JP2532551Y2 - 車両におけるダンパ取付構造 - Google Patents

車両におけるダンパ取付構造

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JP2532551Y2
JP2532551Y2 JP13475887U JP13475887U JP2532551Y2 JP 2532551 Y2 JP2532551 Y2 JP 2532551Y2 JP 13475887 U JP13475887 U JP 13475887U JP 13475887 U JP13475887 U JP 13475887U JP 2532551 Y2 JP2532551 Y2 JP 2532551Y2
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damper
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【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、車両におけるダンパ取付構造、特に車両に
一体的に設けたダンパ取付部にダンパ上部を取付けるに
際して、該ダンパ取付部に対するダンパの位置決めを容
易に行うことのできるようにしたダンパ取付構造に関す
る。
(2)従来の技術 この種のダンパとして、従来、内部に油および圧縮空
気等を封じ込められた円筒状のシリンダ部材を有し、そ
のシリンダ部材の上部の外側部に円周方向に沿って上方
に突出する複数のボルトが配設されているものが知られ
ている。このようなダンパは、その上部外側部に立設し
た前記複数のボルトを、車体側のダンパ取付部に設けら
れた複数のボルト挿通孔にその下方から挿通させ、それ
らのボルトの上方へ突出した部分にナットを螺合させる
ことにより、車体に固定される。
(3)考案が解決しようとする課題 ところで前記ダンパ取付部の複数のボルト挿通孔にダ
ンパ側の複数のボルトを挿通させる際には、それらの位
置合わせを行う必要があり、この場合において、車体
(ダンパ取付部)に対するダンパの軸心の位置決め(即
ち心合わせ)と、前記軸心回りのダンパの回転位置の位
置決めとの都合2種の位置決めを行う必要がある。この
ような2種の位置決めのうち、前記軸心回りのダンパの
回転位置の位置決めを自動的に行うことは容易ではな
い。かといって、前記位置合わせ作業を作業者が一々手
作業で行っていては作業能率が悪い。したがって、ダン
パ取付部に対するダンパの位置決め作業を自動的に行え
るようなダンパ取付構造、すなわち、前記ダンパのボル
トを自動的にダンパ取付部のボルト挿通孔に挿通させる
ことのできるようなダンパ取付構造が望まれる。
本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、ダンパ
上部に配設された複数のボルトをダンパ取付部のボルト
挿通孔に簡単的確に挿通させることのできる、車両にお
けるダンパ取付構造を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案のダンパ取付構造
は、車体に一体的に設けたダンパ取付部に互いに間隔を
おいて穿設される複数のボルト挿通孔に、その取付部の
下方で上下方向にのびるダンパの上部に立設した複数の
ボルトを下方より挿通し、それらボルトを介して前記ダ
ンパ取付部にダンパの上部を保持させるようにした、車
両におけるダンパ取付構造において、前記ダンパ取付部
には、前記複数のボルト挿通孔の相互間に在ってチャッ
クの挟持部が挿通し得るチャック挿通孔を穿設し、前記
ダンパの上部には、前記チャックの挟持部が前記チャッ
ク挿通孔を通して挟持可能な被挟持部を設け、前記チャ
ック挿通孔の内周には、前記被挟持部を挟持した状態に
ある前記チャックの挟持部を相対回転不能に係合させて
前記複数のボルトを前記複数のボルト挿通孔と対応する
位置に位置決めするための係合凹部を形成したことを特
徴とする。
(2)作用 前述の構成を備えた本考案のダンパ取付構造において
は、車体に一体的に設けられたダンパ取付部のチャック
挿通孔上方にチャックを配置し、下方にダンパを配置し
た状態でダンパ取付作業を行う。そして、チャック挿通
孔にその上方から前記チャックの挟持部を、該挿通孔の
係合凹部に係合させつつ挿通させ、その挟持部によりダ
ンパ上部の被挟持部を挟持する。この被挟持部を挟持し
た状態でチャックの挟持部はチャック挿通孔の係合凹部
に相対回転不能に挿通係合しているため、該挟持部に被
挟持部を挟持されたダンパは、チャック挿通孔(従って
ダンパ取付部)に対するダンパ軸線回りの位置が所定の
関係、即ち複数のボルトがボルト挿通孔とそれぞれ対応
するような関係位置に保持されることとなる。
この状態で前記チャックを上方に移動させてチャック
挿通孔より引き上げると、チャックの挟持部によって被
挟持部を挟持されたダンパが上方に追従移動し、ダンパ
上部に設けられた複数のボルトがダンパ取付部のボルト
挿通孔に下方から難なく挿通されることとなる。
