JP2533442Y2 - 刈取穀稈株元側掻き込み装置 - Google Patents
刈取穀稈株元側掻き込み装置Info
- Publication number
- JP2533442Y2 JP2533442Y2 JP1471191U JP1471191U JP2533442Y2 JP 2533442 Y2 JP2533442 Y2 JP 2533442Y2 JP 1471191 U JP1471191 U JP 1471191U JP 1471191 U JP1471191 U JP 1471191U JP 2533442 Y2 JP2533442 Y2 JP 2533442Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scraping
- guide spring
- belts
- culm
- stock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、植立穀稈を刈取りその
刈取られた穀稈を直ちに脱穀して処理するところのコン
バインや刈取った穀稈を所定量ずつ結束して圃場に放出
するバインダ−等の刈取部に用いる刈取穀稈株元側掻き
込み装置に関するものである。
刈取られた穀稈を直ちに脱穀して処理するところのコン
バインや刈取った穀稈を所定量ずつ結束して圃場に放出
するバインダ−等の刈取部に用いる刈取穀稈株元側掻き
込み装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来このような刈取部においてその刈取
穀稈株元側掻き込み装置なるものには実公昭５３−１５
７０１号公報に記載されるような構成のものが公告され
てはいる。
穀稈株元側掻き込み装置なるものには実公昭５３−１５
７０１号公報に記載されるような構成のものが公告され
てはいる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この同公報に
記載されるような従来の構成のものでは刈取穀稈を集合
しつつ後送させる手段として良策であるとは言えないの
であって、本考案はこの従来のものよりも一段と性能の
良いものを具現しようとするもので、特に刈取穀稈を集
合挟持して後送するとき稈こぼれやズレによる穀稈の乱
れの生じないものを提供するを目的として改良考案され
たものである。
記載されるような従来の構成のものでは刈取穀稈を集合
しつつ後送させる手段として良策であるとは言えないの
であって、本考案はこの従来のものよりも一段と性能の
良いものを具現しようとするもので、特に刈取穀稈を集
合挟持して後送するとき稈こぼれやズレによる穀稈の乱
れの生じないものを提供するを目的として改良考案され
たものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本考案のものは、
前記記載の目的を遂行し得るものを具現するために、刈
刃によって刈取られた穀稈の株元側を、左右に対設する
掻き込みホイルとその上方に前方開きでハの字形にした
一対の掻き込みベルトとこの掻き込みベルトにより形成
される空間に平面視で菱形状にして掻き込みベルトの作
用側に刈取穀稈を案内する株元ガイドと株元ガイドバネ
により挟持して後送する装置において、前記株元ガイド
を掻き込みホイルの上側に位置させ株元ガイドバネを掻
き込みベルトの上側に設け、また補助ガイドバネを掻き
込みベルトの下側に位置させて追加するとともにこの掻
き込みベルトの作用側深く侵入させ、かつその弾性力を
株元ガイドバネよりも弱くして構成したのである。
前記記載の目的を遂行し得るものを具現するために、刈
刃によって刈取られた穀稈の株元側を、左右に対設する
掻き込みホイルとその上方に前方開きでハの字形にした
一対の掻き込みベルトとこの掻き込みベルトにより形成
される空間に平面視で菱形状にして掻き込みベルトの作
用側に刈取穀稈を案内する株元ガイドと株元ガイドバネ
により挟持して後送する装置において、前記株元ガイド
を掻き込みホイルの上側に位置させ株元ガイドバネを掻
き込みベルトの上側に設け、また補助ガイドバネを掻き
込みベルトの下側に位置させて追加するとともにこの掻
き込みベルトの作用側深く侵入させ、かつその弾性力を
