JP2532121B2 - ヒドロキシフェネチルアミン誘導体 - Google Patents
ヒドロキシフェネチルアミン誘導体Info
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- JP2532121B2 JP2532121B2 JP63055685A JP5568588A JP2532121B2 JP 2532121 B2 JP2532121 B2 JP 2532121B2 JP 63055685 A JP63055685 A JP 63055685A JP 5568588 A JP5568588 A JP 5568588A JP 2532121 B2 JP2532121 B2 JP 2532121B2
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- amino
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は一般式(I) [式中R1,R2は独立して低級アルコキシ基又はヒドロキ
シ基を意味し、R3は低級アルコキシ基、アミノ基又は低
級アルキルアミノ基を意味し、m,nはそれぞれ1〜4の
整数を意味する。ただし、R1,R2が同時に低級アルコキ
シ基でnが1の場合を除く]で表わされる化合物及びそ
の塩に関する。
シ基を意味し、R3は低級アルコキシ基、アミノ基又は低
級アルキルアミノ基を意味し、m,nはそれぞれ1〜4の
整数を意味する。ただし、R1,R2が同時に低級アルコキ
シ基でnが1の場合を除く]で表わされる化合物及びそ
の塩に関する。
本発明化合物は、優れた抗潰瘍作用を有し、抗潰瘍薬
として有用な化合物である。
として有用な化合物である。
[従来の技術] 抗潰瘍作用を有する化合物としては特開昭55-31027号
公報、特開昭61-267542号公報に開示されているものが
知られている。
公報、特開昭61-267542号公報に開示されているものが
知られている。
[発明によって解決された問題点] 本発明者等は抗潰瘍作用を有する化合物を見い出すべ
く鋭意研究の結果、本発明を完成した。
く鋭意研究の結果、本発明を完成した。
[発明の構成] 本発明は、式(I)の化合物及びその塩に関する。
上記式中、低級アルキルアミノ基とは、モノ低級アル
キルアミノ基又はジ低級アルキルアミノ基を意味し、該
ジ低級アルキルアミノ基のアルキル基は同一または異な
っていてもよい。低級アルキル基としては、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル等があ
げられる。低級アルコキシ基としては、メトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、第三級ブトキシ等をあげることができる。
キルアミノ基又はジ低級アルキルアミノ基を意味し、該
ジ低級アルキルアミノ基のアルキル基は同一または異な
っていてもよい。低級アルキル基としては、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル等があ
げられる。低級アルコキシ基としては、メトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、第三級ブトキシ等をあげることができる。
式(I)の化合物は下記の方法により製造することが
できる。
できる。
[式中R5,R6は独立して低級アルコキシ基又はベンジル
オキシ基を、R7,R8は独立してヒドロキシ基又は低級ア
ルコキシ基を意味し、R3,m及びnは前記に同じ。ただ
し、R7及びR8が同時に低級アルコキシ基の場合を除
く。] 即ち、式(II)の化合物を式(III)の化合物と適当
な有機溶媒中又は無溶媒下反応させることにより式(I
V)の化合物(式(I)においてR1及びR2が低級アルコ
キシ基で、nが2〜4の整数である化合物を含む)を製
造することができる。溶媒としてはクロロホルム、エー
テル、ベンゼン、ジメチルホルムアミド等をあげること
ができる。該反応はアルカリ金属の水酸化物、アルカリ
土類金属の水酸化物等の脱酸剤の存在下行なってもよく
通常40〜80℃の温度で5〜24時間行なわれる。
オキシ基を、R7,R8は独立してヒドロキシ基又は低級ア
ルコキシ基を意味し、R3,m及びnは前記に同じ。ただ
し、R7及びR8が同時に低級アルコキシ基の場合を除
く。] 即ち、式(II)の化合物を式(III)の化合物と適当
な有機溶媒中又は無溶媒下反応させることにより式(I
V)の化合物(式(I)においてR1及びR2が低級アルコ
キシ基で、nが2〜4の整数である化合物を含む)を製
造することができる。溶媒としてはクロロホルム、エー
テル、ベンゼン、ジメチルホルムアミド等をあげること
