JP2533033B2 - ホログラム転写シ―ト - Google Patents

ホログラム転写シ―ト

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JP2533033B2
JP2533033B2 JP4089824A JP8982492A JP2533033B2 JP 2533033 B2 JP2533033 B2 JP 2533033B2 JP 4089824 A JP4089824 A JP 4089824A JP 8982492 A JP8982492 A JP 8982492A JP 2533033 B2 JP2533033 B2 JP 2533033B2
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喜春 油井
哲郎 入田
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2250/00Laminate comprising a hologram layer
    • G03H2250/12Special arrangement of layers

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  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気とホログラムの複
合転写シートに関し、さらに詳しくは、ホログラムによ
る視覚効果及び磁気による機械情報処理能力を有する、
磁気とホログラムが一体化した転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカード等において、磁
気層を施され、機械情報処理能力を有するもの、もくし
は磁気層及びホログラムが異なる部分に施され、機械情
報処理能力を有するとともに、装飾的にも優れたものが
知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらは限られたカー
ドスペースに於いてそれぞれの占有面積を必要としカー
ドのデザインを施すに当たり制約をうける欠点があり、
又、磁気部は黒色、茶色等のため装飾的な面で美麗さに
欠けるという欠点がある。
【0004】本発明は、上記従来の欠点に鑑みなされた
もので、磁気層とホログラムが一体化し、それらの占め
る占有面積を少なくすることが出来るので、カードデザ
イン上有利であり、着色層を設ければよりカラフルなデ
ザインのカードを得ることが出来、しかも機械情報処理
を行なえるカードを得ることが出来るホログラム入磁気
転写シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、支持体
の片面にホログラム形成層、磁気記録層、接着層が順次
積層されているホログラム転写シートであって、磁気記
録層が金属の単独もしくは合金の蒸着により形成されて
いることを特徴とするホログラム転写シートを要旨とす
るものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明シートの実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明ホログラム転写シート
の一実施例を示すもので、図中1はホログラム転写シー
ト(以下、単に転写シートという)である。前記シート
1は支持体2の片面に保護層3、ホログラム形成層4、
金属反射層5、磁気記録層6、接着層7を順次形成して
なるものである。尚、図中8はホログラム形成部であ
る。
【0007】本発明に於ける支持体2としては、種々の
プラスチックフィルムが使用可能であるが、抗張力、耐
熱性を兼ね備えたポリエステルフィルムが好ましい。
【0008】本発明に於ける保護層3としてはポリメチ
ルメタクリレート樹脂と他の熱可塑性樹脂、例えば塩化
ビニル/酢酸ビニル共重合体もしくはニトロセルロース
樹脂との混合物、又はポリメチルメタクリレート樹脂と
ポリエチレンワックスとの混合物等が挙げられ、又、酢
酸セルロース樹脂と熱硬化性樹脂、例えばエポキシ樹
脂、フェノール樹脂、熱硬化型アクリル樹脂もしくはメ
ラミン樹脂との混合物が好ましい例として挙げられる。
【0009】本発明に於いて、ホログラム形成層4の材
質として、ポリ塩化ビニル、アクリル(例、MMA)、
ポリスチレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、不
飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、ポリエステル
(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メ
タ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、
メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン系アクリレ
ート等の熱硬化性樹脂を硬化させたもの、或いは、上記
熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の混合物が使用可能であ
る。
【0010】本発明に於いて、金属反射層5の材質とし
て、アルミニウム、銀、ニッケル、金、銅、錫、インジ
ウム、コバルトの箔もしくは蒸着層が挙げられ、特にア
ルミニウムの箔もしくは蒸着層が好適である。
【0011】本発明に於いて、磁気記録層6は例えば公
知の磁気塗料を用いて印刷もしくは塗布方法により形成
したものである。磁気塗料としては例えば、ブチラール
樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹
脂、スチレン/マレイン酸共重合樹脂等の合成樹脂をバ
インダー樹脂とし、必要に応じ、ニトリルゴム等のゴム
系樹脂、ウレタンエラストマーを添加し、磁性体として
はγ−Fe2 3 、Co含有Fe2 3 、Fe3 4
バリウムフエライト、ストロンチウムフエライト、Co
・Ni・Fe・Crの単独もしくは合金、希土類Co磁
性体の他、界面活性剤、シランカップリング剤、可塑
剤、ワックス、シリコーンオイル、カーボンその他の顔
料を必要に応じて添加し、3本ロール、サンドミル、ボ
ールミル等により混練して作成したものを用いることが
できる。
【0012】磁気記録層6は上記の塗布型以外にも、近
年高密度記録の可能な点で注目されている蒸着、特に斜
方蒸着によって形成された金属薄膜型のものでもよい。
例えばニッケルやコバルトの単独もしくは合金の斜方蒸
着膜がその具体例である。
【0013】本発明に於ける接着層7としては、ヒート
シール性の良好な塩酢ビ共重合体等の合成樹脂が使用可
能である。