株元ガイドバネよりも弱くして構成したのである。
【０００５】
【作用】このように構成されているから、刈刃によって
刈取られた穀稈は、掻き込みベルトにより掻き込まれな
がら掻き込みホイルと掻き込みベルトのそれぞれの上側
に位置する株元ガイドと株元ガイドバネおよびこの株元
ガイドバネの下側に追加された補助ガイドバネとによっ
て掻き込みベルトの作用側に案内され挟持されて後送さ
れるようになるが、その際、追加された補助ガイドバネ
はその弾性力が弱いので掻き込み穀稈量が通常のときは
この補助ガイドバネは掻き込まれる穀稈に押されて退避
し穀稈の搬送作用を邪魔せず、また補助ガイドバネは掻
き込みベルトの作用側に深く侵入しているから穀稈の量
が少量になっても確実に挟持して稈こぼれを起こすこと
なく搬送し、しかもこの補助ガイドバネは掻き込みベル
トの上側部分を株元ガイドバネによって押えられた穀稈
の下側部分を押えるようになって穀稈が稈身方向にズレ
ることもなく穀稈に乱れを生じさせないのである。
刈取られた穀稈は、掻き込みベルトにより掻き込まれな
がら掻き込みホイルと掻き込みベルトのそれぞれの上側
に位置する株元ガイドと株元ガイドバネおよびこの株元
ガイドバネの下側に追加された補助ガイドバネとによっ
て掻き込みベルトの作用側に案内され挟持されて後送さ
れるようになるが、その際、追加された補助ガイドバネ
はその弾性力が弱いので掻き込み穀稈量が通常のときは
この補助ガイドバネは掻き込まれる穀稈に押されて退避
し穀稈の搬送作用を邪魔せず、また補助ガイドバネは掻
き込みベルトの作用側に深く侵入しているから穀稈の量
が少量になっても確実に挟持して稈こぼれを起こすこと
なく搬送し、しかもこの補助ガイドバネは掻き込みベル
トの上側部分を株元ガイドバネによって押えられた穀稈
の下側部分を押えるようになって穀稈が稈身方向にズレ
ることもなく穀稈に乱れを生じさせないのである。
【０００６】
【実施例】以下本考案による装置に関して実施例図に基
き具体的に説明するのであるが、この例図はコンバイン
の刈取部に施したもので示してあるので先ずコンバイン
全体の概略を「図４」「図５」および「図２」「図３」
により記載しておくと、図中、（１１）は走行クロ−ラ
（１２）を装設するトラックフレ−ム、（１３）はトラ
ックフレ−ム（１１）上に架設する機台、（Ｂ）はフィ
−ドチエン（１４）を左側に張設し扱胴（１５）等を内
蔵する脱穀部、（Ａ）は引起しケ−ス（１６）・刈刃
（１）・株元搬送チエン（１７）・穂先搬送タイン（１
８）などを具備する刈取部、（Ｃ）は排藁チエン（１
９）の終端部をのぞませる排藁処理部、（Ｄ）は運転席
（２０）および運転操作部（２１）を備える操縦部、
（Ｅ）はエンジン、（２２）は前記エンジン（Ｅ）の前
方に配設して脱穀部（Ｂ）からの穀粒を揚穀筒（２３）
介して貯溜する穀粒タンク、（２４）は前記穀粒タンク
（２２）内の穀粒を機外に取出す排出オ−ガであって、
連続的に植立穀稈を刈取りその刈取った穀稈を脱穀処理
するように構成されている。
き具体的に説明するのであるが、この例図はコンバイン
の刈取部に施したもので示してあるので先ずコンバイン
全体の概略を「図４」「図５」および「図２」「図３」
により記載しておくと、図中、（１１）は走行クロ−ラ
（１２）を装設するトラックフレ−ム、（１３）はトラ
ックフレ−ム（１１）上に架設する機台、（Ｂ）はフィ
−ドチエン（１４）を左側に張設し扱胴（１５）等を内
蔵する脱穀部、（Ａ）は引起しケ−ス（１６）・刈刃
（１）・株元搬送チエン（１７）・穂先搬送タイン（１
８）などを具備する刈取部、（Ｃ）は排藁チエン（１
９）の終端部をのぞませる排藁処理部、（Ｄ）は運転席
（２０）および運転操作部（２１）を備える操縦部、
（Ｅ）はエンジン、（２２）は前記エンジン（Ｅ）の前
方に配設して脱穀部（Ｂ）からの穀粒を揚穀筒（２３）
介して貯溜する穀粒タンク、（２４）は前記穀粒タンク
（２２）内の穀粒を機外に取出す排出オ−ガであって、
連続的に植立穀稈を刈取りその刈取った穀稈を脱穀処理
するように構成されている。
【０００７】また、前記の刈取部（Ａ）は、大形分草板
（２５）と小形分草体（２６）を介し受入れる植立穀稈
を引起す横回し形の引起しタイン（２７）を有し後傾姿