ができる。該反応はアルカリ金属の水酸化物、アルカリ
土類金属の水酸化物等の脱酸剤の存在下行なってもよく
通常40〜80℃の温度で5〜24時間行なわれる。
得られた式(IV)の化合物を、反応に関与しない溶媒
中BBr3と処理することにより式(Ia)の化合物を製造す
ることができる。反応に関与しない溶媒としてはジクロ
ロロメタン、クロロホルム等が挙げられる。使用するBB
r3の量はR5,R6及びR7,R8の組み合わせにより、原料に対
し0.5倍モル以上であればよい。反応は通常氷冷下より
使用する溶媒の沸点までの間で、0.5〜2時間行われ
る。また式(IV)においてR5,R6の一方又は両方がベン
ジルオキシ基である化合物を溶媒中接触還元にふして
も、目的化合物を得ることが出来る。この際の溶媒とし
てはメタノール、エタノール等が、又触媒としてはパラ
ジウム、パラジウム−炭等が挙げられる。反応は通常室
温で水素の吸収が終了するまで行われる。
中BBr3と処理することにより式(Ia)の化合物を製造す
ることができる。反応に関与しない溶媒としてはジクロ
ロロメタン、クロロホルム等が挙げられる。使用するBB
r3の量はR5,R6及びR7,R8の組み合わせにより、原料に対
し0.5倍モル以上であればよい。反応は通常氷冷下より
使用する溶媒の沸点までの間で、0.5〜2時間行われ
る。また式(IV)においてR5,R6の一方又は両方がベン
ジルオキシ基である化合物を溶媒中接触還元にふして
も、目的化合物を得ることが出来る。この際の溶媒とし
てはメタノール、エタノール等が、又触媒としてはパラ
ジウム、パラジウム−炭等が挙げられる。反応は通常室
温で水素の吸収が終了するまで行われる。
[発明の効果] 本発明化合物の優れた抗潰瘍作用は、高木、岡部等の
水浸拘束ストレス潰瘍法(ジャパニーズ・ジャーナル・
オブ・ファーマコロジー;18巻,9頁,1968年参照)に準じ
た抗潰瘍試験により確認された。即ち、実験動物として
1群7匹のラット(体重300g前後)を選び、水温21℃で
7時間水浸拘束して実験潰瘍モデルを作成し、本発明化
合物の抑制効果を検討した。結果を表1に示した。
水浸拘束ストレス潰瘍法(ジャパニーズ・ジャーナル・
オブ・ファーマコロジー;18巻,9頁,1968年参照)に準じ
た抗潰瘍試験により確認された。即ち、実験動物として
1群7匹のラット(体重300g前後)を選び、水温21℃で
7時間水浸拘束して実験潰瘍モデルを作成し、本発明化
合物の抑制効果を検討した。結果を表1に示した。
本発明化合物−1: 3−[[2−[[2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)
エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミノ]−N−
メチルベンズアミド 対照化合物: 3−[[2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エ
チル]アミノ]−2−オキソエチル]アミノ]−N−メ
チルベンズアミド(特開昭61-267542号参照) 表1に示される通り、本発明化合物は対照化合物に比
し優れたストレス潰瘍抑制作用を示した。従って、本発
明化合物は抗潰瘍剤として優れたものである。
エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミノ]−N−
メチルベンズアミド 対照化合物: 3−[[2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エ
チル]アミノ]−2−オキソエチル]アミノ]−N−メ
チルベンズアミド(特開昭61-267542号参照) 表1に示される通り、本発明化合物は対照化合物に比
し優れたストレス潰瘍抑制作用を示した。従って、本発
明化合物は抗潰瘍剤として優れたものである。
以下、参考例及び実施例を挙げて本発明を説明する。
参考例1 3−[[2−[[2−(4−ベンジルオキシ−メトキシ
フェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミ
ノ]−N−メチルベンズアミド i)2−クロロ−N−[2−(4−ベンジルオキシ−3
−メトキシフェニル)エチル]アセタミド 2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)
エチルアミン18.7gを70mlのクロロホルムに溶かし、ト
リエチルアミン7.34gを加え氷冷攪拌した。これにクロ
ロアセチルクロライド8.25gを20分間で滴下した。氷冷
下、更に室温で1時間攪拌した。反応液を2N塩酸、水で
順次洗い乾燥した。溶媒を留去し、得られた結晶をベン
ゼンより再結晶し白色針状晶として標記化合物14.3gを
得た。
フェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミ
ノ]−N−メチルベンズアミド i)2−クロロ−N−[2−(4−ベンジルオキシ−3
−メトキシフェニル)エチル]アセタミド 2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)
エチルアミン18.7gを70mlのクロロホルムに溶かし、ト
リエチルアミン7.34gを加え氷冷攪拌した。これにクロ
ロアセチルクロライド8.25gを20分間で滴下した。氷冷
下、更に室温で1時間攪拌した。反応液を2N塩酸、水で
順次洗い乾燥した。溶媒を留去し、得られた結晶をベン
ゼンより再結晶し白色針状晶として標記化合物14.3gを
得た。
融点103℃ 元素分析値C18H20ClNO3として 計算値:C,64.77;H,6.04;N,4.20 実測値:C,64.89;H,6.11;N,4.19 NMRスペクトル(CDCl3)δ: 2.75(2H,t,J=7Hz),3.53(2H,q,J=7Hz),3.88(3H,
s),4.01(2H,s),5.12(2H,s),6.4−6.9(4H,m),7.2
−7.8(5H,m)。
s),4.01(2H,s),5.12(2H,s),6.4−6.9(4H,m),7.2
−7.8(5H,m)。
ii)3−[[2−[[2−(4−ベンジルオキシ−3−
メトキシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチ
ル]アミノ]−N−メチルベンズアミド 2−クロロ−N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−
メトキシフェニル)エチル]アセタミド3.0g、3−アミ
ノ−N−メチルベンズアミド1.35g、炭酸カルシウム1.8
g、ヨー化ナトリウム1.35gをジメチルホルムアミド8ml
中50℃で2.5時間攪拌した。溶媒を留去しジクロロメタ
ン200mlを加え、10%亜硫酸ナトリウム水溶液、水、飽
和食塩水で順次洗浄し乾燥した。シリカゲルカラムクロ
マトにふし標記化合物28gを無色油状物として得た。
メトキシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチ
ル]アミノ]−N−メチルベンズアミド 2−クロロ−N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−
メトキシフェニル)エチル]アセタミド3.0g、3−アミ
ノ−N−メチルベンズアミド1.35g、炭酸カルシウム1.8
g、ヨー化ナトリウム1.35gをジメチルホルムアミド8ml
中50℃で2.5時間攪拌した。溶媒を留去しジクロロメタ
ン200mlを加え、10%亜硫酸ナトリウム水溶液、水、飽
和食塩水で順次洗浄し乾燥した。シリカゲルカラムクロ
マトにふし標記化合物28gを無色油状物として得た。
NMRスペクトル(CDCl3)δ: 2.69(2H,t,J=7Hz),2.95(3H,d,J=5Hz),3.50(2H,
q,J=7Hz),3.73(2H,bs),3.79(3H,s),5.07(2H,
s),6.15(1H,bs),6.4−7.2(6H,m),7.3−7.5(5H,
m)。
q,J=7Hz),3.73(2H,bs),3.79(3H,s),5.07(2H,
s),6.15(1H,bs),6.4−7.2(6H,m),7.3−7.5(5H,
m)。
参考例2 3−[[2−[[2−(3−ベンジルオキシ−4−メト
キシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]
アミノ]−N−メチルベンズアミド i)2−クロロ−N−[2−(3−ベンジルオキシ−4
−メトキシフェニル)エチル]アセタミド 2−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)
エチルアミンを参考例1-i)と同様に処理し標記化合物
を得た。
キシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]
アミノ]−N−メチルベンズアミド i)2−クロロ−N−[2−(3−ベンジルオキシ−4
−メトキシフェニル)エチル]アセタミド 2−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)
エチルアミンを参考例1-i)と同様に処理し標記化合物
を得た。
融点125〜127℃ 元素分析値C18H20ClNO3として 計算値:C,64.77;H,6.04;N,4.20 実測値:C,64.82;H,6.02;N,4.12 NMRスペクトル(CDCl3)δ: 2.76(2H,t,J=7Hz),3.52(2H,q,J=7Hz),3.90(3H,