(3)実施例 以下、図面を参照して本考案によるダンパ取付構造の
一実施例について説明する。第1図において、車体1に
は、エンジンルーム2の左右両側に位置するホイルハウ
スに対応する部分に、ダンパ取付部を構成するダンパ取
付ブラケット3が固着されている。ダンパ取付ブラケッ
ト3は、その中央部にチャック挿通孔3aが形成され、こ
のチャック挿通孔3aの内周には、その中心を挟んで相対
向するように一対の円弧状係合凹部3b,3bが形成されて
いる。これら係合凹部3b,3bは、第6,7図に示すチャック
Cの挟持部としての一対の挟持部材C1,C2が挿通係合さ
れる部分である。前記チャック挿通孔3aの径方向外方に
は、前記一対の係合凹部3b,3bの配列方向とは直交する
方向に並ぶ一対のボルト挿通孔3c,3cが配設されてい
る。
ダンパ6は、ダンパシリンダ7およびダンパロッド8
を有している。ダンパロッド8にはフランジ部8aおよび
上端ネジ部8bが設けられており、前記フランジ部8aの上
面にはワッシャ9が支持されている。このワッシャ9の
下面には円筒状の緩衝部材9aが固着されており、ワッシ
ャ9の上面には円筒状のカラー10が載置されている。こ
のカラー10の外側で前記ワッシャ9の上方には、下から
上に順次、ゴムブッシュ11、上方に膨出する中央膨出部
12aを有するダンパマウント12、このダンパマウント12
に溶接されたゴムブッシュ受け皿13およびゴムブッシュ
14が載置されている。前記ゴムブッシュ14の上側には、
前記カラー10の上端面と当接するワッシャ15が載置され
ている。そして、これらの各部材9〜15は前記ダンパロ
ッド8の上端ネジ部8bに螺合するセルフロックナット16
により前記フランジ部8aに押圧固定されている。
前記ダンパマウント12の前記中央膨出部12aは平面図
で円形をしており、その円形の直径は前記チャック挿通
孔3aを挿通可能な大きさに設定されている。そして、そ
の直径方向の両側にボルト挿通孔12b,12b(第4図参
照)が設けられている。また、前記ゴムブッシュ受け皿
13は平面図で略円形をしており、その直径は前記チャッ
ク挿通孔3aを挿通可能な大きさに設定されている。ま
た、前記ゴムブッシュ受け皿13の上端周縁部の、前記一
対の係合凹部3b,3bに対応する両側部には、周方向に間
隔をおいて並ぶ各一対の突起13a、13aおよび13b,13bが
形成されている。その各一対の突起13a,13a間および13
b,13b間には被挟持部13cおよび13dが形成されており、
被挟持部13cおよび13dのそれぞれの幅は前記チャックC
の挟持部材C1およびC2の幅に等しく設定される。そし
て、前記被挟持部13cおよび13dを結ぶ線分の方向は、前
記ボルト挿通孔12b,12bを結ぶ線分の方向と、垂直をな
す方向に設定されている。
前記ダンパシリンダ7には下部バネ受け部材17が固定
されている。また、前記ダンパマウント12の下面にはダ
ストカバー18と一体成形された上部バネ受け部材18aが
配置されている。そして、前記下部バネ受け部材17と前
記上部バネ受け部材18aとの間には圧縮コイルバネ19が
配設されている。この圧縮コイルバネ19の作用により上
部バネ受け部材18aは前記ダンパマウント12の下面に押
圧されている。上部バネ受け部材18aの上面には一対の
ボルト支持部18b,18b(第7図参照)が設けられてお
り、これらのボルト支持部18b,18bによって、前記ボル
ト挿通孔12b,12bを下方から上方に貫通するボルト20,20
の頭部が支持され、これにより各ボルト20の軸部はダン
パマウント12の上面に立設される。而して前述の符号7
〜20で示された部材からダンパ6が構成されている。
次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用を主
として第6図および第7図に基づいて説明する。車体1
およびダンパ6はそれぞれ図示しない搬送装置によっ
て、前記チャックCの下方位置に搬送されるようになっ
ている。そして車体1は、ダンパ取付ブラケット3のチ
ャック挿通孔3a内周における係合凹部3b,3bが前記チャ
ックCの挟持部材C1,C2の略真下に配置される位置で停
止される。またダンパ6はダンパ取付ブラケット3の下
方で且つその被挟持部13c,13dが前記係合凹部3b,3bの略
真下に配置される位置に鉛直な姿勢で保持される。
この状態において、前記チャックCを下降させてその
挟持部材C1,C2をチャック挿通孔3aの係合凹部3b,3bにそ
の上方から挿通させる。そして、チャックCの挟持部材
C1,C2によってダンパ6の被挟持部13c,13dを挟持する。
斯かる挟持状態で前記挟持部材C1,C2はチャック挿通
孔3a内周の係合凹部3b,3bに挿通されていて、チャック
挿通孔3a内で相対回転不能であるから、その挟持部材
C1,C2に被挟持部13a,13bを挟持されたダンパ6は、チャ
ック挿通孔3a(従ってダンパ取付ブラケット3)に対す
るダンパ軸線回りの位置が所定の関係、即ち複数のボル