勢にして横方向に数本のものを列設する４条刈用の引起
しケ−ス（１６）と、この引起された穀稈の株元側を掻
き込むところの２組の掻き込みホイル（２）（３）と掻
き込みベルト（４）（５）と、穀稈の株元を刈取る刈刃
（１）と、刈取穀稈の右側２条分の穀稈の株元側を左斜
め後方に挟持搬送する右株元搬送チエン（１７ａ）と右
側２条分の穀稈の穂先側を左斜め後方のフィ−ドチエン
（１４）の送り始端近傍部まで係止後送する右穂先搬送
タイン（１８ａ）と、左側２条分の穀稈の株元側および
穂先側を右斜め後方に搬送し右株元搬送チエン（１７
ａ）の送り終端部位置近傍に合流させる左株元搬送チエ
ン（１７ｂ）および左穂先搬送タイン（１８ｂ）と、前
記右株元搬送チエン（１７ａ）の送り終端部に合流する
４条分の株元側を前記フィ−ドチエン（１４）の送り始
端部に搬送受継ぎするため始端部を右株元搬送チエン
（１７ａ）終端部の下側に位置させた縦搬送チエン（２
８）と、前記右穂先搬送タイン（１８ａ）と縦搬送チエ
ン（２８）の送り終端部上下略中間高さ位置に設けてフ
ィ−ドチエン（１４）に適正姿勢で穀稈を受継がせる補
助搬送チエン（２９）とを備え、刈取られた４条分の穀
稈をＹ字形に後送してフィ−ドチエン（１４）に受継が
せ脱穀処理するように構成し、その刈取脱穀作業にあた
っては、刈取部（Ａ）は刈取入力ケ−ス（３０）の軸芯
を支点にしてシリンダ−機構（３１）により上下動調節
可能になっていて、刈り高さの調節や回行時における上
昇を行なわせながら作業を続行するのである。
（２５）と小形分草体（２６）を介し受入れる植立穀稈
を引起す横回し形の引起しタイン（２７）を有し後傾姿
勢にして横方向に数本のものを列設する４条刈用の引起
しケ−ス（１６）と、この引起された穀稈の株元側を掻
き込むところの２組の掻き込みホイル（２）（３）と掻
き込みベルト（４）（５）と、穀稈の株元を刈取る刈刃
（１）と、刈取穀稈の右側２条分の穀稈の株元側を左斜
め後方に挟持搬送する右株元搬送チエン（１７ａ）と右
側２条分の穀稈の穂先側を左斜め後方のフィ−ドチエン
（１４）の送り始端近傍部まで係止後送する右穂先搬送
タイン（１８ａ）と、左側２条分の穀稈の株元側および
穂先側を右斜め後方に搬送し右株元搬送チエン（１７
ａ）の送り終端部位置近傍に合流させる左株元搬送チエ
ン（１７ｂ）および左穂先搬送タイン（１８ｂ）と、前
記右株元搬送チエン（１７ａ）の送り終端部に合流する
４条分の株元側を前記フィ−ドチエン（１４）の送り始
端部に搬送受継ぎするため始端部を右株元搬送チエン
（１７ａ）終端部の下側に位置させた縦搬送チエン（２
８）と、前記右穂先搬送タイン（１８ａ）と縦搬送チエ
ン（２８）の送り終端部上下略中間高さ位置に設けてフ
ィ−ドチエン（１４）に適正姿勢で穀稈を受継がせる補
助搬送チエン（２９）とを備え、刈取られた４条分の穀
稈をＹ字形に後送してフィ−ドチエン（１４）に受継が
せ脱穀処理するように構成し、その刈取脱穀作業にあた
っては、刈取部（Ａ）は刈取入力ケ−ス（３０）の軸芯
を支点にしてシリンダ−機構（３１）により上下動調節
可能になっていて、刈り高さの調節や回行時における上
昇を行なわせながら作業を続行するのである。
【０００８】次に本考案の要部である刈取穀稈の株元側
掻き込み装置について記載すると、このものは前述した
ように、数本の引起しケ−スを横方向に列設するととも
に２組の掻き込みホイル（２）（３）・（２）（３）と
掻き込みベルト（４）（５）・（４）（５）が設けられ
て引起して刈取った２条分ずつを掻き込み挟持して後送
するところの、いわゆる４条刈りのもので、左側のもの
と右側のものとは同一の構成になっているので一方側の
ものについて記載し他方側のものは同じ符号を付してそ
の説明を省略する。
掻き込み装置について記載すると、このものは前述した
ように、数本の引起しケ−スを横方向に列設するととも
に２組の掻き込みホイル（２）（３）・（２）（３）と
掻き込みベルト（４）（５）・（４）（５）が設けられ
て引起して刈取った２条分ずつを掻き込み挟持して後送
するところの、いわゆる４条刈りのもので、左側のもの
と右側のものとは同一の構成になっているので一方側の
ものについて記載し他方側のものは同じ符号を付してそ
の説明を省略する。