【0014】本発明に於いて、保護層3から金属反射層
5までの総厚みは2〜10μであり、好ましくは2〜6
μである。上記厚みを2〜10μの範囲にすることによ
り、機械情報処理に支障なく磁気カードに使用すること
が出来る。
【0015】上記のように構成される転写シート1を形
成するに当たっては種々の方法があるが、例えば、支持
体2片面に保護層3を従来公知の方法で塗布した後、ホ
ログラム形成層4を形成する樹脂組成物を塗布し、従来
公知の方法でホログラム形成部8を形成する。次に、金
属反射層5を真空蒸着法により形成した後、磁気記録層
6、接着層7を順次塗布して転写シート1を形成する。
【0016】上記の様に構成される本発明転写シート1
を使用するに際しては、例えば、図2、図3に示す如
く、転写シート1を所要の大きさ、形状に切断し、カー
ド9に例えば加熱融着する等により貼着した後、支持体
2を剥離してホログラム形成部8及び磁気記録層6を有
するカード9を形成する。形成されたカード9はホログ
ラム形成部8及び磁気記録層6が一体に形成されてお
り、必要に応じてカード表面の占有面積を小さくするこ
とが出来、その結果カードの装飾性を与える部分が大き
くなり、装飾性大なるカードが得られる。又、磁気記録
層6上面にホログラム形成部8が形成されているため、
磁気記録層6の黒色、茶色等の色が隠れて美麗なカード
9が得られる。
【0017】図4は、本発明転写シート1の他の実施例
を示すもので、保護層3とホログラム形成層4との間に
着色層10を設けたものである。着色層10としては、
合成樹脂が使用可能であり、樹脂中に顔料を添加して着
色した樹脂組成物を塗布して形成してもよく、合成樹脂
のフィルム上に印刷を施したものを貼着して形成しても
よい。着色層10が形成された転写シート1はカード等
に使用した際、カラフルなデザインのカードを得ること
が出来る。以下具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細
に説明する。
【0018】実施例1 基材として厚み25μのポリエステルフィルムを用い、
このフィルムの片面に下記(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)の各組成物を用い、剥離保護層(厚さ
0.5μ)、ホログラム形成層(厚さ2.5μ)、金属
反射層(500〜1000μ)、磁気記録層(15
μ)、ヒートシール層(5μ)を順次塗布形成して転写
シートを作成した。尚、金属反射層は塗布ではなく真空
蒸着法を用いて積層した。
【0019】上記積層した転写シートを0.1ミリの透
明硬質塩化ビニルフィルムに熱転写し、支持体を取り除
いた後、乳白及び透明硬質塩化ビニルフィルムを0.7
〜0.8ミリの厚さになるように積層し、加熱,加圧に
より一枚の板にし、打ち抜きによりカードサイズ(54
ミリ×86ミリ)に打ち抜くことにより、ホログラム、
磁気入りのプラスチックカードを作成した。得られたカ
ードは美麗な外観を呈し、機械情報処理能力も優れたも
のであった。
【0020】(1)剥離性保護層組成物 酢酸セルロース樹脂・・・・・・・・・5重量部 メタノール・・・・・・・・・・・・25重量部 MEK・・・・・・・・・・・・・・45重量部 トルエン・・・・・・・・・・・・・25重量部 メチロール化メラミン樹脂・・・・0.5重量部 パラトルエンスルフォン酸・・・0.05重量部 (2)ホログラム形成層組成物 アクリル樹脂・・・・・・・・・・・40重量部 メラミン樹脂・・・・・・・・・・・10重量部 アノン・・・・・・・・・・・・・・50重量部 MEK・・・・・・・・・・・・・・50重量部 (3)反射層 アルミ (4)磁気記録層組成物 γ−Fe2 3 ・・・・・・・・・・30重量部 塩酢ビ共重合体・・・・・・・・・・・3重量部 ポリウレタンエラストマー・・・・・20重量部 トルエン・・・・・・・・・・・・・15重量部 MEK・・・・・・・・・・・・・・15重量部 IPA・・・・・・・・・・・・・・16重量部 (5)接着層組成物 塩酢ビ共重合体・・・・・・・・・・20重量部 アクリル樹脂・・・・・・・・・・・10重量部 酢酸エチル・・・・・・・・・・・・20重量部 トルエン・・・・・・・・・・・・・50重量部
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のホログラ
ム転写シートは、支持体の片面にホログラム形成層、磁
気記録層、接着層が順次積層されているホログラム転写
シートであって、磁気記録層が金属の単独もしくは合金
の蒸着により形成されているものであるから、ホログラ
ム形成層と磁気記録層を積層してなるものであり、例え
ばクレジットカード等に使用すれば表面に美麗なホログ
ラムを有し、ホログラムによる視覚効果が得られ、しか
も機械的情報処理を行うことの出来るカードを得ること
の出来る良好な転写シートである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明転写シートの一実施例を示す縦断面図で
ある。
【図2】本発明転写シートをカードに装着し支持体を剥
離している状態を示す斜示図である。
【図3】図2の断面図である。
【図4】本発明転写シートの他の実施例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 ホログラム転写シート 2 支持体 3 保護層 4 ホログラム形成層 5 金属反射層 6 磁気記録層 7 接着層

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の片面にホログラム形成層、磁気
    記録層、接着層が順次積層されているホログラム転写シ
    ートであって、磁気記録層が金属の単独もしくは合金の
    蒸着により形成されていることを特徴とするホログラム
    転写シート。
  2. 【請求項2】 前記磁気記録層が、斜方蒸着膜であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のホログラム転写シート。
  3. 【請求項3】 前記金属が、ニッケルまたはコバルトで
    あることを特徴とする請求項1又は2記載のホログラム
    転写シート。
  4. 【請求項4】 保護層が、支持体とホログラム形成層の
    間に形成されていることを特徴とする請求項1から3の
    いずれか1項記載のホログラム転写シート。
  5. 【請求項5】 着色層が、保護層とホログラム形成層の
    間に形成されていることを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項記載のホログラム転写シート。
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