ト20,20がボルト挿通孔3c,3cとそれぞれ対応するような
関係位置に保持されることとなる。
この状態でチャックCを上方に移動させれば、これに
挟持されたダンパ6が上方に追従移動し、これに伴い、
ダンパ6のボルト20,20の先端は、ダンパ取付ブラケッ
ト3のボルト挿通孔3b,3bを下方から挿通される。そこ
で、それらボルト20,20の先端部にナット21,21を螺合さ
せることによりダンパ取付ブラケット3にダンパ6を一
体的に取付けることができる。
以上、本考案によるダンパ取付構造の実施例を詳述し
たが、本考案は、前述の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱
することなく、種々の設計変更を行うことが可能であ
る。
例えば、チャックCの挟持部材の数およびダンパ6の
被挟持部の数をそれぞれ2個とする代わりに3個とする
ことが可能であり、また、前記ボルト20の数およびボル
ト挿通孔3bの数をそれぞれ2個とする代わりに3個以上
とすることも可能である。
C.考案の効果 前述の本考案のダンパ取付構造によれば、チャックの
挟持部を、ダンパ取付部のチャック挿通孔における係合
凹部に挿通係合させると共に、ダンパ取付部下方に位置
するダンパの上部の被挟持部を挟持することにより、ダ
ンパとダンパ取付部を所定の関係位置、即ちダンパ側の
複数のボルトをダンパ取付部側の複数のボルト挿通孔と
対応させる関係位置に簡単に位置決めすることができ、
この挟持状態のままチャックをチャック挿通孔より引き
上げると、ダンパの上昇と共に各ボルトを対応するボル
ト挿通孔に難なく挿通させることができる。その結果、
ダンパ取付部に対するダンパの、軸心回りの位置決めを
能率よく簡単的確に行うことができるから、ダンパ取付
作業の効率アップが図られ、またダンパ取付部のボルト
挿通孔にダンパのボルトを挿通させる作業の自動化も容
易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるダンパ取付構造の一実施例を適用
した車体の平面図、第2図は同実施例のダンパ取付部の
平面図、第3図は第2図のIII-III線断面図、第4図は
同実施例のダンパの平面図、第5図は第4図のV−V線
断面図、第6図は同実施例のダンパ取付部にダンパを取
付けた状態を示す平面図、第7図は第6図のVII-VII線
断面図、である。 C……チャック、C1,C2……挟持部としての挟持部材、
1……車体、3……ダンパ取付部としてのダンパ取付ブ
ラケット、3a……チャック挿通孔、3b……係合凹部、3c
……ボルト挿通孔、6……ダンパ、13c,13d……被挟持
部、20……ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体(1)に一体的に設けたダンパ取付部
    (3)に互いに間隔をおいて穿設される複数のボルト挿
    通孔(3c,3c)に、そのダンパ取付部(3)の下方で上
    下方向にのびるダンパ(6)の上部に立設した複数のボ
    ルト(20)を下方より挿通し、それらボルト(20)を介
    して前記ダンパ取付部(3)にダンパ(6)の上部を保
    持させるようにした、車両におけるダンパ取付構造にお
    いて、 前記ダンパ取付部(3)には、前記複数のボルト挿通孔
    (3c)の相互間に在ってチャック(C)の挟持部(C1,C
    2)が上方より挿通し得るチャック挿通孔(3a)を穿設
    し、前記ダンパ(6)の上部には、前記チャック(C)
    の挟持部(C1,C2)が前記チャック挿通孔(3a)を通し
    て挟持可能な被挟持部(13c,13d)を設け、前記チャッ
    ク挿通孔(3a)の内周には、前記被挟持部(13c,13d)
    を挟持した状態にある前記チャック(C)の挟持部
    (C1,C2)を相対回転不能に係合させて前記複数のボル
    ト(20)を前記複数のボルト挿通孔(3c)と対応する位
    置に位置決めするための係合凹部(3b)を形成したこと
    を特徴とする、車両におけるダンパ取付構造。
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JPS6439114U JPS6439114U (ja) 1989-03-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003182332A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Tokai Rubber Ind Ltd シール構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003182332A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Tokai Rubber Ind Ltd シール構造

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