【０００９】前記の掻き込みホイル（２）（３）は星形
に形成されて左右に互いに係合状態で対設されていて、
一方側の掻き込みホイル（２）の回転駆動によって他方
側のものが異方向に回転して穀稈を挟扼して繰り出し後
送するように構成され、この対設する掻き込みホイル
（２）（３）の上方には後退角をもたせた係送棒（３
２）を適当間隔おきに一体成形してなるゴム製無端帯の
掻き込みベルト（４）（５）を前方開きにしてハの字形
になるように一対配設して前記の掻き込みホイル（２）
（３）と一体となって回転するように装着され、各掻き
込みベルト（４）（５）の上側はベルトカバ−（３３）
によって覆われてそのベルト（４）（５）の係送棒（３
２）のみがベルトカバ−（３３）の周縁部（３３ａ）か
ら突出しながら回転するのである。
に形成されて左右に互いに係合状態で対設されていて、
一方側の掻き込みホイル（２）の回転駆動によって他方
側のものが異方向に回転して穀稈を挟扼して繰り出し後
送するように構成され、この対設する掻き込みホイル
（２）（３）の上方には後退角をもたせた係送棒（３
２）を適当間隔おきに一体成形してなるゴム製無端帯の
掻き込みベルト（４）（５）を前方開きにしてハの字形
になるように一対配設して前記の掻き込みホイル（２）
（３）と一体となって回転するように装着され、各掻き
込みベルト（４）（５）の上側はベルトカバ−（３３）
によって覆われてそのベルト（４）（５）の係送棒（３
２）のみがベルトカバ−（３３）の周縁部（３３ａ）か
ら突出しながら回転するのである。
【００１０】また、前記の小形分草体（２６）は大形分
草板（２５）（２５）間の中間部に位置して植立穀稈を
分草しながら引起しケ−ス（１６）の引起しタイン（２
７）側に穀稈を向かわせるものであって刈取部（Ａ）の
フレ−ム（３４）先端部に一体的に取着され、その小形
分草体（２６）後側のフレ−ム（３４）部分からは取付
体（３５）が上向きに突設されて、この取付体（３５）
から前記一対の掻き込みベルト（４）（５）の間に形成
された空間（６）に向けて株元ガイド（８）と株元ガイ
ドバネ（９）と補助ガイドバネ（１０）が平面視で菱形
状に延出され、その株元ガイド（８）と株元ガイドバネ
（９）および補助ガイドバネ（１０）の後側部における
両側部は前記掻き込みベルト（４）（５）の作用側
（７）にそって延設されて、そのうちの補助ガイドバネ
（１０）は掻き込みベルト（４）（５）の作用側（７）
深く侵入させている。
草板（２５）（２５）間の中間部に位置して植立穀稈を
分草しながら引起しケ−ス（１６）の引起しタイン（２
７）側に穀稈を向かわせるものであって刈取部（Ａ）の
フレ−ム（３４）先端部に一体的に取着され、その小形
分草体（２６）後側のフレ−ム（３４）部分からは取付
体（３５）が上向きに突設されて、この取付体（３５）
から前記一対の掻き込みベルト（４）（５）の間に形成
された空間（６）に向けて株元ガイド（８）と株元ガイ
ドバネ（９）と補助ガイドバネ（１０）が平面視で菱形
状に延出され、その株元ガイド（８）と株元ガイドバネ
（９）および補助ガイドバネ（１０）の後側部における
両側部は前記掻き込みベルト（４）（５）の作用側
（７）にそって延設されて、そのうちの補助ガイドバネ
（１０）は掻き込みベルト（４）（５）の作用側（７）
深く侵入させている。
【００１１】そしてこれら株元ガイド（８）と株元ガイ
ドバネ（９）と補助ガイドバネ（１０）は側方視では
「図２」に示すように、このうちの株元ガイド（８）は
やや斜め後下方に向けたのち斜め上向きに折曲して前記
掻き込みホイル（２）（３）の上側に位置させ、株元ガ
イドバネ（９）は斜め後上方に向けて掻き込みベルト
（４）（５）を覆うベルトカバ−（３３）の上側に位置
させるとともに、補助ガイドバネ（１０）は斜め後下方
に折曲して前記の株元ガイド（８）の外側部に当接させ
たのち斜め上向きに折曲して延出され掻き込みベルト
（４）（５）の下側に位置するようにし、また、前記の
補助ガイドバネ（１０）は線径を小にして作用側（７）
への押圧弾性力を株元ガイドバネ（９）よりも弱いもの
にしてある。
ドバネ（９）と補助ガイドバネ（１０）は側方視では
「図２」に示すように、このうちの株元ガイド（８）は
やや斜め後下方に向けたのち斜め上向きに折曲して前記
