷が発
生し始めているので、高さの差は平均で200Å以下程
度とするのが好ましいことがわかる。
【0026】(実施例2)次のメッキディスクを用いた
他は、上記実施例1と同様のテストを行なった。 基 板:アルミニウム 下 地:Ni−P 磁性膜:Co−Ni 表面層:C及び潤滑剤(実施例1と同じ) このCSSテスト例の結果を図8に示す。図8からも前
記実施例1と同様の結果が認められる。
【0027】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかな通り、本発
明による浮上型磁気ヘッドはディスクとの静止摩擦係数
が小さい。特に、高さの差が平均で50〜200Å程度
であるような好ましい大きさの段差で境界付けしたもの
は、くり返しCSSを行なってもディスク、スライダ−
面ともに傷がつきにくく耐久性が良い。このように、本
発明により、ディスクとスライダ−の間に生ずる摩擦を
低減することが可能となり、安価で、しかも安定した手
法により、よりディスク装置の小型、軽量、薄肉化への
対応が出来るようになる。また、本発明によれば、スパ
ッタディスクおよびメッキディスクと浮動型磁気ヘッド
の間に生ずる摩擦を低減することができるため、CSS
による寿命を延ばすことができ、ハードディスク装置の
小型、軽量、高密度記録化への対応ができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による磁気ヘッドにおけるベア
リング面の光学顕微鏡による観察写真に基づく模式的平
面図である。
【図2】図2はモノリシック型磁気ヘッドの一例を示す
斜視図である。
【図3】図3はコンポジット形磁気ヘッドの一例を示す
斜視図である。
【図4】図4は、図3に示す磁気ヘッドに使用されるチ
ップの詳細な構造の一例を示す図である。
【図5】図5は、本発明においてエアベアリング面の特
定の領域のみを処理する場合の一例を示す図である。
【図6】図6は、逆スパッタ処理時間を種々変更して得
られた各磁気ヘッドのエアベアリング面の表面粗さの測
定結果を示す図である。
【図7】図7は、エアベアリング面の粗さが異なる各種
ヘッドによるCSSテスト結果を示す図である。
【図8】図8は、図7に示すCSSテストとは異なる条
件で測定した各種ヘッドによるCSSテスト結果を示す
図である。
【符号の説明】
10,11:ヘッド 1,12:スライダー 2,3,4,14,15:エアベアリング面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 宏秀 栃木県真岡市松山町18番地 日立金属株 式会社 電子部品工場内 (72)発明者 高田 良晶 栃木県真岡市松山町18番地 日立金属株 式会社 電子部品工場内 (72)発明者 古市 眞治 栃木県真岡市松山町18番地 日立金属株 式会社 電子部品工場内 (72)発明者 青 雅裕 栃木県真岡市松山町18番地 日立金属株 式会社 電子部品工場内 (56)参考文献 特開 昭54−80728(JP,A) 特開 昭58−66625(JP,A) 特開 昭61−151827(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多結晶材で作られたスライダーの磁気記録
    媒体と対向するエアベアリング面の少なくとも一部が、
    高さが急激に変化する段差により境界づけられた多数の
    微細な面から構成され、その多数の微細な面における面
    粗さは前記段差に比較して充分小さいことを特徴とする
    浮動型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】多結晶材で作られたスライダーの磁気記録
    媒体と対向するエアベアリング面の少なくとも一部が、
    高さが急激に変化する段差により境界づけられた多数の
    微細な面から構成され、高さが急激に変化する境界部分
    は、主として結晶の粒界に沿って延在していることを特
    徴とする浮動型磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】段差をなす隣合う微細な面の高さの差が、
    平均して50〜200Åであることを特徴とする請求項
    1または2に記載の浮動型磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】段差をなす隣合う微細な面の繰返しの平均
    の大きさが5〜20Åであることを特徴とする請求項1
    ないし3の何れかに記載の浮動型磁気ヘッド。
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