s),4.02(2H,s),5.17(2H,s),6.60(1H,bs),6.7−
7.0(3H,m),7.3−7.6(5H,m)。
s),4.02(2H,s),5.17(2H,s),6.60(1H,bs),6.7−
7.0(3H,m),7.3−7.6(5H,m)。
ii)3−[[2−[[2−(3−ベンジルオキシ−4−
メトキシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチ
ル]アミノ]−N−メチルベンズアミド 2−クロロ−N−[2−(3−ベンジルオキシ−4−
メトキシフェニル)エチル]アセタミドを参考例1-ii)
と同様に処理し標記化合物を得た。無色油状物。
メトキシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチ
ル]アミノ]−N−メチルベンズアミド 2−クロロ−N−[2−(3−ベンジルオキシ−4−
メトキシフェニル)エチル]アセタミドを参考例1-ii)
と同様に処理し標記化合物を得た。無色油状物。
NMRスペクトル(CDCl3)δ: 2.65(2H,t,J=7Hz),2.94(3H,d,J=5Hz),3.46(2H,
q,J=7Hz),3.69(2H,d,J=5Hz),3.92(3H,s),4.42
(1H,t),5.04(2H,s),6.20(1H,bs),6.4−6.8(4H,
m),6.9−7.2(3H,m),7.2−7.5(5H,m)。
q,J=7Hz),3.69(2H,d,J=5Hz),3.92(3H,s),4.42
(1H,t),5.04(2H,s),6.20(1H,bs),6.4−6.8(4H,
m),6.9−7.2(3H,m),7.2−7.5(5H,m)。
実施例1 3−[[2−[[2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)
エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミノ]−N−
メチルベンズアミド 3−[[2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)
エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミノ]−N−
メチルベンズアミド7.3gをジクロロメタン200mlに溶か
し、ドライアイス−アセトン浴中で冷却攪拌した。これ
にBBr325gをジクロロメタン50mlに溶かして30分を要し
て加えた。室温に戻し、さらに40分間攪拌した。反応液
を氷水2000mlに注ぎ不溶物が溶けるまで攪拌した。水層
と有機溶媒層を分離し、水層はジクロロメタン100mlで
2回洗浄した。水層を炭酸水素ナトリウムで中和、食塩
で塩析し、エタノール−酢酸エチル(1:3)溶液で抽出
した。抽出液を乾燥後溶媒を留去した。残留物に水50ml
を加え結晶を濾取した。水、エタノールで洗ったのち、
メタノールより再結晶し、淡黄色の粉末として標記化合
物2.8gを得た。
エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミノ]−N−
メチルベンズアミド 3−[[2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)
エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミノ]−N−
メチルベンズアミド7.3gをジクロロメタン200mlに溶か
し、ドライアイス−アセトン浴中で冷却攪拌した。これ
にBBr325gをジクロロメタン50mlに溶かして30分を要し
て加えた。室温に戻し、さらに40分間攪拌した。反応液
を氷水2000mlに注ぎ不溶物が溶けるまで攪拌した。水層
と有機溶媒層を分離し、水層はジクロロメタン100mlで
2回洗浄した。水層を炭酸水素ナトリウムで中和、食塩
で塩析し、エタノール−酢酸エチル(1:3)溶液で抽出
した。抽出液を乾燥後溶媒を留去した。残留物に水50ml
を加え結晶を濾取した。水、エタノールで洗ったのち、
メタノールより再結晶し、淡黄色の粉末として標記化合
物2.8gを得た。
融点222〜224℃ 元素分析値C18H21N3O4として 計算値:C,62.96;H,6.16;N,12.24 実測値:C,62.61;H,6.10;N,12.14 NMRスペクトル(CDCl3−DMSO−d6)δ: 2.60(2H,t,J=7Hz),2.88(3H,d,J=6Hz),3.14(2H,
q,J=7Hz),3.72(2H,d,J=7Hz),5.60(1H,bt,J=7H
z),6.40(1H,dd,J=7Hz,J=1H),6.5−6.8(3H,m),7.
0−7.3(3H,m),7.40(1H,bt),7.90(1H,bq),8.16(1
H,s),8.33(1H,s)。
q,J=7Hz),3.72(2H,d,J=7Hz),5.60(1H,bt,J=7H
z),6.40(1H,dd,J=7Hz,J=1H),6.5−6.8(3H,m),7.
0−7.3(3H,m),7.40(1H,bt),7.90(1H,bq),8.16(1
H,s),8.33(1H,s)。
実施例2 3−[[2−[[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシ
フェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミ
ノ]−N−メチルベンズアミド 3−[[2−[[2−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチ
ル]アミノ]−N−メチルベンズアミド2.8gをメタノー
ル200mlに溶かし、5%パラジウム−炭素0.5gを加え接
触還元にふした。水素吸収終了後触媒を濾別した。溶媒
を留去し残留物にクロロホルム−メタノールを加えて結
晶を濾取した。エタノールより再結晶し白色粉末として
標記化合物0.91gを得た。
フェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミ
ノ]−N−メチルベンズアミド 3−[[2−[[2−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチ
ル]アミノ]−N−メチルベンズアミド2.8gをメタノー
ル200mlに溶かし、5%パラジウム−炭素0.5gを加え接
触還元にふした。水素吸収終了後触媒を濾別した。溶媒
を留去し残留物にクロロホルム−メタノールを加えて結
晶を濾取した。エタノールより再結晶し白色粉末として
標記化合物0.91gを得た。
融点153〜155℃ 元素分析値C19H23N3O4として 計算値:C,63.85;H,6.49;N,11.76 実測値:C,63.61;H,6.42;N,11.68 NMRスペクトル(CDCl3−DMSO−d6)δ: 2.69(2H,t,J=7Hz),2.95(3H,d,J=5Hz),3.46(2H,
q,J=7Hz),3.73(2H,bs),3.80(3H,s),5.43(1H,
t),6.4−6.9(4H,m),7.1−7.4(4H,m),7.7(1H,b
s),7.96(1H,bs)。
q,J=7Hz),3.73(2H,bs),3.80(3H,s),5.43(1H,
t),6.4−6.9(4H,m),7.1−7.4(4H,m),7.7(1H,b
s),7.96(1H,bs)。
実施例3 3−[[2−[[2−(3−ヒドロキシ−4−メトキシ
フェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミ
ノ]−N−メチルベンズアミド 3−[[2−[[2−(3−ベンジルオキシ−4−メ
トキシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチ
ル]アミノ]−N−メチルベンズアミドを実施例2と同
様に処理し、標記化合物を得た。
フェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]アミ
ノ]−N−メチルベンズアミド 3−[[2−[[2−(3−ベンジルオキシ−4−メ
トキシフェニル)エチル]アミノ]−2−オキソエチ
ル]アミノ]−N−メチルベンズアミドを実施例2と同
様に処理し、標記化合物を得た。
融点115〜117℃ 元素分析値C19H23N3O4として 計算値:C,63.85;H,6.49;N,11.76 実測値:C,63.53;H,6.58;N,11.56 NMRスペクトル(CDCl3−DMSO−d6)δ: 2.64(2H,t,J=7Hz),2.95(3H,d,J=5Hz),3.46(2H,
q,J=7Hz),3.78(2H,s),3.84(3H,s),5.15(1H,b
s),6.4−6.9(4H,m),6.9−7.4(4H,m),7.56(1H,
s)。
q,J=7Hz),3.78(2H,s),3.84(3H,s),5.15(1H,b
s),6.4−6.9(4H,m),6.9−7.4(4H,m),7.56(1H,
s)。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 [式中R1,R2は独立して低級アルコキシ基又はヒドロキ
シ基を意味し、R3は低級アルコキシ基、アミノ基又は低
級アルキルアミノ基を意味し、m,nはそれぞれ1〜4の
整数を意味する。ただし、R1,R2が同時に低級アルコキ
シ基でnが1の場合を除く]で表される化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63055685A JP2532121B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | ヒドロキシフェネチルアミン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63055685A JP2532121B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | ヒドロキシフェネチルアミン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01228948A JPH01228948A (ja) | 1989-09-12 |
JP2532121B2 true JP2532121B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=13005756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63055685A Expired - Fee Related JP2532121B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | ヒドロキシフェネチルアミン誘導体 |
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