掻き込みホイル（２）（３）の上側に位置させ、株元ガ
イドバネ（９）は斜め後上方に向けて掻き込みベルト
（４）（５）を覆うベルトカバ−（３３）の上側に位置
させるとともに、補助ガイドバネ（１０）は斜め後下方
に折曲して前記の株元ガイド（８）の外側部に当接させ
たのち斜め上向きに折曲して延出され掻き込みベルト
（４）（５）の下側に位置するようにし、また、前記の
補助ガイドバネ（１０）は線径を小にして作用側（７）
への押圧弾性力を株元ガイドバネ（９）よりも弱いもの
にしてある。
【００１２】このような構成であるから、大形分草板
（２５）と小形分草体（２６）によって分草され引起し
タイン（２７）によって引起され刈刃（１）によって刈
取られた穀稈は、掻き込みベルト（４）（５）の係送棒
（３２）により掻き込まれながら掻き込みホイル（２）
（３）と掻き込みベルト（４）（５）のそれぞれの上側
に位置する菱形状の株元ガイド（８）と株元ガイドバネ
（９）およびこの掻き込みベルト（４）（５）の下側に
位置するように延出された補助ガイドバネ（１０）とに
よって掻き込みベルト（４）（５）の作用側（７）に案
内され挟持されて後送されるようになるが、その際、補
助ガイドバネ（１０）はその弾性力が弱いので掻き込み
穀稈量が通常のときは掻き込まれる穀稈に押されて「図
１」に仮想線で示すように退避し、またこの補助ガイド
バネ（１０）は本来掻き込みベルト（４）（５）の作用
側（７）に深く侵入しているから穀稈の量が少量になっ
ても確実に挟持するようになるとともに、この補助ガイ
ドバネ（１０）は掻き込みベルト（４）（５）を覆うベ
ルトカバ−（３３）と株元ガイドバネ（９）によって押
えられた穀稈の下側部分を押えるようになって穀稈の挟
持をさらに確実なものにして後送するのである。
（２５）と小形分草体（２６）によって分草され引起し
タイン（２７）によって引起され刈刃（１）によって刈
取られた穀稈は、掻き込みベルト（４）（５）の係送棒
（３２）により掻き込まれながら掻き込みホイル（２）
（３）と掻き込みベルト（４）（５）のそれぞれの上側
に位置する菱形状の株元ガイド（８）と株元ガイドバネ
（９）およびこの掻き込みベルト（４）（５）の下側に
位置するように延出された補助ガイドバネ（１０）とに
よって掻き込みベルト（４）（５）の作用側（７）に案
内され挟持されて後送されるようになるが、その際、補
助ガイドバネ（１０）はその弾性力が弱いので掻き込み
穀稈量が通常のときは掻き込まれる穀稈に押されて「図
１」に仮想線で示すように退避し、またこの補助ガイド
バネ（１０）は本来掻き込みベルト（４）（５）の作用
側（７）に深く侵入しているから穀稈の量が少量になっ
ても確実に挟持するようになるとともに、この補助ガイ
ドバネ（１０）は掻き込みベルト（４）（５）を覆うベ
ルトカバ−（３３）と株元ガイドバネ（９）によって押
えられた穀稈の下側部分を押えるようになって穀稈の挟
持をさらに確実なものにして後送するのである。
【００１３】
【考案の効果】本考案による装置は以上詳述したよう
に、刈刃（１）によって刈取られた穀稈の株元側を、左
右に対設する掻き込みホイル（２）（３）とその上方に
前方開きでハの字形にした一対の掻き込みベルト（４）
（５）とこの掻き込みベルト（４）（５）により形成さ
れる空間（６）に平面視で菱形状にして掻き込みベルト
（４）（５）の作用側（７）に刈取穀稈を案内する株元
ガイド（８）と株元ガイドバネ（９）により挟持して後
送する装置において、前記株元ガイド（８）を掻き込み
ホイル（２）（３）の上側に位置させ株元ガイドバネ
（９）を掻き込みベルト（４）（５）の上側に設け、ま
た補助ガイドバネ（１０）を掻き込みベルト（４）
（５）の下側に位置させて追加するとともにこの掻き込
みベルト（４）（５）の作用側（７）深く侵入させ、か
つその弾性力を株元ガイドバネ（９）よりも弱くして構
成したことを特徴とするものであるから、刈刃（１）に
よって刈取られた穀稈は、掻き込みベルト（４）（５）
により掻き込まれながら掻き込みホイル（２）（３）と
掻き込みベルト（４）（５）のそれぞれの上側に位置す
る株元ガイド（８）と株元ガイドバネ（９）および掻き
込みベルト（４）（５）の下側に追加された補助ガイド
バネ（１０）とによって掻き込みベルト（４）（５）の
作用側（７）に案内され挟持されて後送されるようにな
るが、その際、追加された補助ガイドバネ（１０）はそ
の弾性力が弱いので掻き込み穀稈量が通常のときはこの
補助ガイドバネ（１０）は掻き込まれる穀稈に押されて
退避し穀稈の搬送作用を邪魔せず、また補助ガイドバネ
（１０）は本来掻き込みベルト（４）（５）の作用側
（７）に深く侵入しているから穀稈の量が少量になって
も確実に挟持して稈こぼれを起こすことなく搬送し、し
かもこの補助ガイドバネ（１０）は掻き込みベルト
（４）（５）の上側部分を株元ガイドバネ（９）によっ
て押えられた穀稈の下側部分を押えるようになって穀稈
が稈身方向にズレることもなく穀稈に乱れを生じさせな
いようになって、従来のものよりも一段と性能の良いも
のを具現できたのである。
に、刈刃（１）によって刈取られた穀稈の株元側を、左
右に対設する掻き込みホイル（２）（３）とその上方に
前方開きでハの字形にした一対の掻き込みベルト（４）
（５）とこの掻き込みベルト（４）（５）により形成さ
れる空間（６）に平面視で菱形状にして掻き込みベルト
（４）（５）の作用側（７）に刈取穀稈を案内する株元
ガイド（８）と株元ガイドバネ（９）により挟持して後
送する装置において、前記株元ガイド（８）を掻き込み
ホイル（２）（３）の上側に位置させ株元ガイドバネ
（９）を掻き込みベルト（４）（５）の上側に設け、ま
た補助ガイドバネ（１０）を掻き込みベルト（４）
（５）の下側に位置させて追加するとともにこの掻き込
みベルト（４）（５）の作用側（７）深く侵入させ、か
つその弾性力を株元ガイドバネ（９）よりも弱くして構
成したことを特徴とするものであるから、刈刃（１）に
よって刈取られた穀稈は、掻き込みベルト（４）（５）
により掻き込まれながら掻き込みホイル（２）（３）と
掻き込みベルト（４）（５）のそれぞれの上側に位置す
る株元ガイド（８）と株元ガイドバネ（９）および掻き
込みベルト（４）（５）の下側に追加された補助ガイド
バネ（１０）とによって掻き込みベルト（４）（５）の
作用側（７）に案内され挟持されて後送されるようにな
るが、その際、追加された補助ガイドバネ（１０）はそ
の弾性力が弱いので掻き込み穀稈量が通常のときはこの
補助ガイドバネ（１０）は掻き込まれる穀稈に押されて
退避し穀稈の搬送作用を邪魔せず、また補助ガイドバネ
（１０）は本来掻き込みベルト（４）（５）の作用側
（７）に深く侵入しているから穀稈の量が少量になって
も確実に挟持して稈こぼれを起こすことなく搬送し、し
かもこの補助ガイドバネ（１０）は掻き込みベルト
（４）（５）の上側部分を株元ガイドバネ（９）によっ
て押えられた穀稈の下側部分を押えるようになって穀稈
が稈身方向にズレることもなく穀稈に乱れを生じさせな
いようになって、従来のものよりも一段と性能の良いも
のを具現できたのである。
【図１】本考案による装置の要部を示す平面図である。
【図２】刈取部の側面図である。
【図３】同刈取部の各部の配置を示す平面図である。
【図４】コンバイン全体の平面図である。
【図５】同コンバイン全体の側面図である。
１ 刈刃 ２ 掻き込みホイル ３ 掻き込みホイル ４ 掻き込みベルト ５掻き込みベルト ６ 空間 ７ 作用側 ８ 株元ガイド ９ 株元ガイドバネ １０ 補助ガイドバネ
Claims (1)
- 【請求項１】 刈刃（１）によって刈取られた穀稈の株
元側を、左右に対設する掻き込みホイル（２）（３）と
その上方に前方開きでハの字形にした一対の掻き込みベ
ルト（４）（５）とこの掻き込みベルト（４）（５）に
より形成される空間（６）に平面視で菱形状にして掻き
込みベルト（４）（５）の作用側（７）に刈取穀稈を案
内する株元ガイド（８）と株元ガイドバネ（９）により
挟持して後送する装置において、前記株元ガイド（８）
を掻き込みホイル（２）（３）の上側に位置させ株元ガ
イドバネ（９）を掻き込みベルト（４）（５）の上側に
設け、また補助ガイドバネ（１０）を掻き込みベルト
（４）（５）の下側に位置させて追加するとともにこの
掻き込みベルト（４）（５）の作用側（７）深く侵入さ
せ、かつその弾性力を株元ガイドバネ（９）よりも弱く
して構成したことを特徴とする刈取穀稈株元側掻き込み
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1471191U JP2533442Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 刈取穀稈株元側掻き込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1471191U JP2533442Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 刈取穀稈株元側掻き込み装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04106930U JPH04106930U (ja) | 1992-09-16 |
| JP2533442Y2 true JP2533442Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=31902142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1471191U Expired - Fee Related JP2533442Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 刈取穀稈株元側掻き込み装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2533442Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP1471191U patent/JP2533442Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04106930U (ja) | 1992-09-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2533442Y2 (ja) | 刈取穀稈株元側掻き込み装置 | |
| JP2540653Y2 (ja) | 刈取穀稈株元側掻込装置 | |
| CN2383313Y (zh) | 一种禾秆切割后成纵向条铺的先脱后割联合收割机 | |
| JPH0135638Y2 (ja) | ||
| JP2607059Y2 (ja) | コンバインにおける穀稈継送装置 | |
| JPS602741Y2 (ja) | コンバインの穀稈搬送装置 | |
| JPS5936987Y2 (ja) | 収穫機の穀稈分草装置 | |
| JPH0437394Y2 (ja) | ||
| JP3258808B2 (ja) | コンバインにおける穀稈搬送装置 | |
| JPH11168950A (ja) | コンバイン等の刈取集送案内杆 | |
| JPS6119608Y2 (ja) | ||
| JPS6137219Y2 (ja) | ||
| JP2000092964A (ja) | コンバイン | |
| JP3053060B2 (ja) | 全稈投入型コンバインの穀稈搬送装置 | |
| JP2565365Y2 (ja) | コンバインにおける穀稈引起搬送装置 | |
| JPS602748Y2 (ja) | 収穫機の穀稈分草装置 | |
| JP3295742B2 (ja) | コンバインの刈取装置 | |
| JP2540630Y2 (ja) | 多条刈りコンバインの刈取穀稈株元搬送装置 | |
| JPS5915866Y2 (ja) | コンバインにおける穀稈掻込み装置 | |
| JPS5836251Y2 (ja) | コンバインにおける刈取搬送装置 | |
| JPH0438663Y2 (ja) | ||
| JP2502359Y2 (ja) | 汎用コンバイン | |
| JP3707193B2 (ja) | コンバイン | |
| JP3449753B2 (ja) | 多条刈りコンバインの刈取穀稈搬送装置 | |
| JPH0646273Y2 (ja) | 汎用形コンバインの分草引起し装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |